JPH03171076A - 印刷汚れ防止法 - Google Patents
印刷汚れ防止法Info
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- JPH03171076A JPH03171076A JP31112189A JP31112189A JPH03171076A JP H03171076 A JPH03171076 A JP H03171076A JP 31112189 A JP31112189 A JP 31112189A JP 31112189 A JP31112189 A JP 31112189A JP H03171076 A JPH03171076 A JP H03171076A
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Landscapes
- Developing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(A)技術分野
本発明は、電子写真感光体を利用した印刷版による印刷
に関し、特に、電子写真反転現像方式の現像時に該印刷
版の側面にトナーが現像されることを防ぎ、それに起因
する印刷汚れを防止する方法に関する。
に関し、特に、電子写真反転現像方式の現像時に該印刷
版の側面にトナーが現像されることを防ぎ、それに起因
する印刷汚れを防止する方法に関する。
(B)従来技術
電子写真感光体を利用した印刷版はその簡易性、迅速性
、低コスト、等の故に広く利用され、最近の普及はめざ
ましいものがある。その主な製版工程は、支持体に感光
層を設けたものに、帯電、露光、現像及び定着の各工程
を経て印刷版とするかあるいは、定着工程の後に溶出、
水洗、リンス、ガム引き工程を行ない印刷版としている
。
、低コスト、等の故に広く利用され、最近の普及はめざ
ましいものがある。その主な製版工程は、支持体に感光
層を設けたものに、帯電、露光、現像及び定着の各工程
を経て印刷版とするかあるいは、定着工程の後に溶出、
水洗、リンス、ガム引き工程を行ない印刷版としている
。
電子写真感光体を印刷版とするための製版方法としては
、露光の方式として、いわゆる密着焼き、原稿をレンズ
を介して電子写真感光体に投影するいわゆる撮影方式、
原稿の画像情報を電気信号に変換し例えばHe−Ne,
LD等のレーザー光を用いて露光を行なうレーザ一方式
等がある。いずれの方式においてもポジ・ネガの露光方
式がある。
、露光の方式として、いわゆる密着焼き、原稿をレンズ
を介して電子写真感光体に投影するいわゆる撮影方式、
原稿の画像情報を電気信号に変換し例えばHe−Ne,
LD等のレーザー光を用いて露光を行なうレーザ一方式
等がある。いずれの方式においてもポジ・ネガの露光方
式がある。
現像方式としては乾式現像および湿式現像があり、それ
ぞれについて正現像および反転現像方式がある。
ぞれについて正現像および反転現像方式がある。
第2図は、通常の電子写真感光体を用いて、反転現像を
行なっている状態を示した部分的な概念図である。第2
図では、支持体6に、感光層4が設けられた電子写真感
光体に正の電荷を与え、正の電荷を持ったトナー3を分
散した湿式現像剤2の中に電子写真感光体を浸漬し、現
像電極5と支持体6の間にはバイアス電源9を介して現
像バイアスがかけられている。感光層4の露光部41は
電荷を消失しているから、正の電荷を持ったトナー3は
、現像バイアスにより引きつけられトナー画像を形成す
る。感光層4の未露光部42は正の電荷が残っているか
ら、正の電荷を持ったトナー3は反発され未露光部42
にはつかないのである。
行なっている状態を示した部分的な概念図である。第2
図では、支持体6に、感光層4が設けられた電子写真感
光体に正の電荷を与え、正の電荷を持ったトナー3を分
散した湿式現像剤2の中に電子写真感光体を浸漬し、現
像電極5と支持体6の間にはバイアス電源9を介して現
像バイアスがかけられている。感光層4の露光部41は
電荷を消失しているから、正の電荷を持ったトナー3は
