JPH03170109A - 座席背当傾斜用流体アクチュエータ - Google Patents
座席背当傾斜用流体アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH03170109A JPH03170109A JP30919189A JP30919189A JPH03170109A JP H03170109 A JPH03170109 A JP H03170109A JP 30919189 A JP30919189 A JP 30919189A JP 30919189 A JP30919189 A JP 30919189A JP H03170109 A JPH03170109 A JP H03170109A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat back
- cylinder body
- displacement chamber
- shaft
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims description 26
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 49
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 15
- 101100491335 Caenorhabditis elegans mat-2 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業七の利用分野〕
本発明は、自動車等に使用する座席背当傾斜用流体アク
チュエー夕に関する. [従来の技術1 従来、自動車等の座席背当を運転者の好みによって適当
な傾斜角に調節出来る機構が存在し江つその傾斜角を連
続的に任意の角度へ調節出来るように、それら座席背当
に流体アクチュ二一タを設けているものがある。
チュエー夕に関する. [従来の技術1 従来、自動車等の座席背当を運転者の好みによって適当
な傾斜角に調節出来る機構が存在し江つその傾斜角を連
続的に任意の角度へ調節出来るように、それら座席背当
に流体アクチュ二一タを設けているものがある。
これら流体アクチュエータは、例えば,流体アクチュエ
ータのシリンダを固定し、そのピストンを座席背当に連
動させ、そのシリンダとピストンによって軸方向両側へ
形或した両押しのけ室の間にオンオフ弁を介設し、ピス
トンとシリンダの軸方向の間にはスプリングを介設させ
た構成としている, これら流体アクチュエータの使用方法は、座席の背当に
運転者が自分の背中を乗せてオンオフ弁を開にすること
によって、両押しのけ室が連通状態になって、ピストン
が自由に動き、その背中の重量によって背当が傾斜して
ゆく.その背当が傾斜してゆくその傾斜が適当と思われ
る角度に達した時点において,運転者がオンオフ弁を閉
にしてやれば、両押しのけ室は流体的にロック( lo
ck )され,すなわちピストンの動きも流体的にロッ
クされて、背当はそのロックされた位置に設定される. 逆に、その背当を立ててゆくときは、運転者の背中をそ
の背ちから離して、オンオフ弁を開にすれば、両押しの
け室が連通し、ピストンとシリンダ間に介設したスプリ
ング附勢力がピストンを戻してゆき、その戻しによって
両押しのけ室の作動油が移動し、そのピストンの戻りに
よって背当が立ってゆく, その背当の戻りが適当と思われる角度に達したとき、オ
ンオフ弁を閉じれば再び両押しのけ室が流体的にロック
して、背当はその角度に固定することになる. 〔発明が解決しようとする課題〕 運転者が背当の角度調節をする際は、自分の背中を背当
に当てた運転姿勢で,適切な背当角度を設定しており、
その設定角の調節は,微妙に調節出来ることが望ましい
. 又、逆に背当角度を再調整するときは、適当と思われる
角度以上に,その背当を戻して後、その背九に自分の背
中を当てて、上記調整をする. この場合,その背当を戻す場合のその背当の戻り速度は
、素早く戻ることが望ましい.しかし,上記説明から理
解できるように、従来の座席背当傾斜用流体アクチュエ
ータは,両押しのけ室間を移動する流体の、単位時間当
たりの流量によって決定され、且つその流量は、一方の
