JPH03173806A - リンゴ用落果防止剤 - Google Patents

リンゴ用落果防止剤

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JPH03173806A
JPH03173806A JP25740290A JP25740290A JPH03173806A JP H03173806 A JPH03173806 A JP H03173806A JP 25740290 A JP25740290 A JP 25740290A JP 25740290 A JP25740290 A JP 25740290A JP H03173806 A JPH03173806 A JP H03173806A
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methyl
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加藤 祥三
Kiyoshi Yokota
横田 清
Toshihisa Suyama
敏尚 須山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用落
果防止剤及び着色促進剤に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点]リン
ゴに代表される一部の果樹は、収穫期に近づいた時期に
自然状態で放置しておくと、果実の落果現象が起こる。
例えばリンゴの一品種である“′つがるパでは、落果防
止剤を使用しない場合、大半の果実が収穫前に落果して
しまう。
現在まで、果樹の落果防止剤について多数の研究がなさ
れて来たが、その重要性にもかかわらず、実際に使用で
きるものは極めて限られている。また、この分野では果
樹の種類によりそれぞれ使用される薬剤が異なっており
、一つの薬剤が多種の果樹にわたって共通に落果防止剤
として使用されることはほとんど無い。その理由として
は、果樹の種類に対する薬剤の作用性の違いが挙げられ
る。
例えば、従来のミカン用落果防止剤又はへた落防止剤を
リンゴ用落果防止剤として適用しようとしても薬剤の効
果が大きく変動し充分な効果を示さない場合が多い。又
作用効果があったとしても、リンゴの葉はミカンの葉と
は異なった表皮成分で構成されているため薬剤の影響を
かなり受けやすく、葉枯、抑制、奇形等の薬害を与える
場合が多い。
更に、リンゴについては品種間によって落果作用が大き
く異なり、例えば“つかる”のように落果防止剤を使用
しなければ大半の果実が落果してしまうものから、“ふ
じ”のようにほとんど落果せず、落果防止剤を必要とし
ない品種も存在する。
このような品種間による薬剤の作用の違いも考慮する必
要がある。
現在使用されているリンゴ用落果防止剤としては、ジク
ロルプロップ等が挙げられるが、落葉や根部の抑制、果
実の貯蔵性の低下等の障害を生じやすいため、その施用
時期、薬量、施用方法等が制限されるという欠点を有し
ていた。
落果防止剤とほぼ同時期に使用する薬剤として着色促進
剤があるが、これは果実の着色を促進し早く市場に出荷
し、果実の市場価値を高めるためのものである。
この着色促進剤も、果樹の種類によってその目的とする
色や着色の程度、或いは着色機構が相違する上に、果樹
に対する薬剤の作用性が異なるので、それぞれ使用され
る薬剤が異なり、一つの薬剤が多種の果樹にわたって共
通に使用されることはほとんど無い。また、前記落果防
止剤と同様に、葉等に対する影響も各果樹で相異するの
で、葉等に対する薬害も考慮して各果樹に適切な薬剤を
決定しなければならない。更に、リンゴについては品種
間によって着色促進作用が異なり、品種間の薬剤の作用
の違いも考慮する必要がある。
現在、リンゴに対して着色促進作用が認められているも
のとしては、ジクロルプロップ、MCPB等のホルモン
剤が挙げられるが、これらは落葉や根部の抑制、果実の
貯蔵性の低下等の障害を生じやすい。また、収穫前2〜
3週間の期間に施用しなければ充分な効果を発現せず、
収穫時に果実に薬剤が残留する危険性があり、施用時期
及び施用濃度が極めて限られるという欠点があった。
本発明者らは種々の果樹について優れた摘花及び摘果剤
の開発を目指して鋭意研究を重ね、ある種のピラゾール
化合物がξカン等の摘果剤として使用できることを見い
出し既に提案した。(特開昭63−174905号) 本発明者らはさらに研究を重ねた結果、特定構造を有す
るピラゾール化合物がリンゴに対して果実及び葉に障害
がない優れた落果防止剤及び着色促進剤となることを見
い出し本発明を完威し提案するに至った。
(問題点を解決するための手段〕 本発明は下記一般式(N (但し、Rは水素原子又はメチル基、R1は炭素数1〜
4のアルキル基、R2およびR3は同種または異種の水
素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を示す。) で表されるピラゾール化合物を有効成分とするりンゴ用
落果防止剤および着色促進剤であり、さらに下記一般式