、現像バイアスにより引きつけられトナー画像を形成す
る。感光層4の未露光部42は正の電荷が残っているか
ら、正の電荷を持ったトナー3は反発され未露光部42
にはつかないのである。
ここで、電子写真感光体の側面8は、感光層がなく支持
体6の電位そのものであるから、もちろんトナー3は現
像される。
体6の電位そのものであるから、もちろんトナー3は現
像される。
現像の終了した電子写真感光体を定着し、アルカリ性溶
出液もしく溶剤系溶出液等によって非画像部を溶出しオ
フセット印刷用印刷版として利用した場合、電子写真感
光体の側面8にはトナー3が現像されており、またこれ
は溶出工程において溶出されないわけであるから、印刷
時において、トナーはインク受容性でありインクが付着
する。
出液もしく溶剤系溶出液等によって非画像部を溶出しオ
フセット印刷用印刷版として利用した場合、電子写真感
光体の側面8にはトナー3が現像されており、またこれ
は溶出工程において溶出されないわけであるから、印刷
時において、トナーはインク受容性でありインクが付着
する。
そうすると、この印刷版より大きい印刷用紙を用いた場
合には、この部分が線状に印刷され非゛常に見苦しい。
合には、この部分が線状に印刷され非゛常に見苦しい。
特に新聞印刷においては、多数の印刷物を効率よく得る
ため、輪転機の版胴には、複数の印刷版を取り付けるの
が通常であり、印刷版間がインクで汚れ、印刷物に線状
のインク汚れを生じさせ、その商品価値を低下させる場
合がしばしばある。
ため、輪転機の版胴には、複数の印刷版を取り付けるの
が通常であり、印刷版間がインクで汚れ、印刷物に線状
のインク汚れを生じさせ、その商品価値を低下させる場
合がしばしばある。
第3図は、印刷の状態を模式的に表現した略図である。
印刷機の版取り付け部11、12に電子写真感光体を製
版した印刷版を取り付け、それよりも大きな印刷用紙1
0に印刷を行なうと、前述のように側面部にインクが付
着し、印刷物には第4図のようにインク汚れ81が発生
するのである。
版した印刷版を取り付け、それよりも大きな印刷用紙1
0に印刷を行なうと、前述のように側面部にインクが付
着し、印刷物には第4図のようにインク汚れ81が発生
するのである。
このように電子写真感光体の側面によるインク汚れがあ
るから、印刷用紙よりも大きな印刷版を使用しなければ
ならず高コストとなるのである。
るから、印刷用紙よりも大きな印刷版を使用しなければ
ならず高コストとなるのである。
(C)発明の目的
本発明の目的としては、上記従来技術の問題点を解決す
るために、印刷物に対し、電子写真感光体を利用した印
刷版の側面に現像されるトナーに起因する印刷汚れを、
防止することにある。また、他の目的としては、該印刷
版のサイズを印刷物よりも小さく出来ることによるコス
トの低減である。
るために、印刷物に対し、電子写真感光体を利用した印
刷版の側面に現像されるトナーに起因する印刷汚れを、
防止することにある。また、他の目的としては、該印刷
版のサイズを印刷物よりも小さく出来ることによるコス
トの低減である。
(D)発明の構成
本発明者は、上記目的を達威すべく鋭意検討を行なった
結果、印刷版として製版する以前の電子写真感光体の側
面に、反転現像時に用いるバイアス電圧以上の電位を保
持しうる電位保持能を持たせることにより、これを従来
と同様に帯電させて反転現像を行ない、その側面に現像
時に用いたバイアス電圧よりも高い電位が保持された場
合に、その側面にトナーが現像されることが防止出来る
ことを見いだし、本発明を成すに至ったものである。
結果、印刷版として製版する以前の電子写真感光体の側
面に、反転現像時に用いるバイアス電圧以上の電位を保
持しうる電位保持能を持たせることにより、これを従来
と同様に帯電させて反転現像を行ない、その側面に現像
時に用いたバイアス電圧よりも高い電位が保持された場
合に、その側面にトナーが現像されることが防止出来る
ことを見いだし、本発明を成すに至ったものである。
すなわち、本発明は支持体上に、光導電性材料を用いた
