JP2001505216A - ブラジキニンb▲下2▼レセプターのペプチドアゴニスト - Google Patents

ブラジキニンb▲下2▼レセプターのペプチドアゴニスト

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JP2001505216A JP52528598A JP52528598A JP2001505216A JP 2001505216 A JP2001505216 A JP 2001505216A JP 52528598 A JP52528598 A JP 52528598A JP 52528598 A JP52528598 A JP 52528598A JP 2001505216 A JP2001505216 A JP 2001505216A
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マルティネス,ジャン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は以下に示す組み合わせの中から選択される擬ペプチド化合物に関する。(i)式Iの化合物: 式中:A1は単結合であって、D-ArgまたはL-Lysを表し;A2はL-Proまたはトランス-4-ヒドロキシ-L-Pro(4Hyp)を表し;A3はL-PheまたはL-チエニルアラニン(Thi)を表し;Yは水素原子またはC1-C3アルキル基を表し;Xは硫黄または酸素原子を表し;および,(ii)式Iの化合物の付加塩。本発明は療法におけるこの化合物およびこの化合物の付加塩の調製法および使用にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラジキニンB2レセプターのペプチドアゴニスト 発明の属する技術分野 本発明は、ペプチド型またはペプチド類似型の新規な化合物、その調製法およ びその療法上の使用に関する。これらの新規な化合物は、”擬ペプチド”(pseu dopeptide)と呼ばれ、ブラジキニンB2レセプターのペプチドアゴニストとして 作用し、療法上、特に心臓血管系の疾患状態の治療において有用である。 従来の技術 ブラジキニンは9個のアミノ酸(Arg-Pro-Pro-Gly-Phe-Ser-Pro-Phe-Arg)によ り構成されたペプチドであり、そのB2レセプターへの作用を通じて、ある一定 の疾患状態、特に心臓血管系の治療に対して有益な効果を有する。このように、 ブラジキニンは心臓を心筋虚血から保護し、虚血性心臓の再灌流に関連するある 一定の有害な障害を防ぐ。(L.E.RUBINらの論文(Circ.Res.,76,434-440,199 5)およびT.J.M.TOBEらの論文(J.Cardiovasc.Pharmacol.,17,600-607,1991 )を参照。) ブラジキニンは血液脳関門の浸透性を増大させるとともに、それによって抗感 染性または抗腫瘍性の薬剤の通過性を促進することも可能にする(T.INAMURAら 、J.Cerebral Blood Flow and Metab.,14,862-870,1994;FR-M-7979)。さら に、ブラジキニンは、子宮収縮の引き金をひく原因になり(T.ENGSTROMら、J.E ndocr.,118,81-85,1988)、排卵を誘発することを可能にし(Y.YOSHIMURAら、 Endocrinology,122,2540-2546,1988)、および精子の運動性を増大させること を可能にするともいわれている(W.MISKAら、Arch.Androl.,33,1-5,1994)。 ブラジキニンはプロテアーゼによる自身の急速な分解によって活動継続時間を 制限されるため、実用性がない。したがって、ブラジキニンB2レセプターのア ゴニスト型の性質を持った化合物、すなわち、ブラジキニンのそれと同様の作用 を有するが、蛋白質酵素によって分解することのできない化合物を見出すことが 望まれている。この目的のために、WO-A-89/09231はアミド結合の一つを還元し て得られるブラジキニン誘導体を提案した。ブラジキニンより誘導され、還元さ れたアミド結合を再び含む他の修飾構造は、US-A-5 112 596およびUS-A-5 268 1 6 4に提案されており、これらの提案は、ブラジキニン誘導体の血液脳関門の浸透 性を増大させる性質に関するものであり;これらの化合物の一つであるRMP7は、 脳神経膠種を患う患者におけるその抗がん剤の作用の効力を増大させる能力を評 価するために、現在臨床試験を受けているところである。 WO-A-95/07294およびWO-A-95/24422はそれぞれ、ペプチドおよび擬ペプチドを ブラジキニンレセプターのアンタゴニスト(antagonists)として推奨していた ことが以前から知られている。現在、これらペプチドおよび擬ペプチドは偶然に も下記の式Iの発明に従う化合物とは構造的に異なるものである。 EP-A-0322779が抗健忘症剤として5-オキソ-1,5-ベンゾチアアゼピン-1-アセト アミド誘導体(5-oxo-1,5-benzothiazepin-1-acetamide derivatives)および5- オキソ-1,5-ベンゾオキサアゼピン-1-アセトアミド誘導体(5-oxo-1,5-benzooxa zepin-1-acetamide derivatives)を提案していることも知られている。 これらの誘導体は本発明に従う式Iの擬ペプチドとは構造的に異なるというこ とがわかっている。 発明の目的 本発明によると、前述したブラジキニンの使用に関する不利な点を克服するた めに新規な技術的解決法の供給が提案されている。この新規な解決法はブラジキ ニンB2レセプターのアゴニストとして作用する、すなわち、ブラジキニンのそ の作用と同様の作用を有する化合物を含んでいる。これらの化合物は、ブラジキ ニンおよび従来技術の既知の類似生産品の構造とは異なる、新規な構造を有して いる。これらの化合物はプロテアーゼの作用に対して潜在的に抵抗力があり、こ のことから、療法上の使用に堪え得る作用持続期間を有する。 この新規な技術的解決法にしたがって、本発明の第1の特徴にしたがい新規な 工業用的生産品として擬ペプチド型の化合物の提供が提案され、本発明の第2の 特徴にしたがいこれらの化合物の調製法の提供が提案され、ならびに本発明の第 3の特徴にしたがいこれらの化合物の使用、特に療法上において、例えば血液脳 関門の浸透性を増大させるため、生殖機能を改善するため、および心筋虚血の治 療のための活性成分としての提供が提案されている。 