JPH0317098A - 合成ペプチド及びその塩並びにそれらの製造法 - Google Patents

合成ペプチド及びその塩並びにそれらの製造法

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JPH0317098A
JPH0317098A JP2137315A JP13731590A JPH0317098A JP H0317098 A JPH0317098 A JP H0317098A JP 2137315 A JP2137315 A JP 2137315A JP 13731590 A JP13731590 A JP 13731590A JP H0317098 A JPH0317098 A JP H0317098A
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dtrp
amino acid
arg
val
tyr
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JP2137315A
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Paolo Rovero
パオロ・ロヴエロ
Vittorio Pestellini
ヴイトリオ・ペステリニ
Carlo A Maggi
カルロ・アルベルト・マギー
Riccardo Patacchini
リカルド・パタチニ
Paolo Santicioli
パオロ・サンテイチオリ
Sandro Giuliani
サンドロ・ジウリアニ
Alberto Meli
アルベルト・メリ
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Menarini Industrie Farmaceutiche Riunite SRL
Menarini SAS
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Menarini Industrie Farmaceutiche Riunite SRL
Menarini SAS
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/22Tachykinins, e.g. Eledoisins, Substance P; Related peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/08Bronchodilators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はニュ・一ロキニンA (NK−2レセプター)
に対する競合的拮抗薬としての合或ペプチド及びその医
薬的に許容し得る塩、並びにそれらの製造法に関する。
ニューロキニン(neurokin) Aはサブスタン
ス(substance) K ( K物質ともいう)
又はa−:−ユ−ロキニンどしても知られており、サブ
スタンスP(P物質ともいう)及びニューロキニン3と
同様に,次のC一末端アミノ酸配列: Phe−X−Gly−Leu−Met−NH,を右する
ペプチド類からなるタキキニン類(tachykini
ns) (IUPHAR会議、C.JordanとP.
Oehmc、「サブスタンスP;代謝と生物学的作用(
metaboi−ism and biologica
l act.ions); Taylor andFr
ancis(英国ロンドン)発行、1985年、によっ
て提案された命名〕の種類に属する。
?ミノ酸類の命名法と略記法については、IUPAC(
国際純正および応用化学連合)−HJB(国際生化学連
合)合同生化学命名委員会の勧’9 (rEur. J
.11iochem, J、138. 9(1984)
)が参照される。
ニューロキニンAは1983年に豚の脊髄から単離され
(S.Kimuraらの論文rProc. Jap. 
Acad. Ser.B」、59. 1of(1983
)及びK . Kanagawaらの論文rBio−c
hem. Biophys. Res. GOH,J、
月4,533 (1 983))、次のアミノ酸配列: H−Hys1−L,ys2−Thr1−Asp’−Se
r’−Ph♂−Val’−Gly″−Lea9−Met
10−NH,を有するC一末端デカペプチドアミドとし
て特定された。このアミノ酸配列1よ、サブスタンスP
のアミノ酸配列とは位置7のアミノ酸及びN一末端アミ
ノ酸配列(位置1〜5〉が異なっており,またニューロ
キニンBのアミノ酸配列とはN一末端帯域において、常
に位置1〜3及び5のアミノ酸が異なっている。サブス
タンスPとニューロキニンBの構造はそれぞれ次に示す
通りである。
サブスタンスP : tl−Arg−Pro−Lys−
Pro−Gln−Gln−Phe−Phe−Gly−L
eu−Met−NH■ ?ューロキニンB : lI−Asp−Met−11i
s−Asp−Phe−1’he−Val−Gly−Le
u−Met−NH2 サブスタンスPのペブチド桔抗薬及びニューロキニンB
のペプチド拮抗薬は既知であり、それらは米国特許第4
,481,139号明細書及び同第4,665,157
号明細書にそれぞれ記載されている6しかしながら、ニ
ューロキニンAの拮抗薬は知られていない。ニューロキ
ニンAのC一末端ヘプタペプチド1折片が,完全なペプ
チド(すなわちニューロキニンA)と同一の生物学的活
性を保持していることもまた同様に知られている(D.
