JPH03170459A - ピリジン―3―スルホン酸の製法 - Google Patents

ピリジン―3―スルホン酸の製法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気めっきにおいて需要のある化合物である
3−ピリジンスルホン酸の新規な製法に関する。該化合
物は、電気めっき浴の析離挙動を改善するために使用さ
れる。
中間生戒物としてピリジン−3−スルホン酸は、スルホ
ンアくド及び別の薬品を製造するために並びに水溶性反
応性染料用に使用される。
〔従来の技術〕
すでに1882年に0. Pischer(Ber.1
5. 62(1882))により300乃至350℃に
おける濃硫酸によるビリジンの酸化が記載されていた。
反応時間24時間後ピリジン−3−スルホン酸を50%
の収率で単離することができた。
そのあとで、酸を一層穏やかな反応条件下短い反応時間
において一層高い収率で製造する目的で次の研究がなさ
れた。
S. M. MC. Elvain及びM. A. G
oeseは、硫酸水銀の添加により反応温度を230℃
に低下させ、収率を約20%増大させることができるこ
とを見出した(Journal of America
n Chemical Society 65+223
3(1943))。
現在工業的に利用される、ピリジン−3−スルホン酸の
製法は、おもにElvain及びGoeseの研究に基
づく。
処理技術的及び生態学的観点から、この合成法は著しい
欠点を有すると判定されている。
長い反応時間にわたって維持されねばならない高い反応
温度により高いエネルギーコストがかかる。同時に高温
の場合濃硫酸溶液(オレウム)から腐食性SO3−蒸気
が遊離する。それゆえ非常に高価な、この腐食的条件下
耐性の該方法用生産施設が使用されねばならない。
触媒として使用される硫酸水銀は経費をかけて生威物か
ら除去されねばならない。何となれば一方では薬品工業
において高純度の生成物しか使用されず、他方では電気
めっきにおいて使用する場合有毒の重金属塩としてこん
跡でも著しい廃棄物処理問題を必然的に伴う。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、一層穏やかな条件下一層低い温度にお
いて改善された収率を以て実施することができる、重金
属のない、特に水銀のない3−ビリジンスルホン酸の無
公害な製法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本課題は、請求項第1項乃至第4項記載の方法により解
決される。
3−ピリジンスルホン酸を合或するための出発化合物と
しては、経済的考慮から3−クロルピリジンが考慮され
、これは2−クロルピリジンのを威の際不所望な副生或
物として得られるが、しかしこれは従来別の使用に供給
することができず、それゆえ廃棄物処理をしなければな
らないものである.そのため3−クロルピリジンの3−
ピリジンスルホン酸への変換は一方では2−クロルピリ
ジンの製法をコストを安くする。何となれば廃棄物処理
が省かれるからである。他方3−ピリジンスルホン酸を
製造するための3−クロルピリジンは価格相応の出発化
合物である。
しがし3−クロルピリジンにおける塩素のスルホン酸基
による置換は可能ではない: それゆえ本発明による方法において第一段階で3−クロ
ルピリジンをN−オキシドに変えられる.その後まず酸
化がそれ自体公知の方法により行われる。このように得
られるビリ−クロルピリジン−N−オキシドは、別の段
階で殊に水素添加反応において所望のピリジン−3−ス
ルホン酸に還元されねばならない。
ピリジン−3−スルホン酸の製造をできるだけわずかな
経費及び高収率を以て製造させることができるために、
不純なピリ−クロルピリジン−Nオキシドを直接反応さ
せる還元法が見出されねばならなかった。
元素状硫黄、チオ尿素、ニチオン酸ナトリウム、亜硫酸
