JPH0317201B2 - - Google Patents

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JPH0317201B2
JPH0317201B2 JP59264988A JP26498884A JPH0317201B2 JP H0317201 B2 JPH0317201 B2 JP H0317201B2 JP 59264988 A JP59264988 A JP 59264988A JP 26498884 A JP26498884 A JP 26498884A JP H0317201 B2 JPH0317201 B2 JP H0317201B2
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JP
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circuit
detection circuit
voltage
switch element
signal
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JPS61142709A (ja
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Takeshi Katabuchi
Toshiaki Furukawa
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Publication of JPH0317201B2 publication Critical patent/JPH0317201B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/18Circuit arrangements for obtaining desired operating characteristics, e.g. for slow operation, for sequential energisation of windings, for high-speed energisation of windings
    • H01F7/1805Circuit arrangements for holding the operation of electromagnets or for holding the armature in attracted position with reduced energising current

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、直流電源又は交流電源を整流した電
源に適用する。直流電磁石装置の改良に関するも
のである。
〔従来技術とその問題点〕
一般に電磁石装置は操作コイルを巻いた固定鉄
心とこの固定鉄心にギヤツプを介して対向する可
動鉄心とより成り、操作コイルを励磁すると固定
鉄心に可動鉄心が吸引され、前記ギヤツプだけ移
動し吸着される。このとき可動鉄心は駆動すべき
負荷とスプリングの反発力に打ち勝つて移動す
る。この場合、鉄心ギヤツプが大きい吸引初期に
おいては、大きい吸引力を要し、吸着完了後は小
さい吸引力で維持することができる。
このような特性に対応するものとして、従来第
7図、第8図ないし第9図に示すような電磁石駆
動回路が用いられている。第7図において電磁石
の操作コイル1は電磁石で駆動される常閉接点2
と節約抵抗3の並列回路に直列に接続され、操作
スイツチ4を介して直流電源端子P,Nに接続さ
れている。操作スイツチ4を閉じると直流電流が
常閉接点2を通つて操作コイル1に流れ電磁石が
作動し可動鉄心を吸引する。
ここで可動鉄心の投入により常閉接点2が開
き、操作コイル1と直列に抵抗3が挿入され、保
持状態ではコイル電流が低減される。このような
構成にすると保持電流を小さくしコイルの損失を
小さくすることができる。しかし、抵抗3による
損失が熱として発生し無駄が生じ、装置およびそ
の周辺の温度上昇に悪影響を与える。
又、電磁石開放時は抵抗3を短絡している常閉
接点2は可動鉄心が固定鉄心に完全に吸着され
て、ほぼ完全な閉磁気回路を構成してから開くの
が確実な動作を行う上でも好ましいが、常閉接点
