JPH0317267A - 傾斜機能材料の製造方法 - Google Patents

傾斜機能材料の製造方法

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JPH0317267A
JPH0317267A JP15116689A JP15116689A JPH0317267A JP H0317267 A JPH0317267 A JP H0317267A JP 15116689 A JP15116689 A JP 15116689A JP 15116689 A JP15116689 A JP 15116689A JP H0317267 A JPH0317267 A JP H0317267A
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JP
Japan
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substrate
ion source
thin film
target
ion
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Pending
Application number
JP15116689A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ikegami
池上 和男
Seiichi Kiyama
木山 精一
Masato Osumi
大隅 正人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、ガスタービン材料や、セラミックスエンジン
用機械部品や、航空機用部品など、高温の過酷環境下で
使用できる材料の製造方法に関するものである。
(口)従来の技術 材料の両側の面が高温と低温にさらされ、その両面に大
きな温度差を受ける材料の製造方法として、従来より、
金属や合金材料の表面【;セラミックスなどをコーティ
ングしたり、鍍金を施したりして、耐熱性を上げる方法
が知られている。
しかしながらこの方法では、熱応力を緩和することはで
きないため、形成された膜の!I+離や、膜表面の亀裂
発生による耐食性の悪化などの問題があった。
又、耐食性セラミックスと金属とを接合する方法として
、最近、銀蝋や、銅にチタン(Ti)、ジルコニウム(
Zr)などの活性な金属を添加し、セラミックスの反応
を用いて接合する方法が開発されているが、この方法に
おいても、熱膨張係数の違いに起因する熱応力や、高温
での接合強度の低下などの間趙点があった。
(ハ)発明が解決しようとする課趙 本発明が解決しようとする課題は、前述の従来技術の問
題点を解消し、金属と耐食性セラミックスを連続的に接
合し、大きな熱衝撃に十分耐え得る傾斜損能材料を開発
することである.(二)課題を解決するための手段 本発明は真空容器内に、基板と、該基板に形成される薄
膜の構或原子から成るターゲットと、前記基板に対向し
て設けられたイオン源と、前記ターゲットに対向して設
けられたスバッタ用イオンガンと、を配置し、前記イオ
ン源の照射エネルギーを段階的に調節して、前記基板の
表面から内部にかけて、前記基板の構戊原子に対する前
記イオン源の照射イオンの比を表面からの深さ方向に変
化させた薄膜を形戒するものである。
(ホ)作用 上記手段により基板に薄膜を形成するに当り、基板の表
面から内部に向かう程、該薄膜に占める基板の戊分比を
多くして、両者の接着を強固にする。
(へ)実施例 以下本発明を図面の一実施例について詳細に説明する。
第1図は傾斜機能材料の製造に用いられる装置の一実施
例を示し、(1)は高真空度( 10−’Torr以下
)にされた真空容器、(2)は前記容器(1)内に配置
された^l合金製の基板である。
(3)はイオン源で、前記容器(1)の一側に前記基板
(2)に対向して設けられ、該基板(2)に数MeVの
大きなエネルギーから数十keVの小さなエネルギーま
で段階的に変化させて窒素イオン(N”−)+7 , を10” − 10”ions/cm”程度から5 X
 10  tons/Cm’まで注入し、且つ前記基板
(2)のかなり内部(数am)から表面に至るまで窒化
アルミニウム化合物を形戒するものである。
(4)は前記容器(1)の略中央に配置されたSiター
ゲット、(5〉はスバ・ノタ用イオンガンで、前記容器
(1)の他側に前記ターゲット(4)に対向して設けら
れ、該ターゲット(4)を0. 5 − 1. 5ke