Regoliらの論文rLjfeSci.J、40、1
09(1987))。
本発明の要旨によれば,次の一般式(【):X−Asp
−Y−DTrp−Val−DTrp−Z−K−NH■(
 1 )(式中、Xは■Iを表わすかあるいはH及びア
ミノ酸残基Arg, DArg, Lys. DLys
. Thr又はDThrを表わし、Yはアミノ酸残基T
yr.Trp, DTrp. Scr又はMetを表わ
し、Zはアミノ酸残基Trp又はDTrpを表わし、K
はアミノ酸残基Arc. Phe.DTrp、Tyr又
はMstを表わす)で示される合或ペプチド並び?その
有機及び無機酸との医薬的に許容し得る塩が提供される
。上記ベプチド類はニューロキニンAに対して競合的拮
抗薬としての生物学的活性を有することを示すが、作動
薬作用は有しない。
更に詳しくは本発明の要旨によれば、次の式:X−As
p−Y−DTrp−Val−DTrp−Z−K−NH■
(式中、XはHを表わすかあるいはH及びアミノ酸残基
Arg. Lys又はThrを表わし、Yはアミノ酸残
基Tyrを表わし、2はアミノ酸残.3J DTrpを
表わし、Kはアミノ酸残J.% Arg. Phe. 
DTrp. Tyr又はNetを表わす)で示される合
成ペブチド並びにその有機及び焦機酸との医薬的に許容
し得る塩が提供される。
本発明のペプチドの例としては次のペプチドが挙げられ
る。すなわち 一次の構造: 11 − Arg − Asp − Tyr− DTr
p − Val−DTrp−DTrp − Arg −
 N++2を有するオクタペプチド。
一次の構造: H−Asp−Tyr−DTrp−Val−DTrp−D
Trp−Arg−NH,を有するヘプタペプチド。
一次の構造: fl−Arg−Asp−Tyr−DTrp−Val−D
Trp−DTrp−Phe−NH2を有するオクタペプ
チドゥ 一次の構造: H−Asp−Tyr−DTrp−Val−DTrp−D
Trp−DTrp−Nil2を有するヘプタペプチド。
一次の構造: H−Asp−Trp−DTrp−Val−DTrp−D
Trp−Arg−NH2を有するヘプタペプチド9 前記の合或ペプチド類はニューロキニンA (NK2レ
セプター)に対する競合的拮抗薬である。
本発明の別の要旨によれば、前記合成ペプチド類の製造
法であって、不溶性の重合体支持体上で前記ペプチド鎖
をC一末端からN一末端方向に同相合或法で組み立てる
工程と、次後のフッ化水素酸中で加水分解することによ
って前記重合体状支持体から前記ペプチド鎖を切り離す
工程とからなる前記合或ペプチド類の製造法が提供され
る。
本発明の新規ペプチド類は、動物や人間において、過剰
のニューロキニンAによる病理的効果例えば気管支狭窄
あるいは腸管又は膀胱の痙肇を低減させるか又は拮抗す
るのに有用である。
本発明の要旨のペプチド類は、ペプチド合或において公
知の方法、例えばM.BodanszkyとA.Bon
danszkyの著作「ペプチド合或の実15(The
practice of Peptide Synth
esis)J(Splinger−VerLag発行、
ベルリンハイデルベルグ、1984年)に2己載されて
いるような方法を利用することにより製造できる。非限
定的な例として、Merrifieldによる固相中で
のペプチド合成の方広(R,B.Merriefiel
dの論文rJ.Am.CI+ea+.Soc.J, 8
5. 2149(1963))が報告されている。
アミノ酸類のα−アミノ基(function)をt−
