JPH03174492A - コークス炉蓋近傍の乾留促進方法 - Google Patents

コークス炉蓋近傍の乾留促進方法

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JPH03174492A
JPH03174492A JP10748390A JP10748390A JPH03174492A JP H03174492 A JPH03174492 A JP H03174492A JP 10748390 A JP10748390 A JP 10748390A JP 10748390 A JP10748390 A JP 10748390A JP H03174492 A JPH03174492 A JP H03174492A
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JP
Japan
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coal
furnace lid
lid
furnace
carbonization
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Pending
Application number
JP10748390A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Aramaki
寿弘 荒牧
Toshitaka Ekuni
枝国 利隆
Yukihiko Maeno
前野 幸彦
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、室炉式コークス炉でコークスを製造する場合
に、炭化室の炉蓋内面からの熱放散や装入炭の未乾留部
分から発生する水蒸気やガスの影響でコークス化が炭化
室内で最も遅れる炉蓋近傍の乾留進行を促進する方法に
関する。
〔従来の技術〕
室炉式コークス炉では炭化室内の装入炭が一様にコーク
ス化するように、如何に均一加熱するかが、設備上及び
操業上の大きな技術的課題となる。即ち、炭化室内の炉
蓋近傍は炉蓋内面からの熱放散や装入炭の未乾留部分か
ら発生する比較的低温のガス及び水蒸気の影響で温度上
昇が緩やかであり、その結果コークス押出し直前におい
てもコークス中に残存する揮発分が未だ多く、またコー
クス強度も不十分であるため、コークス押出時の発じん
対策に苦慮しているのが実情である。
従来、炉蓋近傍の発じん対策としては、例えば第6図に
示すような従来法(特開昭61−118493号公報及
び特開昭64−33183号公報参照)や第7図に示す
ような従来法(特開昭63−112686号公報参照)
が知られている。
第6図に示した従来法は、炉蓋本体部1の内面に中空状
の炉蓋柱2を取付けてガス通路3を確保する一方、炉蓋
柱2に石炭の侵入防止板4によって形成されるガス導入
部5を設けたものであり、石炭乾留時には炉蓋柱2によ
ってガス通路3を確保し、炉蓋近傍の乾留改善を図るも
のである。
また、第7図に示した従来法は、炉蓋6の内面に支持枠
7を介して加熱板8を配置し、炉蓋6の内面と加熱板8
との間にガススペース9を設けた構造のものであり、こ
れによって炉蓋6からの放熱を抑制するようにしていた
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者の場合は炉蓋前2によるガス通路3
の形成によって炉蓋近傍の乾留効果がある程度見られる
ものの、炉蓋栓2の侵入防止板4に石炭粉やタールが付
着し易く、ガス導入部5を塞いでしまってガスの流通を
妨害し、乾留改善の効果を低減するという問題があった
また、後者の場合はガススペース9が確保されることか
ら上記従来例のような問題点はある程度改善されるもの
の、炉蓋6に設けられた加熱板8が動かないために、石
炭の装入口から最も遠い位置にある炉蓋近傍の装入炭の
嵩密度は依然として低く、炉蓋近傍から得られるコーク
スの品質レベルを低下させる原因となっていた。そして
、このコークスの品質レベルが低いことは、コークス押
出し時に粉化して発じんの原因となるばかりでなく、コ
ークス塊歩留りの低下や品質のバラツキ増大につながる
等の問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題は、炭化
室内でコークス化が最も遅れる炉蓋近傍部での乾留進行
を促進し、コークス押出し時における発じんの低下およ
び得られたコークスの品質レベルを向上させる点にある