発明の主題 本発明の新規な技術的解決法にしたかって、擬ペプチド構造を有する化合物は 新規な工業用的生産品として推奨されるものであり、前記化合物は、以下の構成 からなるグループから選択されることにより特徴づけられる: (i)式Iの化合物: (SEQ ID No.1および2を参照) 式中: A1は、単結合であって、D-ArgまたはL-Lysであり、 A2は、L-Proまたはトランス-4-ヒドロキシ-L-Pro(4Hyp)であり、 A3は、L-PheまたはL-チエニルアラニン(Thi)であり、 Yは、水素原子またはC1-C3-アルキル基であり、および Xは、硫黄または酸素原子である;ならびに、 (ii)これらの化合物の付加塩(addition salts)。 以下に与えられたシーケンスリスティング(sequence listing)において、SE Q ID No.1はA1が単結合である場合の構造Iの生成物に関し、SEQ ID No.2はA1 がD-ArgまたはL-Lysである場合の構造Iの生成物に関する。 本発明に従って、式Iの化合物を調整する方法およびその付加塩も推奨される 。この方法の特性は以下に示すとうりである。 式Iの化合物あるいはその非毒性の付加塩のうちの一つの使用もまた、療法上 においてブラジキニンがもたらす有益な効果、特に心臓血管系において、例えば 、心筋虚血の治療もしくは血液脳関門の浸透性の改善、または生殖器系において 、例えば、排卵の誘発、精子の運動性の改善もしくは子宮の萎縮の誘発といった 効果が働く疾患状態の治療の際に使用するための薬剤を得るために推奨される。 式Iの化合物およびその付加塩は生物学的定量法における試薬としても有用で ある。 略語 便宜上、以下に示す略語および頭文字を本文中に使用した。 a)アミノ酸およびアミノ酸残基について Ala アラニン Arg アルギニン DBO(Y)は以下の構造式の”擬”(“pseudo”)アミノ酸である。 (式中Yは先に定義された通りである。) DBT(Y)は以下の構造式の”擬”アミノ酸である。 (式中Yは先に定義された通りである。) DBZ(Y)はDBO(Y)またはDBT(Y)であり、式中Yは先に定義された通りである。 Gly グリシン 4Hyp トランス-4-ヒドロキシプロリン[L配置生成物に関する別名:(2S,4R)-4- ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸] Phe フェニルアラニン Pro プロリン Ser セリン Thi チエニルアラニン[別名:3-(チエン-2-イル)アラニンまたはThAla] (b)他の物質について Adoc アダマンチルオキシカルボニル(adamantyloxycarbonyl) Aoc t-アミルオキシカルボニル Boc t-ブトキシカルボニル(または1,1-ジメチルエトキシカルボニル) BOP ベンゾトリアゾル-1-イル-オキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロリン酸(benzotriazol-1-yloxytris(dimethylamino)phosphonium hexafluoro-phosphate) Bzl ベンジル(またはフェニルメチル) DCM ジクロロメタン DIEA ジイソプロピルエチルアミン DMF N,N-ジメチルホルムアミド Fmoc フルオレン-9-イルメトキシカルボニル(fluoren-9-ylmethoxycarbonyl ) Foc フルフリルオキシカルボニル HTFA トリフルオロ酢酸 Iboc イソボルニルオキシカルボニル Res 樹脂 RT 室温(15-20℃) THF テトラヒドロフラン Tos p-トルエンスルホニル(またはトシル) Z フェニルメトキシカルボニル(またはベンジルオキシカルボニル) Z(p-Cl) p-クロロベンジルオキシカルボニル Z(p-OMe) p-メトキシベンジルオキシカルボニル 発明の詳細な説明 以下のように、アミノ酸が不斉炭素原子を含有する時(この場合は、Gly以外 のあらゆるアミノ酸)、天然に存在するのL配置をとるアミノ酸は省かれ、天然 には存在しないD配置をとるアミノ酸が指定される。 DBZ(Y)に関する限りにおいては、アミングループ(amine group)を伴う3位 の炭素が、(カーン−インゴールド−プレローグ絶対配置法に従った場合におい て)Xが硫黄原子のときS配置をとり、Xが酸素原子のときR配置をとることが 指摘されている。 実用に関する点においては、GlyおよびA1=D-Argの場合を除いて、式Iの擬ペ プチドの全てのアミノ酸はL配置を有している。 付加塩は式Iの化合物と無機酸または有機酸が反応して得られるあらゆる酸付 加塩(acid addition salt)を意味するとして理解されている。式Iの基本的な 化合物と塩を形成するために好ましい無機酸は、塩化水素、臭化水素、リン酸お よび硫酸である。式Iの基本的な化合物と塩を形成するために好ましい有機酸は 、メタンスルホン酸、マレイン酸、フマル酸、シュウ酸、クエン酸、酢酸および トリフルオロ酢酸である。 ここで、C1-C3-アルキル基は、メチル基、エチル基、プロピル基またはイソプ ロピル基を意味するとして理解されている。 本発明にしたがい推奨される式Iの化合物の調製法は下記の(1)〜(7)のステッ プから構成される: (1)エチルブロモアセテートと式IIの化合物との反応: 式中; Xは酸素原子または硫黄原子であり、 Bはオキシカルボニルタイプのアミノ保護基(amino-protecting group)であり 、およびYは先に定義された通りのものであり、 不活性溶媒中(特にTHF)、塩基の存在下(特にKOH)、もし必要ならば相間移動 触媒を用い、室温で、1から8時間反応すると、式IIIの化合物が得られる:式中B、XおよびYは上記に示されるように定義されたものである; (2)水素との反応による得られた式IIIの化合物のアミングループの脱保護は水素 化触媒、例えば木炭または硫酸バリウム上に担持したパラジウムの存在下、ある 溶媒、例えばエタノール中、室温に近い温度で、水素分圧を約105から5.105パス カルとしておこなわれ、式IVの化合物が得られる: 式中XおよびYは上記に示されるように定義されたものである; (3)得られた式IVの化合物と式VのL-セリン誘導体との反応: 式中: ここでBは上記に示したように定義されたものであり、Bocであることが都合が よく、およびR1は水素化反応に鋭敏なヒドロキシル保護基(hydroxyl-protecti ng group)、特にBzlであり、不活性溶媒中、特にDMF中で、BOPおよび3級アミ ン(特にN-メチルモルホリン)のような活性化剤の存在下で、室温と同等の温度 または室温に近い温度で、1から10時間反応すると、式VIの化合物が得られる:式中、X、R1 BおよびYは上記に示されるように定義されたものである; (4)NaOH(好ましくは1Nの水酸化ナトリウム溶液)を伴う処理によって得られた 式VIの化合物のエチルエステルグループの加水分解は、エタノールのような溶媒 中で、室温と同等の温度または室温に近い温度で、1から5時間反応が行われ、 