ブ1〜キシ力ルボニル(BoCと略記する)基で保護し
た場合には、C一末端アミドを製造するための固体支持
体として4−メチルベンズヒトリルアミン樹脂(MB+
1A4−]脂と略記する;アミノ基;0.4〜0.6ミ
ルモル/樹脂1g)を使用できる。3官能アミノ酸類の
渚側鎖は、上記文献に記載の公知の方法で保護した。
本発明のペプチド類は、対称無水物法を使用して半自動
合戊装a (synthesizer)を用いて組立て
た。
すなわち.前記反応器に樹脂1〜2gを入れ、トリエチ
ルアミンの10%クロロホルム溶液で中和し、次いで塩
化メチレン/ジメチルホルムアミドの1/工溶液中の製
造したばかりの、アミノ酸の対称無水物2当量を上記反
応器に加える。60分間のアミノ酸連結反応工程(co
uρling cycie)及び塩化メチレンとインプ
ロパノールで前記樹脂を洗滌する工程(cycle)を
実施した後に、Kaiserらの論文rAna1、 B
ioche+++.J, 34, 595(1970)
に記載のニンヒドリン呈色試験により連結反応の完結を
確認する。前記と同じ方法で実施される次の連結反応に
用意する上?!il!樹脂を収得するために、連結され
たアミノ酸のアミノ基からの保護基の除去は、トリフル
オロ酢酸の40%塩化メチレン溶液で処理し,次いでジ
イソプ口ピルエチルアミンの5%塩化メチレン溶液で処
理すること(すなわち,自助的な保護基除去及び中和工
程)によって行なわれる。
最後のアミノ酸(N一末端)の添加とBoc基の脱離(
トリフルオ口酢酸による保護基除去工程)を行なった後
に、前記樹脂を反応器から取り出し、真空中で1夜乾燥
する。上記樹脂からペプチドをC一末端アミドの形で分
離し、同時にアミノ酸類の諸側鎖の全部から保護基を除
去するのには、上記樹脂を′゛テフロン″製反応器中で
フッ化水素rli/アニソール/ジメチルスルフィドの
95/5/0.5混合物でO℃で1時間処理する。窒素
気流中で上記フッ化水素酸を除去した後に、上記樹脂を
減圧乾燥し、次いでエチルエーテルで洗滌し、その後に
得られた粗製ベブチドを50%酢酸で抽出する。得られ
た酢酸溶液を減圧濃縮して小容量とし、次いで最初の精
製工程用の立体障害除外(steric 6xclus
ion)樹脂のカラムに直接に装填する。ペブチド(H
PLC分析法により特定される)を含有する両分を一緒
にし、真空中で蒸発させ、次いで凍結乾燥する。
最後に,ペプチドを98%以上の純度で得ろために、分
離用逆相高圧クロマトグラフ法で精製する。
本発明を以下の実施例により更に詳しく説明する。
実施例1 0.45ミリ当量/樹脂1gのアミノ基を有するM B
 11 A樹脂[Novabiochem社(スイス国
)製] 2.0gを半自動合成装ii7Laborte
c SP640(商品名)の反応器に装入した。前記樹
脂をトリエチルアミンの10%クロロホルム溶液(2 
X i5ml)で2回(5分+15分)手動で洗j條し
、次いで塩化メチレン(3 X 15ml2)で3回(
3×1分)手動で洗滌することにより中和した。α−ア
ミノ基をt−ブトキシ力ルボニル([locと略記する
)基で保護し且つ側鎖のグアニジン基をp−1−ルエン
スルホニル基(トシル基ともいう; Tocと略記する
)で保護してあるアルギニンを用いて、慣用の対称酸無
水物縮合方法でアルギニンを樹脂に連結した。
すなわち、Boa−Arg(Toc)−011 1.5
4g(3.6ミリ当+1)を塩化メチレン3mRに溶解
し、その溶液へ次いで塩化メチレンにジシクロへキシル
