JPH03169827A - 対称ジアリールアセチレンの製造法 - Google Patents

対称ジアリールアセチレンの製造法

Info

Publication number
JPH03169827A
JPH03169827A JP2287387A JP28738790A JPH03169827A JP H03169827 A JPH03169827 A JP H03169827A JP 2287387 A JP2287387 A JP 2287387A JP 28738790 A JP28738790 A JP 28738790A JP H03169827 A JPH03169827 A JP H03169827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branched
alkyl
phenyl
formula
straight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2287387A
Other languages
English (en)
Inventor
Axel Bader
アクセル・バダー
Dieter Arlt
デイーター・アルルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH03169827A publication Critical patent/JPH03169827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/76Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C69/78Benzoic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C317/00Sulfones; Sulfoxides
    • C07C317/14Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C49/00Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
    • C07C49/76Ketones containing a keto group bound to a six-membered aromatic ring
    • C07C49/794Ketones containing a keto group bound to a six-membered aromatic ring having unsaturation outside an aromatic ring
    • C07C49/796Ketones containing a keto group bound to a six-membered aromatic ring having unsaturation outside an aromatic ring polycyclic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C49/00Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
    • C07C49/76Ketones containing a keto group bound to a six-membered aromatic ring
    • C07C49/80Ketones containing a keto group bound to a six-membered aromatic ring containing halogen
    • C07C49/813Ketones containing a keto group bound to a six-membered aromatic ring containing halogen polycyclic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/30Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/333Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C67/343Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/76Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パラジウム触媒および塩基の存在下で臭化ア