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術的課題を解決するために、通常固定
されている炭化室炉蓋内面の全面又は−部を可動式とし
、石炭を炭化室に装入した後、上記炉蓋内面を前進させ
て装入炭を加圧し、次いで後退させることにより水分を
含んだ石炭粉の加圧成型性を利用して、装入炭と炉蓋内
面との間に垂直方向の空隙部を設けたことを手段として
いる。
上記炉蓋の可動部分は、炉蓋自体の内壁でもよく、また
炉蓋の内面に別途プレートを設けてこれを可動させても
よい。
また、この可動部分は炉蓋の内面全体に亘っていること
が望ましいが、一部分であってもよい。
全体が移動する場合には、炭化室の横幅全体に亘って装
入炭を加圧するので、炉蓋近傍には炭化室の横幅全体に
亘って垂直方向に連続する空隙部が形成されることとな
り、未乾留部分から発生する水蒸気や低温のガスの排出
が容易となる一方、炉蓋近傍の装入炭の圧密効果も大き
くなる。なお、炉蓋内面の横幅の一部分が可動する場合
にも垂直方向に連続する空隙部が形成され、また炉蓋内
面が垂直方向に分割されている場合にはこれらが同時に
可動することで、垂直方向に連続する空隙部が形成され
る。
十分な大きさの空隙部を形成するには、炉蓋の前後方向
の移動距離は概ね50−100mm程度あればよいが、
炭化室の構造及び操業条件等により適宜決定することが
できる。また、炉蓋内面を可動させる手段は、バネの弾
性作用を利用した作動杆や油圧又は空気圧シリンダその
他いずれの方法でもよい。尚、炭化室炉蓋は炭化室の両
側にそれぞれあるが、上述した炉蓋の構造は少なくとも
一力の炉蓋であればそれな0の朴早が本ス(作用) 上述の手段によれば、装入炭と炉蓋内面との間に垂直方
向の空隙部を設けたので、石炭の未乾輩部分から発生す
る水蒸気や低温ガスの排出が容易となり、炭柱中心部の
温度上昇が速くなって炉蓋近傍の乾留が促進されること
になる。
また、上述の手段によれば、装入炭と空隙部とが直接波
しているため、上記従来法のように、ガスの通路が石炭
粉やタールで閉塞してガスの通過が阻害されるといった
こともない。
さらに、上述の手段では装入炭を炉蓋側から押し付ける
ので、ただ挿入しただけでは装入密度が低い炉蓋近傍の
装入炭嵩密度が増大することになり、コークスの品質が
向上することになる。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本発明に係る炉蓋構造の一実施例を
示したものである。
この団17文し)ア  幻ζじ10I十η−カマ矛日ハ
申lし室、11は炭化室炉蓋である。そして、この炉蓋
11の内面側には内面全体を覆う可動板12が配設され
ており、この可動板12の左右両側縁は炉蓋11に形成
された内向きフランジ13に嵌り合う形状となっている
。また、可動板12は上下3箇所で作動杆14によって
支持されており、炉蓋11を貫通した作動杆14の後端
部に取付けられた押圧板15をシリンダ装置16によっ
て押圧することで作動杆14が前方に移動して可動板1
2が前進し、装入炭18を加圧する。後退時にはシリン
ダ装置16を縮小することで炉蓋11と押圧板15との
間に設けられたスプリング17が弾性復帰し、その弾性
作用で可動板12が所定位置に戻ることで、加圧された
装入炭18と可動板12との間に垂直方向の空隙部19
が形成される。なお、上記作動杆14を直接シリンダ装
置に置き換えることもできる。
第3図及び第4図は炉蓋構造の他の実施例を示したもの
であり、第3図では可動板12aを炭化室10の横幅長
さの一部に設定した場合を示し、第4図では可動板12
bを炭化室10の高さ方向に分割して設定した場合を示
す。
以下、具体例を以って説明する。
〔実施例1及び比較例1〕 室炉式試験コークス炉と同一規模の冷間モデル(中央部
に1箇所の装入口を宥する)[炭化室有効内寸法: 0
.45’ xQ、83’ xl、Q8’(= 0.40
3m’ )コに装入炭300Kg  (水分8.4$)
をトップチャージし、比較例として装入口直下部(炉長
方向山央の0.64m)と炉蓋中央の近傍部(両端部の
炉蓋内面から石炭層へ各0.22m深さの位置)に分け
て装入密度を測定した。
次に、上述の第1図に示した可動式炉蓋を上記モデルに
装着し、比較例1と同一の装入炭300Kg(水分8.
4%)をトップチャージした後、炉蓋内面を100mm
前進させて装入炭を加圧し、次いで100 mm後退さ
せて加圧された装入炭と炉蓋との間に垂直な空間[0,
45″′xO,83’ xO,10’(=0.037 
m3) ]を形威した。比較例1と同様、装入口直下部
(中央の0 、64m)と炉蓋近傍部(両端部の各0.