力ルポジイミド(DCC)を溶解してなるジシクロへキ
シル力ルポジイミドの8%(重量/容量)溶液4.64
mU(1.8ミリ当量に相当する)を水浴中で連続的に
電磁攪拌しながら加えた。生成されたアミノ酸活性魚水
物を含む1!}られた混合液をグーチ(Gooch)濾
過器で濾過して生成したジシクロヘキシル尿素を除去し
、得られた濾液を前記の樹脂を含む反応器に加え、更に
ジメチルホルムアミド5mflで希釈し,次いで自動的
アミノ酸連結反応のサイクル(第1表参照)を開始させ
た。
』 1 聚一 自動的アミノ酸連結サイクル手順 1.洗   滌:塩化メチレン        1回×
1分3.上記と同じ 4.洗   滌;塩化メチレン 1回XlS分 3回×{分 6。洗 滌;塩化メチレン 3回X1分 ミノ酸無水物を使用     3回X60分8.洗  
 滌;塩化メチレン       2回×1分9.洗 
  滌;イソプロパノール      2回X2分10
.  洗   滌;塩化メチレン        3回
×1分前記第1表に記載のアミノ酸連結サイクルの終了
時に、前記樹脂から一部分を試料として取出し、この試
料についてKaiser試験(すなわちニンヒドリン呈
色試験)を実施した。アミノ酸の組み込み率が99%よ
りも高い場合には、アミノ基からの保護基の自動的除去
工程を開始させるが、左もなくばアミノ酸連結工程を反
復する。次後に複数のアミノ酸を順次に連結するに当っ
ては常に第1表に手順に従い、下記のアミノ酸を以下に
示した量で使用した。すなわち、Boc−DTrρ(3
回の連結の各々について1.09g)、Boa−Val
(0.78g). Boc−(0−2’−ブロモベンジ
ノレオキシ力ルボニル)−Tyr(1.78 g ).
Boa−アスパラギン酸シクロヘキシルエステル(1.
I.2E)及びBoc−tosyl−アルギニン(1.
54 K )である。
最後のアミノ酸連結を行なった後に、前記の保護基除去
工程を反復し、樹脂を反応器から取り出し、次いで炭酸
カリウム上で減圧乾燥して生或物3.60 gを得た。
次いで,フッ化水素酸を用いて樹脂からのペプチドの分
離及び同時に側鎖からの保護基の除去を行なった。得ら
れたべプチドー樹脂2gをアニソール2+nQ及びジメ
チルスルフィド0.2ml2と共にテフロン製反応器に
入れ、混合物を一50℃に冷却し、その後に濃フッ化水
i酸20一を蒸留して生じた蒸気を吹込み、次いで電磁
撹拌を水浴中で60分間続けた。窒素を吹き込むことに
よって、フッ化水素を除去し、得られた粗生成物を減圧
下で2時間乾燥し、エチルエーテル(2Xl5l+2)
で洗滌し、次いで50%酢酸(3Xl5m塁)中に抽出
し、その後にグーチ濾過器を通して濾過して使用済み樹
脂を除去した。このようにして得られた粗生成物溶液を
ロータリーエバボレーター中でぬ縮して小容量にしLH
20カラム(2.5 x 100cn+)に直接に装填
し、0.2M酢酸/アセトニトリルのl/1混合液(2
Q)を用いて重力で溶出し、10mllずつの画分を採
集した。ペプチド含有画分を流出液のUVプロット(2
45r+m)により同定し、一緒にし,ロータリエバボ
レーター中で濃縮して小容量にし,次いで凍結乾燥し、
粗生成物450mgを得た。高圧液体クロマjヘグラフ
ィーによる生成物の最終精製については、上記粗生成物
100Hlgを0.05%トリフルオロ酢酸水溶液/ア
セ1・ニトリルの8:2の混合液4H劃に溶解し、この
ようにして得られた透明l8液をRPl8カラム(1.
