JPH0211753A - TiAl系複合部材及びその製造方法 - Google Patents
TiAl系複合部材及びその製造方法Info
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
し産業上の利用分野]
本発明は、自動車や航空機用軽量耐熱材料として有用な
TiAl系複合部材及びその製造方法に関する。
TiAl系複合部材及びその製造方法に関する。
[従来の技術]
Tj 3 AJ、Ti A、&或いはTjAア3のTi
とAlとの金属間化合物は、常温での加工性に劣す るため、工業的利用の観点からそれほど関心が持たれて
いなかったが、近年、自動車や航空機の各種部品の軽量
化、高耐熱化の要請から前記金属間化合物かこれらの軽
量耐熱H料として注目されている。
とAlとの金属間化合物は、常温での加工性に劣す るため、工業的利用の観点からそれほど関心が持たれて
いなかったが、近年、自動車や航空機の各種部品の軽量
化、高耐熱化の要請から前記金属間化合物かこれらの軽
量耐熱H料として注目されている。
上記Ti とAlの金属間化合物の中でTiA1合金は
、軽量であると共にNj基超超合金匹敵する比強度を持
つ新しい素材であり、耐酸化性にもかなり優れているた
め将来の新機能H料として大いに期待されている。
、軽量であると共にNj基超超合金匹敵する比強度を持
つ新しい素材であり、耐酸化性にもかなり優れているた
め将来の新機能H料として大いに期待されている。
[発明が解決しようとする課題]
上記TiA1合金は、実用化の上でいくつかの解決すべ
き課題があり、その一つとして常温での延性が低いとい
う問題が挙げられる。この改善策としては、第3元素(
例えば■、Mn等)の添加又はTjの比率の高いTiA
1合金の開発等による靭性改善の努力が鋭意なされてき
ており、実用化の目途が立ちつつある。しかしながら、
前記Ti AJ!合金は高温、特に900°C以上の温
度領域における耐酸化性に劣るという問題が残されてい
る。即ち、Tj A、ff合金は酸化初期において保護
被膜としてのA、e203が形成されるが、酸化の進行
に伴ってTjAノ合金中のA、12が表面に拡散し、A
l2O3とTjAノ合金との間にTi3Aノ層が形成さ
れ、この時点でAl2O3か保護被膜として機能しなく
なり、表面にTi 02が形成されて酸化か進行する。
き課題があり、その一つとして常温での延性が低いとい
う問題が挙げられる。この改善策としては、第3元素(
例えば■、Mn等)の添加又はTjの比率の高いTiA
1合金の開発等による靭性改善の努力が鋭意なされてき
ており、実用化の目途が立ちつつある。しかしながら、
前記Ti AJ!合金は高温、特に900°C以上の温
度領域における耐酸化性に劣るという問題が残されてい
る。即ち、Tj A、ff合金は酸化初期において保護
被膜としてのA、e203が形成されるが、酸化の進行
に伴ってTjAノ合金中のA、12が表面に拡散し、A
l2O3とTjAノ合金との間にTi3Aノ層が形成さ
れ、この時点でAl2O3か保護被膜として機能しなく
なり、表面にTi 02が形成されて酸化か進行する。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
ので、軽量性、耐熱性に優れていると共に、高温下での
耐酸化性を改善したTiAノ系複合部拐及びその製造方
法を提供しようとするものである。
ので、軽量性、耐熱性に優れていると共に、高温下での
耐酸化性を改善したTiAノ系複合部拐及びその製造方
法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、TiAノ金属間化合物の基材表面にTiAノ
3金属間化合物の薄膜層を被覆したことを特徴とするT
j A、+?系複合部材である。
3金属間化合物の薄膜層を被覆したことを特徴とするT
j A、+?系複合部材である。
上記TjAノ金属間化合物の基材表面に被覆されるTi
Aノ3金属間化合物の薄膜層は、該基材表面に直接に被
覆してもよいし、或いは該薄膜層の成膜後の熱処理等に
よる温度上昇により薄膜層中のA、eを見料に拡散させ
ることによって見料と薄膜層間の組成の連続性を付与す
るための拡散層を介在させて密着性を高めるようにして
もよい。
Aノ3金属間化合物の薄膜層は、該基材表面に直接に被
覆してもよいし、或いは該薄膜層の成膜後の熱処理等に
よる温度上昇により薄膜層中のA、eを見料に拡散させ
ることによって見料と薄膜層間の組成の連続性を付与す
るための拡散層を介在させて密着性を高めるようにして
もよい。
上記TiA、e3金属間化合物の薄膜層の形成手段とし
ては、種々の方法を用いることかでき、例えばCVD法
、真空蒸着法、高周波スパッタリング法、マグネトロン
スパッタリング法、イオンビムスパッタリング法或いは
・蒸着とイオン注入とを同時に行なうイオンミキシング
法等を採用し?LIるか、特にイオンミキシング法で薄
膜層を形成することが望ましい。
ては、種々の方法を用いることかでき、例えばCVD法
、真空蒸着法、高周波スパッタリング法、マグネトロン
スパッタリング法、イオンビムスパッタリング法或いは
・蒸着とイオン注入とを同時に行なうイオンミキシング
法等を採用し?LIるか、特にイオンミキシング法で薄
膜層を形成することが望ましい。
[作用]
本発明によれば、軽量、耐熱性に優れたTiAノ金属間
化合物の基材表面にAノ成分を多く含むTiAノ、金属
間化合物の薄膜層を被覆することによって、基材中のA
、e拡散に伴う酸化の進行を防止できるため、軽量、耐
熱、耐食性か著しく優れたTIAノ系複合部材を得るこ
とができる。また、基材と薄膜層は基本構成成分として
同一の元素を含有しているため、熱影響を受けた時での
薄膜層のクラック発生や剥離を防止できる。
