JPH03172806A

JPH03172806A - 光コネクタ

Info

Publication number: JPH03172806A
Application number: JP1310680A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Iwano; 岩野　真一; Etsuji Sugita; 杉田　悦治; Akira Nagase; 亮長瀬; Kazunori Kanayama; 金山　和則
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1989-12-01
Filing date: 1989-12-01
Publication date: 1991-07-26
Anticipated expiration: 2013-07-02
Also published as: JP2771870B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、光ファイバを接続するための光コネクタの構
造に関するものであり、特に光部品や電気部品等を搭載
したパッケージをユニットに装着する際に用いるプラグ
イン形光コネクタに適用可能な光コネクタに関するもの
である。

〈従来の技術〉光ファイバを接続するためには、精密ながん合機構を有
する光コネクタが用いられる。

特に各種光モジュールが搭載されたパッケージをユニッ
ト枠に装着し、このパッケージと他のパッケージまたは
外部の装置との間で光信号を伝達する場合には、例えば
特願昭６３−１９０６５２号「プラグインコネクタ」に
記載されているようなプラグイン形式の光コネクタが用
いられる。

第１４図は従来のプラグイン形式の光コネクタの使用形
態と構造を説明するための斜視図である。

パッケージ１に（よ各種の光／電気部品が搭載され回路
が構成される。これらの回路からの光ファイバ２は、パ
ッケージ１に固定されたコネクタハウジング３，３′に
導かれ、内部の光コネクタエレメント２′によってＫｍ
される。一方、ユニット枠４のバックボード５に装着さ
れたコネクタハウジング６．６′には、他のパッケージ
や装置からの光ファイバ７を終端した光コネクタエレメ
ント７′が保持されている。パッケージ１の挿入／抜去
操作を行うだけでパッケージ１とバックボード５との接
続／接続解除が実現される。例えば接続する際には、パ
ッケージ１を挿入することにより、バックボード側のハ
ウジング６．６′とパッケージ側のハウジング３，３′
がかん合し、さらに内部のエレメント７′２′同士がか
ん合して接続が完了する。

このように、プラグイン形光コネクタではパッケージの
挿入／抜去操作だけで光コネクタエレメントの確実なか
人台／かん合解除が実現されることが要求される。

ところで、通常、光コネクタエレメント同士はばね等に
よし押圧されており接続時には１心あたり１ｋｇｆ程度
の反発力が生じる。このため何らかのロック機構が必要
となる。

プラグイン形式の光コネクタでは、コネクタ取付は位置
がユニットの奥にあり、かつパッケージ挿入／抜去操作
だけでコネクタのかん合／かん合解除を実現する必要が
あるため、コネクタには四ツク機構を設けていない。そ
のかわや、例えば実願昭５９−１９２８３９号「パッケ
ージロック機構」に記載されてｂするように、パッケー
ジの前面にコネクタとは側構造の係止構造を設けたもの
がある。

これは、パッケージ挿抜方向に対して垂直な面を設けた
シェルフにパッケージを実装する構造において、パッケ
ージの挿抜方向と垂直な方向に弾性を有する板ばねを当
該パッケージに取付け、パッケージを抜く方向に対して
前記板ばねの一部が、前記シェルフの垂直な面に係止す
るように構成したものである。

このようなパッケージロック構造の場合では、光コネク
タエレメント間の反発力は、コネクタハウジングを介し
て、バックボードやユニット枠に直接作用することにな
る。光コネクタの反発力は接続するコネクタエレメント
の心数にほぼ比例し、光技術の進展とともに、ユニット
当たりの接続心数は増大する傾向にある。

例えば、反発力を１心当たり１ｋｇｆ、１パツケージ当
たりの心数を４心、１ユニツト当たり３０枚のパッケー
ジが装着されるとすると、１２０ｋｇｆの力が常時バッ
クボードとユニットに作用することになる。従って従来
の構造のコネクタではバックボードに反発力が大きな力
となって作用し、この力によりユニット枠や架枠が変形
するという現象が生じる。

このようなユニットやバックボードの変形はパッケージ
とバックボードの接続位置関係を変え、接続特性の長期
的安定性を損ないかねないという問題が生じてｔｋな。

前述のパッケージロックではなく、コネクタ自体がロッ
ク機構を有する光コネクタでかつ挿入〆抜去操作だけで
光コネクタエレメントの確実ながん合／かん合解除を実
現する光コネクタとして、例えば電子通信学会技報Ｃ３
８５−１２８（１９８５年１２月２０日発行）に記載さ
れているようなプッシュプルロック形式の光コネクタ（
ＳＣ光コネクタ）がある。