押しのけ室側から他方の押しのけ室側へ流れる場合と、
その逆側へ流れる場合とで、その条件がほぼ同じになっ
ている. このことは,背当を傾斜させてゆく場合の傾斜速度と、
逆にその背当を戻してゆく場合の速度が,ほぼ同じとな
っていることを意味している. すなわち,従来における座席背当傾斜用流体アクチュエ
ー夕は、上記のように背当の微調整を重要視すると背当
の戻り速度が遅くなり過ぎ,貨当の戻り速度を早くする
とその調整時の背当の調整速度が早くなり過ぎてしまう
欠点を有している. 本発明の目的は、上記のような欠点を排除し4I5
瓜 臣 U m t在I斗賽坦 / 日 り工賀拓廂
烟欽11 7斗微妙調節を可能とする座席背当傾斜用流
体アクチュエータを提供することにある. [課題を解決するための特徴] 相対的な軸方向への摺動を可能にして径方向中心へ軸(
1)を嵌合させているシリンダボデー(3)と、そのシ
リングポデーに穿設したシリンダ(3c)とその軸とか
ら形成する環状空間に軸方向への摺動を可能に嵌合させ
ているフリーピストン(4)とによって、そのシリンダ
内におけるそのフリーピストンの軸方向両側に第1の押
しのけ室および第2の押しのけ室をそれぞれ形成させて
、流体アクチュエータを構成させている.特に、この流
体アクチュエー夕において、フリーピストンを内設させ
ている点に#徴がある. その流体アクチュエータにおいて、前記軸あるいは前記
シリンダボデーの一方は座席背当にa動させ、その他方
は固定され、そ.の軸とそのシリンダボデーとの軸方向
の間にはスプリングルAゴ^七−イいス この場合、その′軸あるいはそのシリンダボデーの一方
が座席背当に連動している部分は、運転者が座席に着坐
して背当の角度iA整をする場合,その背当に運転者の
背中の体重によって動かされる部分であり、軸とシリン
ダボデーとの袖方向の間に介設させたスプリングは,背
当からその背中を離してその背当を戻す場合、今までそ
の体重によって圧縮されていたそのスプリングがその附
勢力によってその背当を押し戻すためのものである。
ータのシリンダを固定し、そのピストンを座席背当に連
動させ、そのシリンダとピストンによって軸方向両側へ
形或した両押しのけ室の間にオンオフ弁を介設し、ピス
トンとシリンダの軸方向の間にはスプリングを介設させ
た構成としている, これら流体アクチュエータの使用方法は、座席の背当に
運転者が自分の背中を乗せてオンオフ弁を開にすること
によって、両押しのけ室が連通状態になって、ピストン
が自由に動き、その背中の重量によって背当が傾斜して
ゆく.その背当が傾斜してゆくその傾斜が適当と思われ
る角度に達した時点において,運転者がオンオフ弁を閉
にしてやれば、両押しのけ室は流体的にロック( lo
ck )され,すなわちピストンの動きも流体的にロッ
クされて、背当はそのロックされた位置に設定される. 逆に、その背当を立ててゆくときは、運転者の背中をそ
の背ちから離して、オンオフ弁を開にすれば、両押しの
け室が連通し、ピストンとシリンダ間に介設したスプリ
ング附勢力がピストンを戻してゆき、その戻しによって
両押しのけ室の作動油が移動し、そのピストンの戻りに
よって背当が立ってゆく, その背当の戻りが適当と思われる角度に達したとき、オ
ンオフ弁を閉じれば再び両押しのけ室が流体的にロック
して、背当はその角度に固定することになる. 〔発明が解決しようとする課題〕 運転者が背当の角度調節をする際は、自分の背中を背当
に当てた運転姿勢で,適切な背当角度を設定しており、
その設定角の調節は,微妙に調節出来ることが望ましい
. 又、逆に背当角度を再調整するときは、適当と思われる
角度以上に,その背当を戻して後、その背九に自分の背
中を当てて、上記調整をする. この場合,その背当を戻す場合のその背当の戻り速度は
、素早く戻ることが望ましい.しかし,上記説明から理
解できるように、従来の座席背当傾斜用流体アクチュエ
ータは,両押しのけ室間を移動する流体の、単位時間当
たりの流量によって決定され、且つその流量は、一方の
押しのけ室側から他方の押しのけ室側へ流れる場合と、
その逆側へ流れる場合とで、その条件がほぼ同じになっ
ている. このことは,背当を傾斜させてゆく場合の傾斜速度と、
逆にその背当を戻してゆく場合の速度が,ほぼ同じとな