式VIIの化合物が得られる: 式中、X、R1 BおよびYは上記に示されるように定義されたものである; (5)得られた式VIIの化合物とL-アルギニンにより修飾されたメリフィールド樹脂 (Merrifield resin)(ここで、Argの塩基サイドグループ(basic side-group) はトシル基よって保護されており、そのC-末端酸性基(C-terminal acid group )によって、Arg残基は樹脂と結合されている)との反応は、不均一系で行われ、 好適な溶媒(特にDCM)の存在下、ペプチド合成に習慣的に用いられるカップリ ング試薬(特にBOPおよびDIEA)の存在下、室温で、1から4時間反応が行われ 、式VIIIの化合物が得られる: [各部位の命名法:B-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Res] 式中、XはSまたはOであり、 Resは樹脂であり、 Bはアミノ保護基(好ましくはBoc)であり、 R1はヒドロキシル保護基(好ましくはBzl)であり、 Yは上記に示されるように定義されたものであり、および、 Tosはトシル基である; (6)既知のペプチド合成法(特にメリフィールド合成(MERRIFIELD synthesis) のような既知の巧妙な技術)によって得られた式VIIIの化合物とHTFAを、DCM中 において反応させ、アミングループをセリンのN-末端に再生し、その次に、 N-末端アミングループ(N-terminal amine group)がグループB(group B)で保護 されているアミノ酸、および塩基またはヒドロキシルサイドグループ(basic or hydroxyl side-group)が保護されているアミノ酸があれば、このアミノ酸とも 反応し、そして好適なアミノ酸を伴う脱保護/カップリングのこの手法は、式I の配列が得られるまで必要に応じて繰り返される。すなわち下記に示すアミノ酸 と次々に反応し: (α) B-Phe-OHまたはB-Thi-OH (β) B-Gly-OH (γ) B-Pro-OHまたはB-4Hyp-OH (δ) B-Pro-OH (ε) B-Arg(R2)-OH (ζ) および、もし好ましければ、B-Lys(R2)-OHまたはB-D-Arg(R2)-OH その結果、望みの保護された擬ペプチド配列のうちの一つが得られ、特に: B-D-Arg(R2)-Arg(R2)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Res、 B-Lys(R2)-Arg(R2)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Resまたは B-Arg(R2)-Pro-Pro-Gly-Phe-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Res、 式中、略語は前述と同等であり、R2は塩基サイドグループの保護基である;そし て、 (7)トリフルオロ酢酸(この試薬は保護基Bを除去する)による最初の処理によ って望みの化合物を脱保護および遊離し、続いてフッ化水素による第二の処理に よって他の保護基を除去し、樹脂から擬ペプチドを遊離して、式Iの望みの化合 物を得る。 本発明にしたがって式Iの化合物を調製するのに適したアミノ保護基とヒドロ キシル保護基はペプチド合成の分野における既知のグループ(groups)から選択 され、一方でアミンまたは塩基グループ(amine or basic groups)を保護し、 他方でヒドロキシルグループ(hydroxyl groups)を保護する。 以下においては特にここで推奨されているアミノ保護基に関して言及する: -N-末端の一時的な保護のためは、アルコキシカルボニル、アリールオキシカル ボニルおよびヘテロアリールオキシカルボニルのようなオキシカルボニルタイプ のグループB、特にAdoc、Aoc、Boc、Fmoc、Foc、Iboc、Z、Z(4-Cl)およびZ(4-O Me)が好ましく用いられる。 ならびに −塩基サイドグループ(LysおよびArgの場合)には、上記したグループB、Tos またはNO2の一つが好ましく用いられる。 N-末端に関するアミノ保護基として使用されるグループBは、好適には(i)式I IおよびIIIの生成物に関してはZであり、(ii)(6)のステップにおける式V〜VIII の生成物に関してはBocである。 もし存在するならば、塩基サイドグループの保護基、R2は好ましくはZ、Tos またはNO2である。 好ましくは、R1は、すなわちOHサイドグループ(OH side-groups)に関する ヒドロキシル保護基は、Bzlである。 上記のことを考慮して、以下に示すアミノ酸がステップ(6)の一連のカップリ ングに関してより好ましく用いられる: (α) Boc-Phe-OHまたはBoc-Thi-OH (β) Boc-Gly-OH (γ) Boc-Pro-OHまたはBoc-4Hyp-OH (δ) Boc-Pro-OH (ε) Boc-Arg(Tos)-OH (ζ) そして、もし好ましければ、Boc-Lys(Z)-OHまたはBoc-D-Arg(NO2)-OH。 ステップ(1)において、エチルブロモアセテートは他のC1-C4-アルキルハロ ゲノアセテートに置き換えられる。ここに含まれるハロゲン(halogeno group) は、特にCl、BrまたはIである。ここで、エチルブロモアセテートが、式IIIの 化合物の調製において、収率の都合上、好適な試薬として用いられる。 室温(RT)は15から20℃の温度を表し、室温に近い温度(a temperature clos e to RT)とは5から30℃の間の温度を表し、より好ましくは10から25℃を表す。 前述した方法の変形例として、以下に示す(1a)から(3a)からなるステップを行 うことができる: (1a)エチルブロモアセテートと式IIの化合物の反応: 式中、XはSまたはOであり、BおよびYは上記に示されるように定義されたも の(この場合Bは好ましくはBoc)であり、 前記の方法のステップ(1)に記された類似の条件のもとで式IIIの化合物が与えら れる:式中、X、BおよびYは上記に示されるように定義されたものである; (2a)前記の方法のステップ(4)に記された類似の反応条件のもとで、エステルグ ループの加水分解を実施すると、式IXの化合物が与えられる: 式中、X、BおよびYは上記に示されるように定義されたものである;そして (3a)特に上記に示したようなメリフィールド(MERRIFIELD)法によって、前述の ように式IXの化合物をN-末端が保護されたアミノ酸(N-protected amino acid) とみなし、式Iの化合物の合成を継続することにより、支持樹脂(support resi n)からの脱保護および分離後に、式Iの化合物が得られる。 