この光コネクタの構造を応用して第１５［に模式的に示
すようにプラグイン形光コネクタを構成する方法が容易
に考えられる。すなわちアダプタ１０をバックボード５
に装着し、プラグ１２のツマミ１３をパッケージ１に固
定して用いる。なお第１５図には図示していないが、ア
ダプタ１０のパッケージ側とは反対側（図では左側）に
は他のパッケージまｔこは装置からのケーブルを整端し
たプラグを装着する。

プラグ１２は光コネクタエレメント（フェルール）１５
を保持しているハウジング１６とツマミ１３．から構成
され、ハウジング１６はツマミ１３の内部でエレメント
１５の軸方向にしゅう動可能な構造である。パッケージ
１をバックボード５に挿入するだけで、バックボード５
に装着されているアダプタ１０の係止片１７とパッケー
ジ１に取り付けられているプラグ１２のハウジング１６
の突起部１８がかみ合って、パッケージプラグ１２とア
ダプタ１０の係止が完了する。逆にかん合を解除する際
にはパッケージｌを抜去するだけで、アダプタ１０の係
止片１７とプラグ１２のハウジング１６の突起部１８と
の係止がツマミ１３の係止解除部１９により解除される
。

しかしながら、このような形態のコネクタをプラグイン
形光コネクタとして用いる場合、本質的な問題があっｔ
こ。係止を確実にするためには、−度プラグ１２のツマ
ミ１３（従ってツマミが固定されているパッケージ）を
十分挿入して後、わずかにバック（抜去）する操作が必
要となる。

係止片１７の係止部２０と突起部１８が係止して係止力
を発生するためには、係止部２０の係止面２０ａと突起
部１８の係止面１８ｍとが接触しなければならない。係
止面２０ａのバックボード５からの位置と、係止面１８
ａのパッケージ１に対する位置はそれぞれの部品の寸法
や取付は位置等により決まる位置であり、パッケージ１
をバックボード５に挿入していく場合、−度パッケージ
１を十分押し込んで係止片１７と突起部１８をかん合さ
せた後に、係止部２０の係止面２０ａと突起部１８の係
止面１８ａとが接触し係止力が発生する位置までパッケ
ージ１をバックさせる（抜去する）という操作が必要に
なる。このようなわずかなバック操作を精度良く行う必
要があることは作業性を著しく低下させろ。

また、通常は、パッケージ用電気コネクタ等の異種のコ
ネクタや複数のコネクタが同一のパッケージに取り付け
て使用される。これらのパッケージ用コネクタはパッケ
ージを十分押し込んでバックボードに突き当てた状態で
使用することを前提としてかん合条件が設定されている
。前述のバックさせる操作はコネクタかん合条件を変え
るため、従来のコネクタとの混載ができないおそれがあ
るという問題が生じる。

さらに、複数のコネクタをパッケージに取付けて用いる
場合、これらのコネクタの取付は位置のずれやユニット
やパッケージ等の製造誤差により、通常プラグイン形式
のコネク夕では光コネクタエレメントの軸方向の１ｍ程
度のかん合誤差を吸収できることが要求される。前述の
構造ではこのような誤差を吸収し、かつ前述の異種コネ
クタとの複数混載が可能な光コネクタ構造を実現するこ
とは難しいと考えられる。

〈発明が解決しようとする課題〉以上述べたように、従来のプラグイン形光コネクタは、
コネクタロック機構を有さないため、光コネクタの反発
力がパッケージやバックボードに作用し、バックボード
を変形させるという欠点があった。

また、従来のロック機構を有する光コネクタ構造を応用
して押入／抜去動作のみで光コネクタエレメントの結合
／結合解除が可能なプラグイン形光コネクタを構成した
場合、操作性の低下やコネクタ寸法精度の高度化等が必
要となるという欠点もあった。

本発明は上記従来技術に鑑み、押入／抜去動作のみで光
コネクタエレメントの結合／結合解除が可能でかつコネ
クタ自体がロックする構造のコネクタで、さらにかん金
時に軸方向の位置精度を要しない構造のコネクタであっ
て、特にプラグイン形光コネクタとして使用できる光コ
ネクタを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段〉前記問題点は、光コネクタの構造を以下に述べる構造と
する事によって解決される。