水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム及び三塩化リンによ
るピリジンーN−オキシドに関する還元反応は公知であ
る。しかし該反応は考慮されない。何となればこの化学
的還元反応は完全な変換に導かず、生威した副生或物は
経費をかけて分離されねばならないからである。
窒素に結合した酸素を除去する別の可能性は、接触水素
添加により考慮される。しかしこれに関してピリ−クロ
ルピリジン−N−オキシドの製造から得られる溶液中で
かなり不都合な出発条件が存在する。何となれば溶液中
で存在する別の反応威分は触媒毒として作用し、酸化の
際生成した副生或物は不都合に作用するからである。
貴金属触媒、例えば白金及びパラジウムの存在下での精
製したビリ−クロルピリジン−N−オキシドを用いた水
素添加試験は、わずか過ぎる選択率を示す。芳香族核は
ただちに共に水素添加され、もっハラピベリジン−3−
スルホン酸が生或する。
水素添加に関して工業的規模で使用可能な触媒は、ラニ
ーニッケル触媒も挙げられる。水素添加するために大抵
高温及び高圧が必要である。
ラニーニッケルは、主として芳香族系の飽和に及び有機
硫黄化合物の水素添加による分解に使用される(llo
uben−Weyl. Methoden der o
rganischenChemie,第4巻、Redu
ktion I+ Georg Thieme出版社、
Stuttgart(1980)第21頁)。
この反応は、主としてアルコール性溶液中で実施され、
そのあとでラニーニソケルは無水アルコール、例えばメ
タノールで洗浄される。
熱いアルカリ性溶液中で芳香族スルホン酸はラニーニッ
ケルの存在下脱酸化される(March,Jerry;
  Advanced Organic Chemis
try,Reactions,  Mechanism
s and Structure.第三版、John 
Wiley& Sons(1985),第50頁)。
しかし驚くべきことに本発明者は、アルカリ性アルコー
ルー水一混合物中でビリ−クロルピリジン−N−オキシ
ドの精製ナトリウム塩を芳香族核の保持下ラニーニッケ
ルを用いて選択的にビリジン−3〜スルホン酸に水素添
加することができることを見出した。この水素添加が比
較的穏やかな条件下行われることは別の長所である。
さらに、この水素添加は幾分一層厳しい条件下塩基性水
性溶液中でもアルコールを添加せずに実施可能であるこ
とを見出した。これらの条件下でもN−0一結合しか水
素添加されないのに対し、スルホン酸基は侵されない。
ピリ−クロルピリジン−N−オキシドの精製はかなり経
費がかかるから、目的は、本方法を、Nオキシドを非精
製状態で使用し、すなわち反応溶液に3−クロルービリ
ジンーN−オキシドの酸化後水素添加触媒を加えること
ができ、その結果水素添加を別の中間段階なしに実施す
ることができるように、簡易化することであった。
スルホン酸の製造から得られる溶液は、接触水素添加に
関してかなり不都合な条件を与える。何となれば存在す
る亜硫酸塩イオン及び得られる副?戒物は触媒毒として
作用するからである。
本発明者は、塩酸の添加及びこれにより達威されるSO
■の除去により水素添加に使用することができる粗溶液
が生或することを見出した。
苛性ソーダ液により反応液体をアルカリ性にし、ラニー
ニッケルの存在下水素添加する。100℃及び7バール
において、例えば水素吸収は、6乃至8時間かかり、一
方精製したピリジン−3−スルホン酸一N−オキシドを
用いた場合3時間かかる。
しかし全ての予想に反して亜硫酸塩を分離しなくても水
素添加することができる。NaOHの添加後水素添加は
同一の例示的な条件下16時間かかる。
それゆえ要するにピリジン−3−スルホン酸一Nーオキ
シドの精製を回避し、処理工程の経済的結合を保証する
ことが可能である。
それゆえ見出された方法により、重金属のないピリジン
−3−スルホン酸を工業的規模で製造することができる
3−クロルピリジンをそれ自体公知の方法で有機溶剤、