2は通常可動鉄心に連動させるのが普通で、この
ような場合は可動鉄心が固定鉄心に吸着される直
前に接点2が開き吸着後の接点開き距離を一定値
以上保たねばならず、一方で接点2の開離後抵抗
挿入により励磁電流が小さくなつた後も惰性で可
動鉄心吸着が完全に行なわれ、保持されるように
しなければならず、製品のバラツキ等も考慮する
と電磁石を完全吸着させるための調整に困難性が
ある。
又、機構不良等により接点が開かなかつたとき
は操作コイルに大電流が連続して流れコイルを焼
損したり、常閉状態で接点の導通不良を起したと
きは、操作スイツチ4を閉じても起動電流が流れ
ず動作しないおそれがある。
第8図においては、操作コイル1が投入コイル
CCと保持コイルHCに分れ、投入コイルCCと常
閉接点2の直列回路に保持コイルHCを並列に接
続した回路が操作スイツチ4を介して直流電源端
子P,Nに接続されている。通常投入コイルCC
の抵抗は保持コイルHCの抵抗より小さく選定さ
れており、操作スイツチ4を閉じるとコイル電流
の大部分は常閉接点2を通つて投入コイルCCに
流れ、大きな吸引力で可動鉄心を吸着する。吸引
後は常閉接点2が開きコイル電流は保持コイル
HCのみに流れ減少する。この場合第7図におけ
るような抵抗3は不用となる利点はあるが、常閉
接点2が開かなかつた場合投入コイルCCに連続
的に大きな電流が流れコイルが焼損するおそれは
依然として残る。又、コイルを2ヶ必要としコイ
ル部の構造が複雑になり、コストが上る等の欠点
がある。
第9図においては電磁石の操作コイル1が、ス
イツチ素子5例えばトランジスタと直列に直流電
源端子P,Nに接続されている。このスイツチ素
子5は制御電源回路6、電圧検出回路7、タイマ
回路8、発振回路9により制御されるもので、電
圧検出回路7およびタイマ回路8の信号と発振回
路9の信号がオア回路10、抵抗11を経てスイ
ツチ素子5へ入力されるようにしている。
次に、動作について説明すると、端子P,Nに
電源電圧が供給され電源電圧が一定値以上になる
と、電圧検出回路7の出力信号を出し、この信号
はオア回路10、抵抗11を経てスイツチ素子5
へ閉信号を与え、スイツチ素子5がオンになり
(t1時点、第10図参照)、電磁石投入に必要な大
きな電流を操作コイル1に供給する。この電流に
より電磁石は投入動作を行ない、投入状態とな
る。このとき、スイツチ素子5はオンのままで操
作コイル1には大きな電流が流れている。電圧検
出回路7の出力信号は、またタイマ回路8を始動
させ、所定時間後タイマ回路8が出力を出し電圧
検出回路7からの信号を停止してスイツチ素子5
はオフとなる。同時にタイマ回路8の出力は発振
回路9にも印加され、発振回路9が動作を開始し
断続出力信号を出す(t3時点)。この断続信号は
オア回路10および抵抗11を経てスイツチ素子
5へ印加され、スイツチ素子5はオン、オフを繰
返す。これによりコイル1には断続した電圧が印
加されることになり電磁石は小さい電流で保持状
態を続ける。
第10図はスイツチ素子5のオン、オフ動作状
態の時間的推移を示したもので横軸に時間t、縦
軸にスイツチ素子5の動作状態を表わす。t1時点
で電源端子P,N間に一定値以上の電源電圧を印
加すると、スイツチ素子5がオンとなり電磁石が
投入し、t2時点で完了した後、t3時点でタイマ回
路8の限時動作による信号で発振回路9が作動し
て、その断続信号によりスイツチ素子5を断続的
に開閉し、操作コイル1に断続電圧を印加し、電
磁石を保持させる。この場合、オン時間とオフ時
間の比を適当に調整することによりコイル電流を
自由に調整し、このようにして保持電流を低減さ
せるようにしている。
この場合、第7図、第8図のような機械的常閉
接点を有しないので、信頼性は高まるが電圧検出
回路7により始動し、一定時間後に発振回路9を
始動させてスイツチ素子5を入、切させるタイマ
回路8の時限は、可動鉄心が固定鉄心とのギヤツ
プの分移動するに要する時間(t2−t1)は少なく
とも必要であり、それにバラツキを考慮して若干
の余裕時間を加え、さらに、その他機械的な摩耗
や摩擦による前記移動時間の延長等も考慮する
と、可動鉄心の移動時間の2〜3倍に設定される
のが一般的である。従つてこのような場合、可動
鉄心の正常な移動に要する時間の2〜3倍の時間
大きな電流が操作コイル1に流れ、操作コイル消