すなわち、第１のコネクタと第２のコネクタからなる光
コネクタであって、第１のコネクタは第１の光コネクタ
エレメントを保持するための第１のハウジングから構成
され、第２のコネクタは第２のハウジングと前記第１の
光コネクタエレメントとかん合する第２の光コネクタエ
レメントを保持する第３のハウジングとから構成され、
この第３のハウジングは第２のハウジング内で光コネク
タエレメントの軸方向にしゅう動可能な構造であってか
つ、これらしゅう動可能な第２のハウジングと第３のハ
ウジングを所定の位置で互いに係止するための、第２の
ハウジングと第３のハウジングのそれぞれの所定の位置
に設けられた第１の係止手段と、第１のハウジングと第
３のハウジングのそれぞれの所定の位置に設けられた、
第１のハウジングと第３のハウジングを互いに係止する
ための第２の係止手段と、第１のハウジングの所定の位
置に設けられた、第１の係止手段を解除するための第１
の係止解除手段と、第２のハウジングの所定の位置に設
けられた、第２の係止手段を解除するための第２の係止
解除手段とを有することを特徴とする構造であり、さらに、前記第１の係止手段は第２のハウジングに設け
られた第１の凸部と第３のハウジングに設けられた第１
の弾性係止片であって、前記第１の係止解除手段は第１
の弾性係止片を光コネクタエレメント軸方向に垂直な方
向に変形させ得る第１の傾斜面を有する、第１のハウジ
ングに設けられた解除片であり、また前記第２の係止手
段は第１のハウジングに設けられた第２の弾性係止片と
第３のハウジングに設けられた第２の凸部であって、前
記第２の係止解除手段は前記第２の弾性係止片を光コネ
クタエレメント軸方向に垂直な方向に変形させ得ろ第２
の傾斜面を有する、第２のハウジングに設けられた解除
部であることを特徴とする構造。

く作　　　用〉前記構成の本発明によれば、押入／抜去動作のみで光コ
ネクタエレメントの結合／結合解除が可能でかつコネク
タ自体がロックする構造のコネクタが実現されかつ、か
ん金時に光コネクタエレメント軸方向のかん合位置精度
を要しない構造のコネクタが実現される。

また、これらの特徴により、パッケージの押入／抜去操
作だけでユニットの奥にあるバックボード側光エレメン
トとパッケージ側光エレメントとの光接続が実現され、
かつコネクタ結合時でも光コネクタエレメントの反発力
がバックボード等へ作用しない構造のプラグイン形光コ
ネクタが実現される。

以上の構成による光コネクタの作用を以下に簡単に記す
。

まず、か式台時には゛、第１のコネクタに第２のコネク
タを挿入することにより、 ■　第２のハウジングと第３のハウジングが係止された
状態で第２のコネクタが第１のコネクタに挿入され、 ■　第１の光コネクタエレメントと第２の光コネクタエ
レメントがかん合し、 ■　第１のコネクタの第１のハウジングと第２のコネク
タの第３のハウジングが係止され、 ■　第２のハウジングと第３のハウジングの係止が解除
され、 ■　さらに第２のハウジングを挿入して押入方向の寸法
誤差を吸収する。

次に、がん合を解除する際には、第２のハウジングを抜
去することにより、 ■　第２のハウジングが第１のハウジングから離れる方
向に移動し、 ■　第２のハウジングと第３のハウジングが係止状態に
なり、 ■　第３のハウジングと第１のハウジングの係止が解除
され、 ■　第１の光コネクタエレメントと第２の光コネクタエ
レメントの接続が解除されるとともに、 ■　第１のコネクタから第２のコネクタが抜去される。

く実　施　例〉以下、本発明の一実施例を第１図から第１１図の図面に
基づき詳細に説明する。なお、本発明の光コネクタは、
プラグイン形光コネクタに限らず通常の光コネクタとし
ても使用できるが、以下の説明は本発明の特徴が特（、
こ生きるプラグイン形光コネクタに適用した場合で行う
。

第１図は本発明の一部断面視した斜視図でありハウジン
グ構造の説明のために光コネクタエレメントを省略した
図である。第２図から第１１図はコネクタのかん合状態
を説明するための一部断面視した図である。