感光層を少なくとも一層以上有した電子写真感光体の側
面に反転現像に用いたバイアス電圧以上の電位を保持し
得る電位保持能を持たせることにより、その側面にトナ
ーが現像されることを防止することを特徴とする印刷汚
れ防止法を提供するものである。
感光層を少なくとも一層以上有した電子写真感光体の側
面に反転現像に用いたバイアス電圧以上の電位を保持し
得る電位保持能を持たせることにより、その側面にトナ
ーが現像されることを防止することを特徴とする印刷汚
れ防止法を提供するものである。
更に詳しく具体的に説明する。
本発明の手段を用いる電子写真感光体としては、それが
オフセット印刷版として利用することを目的としたもの
で、インク受容部がトナー画像部であり、インク非受容
部を感光層を溶出した後の支持体表面、もしくは溶出後
支持体表面を親水化処理を施したものとするものであれ
ば良い。
オフセット印刷版として利用することを目的としたもの
で、インク受容部がトナー画像部であり、インク非受容
部を感光層を溶出した後の支持体表面、もしくは溶出後
支持体表面を親水化処理を施したものとするものであれ
ば良い。
例えば、特開昭57−161863号、同58一768
43号、同58−76844号、同58122897号
、同58−145495号、同59−45458号、同
59−166969号、同62−217256号、同6
3−226667号、同63−226668号公報、等
に記述されているものが挙げられる。
43号、同58−76844号、同58122897号
、同58−145495号、同59−45458号、同
59−166969号、同62−217256号、同6
3−226667号、同63−226668号公報、等
に記述されているものが挙げられる。
このような電子写真感光体上に画像を形成する為に用い
る現像剤としては、乾式現像剤、湿式現像剤のいずれで
も良いが、解像力を得る上では、液体現像法による湿式
現像剤が好ましい。
る現像剤としては、乾式現像剤、湿式現像剤のいずれで
も良いが、解像力を得る上では、液体現像法による湿式
現像剤が好ましい。
また、印刷版として使用するわけであるから現像剤中の
トナーは、疎水性でインク受容性があり、かつ印刷に耐
え得るだけの感光層への接着性を必要とし、さらに、ア
ルカリおよび/またはアルコール等の溶剤系の溶出液に
対してレジスト性がなければならない。
トナーは、疎水性でインク受容性があり、かつ印刷に耐
え得るだけの感光層への接着性を必要とし、さらに、ア
ルカリおよび/またはアルコール等の溶剤系の溶出液に
対してレジスト性がなければならない。
これらの条件を満たすトナー用樹脂としては例えば、ス
チレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、等が挙げられる。ま
た、トナーの安定性や、定着性に悪影響を及ぼさない範
囲で、着色のための顔料や、染料、更に電荷制御剤を含
有することが実用上好ましい。
チレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、等が挙げられる。ま
た、トナーの安定性や、定着性に悪影響を及ぼさない範
囲で、着色のための顔料や、染料、更に電荷制御剤を含
有することが実用上好ましい。
本発明の方法である、上述のような電子写真感光体の側
面部に、電位保持能を持たせる具体的手段としては、帯
電工程後、露光工程、および現像工程終了時まで現像に
用いるバイアス電圧以上の電位を保持し、かつ溶出工程
時に感光層とともに溶出される電位保持層を設けるのが
望ましい。その一例としてアルカリ可溶性樹脂もしくは
親水性樹脂等の樹脂が挙げられる。これらの樹脂とじて
は、例えば、スチレン無水マレイン酸共重合体、マレイ
ン酸エステル樹脂、酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体
、フェノール樹脂、スチレンープチルアクリレートーア
クリル酸の共重合体、プチルメタアリレートープチルア
クリレートーメタアクリル酸の共重合体、2エチルへキ
シルアクリレートーメタアクリル酸共重合体、スチレン