Vl:加速されたアルゴン(Ar”)イオンでスバッタ
するものである. 次に上記装置を用いた傾斜材料の製造方法について第2
図及び第3図の製造された材料の断゛面づき説明する。
まず、基板(2)としてのAI合金を容器(1)内に置
き、イオンi!!!(3 ’)から数MeVの大きなエ
ネルギーで窒素イオンを10” − 10”ions/
cm”注入し、前記基板(2)の内部(数am)に窒化
アルミニウム化合物(6)を形或する。
次にイオン源(3)から数百keVの中程度のエネルギ
ーで窒素イオンを2 X 10”ions/cm’注入
する。
さらにイオン源(3)から数十keVの小さなエネルギ
ーで窒素イオンを5 X 10”ions/cm’程度
注入し、内部から表面にb)けて連続的にN/^l比を
変化させたAI−N系化合物〈6)を形成させる(第3
図参照〉。この例では基板(2)の表面からの深さd2
において、その大部分を基板(2)の材料であるAI合
金が占め、N/AI比はゼロに等しく、dll基板(2
)表面、<d2} では、N/AI比は略9となってい
る。
そしてdi−d2間では、N/AIの値は0〜9まで表
面冊1 ,からの深さにはとんと比例して連続的に変化させノ ている。
この後、前記イオン源(3)を用いて窒素イオンを10
0〜1000eVの極低エネルギーで基板(2)に朋射
させながら、スパッタ用イオンガン(5)により、0.
5〜!. 5keVに加速されたArイオンでSiター
ゲット(4)をスパノタして、Siを叩き出し、基板(
2)の表面上で、前記叩き出されたSiとイオン源(3
)から照射されたNとを反応させ、Si−N系薄膜(7
)を形成させる。
さて、Si−N系薄膜(7)の一つである窒化ケイ素(
SilNl)セラミックスは優れた耐熱性等を有するこ
とから、上記の方法で形成させる薄嘆(7)の結晶性を
、窒素イオン量とSi蒸普量とによって制御し、さらに
熱処理を行い、拡散により連続的に深さ方向へのN/S
i比を変化させて、傾斜的に機能特性のことなる薄膜(
7〉を形戒することにより、形成される傾斜機能材料の
表面の耐熱性や、耐摩耗性を向上させた。
尚、上記方法を用いて、 (3)を換えることにより、 基板(2)及びイオン源 ZrN,TiN.BN,CrN1 S iN、等の窒化物や、Ties、AI.O.、Sin.
等の薄膜(1)・・真空容器、   (2)・・・基板
、(4)・ ・ターゲット、  (3)・・・イオン源
、(5)・・スパンタ用イオンガン、 (6 )(7 )・・・薄膜。
にかけて、金属とセラミックスの混合層やセラミックス
層等の薄膜を、深さ方向に連続的に変化させて形威し、
金属や合金の基板特性とセラミックス等の薄膜の特性を
兼ね備えた傾斜材料を提供することができ、従米のコー
ティングや鍍金方法よりも基板と薄膜との付着力が向上
し、膜の剥離や亀裂の発生が防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 真空容器内に、基板と、該基板に形成される薄
    膜の構成原子から成るターゲットと、前記基板に対向し
    て設けられたイオン源と、前記ターゲットに対向して設
    けられたスパッタ用イオンガンと、を配置し、 前記イオン源の照射エネルギーを段階的に調節して、前
    記基板の表面から内部にかけて、前記基板の構成原子に
    対する前記イオン源の照射イオンの比を表面からの深さ
    方向に変化させた薄膜を形成することを特徴とする傾斜
    機能材料の製造方法。
JP15116689A 1989-06-14 1989-06-14 傾斜機能材料の製造方法 Pending JPH0317267A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109487227A (zh) * 2018-12-29 2019-03-19 深圳市致远动力科技有限公司 电池材料镀膜控制方法及计算机可读存储介质
CN109628888A (zh) * 2018-12-27 2019-04-16 深圳市致远动力科技有限公司 电池材料镀膜控制方法及计算机可读存储介质

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109628888A (zh) * 2018-12-27 2019-04-16 深圳市致远动力科技有限公司 电池材料镀膜控制方法及计算机可读存储介质
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