JPH03174816A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH03174816A
JPH03174816A JP1312274A JP31227489A JPH03174816A JP H03174816 A JPH03174816 A JP H03174816A JP 1312274 A JP1312274 A JP 1312274A JP 31227489 A JP31227489 A JP 31227489A JP H03174816 A JPH03174816 A JP H03174816A
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JP
Japan
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circuit
pll
loop
frequency
phase
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JP1312274A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Horie
弘 堀江
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば周波数変調器を構成するために使用さ
れるPLL回路に関する。
(従来の技術) 一般にP L L (Phase 1ocked to
op)回路は、例えば第1O図に示す如く電圧制御発振
器(V CO)4を有し、このVCO4の発振出力信号
MSをプログラマブル分周器5で分周して位相比較器(
PD)2に帰還し、この位相比較器2で上記帰還された
発振出力信号FSの位相を基準発振器1から発生された
基準信号BSの位相と比較している。そして、その比較
出力に応じてループフィルタ3から制御電圧Cvを発生
し、この制御電圧Cvを上記VCO4に供給することに
より、このVCO4から上記制御電圧値に応じた周波数
の信号MSを発振するように構成されている。ここで上
記ループフィルタ3は、例えば第11図に示す如く抵抗
R1,R2とコンデンサCとから構成される。制御電圧
Cvは、このコンデンサCの両端間に生じる電圧値であ
り、この電圧値は上記比較出力に応じてコンデンサCに
対し電荷の注入および除去が行なわれることにより変化
する。
ところで、最近この様なPLL回路を用いて周波数変調
回路を構成する試みがなされている。この回路は、例え
ばループフィルタ3から出力される制御l電圧Cvに外
部から変調信号を加算し、この加算後の電圧をVCO4
に供給することにより実現される。
(発明が解決しようとする課8) しかし、従来のこの種の回路には次のような改善すべき
課題があった。すなわち、PLL回路はループフィルタ
3の時定数等により決まる固有周波数を有しており、こ
の固有周波数よりも低い変調信号を加算すると、ループ
の帰還作用により変調を打ち消す方向に回路が動作する
ため、VCO4からは変調波が得られなくなる。すなわ
ち、PLL回路を用いて周波数変調回路を構成した場合
、その変調周波数特性は高域通過特性となる。そこで、
変調周波数特性を低域まで伸ばすために、PLL回路の
固有周波数を低くすることが考えられている。しかし、
この様にするとPLLループの応答速度が遅くなり、電
源投入時や発振周波数の切換時にループが安定するまで
の時間が長くなってしまう。すなわち、変調周波数特性
と過渡応答特性とは互いに相反するものであり、周波数
レンジが広くかつ応答特性が優れた周波数変調を行なう
ことはできなかった。
そこで本発明は上記事情に着目し、周波数変調特性を低
域まで広げることができしかも応答特性の優れたPLL
回路を提供することを目的とする。
また本発明の他の目的は、周波数変調特性および応答特
性の両立を図った上で、さらに固有周波数の可変による
発振周波数の変動を低く抑えて安定性を高めたPLL回
路を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、電圧制御発振器の
発振出力を分周器を介して位相比較器に帰還し、この位
相比較器で上記帰還信号と基準信号とを位相比較してそ
の比較出力に応じてループフィルタから制御電圧を発生
し上記電圧制御発振器に供給するPLL回路において、
固有周波数可変手段を設け、PLLループの引込み動作
に応じて、この固有周波数可変手段によりPLLループ
の固a周波数を所定の値から時間経過に従って低下させ
るようにしたものである。
また他の本発明は上記他の目的を達成するために、電圧
制御発振器の発振出力を分周器を介して位相比較器に帰
還し、この位相比較器で上記帰還信号と基準信号とを位
相比較してその比較出力に応じてループフィルタから制