っていることを意味している. すなわち,従来における座席背当傾斜用流体アクチュエ
ー夕は、上記のように背当の微調整を重要視すると背当
の戻り速度が遅くなり過ぎ,貨当の戻り速度を早くする
とその調整時の背当の調整速度が早くなり過ぎてしまう
欠点を有している. 本発明の目的は、上記のような欠点を排除し4I5
瓜 臣 U m t在I斗賽坦 / 日 り工賀拓廂
烟欽11 7斗微妙調節を可能とする座席背当傾斜用流
体アクチュエータを提供することにある. [課題を解決するための特徴] 相対的な軸方向への摺動を可能にして径方向中心へ軸(
1)を嵌合させているシリンダボデー(3)と、そのシ
リングポデーに穿設したシリンダ(3c)とその軸とか
ら形成する環状空間に軸方向への摺動を可能に嵌合させ
ているフリーピストン(4)とによって、そのシリンダ
内におけるそのフリーピストンの軸方向両側に第1の押
しのけ室および第2の押しのけ室をそれぞれ形成させて
、流体アクチュエータを構成させている.特に、この流
体アクチュエー夕において、フリーピストンを内設させ
ている点に#徴がある. その流体アクチュエータにおいて、前記軸あるいは前記
シリンダボデーの一方は座席背当にa動させ、その他方
は固定され、そ.の軸とそのシリンダボデーとの軸方向
の間にはスプリングルAゴ^七−イいス この場合、その′軸あるいはそのシリンダボデーの一方
が座席背当に連動している部分は、運転者が座席に着坐
して背当の角度iA整をする場合,その背当に運転者の
背中の体重によって動かされる部分であり、軸とシリン
ダボデーとの袖方向の間に介設させたスプリングは,背
当からその背中を離してその背当を戻す場合、今までそ
の体重によって圧縮されていたそのスプリングがその附
勢力によってその背当を押し戻すためのものである。
又,i11記第1の押しのけ室と前記第2の押しのけ室
との間には、オンオフ弁と可変絞り流路とを直列に介設
させている点に特徴がある.このオンオフ弁は,第1の
押しのけ室と第2の押しのけ室との間を選択的に連通さ
せるためのものであり、オンオフ弁を連通状態に設定さ
せているとき?iSiの押しのけ室と第2の押しのけ室
との間に自由な作動油の行ききが可能となって、背当が
動き得るようになり,その連通状態を閉じているとき,
流体的に背当がロックされるものである. 又、フリーピストンは、軸に対してシリンダボデーが軸
方向の一方あるいは他方の側へ相対的に移行したとき、
その移行による摩擦力によって、該一方あるいは該他方
の側へつれ動き、可変絞り流路は、そのフリーピストン
の該一方の側へのつれ動きによって、その流路が絞られ
そのフリーピストンの該他方の側へのつれ動きによって
その流路を全開にする構成をなしている点に特徴を有し
ている. このことは,流体アクチュエー夕が一方の側に作用して
いるとき、可変絞り流路が絞られ、そのことによって、
一方の押しのけ室側から他方の押しのけ室側への作動油
の流れを絞って、その流体アクチュエータの動きが遅く
なるようにしていることを意味している.すなわち、こ
の方向の流体アクチュエータの動きが背当の傾斜する側
に連動していれば、匣転者の背中の重量をかけながら,
その背当の傾斜角度を微調撃できることになる. また、流体アクチュエータが他方の側に作用していると
3,可変絞り流路が全開になり、そのことによって、他
方の押しのけ室側から一方の押しのけ室側への作動油の
流れに抵抗がなくなり、その流体アクチュエータの動き
を素早く行なえるようにしていることを意味している.
すなわち、この方向の流体アクチュエータの動きが背当
の戻る側に連動していれば、運転者の背中を離しておき
、そのことによってスプリング附勢力がその背当の戻り
を素早く行なうことになる. [実施例] 以下,実施例に基づいて本発明を説明する.第1図は、
本発明における一実施例としての座席背当傾斜用流体ア
クチュエータ10を側断面図によって示したものであり
、第2図は、第1図におけるフリーピストン4と流路I
C部分の拡大した作用説明図であり、第3図は、第1図
における流体アクチュエータ10が装着される座席6の
側面図を示したものである.第1図において、自動車の
床に固設したフランジ1aには軸lが溶着し、シリンダ
ボデー3は軸方向への摺動を可能に軸1に嵌合し、フラ
ンジlaとシリングボデー3との軸方向の間にはスプリ