費電力も2〜3倍に増加し、過熱することにな
る。このようなことから上述の制御回路で電磁石
装置を高頻度で入、切した場合、操作コイルが焼
損するおそれがあつた。
上記において、例えば起動電流2アンペアの電
磁石で具体的な設定時間はt2−t1=25ms、t3
t1=75msとなつている。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の欠点を除去するため、電磁石
操作コイルに全電源電圧を印加するのは、可動鉄
心が固定鉄心とのギヤツプを移動しほぼ完全な閉
磁気回路を形成する瞬間までとし、その瞬間を検
出しその後は発振回路を始動させ、断続する印加
電圧による保持電流に切替えて保持時の消費電力
を低減させることにより、第7図あるいは第8図
を例のように可動鉄心が固定鉄心と閉磁気回路を
形成する直前に機械的常閉接点で保持電流に切替
えることによる動作の不安定、あるいは、第9図
の例のように必要以上にコイルに全電源電圧、全
電流を印加することにより発生する消費電力の増
加および操作コイルの温度上昇を防止しようとす
るものである。
〔発明の構成〕
本発明は、可動鉄心と固定鉄心が閉磁気回路を
形成した瞬間に生ずる操作コイルの電流変化を検
出して保持状態に切替えるものである。第3図は
電磁石の可動、固定両鉄心間のギヤツプとコイル
電流の変化を示す図で横軸に時間t、又は移動ス
トロークl、縦軸にコイル電流値iを表わす。第
3図aは第9図の直流電磁石における場合を示
し、bは本発明における場合を示す。第3図aに
示すように可動鉄心と固定鉄心のギヤツプが大き
いt1時点で、操作コイルに電圧を印加すると印加
電圧に応じた起動電流が流れる。その後可動鉄心
と固定鉄心のギヤツプが小さくなるに従つて、磁
気抵抗が減少し磁束は増加して行き、そしてギヤ
ツプがほぼ0になつた瞬間(t2時点)に磁束は急
激に増大する。この磁束変化により操作コイルに
は、−N△φ/△t(V)の逆起電力が発生し(但し、
N:コイル巻数、φ:磁束、t:時間)、これに
よりコイル電流は急激に減少し、その後は完全な
閉磁気回路を形成するため磁束の変化がなくな
り、逆起電力も消滅して電源電圧に応じたコイル
電流に復帰する。そしてt3時点でタイマ回路8の
限時動作により、操作コイル1への印加電圧が断
続電圧に切替り、励磁電流が小さくなり保持電流
となる。
上記のようにコイル電流が急激に減少した時点
t2をとらえれば鉄心が完全に吸着したことを検出
できる。電流検出素子の一例として、この場合、
操作コイル及びスイツチ素子と直列に抵抗を接続
することにより電圧信号として取り出すようにし
ている。
本発明の電磁石装置は、電磁石を励磁する操作
コイル、この操作コイルに直列に接続され入力信
号により開閉するスイツチ素子、電源電圧を検出
しこの電圧が一定値以上のときスイツチ素子を閉
路する出力信号を出す電圧検出回路、前記操作コ
イルの励磁電流の変化を検出して出力信号を出
し、その出力信号により電圧検出回路よりスイツ
チ素子に与える出力信号を停止させる電流検出回
路、この電流検出回路または前記電圧検出回路の
信号により始動し、前記スイツチ素子を開閉させ
る断続信号を与える発振回路、およびこれらの回
路に直流制御電圧を与える電源回路を設けたもの
である。
本発明は、このような構成により、前述したよ
うな電磁石吸引時の操作コイル励磁電流の変化を
電流検出素子により検知し、電流検出回路に送
り、電圧検出回路からの入信号を停止し、その後
は発振回路から送られる断続信号によりオア回路
を通して操作コイルに直列に接続されたスイツチ
素子に送り断続的に入、切する。
〔実施例〕
本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図において、P,Nは直流電源の端子、4
は操作スイツチで、端子Pより操作スイツチ4を
経た端子をP1とする。電磁石操作コイル1とト
ランジスタなどのスイツチ素子5とが直列に電源
P1,Nに接続されている。このスイツチ素子5
は制御電源回路6、電圧検出回路7、電流検出回
路13、発振回路9により制御される。制御電源
回路6と電圧検出回路7は端子P1,N間に接続
され、制御電源回路6は電圧検出回路7、電流検
出回路13、発振回路9に制御電源を与える。電
圧検出回路7は電源電圧を検出し、その電圧が基