特に氷酢酸中に溶解し、酸化剤を用いて室温乃至約10
0℃の範囲の温度において3−クロルピリジンーN−オ
キシドに酸化する。溶剤又は無機又は有機抽出剤を用い
て又は常法による蒸留を用いて分離した3−クロルピリ
ジンーN−オキシドをそれ自体公知の方法で公知の酸化
剤、好ましくはアルカリ亜硫酸塩を用いて水の存在下高
温(酸化剤の活性度次第で50乃至170℃)において
ピリ−クロルピリジン−N−オキシドに変換させる。8
3%までの変換が達威される。
酸化をアルカリー亜硫酸塩により実施すれば、SO2を
溶液から排出するために、得られる、ビリ−クロルピリ
ジン−N−オキシドを含有する反応溶液に酸、殊に塩酸
を加えることができる。
この場合沈殿した塩を吸引ろ過する。反応溶液を蒸発濃
縮し、苛性ソーダ液でアルカリ性にし、ピリ−クロルピ
リジン−N−オキシド100g当たり3乃至9.5gの
ラニーニッケルを加え、80℃乃至100℃及び5バー
ルにおいて水素添加する。水素添加を、さらにH2一吸
収がもはや確認されえなくなるまで続行する。これは約
8乃至12時間後達威され?。
第二の反応態様は、SO■を反応溶液から排出せず、ア
ルカリ亜硫酸塩及び3−クロルピリジンーN−オキシド
の反応から存在する液体を直接苛性ソーダ液を用いて塩
基性にし、ラニーニッケルを加えることにある。そのよ
うに、そのほかは同一の条件下水素添加時間は15乃至
20時間に長くなる。ピリ−クロルピリジン−N−オキ
シド100g当たり8乃至15gのラニーニッケルへの
触媒濃度の増大により水素添加時間は約4乃至7時に短
くなる。水素添加が行われた後、反応生戒物の分離はそ
れ自体公知の手段、例えば沈殿ろ過、抽出、及び再結晶
により実施される。好ましい精製法は、ピリジン−3−
スルホン酸溶液の酸性化によりなお存在する亜硫酸塩を
除去し、生或した塩化ナトリウムを蒸発濃縮及び濃塩酸
の添加により沈殿させ、ろ別し、引き続いて苛性ソーダ
液を著しく蒸発濃縮することにある。連行剤としてのト
ルエンを用いて残余水を留出する。冷却した懸濁液への
イソブロパノールの添加により生威物を沈殿させ、残余
水を除去する. 引き続いて熱水及び/又は低級アルコールを再結晶させ
る。ピリジン−3−スルホン酸は、約90%の純度及び
0.1%のS(h−灰分含有率を以て75乃至80%の
収率で得られる。
〔実施例〕
例1 3−クロルピリジン113.5g及び氷酢酸250 1
n1に80℃において過酸化水素(70重景%)75g
を3時間以内に滴加する。5時間80℃において攪拌す
る。
亜硫酸ナトリウム溶液の添加による酸化剤の除去後水流
ポンプによる真空において酢酸一水を、底部温度が80
℃に上昇するまで、留出する。溶液を冷却し、冷却下5
0℃において水157一及び苛性ソーダ液(50重量%
) 334gを滴加する。
この場合分離する生或物相をトルエン167ln1中に
吸収させる(三相が形成すれば、なお苛性ソーダ液を添
加しなければならない)。相分離後苛性ソーダ液相をな
おトルエン167−と共に攪拌する。
有機相を蒸発濃縮し、トルエンをそれ自体公知の方法で
留出させる. 収率:3−クロルピリジンーN−オキシド98乃至99
%分析:含有率(生成物):98  乃至99  %S
O.一灰分    :0.2乃至0.5%DC    
    : 4  乃至S tc分例2 例lで得られる3−クロルピリジン−N−オキシド12
9g、亜硫酸ナトリウム252g及び蒸留水700耐を
17時間145℃において攪拌する.反応後水を著しく
留出させ、70℃において濃塩酸500 dで酸性化す
る。懸濁液を1ノ2時間攪拌し、ピリ−クロルピリジン
−N−オキシドをそれ自体公知の方法で晶出及び乾燥に
より単離する。
ピリジン−3−スルホン 酸一N−オキシドの収率:理論値の76乃至80%融点
        :247℃ 含有率       : 99.5% SOオー灰分      :0.1% 例3 ピリジン−3−スルホン酸一N−オキシド51g(0.
