JPH0317479A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0317479A
JPH0317479A JP28767289A JP28767289A JPH0317479A JP H0317479 A JPH0317479 A JP H0317479A JP 28767289 A JP28767289 A JP 28767289A JP 28767289 A JP28767289 A JP 28767289A JP H0317479 A JPH0317479 A JP H0317479A
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JP
Japan
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refrigerant
lubricating oil
compressor
pipe
lubricant
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JP28767289A
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English (en)
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Shigeji Oishi
繁次 大石
Hidetaka Shinkai
英隆 新開
Naoki Kato
直樹 加藤
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B31/00Compressor arrangements
    • F25B31/002Lubrication
    • F25B31/004Lubrication oil recirculating arrangements

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  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は潤滑油を冷媒に混ぜてサイクル中を循環させる
ようにした冷凍装置に関し、特に冷媒中より潤滑油を分
離して圧縮機に戻す潤滑油分離器に関する。
〔従来の技術〕
通常、自動車用空調装置に用いられる圧縮機はエンジン
ルーム内に配設されるようになっている。
そして、特に近年では種々の機器がエンジンルーム内に
配設されるためにエンジンルーム内は増々狭くなり、そ
れに伴う各機器の小型化あるいは軽量化等が望まれてい
る.そのため、圧縮機に関しても例外ではなく、近年の
圧縮機は重量増加に関与するオイルポンプや大きなオイ
ル溜めは備えていない。従って、冷媒中に潤滑油を混入
させて圧縮吐出を行い、圧縮機の被給油部分の潤滑を行
うようにしてい′る。そして、冷凍装置内を循環する冷
媒量が不足した時であっても十分な量の潤滑油が圧!1
機に戻るようにしなければならない。
ここで、冷媒中に潤滑油を含有させて冷凍装置内を循環
させる場合、冷房能力上、冷凍装置内を循環する潤滑油
量はできるだけ少なくして圧縮機の潤滑を行う必要があ
る。そのため、圧wJ機の吐出側に冷媒中より潤滑油を
分離する潤滑油分離器を設け、この分離された潤滑油を
圧縮機側に戻し、圧縮機を潤滑しているものが提案され
ている。
(実開昭51−154358号公報) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、圧縮機の吐出側に潤滑油分離器を設けた
場合、潤滑油は冷媒中に溶け込んでいるため分離するの
は難しい。そして、圧縮機の吐出側は他の冷凍装置内に
比べ比較的高圧であるため、この高圧に耐え得る潤滑油
分離器を設けなければならない。また、分離した潤滑油
は高温であるため、圧縮機側に戻す際、潤滑油を冷却し
なければならない。従って、構造が複雑になったりコス
トが高くなったりするという問題がある。
また、圧縮機の吐出側に潤滑油分離器を設ける上述のも
のは、圧縮機の高圧側と低圧側をバイパスすることにな
り、冷凍装置の低圧側の圧力および温度の上昇を早くす