ー無水マレイン酸ハーフエステル共重合体、酢酸ビニル
ークロトン酸共重合体、等が挙げられる。これらは、も
ちろん単独で用いても良いが、2つ以上の組合せでも使
用できる。
面部に、電位保持能を持たせる具体的手段としては、帯
電工程後、露光工程、および現像工程終了時まで現像に
用いるバイアス電圧以上の電位を保持し、かつ溶出工程
時に感光層とともに溶出される電位保持層を設けるのが
望ましい。その一例としてアルカリ可溶性樹脂もしくは
親水性樹脂等の樹脂が挙げられる。これらの樹脂とじて
は、例えば、スチレン無水マレイン酸共重合体、マレイ
ン酸エステル樹脂、酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体
、フェノール樹脂、スチレンープチルアクリレートーア
クリル酸の共重合体、プチルメタアリレートープチルア
クリレートーメタアクリル酸の共重合体、2エチルへキ
シルアクリレートーメタアクリル酸共重合体、スチレン
ー無水マレイン酸ハーフエステル共重合体、酢酸ビニル
ークロトン酸共重合体、等が挙げられる。これらは、も
ちろん単独で用いても良いが、2つ以上の組合せでも使
用できる。
電位保持層の設置方法としては、樹脂等については、そ
れらを溶解可能な溶媒に溶解し、適正な膜厚になるよう
に上述の電子写真感光体の側面部に塗布乾燥する。ある
いは、あらかじめそれらの樹脂等を適正な厚みのフィル
ムに成形し、それを側面部に貼付しても良い。この場合
の適正な膜厚というのは、その使用する電子写真感光体
において適正な画像が得られる最適バイアス電圧以上に
、電位保持層たる樹脂が電位を保持し得る膜厚である。
れらを溶解可能な溶媒に溶解し、適正な膜厚になるよう
に上述の電子写真感光体の側面部に塗布乾燥する。ある
いは、あらかじめそれらの樹脂等を適正な厚みのフィル
ムに成形し、それを側面部に貼付しても良い。この場合
の適正な膜厚というのは、その使用する電子写真感光体
において適正な画像が得られる最適バイアス電圧以上に
、電位保持層たる樹脂が電位を保持し得る膜厚である。
また、逆に言えばそれらの樹脂においての必要最低膜厚
がバイアス電圧と、それらの樹脂の電位保持能により決
定されるわけであるから、必要以上に樹脂等を設置する
必要がなく、コストの低減や、溶出工程における溶出不
良の原因になることの低減も期待できるわけである。
がバイアス電圧と、それらの樹脂の電位保持能により決
定されるわけであるから、必要以上に樹脂等を設置する
必要がなく、コストの低減や、溶出工程における溶出不
良の原因になることの低減も期待できるわけである。
第1図は側面に電位保持能を有する電子写真感光体を反
転現像の状態を示した断面概略図である。
転現像の状態を示した断面概略図である。
現像バイアス電圧よりも電位保持層7の保持している電
位が低い場合、トナー3は、現像バイアス電圧により、
露光部41に現像されるとともに側面部も保持している
電位が現像バイアス電圧よりも低いわけであるから、ト
ナー3により、側面部8は現像されてしまうわけである
。しかしながら現像バイアス電圧よりも電位保持層7の
保持している電位が高い場合、側面部8には、トナー3
は反発されて、全く付かないのである。
位が低い場合、トナー3は、現像バイアス電圧により、
露光部41に現像されるとともに側面部も保持している
電位が現像バイアス電圧よりも低いわけであるから、ト
ナー3により、側面部8は現像されてしまうわけである
。しかしながら現像バイアス電圧よりも電位保持層7の
保持している電位が高い場合、側面部8には、トナー3
は反発されて、全く付かないのである。
このようにしてトナーの付着を免れた側面部を持つ印刷
版を用いて、それよりも大きな印刷物に印刷を行なう場
合においても、インクを受容するトナーが存在しないわ
けであるから、印刷物に対し、側面部に対応する線状の
インク汚れの発生を防止できる。
版を用いて、それよりも大きな印刷物に印刷を行なう場
合においても、インクを受容するトナーが存在しないわ
けであるから、印刷物に対し、側面部に対応する線状の