準値以下のときは出力を出さず、基準値以上のと
きは出力を出し、その出力は電流検出回路13に
動作信号を与えると共に、オア回路10、抵抗1
1を経てスイツチ素子5に閉路信号を与える。電
源電圧が基準値以下に下ればその閉路信号を停止
する。この場合の基準値はその値以上では全ての
制御回路及び電磁石が正常に作動するように定め
る。電流検出回路13は操作コイルに流れる励磁
電流を検出し、その励磁電流が急激に立下り変化
をしたとき出力信号を出し、B端子より発信回路
9へ動作信号を与え、またC端子より電圧検出回
路の出力信号を停止する信号を与える。上記は電
圧検出回路7よりスイツチ素子5へ与えられる信
号と、発振回路9の発振信号はオア回路10、抵
抗11を経てスイツチ素子5へ至る。14はスイ
ツチ素子5をオフしたときに操作コイル1に流れ
る電流を急に0にせずに徐々に小さくしてコイル
電流を連続させるために操作コイル1に並列に電
源と逆方向に接続されたダイオード即ちフライホ
イールダイオード、12はコイル励磁電流検出素
子で、この場合抵抗を挿入し、その端子電圧の変
化を検出し、電流検出回路13のA端子へ入力す
る。
第1図の構成のものにおいて、操作スイツチ4
を閉じると制御電源回路6及び操作コイル1に電
源電圧が印加され、同時に制御電源回路6より電
圧検出回路7、電流検出回路13、発振回路9等
各制御回路に制御電源が供給される。電圧検出回
路7において、電源電圧が基準値以下の場合は出
力信号を出さず、基準値を超えているときは出力
信号を出し、その出力はオア回路10、抵抗11
を通してスイツチ素子5に印加され、スイツチ素
子5はオンとなり操作コイル1に起動電流が流れ
電磁石が吸引される。この電流は前記スイツチ素
子5に直列に接続された電流検出素子である抵抗
12にも流れ、抵抗12の両端には電流に比例し
た電圧が得られ、この電圧を信号として電流検出
回路13に送る。
第2図は、電流検出回路13の実施例の構成を
示す回路図で、p,nは回路に与えられる制御電
源端子、21は第1の比較器、22は第2の比較
器、R1,R2は端子p,n間に接続された分圧抵
抗で分圧点23より比較器21の基準入力端子−
に第1の基準電圧v1が与えられる。R3,R4は端
子p,n間に接続された分圧抵抗で、分圧点24
より比較器22の基準入力端子+に第2の基準電
圧v2が与えられる。R5は比較器21の出力端子
25を端子pに接続する抵抗、R6は比較器22
の出力端子26を端子pに接続する抵抗、Aは入
力端子で、端子Aより抵抗R7,R8を経て比較器
21の+入力端子に接続し、出力端子25より抵
抗R7,R8の中間点27へダイオードD1を接続す
る。端子Aより抵抗R3を経て比較器22の−入
力端子へ接続する。比較器21,22の出力はア
ンド回路28を経て出力端子Bへ出力し、出力端
子Bよりインバータ29を経て出力端子Cへ出力
する。この場合、v1>v2とする。
第4図に示すように、比較器21,22はそれ
ぞれ異なつた基準値を持ち、その基準電圧値がそ
れぞれv1,v2である。第4図イはコイル励磁電流
の時系列的変化を示したもので、縦軸をコイル電
流値、横軸を時間又はストロークで表わしてい
る。第4図ロは電流検出抵抗12の端子電圧の時
系列的変化を示したもので、縦軸を端子電圧、横
軸を時間又はストロークで表わしている。第4図
ハは第1の比較器21の出力、第4図ニは第2の
比較器22の出力、第4図ホは電流検出回路13
のB端子出力を表わし、第4図ヘは電流検出回路
13のC端子出力を表わし、何れも横軸を時間又
はストロークで表わしている。ここで、電流検出
抵抗端子電圧(以下検出電圧と云う)がt11時点
で基準値v2を超えると比較器22の出力は1から
0となる。さらに検出電圧がt12点で基準値v1
超えると比較器21の出力は0から1となる。こ
の場合、第2図に示すようにR5,D1,R8を通し
て電源電圧が+入力端子に印加されるため、比較
器21の+入力は基準電圧v1より常に大きくな
り、比較器21の出力は1に保持される。さらに
可動鉄心の移動が進み固定鉄心とのギヤツプが0
に近づくと検出電圧は急激に下がり、t13点で基
準値v1より下がるが上述のように比較器21は1
の状態を保持しているため、出力は1のままであ
る。そして、いよいよ可動鉄心が固定鉄心とほぼ
完全な閉磁路を形成する瞬間に、検出電圧はt14