る結果となる。ここで、自動車用空調装置に用いられる
冷凍装置は蒸発器からの吹出空気温度によって圧縮機の
作動を制御するようにしていることを考慮すると、この
低圧側の圧力,温度上昇は圧縮機の稼働率上昇、すなわ
ち冷凍装置の稼働率の増加を引き起こすという問題があ
る。
また、冷房能力上さらに封入する潤滑油を少なくした場
合、冷凍装置内を循環する冷媒量が少ない時、さらに循
環する潤滑油量は少なくなるため、圧縮機の潤滑を良好
に行うことができないという問題がある。
本発明は上記種々の問題に鑑みてなされたもので、少な
い潤滑油量で冷凍装置内を循環する冷媒量が少なくなっ
ても圧縮機の潤滑を良好に行うことができるとともに、
冷凍装置の稼働率の増加を防止することができる安価で
簡単な構或の潤滑油分離器を有する冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達或するために、自動車用空調装置
の冷凍装置において蒸発器と圧縮機との間、すなわち該
冷凍装置の低圧側に、潤滑油を含有する冷媒中より潤滑
油を分離すると共に、この潤滑油を圧縮機側に戻す潤滑
油分M器を設け、該潤滑油分離器により該冷凍装置の高
圧側と低圧側をバイパスしない構成とするという技術的
手段を採用している。
そして、潤滑油分離器は、圧縮機と蒸発器とを接続する
と共に蒸発器から導出した潤滑油を含有する冷媒が圧縮
機に向けて内部を流れる冷媒配管に設けられ、潤滑油を
含有する冷媒中より潤滑油を分離する潤滑油分離部と、
この潤滑油分離部によって分離された潤滑油を前記圧縮
機の低圧側に戻す潤滑油戻し部とを備える。
〔作用〕
蒸発器より導出した冷媒は低温低圧であるため、潤滑油
の冷媒中に溶け込むことができる量は他の冷凍装置内に
比べ、比較的少ない。そして、潤滑油は冷媒に比べ単位
体積あたりの重量が重く、また粘性が高いため、蒸発器
より導出した冷媒中には比較的多くの潤滑油が存在して
いる。そのため、潤滑油分離器では冷媒中より潤滑油が
容易に分離される。そして、潤滑油分離器で分離された
潤滑油は戻し部を介して圧縮機側に戻される。
〔実施例〕 本発明冷凍装置を図面に示す実施例に基づき説明する。
第1図には本発明の模式構或図を示す。
第1図中、符号1はエンジンルーム゛内に設けられ、図
示しない自動車走行用エンジンの駆動力を電磁クラッチ
を介して受け、冷媒を潤滑油と共に圧縮吐出し高温高圧
のガス冷媒にする圧縮機である。
符号2はエンジンルーム内のラジエー夕の前方に設けら
れ(省図示)、圧縮Mlより吐出されたガス冷媒を凝縮
し、液冷媒にする凝縮器である。
符号3はエンジンルーム内の前方に設けられ、凝縮器2
を通過した冷媒を導入して、この冷媒をガス冷媒と液冷
媒とに分離し、液冷媒のみを導出する受液器である。
符号4は車室内に設けられ、受液器3より導出された液
冷媒を導入して低温低圧の霧状に膨張させる膨張弁(減
圧手段)である。
符号5は車室内に設けられ、膨張弁4により霧状にされ
た冷媒を蒸発させる蒸発器である。蒸発器によって冷媒
が蒸発する際、蒸発器5の各チューブ及びフィン間を空
気が通過することによって空気は熱を奪われ冷却される
。この冷却された空気によって車室内の冷房を行う。
また、符号6は各機器を接続する冷媒配管であり、符号
10は圧縮機1と蒸発器5とを接続する冷媒配管6a中
に設けられた潤滑油分離器である。
そして、この潤滑油分離器10と圧縮機1との間には、
冷媒経路としての冷媒配管6aとは別に、潤滑油を圧縮
機側に戻す戻し部として、潤滑油戻し経路が構成されて
いる。なお、潤滑油分離器IOで分離された潤滑油は、
この潤滑油戻し経路を介して圧縮機1へ吸入される吸入
直前の冷媒中、あるいは直接圧縮機1内の摺動部へ戻さ
れる。
次にこの潤滑油分離器10について詳述する。
まず、第1実施例として潤滑油を圧縮機吸入直前の冷媒
中に戻すようにしたものを説明する。なお、潤滑油分離
器10は冷媒の流れを考慮して蒸発器5の出口パイプか
ら直線状に設けられ、かつ、できるだけ蒸発器5出口近
傍に設けられている。
第2図に示すように圧縮機1の低圧フランジ部1aと蒸
発器5の出口パイプ5aとを接続する円形状の冷媒配管
6aにはこの冷媒配管6aの径(約16mm)よりもや
や大きい径(約22M)を有する拡管部11が連続的に