インク汚れの発生を防止できる。
(E)実施例
実施例1
プチルメタクリレートーメタクリル酸共重合体(モノマ
ー組成比80:25{モル}、)1oogを、メチルセ
ルソルブアセテート3 0 0 g,ブタノール400
gの混合溶媒に溶解し、この溶液中にフタロシアニン顔
料30gを加えて、ボールミルにて20時間分散し、感
光液を作成した。この感光液を砂目だで処理及び陽極酸
化処理した200μmのアルミニウム板に、固形分が5
g/rr!になるように塗布乾燥した。得られた電子
写真感光体を472mmX240mmの大きさに裁断し
、240mm幅の両側面に、分子量約15000のラウ
リルメタクリレートーメタクリル酸の共重合体10gを
メタノール90gに溶解したものを綿棒を用いて、+6
.5KVのコロナチャージを与えた場合、その保持する
電位(保持電位)が120vとなるように塗布乾燥させ
、これを電位保持層とした。この処理を施した電子写真
感光体を、暗所にて+6.5KVのコロナチャージを与
えて帯電させ、ネガフィルムの透過原稿で密着露光し市
販の正電荷トナー(富士写真フィルム社製、ELP}ナ
ー)で、バイアス90Vにて反転現像を行い、定着器(
リコー社製、FUSER )にて熱定着した。このよう
にしてトナー画像を形成させた、電位保持層を持つ電子
写真感光体の側面には全くトナーによる現像を認めなか
った。
ー組成比80:25{モル}、)1oogを、メチルセ
ルソルブアセテート3 0 0 g,ブタノール400
gの混合溶媒に溶解し、この溶液中にフタロシアニン顔
料30gを加えて、ボールミルにて20時間分散し、感
光液を作成した。この感光液を砂目だで処理及び陽極酸
化処理した200μmのアルミニウム板に、固形分が5
g/rr!になるように塗布乾燥した。得られた電子
写真感光体を472mmX240mmの大きさに裁断し
、240mm幅の両側面に、分子量約15000のラウ
リルメタクリレートーメタクリル酸の共重合体10gを
メタノール90gに溶解したものを綿棒を用いて、+6
.5KVのコロナチャージを与えた場合、その保持する
電位(保持電位)が120vとなるように塗布乾燥させ
、これを電位保持層とした。この処理を施した電子写真
感光体を、暗所にて+6.5KVのコロナチャージを与
えて帯電させ、ネガフィルムの透過原稿で密着露光し市
販の正電荷トナー(富士写真フィルム社製、ELP}ナ
ー)で、バイアス90Vにて反転現像を行い、定着器(
リコー社製、FUSER )にて熱定着した。このよう
にしてトナー画像を形成させた、電位保持層を持つ電子
写真感光体の側面には全くトナーによる現像を認めなか
った。
次に、トナー画像以外の非画像部を溶出するために、市
販のポジタイプPS版用処理液(富士写真フィルム社製
、DP−4)を用いて溶出し、水洗後、一般的な方法で
ガム引きした。
販のポジタイプPS版用処理液(富士写真フィルム社製
、DP−4)を用いて溶出し、水洗後、一般的な方法で
ガム引きした。
上述の方法で製版した印刷版を、オフセット印刷機(リ
ョービイマジクス社製、3200MCD )を用いて、
B4サイズの印刷用紙(3 6 4mmX 2 57m
m)に、第3図の印刷状況で常法による印刷を行なった
ところ、印刷版の側面に相当する部分には第4図のよう
なインク汚れは見られなかった実施例2. 3.
4.及び比較例1. 2. 3. 4.実施例1
と同様に電子写真感光体を作威し、設ける電位保持層を
、+6.5KVのコロナチャージを与えた場合、電位保
持層の保持する電位(保持電位)が下記の表1に示され
た値をであるように設置し、それらを、表1に示したバ
イアス電圧を用いた他は実施例1と同様にして現像を行
なった。このときの電位保持層を設けた両側面における
トナーの現像状態に付いては表1に示した。
ョービイマジクス社製、3200MCD )を用いて、
B4サイズの印刷用紙(3 6 4mmX 2 57m
m)に、第3図の印刷状況で常法による印刷を行なった
ところ、印刷版の側面に相当する部分には第4図のよう
なインク汚れは見られなかった実施例2. 3.