点で基準値v2より下がり、比較器22の出力は0
から1になる。
比較器21,22の出力はアンド回路28に接
続されており、アンド回路28の出力つまりB端
子出力は、この瞬間0から1となり発振回路9を
始動させる。同時にC端子出力は1から0とな
り、電圧検出回路7よりスイツチ素子5へ与える
出力信号を停止する。発振回路9からの断続信号
はオア回路10、抵抗11を通してスイツチ素子
5に印加されスイツチ素子5はオン、オフを繰り
返す。これにより操作コイル1に流れる励磁電流
は減少する。従つて第4図t14時点以降は前記検
出電圧が基準値v2を超えることはなく、電流検出
回路のB端子出力は1の状態を保つ。これにより
操作スイツチ4が閉じている間、発振回路9は断
続信号をスイツチ素子5に送り続け、スイツチ素
子5はオン、オフを繰り返し、電磁石は小さい励
磁電流で保持状態を続ける。
なお、本発明の実施例を示す第1図では、発振
回路9は電流検出回路13の信号により始動する
ようにしているが、第5図に示すように電圧検出
回路7により始動することもできる。この場合、
電圧検出回路7の入信号と発振回路9の断続信号
はオア回路10を通り、両方の信号がスイツチ素
子5に印加されることになるが、スイツチ素子5
は電圧検出回路7の入信号によりオンするので発
振回路9からの断続信号は無視できる。その後、
電磁石吸引動作完了の瞬間に電流検出回路13の
出力により電圧検出回路7の入信号を停止するの
で、この瞬間から発振回路9からの断続信号のみ
となり、スイツチ素子5はオン、オフを繰返し、
第4図と同様にして保持を行なう。
以上のように、コイル電流を検出してコイルに
印加する電流を切替えると理想的な動作をするが
第1図あるいは第5図において何らかの理由で電
流検出回路13が出力を出さなかつた場合は、電
圧検出回路7からの信号がスイツチ素子5に印加
されたままとなり、スイツチ素子5はオンになつ
たままとなる。それにより、コイルには大電流が
流れ続け最後にはコイル焼損に至る。
第6図aはこれを防止した本発明の他の実施例
を示す。その構成は第1図の実施例と略同様で、
それにタイマ回路15、オア回路16およびイン
バータ17を追加したものである。電圧検出回路
7からの出力信号は、オア回路10およびタイマ
回路15に印加される。タイマ回路15の出力
は、インバータ17を通して電圧検出回路7から
オア回路10に印加される信号に停止信号を与え
る。また、オア回路16を通して発振回路9へ動
作信号を与える。電流検出回路13が動作する
と、その出力により電圧検出回路の出力を停止す
ると同時にタイマ回路も停止するようになつてい
る。即ち、オア回路16には電流検出回路13の
B端子出力とタイマ回路15の出力が接続されて
おり、発振回路9は常時は電流検出回路13のB
端子出力によつて動作し、電流検出回路13の出
力が出ない異常時にタイマ回路15の出力により
動作するようにしている。
以上のように構成されたものの動作を説明する
と、まず正常時には、操作スイツチ4を閉じると
制御回路及び操作コイルに電源電圧が印加され、
同時に制御電源回路6より全ての制御回路に制御
電源が供給される。電圧検出回路7において電源
電圧が基準値以下のときは出力を出さず、基準を
超えているときは出力を出し、その出力はオア回
路10、抵抗11を通してスイツチ素子5に印加
され、スイツチ素子5はオンとなり操作コイルに
電流が流れ電磁石が駆動される。電圧検出回路7
の出力はタイマ回路15にも印加されタイマ回路
15が動作を開始する。コイル励磁電流は電流検
出抵抗12にも流れ、抵抗両端には電流に比例し
た電圧が得られ、この電圧を信号として電流検出
回路13に送る。電流検出回路13は、電磁石鉄
心吸着された瞬間つまりコイル電流が急激に減少
した時点をとらえて、B端子出力、C端子出力を
出す。C端子出力は電圧検出回路7からスイツチ
素子5への出力信号に停止信号を与え、スイツチ
素子5はオフとなる。一方、電流検出回路13の
B端子出力は、オア回路16を経て発振回路9へ
信号を与え、発振回路9は動作を開始して断続し
た出力を出す。この出力はオア回路10、抵抗1
1を経てスイツチ素子5へ印加され、スイツチ素
子5はオン、オフを繰返しコイル1に断続電圧が
印加される。これにより励磁電流は減少し電磁石
は保持状態になる。
一方タイマ回路15の時限は電磁石が吸着を完