御電圧を発生し上記電圧制御発振器に供給するPLL回
路において、上記ループフィルタの時定数を異なる3種
類以上の値に各々設定するための複数の時定数設定素子
と、これらの時定数設定素子に対応して設けられた複数
のスイッチ手段と、これらのスイッチ手段を制御するス
イッチ制御手段とを備える。そして、PLLループの引
込み動作に応じて、上記スイッチ制御手段により、時間
経過に従って上記ループフィルタの時定数を増加させる
べく上記複数のスイッチ素子を選択的に導通制御するよ
うにしたものである。
(作 用) この結果本発明によれば、電源投入時や周波数切換時等
のようなPLLループの引込み動作時には、固有周波数
は所定の高い値に設定されるので、ループの引込み動作
は高速に行なわれる。つまり良好な応答特性が得られる
。これに対し、ループの引込みが終了した後には固有周
波数は低下して低い値になる。このため、それに応じて
変調可能な周波数も低くすることができ、これにより変
調周波数を低域側に伸ばすことが可能となる。
すなわち、応答特性と変調周波数特性とを両立させるこ
とができる。
また他の本発明によれば、ループフィルタの時定数とし
て3種類以上の値が設定され、これらの値が時間経過に
従って切換えられ、これによりPLLループの固有周波
数が可変される。このため、固有周波数を徐々にスムー
ズに変化させることができ、これにより固有周波数の変
化に伴う発振周波数の変動を小さな値に抑制して、回路
の安定性を高めることが可能となる。
(実施例) 第1図は、本発明の一実施例におけるPLL回路の要部
構成を示す回路図である。尚、同図において前記第1O
図と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
ループフィルタ30には、叉なるn種類の時定数を設定
するためのn個の抵抗R11〜R1nが並列に設けられ
ている。また、ループフィルタ30の入力側には、上記
抵抗R11−Rlnに対応して位相比較出力回路61〜
6nが設けられている。これらの位相比較出力回路61
〜6nは、それぞれ電源端子(V DD)と接地端子と
の間に2個のスイッチ索子6H,6Lを直列に接続した
もので、これらのスイッチ素子6)1.6Lは位相比較
器2の2つの比較出力PH,PLによりそれぞれ開閉制
御される。上記スイッチ素子6H,6Lとしては、例え
ばPLL回路をC−MOSの集積回路により構成してい
る場合には、MOS型のFETが用いられる。
尚、上記比較出力PHは、位相比較器2で制御電圧CV
を増加させようとする位相差が検出されている期間に′
H”レベル、その他の期間に“L#レベルとなるように
設定され、一方比較出力PLは、位相比較器2で制御l
電圧Cvを減少させようとする位相差が検出された期間
に“H”レベル、その他の期間に“L″レベルなるよう
に設定されている。
また、位相比較器2の出力側には、上記各位相比較出力
回路61〜6nに各々対応してn個のゲート回路71〜
7nが設けである。これらのゲート回路71〜7nは、
それぞれ上記2つの比較出力PH,PLに対応して2個
のアンドゲート7H。
7Lを有している。これらのゲート回路71〜7nのう
ち、ゲート回路71は2個のアンドゲート7H,7Lが
常時ゲート開状態になるように設定されている。したが
って、位相比較出力回路61には位相比較器2の比較出
力PH,PLが常時供給される。一方他のゲート回路7
2〜7nは、2個のアンドゲート7H,7Lが選択制御
信号発生回路8から発生される選択制御信号C82〜C
3nのレベルに応じてゲート制御されるようになってい
る。したがって、各位相比較出力回路62〜6nには、
対応するゲート回路72〜7nがゲート開成状態になっ
ている期間のみ比較器カフH,7Lが供給される。
ところで、上記選択制御信号発生回路8は例えば次のよ
うに構成される。第2図はその回路構成を示すもので、
分周器81と、シフトレジスタ82とから構成される。
分周器81は、基準発振器1から発生された基準信号B
Sを所定の分周比(1/L)で分周してシフトクロック
DSを生成する。シフトレジスタ82は、クリア信号C
LHにより記憶内容がクリアされる。そして、その後上
記分周器81から供給されるシフトクロックDSに同期
して′H”レベルをシフトし、その並列出力を選択制御
信号C82〜C5nとして前記各ゲート回路72〜7n
へ供給する。
尚、上記クリア信号CLRは、例えばPLLループの同
期外れが検出された時点で図示しないクリア信号発生回
路により発生される。
このような構成であるから、先ず電源投入時や発振周波
数の切換時等のPLLループの引き込み時には、図示し
ないクリア信号発生回路からクリア信号CLRが発生さ
れる。そうすると、このクリア信号CLHの立上がりエ
ツジに同期して選択制御信号発生回路8のシフトレジス
タ82がクリアされる。このとき、シフトレジスタ82