ング3dを介設し、シリンダボデー3に穿設しているシ
リンダ3cと軸1によって形成している環状の空間にお
いて、軸1とシリンダ3cの両者へ軸方向への摺動を可
能にフリーピストン4が嵌合し、シリンダボデー3は第
3図におけるロッド6dに連接し、ロツド6dは背当6
aに固設したレバー6cとリンク機構を形成し、背当6
aは支点6bを中心に揺動可能になっている. 第1図における軸lの内部にはパイロットチェック弁方
式のオンオフ弁2が内設し、ロッド5は、スプリング2
bの附勢力に抗してオンオフ弁2におけるポール2aを
選択的に突き上げるためのものであり、シリンダ3cに
は,軸1とフリーピストン4によって第1の押しのけ室
3aとf52の押しのけ室3bを形成させ、オンオフ弁
2は、ロッド5によってポール2aを突き上げた状態に
おいて、穿孔1e、室1bおよび流路1Cを介して押し
のけ室3aと押しのけ室3bを連通させ、ロッド5の突
き上げを戻したとき、スプリング2bの附勢力によって
ポール2aを弁座2Cに着坐させて押しのけ室3aと押
しのけ室3bとの間の連通を閉じる関係になってる. フリーピストン4は、第2図に示すように、軸1との嵌
合隙間4Cを大きめにとってあり、軸1にはCリング1
dを固設し且つ肩1fを形成させている. 以上の本発明における実施例の構成において,以下その
作用を説明する. 運転者がその自動車の運転を開始する前において、座席
6の背当6aの傾斜角度を調整したいときは、最初、背
当6aに運転者の背中を背当6aから離した状態として
おき、手動によってロッド5を第1図の右方に押しオン
オフ弁2を開の状態に設定する。
との間には、オンオフ弁と可変絞り流路とを直列に介設
させている点に特徴がある.このオンオフ弁は,第1の
押しのけ室と第2の押しのけ室との間を選択的に連通さ
せるためのものであり、オンオフ弁を連通状態に設定さ
せているとき?iSiの押しのけ室と第2の押しのけ室
との間に自由な作動油の行ききが可能となって、背当が
動き得るようになり,その連通状態を閉じているとき,
流体的に背当がロックされるものである. 又、フリーピストンは、軸に対してシリンダボデーが軸
方向の一方あるいは他方の側へ相対的に移行したとき、
その移行による摩擦力によって、該一方あるいは該他方
の側へつれ動き、可変絞り流路は、そのフリーピストン
の該一方の側へのつれ動きによって、その流路が絞られ
そのフリーピストンの該他方の側へのつれ動きによって
その流路を全開にする構成をなしている点に特徴を有し
ている. このことは,流体アクチュエー夕が一方の側に作用して
いるとき、可変絞り流路が絞られ、そのことによって、
一方の押しのけ室側から他方の押しのけ室側への作動油
の流れを絞って、その流体アクチュエータの動きが遅く
なるようにしていることを意味している.すなわち、こ
の方向の流体アクチュエータの動きが背当の傾斜する側
に連動していれば、匣転者の背中の重量をかけながら,
その背当の傾斜角度を微調撃できることになる. また、流体アクチュエータが他方の側に作用していると
3,可変絞り流路が全開になり、そのことによって、他
方の押しのけ室側から一方の押しのけ室側への作動油の
流れに抵抗がなくなり、その流体アクチュエータの動き
を素早く行なえるようにしていることを意味している.
すなわち、この方向の流体アクチュエータの動きが背当
の戻る側に連動していれば、運転者の背中を離しておき
、そのことによってスプリング附勢力がその背当の戻り
を素早く行なうことになる. [実施例] 以下,実施例に基づいて本発明を説明する.第1図は、
本発明における一実施例としての座席背当傾斜用流体ア
クチュエータ10を側断面図によって示したものであり
、第2図は、第1図におけるフリーピストン4と流路I
C部分の拡大した作用説明図であり、第3図は、第1図
における流体アクチュエータ10が装着される座席6の
側面図を示したものである.第1図において、自動車の
床に固設したフランジ1aには軸lが溶着し、シリンダ
ボデー3は軸方向への摺動を可能に軸1に嵌合し、フラ
ンジlaとシリングボデー3との軸方向の間にはスプリ
ング3dを介設し、シリンダボデー3に穿設しているシ
リンダ3cと軸1によって形成している環状の空間にお
いて、軸1とシリンダ3cの両者へ軸方向への摺動を可