形成されている。拡管部l1の開放部11a側はボック
ス型の固定フランジ12の連通穴12aに嵌合されてい
る。拡管部ll内には冷媒配管6aとほぼ同一径を有す
る冷媒ガス配管13が配設されている。この冷媒ガス配
管13は冷媒配管6aの同軸上に配設されている。冷媒
ガス配管13の一端13aは冷媒及び潤滑油の慣性を考
慮し、拡管部11と冷媒配管6aとの境部6bより5〜
15mm程度、図中左側に位置するように形成されてい
る。冷媒ガス配管13の他端13b側は固定フランジ1
2の連通穴12cに嵌合されている。
また、固定フランジ12には中空部12bより図中下方
に向けて貫通する貫通穴12d(径は4〜5M程度)が
形成されている。そして、貫通穴12dの固定フランジ
l2の底面への開口部12eにはジョイント14(戻し
配管)が接続されている。ジョイント14には潤滑油が
流れる潤滑油配管15(戻し配管)の一端15aが接続
されている。潤滑油配管15の他端15bは圧縮機lの
低圧フランジ部1aに連通接続されている。低圧フラン
ジ部1aには通常冷媒ガスを補給するためのユニオンl
b(径は4〜5M程度)が常設されているため、このユ
ニオン1bに潤滑油配管15の他端15bを接続する。
(拡管部l1、固定フランジ12、ジョインl−14及
び潤滑油配管15によって潤滑油分離器lOが構威され
ている。)尚、本実施例では潤滑油配管15の他端15
bを低圧フランジ部1aのユニオン1bに接続し、潤滑
油を圧縮機側に戻すようにしているが、冷媒配管6bの
圧縮機1に近接する部分に接続するようにしてもよく、
さらには後述する第2実施例と同様、圧縮機I内の摺動
部に直接潤滑油を戻すようにしてもよい。また、第2図
中矢印Aは冷媒ガス配管工3を通過した冷媒が通常の冷
媒配管6a内を通って圧縮機lの冷媒吸入口に導入され
る冷媒の流れを示す。
次に上記構成による冷凍装置の作動について説明する。
圧縮機1より圧縮吐出され蒸発器5より導出されるまで
の冷媒中には比較的多くの潤滑油が溶け込んでいるが、
蒸発器5より導出された冷媒は冷凍装置内においては加
熱ガスであるため、冷媒に潤滑油が溶け込めなくなる。
つまり、蒸発器5内で冷媒が熱交換されることにより冷
媒は徐々に気化(ガス化)され、潤滑油が分離しはじめ
る。
ここで、特に蒸発器5の冷媒出口パイプ5a付近から圧
縮Ia1の低圧フランジla付近までの冷媒配管6a内
では冷媒が加熱ガスの(圧力:約2kg / cJ、温
度:約10’C)ため多くの潤滑油が冷媒中に溶け込む
ことができない。従っゴ、冷媒と潤滑油とが完全に分離
してしまい、潤滑油は冷媒に比べ単位体積あたりの重量
が大きく(冷媒:約0.0 1 8 g/afl、潤滑
油:約0. 8 9 g /cffl) 、粘性が高い
。よって、潤滑油は流動性が悪いため、冷媒は冷媒配管
6aの略中心付近を流れるが、潤滑油は冷媒配管6aの
管内壁を伝わって流れる。
また、蒸発器5の冷媒出口パイプ5a付近から圧縮機の
冷媒吸入口付近までの冷媒配管6aは圧力損失を低減す
るために比較的管径(約16mm程度)を大きくしてい
るため、冷媒ガスの流速が遅く、冷媒不足時等において
は、ほとんど潤滑油が流れなくなってしまう。そして、
蒸発器5の冷媒出口パイブ5a付近から圧縮機1の低圧
フランジla付近までの冷媒配管6a内に比較的多くの
潤滑油が溜まることになる(全潤滑油量の30%程度)
そして、蒸発器5より流出し、冷媒配管6a内を流れる
冷媒のうち、管内壁の上方あるいは側方を流れる潤滑油
は重力の影響により徐々に下方を流れるようになる。
そして、冷媒及び潤滑油が潤滑油分離器10に達した時
、冷媒は慣性によって冷媒ガス配管l3内に向かって流
れ、再び冷媒配管6b内を流れる。
一方、冷媒配管6aの管内壁を伝わって流れてきた潤滑
油は粘性が高いため、境部6bから拡管部11内を伝わ
って流れる。そして、拡管部11内の潤滑油が固定フラ
ンジ12の中空部12bに達した時、潤滑油は貫通穴1
2d,ジョイント14潤滑油配管15及びユニオンlb
を介して低圧フランジla内に流入する。低圧フランジ
la内に流入した潤滑油は、冷媒配管6b内を流れ、低
圧フランジla内に流入した冷媒と共に、圧縮機1によ
って再び圧縮され、吐出される。以下、この工程を繰り