の出力端子は反転出力端子となっているため、選択制御
信号C32〜CSnは全て“H#レベルとなる。
このため、ゲート回路71〜7nは全てゲート開状態と
なり、位相比較器2から出力された比較出力PH,PL
は、上記各ゲート回路71〜7nを介して比較出力回路
61〜6nにそれぞれ供給される。
したがって、いま仮に位相比較器2から出力される各比
較出力PH,PLのうち、比較出力PHが“H”レベル
になっていたとすると、各位相比較出力回路61〜6n
ではそれぞれスイッチ素子6Hがオン状態となる。この
ためループフィルタ30には、各位相比較出力回路61
〜6nから電源電流が供給され、これによりコンデンサ
Cが充電される。ところで、このときループフィルタ3
0内において、上記各位相比較出力回路61〜6nから
の電流は人力抵抗R11〜R1nを各々介してコンデン
サCに供給される。すなわち、このときコンデンサCは
、見掛上は上記各入力抵抗R11〜R1nの並列合成抵
抗を介して、つまり低い入力抵抗により充電されること
になる。したがって、コンデンサCに単位時間当りに充
電される電荷量は多くなり、この結果制御電圧Cvの値
は高速に増加する。すなわち、PLLループは高速度の
過渡応答特性により位相引き込みが行なわれる。
さて、そうしてPLLループの引込みが開始され、選択
制御信号発生回路8の分周器81から1つ目のシフトク
ロックDSが出力されると、このシフトクロックに同期
して選択制御信号CS2〜C8nのうちのC82が第3
図に示す如く “L”レベルになる。このため、各ゲー
ト回路71〜7nのうちゲート回路72はゲート閉状態
となり、これにより位相比較出力回路62に対する比較
出力PH,PLの供給は断たれる。したがってこの状態
では、上記位相比較出力回路62を除いた他の各位相比
較出力回路61.63〜6nによりループフィルタ30
のコンデンサCは充電されることになる。すなわち、こ
のときコンデンサCは、抵抗R12が除かれた分だけ高
くなった並列合成抵抗を介して充電されることになる。
したがって、制御電圧CVの増加速度は若干遅くなり、
このためPLLループの応答速度は前記すべての位相比
較出力回路61〜6nを用いた場合に比べて遅くなる。
さらに、選択制御信号発生回路8において2つ目のシフ
トクロックDSが発生されると、今度は第3図に示す如
く選択制御信号CS3〜CSnのうちC33が“L″レ
ベルなる。このため、各ゲート回路71〜7nは前記ゲ
ート回路72に加えてゲート回路73もゲート閉状態と
なり、これにより位相比較出力回路61.64〜6nが
動作状態となる。したがって、この場合にはこれらの位
相比較出力回路61.64〜6nによりコンデンサCの
充電が行なわれることになり、この結果制御電圧CVの
増加速度、つまりPLLループの応答速度はさらに遅く
なる。
以下同様に、分周器81からシフトクロックDSが1つ
出力される毎に選択制御信号04〜C3nが順次“L゛
レベルなり、これによりゲート回路74〜7nが順次ゲ
ート閉状態になって、ループフィルタ30のコンデンサ
Cに電荷を供給する位相比較出力回路64〜6nの数は
減少する。
すなわち、ループフィルタ30の入力抵抗値は徐々に高
くなり、それに応じてPLLループの応答速度は遅くな
る。
そして、最終的にはゲート回路71のみがゲート開状態
となって、コンデンサCへの電荷の注入および除去は位
相比較出力回路61のみにより行なわれる。そして、以
後再び電源の投入または発振周波数の切換えに伴う位相
引込みが行なわれるまでこの状態が保持される。すなわ
ち、位相引込み終了後の定常状態においては、応答速度
は遅いが固有周波数が低く設定された状態でPLL回路
は動作することになる。したがって、例えば制御電圧に
変調信号を加算して周波数変調を行おうとすれば、上記
固有周波数に応じて低周波の変調信号を供給することが
可能となり、これにより変調周波数特性の低周波域を拡
大することができる。
この様に本実施例であれば、位相引込み時にはループフ
ィルタ30の時定数を小さく設定し、この時定数を時間
経過に従って徐々に増加させて定常時には最大値となる
ように構成したので、位相引込み時にはループの応答速
度を速くして高速度の位相引込み動作を可能にすること
ができ、しかも定常時にはループの固有周波数を低く設
定してこれにより変調周波数特性の低域を伸ばすことが
可能となる。したがって、A渡応答特性と変調周波数特
性とを両立させたPLL回路を提供することができる。
また、本実施例であれば、ループフィルタ30の時定数
を細かい間隔で多数(n)設定し、これらの時定数を時
間経過に従って小さい値から大きい値に順次切換えるよ
うにしたので、応答特性の可変をスムーズに行なうこと
ができ、これにより上記応答特性の可変に伴うVCO4
の発振周波数の変動を極力少なくすることができる。
尚、第1図の回路では、ゲートの開閉を必要としない位