リールとアセチレンとを反応させて対称ジアリールアセ
チレンを製造する方法において、アセチレンを強力ガス
分散手段を用いて反応混合液に導入することを特徴とす
る方法に関する。
対称ジアリールアセチレンは、有用な中間体である。例
えば、各アリール基がカルボキシル、カルボン酸エステ
ル又はカルボニルハライド基あるいはカルポキシル基、
エステル基又はカルボニルハライド基に転化可能な基を
有する種類のジアリールアセチレンは、三重結合を部分
的に水素化して得られる二官能性ジアリールオレフィン
の重縮合により耐熱性材料に転化することができる。
ジアリールアセチレンは、例えば、ジアリールハロゲノ
アルカンの脱ハロゲン化水素あるいは、比較的厳しい反
応条件下で強塩基を使用したvic−又はgem−ジア
リールージハロゲノアルカンの二重脱ハロゲン化水素に
よって製造できる( H ouben−Weyl, M
ethoden der Organischen C
hemie,巻V/2a  (1977) 、p53以
下)。これらの反応は、塩基に敏感な基を有するジアリ
ールア・セチレンの製造には適していない。さらに、出
発物質として使用するハロゲン化合物を得ることが困難
な場合が多い。
対称ジアリールアセチレンを得るもうひとつの方法は、
C astro− S tephans反応である(上
記引用文中、p563以下)。この反応では、銅アセチ
リドを煮沸ピリジン中でヨウ化アリールと反応させて二
置換アセチレンを得る。この多段階法は、満足できる収
率を得るために比較的高価で入手しにくいヨウ化アリー
ルを使用することに制限されている。
さらに、ジアリールアセチレンはヨウ化アリール又は臭
化アリールおよびアリールアセチレンから出発し、パラ
ジウム触媒を使用して製造するこトカテきる( H o
uben − Weyl,巻XIII/9b (198
4) 、p987以下)。しかしながら、この製造に必
要なアリールアセチレンは、非常な費用のかかる多段階
法でしか得られない。
さらにジアリールアセチレンは、ジエチルアミン溶液中
でビス(トリーフエニルホスフィン)一パラジウムジク
ロリドおよび銅(I)の存在下にアセチレンとハロゲン
化合物とを反応させることにより得られることが知られ
ている。( T etrahedron Lett.(
1975) 、4467)oこの反応に適したハロゲン
化合物は、プロモアルケン又はプロモビリジンであり;
ベンゼン系列では、この反応はよう化アリールに限られ
ている。反応は、ヨードベンゼンlOミリモルのバッチ
の撹拌溶液に配管を通じて6時間アセチレンを導入する
ことにより行う。
ここで、驚くべきことに、反応混合液中にアセチレンを
強力に分散させることにより、よう化アリールの代りに
より安定で製造が容易で必然的に比較的高価でない臭化
アリールを用いることが可能で、同時に比較的大きなバ
ッチにおいてさえ反応を加速することが可能であること
を見出した(より高い空時取率)。
したがって、この反応は工業的応用、例えば上述のよう
な利用にも適する。
よって本発明は、式 [式中、 R1は、水素、直鎖又は分枝鎖状C+Ca一アルキル、
CsCa−シクロアルキル、フ工二ル、C7CIO−ア
ラルキル、直鎖又は分枝鎖状Cr  Ca−アルコキシ
、フェノキシ、ベンジルオキシ、β−フエニルーエテニ
ル、フエニルーエチニル、フエニルースルホニル、フエ
ニルーカルボニル、遊離又は保護ヒドロキシル、フッ素
、塩素、ニトロ、シアノ、COR3、NR’R5又はC
ONR4R”であり、R2は、水素、直鎖又は分枝鎖状
CI Cs−アルキル、フッ素、塩素、シアン、COR
3又はCONR4R5であり、 R1およびR2が隣接している場合は、共にジカルボン
酸無水物基を形成していても良く、ここで、 R3は、水素、ヒドロキシル、直鎖又は分枝鎖状C,−