化合物の基材表面にAノ成分を多く含むTiAノ、金属
間化合物の薄膜層を被覆することによって、基材中のA
、e拡散に伴う酸化の進行を防止できるため、軽量、耐
熱、耐食性か著しく優れたTIAノ系複合部材を得るこ
とができる。また、基材と薄膜層は基本構成成分として
同一の元素を含有しているため、熱影響を受けた時での
薄膜層のクラック発生や剥離を防止できる。
また、Ti AJ23金属間化合物の薄膜層をイオンミ
キシング法によりTjAノ金属間化合物の基材表面に形
成することによって、基材表面でのミキシング作用によ
り薄膜層の基材に対する密着性を向上できる。しかも、
基材と薄膜層との間にそれらの組成的傾斜構造を有する
中間層を形成できるため、応力歪みを緩和できる。更に
、低温での薄膜層形成による該薄膜層内での熱応力発生
を低減てきると共に、固溶領域の狭いTiAノ3相の組
成調整を容易に行なうことかできる等の優れた特徴を有
する。
キシング法によりTjAノ金属間化合物の基材表面に形
成することによって、基材表面でのミキシング作用によ
り薄膜層の基材に対する密着性を向上できる。しかも、
基材と薄膜層との間にそれらの組成的傾斜構造を有する
中間層を形成できるため、応力歪みを緩和できる。更に
、低温での薄膜層形成による該薄膜層内での熱応力発生
を低減てきると共に、固溶領域の狭いTiAノ3相の組
成調整を容易に行なうことかできる等の優れた特徴を有
する。
[発明の実施例]
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1
まず、溶解法により生成したTi A、f?合金を加工
して30mm X 30mm X 5 mmの板材を製
作した後、この板材の片面を鏡面研磨した。つづいて、
この板材をイオンビームスパッタリング装置に設置した
後、TiAl3合金のターゲットを使用し、スパツタ電
圧31cV、電流密度2.5mA/ciの条件で該ター
ゲットにArイオンを衝突させてTi A、f?3合金
を板材にスパッタリング蒸着を行ないながら、別のイオ
ン源から電圧100■、電流密度0.35mA/cIj
の条件で板材をArイオンアシスト処理を行なって板材
の鏡面研磨した表面に厚さ3μmのTi A、f?3合
金からなる薄膜層を形成してTi AI!系複合部祠を
製造した。
して30mm X 30mm X 5 mmの板材を製
作した後、この板材の片面を鏡面研磨した。つづいて、
この板材をイオンビームスパッタリング装置に設置した
後、TiAl3合金のターゲットを使用し、スパツタ電
圧31cV、電流密度2.5mA/ciの条件で該ター
ゲットにArイオンを衝突させてTi A、f?3合金
を板材にスパッタリング蒸着を行ないながら、別のイオ
ン源から電圧100■、電流密度0.35mA/cIj
の条件で板材をArイオンアシスト処理を行なって板材
の鏡面研磨した表面に厚さ3μmのTi A、f?3合
金からなる薄膜層を形成してTi AI!系複合部祠を
製造した。
イオンビームスパッタリング装置から取出した複合部材
の表面を観察したところ、表面に形成されたTi AI
3合金薄膜層のクラック、剥離等の欠陥は全く認められ
なかった。
の表面を観察したところ、表面に形成されたTi AI
3合金薄膜層のクラック、剥離等の欠陥は全く認められ
なかった。
また、得られた複合部材を800℃の高温酸化雰囲気中
に10時間放置する酸化操作を10回繰返す高温酸化試
験を行なったところ、酸化増量が僅かに認められたもの
の、その表面に形成されたTiAノ3合金薄膜層のクラ
ック、剥離等の欠陥は全く認められなかった。
に10時間放置する酸化操作を10回繰返す高温酸化試
験を行なったところ、酸化増量が僅かに認められたもの
の、その表面に形成されたTiAノ3合金薄膜層のクラ
ック、剥離等の欠陥は全く認められなかった。
実施例2
実施例1と同様な片面を鏡面研磨したTi Al!合金
からなる板材を、真空蒸着、イオン注入の機能を有する
真空チャンバ内に設置した後、EB蒸着法のトリプルハ
ース方式によりT1を3.8人/seeの蒸着速度で、
A、ffを57人/seeの蒸着速度で夫々板利表面に
真空蒸着を行ないながら、パケット型イオン源によりA
rイオンを加速電圧10kV、電流75m Aの条件で
板材に照射して、板利の鏡面研磨した表面に厚さ3μm
のTjA13合金からなる薄膜層を形成してTi A、
f?系複合部祠を製造した。
からなる板材を、真空蒸着、イオン注入の機能を有する
真空チャンバ内に設置した後、EB蒸着法のトリプルハ
ース方式によりT1を3.8人/seeの蒸着速度で、
A、ffを57人/seeの蒸着速度で夫々板利表面に
真空蒸着を行ないながら、パケット型イオン源によりA
rイオンを加速電圧10kV、電流75m Aの条件で
板材に照射して、板利の鏡面研磨した表面に厚さ3μm
のTjA13合金からなる薄膜層を形成してTi A、
f?系複合部祠を製造した。
しかして、本実施例2の複合部材及び鏡面研磨した30
mm X 30mm X 5 mmのTiA1合金から
なる仮相(比較例)を900℃の高温酸化雰囲気中に4
0時間放置する高温酸化試験を行なって酸化増量を調べ
た。その結果を下記第1表に示す。
mm X 30mm X 5 mmのTiA1合金から
なる仮相(比較例)を900℃の高温酸化雰囲気中に4
0時間放置する高温酸化試験を行なって酸化増量を調べ
た。その結果を下記第1表に示す。
上記第1表から明らかなように本実施例2の複合部祠は
、優れた高温耐酸化性を有することがわかる。
、優れた高温耐酸化性を有することがわかる。
[発明の効果]
以上詳述した如く、本発明によれば軽量性、耐熱性に優
れていると共に、高温下での耐酸化性が著しく改善され
、自動車、航空機や宇宙関連の各種部品として極めて有
用なTj A、e系複合部材及びその製造方法を提供で
きる。