能にフリーピストン4が嵌合し、シリンダボデー3は第
3図におけるロッド6dに連接し、ロツド6dは背当6
aに固設したレバー6cとリンク機構を形成し、背当6
aは支点6bを中心に揺動可能になっている. 第1図における軸lの内部にはパイロットチェック弁方
式のオンオフ弁2が内設し、ロッド5は、スプリング2
bの附勢力に抗してオンオフ弁2におけるポール2aを
選択的に突き上げるためのものであり、シリンダ3cに
は,軸1とフリーピストン4によって第1の押しのけ室
3aとf52の押しのけ室3bを形成させ、オンオフ弁
2は、ロッド5によってポール2aを突き上げた状態に
おいて、穿孔1e、室1bおよび流路1Cを介して押し
のけ室3aと押しのけ室3bを連通させ、ロッド5の突
き上げを戻したとき、スプリング2bの附勢力によって
ポール2aを弁座2Cに着坐させて押しのけ室3aと押
しのけ室3bとの間の連通を閉じる関係になってる. フリーピストン4は、第2図に示すように、軸1との嵌
合隙間4Cを大きめにとってあり、軸1にはCリング1
dを固設し且つ肩1fを形成させている. 以上の本発明における実施例の構成において,以下その
作用を説明する. 運転者がその自動車の運転を開始する前において、座席
6の背当6aの傾斜角度を調整したいときは、最初、背
当6aに運転者の背中を背当6aから離した状態として
おき、手動によってロッド5を第1図の右方に押しオン
オフ弁2を開の状態に設定する。
その結果、押しのけ室3aと押しのけ室3bは、流路1
c、室1b、オンオフ弁2および穿孔1eを介して連通
状態になり、スプリング3dの附勢力がシリンダボデー
3をml図の右方に附勢する.そのことによって,押し
のけ室3a内の作動油が圧縮されて、押しのけ室3a内
における作動油の油圧が押しのけ室3b側における作動
油の油圧より高くなり、その作動油の圧力差によって、
押しのけ室3a側の作動油がJAt路1c.室1b、オ
ン才フ弁2および穿孔leを介して押しのけ室3b側へ
押しのけられてゆく。
c、室1b、オンオフ弁2および穿孔1eを介して連通
状態になり、スプリング3dの附勢力がシリンダボデー
3をml図の右方に附勢する.そのことによって,押し
のけ室3a内の作動油が圧縮されて、押しのけ室3a内
における作動油の油圧が押しのけ室3b側における作動
油の油圧より高くなり、その作動油の圧力差によって、
押しのけ室3a側の作動油がJAt路1c.室1b、オ
ン才フ弁2および穿孔leを介して押しのけ室3b側へ
押しのけられてゆく。
このように押しのけ室3a側の作動油が押しのけ室3b
側へ押しのけられてゆくと、シリンタポデ−3はロッド
6dおよびレ/<−60を介して、支点6bまわりに背
当6aを第3図の矢印方向に戻してゆく. この場合において、固定された軸lに対してシリンダボ
デー3が右方へ移行してゆくと、シリンダボデー3とフ
リーピストン4との間にはその移行による摩擦力が生じ
るから、その摩擦力につれて、シリンダボデー3と同じ
右方ヘフリーピストン4はその端面4bが肩ifに当接
するまで第1図の状態でシリンダボデー3の動きとつれ
動き、流路1cが最大に開かれた状態になってシリンダ
ボデー3が右方へ移行することになる. したがって、この背当6aを第3図の矢印方向に戻すと
きは,その流路ICが全開となっていることによって押
しのけ室3a側から押しのけ室3b側への作動油の流れ
にそれ程の抵抗を生じない。その結果、背当6aの該戻
しは早い速度をもって行なわれることになる. 上記戻しが行なわれた後、運転者は、座席6に着坐して
、背当6aに自分の背中をもたせかけて背当6aにその
背中の体重をかけながら、再び,ロッド5によってオン
オフ弁2を開にする.すると、その体重によって、背当
6aは支点6bを中心にして矢印と逆方向に傾斜してゆ
き,レバー6Cがロッド6dを介してシリンダボデ−3
を第1図の左方へ押圧してゆく。
側へ押しのけられてゆくと、シリンタポデ−3はロッド
6dおよびレ/<−60を介して、支点6bまわりに背
当6aを第3図の矢印方向に戻してゆく. この場合において、固定された軸lに対してシリンダボ
デー3が右方へ移行してゆくと、シリンダボデー3とフ
リーピストン4との間にはその移行による摩擦力が生じ
るから、その摩擦力につれて、シリンダボデー3と同じ
右方ヘフリーピストン4はその端面4bが肩ifに当接