C8−アルキル、直鎖又は分枝鎖状C.−C8−アルコ
キシ、フエニル又はフェノキシであり、 R4およびR5は、互いに独立して、水素あるいは直鎖
又は分枝鎖状C+  Ca−アルキルであり、R4は0
2C4−アルコキシカルボニル又はC2 C4−アシル
でも良く、さらにR4およびR6が共にC4−C8−ア
ルキレンを形威していても良く、基RlおよびR2のベ
ンゼン環は、直鎖又は分枝鎖状C+  Cm−アルキル
、直鎖又は分枝鎖状C+  Cs−アルコキシ、フッ素
、塩素又はCOR3で置換されていても良い] で表わされる対称ジアリールアセチレンを、パラジウム
触媒および塩基の存在下におけるアリールハライドとア
セチレンとの反応により製造する方法において、アセチ
レンを強力ガス分散手段を用いて反応混合液に導入し、
使用するアリールハライドが式 [式中、 R1およびR2は上述と同義である] の臭化アリールであることを特徴とする方法を示す。
直鎖又は分枝鎖状CTCs−アルキルの例は、メチル、
エチル、プロビル、イソプロビル、ブチル、イソブチル
、tert−ブチル、および異性体アミル、ヘキシルお
よびオクチルである。これらの化合物の中で上述のC,
−C4−アルキルが好ましく、特にメチルおよびエチル
が好ましい。
C3−C8−シクロアルキルの例は、シクロプロピル、
メチルーシクロプロビル、ジメチルーシクロプロビル、
テトラメチルシク口プロビル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、メチルーシクロペンチル、シクロヘキシル、メ
チルーシクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオ
クチルである。これらの化合物の中で、シクロプ口ビル
、シクロベンチルおよびシクロヘキシルおよび又、これ
らのモノー又はポリーメチルー置換誘導体が好ましい。
C7−01。−アラルキルの例は、ベンジル、α一又は
β−フエニルーエチル、α一,β一又はγ−フエニルー
プロピルおよび−イソブロビルであり;これらの化合物
の中でベンジルが好ましい。
直鎖又は分枝鎖状C+  Cs−アルコキシの例は、メ
トキシ、エトキシ、プロボキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、および異性
体アミル、ヘキシルおよびオクチルである。これらの化
合物の中で、上述のC + − C 4ーアルコキシ基
が好ましく、メトキシおよびエトキシが特に好ましい。
Rlとしてのヒドロキシルは、遊離の形態でも保護され
た形態でも良い。保護された形態で適しているのは、そ
こから遊離の形態が再び得られるエステル化又はエーテ
ル化の形態である。エステル化の形態の例は、アセチル
又はプロビオニルエステルであり、エーテル化の形態の
例は、テトラヒドロビラニルエーテル、トリアルキルシ
リルエーテル又はtert−アルキルエーテルである。
R4およびR6が共にC4C8−アルキレンを形成する
場合、対応するアミン置換基は、ビロリジン、ビベリジ
ン、アザーシク口ヘキサン又はアザーシクロオクタンな
どの環状塩基から誘導されるものである。
使用される臭化アリールとして好ましいのは、式 [式中、 Rl1は、水素、直鎖又は分枝鎖状Cr  Cs−アル
キル、フエニル、ベンジル、直鎖又は分枝鎖状C r 
− C s−アルコキシ、フエノキシ、ペンジルオキシ
、β−フエニルーエテニル、フエニルースルホニル、フ
エニルーカルボニル、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、
CORl3、又はN R I 4 R I 6 テあり
、R+ tは、水素、直鎖又は分枝鎖状CI Cm−ア
ルキル、フッ素、塩素、シアノ又はCORl3であり、 R I 1およびHatが隣接している場合は、共にジ
カルボン酸無水物基を形威していても良く、ここで、 Rl3は、水素、ヒドロキシル、直鎖又は分枝鎖状CI
  C4−アルキル、あるいは直鎖又は分枝鎖状CI 
 C4−アルコキシであり、Rl4およびR I 5は
、互いに独立して、水素あるいは直鎖又は分枝鎖状CI
C4−アルキルであり、又R目はC2C4−アシルでも
良く、さらにR14およびRlは共にC4Cl1−アル