〔■〕 R。
(但し、Rは水素原子又はメチル基、R+ は炭素数1
〜4のアルキル基、R2およびR3は同種または異種の
水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R
4、R5、R6は同種または異種の水素原子、塩素原子
、もしくはメチル基であり、R4−R7の少なくとも二
つが塩素原子またはメチル基である) で表されるピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用
落果防止剤および着色促進剤である。
前記一般式〔【〕及び(n)中、R4−R3で示される
アルキル基は、炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状の基が
用いられる。該アルキル基の具体例を示すと、メチル基
、エチル基、n−プロピル基、1so−プロピル基、n
−ブチル基、1so−ブチル基、t−ブチル基が挙げら
れる。落果防止及び着色促進効果の観点からは、R1が
炭素数1〜4のアルキル基で、R4及びR1が水素原子
またはメチル基のものが特に好適である。
本発明の前記一般式CI)で示されるピラゾール化合物
はリンゴに対して優れた落果防止及び着色促進効果を示
す。
一般式(II)で示されるピラゾール化合物も同様な効
果を示すが、中でも、R4が塩素原子またはメチル基で
、R3が水素原子またはメチル基で、R6が塩素原子で
あるものが、特にその作用効果が優れ好ましい。
具体的に本発明のピラゾール化合物を例示すると、α−
(3,5,6−)ジクロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸
−N−(1’、3’−ジメチル−5′−ピラゾリル)ア
ミド、α−(3,5,6−1−ジクロロ−2−ピリジル
オキシ)酢酸−N−(1’−エチル−3′−メチル−5
′−ピラゾリル)アミド、α−(3,5,6−1−ジク
ロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸−N−(1’−プロピ
ル−3′−メチル−5′−ビラゾリル)アミド、α−(
3,5,6−1−ジクロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸
−N−(1’−イソプロピル−3′−メチル−5′−ピ
ラゾリル)アミド、α−(3,5,6−トリクロロ−2
−ピリジルオキシ)酢酸−N−(1’−ブチル−3′−
メチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−(3,5,6
=トリクロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸−N−(1′
−イソブチル−3′−メチル−5′−ピラゾリル)アミ
ド、α−(3,5,6−)ジクロロ−2−ピリジルオキ
シ)酢酸−N−(1’ −ターシャリ−ブチル−3′−
メチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−(3,5,6
−トリクロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸−N−(1’
、4’−ジメチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−(
3,5,6−1−ジクロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸
−N−(1’メチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−
(35,6−)ジクロロ−2−ピリジルオキシ)酢酸−
N−(1’−ブチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−
(3,5,6−ドリクロロー2−ピリジルオキシ)酢酸
−N−(1’−メチル−3′−エチル−5′−ピラゾリ
ル)アミド、α−(3,5,6−)ジクロロ−2−ピリ
ジルオキシ)プロピオン酸−N−(1’、4’−ジメチ
ル−5′−ピラゾリル)アミド、α−(2,4−ジクロ
ロフェノキシ)酢酸−N−(1’ 、4’−ジメチル−
5′−ピラゾリル)アミド、α−(2,4−ジクロロフ
ェノキシ)プロピオン酸−(1’、4’ −ジメチル−
5′−ピラゾリル)アミド、α−(2−メチル−4−ク
ロロフェノキシ)酢酸−N−(1’ 、4’−ジメチル
−5′−ピラゾリル)アミド、α−(2−メチル−4〜
クロロフエノキシ)プロピオン酸−N−(1’  4’
−ジメチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−(2−メ
チル−4−クロロフェノキシ)プロピオン酸−N−(ビ
ーエチル−4′−メチル−5′−ピラゾリル)アミド、
α−(2−クロロ−3−メチル−4−クロロフェノキシ
)酢M−N−(1’   4’−ジメチル−5′−ピラ
ゾリル)アミド、α−(2−クロロ−3−メチル−4−
クロロフェノキシ)プロピオン酸−N−(1’ 、4’