するまで第1図の状態でシリンダボデー3の動きとつれ
動き、流路1cが最大に開かれた状態になってシリンダ
ボデー3が右方へ移行することになる. したがって、この背当6aを第3図の矢印方向に戻すと
きは,その流路ICが全開となっていることによって押
しのけ室3a側から押しのけ室3b側への作動油の流れ
にそれ程の抵抗を生じない。その結果、背当6aの該戻
しは早い速度をもって行なわれることになる. 上記戻しが行なわれた後、運転者は、座席6に着坐して
、背当6aに自分の背中をもたせかけて背当6aにその
背中の体重をかけながら、再び,ロッド5によってオン
オフ弁2を開にする.すると、その体重によって、背当
6aは支点6bを中心にして矢印と逆方向に傾斜してゆ
き,レバー6Cがロッド6dを介してシリンダボデ−3
を第1図の左方へ押圧してゆく。
このことによって、押しのけ室3b内における作動油が
圧縮され、その圧縮された作動油は穿孔1e、オンオフ
弁2、室1bおよび流路lcを介して1甲しのけ室3a
へ押しのけられてゆ〈。
圧縮され、その圧縮された作動油は穿孔1e、オンオフ
弁2、室1bおよび流路lcを介して1甲しのけ室3a
へ押しのけられてゆ〈。
このとき、フリーピストン4はシリンダボデー3との問
の摩擦力によって、第2図に示すように、端iffl4
aがCリングldに当接するまでシリンダボデー3と共
に左方へつれ動いて流路lcを絞ってゆくことになる。
の摩擦力によって、第2図に示すように、端iffl4
aがCリングldに当接するまでシリンダボデー3と共
に左方へつれ動いて流路lcを絞ってゆくことになる。
その結果、室1bから流路1Cを介して押しのけ室3a
に流れる作動油の流れは、流路1cにおいて、狭い隙間
4Cおよび切り欠き4dを介して押しのけ室3aへ流れ
ることになる. このことは,そのi&¥%lcにおいてその流れが絞ら
れていることによって、背当6aの矢印反対側へ傾斜し
てゆく速度が、背当6aを矢印方向へ戻してゆ〈場合番
こ対してゆっくりとしたものになる。したがって、運転
者が背当6aに背中をもたせながら、その背当6aの自
分に合った傾斜角度を微妙に調節することが可能になる
. また、その微妙に調節をして、丁度適切な背当6aの角
度に達したとき、ロッド5の右方への押す力を緩めれば
、スプリング2bの附勢力によって,ボール2aが弁座
2Cに着坐してオンオフ弁2が閉じ,押しのけ室3aと
押しのけ室3bは流体的にロックされ,背当6aの傾斜
がその角度に固定される。
に流れる作動油の流れは、流路1cにおいて、狭い隙間
4Cおよび切り欠き4dを介して押しのけ室3aへ流れ
ることになる. このことは,そのi&¥%lcにおいてその流れが絞ら
れていることによって、背当6aの矢印反対側へ傾斜し
てゆく速度が、背当6aを矢印方向へ戻してゆ〈場合番
こ対してゆっくりとしたものになる。したがって、運転
者が背当6aに背中をもたせながら、その背当6aの自
分に合った傾斜角度を微妙に調節することが可能になる
. また、その微妙に調節をして、丁度適切な背当6aの角
度に達したとき、ロッド5の右方への押す力を緩めれば
、スプリング2bの附勢力によって,ボール2aが弁座
2Cに着坐してオンオフ弁2が閉じ,押しのけ室3aと
押しのけ室3bは流体的にロックされ,背当6aの傾斜
がその角度に固定される。
−ヒ記実施例においては、軸lが固定し、シリンダボデ
ー3がロッド6dに連接する構成となっている。しかし
,これは、シリンダボデー3側が固定し、軸lがロッド
6dに連接する構戒としても、本発明は或立する. すなわち,第1図において、左右を逆にし、シリンダボ
デー3を固定し、軸1のフランジ1aをロッド6dに連
接させれば、オンオフ弁2を開にし且つ背当6aから運
転者の背中を離した場合、スプリング3dの附勢力によ
って、軸lがロツド6dを第3図の右方に押すことにな
るから、背当6aが矢印方向に戻されてゆく.はっ、そ
のとき、軸lは肩1fによってフリーピストン4をロッ
ド6dの方向(シリンダボデー3に対するフランジ1a
の方向)へ押してゆくから、流路ICは全開になって、
背当6aの戻し速度は早くなる. これに対して、運転者が背当6aに背中を載せてオンオ
フ弁2を開にするときは、口・ンド6dが@lをフラン
ジla側からシリンダボデー3側に押すことになるから