本発明の更なる利点と特徴は以下に示す予備例の記述(Preparatory Examples )および薬理学的試験の結果によってさらに明確に理解される。 もちろん、これらの詳細は全体的に本発明を限定することを意図するものでは なく、実施例の一例として与えられているものである。調製I エチル 3-(S)−[(フェニルメトキシカルボニル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-4-オキソ -1,5-ベンゾチアアゼピン 5(2H)-アセテート (Ethyl 3-(S)-[(phenylmethoxycarbonyl)amino]-3,4-dihydro-4-oxo-1,5-benzo thiazepin-5(2H)-acetate) 水酸化ナトリウム7.40g(0.13mol)およびヨウ化テトラブチルアンモニウ ム3.74g(0.01mol)を、3-(S)-[(フェニルメトキシカルボニル)アミノ]-2,3 -ジヒドロ-1,5-ベンゾチアアゼピン4(5H)-オン(3-(S)-[(phenylmethoxycarbony l)amino]-2,3-dihydro-1,5-benzothiazepin-4(5H)-one)33.27g(0.1mol) が入ったテトラヒドロフラン300mlの溶液に加える。氷浴中で冷却後、エチル ブロモアセテート16.92g(0.1mol)を加え、次に、その混合溶液(the mixt ure)を2時間攪拌する。反応が終了した時点で、その混合溶液を水で希釈し、 酢酸エチルで抽出する。有機物の抽出層は水で洗浄され、硫酸マグネシウム上で 乾燥され、そして次に減圧下で濃縮される。得られた黄色のオイルは、溶離液と して塩化メチレン/イソプロピルエーテル混合液(9/1,v/v)を使用したフラ ッシュクロマトグラフィーによって、シリカ上で精製される。溶媒を蒸発させた 後に、淡黄色オイル(収率=57.3%)24.1gが得られる。 [α]D 27=+102°(c=1.01;CHCl3)調製II エチル 3-(S)-アミノ-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,5-ベンゾチアアゼピン 5(2H)- アセテート(塩酸塩) (Ethyl 3-(S)-amino-3,4-dihydro-4-oxo-1,5-benzothiazepin-5(2H)-acetate(h ydrochloride)) 調製Iにしたがい得られた化合物2.24g(5.4.10-3mol)は95%エタノール 50mlに溶解する。95%エタノールを溶媒とする1MのHCl溶液5.4mlが加えられ 、次に10%パラジウム担持硫酸バリウム(10% palladium on barium sulfate)8 .1gを加える。得られた混合溶液を、水素雰囲気下、大気圧、室温のもとで、4 時間攪拌する。次に、混合溶液を濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残査 はエチルエーテル中で再度懸濁され、次に減圧下で再び濃縮され、最後にエーテ ル中で沈殿させられ、その結果、ベージュ色の固体(収率=94%)の形で望みの 生成物1.61gが得られる。 [α]D 23=+169.9°(c=0.76;DMF)調製III エチル 3-(S)−[[2-(S)-(1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ)-3-(フェニル メトキシ)-1-オキソプロピル]アミノ]-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,5-ベンゾチア アゼピン 5(2H)アセテート[Boc-Ser(Bzl)-DBT(H)-OEt] (Ethyl 3-(S)-[[2-(S)-(1,1-dimethylethoxycarbonylamino)-3-(phenylmethoxy )-1-oxopropyl]amino]-3,4-dihydro-4-oxo-1,5-benzothiazepin-5(2H)-acetate[ Boc-Ser(Bzl)-DBT(H)-OEt]) DMF溶媒15ml中で、調製IIにしたがって得られた化合物1.52g(4.8.10-3m ol)の溶液が調製され、N-メチルモルホリン0.53ml(4.8.10-3mol)と、 2-(S)-[(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)アミノ]-3-(フェニルメトキシ)プロ ピオン酸[すなわち、Boc-L-Ser(Bzl)-OH]1.56g(5.28.10-3mol)が加えられ、 次にBOP2.33g(5.28.10-3mol)とN-メチルモルホリン0.57ml(5.28.10-3mol)が 加えられる。2時間攪拌後、炭酸水素ナトリウム飽和溶液15mlを加え、次にそ の混合溶液は酢酸エチルとともに抽出される。有機相は硫酸水素カリウム溶液で 洗浄され、次に塩化ナトリウム溶液で洗浄され、そして硫酸ナトリウム上で乾燥 される。減圧下で濃縮することにより、粗生成物2.54gが得られ、この粗生成物 は、溶離液として酢酸エチル/ヘキサン(1/1,v/v)混合液を使用したクロマト グラフィーを用いてシリカゲル上で精製され、その結果、望みの生成物が白色粉 末(収率=70%)の形で得られる。 M.p.=52-54℃ [α]D 23=+150.8°(c=0.85;DMF)調製IV 3-(S)-[[2-(S)-(1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ)-3-(フェニルメトキシ )-1-オキソプロピル]アミノ]-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,5-ベンゾチアアゼピン 5(2H)-酢酸[Boc-Ser(Bzl)-DBT(H)-OH] (3-(S)-[[2-(S)-(1,1-Dimethylethoxycarbonylamino)-3-(phenylmethoxy)-1-ox opropyl]amino]-3,4-dihydro-4-oxo-1,5-benzothiazepin-5(2H)-acetic acid[Bo c-Ser(Bzl)-DBT(H)-OH]) 調製IIIにしたがい得られた化合物0.80g(1.43.10-3mol)を95%エタノー ル15mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム2.2mlを加える。室温で、1時間攪拌 した後、エタノールの一部を蒸発させ、次に残査の混合物を水で溶解させて、エ チルエステルで洗浄する。水相は、1N硫酸水素カリウムで酸性化され、次に酢 酸エチルで抽出される。