29モル)をho 200w11中に溶解する。溶液を
苛性ソーダ液(50重量%)25gでアルカリ性にし、
ラニーニッケル5gを加える.この反応溶液をオートク
レープ中で95℃に加湿し、7バールにおいて水素添加
する。水素添加を3時間後終結する。触媒を吸引ろ過し
、母液を蒸発濃縮する。残留物をイソブロパノール14
〇一及び濃塩酸15〇一中に溶解し、塩化ナトリウム4
g及び活性炭4gを添加する.攪拌1時間後懸濁液を吸
引ろ過し、イソプロバノール240−を加える。ピリジ
ン−3−スルホン酸が水性結晶板形で沈殿する。0.0
6%の塩化物含有率を有するピリジン−3−スルホン酸
が得られる。
例4 亜硫酸ナトリウム252gを、酸素を遮断して水700
 d中に溶解する。溶液に例lにより得られる3−クロ
ルビリジンーN−オキシド129.6gを添加し、オー
トクレープ中で145℃に加熱する.反応混合物を17
時間145℃において攪拌する(反応の際4乃至5バー
ルの圧力が生ずる)。反応の完結後60℃に冷却する。
冷却した溶液にエタノール35−、苛性ソーダ液35g
及び窒素下ラニーニッケル(湿潤した)14gを加える
。懸濁液を100乃至110℃に加温し、この温度にお
いて7バールを有する水素を圧人し、6時間水素添加す
る。水素添加後70゜Cに冷却し、触媒を吸引ろ過する
水で洗浄する。液体から容積の半分を真空中で留出する
。その後70℃において濃塩酸250 n11を慎重に
添加する。溶液を攪拌可能範囲まで蒸発濃縮し、濃塩酸
500−を添加する。1時間40℃において攪拌し、次
に吸引ろ過する。塩酸で洗浄する。
母液から塩酸/水を真空中で著しく留出し、残余水を添
加したトルエン420−を用いた共沸蒸留により除去す
る。
残留する、トルエン中ビリジンー3−スルホン酸の懸濁
液を80℃に冷却し、イソプロバノール50〇一を加え
る。その後さらに約20℃に冷却し、この温度において
2時間攪拌する。懸濁液をろ別し、スルホン酸をイソブ
ロバノールで洗浄する。得られるスルホン酸を蒸留水1
3(ld中に加温下溶解し、70℃に冷却後エタノール
500−を添加する。20℃においてピリジン−3−ス
ルホン酸を吸引ろ過する。
エタノールで洗浄する。
収率         :理論値の75乃至80%含有
率(酸価に基づ<):約99% SO.一灰分       :0.1%例5 酸性亜硫酸ナトリウム18.7kgを水55.8ff中
に溶解し、苛性ソーダ液14.4kgを用いてpH 9
乃至9.5に調節する。溶液に粗3−クロルピリジンー
N−オキシド11.7kgを添加し、オートクレープ中
で145℃に加熱する。反応混合物を17時間145℃
において攪拌する(反応の際4乃至5バールの圧力が生
ずる)。反応の完結後90℃に冷却し、苛性ソーダ液(
50重景%) lkgを用いてアルカリ性にし、窒素下
ラニーニッケル0.5kgを添加する。懸濁液を100
乃至110℃加温し、この温度において7バールを有す
る水素を圧人し、16時間水素添加する。
水素添加後70℃に冷却し、触媒を圧ろ器を用いて分離
する。ピリジン−3−スルホン酸を例4におけるように
単離し、精製する。
例6 亜硫酸ナトリウム252gに水70〇一中に溶解する。
この溶液に粗3−クロルビリジンーN−オキシド129
.6gを添加する。窒素雰囲気下反応混合物を145℃
に加熱し、17時間この温度において攪拌する。引き続
いて60℃に冷却する。エタノール35−、苛性ソーダ
液(50%)35g及びラニーニッケル14gを添加す