−ジメチル−5′−ピラゾリル)アミド、α−(2−ク
ロロ−3−メチル−4−クロロフェノキシ)プロピオン
酸−N−(1’ −エチル−4′−メチル−5′−ピラ
ゾリル)アミド等が挙げられる。
本発明の前記一般式(I)及び(II)で示されるピラ
ゾール化合物の製造方法は特に限定されるものではなく
、どのような製造方法でも良い。特に好適な製造方法を
示すと次の通りである。
一般式(III) 1 (R+ 、Rz 、R3の定義は前に同じ)で表される
ピラゾール誘導体と、−C式1’lV)又は(V) (Rの定義は前に同じ、 Xはハロゲン原子) で表されるカルボン酸ハライドを反応させることによっ
て、本発明のピラゾール化合物が得られる。
該ピラゾール化合物の施用量は、落果防止剤または着色
促進剤として使用する場合いづれもリンゴの品種によっ
て異なり一概には断定できないが、一般に1〜5000
ppm 、好ましくは10〜11000ppの有効成分
濃度として施用すれば良い。
本発明のピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用落
果防止剤および着色促進剤は、収穫前10〜50日の間
に施用すれば効果が得られるが、特に収穫前20日〜4
0日に処理すると高い効果が得られる。また、収穫時の
果樹に有効成分の残留がほとんどないという優れた性質
を有するとともに、樹木に対する安全性も高い。
本発明のリンゴ用落果防止剤及び着色促進剤は、原体そ
のものを散布しても良く、担体や必要に応じては他の補
助剤と混合して製剤し、散布しても良い。製剤形態は特
に制限されず、従来公知の製剤形態が施用される。たと
えば粉剤、粗粉剤、水和剤、顆粒状水和剤、乳剤、フロ
アブル製剤、油懸濁剤等に調製して使用することが出来
る。
本発明のリンゴ用落果防止剤及び着色促進剤を製剤する
に際し、使用する適当な固体担体としては、従来公知の
ものが何ら制限なく使用し得る。
本発明に於いて好適に使用される固体担体を例示すると
次のとおりである。例えばカオリナイト群、モンモリロ
ナイト群、アクパルジャイト群或いはジ−クライト等で
代表されるクレー類;タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、
バーミキュライト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイ
ト、けいそう土、マグネシウム、石灰、リン石灰、ゼオ
ライト、無水ケイ酸、台底ケイ酸カルシウム等の無機物
質;大豆粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でん
ぷん、結晶セルロース等の植物性有機物質;りマロン樹
脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリア
ルキレングリコール、ケトン樹脂、エステルガム、コー
パルガム、ダンマルガム等の合成または天然の高分子化
合物:カルナバロウ、蜜ロウ等のワックス類あるいは尿
素等が挙げられる。
また、本発明に於いて使用される液体担体としては、従
来公知のものが何ら制限されずに使用し得る。本発明に
於いて好適に使用される液体担体を例示すると次のとお
りである。ケロシン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオ
イル等のパラフィン系もしくはナフテン系炭化水素;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン
、メチルナフタリン等の芳香族炭化水素;四塩化炭素、
クロロホルム、トリクロルエチレン、モノクロルベンゼ
ン、0−クロルトルエン等の塩素系炭化水素;ジオキサ
ン、テトラヒドロフランのようなエーテル類;アセトン
、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン、アセトフェノン、イソホロン等のケトン類;
酢酸エチル、酢酸アミル、エチレングリコールアセテー
ト、ジエチレングリコールアセテート、マレイン酸ジブ
チル、コハク酸ジエチル等のエステル類;メタノール、
n−ヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルコール類;エチレングリコールフェニ
ルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジ
エチレングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコ
ール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等の極性溶媒あるいは水等が挙げられる。
また、本発明に於ける製剤には、乳化、分散、湿潤、拡
展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性改良、
防錆等の目的で従来公知の界面活性剤が何ら制限されず
使用し得る。界面活性剤としては、非イオン性、陽イオ