有機相は、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄され、硫酸ナ トリウム上で乾燥される。減圧下で濃縮後、生成物は、エチルエーテル/ヘキサ ン混合溶液中で沈殿させられ、その結果、白色沈殿(収率=90%)の形で望みの 生成物0.70gが得られる。 M.p.=92-94℃ [α]D 23=+174.3°(c=0.86;DMF)調製V Boc-D-Arg(NO2)-Arg(Tos)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(Bzl)-DBT(H)-Arg(Tos)-Res この化合物はペプチド合成に使用されるメリフィールド固相法(MERRIFIELD's solid phase method)によって調製されたものである。合成の出発点は、ジビ ニルベンゼンで架橋し、Boc-L-Arg(Tos)-OH(0.41.10-3mol/gram)の側鎖(the gr ouping Boc-L-Arg(Tos)-OH)によって修飾された従来のポリスチレンをベースと するメリフィールド樹脂である。望みの擬ペプチド配列を構成する異なる要素は 、以下に示すサイクルで順番に導かれる。 a)DCM中において40%トリフルオロ酢酸および2%エタンジチオールを含んだ 溶液と2分間反応し、次にDCMでの洗浄相(a washing phase)、次に上記の溶液 との28分間再接触により、最後に、DCM、イソプロパノールおよび再度のDCMで洗 浄することによる(Boc基によって保護された)アミングループの脱保護。 b)DCMおよび/またはDMF中に(Boc基によってN-末端アミングループ(N-ter minal amine group)上を保護され、もし好ましければ、酸性基以外の反応性官 能基上を保護された)アミノ酸、BOPおよびDIEAを含む溶液との反応による カップリング。過剰のこの反応溶液との反応後、樹脂は連続してDCM、メタノー ルさらにDCMで洗浄される。それぞれの新しいアミノ酸のカップリングの後、カ イゼルテスト(Kaiser test)が反応が実際に起こったことを確認するために実 行される。カップリング反応は以下に示す反応物を使用して次々に実行される( 括弧内に示されているのは、反応に使用される化学量論的な相対量(the relati ve amount reacted)、反応時間および使用された溶媒): 1)Boc-Ser(Bzl)-DBT(H)-OH(1.2当量.,1時間40分,DCM) 2)Boc-Thi-OH[またはBoc-(チエン-2-イル)アラニン](3当量.,1時間30分,DC M) 3)Boc-Gly-OH(3当量.,30分,DCM) 4)Boc-4Hyp-OH[またはBoc-4−ヒドロキシプロリン](3当量.,20分,DCM) 5)Boc-Pro-OH(6当量.,40分,DCM) 6)Boc-Arg(Tos)-OH[またはNα-Boc-Nω-p-トシル-L-アルギニン](6当量.,10 0分,DCM) 7)Boc-D-Arg(NO2)-OH[またはNα-Boc-Nω-ニトロ-D-アルギニン](3当量.,1 時間,DMF) 望みの擬ペプチドはこのようにして得られ、保護され、メリフィールド樹脂に 固定される。 類似の手法によって、以下に示す化合物が樹脂に結合されて得られる:調製VI Boc-L-Lys(Z)-Arg(Tos)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(Bzl)-DBT(H)-Arg(Tos)-Res調製VII Boc-Arg(Tos)-Pro-Pro-Gly-Phe-Ser(Bzl)-DBT(H)-Arg(Tos)-Res 例1(Example 1) H-D-Arg-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBT(H)-Arg-OH (SEQ ID No.3) 調製Vにしたがい得られた樹脂はトリフルオロ酢酸、エタンジチオールおよびD CM(40/2/60,v/v)の混合溶液で処理され、さらにはDCMおよびイソプロパノール で洗浄される。この最初の段階において、D-Arg残査により運ばれるBoc保護基の 除去が可能になる。次に樹脂はアニソールおよびエタンジチオールの存在下、樹 脂1gに対して液体フッ化水素1ml、アニソール0.1mlおよびエタンジチオー ル0.05mlの割合でフッ化水素により処理される。0−5℃で約1時間反応後、エ ーテルが加えられ、樹脂/擬ペプチドの混合溶液が濾過される。次に擬ペプチド は、アセトニトリル/水の混合溶液に溶解され、得られた溶液は濾過後に凍結乾 燥される。次に残査がクロマトグラフィーによりC18型グラフトシリカゲル(C18 type grafted silica gel)上で、1%HTFA水溶液から1%HTFAアセト ニトリル溶液への溶媒の濃度勾配により溶離することで精製される。生成物は、 白色薄片固体の外観を有しており、質量分析によって確認される。 (C51H77N19O13S2:M=1227). [α]D 21=+6°(c=0.26;CH3OH) 例1に類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる: 例2(Example 2) H-Lys-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBT(H)-Arg-OH (SEQ ID No.4)[α]D 20=-6.4°(c=0.97;H2O) 例3(Example 3) H-Arg-Pro-Pro-Gly-Phe-Ser-DBT(H)-Arg-OH (SEQ ID No.5)[α]D 20=+4.8°(c=0.83;H2O) 調製Iに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製VIII エチル 3-(S)-[(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-4-オ キソ-1,5-ベンズオキサゼピン-5(2H)-アセテート (Ethyl 3-(S)-[(1,1-dimethylethoxycarbonyl)amino]-3,4-dihydro-4-oxo-1,5- benzoxazepin-5(2H)-acetate) [α]D 23=+184°(c=1;CHCl3) 調製IVに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製IX 3-(S)-[(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,5 -ベンズオキサゼピン-5(2H)-酢酸[すなわち、Boc-DBO(H)-OH] (3-(S)-[(1,1-Dimethylethoxycarbonyl)amino]-3,4-dihydro-4-oxo-1,5-benzox azepin-5(2H)-acetic acid[i.e.Boc-DBO(H)-OH]) [α]D 23=+179°(c=1;DMF) 調製Vに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製X Boc-D-Arg(NO2)-Arg(Tos)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(Bzl)-DBO(H)-Arg(Tos)-Res 例1に類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる: 例4(Example 4) H-D-Arg-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBO(H)-Arg-OH (SEQ ID No.6)[α]D 20=-13.55°(c=0.86;H2O) J.SLADEらによってJ.Med.Chem.,1985,28,1517-1521に記述された調製法 に類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製XI R-(5-メチル-2-ニトロフェニル)-N-アセチル-D-システイン (R-(5-Methyl-2-nitrophenyl)-N-acetyl-D-cysteine) [α]D 21=-73°(c=0.5;CH3OH) M.p.=172℃調製XII R-(5-メチル-2-ニトロフェニル)-D-システイン (R-(5-Methyl-2-nitrophenyl)-D-cysteine) [α]D 22=-151°(c=0.36;CH3OH) M.p.=188℃調製XIII R-(5-メチル-2-ニトロフェニル)-N-(フェニルメトキシカルボニル)-D−システイ ン (R-(5-Methyl-2-nitrophenyl)-N-(phenylmethoxycarbonyl)-D-cysteine) [α]D 23=-21°(c=0.34;CH3OH) M.p.=141℃調製XIV R-(5-メチル 1-2-アミノフェニル)-N-(フェニルメトキシカルボニル)-D−システ イン (R-(5-Methyl-2-aminophenyl)-N-(phenylmethoxycarbonyl)-D-cysteine) [α]D 23=+93°(c=0.40;DMSO) M.p.=175℃調製XV 3-(S)−[(フェニルメトキシカルボニル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-8-メチル-4-オキ ソ-1,5-ベンゾチアアゼピン (3-(S)-[(Phenylmethoxycarbonyl)amino]-3,4-dihydro-8-methyl-4-oxo-1,5-be nzothiazepine) [α]D 23=+172°(c=0.56;DMSO) M.p.=77℃ 調製Iに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製XVI エチル 3-(S)-[(フェニルメトキシカルボニル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-8-メチル- 4-オキソ-1,5-ベンゾチアアゼピン 5(2H)-アセテート (Ethyl 3-(S)-[(phenylmethoxycarbonyl)amino]-3,4-dihydro-8-methyl-4-oxo -1,5-benzothiazepin-5(2H)-acetate) [α]D 23=+167°(c=0.54;CHCl3) 調製IIに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製XVII エチル 3-(S)−アミノ-3,4-ジヒドロ-8-メチル-4-オキソ-1,5-ベンゾチアアゼピ ン 5(2H)-アセテート (Ethyl 3-(S)-amino-3,4-dihydro-8-methyl-4-oxo-1,5-benzothiazepin-5(2H)- acetate) この化合物は単離されず、次のステップで直接使用される。 調製IIIに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製XVIII エチル 3-(S)-[[2-(S)-(1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ)-3-(フェニル メトキシ)-1-オキソプロピル]アミノ]-3,4-ジヒドロ-8-メチル-4-オキソ-1,5-ベ ンゾチアアゼピン5(2H)-アセテート[Boc-Ser(Bzl)-DBT(CH3)-OEt] (Ethyl 3-(S)-[[2-(S)-(1,1-dimethylethoxycarbonylamino)-3 -(phenylmethoxy)-1-oxopropyl]amino]-3,4-dihydro-8-methyl-4-oxo-1,5-benzo thiazepin-5(2H)-acetate[Boc-Ser(Bzl)-DBT(CH3)-OEt]) [α]D 21=+92.3°(c=0.75;DMF) 調製IVに類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる:調製XIX 3-(S)-[[2-(S)-(1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ)-3-(フェニルメトキシ )-1-オキソプロピル]アミノ]-3,4-ジヒドロ-8-メチル-4-オキソ-1,5-ベンゾチア アゼピン 5(2H)-酢酸[Boc-Ser(Bzl)-DBT(CH3)-OH] (3-(S)-[[2-(S)-(1,1-Dimethylethoxycarbonylamino)-3-(phenylmethoxy)-1-ox opropyl]amino]-3,4-dihydro-8-methyl-4-oxo-1,5-benzothiazepin-5(2H)-aceti c acid[Boc-Ser(Bzl)-DBT(CH3)-OH]) [α]D 21=+121.1°(c=0.71;DMF) M.p.=76-78℃ 例1に類似の手法によって、以下に示す化合物が得られる: 例5(Example 5) H-D-Arg-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBT(CH3)-Arg-OH (SEQ ID No.7)[α]D 21=-2.08°(c=0.38;CH3OH) 本発明にしたがう生成物の薬理学的活性は、ブラジキニンB2レセプターへの 結合活性およびブラジキニンと同様の効果を誘発する活性の点において評価され た。 