本発明のコネクタは、第１のコネクタ３０と第２のコネ
クタ３１とからなる。第１のコネクタ３０は第１の光コ
ネクタエレメント３２（第２図参照）を保持している第
１のハウジング３３から構成される。第２のコネクタ３
１は第２のハウジング３４と、第１の光コネクタエレメ
ント３２とかん合する第２の光コネクタエレメント３５
（第２図参照）を保持する第３のハウジング３６とから
構成される。

第３のハウジング３６は第２のハウジング３４の内部で
光コネクタエレメント３２．３５の軸方向にしゅう動可
能な構造である。

第１のコネクタ３０と第２のコネクタ３１を結合する前
は、第２のハウジング３４と第３のハウジング３６とは
互−いに第１の係止手段により係止される。第１の係止
手段は、第２のハウジング３４に設けらた第１の凸部３
７と、第３のハウジング３６に設けられた、係上部３８
ａを有する第１の弾性係止片３８により構成される。

第１のコネクタ３０と第２のコネクタ３１のかん金時に
は、第１のハウジング３３と第３のハウジング３６が第
２の係止手段により結合する。第２の係止手段は、第３
の／’％ウジング３６に設けられた第２の凸部３９と、
第１のハウジング３３に設けられた、係止部４０ａを有
する第２の弾性係止片４０とにより構成される。

第１のコネクタ３０と第２のコネクタ３１とが結合した
後は、第２のハウジング３４と第３のハウジング３６と
の第１の係止手段が第１の係止解除手段により解除され
、第３のハウジング３６が第２のハウジング３４に対し
て光コネクタエレメント軸方向にしゅう動する。第１の
係止解除手段は、第１の弾性係止片３８を光コネクタエ
レメント軸方向に垂直な方向に変形させるための第１の
傾斜面４１ａが設けられた解除片４１により構成される
。

第１のコネクタ３０と第２のコネクタ３１の結合を解除
する際には、第２の係止手段により結合している第１の
ハウジング３３と第３のハウジング３６との係止を第２
の係止解除手段により解除する。第２の係止解除手段は
、第２の弾性係止片４０を光コネクタエレメント軸方向
に垂直な方向に変形させるための第２の傾斜面４２ａが
設けられた解除部４２により構成されろ。

次に、本発明のかん合状態を第２図から第１１図を用い
て説明する。

第２図から第７図は本発明の光コネクタのかん合開始か
らかん合完了までの動作を順に示したものである。

第２図はかん合部の状態を示したものである。第１のコ
ネクタ３０はバックボード５に固定され、第２のコネク
タ３１の第２のハウジング３４はパッケージ１に固定さ
れており、第１のコネクタ３０の第１のハウジング３３
内部に第１の光コネクタエレメント３２を保持している
。第３のハウジング３６は第２のハウジング３４の内部
で図中左右方向に移動可能な構造であるが、がん合部は
第１の弾性係止片３８の先端係止部３８ａが第１の凸部
３７に引っかかって第２のハウジング３４に対して右方
向に移動しないように係止されている。第３のハウジン
グ３６に第２の光コネクタエレメント３５が保持されて
いる。

バックボード５に対して、パッケージ１を図中左方向に
挿入していく。この時、まず第１のコネクタ３０の先端
部４３に対し第２のコネクタ３１の先端部４４がガイド
面４５によりガイドされて第１のハウジング３３に第２
のハウジング３４が挿入される。

第３図は、第１のハウジング３３に第２のハウジング３
４と第３のハウジング３６がかん合した直後の図である
。第１のハウジング３３に対して第２のハウジング３４
がかん合した状態では、第１のハウジング３３に保持さ
れている第１の光コネクタエレメント３２の先端部３２
ａと第３のハウジング３６に保持されている第２の光コ
ネクタエレメント３５の先端部３５ａとは、互いにスム
ーズにかん合する位置になっている。

また、第２の弾性係止片４０の乗上げ部４０ｂが解除部
４２の傾斜面４２ｃにより図中下方に変形し、乗上げ面
４２ｂに乗り上げる。これによゆ係止部４０ａと第２の
ハウジング３４、第３のハウジング３６とが干渉しない
ようになるため、第１のハウジング３３に対して第２の
ハウジング３４、第３のハウジング３６がスムーズに入
ってい（ことができる。