,そのときにおけるフリーピストン4の態勢は、ft4
2図の状態になる. したがって、そのように背当6aを傾斜させてゆくとき
は、上述の説明から理解できるように、流路1cが絞ら
れて、背当6aの傾斜速度は緩やかなものとなる. 又、上記説明において、流路1c,とフリーピストン4
は可変絞り流路を構威し、その流路1Cが絞られたとき
、切り欠き4dは、作動油の通路になっているが、Cリ
ングldは、周知のように、周方向に隙間が存在するか
ら、切り欠き4dはな〈とも、流路1c、隙間4Cおよ
びそのCリングldの隙間を介して押しのけ室3a側へ
、あるいはその逆に、押しのけ室3aからCリング1d
のその隙間,隙間4Cおよび流路1cを介して室lb側
へ作動油が流れ得ることになる。
ー3がロッド6dに連接する構成となっている。しかし
,これは、シリンダボデー3側が固定し、軸lがロッド
6dに連接する構戒としても、本発明は或立する. すなわち,第1図において、左右を逆にし、シリンダボ
デー3を固定し、軸1のフランジ1aをロッド6dに連
接させれば、オンオフ弁2を開にし且つ背当6aから運
転者の背中を離した場合、スプリング3dの附勢力によ
って、軸lがロツド6dを第3図の右方に押すことにな
るから、背当6aが矢印方向に戻されてゆく.はっ、そ
のとき、軸lは肩1fによってフリーピストン4をロッ
ド6dの方向(シリンダボデー3に対するフランジ1a
の方向)へ押してゆくから、流路ICは全開になって、
背当6aの戻し速度は早くなる. これに対して、運転者が背当6aに背中を載せてオンオ
フ弁2を開にするときは、口・ンド6dが@lをフラン
ジla側からシリンダボデー3側に押すことになるから
,そのときにおけるフリーピストン4の態勢は、ft4
2図の状態になる. したがって、そのように背当6aを傾斜させてゆくとき
は、上述の説明から理解できるように、流路1cが絞ら
れて、背当6aの傾斜速度は緩やかなものとなる. 又、上記説明において、流路1c,とフリーピストン4
は可変絞り流路を構威し、その流路1Cが絞られたとき
、切り欠き4dは、作動油の通路になっているが、Cリ
ングldは、周知のように、周方向に隙間が存在するか
ら、切り欠き4dはな〈とも、流路1c、隙間4Cおよ
びそのCリングldの隙間を介して押しのけ室3a側へ
、あるいはその逆に、押しのけ室3aからCリング1d
のその隙間,隙間4Cおよび流路1cを介して室lb側
へ作動油が流れ得ることになる。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明における効果は
下記のとおりである. 流路1cとフリーピストン4とからなる可変絞り流路を
形成させることによって,背当6aの傾斜角度を戻して
ゆくときは、その戻し速度を手早く行なうことを可能と
し、逆にその背出6aの傾斜角度を運転名の運転し易い
姿勢の傾斜角度に設定するときは、その傾斜角度の微妙
な選択を可能とするものである. したがって,その背q6aの傾斜角度設定は運転開始前
の短時間に、その設定の伺回もの4 やり直しをすることなく、簡単に微調整できることに貢
献するものである.
下記のとおりである. 流路1cとフリーピストン4とからなる可変絞り流路を
形成させることによって,背当6aの傾斜角度を戻して
ゆくときは、その戻し速度を手早く行なうことを可能と
し、逆にその背出6aの傾斜角度を運転名の運転し易い
姿勢の傾斜角度に設定するときは、その傾斜角度の微妙
な選択を可能とするものである. したがって,その背q6aの傾斜角度設定は運転開始前
の短時間に、その設定の伺回もの4 やり直しをすることなく、簡単に微調整できることに貢
献するものである.
第1図は、本発明における一実施例としての庫席背当傾
斜用流体アクチュエータを側断而図によって示し、!1
82図は、第1間における流路{Cとフリーピストン4
部/Iナを拡大した作用説明図を示し、第3図は,座席
6に本発明の流体アクチュエータlOを装着した状態の
側断面図を示したものである. 実施例に使用した主な符号は下記のとおりである。 l:軸、 IC:流路、 2:オンオフ弁、3:シ
リンダボデー、 3aおよび3b=押しのけ室、
3c:シリンダ、 3d:スプリング、 4:フリー
ピストン, 5:ロツド、6:座席, 6a:背当
.