キレンを形成していても良く、 基RlmおよびRl!のベンゼン環は、直鎖又は分枝鎖
状C I− C 4−アルキル、直鎖又は分枝鎖状CI
  C4−アルコキシ、フッ素、塩素又はCOR目で置
換されていても良い] で表わされるものである。
使用する臭化アリールとして特に好ましいのは、式 [式中、 R1は、水素、直鎖又は分枝鎖状CI  C4−アルキ
ル、フエニル、β−フエニルーエテニル、フエニルース
ルホニル、フエニルーカルボニル、フッ素、塩素、シア
ノ又はCOR23であり、 R!2ハ、水素、メチル、エチル、シアノ又はCORz
sであり、 R21およびR22が隣接している場合は、共にジカル
ボン酸無水物基を形成していても良く、ここで、 Risは、水素、ヒドロキシル、メチル、エチル、メト
キシ又はエトキシであり、基R1のベンゼン環は、フッ
素、塩素又はC O R ”で置換されていても良い] で表わされるものである。
本発明による方法のための例として、以下の臭化アリー
ルが挙げられる: ブロモベンゼン、2−.3一又は4−カルボキシーブロ
モベンゼン、2−.3一又は4−ホルミルーブロモベン
ゼン、種々の異性体クロロブロモベンゼン、フルオロー
ブロモベンゼン、クロローフルオロープロモベンゼン、
ジクロローブロモベンゼン、ジフルオローブロモベンゼ
ン、プロモトルエン、プロモキシレン、ブロモベンゼン
ジカルボン酸、ブロモベンゼンジカルボン酸のメチル(
プロビル、ブチル等)エステル、2−.3一又は4−プ
ロモベンゼゾニトリル、3一又は4−プロモフタロジニ
ドリル、3一又は4−プロモフタル酸無水物、エチル3
一又は4−プロモベンゾエート、3−メチル(又は一エ
チル)−4−カルボキシブロモベンゼン、3−カルボキ
シ−4−メチル(又はーエチル)一プロモベンゼン、2
−.3一又は4ープロモアセトフエノン、3−ブロモー
6−メチルアセトフエノン、2−メチル(又は一エチル
)−4−プロモアセトフエノン、4−ブロモー4′フル
オロジフエニルスルホン、4−ブロモー4′ークロロジ
フエニルスルホン、4−ブロモー3′−フルオロジフエ
ニルスルホン、4−ブロモー3′ークロロジフエニルス
ルホン、3−ブロモー4′一フルオロジフエニルスルホ
ン、3−ブロモー3′−フルオロジフエニルスルホン、
3−ブロモー4′−クロロジフエニルスルホン、3−ブ
ロモー3′−クロロジフエニルスルホン、4−ブロモー
4′一カルボアルコキシ(メトキシ、エトキシ等)スチ
ルベン、4−ブロモー3′一カルボアルコキシ(メトキ
シ、エトキシ等)スチルベン、3−ブロモー4′一カル
ポアルコキシスチルベン、3−ブロモー3′一カルボア
ルコキシスチルベン、4−ブロモー4′一カルボキシス
チルベン、4−ブロモー3′一カルポキシスチルベン、
3−ブロモー4′一カルポキシスチルベン、3−ブロモ
ー3′一力ルポキシスチルベン、4−ブロモー4′フル
オロベンゾフエノン、4−ブロモー4′−クロロペンゾ
フエノン、4−ブロモー3′−フルオロペンゾフエノン
、4−ブロモー3′−クロロペンゾフエノン、3−ブロ
モー4′−フルオロペンゾフエノン、3−ブロモー47
−クロロベンゾフエノン、3−ブロモー3′−フルオロ
ベンゾフエノン、3−ブロモー3′−クロロペンゾフエ
ノン、4−ブロモー4′一カルポキシベンゾフエノン、
4−ブロモー4′一カルボアルコキシ(メトキシ、エト
キシ等)ペンゾフエノン、4−ブロモー4′一カルポキ
シビフエニル、4−ブロモー4′一カルボアルコキシ(
メトキシ、エトキシ等)ビフエニル、4−アセチルー4
′−ブロモビフエニル、4−アセチルー3′−ブロモビ
フエニル。
本発明の方法は、パラジウム触媒の存在下で行う。この
パラジウム触媒は、下記のパラジウム化合物の複数の混
合物から成っていても良い。しかしながら、下記のパラ
ジウム化合物1種類のみの使用が後処理や再利用が非常
に容易なので特に好ましい。この型の適当なパラジウム
触媒の例は以下のものである。
パラジウム黒、炭素担持パラジウム、単純な無機および
有機パラジウム塩、錯化無機および有機パラジウム塩、
この場合錯化剤はベンゾニトリルのようなニトリル、ア
セトニトリルのようなC+一C4−アルキルニトリル、
トリフエニルアルシン又はより詳しくは下記に特徴づけ
られるようなホスフインであり、あるいは他にフエニル