.5X15cI+1)に装填し、254nmでUV検出
しながら0.05%トリフルオ口酢酸を含むアセトニト
リルの20%から80%までの0.05%1−リフルオ
口酢酸に対する濃度勾配でlomff/分の流量で12
0分lidで溶出した.約25分で生成物が溶出し、均
質な両分を一緒にし、濃縮し、次いで凍結乾燥して生成
物26■を得た。HPLc(高圧液体クロマトグラフィ
ー)特性決定: 3.9X150nn C18 Wat
ers Delta−Pak力ラム、0.05% トリ
フルオロ酢酸に対するアセトニトリルの濃度勾配20分
で20〜80%、流m1mQ/分, 210nmでのU
V検出:RT(保持時間=8.3分、HPLC純度=9
8.0%。
失笈旌茎 のアミノ  1: H−Asp−’Tyr−DTrp−Val−DTrp−
DTrp−DTrp−NH2を するヘプタペプチドの
八 0.5ミリ当量/樹脂1gのアミノ基を有する゛’Fm
oc(フルオレニルメトキシカルボニル)化方法(st
ra−tegy)によって:AfAしたアミドペプチド
用樹脂″(CIl,O−Ph(1. 4)−Cll(N
H−Fmoc)−Ph(1. 4)−0−(CI,)3
−CONH−CH (Cll3)−CONIi−CH,
−Ph一重合体;  [1 a c h e m社(ス
イス国)tJ] 1、Ogを半自動合成装i! L a
 b o r t e cSP640の反応器に装入し
た。フルオレニルメトキシ力ルボニル(Fmocと鴫記
する)基の加水分解をジメチルホルムアミド(DMFと
略記する)に溶解した20%ピペリジンを用いて、第2
表に示した手順のサイクル1〜7に従って自動的に行な
った。
一第−2一表一 ′″F m o c ”方法による自動的アミノ酸連結
サイクル手順1.保護基除去:20%ピペリジンDMF
溶液     1回×3分2.上記と同じ      
          工回×7分3。洗  滌;塩化メ
チレン(DCMと略記する)  2回×1分4.洗 1
11;DMF             2回X1分5
.洗  滌;イソプロパノール        2回×
1分6.洗 滌: DMF             
2回×工分7.洗 滌; DCM          
   2回×1分lO.洗  滌;イソプロバノール 
       1回×1分比洗 滌; DMF    
      1回×1分12.洗 滌; DCM   
          1回×工分13.洗  滌;上記
10以降を2回以上反復次いで、ジンクロへキシル力ル
ポジイミド(DCCと略記する)によって“その場で(
in siju)″′製造したヒドロキシベンゾトリア
ゾール(llOBtと略記する)を用いる活性エステル
法により最初のD一トリブトファンの連結を行なった。
Fmoc − D− トリプトファン1.5ミリ当量(
欄脂のアミノ基に対して3倍過剰量)(0.639g)
とlIOBt2ミリ当量(0.310 g )をD(.
1 / D朴の2;1混合液12mffに溶解し、前記
合或装置の反応器に移し、次いで撹拌しながら2分間予
備平衡化した後にDCM / DMFの2=1混合液に
1容解したIM DCC 1、5mf2(1.5ミリ当
量に相当する)を加え、このようにして前記の自動的ア
ミノ酸連結工程(第2表の9行目の操作)を開始させた
。第2表に記載の連結工程の終了時に、樹脂から一部分
を試料として取出し,この試料についてKaiser試
験を実施した。アミノ酸の組み込み率が99%以上であ
る場合には同様に前記の連結工程を反復した。連続的ア
ミノ酸連結を各々行なうに当っては、常に第2表の手順
に従い、下記の各アミノ酸を以下に示した量で使用した
。すなわち、Fmoc−DTrp(3回の連結の各々に
ついて0.639 g )、Fmoc−バリン(0.5
09 g ). Fmoc−チロシンt−ブチルエーテ
ル(0.689g)及びFmoc−アスパラギン酸t−
ブチルエステル(0.617 g )である。最後のア
ミノ酸連結を行なった後に、保護基除去工程を反復し、
樹脂を反応器から取り出し、次いで炭酸カリウム上で真
空乾燥して生成物1.650gを得た。次いで、樹脂か