れていると共に、高温下での耐酸化性が著しく改善され
、自動車、航空機や宇宙関連の各種部品として極めて有
用なTj A、e系複合部材及びその製造方法を提供で
きる。
Claims (2)
- (1)、TiAl金属間化合物の基材表面にTiAl_
3金属間化合物の薄膜層を被覆したことを特徴とするT
iAl系複合部材。 - (2)、TiAl金属間化合物の基材表面に蒸着とイオ
ン注入とを同時に行なうイオンミキシングによりTiA
l_3金属間化合物の薄膜層を形成せしめることを特徴
とするTiAl系複合部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16201188A JPH0211753A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | TiAl系複合部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16201188A JPH0211753A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | TiAl系複合部材及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211753A true JPH0211753A (ja) | 1990-01-16 |
JPH0587591B2 JPH0587591B2 (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15746353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16201188A Granted JPH0211753A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | TiAl系複合部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0211753A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03193859A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Nippon Steel Corp | 耐酸化性を改善したTiAl系金属間化合物構造材およびその製造方法 |
EP0480732A2 (en) * | 1990-10-12 | 1992-04-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electron beam permeable window |
WO1997029109A1 (en) * | 1996-02-07 | 1997-08-14 | Janssen Pharmaceutica N.V. | Pyrazolopyrimidines as crf receptor antagonists |
US5695827A (en) * | 1991-07-01 | 1997-12-09 | Boeing North American, Inc. | Surface protection of gamma and alpha-2 titanium aluminides by ion implantation |
CN114318232A (zh) * | 2020-09-27 | 2022-04-12 | 上海交通大学 | 包覆Al的Al3Ti金属间化合物纳米颗粒及其制备方法 |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP16201188A patent/JPH0211753A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03193859A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Nippon Steel Corp | 耐酸化性を改善したTiAl系金属間化合物構造材およびその製造方法 |
EP0480732A2 (en) * | 1990-10-12 | 1992-04-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electron beam permeable window |
US5695827A (en) * | 1991-07-01 | 1997-12-09 | Boeing North American, Inc. | Surface protection of gamma and alpha-2 titanium aluminides by ion implantation |
WO1997029109A1 (en) * | 1996-02-07 | 1997-08-14 | Janssen Pharmaceutica N.V. | Pyrazolopyrimidines as crf receptor antagonists |
CN114318232A (zh) * | 2020-09-27 | 2022-04-12 | 上海交通大学 | 包覆Al的Al3Ti金属间化合物纳米颗粒及其制备方法 |
CN114318232B (zh) * | 2020-09-27 | 2022-10-18 | 上海交通大学 | 包覆Al的Al3Ti金属间化合物纳米颗粒及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0587591B2 (ja) | 1993-12-17 |
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