斜用流体アクチュエータを側断而図によって示し、!1
82図は、第1間における流路{Cとフリーピストン4
部/Iナを拡大した作用説明図を示し、第3図は,座席
6に本発明の流体アクチュエータlOを装着した状態の
側断面図を示したものである. 実施例に使用した主な符号は下記のとおりである。 l:軸、 IC:流路、 2:オンオフ弁、3:シ
リンダボデー、 3aおよび3b=押しのけ室、
3c:シリンダ、 3d:スプリング、 4:フリー
ピストン, 5:ロツド、6:座席, 6a:背当
.
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、相対的な軸方向への摺動を可能にして径方向中心へ
軸(1)を嵌合させているシリンダボデー(3)と、そ
のシリンダボデーに穿設したシリンダ(3c)とその軸
とから形成する環状空間に軸方向への摺動を可能に嵌合
させているフリーピストン(4)とによって、そのシリ
ンダ内におけるそのフリーピストンの軸方向両側に、第
1の押しのけ室および第2の押しのけ室をそれぞれ形成
させ、 前記軸あるいは前記シリンダボデーの一方は座席背当に
連動し、その他方は固定され、その軸とそのシリンダボ
デーとの軸方向の間にはスプリング(3d)を介設させ
、 前記第1の押しのけ室と前記第2の押しのけ室との間に
は、オンオフ弁と可変絞り流路とを直列に介設させ、 前記フリーピストンは、前記軸に対して前記シリンダボ
デーが軸方向の一方あるいは他方の側へ相対的に移行し
たとき、その移行による摩擦力によって、該一方あるい
は該他方の側へつれ動き、 前記可変絞り流路は、前記フリーピストンの前記一方の
側へのつれ動きによってその流路が絞られ、そのフリー
ピストンの前記他方の側へのつれ動きによってその流路
を全開にする構成をなしていることを特徴とする座席背
当傾斜用流体アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30919189A JPH03170109A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 座席背当傾斜用流体アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30919189A JPH03170109A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 座席背当傾斜用流体アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03170109A true JPH03170109A (ja) | 1991-07-23 |
Family
ID=17990026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30919189A Pending JPH03170109A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 座席背当傾斜用流体アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03170109A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534940U (ja) * | 1991-10-18 | 1993-05-14 | 株式会社アイテス | 車両用シート |
JP2010227353A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010227352A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010252893A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Okamura Corp | 椅子 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP30919189A patent/JPH03170109A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534940U (ja) * | 1991-10-18 | 1993-05-14 | 株式会社アイテス | 車両用シート |
JP2010227353A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010227352A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010252893A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Okamura Corp | 椅子 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3978708B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JP3383863B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JPH084818A (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
WO1980000017A1 (en) | Antiroll system for vehicles | |
JPS5949802B2 (ja) | 人間工学的椅子 | |
JP2005172221A (ja) | 長さ調整可能な圧縮ばね、および当該圧縮ばねを備えたシート | |
JPH03170109A (ja) | 座席背当傾斜用流体アクチュエータ | |
JPH0217380B2 (ja) | ||
EP1526066A2 (en) | Apparatus for controlling a hydraulic circuit for clutch | |
JP3329851B2 (ja) | 自動二輪車用制動装置 | |
JPH05131869A (ja) | 車両用シートのエアサスペンシヨン装置 | |
JP2973146B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JP3265523B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JPH06143969A (ja) | 車高調整装置 | |
JPH017677Y2 (ja) | ||
JPH06143956A (ja) | 車両用クッションユニット | |
JP2818462B2 (ja) | 液体式スピードコントローラ | |
JP2787681B2 (ja) | バルブ装置 | |
JP2931908B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
JP3388330B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JP2839333B2 (ja) | リヤクッションユニット | |
JPH0618530Y2 (ja) | シートボトムフレーム上昇機構 | |
JPS582910Y2 (ja) | 揺動回転用クツシヨン装置 | |
JP3906162B2 (ja) | アクチュエータ | |
JPS5943158Y2 (ja) | Gバルブ |