第４図はさらにパッケージ１を押し込んだ状態である。

第１の係止手段と第２の係止手段は両方とも係止状態と
なる。すなわち、第１の凸部３７と第１の弾性係止片３
８の係止状態は維持されており、第２の弾性係止片４０
も乗り上げていた解除部４２から滑り降りて先端が第３
のハウジング３６に設けられた溝部４６の位置にある。

すなわち第１の光コネクタエレメント３２と第２の光コ
ネクタエレメント３５との反発力は、それぞれのハウジ
ング３３．３４．３６と係止部３８ａと第１の凸部３７
の係止部を介して、バックボード５とパッケージ１に掛
かっている。

この状態では、第１の光コネクタエレメント３２と第２
の光コネクタエレメント３５とはかん合状態にあり、第
１の光コネクタエレメント３２と第２の光コネクタエレ
メント３５間に押圧力（１心当たす１ｋｇｆ程度）が発
生している。この力は、パッケージ１を挿入中は、それ
ぞれのハウジング３３，３４．３６を介してバックボー
ド５とパッケージ１に掛かっている。

第５図はさらにパッケージ１を押し込んだ状態である。

パッケージ１を押し込むことにより、第２のハウジング
３４と第３のハウジング３６も第１のハウジング３３に
押し込まれる。これにより、第１の弾性係止片３８の先
端の乗上げ部３８ｂが解除片４１の第１の傾斜面４１ａ
により下方、すなわち第１の凸部３７から係止部３８ａ
がはずれる方向に変形する。

第６図は、第５図からパッケージ１を少し押し込み、第
１の係止手段が解除された後の図である。第１の凸部３
７と係止部３８ａの係止状態が解除されたため、第１の
光コネクタエレメント３２と第２の光コネクタエレメン
ト３５との反発力により図の右方向への力が作用してい
る第３のハウジング３６が右方向へ移動する。

第３のハウジング３６は第１の光コネクタエレメント３
２と第２の光コネクタエレメント３５との反発力により
右方向に移動するが、第２の凸部３９が第２の弾性係止
片４０の係止部４０ａに接触する位置で止まり、第１の
コネクタ３０と第２のコネクタ３１の接続が完了する。

この時、反発力は第１のハウジング３３と第３のハウジ
ング３Ｇとを介して、第２の凸部３９と第２の弾性係止
片４０に掛かることとなり、バックボード５や第２のハ
ウジング３４、及びパッケージ１には掛からなくなる。

すなわち、第１の光コネクタエレメント３２を保持した
第１のハウジング３３と第２の光コネクタエレメント３
５を保持した第３のハウジング３６は強く結合している
が、これらは第２のハウジング３４やパッケージ１から
浮動することとなる。

第７図は、パッケージ１を第２のハウジング３４の先端
部４４が第１のハウジング３３の底部４７に突き当たる
まで押入した状態を示したものである。このように第６
図の状態から第６図における先端部４４と底部４７の間
隔だけパッケージ１や第２のハウジング３４を左方向に
移動させても、第３のハウジング３６と第１のハウジン
グ３３とは第２の凸部３９と係止部４０ａの係止により
係止されているため、第３のハウジング３６と第１のハ
ウジング３３の位置関係は変化しない。従って、第１の
ハウジング３３と第３のハウジング３６の位置関係は変
わらず、第６図と同じ光ファイバの接続状態が維持され
る。

第８図から第１１図は本発明の光コネクタのかん金時か
らがん合解除するまでの解除動作を順に示したものであ
る。

第８図は、がん金時（第６図、第７図）からパッケージ
１を抜去するために右方向に移動したときの図である。

パッケージ１を右に動かすことにより、パッケージ１に
固定されている第２のハウジング３＋も動＜。一方、第
３のハウジング３６は第２の凸部３９と第２の弾性係止
片４０との係止により第１のハウジング３３に係止され
て動かない。第２のハウジング３４が第３のハウジング
３６に対して右に動くことによゆ、第１の凸部３７が第
１の弾性係止片３８を図で下方に変形させることになる
。すなわち傾斜面３７ａを第１の弾性係止片３８の先端
係止部３８ａが滑り、係止部３８ｍが第１の凸部３７の
乗上げ面３７ｂに乗り上げる。