らのペプチドの分離とトリフルオロ酢m(TFAと略記
する)による各側鎖からの保護基の除去とを同時に行な
った。すなわち. TFA/エタンジチオール/ρ−ク
レゾールの27 : 1.5 : [5(容量/容量比
)の混合物からなる溶液30−を入れた小さなフラスコ
にペプチドー樹脂1.5gを入れ、電磁撹拌しながら3
5℃の水浴中で2時間保持した。粗生成物を沈澱させる
ために、O℃に冷却したエチルエーテル10容量とO℃
に冷却した石浦エーテル5容量とを加えた。得られた混
合物を−78゜Cで1夜保持し、次いで多孔質のロート
状濾過器上で濾過して粗結品質生成物350■を得た。
高圧液体グロマトグラフィーによるm製については、実
施例1の方法を行ない生或物12■を得た。HPLC分
析(分析条件1土実施例1に記載の条件と同一である)
による特性決定: Rt(保持時間) =12.6分、
HPLC純度=98%。
本発明に包含される前記一般式(1)の化合物の?の非
限定的な例は次の通りである。
F1−Δsp−Tyr−DTrp−Val−DTrp−
DTrp−Tyr−NH.LRt == 11 .7A
sp−Tyr−DTrp−Val−DTrp−DTrp
−Ar(;−NH■Rt= 9,9If−Thr−As
p−Tyr−DTrp−Val−DTrp−DTrp−
Arg−NH,  Rt= 9.6Arg−Asp−T
yr−DTrp−Val−DTrp−DTrp−Met
−NH2  Rt=11.011−Lys−Asp−T
yr−DTrp−Val−DTrp−DTrp−Arg
一〜H2   Rt=  8.8l1−八rg−Asp
−Tyr−DTrp−Val−DTrp−DTrp−P
he−NH,    llt=11.7H−.Arg−
Asp−Ser−DTrp−Val−DTrp−DTr
p−Met−NJI,   l1t=10,5H−As
p−Scr−DTrp−Val−DTrp−DTrp−
Mct−Nt{,   Rt = 1 1.3H−Ly
s−Asp−Met−DTrp−Val−DTrp−D
Trp−Arg−Nil2   Rj=  8.7−A
rg−Asp−Ser−DTrp−Val−DTrp−
DTrp−Arg−NH2Rt= 8.2I1−Asp
−Tyr−DTrp−Val−DTrp−DTrp−M
et、−NH2       Rt=12.3H−As
p−Tyr−DTrp−Val−DTrp−’rrp−
Arg−Nil2Rt= 9.4H− Asp−Trp
− DTrp−Va l−DTrp−DTrp−Arg
−Nl l,    R t. = ] 0 . 91
1−Asp−DTrp−DTrp−Val−DTrp−
DTrp−Arg−NH■      Rt=  9.
4上記のliPLc保持時間(Rt)は実施例1に記載
のようにして測定した。
在U’4’l鈎一括一性〜 作動薬又は桔抗薬としてニューロキニンAレセプターに
作用する本発明のペプチトの活性は試験標本を使用する
試験管内(in vitro)効力検定によって評価し
た。該効力検定においては、タキキニン及び関連ペプチ
ドによって生じる生物学的応答が専らニューロキニンA
レセプター(NK−2レセプター)に対する作用に基づ
いて測定される。用いる試験標本は単離したラットの輸
精管であり、これにタキキニン類が作用すると、電気的
刺激を伴なう輸精管の壁内神経によって生起された収縮
の増強作用(ρotentiation) を生みだす
。この試験標本におけるペプチド類の活性の測定はRo
veroらの論文(rNeuropeptides J
、10, 355(1987))に記載のようにして行
なった。評価したペプチドの作動薬活性はPD2として
表わした。このPD2は最大効果の50%を生じる作動
薬のモル請度の逆対数を表わす。拮抗薬活性はρA2と
して示される。PA2は作動薬の2倍〜2倍に等しい有
効投与量に等しい投与量を生じる拮抗薬のモル濃度の逆
対数を表わす。
PDzはVan Rossumの論文(rArch.I
nt.Phermacodyn.J,ν巳、249 (
1963))に従って算出し、ρ八2はSchildプ
ロツh [0.Arunlakshanaとt1、o.