了する時間の2〜3倍に選んであるので、この時
点つまり電磁石が吸着完了した時点ではまだ出力
を出していない。そして、電圧検出回路7からの
信号は電流検出回路13のC端子出力により停止
信号が与えられているので、タイマ回路15の入
力信号も停止し、タイマ回路15はここで動作を
停止し出力は出さないままとなる。
次に電流検出回路13が出力を出さなかつた場
合の動作につき説明する。いま、電圧検出回路7
が出力を出し、操作コイル1に大電流が流れ電磁
石が投入を完了したにもかかわらず、電流検出回
路13が何らかの異常事態により出力を出さなか
つたとすると、電圧検出回路7の出力はオア回路
10、抵抗11を通じてスイツチ素子5へ印加さ
れ続け、スイツチ素子5はオン状態を続ける。そ
のため、操作コイル1にも大電流が流れ続ける。
一方、電圧検出回路7の出力はタイマ回路15に
も印加されており、タイマ回路15に設定した所
定時間t21(図示せず)の経過後に出力を出す。こ
の出力はインバータ17を通じて電圧検出回路7
からオア回路10へ印加されている信号へ停止信
号を与え、スイツチ素子5はオフとなる。同時に
タイマ回路15の出力はオア回路16を通じて発
振回路9へ印加され、発振回路9は動作を開始し
断続信号を出す。この出力はオア回路10、抵抗
11を通じてスイツチ素子5へ印加されるのでス
イツチ素子5はオン、オフを繰返す。これにより
コイルには断続電圧が印加されることになり、コ
イル電流は減少し保持状態となる。従つてコイル
が焼損するのを防止できる。
なお、第6図aでは発振回路9の始動は電流検
出回路13のB端子出力によつて行なわれ、電流
検出回路13の出力が出ない異常時に、タイマ回
路15の出力により行なわれるようにしている
が、さらに本発明の他の実施例として第6図bに
示すように、発振回路9の始動が電圧検出回路7
の出力によつて行なわれ、電流検出回路13の出
力が出ない異常時にタイマ回路15の出力により
行なわれるようにしても同様の効果を得ることが
きる。なお、上記第6図a、第6図bにおけるタ
イマ回路15は通常時は動作せず、瞬時停電等何
らかの異常事態により電流検出回路13から出力
が出なかつた場合のみ作動する保護用として設け
るもので、これを設けたことによつて励磁電流の
早期切替による効果が阻害されるものではない。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、電磁石が投
入してほぼ完全な閉磁気回路を形成したことを検
出して、その検出信号により、投入電流を停止
し、かつ、発信回路を始動させ断続する印加電圧
による保持電流に切替えるようにしたので、投入
保持に必要な電力を最小必要量にすることがで
き、高頻度で電磁石装置を開閉しても操作コイル
の発熱が小さく、また保持時の消費電力が少なく
さらに、投入電流から保持電流に切替える際の吸
引力不足による動作の不安定さもない直流電磁石
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の実施例を示し、
第1図は電磁石駆動回路の構成を示すブロツク
図、第2図は電流検出回路の構成を示す回路図、
第3図は電磁石の可動、固定両鉄心間のギヤツプ
とコイル励磁電流の変化を示す説明図で、第3図
aは従来の直流電磁石における場合、第3図bは
本発明における場合を示す。第4図は回路の動作
を示すタイムチヤート、第5図および第6図a,
bはそれぞれ本発明の他の実施例を示す直流電磁
石装置の構成を示すブロツク図、第7図ないし第
10図は従来の電磁石装置を示し、第7図ないし
第9図は電磁石駆動回路図、第10図はスイツチ
素子のオン、オフ状態の時間的推移を示す説明図
である。 1:操作コイル、4:操作スイツチ、5:スイ
ツチ素子、6:制御電源回路、7:電圧検出回
路、8,15:タイマ回路、9:発振回路、1
0,16:オア回路、11:抵抗、12:電流検
出素子、13:電流検出回路、14:フライホイ
ールダイオード、17,29:インバータ、2
1:第1の比較器、22:第2の比較器、28:
アンド回路、P,N:制御電源端子、v1,v2:基
準電圧値。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電磁石を励磁する操作コイル1、この操作コ
    イルに直列に接続され入力信号により開閉するス