4.及び比較例1. 2. 3. 4.実施例1
と同様に電子写真感光体を作威し、設ける電位保持層を
、+6.5KVのコロナチャージを与えた場合、電位保
持層の保持する電位(保持電位)が下記の表1に示され
た値をであるように設置し、それらを、表1に示したバ
イアス電圧を用いた他は実施例1と同様にして現像を行
なった。このときの電位保持層を設けた両側面における
トナーの現像状態に付いては表1に示した。
(以下余白)
また、実施例1と同様に溶出し、印刷を行なったところ
、比較例1〜4の印刷版を用いたものは、いずれの場合
にも第4図のインク汚れ81が240mmの幅で平行に
発生した。この時インク汚れ81の幅は約100μmで
あった。しかしながら、実施例2〜4による印刷版にお
いては、このようなインク汚れの発生は見られなかった
。
、比較例1〜4の印刷版を用いたものは、いずれの場合
にも第4図のインク汚れ81が240mmの幅で平行に
発生した。この時インク汚れ81の幅は約100μmで
あった。しかしながら、実施例2〜4による印刷版にお
いては、このようなインク汚れの発生は見られなかった
。
(発明の効果)
本発明によれば、このように、電子写真感光体の側面に
反転現像時のバイアス電圧以上の電位を保持するような
電位保持層を設けることにより、反転現像において、電
子写真感光体の側面に、トナー粒子による現像が行なわ
れないことによって、それを印刷版として使用した場合
、印刷物に不必要なインキ汚れを発生させない効果があ
る。
反転現像時のバイアス電圧以上の電位を保持するような
電位保持層を設けることにより、反転現像において、電
子写真感光体の側面に、トナー粒子による現像が行なわ
れないことによって、それを印刷版として使用した場合
、印刷物に不必要なインキ汚れを発生させない効果があ
る。
本発明はまた、印刷用紙よりも、印刷版のサイズを小さ
くする事を可能とするため、コスト低減の効果がある。
くする事を可能とするため、コスト低減の効果がある。
さらに、電位保持層に樹脂を用いる場合には、その樹脂
の必要最低膜厚が現像に用いるバイアス電圧と、それら
の樹脂の電位保持能により決定されるわけであるから、
必要以上に樹脂等を設置する必要がなく、コストの低減
や、溶出工程における溶出不良の原因になることの低減
も期待できる。
の必要最低膜厚が現像に用いるバイアス電圧と、それら
の樹脂の電位保持能により決定されるわけであるから、
必要以上に樹脂等を設置する必要がなく、コストの低減
や、溶出工程における溶出不良の原因になることの低減
も期待できる。
第1図は、本発明の電子写真感光体を反転現像中の部分
的な断面概念図である。 第2図は、従来の電子写真感光体を反転現像中の部分的
な断面概念図である。 第3図は、印刷の状態を模式的に表現した略図である。 第4図は、本発明の方法を用いない電子写真感光体印刷
版を用いて印刷を行なったものの略図である。図中 1・・・電子写真感光体 2・・・湿式現像剤3・・
・トナー 4・・・感光層5・・・現像電極
6・・・支持体7・・・電位保持層
8・・・側面9・・・バイアス電源 10・・・印
刷用紙11、12・・・印刷機の版取り付け部41・・
・露光部 42・・・未露光部 81・・・インク汚れ をそれぞれ示す。 第1図 第2図 S 第Φ図
的な断面概念図である。 第2図は、従来の電子写真感光体を反転現像中の部分的
な断面概念図である。 第3図は、印刷の状態を模式的に表現した略図である。 第4図は、本発明の方法を用いない電子写真感光体印刷
版を用いて印刷を行なったものの略図である。図中 1・・・電子写真感光体 2・・・湿式現像剤3・・
・トナー 4・・・感光層5・・・現像電極
6・・・支持体7・・・電位保持層
8・・・側面9・・・バイアス電源 10・・・印
刷用紙11、12・・・印刷機の版取り付け部41・・
・露光部 42・・・未露光部 81・・・インク汚れ をそれぞれ示す。 第1図 第2図 S 第Φ図
Claims (1)
- 1、電子写真感光体を利用した印刷版による印刷におい
て、印刷を行なう紙等に対して該印刷版の側面に現像さ
れたトナーに起因する印刷汚れを防止する方法であって
、製版以前の該印刷版の側面部に、現像時に印加される
バイアス電圧以上の電位保持能をもたせる事を特徴とす
る印刷汚れ防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31112189A JPH03171076A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 印刷汚れ防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31112189A JPH03171076A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 印刷汚れ防止法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03171076A true JPH03171076A (ja) | 1991-07-24 |
Family
ID=18013392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31112189A Pending JPH03171076A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 印刷汚れ防止法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03171076A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100297757B1 (ko) * | 1998-03-17 | 2001-09-06 | 윤종용 | 습식 전자사진 프린터의 현상장치 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP31112189A patent/JPH03171076A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100297757B1 (ko) * | 1998-03-17 | 2001-09-06 | 윤종용 | 습식 전자사진 프린터의 현상장치 |
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