ーパラジウムージホスフインクロリド(ブロミド、ヨー
ダイド)又はパラジウムテトラホスフィン、これらの場
合も同様により詳しくは下記に特性を示すようなホスフ
インを使用する、および又、ジ−(ジベンジリデンーア
セトン)パラジウム(=(pbe) 2 P d)又は
ジー(1.1−ビス[ジベンジルホスフィン]一フエロ
セン)一パラジウム ジクロリド、ジブロミド又はジョ
ウダイド(=(dppf)2PdCl2(Br2、I2
)。
単純な無機および有機パラジウム塩の例は、塩化物、臭
化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、プロピオン
酸塩であり、好ましいのは上記のハロゲン化物および酢
酸塩である。これらの塩は、上記の錯化剤により錯体化
していても良く、ホスフインの場合、適した錯化剤は、
式 P (R6R’R”)       (V)[式中、 R6、R7およびR8は、互いに独立して、直鎖又は分
枝鎖状C,−C4−アルキル又はフエニルであり、フエ
ニルは直鎖又は分枝鎖状CrC4−アルキル又はC,−
C4−アルコキシあるいはフッ素、塩素又は臭素によっ
て置換されていても良いコ で表わされるものである。
上記のパラジウム化合物は、以下の式で表わすことがで
きる:Pd,Pd黒、Pd/C,PdXz(X=上記の
ア二オン)、(CaHs−CN)2PdXz、(C+ 
 C4−CN)zPdXz、(As[CaHs]s)P
dX2、(PR’R7R’) 2PdX2、CaHsP
dI(PR’R7R8),、Pd(PR’R’R’)2
、(dDe),Pdおよび(dppf)2PdHaA’
z。ここでパラジウム触媒として好ましいのは、上記の
有機パラジウム塩、上記の種類のホスフインを錯化剤と
する錯化無機および有機パラジウム塩、および上記の種
類のホスフインを含むパラジウムテトラホスフィンであ
る。
しかしながら、この上記パラジウム化合物のリストは不
完全である。当業者は、他のパラジウム化合物も、簡単
な試験のあとで同様に本発明による方法に用いることが
できる。これらのパラジウム化合物は、すべて当業者に
は知られている。
パラジウム触媒(1種類以上のパラジウム(化合物)は
、臭化アリールに対して0.0005〜5モル%の量で
、好ましくは0.05〜2モル%の量で使用する。
パラジウム触媒を、式(V)で表わされる1種以上のホ
スフインを加えることにより活性化するのが望ましく、
結局本発明による方法の好ましい変法となり、この種の
ホスフインの使用量は、パラジウム触媒の使用量に対し
て100〜2000モル%である。
パラジウム触媒に助触媒として1種以上の銅塩を、パラ
ジウム触媒に対して50〜1000モル%加えるのも望
ましく、本発明の方法のもうひとつの好ましい変法であ
る。この種の適した銅塩としては、ハロゲン化銅(Cu
(1)又はCu(II)の塩化物、臭化物又はヨウ化物
)あるいは酢酸銅が好ましい。よう化銅(I)又は酢酸
銅(II)一水和物が特に好ましい。
当業者に知られている多数の化合物が本発明の方法にお
いて塩基として適している。原則的にこれらの化合物は
、単独で使用することもそれら複数の混合物として使用
することもできるが;反応の制御が簡単であり、後処理
が簡単であり、場合によっては簡単な再利用ができると
いう理由から、1種だけの塩基性化合物の使用が好まし
い。塩基性化合物の例は:アルカリ金属又はアルカリ土
類金属の水素化物、水酸化物、酸化物又はアミドである
。これに関して適したアルカリ金属又はアルカリ土類金
属は:リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、
セシウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム
又はバリウムであり、リチウム、ナトリウム、カリウム
又はカルシウムが好ましい。塩基として他に適している
のは、上記アルカリ金属又はアルカリ土類金属の直鎖又
は分枝鎖状CI Cm−アルコレートであり、C + 
− C s−アルコキシ基は先により詳細に記述したも
のに対応する。他に適した塩基性化合物としては、式N
 CR’RIOR+’)        (Vl)[式
中、 R@およびRIGは、互いに独立して、直鎖又は分枝鎖