返す。
以上示したように、簡単な構戒により容易に冷媒と潤滑
油とを分離することができ、分離した潤滑油を圧縮機に
戻しているため、蒸発器から圧縮機までの間における冷
媒配管に潤滑油が溜まることがなくなる。
従って、冷凍装置内の封入冷媒が不足してきた場合ある
いは可変容量式の圧縮機が低負荷で作動した場合に発生
する冷凍装置内を循環する冷媒量が少ないことに伴う圧
縮機への潤滑油不足を解消することができる。
また、比較的径(4〜5胴程度)の小さい潤滑油専用の
配管によって分離された潤滑油を圧縮機に戻しているた
め、可変速が大きく、潤滑油戻りが不安定となる車両等
においても圧縮機への安定した潤滑油の供給を行うこと
ができる。
さらに、冷凍装置の停止あるいは放置後において、圧縮
機の起動時に生じるオイルあがりによる潤滑油不足も潤
滑油分離器内に溜まっている潤滑油が圧縮機に給油され
ることにより解消することができる。
また、省燃費あるいは冷房フィーリングの向上に伴う可
変容量式の圧縮機を用いた場合、この圧縮機の低負荷時
においては冷凍装置内を循環する冷媒量が少ないため、
圧縮機への潤滑油量も減少するが、この場合においても
、蒸発器と圧縮機の潤滑油配管中には比較的多くの潤滑
油が存在するため、良好に圧縮機の潤滑を行うことがで
きる。
従って、冷凍装置内を循環する潤滑油量を最小限に抑え
た場合においても、圧縮機の潤滑を良好に行う事ができ
る。
以上により、圧縮機を正常に作動させることができ、圧
縮機の耐久力を向上させることができる。
また、第3図に示すような潤滑油分離器10を設けても
よい。この潤滑油分離器1oはボックス形状の潤滑油分
離部16,ジョイント14及び潤滑油配管15により構
威されている。潤滑油分離部l6は内部に中空部16a
を有し、蒸発器5がら圧縮機1の間の冷媒配管6bに中
空部16aと冷媒配管6・a内とが連通ずるように設け
られている。潤滑油分離部16の底面部16bには断面
円形状の貫通穴16cが形成され、この貫通穴16C,
ジョイント14及び潤滑油配管15を介して、中空fl
B16aと圧縮機l内とが連通している。
上記構成により、蒸発器5より導出された冷媒は冷媒配
管6a内を矢印Bのように流れるが、蒸発器5より導出
された潤滑油は冷媒配管6a内壁を伝わるため、潤滑油
のみ中空部16aにて回収され、圧縮機1側に戻される
。この潤滑油分離器10を用いた場合、蒸発器5から圧
縮機1の間の冷媒配管6bに潤滑油分離部l6を組み付
け、ジョイント14,潤滑油配管15等を接続するだけ
で良いため後付けを容易に行うことができる。
その他の構成・作動及び作用・効果は第2図に示した実
施例と同様である。
次に、第2実施例として潤滑油を圧縮機1内の摺動部へ
戻すようにしたものについて説明する。
圧縮機lと潤滑油分離器IOを一体型に構成した例を第
4図に示す。第4図に示す潤滑油分離器10において、
潤滑油を冷媒から分離する分離室22はその内周壁が円
筒状であり、分離室22中夫にはこの分離室22と同心
軸に冷媒出口管23が設けられている。また、蒸発器5
から分離室22内に導入される冷媒流の導入口2lは、
該冷媒流が分離室22内周壁に対してその接線方向から
導入されるべく分離室22上部に配置されている。
また、分離室22下部には、分離室22内で分離された
潤滑油を圧縮機lのクランクケース1a内に直接導入す
るために、分離室22内とクランクケース1a内とを結
ぶ潤滑油戻し部としての連通孔24が設けられている。
なお、圧縮機1のクランクケースla内は低圧側である
上記構成により、蒸発器5より導出された冷媒流は冷媒
配管6a内略中心を通り潤滑油分離器lOの分離室22
内へ導入口2lを介して導入される。また、冷媒配管6
a内壁を伝わって潤滑油が導入口21から分離室22内
へ導入される。さらに、冷媒流中に溶解して導入口21
から分離室22内へ導入される潤滑油はその比重が比較
的重いために、冷媒流が第4図中矢印Cに示すように、
円筒状の分離室22内周壁および冷媒出口管外壁23a
に沿って流れるうちに、遠心作用によって比重の比較的
軽いガス冷媒から安全に分離される。
分離されたガス冷媒は冷媒出口管23内を通って圧縮機
lのシリンダlb内へ導入され、圧縮作用の後、凝縮器