12m )に分けて装入密度を測定した。
の結果を表−1に示す。
そ 測定の結果、実施例1は比較例1に比べて炉蓋近傍の装
入密度が大幅に増大している。そして、これが炭化室全
体の平均密度の増大に寄与しているばかりでなく、装入
密度が炉長方向で均一化する効果を与える。
(実施例2及び比較例2) 上述の実施例1と同じ炭化室構造の試験コークス炉に装
入炭300Kg  (水分9%)を装入し、比較例とし
て上記比較例1と同じ固定式炉蓋を装着した状態下でフ
リュー温度1200°Cにて乾留し、経過時間毎に炉蓋
近傍部(炉蓋側から石炭層内へ0.1mの深さ)の炭柱
中心温度を測定した。その結果を第5図(イ)のグラフ
で示す。また、炭化温度を装入口直下の炭柱中心温度9
00°C到速時間+2時間の条件で乾留した時の、炉蓋
近傍部の炭柱中心温度600°C迄の到達時間及びコー
クス強度(D I 1:’ )を表−2の比較例2に示
した。
次に、実施例2として上述の可動式炉蓋を上記試験コー
クス炉に装着し、装入炭300Kg  (水分9%)を
装入したのち、炉蓋内面を100mm前進させて装入炭
を加圧し、次いで100mm後退させて加圧された装入
炭と炉蓋との間に実施例1と同じ寸法の垂直な空隙部を
形成した。この場合についても、比較例2と同一条件で
乾留を行ない、経過時間毎に炉蓋近傍部(炉蓋側の石炭
層表面より0.1mの深さ)における炭柱中心温度を測
定した結果を第5図(ロ)のグラフで示す。また、実施
例2として炉蓋近傍部の炭柱中心温度6006C迄の到
達時間及びコークス強度を表−2の実施例2に示す。
表−2 測定の結果、実施例2は比較例2に比べ、炉蓋近傍の乾
留進行が速くなっている。また、生成コークスの強度レ
ベルも大幅に向上していることが確認できた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るコークス炉蓋近傍の
乾留促進方法によれば、石炭を室炉式コークス炉に装入
した後、炉蓋内面を前進及び後退させることによって装
入炭と炉蓋内面との間に空隙郁を設けたので、炉蓋近傍
の装入密度が大幅に増大して生成コークスの強度レベル
が向上すると共に、石炭の未乾留部分から発生する水蒸
気や低温ガスの排出が容易となり、炭柱中心部の温度上
昇が早まって炉蓋近傍の乾留促進が図られる等の効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコークス炉蓋近傍の乾留促進方法
を実施するための炉蓋構造の一実施例を示す横断面図、
第2図は前記炉蓋構造の縦断面図、第3図は炉蓋構造の
他の実施例を示す横断面図、第4図は炉蓋構造の他の実
施例を示す縦断面図、85図は実施例2と比較例2にお
ける乾留経過時間毎の炉蓋近傍部の炭柱中心温度の推移
を示すグラフ、第6図は従来の炉蓋構造の一例を示す斜
視図、第7図は従来の炉蓋構造の他の例を示す断面図で
ある。 10・・・炭化室 11・・・炉蓋 12・・・可動板 14・・・作動杆 15・・・押圧板 16・・・シリンダ装置 17・・・スプリング 18・・・装入炭 19・・・空隙郁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 石炭をコークス炉の炭化室に装入した後、炭化室炉蓋の
    内面全体又は一部の可動部分を前進させて装入炭を加圧
    し、次いで後退させることにより該装入炭と炉蓋内面と
    の間に空隙部を設けたことを特徴とするコークス炉蓋近
    傍の乾留促進方法。
JP10748390A 1989-09-14 1990-04-25 コークス炉蓋近傍の乾留促進方法 Pending JPH03174492A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10748390A JPH03174492A (ja) 1989-09-14 1990-04-25 コークス炉蓋近傍の乾留促進方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-237171 1989-09-14
JP23717189 1989-09-14
JP10748390A JPH03174492A (ja) 1989-09-14 1990-04-25 コークス炉蓋近傍の乾留促進方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040018747A (ko) * 2002-08-27 2004-03-04 주식회사 포스코 탄화실의 cog가스 배출통로 형성장치
JP2012522851A (ja) * 2009-04-01 2012-09-27 ティッセンクルップ ウーデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 石炭ケーキの高さ又は密度の適合によって、コークス炉室ドア及びコークス炉室壁を通しての放熱損失を減じる方法

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