相比較出力回路61にも、他の位相比較出力回路62〜
6nと同様にゲート回路71を設けている。このゲート
回路71は一見必要ないように思われるが、この回路を
設けることにより位相比較出力回路61の動作タイミン
グを他の位相比較出力回路62〜6nの動作タイミング
と等しくすることができる。ちなみに、ゲート回路71
を除去すると、位相比較出力回路61の動作タイミング
だけが他の位相比較出力回路62〜6nの動作タイミン
グに比べて早くなるため、この時間差により不必要な時
定数の切換えが発生し、この結果発振周波数が大きく変
動することになる。
ところで、上記第2図の選択制御信号発生回路8では、
各選択制御信号CS2〜CSnのパルス出力時間を時間
経過に従って1倍、2倍、3倍。
・・・のように正比例に増加させたが、他に例えば1倍
、2倍、4倍、8倍、・・・のように指数関数的に増加
させるように設定してもよい。
第4図はこの動作を実現するための選択制御信号発生回
路の構成の一例を示すものである。この回路は、基準発
振器1から発生された基準信号BSを所定の分周比1/
Lで分周してカウントパルスCPを出力する分周器81
と、この分周器81から出力されたカウントパルスCP
をカウントしてそのカウント値を出力する2進カウンタ
83と、前記ゲート回路(第1図71〜7n)に対応し
て設けられた複数のDフリップフロップ842〜84n
とから構成される。これらのDフリップフロップ842
〜84nは、上記2進カウンタ83のカウント出力の各
ビットをホールドする。
このような構成であるから、クリア信号CLRにより2
進カウンタ83および各Dフリップフロップ842〜8
4nがクリアされた直後の状態では、各Dフリップフロ
ップ842〜84nの出力Qは全て“H°レベルに設定
され、これにより全て“H”レベルの選択制御信号CS
2〜C3nが出力される。
そして、2進カウンタ83でカウント動作が開始され、
そのカウント出力端子の各ビットQl。
Q2.Q3.・・・から各々最初の“H”レベルが出力
されると、その各立上がりエツジに同期して対応する各
Dフリッププロップ842〜84nのQ出力、つまり選
択制御信号CS2〜C8nが第5図に示す如く順次“H
”レベルから“L”レベルに変化する。ここで、上記2
進カウンタ83のカウント出力の各ビットQl、Q2.
Q3.・・・は、それぞれカウントパルスCPの人力数
が1.2゜4.8.・・・の時に”H”レベルになる。
したがって、各Dフリップフロップ842〜84nから
出力される選択制御信号CS2〜C8nのパルス出力時
間は、時間経過に従って1倍、2倍、4倍。
8倍、・・・のように指数関数的に増加することになる
また、選択制御信号C82〜C8nのパルス出力時間は
、上記第4図の回路とは逆に例えば1倍。
1 + 1/2倍、  1 +1/2 +1/4倍、 
 1 +1/2 +1/4+ 1/8倍、・・・のよう
に対数的に増加するように設定してもよい。
第6図はこの動作を実現するための回路の一例を示すも
のである。この回路は、分周器81と、2進カウンタ8
3と、この2進カウンタ83のカウント出力Qn 、 
Qn−1、・・・Qlをクロックとして人力する複数の
Dフリップフロップ852〜85nとから構成される。
これらのDフリップフロップ852〜85nのうち、最
上位に位置するDフリップフロップ85nのD人力端子
は電源端子(V DD)に接続されている。また、他の
Dフリップフロップ852〜85 n−1のD人力端子
は、それぞれ隣接する上位のDフリップフロップ853
〜85nのQ出力端子が接続されている。
このような構成であるから、クリア直後の初期状態では
各Dフリップフロップ852〜85nのQ出力端子から
はそれぞれ“H°レベルの選択制御信号CS2〜C8n
が出力される。そして、2進カウンタ83でカウント動
作が行なわれ、Qnが“H°レベルになった時点で先ず
最上位のDフリップフロップ85nのQ出力が“L”レ
ベルに変化する。そして、以後2進カウンタ83のQn
−1、Qn−2、・・・が“H”レベルになった時点で
、それぞれ上位のDフリップフロップ85 n−1から
順にそのQ出力が“L″レベル変化する。
したがって、この様な選択制御信号発生回路からは、パ
ルス出力時間が1倍、1+l/2倍、1+172+17
4倍、  1 +1/2 +1/4 +1/8倍、・・
・のように対数的に増加する選択制御信号C82〜CS
nが出力されることになる。
一方、前記実施例ではクリア信号をPLL回路の外部に
設けた回路から発生するようにしたが、PLL回路内で
作成するようにしてもよい。第8図はその構成の一例を
示すものである。
この回路は、一般にPLL回路に設けられているロック
検出回路を利用したもので、図示しない位相比較器から
出力された比較出力PH,PLはオア回路91で論理和
処理され、その出力がロック検出信号LDとなる。ここ