    イツチ素子5、電源電圧を検出しこの電圧が一定
    値以上のときスイツチ素子5を閉路する出力信号
    を出す電圧検出回路7、前記操作コイル1の励磁
    電流の変化を検出して出力信号を出し、その出力
    信号により電圧検出回路7よりスイツチ素子5に
    与える出力信号を停止させる電流検出回路13、
    この電流検出回路13の信号により始動し前記ス
    イツチ素子5を開閉させる断続信号を与える発振
    回路9、およびこれらの回路に直流制御電圧を与
    える電源回路を備えたことを特徴とする直流電磁
    石装置。 2 電磁石を励磁する操作コイル1、この操作コ
    イルに直列に接続され入力信号により開閉するス
    イツチ素子5、電源電圧を検出しこの電圧が一定
    値以上のとき閉略信号を与える電圧検出回路7、
    前記操作コイル1の励磁電流の変化を検出して出
    力信号を出し、その出力信号により電圧検出回路
    7よりスイツチ素子5に与える出力信号を停止さ
    せる電流検出回路13、前記電圧検出回路7の信
    号により始動し前記スイツチ素子5を開閉させる
    断続信号を与える発振回路9、およびこれらの回
    路に直流制御電圧を与える電源回路を備えたこと
    を特徴とする直流電磁石装置。 3 電磁石を励磁する操作コイル1、この操作コ
    イルに直列に接続される入力信号により開閉する
    スイツチ素子5、電源電圧を検出しこの電圧が一
    定値以上のときスイツチ素子5を閉路する出力信
    号を出す電圧検出回路7、前記操作コイル1の励
    磁電流の変化を検出して出力信号を出し、その出
    力信号により電圧検出回路7よりスイツチ素子5
    に与える出力信号を停止させる電流検出回路1
    3、この電流検出回路13の信号により始動し前
    記スイツチ素子5を開閉させる断続信号を与える
    発振回路9、電圧検出回路7の出力信号により始
    動し、電流検出回路13の出力信号により動作停
    止し、かつ電流検出回路の所定の動作時間より長
    い動作時限を有し、その限時出力によつて電圧検
    出回路7よりスイツチ素子5に与える出力信号を
    停止させると共に発振回路9に始動信号を与える
    タイマ回路15、およびこれらの回路に直流制御
    電圧を与える電源回路を備えたことを特徴とする
    直流電磁石装置。 4 電磁石を励磁する操作コイル1、この操作コ
    イルに直列に接続され入力信号により開閉するス
    イツチ素子5、電源電圧を検出しこの電圧が一定
    値以上のとき閉路信号を与える電圧検出回路7、
    前記操作コイル1の励磁電流の変化を検出して出
    力信号を出し、その出力信号により電圧検出回路
    7よりスイツチ素子5に与える出力信号を停止さ
    せる電流検出回路13、前記電圧検出回路7の信
    号により始動し前記スイツチ素子5を開閉させる
    断続信号を与える発振回路9、電圧検出回路7の
    出力信号により始動し、電流検出回路13の出力
    信号により動作停止し、かつ電流検出回路の所定
    の動作時間より長い動作時限を有し、限時出力に
    よつて電圧検出回路7よりスイツチ素子5に与え
    る出力信号を停止させると共に発振回路9に始動
    信号を与えるタイマ回路15、およびこれらの回
    路に直流制御電圧を与える電源回路を備えたこと
    を特徴とする直流電磁石装置。
JP26498884A 1984-12-14 1984-12-14 直流電磁石装置 Granted JPS61142709A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS507063A (ja) * 1973-05-23 1975-01-24
JPS50116950A (ja) * 1974-02-28 1975-09-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS507063A (ja) * 1973-05-23 1975-01-24
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