本発明にしたがう生成物の薬理学的活性は、検定用生成物のブラジキニンB2 レセプターへの結合活性(安定な方法でCHO細胞株(CHO cell line)内へク ローン化され、移入される人間のB2レセプターに関するKiの測定)およびブ ラジキニンに比較して機能的な効果を誘発する活性(人間の臍静脈の分節(segm ents)に関するpD2値の測定)の点において決定された。 これらの本発明にしたがう生成物を用いた検定により得られた結果は、以下の 表1において照合されている。クローン化されたB2レセプターへの化合物の親 和性はKiの値で評価され、ブラジキニンに類似する機能的効果の誘発はB2レ セプターに依存した臍静脈の収縮に起因する濃度から算出されるpD2によって 評価される。ブラジキニンも伴ったこれらの検定から得られた値は比較するため に与えられている。 本発明の化合物であるブラジキニンB2レセプターのアゴニストは、療法上ブ ラジキニンまたはその同族体が有益な作用を発揮する疾患状態、例えば、ある一 定の心臓血管の疾患状態の治療において有用である。例として、本発明にしたが う化合物は、心筋虚血の治療の点において、または虚血性心臓の再灌流に関連す る有害な障害の防止の点において有益な効果を有している。本発明の化合物は血 液脳関門の浸透性を増大させることも可能であり、それによって抗感染性もしく は抗腫瘍性の活性成分の通過を促進することも可能にし、またはプラスミドもし くは裸のDNA(naked DNA)のような遺伝子治療ベクターが組織に浸透できる ようにする。 本発明の化合物は、排卵の誘発、精子の運動性の増加または子宮の収縮の誘発 についても有用である。 本発明の化合物は、生理的に適合した賦形剤(excipient)と共に、任意に非 毒性の付加塩の形態で好ましく用いられ、一般的に、静脈内、筋肉内、皮下もし くは動脈内の注射によって投与され得る形態、または皮膚浸透的に( transdermally)、局部的なグルもしくは軟膏剤(ointments)の形態で、一日当 り約0.1mgから一日当り約200mgの服用量で療法上処方される。 本発明の化合物は、例えば抗腫瘍性もしくは抗感染性の化合物、アルツハイマ ー病の治療に対する活性化合物(active compounds)、肥満症の治療に対する活 性化合物または中枢もしくは大脳神経系に作用するあらゆる他の活性成分(acti ve principles)のような活性成分に関しても処方されている。このような活性 成分に関して、本発明の化合物は中枢または大脳神経系の疾患状態の治療に有用 である。 本発明の化合物は、特にホルモン受容体の相互作用の研究に関するような薬理 学的な試薬として、または一方でブラジキニンB2レセプターの、および/また はもう一方で前記ブラジキニンの、生化学的定量分析のような生化学的な分析に おける麻酔試薬としてもまた有用である。 式III、IV、VI、VII、VIIIおよびIXの化合物は、式Iの化合物の合成において 中間体として働くものであり、新規な生成物である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年4月24日(1998.4.24) 【補正内容】 本発明の化合物は、生理的に適合した賦形剤(excipient)と共に、任意に非 毒性の付加塩の形態で好ましく用いられ、一般的に、静脈内、筋肉内、皮下もし くは動脈内の注射によって投与され得る形態、または皮膚浸透的に(transderma lly)、局部的なゲルもしくは軟膏剤(ointments)の形態で、一日当り約0.1m gから一日当り約200mgの服用量で療法上処方される。 本発明の化合物は、例えば抗腫瘍性もしくは抗感染性の化合物、アルツハイマ ー病の治療に対する活性化合物(active compounds)、肥満症の治療に対する活 性化合物または中枢もしくは大脳神経系に作用するあらゆる他の活性成分(acti ve principles)のような活性成分に関しても処方されている。このような活性 成分に関して、本発明の化合物は中枢または大脳神経系の疾患状態の治療に有用 である。 本発明の化合物は、特にホルモン受容体の相互作用の研究に関するような薬理 学的な試薬として、または一方でブラジキニンB2レセプターの、および/また はもう一方で前記ブラジキニンの、生化学的定量分析のような生化学的な分析に おける麻酔試薬としてもまた有用である。 YがCH3である場合、ならびに式Iの化合物の合成において中間体として働く 場合の式III、IV、VI、VII、VIIIおよびIXの化合物は新規な生成物である。 式中、YはCH3であり、ならびにX、B、R1、ResおよびTosは上記に示されたよ うに定義されたものおよびそれらの付加塩である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 121 121 C07K 5/078 C07K 5/078 A61K 37/02 (72)発明者 マルティネス,ジャン フランス エフ―34570 ソッサン シュ マン デ ロマン(番地なし) (72)発明者 アンブラール,ミュリエル フランス エフ―34070 モンペリエ ア ヴニュ ド モーラン 54 (72)発明者 ダフィ,イザベル フランス エフ―34000 モンペリエ リ ュ アッベ ド レペ 12 ロランジュレ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 擬ペプチド化合物であって、以下に示すような(i)〜(ii)からなるグループ から選択されることを特徴とする化合物: (i)式Iの化合物: (SEQ ID No.1およびNo.2を参照) 式中: A1は、単結合であって、D-ArgまたはL-Lysであり、 A2は、L-Proまたはトランス-4-ヒドロキシ-L-Pro(4Hyp)であり、 A3は、L-PheまたはL-チエニルアラニン(Thi)であり、 Yは、水素原子またはC1-C3のアルキル基であり、および Xは、硫黄または酸素原子であり、ならびに、 (ii)式Iの化合物の付加塩。 2. 請求の範囲第1項記載の化合物であって、以下に示すようなグループから選 択されることを特徴とする化合物であり: H-D-Arg-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBT(H)-Arg-OH、 H-Lys-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBT(H)-Arg-OH、 H-Arg-Pro-Pro-Gly-Phe-Ser-DBT(H)-Arg-OH、 H-D-Arg-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBO(H)-Arg-OHおよび H-D-Arg-Arg-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser-DBT(CH3)-Arg-OH (SEQ ID No.3からNo.7をそれぞれ参照), 式中: Thiはチエニルアラニンであり、 DBO(H)は以下の構造のアミノ酸であり、DBT(H)は以下の構造のアミノ酸であり、 およびDBT(CH3)は以下の構造のアミノ酸であり、 ならびに、これらの化合物の酸付加塩である。 