で、PLLループがロックされている定常状態では、理
論上上記ロック検出信号LDのデユーティ比は略0であ
る。したがって、このロック検出信号LDをクリア信号
CLRとして用いることが考えられる。しかし、一般に
PLL回路は、ルーフフィルタのコンデンサのリーク等
により、定常状態においても定常位相誤差を発生するた
め、ロック検出信号LDのデユーティ比は0にならない
。このため、上記ロック検出信号LDをそのままクリア
信号CLRとして使用することは不可能である。
そこで第8図に示す如く、ダイオードD 91.抵抗R
91,R92,R93,R94,R95、コンデンサC
91およびトランジスタT「からなる回路を設け、この
回路により上記ロック検出信号LDのデユーティ比を判
定する。そして、デユーティ比が一定値以上になったと
きのみインバータ回路92からクリア信号CLRを発生
するようにしている。上記デユーティ比の判定しきい値
は、コンデンサC91の容量および抵抗R91,R92
の値を適宜設定することにより任意に設定することがで
きる。
このような回路であれば、PLL回路内の既存の回路に
簡単な回路を付加するだけで極めて簡単にクリア信号C
LRを発生することができる。
し力にるに、この第8図の回路は抵抗およびコンデンサ
による時定数を利用したものであるため、集積化には不
向きである。そこで、集積化に適した回路を第9図に示
す。この回路は、一般にPLLでは基準発振器1′から
発生される高周波クロックASを分周器11で分周して
基準信号BSを作成していることに着目したもので、ロ
ック検出信号LDのパルス幅を上記高周波クロックAS
をカウンタ93で計数することにより計測している。そ
して、このカウンタ93の計数値をコンパレータ94で
しきい値EDと比較し、上記計数値がしきい値EDより
も大きくなったときにクリア信号CLRを発生するよう
にしている。
こめような構成であれば、ロック検出信号LDのデユー
ティ比がしきい値を超えたときにクリア信号CLRを発
生することができ、しかも回路をカウンタ93およびコ
ンパレータ94により構成することができるので、容易
に集積化することができる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものではない。
例えば、第1図の回路では各位相比較出力回路61〜6
nの前段にゲート回路71〜7nを設け、これらのゲー
ト回路71〜7nによりループフィルタ30の時定数を
切換えるようにしたが、第7図に示す如く位相比較出力
回路61〜6nの後段にスイッチ素子60を設け、この
スイッチ素子60を選択制御信号によりオンオフ制御す
ることにより時定数の切換えを行なってもよい。
また、前記実施例ではループフィルタ30に位相比較出
力回路61〜6nに各々対応して抵抗R11−Rlnを
設けたが、位相比較出力回路61〜6nのスイッチ素子
6H,6LがMOSFETにより構成されている場合に
は、このスイッチ素子の導通抵抗によりループフィルタ
の時定数を設定するようにしてもよい。この様にすれば
、上記抵抗RIL〜R1nを不要にすることができ、回
路構成の簡単化を図ることができる。
さらにクリア信号を発生する手段は次のように構成して
もよい。すなわち、PLLループの分周器5にPLL回
路の発振周波数を指定するために供給する制御データの
1ビツトをクリア信号用ビットとし、このビットをH”
レベルに設定してこの信号ビットをクリア信号CLRと
して試用するようにしてもよい。
また、分周器への制御データの設定を、クロック、デー
タおよびストローブ信号からなる3種類の信号により行
っている場合には、ストローブ信号をそのままクリア信
号として使用するようにしてもよい。すなわち、この種
のデータ設定方式は、クロックに同期してシリアルにデ
ータの読み込みを行なわせ、全てのデータの読み込みが
終了した時点でストローブ信号を“H″レベルして上記
読み込んだデータを分周器内部に設定させるものもので
ある。ここで、電源投入時や発振周波数の切換え時には
、分周器5に対し必ず上記した制御データの設定動作が
行われる。つまり、過渡応答動作時には必ずストローブ
信号が使用されることになる。したがって、このストロ
ーブ信号をクリア信号として兼用しても、過渡応答動作
時には必ず時定数の切換え動作が行われることになる。
さらに、前記実施例ではループフィルタの時定数をステ
ップ的に切換えることによりPLLの固有周波数を可変
するようにしたが、例えば可変抵抗器の抵抗値またはF
ETの導通抵抗を連続的に可変することにより、PLL
の固有周波数を連続的に可変するようにしてもよい。こ
の様にすれば、固有周波数の可変による発振周波数の変
動を極めて小さく抑えることができる。
その他、固有周波数可変手段の構成や可変特性等につい