2へと導出される。一方、分離された潤滑油は分離室2
2内壁あるいは冷媒出口管外壁23aを伝わって潤滑油
分離器10内下部へ流れ、第4図中矢印Dに示すように
、連通孔24を介して圧縮機1のクランクケース1a内
へ供給され、クランクケース1a内に溜められる。なお
、冷媒流の流速は圧縮機1の高圧側であっても低圧側で
あってもあまり変化はないため、遠心作用による潤滑油
分離は良好に行われる。本実施例によれば、冷凍装置内
を循環する潤滑油を実質無くすことができ、例え冷凍装
置の運転条件の変動によって潤滑油が冷媒中に溶解し循
環されたとしても圧縮機直前でまた分離される。すなわ
ち、潤滑油が冷凍装置内を実質的に循環しないため、該
冷凍装置の冷凍能力をさらに向上することができる。
また、本実施例によっても第1実施例と同様の効果を得
ることができる。
なお、第4図において、潤滑油のクランクケース1a内
への戻りがさらに良好になるように、圧縮機lに対して
潤滑油分離器10全体を角度をつけるようにして配設し
てもよい。また、第2実施例は必ずしも圧縮機lと一体
化して潤滑油分離器を構成するものでないことは言うま
でもなく、さらに、この遠心作用による潤滑油分離器は
第1実施例によるものにも適用可能である。
〔発明の効果〕
以上示したように本発明によれば、安価で簡単な構戒の
潤滑油分離器を蒸発器と圧縮機との間に設けることによ
り、冷媒と潤滑油を分離することができるため、圧縮機
の稼働率が増加することもなく、また少ない潤滑油量で
冷凍装置内を循環する冷媒量が少なくなっても圧縮機に
潤滑油を供給することができる。
従って、圧縮機の潤滑を良好に行うことができるため、
圧縮機を良好に作動させることができると共に、圧縮機
の耐久性を向上させることができる. の一例を示す要部拡大図である。
1・・・圧縮機.2・・・凝縮器,4・・・減圧手段,
5・・・蒸発器,10・・・潤滑油分離器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷媒を吸入し、圧縮吐出を行う圧縮機と、この圧
    縮機より圧縮吐出されたガス冷媒を液化する凝縮器と、 この凝縮器により液化された液冷媒を減圧させる減圧手
    段と、 この減圧手段により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器
    と、 を備えた冷凍装置において、 前記蒸発器と前記圧縮機との間に、前記冷媒中に含有さ
    れて該冷凍装置内を循環する潤滑油を分離すると共に、
    この分離された潤滑油を前記圧縮機側に戻す潤滑油分離
    器を配設したことを特徴とする冷凍装置。
  2. (2)前記潤滑油分離器は、前記圧縮機と前記蒸発器と
    を接続して前記潤滑油を含有する冷媒を前記蒸発器から
    前記圧縮機に向けて導く冷媒配管に設けられ、 前記冷媒より潤滑油を分離する潤滑油分離部と、この潤
    滑油分離部によって分離された潤滑油を前記圧縮機の低
    圧側に戻す潤滑油戻し部と、を備えることを特徴とする
    請求項1記載の冷凍装置。
  3. (3)前記潤滑油分離部は前記冷媒配管の外周囲に設け
    られることにより、二重管構造を形成することを特徴と
    する請求項2記載の冷凍装置。
JP28767289A 1989-03-06 1989-11-04 冷凍装置 Pending JPH0317479A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009047326A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Total Air Service Kk 空調・冷凍・冷蔵システム
US20100101269A1 (en) * 2008-10-24 2010-04-29 Theodore Jr Michael Compressor with improved oil separation
WO2019054072A1 (ja) * 2017-09-15 2019-03-21 株式会社デンソー 液体回収装置

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