第９図は、第８図の状態からパッケージ１をさらに右側
に動かした状態である。第１の弾性係止片３８の係止部
３８ａが第１の凸部３７を乗り越え、第１の係止手段と
第２の係止手段は両方とも係止状態となる。すなわちこ
の状態は、第４図と同様な状態である。

第１０図はさらにパッケージ１を右に動かした状態であ
る。パッケージ１に固定されている第２のハウジング３
４も一体で右に動くため、第２のハウジング３４の解除
部４２も右に動く。第２のハウジング３４の解除部４２
が右に動くことにより、第２の弾性係止片４０の乗上げ
部４０ｂを図中下方に変位させる。

これにより第２の弾性係止片４０と第２の凸部３９によ
る第２の係止手段が解除されろ。

すなわち第１のハウジング３３に係止されていた第３の
ハウジング３６が、係止を解除される。第２の係止手段
が解除されると、第１の光コネクタエレメント３２と第
２の光コネクタエレメント３５間の押圧力によす、第３
のハウジング３６は係止部３８ａと第１の凸部３７によ
り係止される位置まで右に動く。

第１１図は、第１０図からさらにパッケージ１を右に動
かした状態である。第２の弾性係止片４０の乗上げ部４
０ｂが解除部４２の乗上げ面４２ｂを滑り、係止部４０
ａが第２の凸部３９と干渉しない位置に変位する。第３
のハウジング３６は第１のハウジング３３との係止を解
除されているため、パッケージ１を右に動かすと、第２
のハウジング３４とともに右に動き、第２図と同様なが
ん合部の状態に戻る。

本実施例では、第１の係止手段、第２の係止手段、第１
の係止Ｍ除手段および第２の係止解除手段はいずれも光
コネクタの側面に１つずつ設けているが、これらは複数
としてもよく、まｔこ光コネクタの上下左右に設けても
良い。このような実施例を第２の実施例として第１２図
及び第１３図に基づき説明する。

第１２図はパッケージ１に垂直な方向からの一部断面視
した図であり、第１３図はパッケージ１に平行な方向か
らの一部断面視しｔコ図である。

本実施例では、第１のコネクタ５０と第２のコネクタ５
１とからなる。第１のコネクタ５０は第１の光コネクタ
エレメント３２を保持している第１のハウジング５２か
ら構成される。第２のコネクタ５１は第２のハウジング
５３と、第１の光コネクタエレメント３２とかん合する
第２の光コネクタエレメント３５を保持する第３のハウ
ジング５４とから構成される。第２！７）ハウジング５
３は固定ネジ５５でパッケージ１に固定されている。第
３のハウジング５４は第２のハウジング５３の内部で第
２の光コネクタエレメント３５の軸方向にしゅう動可能
な構造である。

第１のコネクタ５０と第２のコネクタ５１を結合する前
は、第２のハウジング５３と第３のハウジング５４とは
互いに第１の係止手段により係止される。第１の係止手
段は、第２のハウジング５３に設けられた第１の凸部５
６と、第３のハウジング５４に設けられた、係止部５７
ａを有する第１の弾性係止片５７により構成される。

第１のコネクタ５０と第２のコネクタ５１のかん金時に
は、第１のハウジング５２と第３のハウジング５４が第
２の係止手段により結合する。第２の係止手段は、第３
のハウジング５４に設けられた第２の凸部５８と、第１
のハウジング５２に設けられた第２の弾性係止片５９と
により構成される。

第１のコネクタ５０と第２のコネクタ５１とが結合した
後は、第２のハウジング５３と第３のハウジング５４と
の第１の係止手段が第１の係止解除手段により解除され
、第３のハウジング５４が第２のハウジング５３に対し
て光コネクタエレメント軸方向にしゅう動する。第１の
係止解除手段は、第１の弾性係止片５７を光コネクタエ
レメント軸方向に垂直な方向に変形させるための第１の
傾斜面６０ａが設けられた解除片６０により構成される
。

第１のコネクタ５０と第２のコネクタ５１の結合を解除
する際には、第２の係止手段により結合している第１の
ハウジング５２と第３のハウジング５４との係止を第２
の係止解除手段により解除する。第２の係止解除手段は
、第２の弾性係止片５９を光コネクタエレメント軸方向
に垂直な方向に変形させるための第２の傾斜面６１ａが
設けられた解除部６１により構成される。