ても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、固有周波数可変手段を設
け、PLLループの引込み動作に応じて、この固有周波
数可変手段によりPLLループの固有周波数を所定の値
から時間経過に従って低下させるようにしたものである
したがって本発明によれば、周波数変調特性を低域まで
広げることができしかも応答特性の優れたPLL回路を
提供することができる。
また他の本発明は、ループフィルタの時定数を異なる3
種類以上の値に各々設定するための複数の時定数設定素
子と、これらの時定数設定素子に対応して設けられた複
数のスイ・ソチ手段と、これらのスイッチ手段を制御す
るスイッチ制御手段とを備える。そして、PLLループ
の引込み動作に応じて、上記スイッチ制御手段により、
時間経過に従って上記ループフィルタの時定数を増加さ
せるべく上記複数のスイッチ素子を選択的に導通制御す
るようにしたものである。
したがってこの他の本発明によれば、周波数変調特性お
よび応答特性の両立を図った上で、さらに固有周波数の
可変による発振周波数の変動を低く抑えて安定性を高め
たPLL回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるPLL回路の要部構
成を示す回路ブロック図、第2図は同回路の選択制御信
号発生回路の構成を示す回路ブロック図、第3図は同回
路の動作説明に使用するタイミング図、第4図および第
6図はそれぞれ他の異なる選択制御信号発生回路の構成
を示す回路ブロック図、第5図は第4図の回路の動作説
明に使用するタイミング図、第7図はゲート回路の他の
構成を示す回路図、第8図および第9図はそれぞれクリ
ア信号発生回路の構成の一例を示す回路図、第1O図は
PLL回路の基本構成を示す回路ブロック図、第11図
は同回路のループフィルタの構成の一例を示す回路図で
ある。 1・・・基準発振器、2・・・位相比較器、3゜30・
・・ループフィルタ、4・・・電圧制御発振器(VCO
) 、5,11.81−・・分周器、61〜6n・・・
位相比較出力回路、71〜7n・・・ゲート回路、8・
・・選択制御信号発生回路、82・・・シフトレジスタ
、83.93・・・2進カウンタ、842〜84n、8
52〜85n−Dフリップフロップ、94・・・コンパ
レータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電圧制御発振器の発振出力を分周器を介して位相
    比較器に帰還し、この位相比較器で上記帰還信号と基準
    信号とを位相比較してその比較出力に応じてループフィ
    ルタから制御電圧を発生し前記電圧制御発振器に供給す
    るPLL回路において、PLLループの引込み動作に応
    じて、PLLループの固有周波数を所定の高い値から時
    間経過に従って低下させる固有周波数可変手段を備えた
    ことを特徴とするPLL回路。
  2. (2)電圧制御発振器の発振出力を分周器を介して位相
    比較器に帰還し、この位相比較器で上記帰還信号と基準
    信号とを位相比較してその比較出力に応じてループフィ
    ルタから制御電圧を発生し前記電圧制御発振器に供給す
    るPLL回路において、前記ループフィルタの時定数を
    異なる3種類以上の値に各々設定するための複数の時定
    数設定素子と、 これらの時定数設定素子に対応して設けられた複数のス
    イッチ手段と、 PLLループの引込み動作に応じて、前記複数のスイッ
    チ素子を時間経過に従って前記ループフィルタの時定数
    を増加させるべく選択的に導通させるスイッチ制御手段
    とを具備したことを特徴とするPLL回路。
JP1312274A 1989-12-02 1989-12-02 Pll回路 Pending JPH03174816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999041838A1 (fr) * 1998-02-13 1999-08-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Type de circuit oscillant, type de modulation, type de demodulation, et systeme de modulation/demodulation qam multiniveau
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JP2019201343A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 株式会社デンソー Pll回路

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