3. ブラジキニンまたはブラジキニンの同族体の関連する疾患状態の治療におけ る療法上の使用を意図した薬剤を含む、請求の範囲第1項にしたがう式Iの化合 物または式Iの化合物の非毒性の酸付加塩の一の使用。 4. 心筋虚血の治療における療法上の使用を意図した薬剤を含む、式Iの化合物 または式Iの化合物の非毒性の酸付加塩の一の請求の範囲第3項記載の使用。 5. 血脳関門の浸透性の改善に関する療法上の使用を意図した薬剤を含む、式I の化合物または式Iの化合物の非毒性の酸付加塩の一の請求の範囲第3項記載の 使用。 6. 中枢または大脳神経系の疾患状態の治療における療法上の使用を意図した薬 剤であって、少なくとも他の活性成分の一つと共同で作用する、式Iの化合物ま たは式Iの化合物の非毒性の酸付加塩の一の請求の範囲第3項記載の使用。 7. (i)ブラジキニンB2レセプター、および/または(ii)前記ブラジキニンの生 化学的な定量分析における試薬として作用する、式Iの化合物または式Iの化合 物の非毒性の酸付加塩の一の使用。 8. 請求の範囲第1項記載の式Iの化合物または式Iの化合物の付加塩の一の調 製法であって、以下に示す(1)〜(7)ステップから構成されることを特徴とする前 記調製法: (1)エチルブロモアセテートと式IIの化合物の反応であって: 式中: Xは酸素原子または硫黄原子であり、 Bはオキシカルボニルタイプのアミノ保護基であり、ならびに、 Yは水素原子またはC1-C3アルキル基であり、 不活性溶媒中、塩基の存在下、室温下および1から8時間反応させた結果、式II Iの化合物が得られる: 式中B、XおよびYは、上記に示したように定義されたものである; (2)水素化触媒の存在下で水素と反応することによる、得られた式IIIの化合物の アミングループの脱保護であって、水素分圧約105から5.105パスカルの下で行い 、式IVの化合物を得ることで: 式中、XおよびYは上記に示したように定義されたものである; (3)得られた式IVの化合物と式VのL-セリン誘導体の反応であって: 式中: Bは上記に示したように定義されたものであり、および R1はヒドロキシル保護基であり、 不活性溶媒中、室温に等しいまたは室温に近い温度において、1から10時間反応 することによって、式VIの化合物が得られる: 式中X、R1、BおよびYは上記に示したように定義されたものである; (4)得られた化合物式VIのエチルエステルグループの加水分解であって、1から5 時間反応すると、式VIIの化合物が得られる: 式中X、R1、BおよびYは上記に示したように定義されたものである; (5)得られた式VIIの化合物とL-アルギニン(ここで、Argの塩基サイドグループ はトシル基によって保護されており、Arg残査はそのC-末端酸性基によって結合 されている。)によって修飾されたメリフィールド樹脂との反応であって、式VI IIの構造のグラフト樹脂生成物がえられ:式中: XはSまたはOであり、 Resは樹脂であり、 Bはアミノ保護基であり、 R1はヒドロキシル保護基であり、 Yは水素原子またはC1-C3アルキル基であり、および Tosはトシル基である; (6)既知のペプチド合成技術によって、得られた式VIIIの化合物を反応させ、ア ミングループをセリンのN-末端に再生し、次に、N-末端アミングループがグルー プBで保護されているアミノ酸、および塩基またはヒドロキシルサイドグループ が保護されているアミノ酸があれば、このアミノ酸とも反応する。そしてこの好 適なアミノ酸との脱保護/カップリングの反応は、式Iの配列が得られるまで くりかえされ、すなわち下記に示すアミノ酸と次々に反応し: (α) B-Phe-OHまたはB-Thi-OH (β) B-Gly-OH (γ) B-Pro-OHまたはB-4Hyp-OH (δ) B-Pro-OH (ε) B-Arg(R2)-OH (ζ) および、もし好ましければ、B-Lys(R2)-OHまたはB-D-Arg(R2)-OH その結果、望みの保護された擬ペプチド配列の一つ、特に以下に示す化合物がが 得られる: B-D-Arg(R2)-Arg(R2)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Res、 B-Lys(R2)-Arg(R2)-Pro-4Hyp-Gly-Thi-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Resまたは B-Arg(R2)-Pro-Pro-Gly-Phe-Ser(R1)-DBZ(Y)-Arg(Tos)-O-Res、 式中、B、R1およびResは上記に示したように定義されたものであり、R2は塩 基サイドグループに関する保護基である;および (7)式Iの望みの化合物の脱保護および樹脂からの遊離。 9. 請求の範囲第8項記載の方法であって、以下に示す(1a)から(3a)ステップか ら構成されることを特徴とする方法。 (1a)エチルブロモアセテートと式IIの化合物との反応: 式中、XはSまたはOであり、ならびにBおよびYは上記に示したように定義さ れたものであり、 請求の範囲第8項記載のステップ(1)に記載に類似の条件の下で、式IIIの化合 物が選られる: 式中X、BおよびYは上記に示したように定義されたものであり; (2a)請求の範囲第8項記載のステップ(4)に記載に類似の条件の下で、エステ ルグループの加水分解を実行し、式IXの化合物が得られる: 式中、X、BおよびYは上記に示したように定義されたものであり;さらに (3a)上記の式IXの化合物をN-末端が保護されたアミノ酸とみなして、式Iの化合 物の合成を継続し、請求の範囲第8項記載のステップ(6)および(7)の手法に従い 支持樹脂から脱保護および分離した後、望みの式Iの化合物を得る。 10. 式III、IV、VI、VII、VIIIおよびIXからなるグループから選択されること で特徴づけられる請求の範囲第1項記載の式Iの化合物および式Iの化合物の酸 付加塩の合成において使用される中間体: 式中、X、Y、B、R1、ResおよびTosは上記に示されたように定義されたもの およびそれらの付加塩である。
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