る。このように得られるyL!.濁液を再び100℃に
加温し、7バールにおいて6時間水素添加する。50℃
に冷却し、触媒を吸引ろ過する。
反応溶液中に含まれる亜硫酸塩を過酸化水素(70%)
30mlで酸化する。真空中で水約400 dを反応混
合物から留出し、グリコール400 IRlを添加する
。別の水を、底部温度が100℃に上昇するまで、留出
する。さらに蒸留することなしに真空度を低下させて温
度を130℃に高める。熱い懸濁液を吸引ろ過し、残留
物を熱いグリコール100−で洗浄する。集められたろ
液からグリコールを、なお攪拌可能な残留物が残留する
まで、留出する。
該残留物に冷却後濃塩酸500mj!を加え、1時間3
5℃において攪拌する。
この場合沈殿した塩化ナトリウムを吸引ろ過し、濃塩酸
100−で洗浄する。得られたろ液を精製し、攪拌可能
範囲まで蒸発濃縮する。引き続いて80℃においてイソ
ブロパノール300−を添加する。懸濁液を20℃に冷
却し、吸引ろ過する。フィルターケーキをイソブロバノ
ール100−で洗浄する。
このように得られる粗酸の収率は8o乃至83%である
さらに精製するために、生或物を水26Omf中に溶解
する。活性炭(Epon i t) 5gの添加後30
分間80’Cにおいて攪拌し、引き続いてろ過する。ろ
液から氷約170−を留出する。70℃に冷却し、エタ
ノール350−を添加する。20℃に冷却後、沈殿した
ピリジン−3−スルホン酸を吸引ろ過し、メタノール1
00−で洗浄する。
純ビリジン−3−スルホン酸の収率は、99%の純度を
以て77乃至80%である。
〔発明の効果〕
本発明によるピリジン−3−スルホン酸の新規な製法は
、公知の方法と比較して一層穏やかな条件下一層低い温
度において、わずかな経費で改善された収率を以て無公
害に、すなわち重金属なしに、特に水銀なしに目的化合
物を得ることができるという効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ピリジン−3−スルホン酸を製造する方法において
    、3−クロルピリジンを3−クロルピリジン−N−オキ
    シドに酸化し、これを水性溶液中でピリジン−3−スル
    ホン酸−N−オキシドにスルホン化し、その次に同一反
    応溶液中で接触的にピリジン−3−スルホン酸に還元す
    ることを特徴とする方法。 2、スルホン化するための粗生成物として3−クロルピ
    リジン−N−オキシドを使用する、請求項1記載の方法
    。 3、ピリジン−3−スルホン酸−N−オキシドを還元す
    る際の触媒としてラニーニッケルを使用する、請求項1
    記載の方法。 4、ラニーニッケルによるピリジン−3−スルホン酸−
    N−オキシドの接触水素添加が、アルカリ性水性溶液中
    で亜硫酸塩イオン及びスルホン化の際生成した副生成物
    の存在下に行われる、請求項1又は2記載の方法。 5、ラニーニッケルによるピリジン−3−スルホン酸−
    N−オキシドの接触水素添加が、酸−添加による反応溶
    液からの亜硫酸塩の除去後、アルカリ性水性溶液中でス
    ルホン化の際生成した副生成物を分離せずに行われる、
    請求項1又は2記載の方法。
JP2307329A 1989-11-17 1990-11-15 ピリジン―3―スルホン酸の製法 Expired - Lifetime JP2857489B2 (ja)

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