ン性、陰イオン性及び両イオン性のものが使用されるが
、通常は非イオン性および(または)陰イオン性のもの
が好適に使用される。適当な非イオン性界面活性剤とし
てはたとえば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール等の高級アルコールにエチレ
ンオキシドを重合付加させたちの:イソオクチルフェノ
ール、ノニルフェノール等のアルキルフェノールにエチ
レンオキシドを重合付加させたちの;イソオクチルフェ
ノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノールにエ
チレンオキシドを重合付加させたちの;ブチルナフトー
ル、オクチルナフトール等のアルキルナフトールにエチ
レンオキシドを重合付加させたもの;パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキ
シドを重合付加させたちの;ステアリンりん酸、ジラウ
リルりん酸等のモノもしくはジアルキルりん酸にエチレ
ンオキシドを重合付加させたもの;ドデシルアミン、ス
テアリン酸アミド等のアミンにエチレンオキシドを重合
付加させたもの;ソルビタン等の多価アルコールの高級
脂肪酸エステルおよびそれにエチレンオキシドを重合付
加させたちの:エチレンオキシドとプロピレンオキシド
を重合付加させたもの;ジオクチルサクシネート等の多
価脂肪酸とアルコールとのエステル等があげられる。適
当な陰イオン性界面活性剤としては、たとえば、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸エステルア
ごン塩等のアルキル硫酸エステル塩:スルホこはく酸ジ
オクチルエステルナトリウム、2−エチルヘキセンスル
ホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩:イソプロ
ビルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メチレンビスナ
フタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の
アリールスルホン酸塩;トリポリリン酸ソーダ等のリン
酸塩等があげられる。
また、本発明に於ける製剤では、従来公知の補助剤が何
ら制限なく使用される。本発明に於いて好適に使用され
る補助剤を例示すると次のとおりである。カゼイン、ゼ
ラチン、アルジミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カル
ボキシルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルアルコール等の高分
子化合物等が挙げられる。
上記の担体、界面活性剤および補助剤は、製剤の剤型、
適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独にあ
るいは組合わせて適宜使用される。
本発明に於ける製剤の調製方法は、特に限定されるもの
ではなく、従来公知の方法が使用される。
例えば、水和剤の具体的な一調製方法として、ピラゾー
ル化合物を有機溶剤に溶かし、該溶液に界面活性剤及び
担体を加えてよく粉砕混合した後、有機溶剤を除去する
ことにより水和剤を得る方法がある。また、たとえば乳
剤の具体的な一調製方法として、ピラゾール化合物10
重量部と界面活性剤15重量部をキシレン等の石油系溶
剤によく混合して乳剤を得る方法がある。
〔効果] 以上に説明した本発明のピラゾール化合物を有効成分と
する落果防止剤及び着色促進剤は、リンゴに対し優れた
落果防止作用及び着色促進作用を示す。即ち、後述する
実施例からも明らかなように、リンゴに対して本発明の
落果防止剤は無処理区に比較して高い残果率を示す。現
在市販されているジクロルプロップを実際の施用濃度以
上である1100ppで処理した場合よりも高い落果防
止効果を有するとともに、ジクロルプロップに代表され
るフェノキシ系化合物を処理した時に見られる果肉の軟
化に伴う貯蔵性の低下等の障害もな(、極めて優れた性
質を有している。適用されるリンゴの品種には制限はな
いが、特につかる、スターキング、紅玉、ジョナゴール
ドに優れた効果を発揮する。
着色促進効果については、現在該効果があることで知ら
れているフェノキシ系化合物よりも高い効果を示してい
る。着色促進効果はリンゴの全品種に対して発現するが
、特にスターキング、ふし、つかる、紅玉に対して著し
い。
従って、本発明のピラゾール化合物を有効成分とするリ
ンゴ用落果防止剤及び着色促進剤は、落果防止剤及び着
色促進剤として要求される性質を十分に満たすものであ
って、その有用性は極めて大きいものである。
〔実施例〕
本発明を更に具体的に説明するため以下実施例および比
較例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
合成例1 5−アミノ−1,3−ジメチルピラゾール0.86g 
(0,0077mole)のクロロホルム10#!1!