schildの論文「8r.J,E’harmaco1
.J、14、48(1959)〕の分析から算出した。
得られた結果は以下の通りである。
」44一表− 拮抗薬活性は接触時間15分後のニューロキニンAの濃
度/応答曲線の右方向に平行移動(para1、lel
displacc+++enL)を生じる生成物の活性
として評価される。上記の表中のNKAはニューロキニ
ンAを表わし、NKA(4−10)はニューロキニンA
のC一末端ヘプタペプチド断片である。
記載した方法は本発明の実際的な例証としてのみ示した
単なる例示であり,本発明は本発明の基礎である概念の
範囲から免脱することなくその形及び配列におい゛C変
化し得る。
注)表中のn.a.は活性がないことを示す。
上記桔抗薬類は、単離したラットの輸精管の神経によっ
て生起された収縮の増強作用を生じる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式( I ): X−Asp−Y−DTrp−Val−DTrp−Z−K
    −NH_2(I)(式中、XはHを表わすかあるいはH
    及びアミノ酸残基Arg、DArg、Lys、DLys
    、Thr又はDThrを表わし、Yはアミノ酸残基Ty
    r、Trp、DTrp、Ser又はMetを表わし、Z
    はアミノ酸残基Trp又はDTrpを表わし、Kはアミ
    ノ酸残基Arg、Phe、DTrp、Tyr又はMet
    を表わす)で示される合成ペプチド並びにその有機及び
    無機酸との医薬的に許容し得る塩。 2、次の式: X−Asp−Y−DTrp−Val−DTrp−Z−K
    −NH_2(式中、XはHを表わすかあるいはH及びア
    ミノ酸残基Arg、Lys又はThrを表わし、Yはア
    ミノ酸残基Tyrを表わし、Zはアミノ酸残基DTrp
    を表わし、Kはアミノ酸残基Arg、Phe、DTrp
    、Tyr又はMetを表わす)で示される請求項1記載
    の合成ペプチド並びにその有機及び無機酸との医薬的に
    許容し得る塩。 3、次の構造: H−Arg−Asp−Tyr−DTrp−Val−DT
    rp−DTrp−Arg−NH_2を有する請求項1又
    は2記載のオクタペプチド。 4、次の構造: H−Asp−Tyr−DTrp−Val−DTrp−D
    Trp−Arg−NH_2を有する請求項1又は2記載
    のヘプタペプチド。 5、次の構造: H−Arg−Asp−Tyr−DTrp−Val−DT
    rp−DTrp−Phe−NH_2を有する請求項1又
    は2記載のオクタペプチド。 6、次の構造: H−Asp−Tyr−DTrp−Val−DTrp−D
    Trp−DTrp−NH_2を有する請求項1又は2記
    載のヘプタペプチド。 7、次の構造: H−Asp−Trp−DTrp−Val−DTrp−D
    Trp−Arg−NH_2を有する請求項1又は請求項
    2記載のヘプタペプチド。 8、請求項1又は請求項2記載の合成ペプチド類を有効
    成分とすることを特徴とするニューロキニンA(NK−
    2レセプター)に対する競合的拮抗薬。 9、請求項1又は請求項2記載の合成ペプチドの製造法
    であって、不溶性の重合体状支持体上で前記ペプチド鎖
    をC−末端からN−末端方向に固相合成法で組み立てる
    工程と、次後のフッ化水素酸中で加水分解することによ
    って前記重合体状支持体から前記ペプチド鎖を切り離す
    工程とからなる前記合成ペプチドの製造法。 10、請求項1又は請求項2記載の合成ペプチドの製造
    法であって、不溶性の重合体状支持体上で前記ペプチド
    類をC−末端からN−末端方向に組み立てる固相合成反
    応を行うに当って、適当に保護された側鎖基を有するア
    ミノ酸であって且つ前記重合体状支持体にカルボキシル
    官能基によって係留されているC−末端アミノ酸に対し
    て適当に保護されたα−アミノ基と適当に保護された側
    鎖とを有する活性型の第2のアミノ酸を有機溶媒中で反
    応させる工程;次後に、適当に保護された活性型の所定
    の複数のアミノ酸を上記と同じ要領で順次に連結する工
    程;次いで前記重合体状支持体から、組み立てた前記ペ
    プチドを切り離す工程及び適当な酸又は塩基中で加水分
    解を行なうことによって、保護基を合成されたペプチド
    から除去する工程からなる前記合成ペプチドの製造法。
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