なお、がん合動作、及びがん合解除動作については第１
の実施例と同様である。

本実施例の構造とした場合には、係止構造が光コネクタ
エレメントに対して上下、左右で対称に設けであるため
、光コネクタエレメントの反発力をバランス良く受けて
安定な係止が可能であり、光コネクタエレメントの心数
が多い場合に適当な構造である。

〈発明の効果〉前述のように、パッケージを抜去するだけでコネクタロ
ックが解除するため、従来と同様に操作性が良いプラグ
イン形式の光コネクタを実現できる。また、光コネクタ
のエレメント心数やユニットへ実装するパ゛ツケージの
枚数が増大しても、バックボードやユニットに過大な力
を及ぼすことがなくなり、バックボードやユニットの変
形や破損を引き起こす恐れがなくなる。従って、光コネ
クタエレメントを多数実装することが可能となり、光コ
ネクタエレメントの実装密度の向上が可能となる。

光ファイバの接続が完了した状態で、パッケージを多少
押し込むことができるため、パッケージとユニット枠の
寸法誤差が許容され、装置の経済化が図れるとともに、
特にこのような寸法誤差が問題となる各種のシステムに
対して幅広く適用する事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第１１図は、本発明の一実施例を示すもので
、第１図は本光コネクタの一部断面視しｔコ斜視図、第
２図から第１１図はかん合機構の作用状態を示す各々の
一部断面視した図、第１２図と第１３図は係止手段と係
止解除手段の配置と数を変えた本発明の第２の実施例を
示すもので、第１２図は一部断面視した平面図、第１３
図は一部断面視した立面図であり、第１４図はプラグイ
ン形光コネクタの機能説明と従来例を示す斜視図、第１
５図は従来の光コネクタのプラグイン形光コネクタへの
応用例を示す一部断面視した説明図である。図面中、１はパッケージ、５はバックボード、３０．５０は第１のコネクタ、３１．５１は第２のコネクタ、３２は第１の光コネクタエレメント、３３．５２は第１のハウジング、３４．５３は第２のハウジング、３５は第２の光コネクタエレメント、３６．５４は第３のハウジング、３７．５６は第１の凸部、３８．５７は第１の弾性係止片、３９．５８は第２の凸部、４０．５９は第２の弾性係止片、４０ａは係止部、４０ｂは乗上げ部、４１．６０は解除片、４１ａ、Ｂｏａは第１の傾斜面、４２．６１は解除部、４２ａ、６１ａは第２の傾斜面、４２ｂは乗上げ面、４２ａは傾斜面、５５は固定ネジである。ｌ２図第１４図第１３図０１５第１５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）第１のコネクタと第２のコネクタからなる光コネ
クタであって、第１のコネクタは第１の光コネクタエレ
メントを保持するための第１のハウジングから構成され
、第２のコネクタは第２のハウジングと前記第１の光コ
ネクタエレメントとかん合する第２の光コネクタエレメ
ントを保持する第３のハウジングとから構成され、この第３のハウジングは第２のハウジング内で光コネクタエレメントの軸方向にしゅう動可能な構
造であってかつ、これらしゅう動可能な第２のハウジングと第３のハウジングを所定の位置で互いに係止するための
、第２のハウジングと第３のハウジングのそれぞれの所
定の位置に設けられた第１の係止手段と、第１のハウジングと第３のハウジングのそれぞれの所定の位置に設けられた、第１のハウジングと
第３のハウジングを互いに係止するための第２の係止手
段と、第１のハウジングの所定の位置に設けられた、第１の係止手段を解除するための第１の係止解除手
段と、第２のハウジングの所定の位置に設けられた、第２の係止手段を解除するための第２の係止解除手
段とを有することを特徴とする光コネクタ。
（２）前記第１の係止手段は第２のハウジングに設けら
れた第１の凸部と第３のハウジングに設けられた第１の
弾性係止片であって、前記第１の係止解除手段は第１の
弾性係止片を光コネクタエレメント軸方向に垂直な方向
に変形させ得る第１の傾斜面を有する、第１のハウジン
グに設けられた解除片であり、また前記第２の係止手段
は第１のハウジングに設けられた第２の弾性係止片と第
３のハウジングに設けられた第２の凸部であって、前記
第２の係止解除手段は前記第２の弾性係止片を光コネク
タエレメント軸方向に垂直な方向に変形させ得る第２の
傾斜面を有する、第２のハウジングに設けられた解除部
である請求項１記載の光コネクタ。