:容液にトリエチルアミン1.09 rail (0,
0078mole)を加え、これに3.5.6− )ジ
クロロ−2−ピリジルオキシ酢酸クロライド2.14 
g (0,0078mole)のクロロホルム20In
It溶液を滴下した。−晩攪拌後、反応液を水洗し、ク
ロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロロ
ホルムを留去した後、残渣をクロロホルム−ヘキサンか
ら再結晶すると、2、22 gの無色固体が得られた。
I R,’H−NMR。
MSの各測定の結果、生成物が、α−(3,5,6−ド
リクロロー2−ピリジルオキシ)酢酸−N−(1’−3
’ジメチル−5′−ピラゾリル)アミドであることが確
認された。
同様にして第1表に示す本発明のピラゾール化合物を合
成した。
製剤例1(水和剤) 合成例1で合成した化合物10重量部、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル2重量部、微粉クレー40
重量部、及びジ−クライト48重量部をハンマーミルで
粉砕混合してlO%永和剤を得た。
製剤例2(顆粒状水和剤) 合成例1で合成した化合物50重量部、クレー20重量
部、ホワイトカーボン15重量部、ノイゲンEA137
(第−工業製薬株式会社製)5重量部、デモールN(花
王株式会社製)7重量部、セロゲン7A(第−工業製薬
株式会社製)3重量部を粉砕混合した後、水15重量部
を加えて転勤造粒機で造粒し、乾燥後篩別により16〜
50メツシユの顆粒を得た。
実施例−1 12年生のリンゴ(品種:つがる)を用い枝別に処理区
を設け、収穫前25日に表1に示す各化合物の10%永
和剤の水希釈液を1100ppの濃度で散布した。収穫
日に各供試化合物の落果防止効果を調査した結果を第1
表に示した。評価は下式に示す残果率の平均をA−Fの
6段階評価で表わし、さらに収穫時の果実硬度をマグネ
ス・テーラ−型果実硬度計で測定した平均値を下記の+
±、−の3段階で表わした。
評 価 A:残果率100〜95% B : 95〜90% C: 89〜80% D: 79〜60% E:59〜30% F:30%以下 硬 度 + (11,0ボンド以上)  :正 常±(9,0〜
10.9ボンド):やや軟化(8,9ボンド以下):明
らかに異常 比較例1 第2表に示すミカンの摘果剤として報告例のある化合物
やその他類似化合物を用いて実施例1と同様に処理、並
びにリンゴの落果防止剤として使用されているジクロル
プロップの1100pp液を同様に処理し、残果率およ
び果実硬度を測定した。
結果を第2表に示した。
第 表 第 表 続 き 第 1 表 続 き 第 表 続 き 第 表 第 表 続 き 実施例2 12年生のリンゴ(品種ニスターキング)を用い、枝別
に処理区を設け、収穫前30日に第3表に示す化合物の
10%水和剤の水希釈液を1100ppの濃度で散布し
た。10日後各供試化合物の着色促進効果を調査し、結
果を第3表に示した。
評価は、処理区内の全果実に対して色の順位っけを行い
中央順位5個の平均の着色の度合を観察し、下記の6段
階で表わした。
評 価 5:果実全面で着色が非常に良い4:下部の一
部以外着色が非常に良い 3:着色良好 2:着色やや悪い l:着色不良 O:着色せず 比較例2 第2表に示す化合物並びにリンゴの着色促進剤として使
用されているジクロルプロップ、及びMCPBを実施例
2と同様に処理して着色促進効果を観察した。結果を第
4表に示した。
尚、 第3表、 第4表に示された化合物Nαは第1 表、第2表のものと対応している。
第 表

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは水素原子又はメチル基、R_1は炭素数1
    〜4のアルキル基、R_2およびR_3は同種または異
    種の水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を示す
    。) で表されるピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用
    落果防止剤。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは水素原子又はメチル基、R_1は炭素数1
    〜4のアルキル基、R_2およびR_3は同種または異
    種の水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を示す
    。) で表されるピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用
    着色促進剤。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは水素原子又はメチル基、R_1は炭素数1
    〜4のアルキル基、R_2およびR_3は同種または異
    種の水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を示し
    、R_4、R_5、R_6は同種または異種の水素原子
    、塩素原子、もしくはメチル基であり、R_4〜R_6
    の少なくとも二つが塩素原子またはメチル基である) で表されるピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用
    落果防止剤。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは水素原子又はメチル基、R_1は炭素数1
    〜4のアルキル基、R_2およびR_3は同種または異
    種の水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を示し
    、R_4、R_5、R_6は同種または異種の水素原子
    、塩素原子、もしくはメチル基であり、R_4〜R_6
    の少なくとも二つが塩素原子またはメチル基である。) で表されるピラゾール化合物を有効成分とするリンゴ用
    着色促進剤。
JP25740290A 1989-09-28 1990-09-28 リンゴ用落果防止剤 Expired - Lifetime JP2868876B2 (ja)

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