状C+  Cs−アルキルであるか又は両者が共にCa
  Cs−アルキレンであり、アルキレン鎖の炭素1個
が酸素原子又はーNRI6の基で置き換えられていても
良く、Rl6は、水素又は直鎖あるいは分枝鎖状C1−
C4−アルキルである〕 で表わされる窒素塩基がある。
他に適した塩基は、例えばトリエチレンジアミン、(ジ
アザービシクローオクタン=DABCO)、ジアザービ
シクローノネン(D B N)末端ジアザービシクロー
ウンデセン(DBU)のような二環状窒素化合物である
本発明の方法に好ましい塩基は、NaH,KH,CaH
2,LiNH1、NaNH*、KNH,、C a(NH
2)2、DABCO,DBN,DBU又は式N(R’●
R2OR+7)        <■)[式中、 Rll1およびR20は、共にC4 Cs−アルキレン
であり、アルキレン鎖の炭素1個が酸素原子又はーN 
R l 7−の基で置き換えられていても良く、 Rl?は、水素、メチル又はエチルである]で表わされ
る窒素塩基である。
式(VI)において、RllおよびRIGが共にC4一
C@−アルキレンであり、アルキレン鎖の炭素原子の1
個が酸素原子又は一N R I II一の基で置き換え
られていても良い場合の窒素塩基の例は:ビロリジン、
ピベリジン、ビペラジン、モルホリン、アザーシクロへ
ブタン、アザーシクロオクタンである。
特に好ましい塩基の例は、式(■)の窒素塩基およびD
ABCOSDBN並びにDBU又はこれらの複数の混合
物である。
塩基は、本発明の方法に従い臭化アリールに対して80
〜600モル%、好ましは95〜400モル%使用する
本発明による方法は、温度0〜160℃、好ましくは5
0〜150℃で行う。
使用する臭化アリールが液体でない場合、本発明による
方法では溶媒を使用する。適した溶媒(希釈剤)は:炭
化水素、特にベンゼン、トルエン又はキシレンのような
芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エ
チレングリコールジメチルエーテル又はジエチレングリ
コールジメチルエーテルのようなエーテル;メタノール
、エタノール又はプロパノールのようなアルコール;ア
セトニトリル、プロピオニトリル又はペンゾニトリルの
ようなニトリル;ジメチルホルムアミド(DMF) 、
N−メチルーピロリドン(NMP)又はへキサメチルリ
ン酸トリアミド(HMPT)のようなアミド;ジメチル
スルホキシド(DMSO)のようなスルホキシドである
。芳香族炭化水素、ニトリル、アミド又はスルホキシド
から成る群の1種類かそれ以上を溶媒(希釈剤)として
使用するのが好ましい。適した量は、臭化アリールの8
0〜2000重量%、好ましくは100〜1000重量
%である。もうひとつの適した溶媒(希釈剤)は、それ
が液体であれば、上記の種類の過剰の塩基である。この
場合、使用する液相の量は、ずっと先にモル%で示した
量を越え、すぐ上に示した重量による量にまで達する。
液体臭化アリールの場合でさえ、この種の溶媒(希釈剤
)を使用するのが有利である。
特に本発明による方法は、強力ガス分散手段を使用し、
アセチレンを反応混合液に導入することを特徴とする。
この種の強力ガス分散手段としては、例えば表面エアレ
ータ、又は遠心エアレータ、ドラムエアレータ、水ジェ
ットエアレータ、浸液ジェットエアレータ、チューブス
ターラー、別にガス供給口のあるスターラー、浸漬エア
レータ、シンター、穴あき底板又はスタティックミキサ
ーあるいは二流体ノズルのような反応混合液とアセチレ
ンが同時に通過する体積型エアレー夕で良い。
体積型エアレータの使用が好ましい。特に好ましいのは
チューブスターラーである。さらに反応混合液を均一化
する撹拌機を追加して強力ガス分散手段を補強すると有
利である。例えばチューブスターラーをプロペラスター
ラーのような他のスターラーと組み合わせることもでき
る。この種の強力ガス分散手段と撹拌機は、例えばUl
lIIlan’s Ancyclopedia of 
I ndustrial Chemistry,第5版
、巻B2 (1988)、25−21以下により当業者
には公知である。
通常、本発明による方法は、最初にアリールブロミド、
塩基、パラジウム触媒および任意に式(V)のホスフイ
ンおよび/又は助触媒を、非液体反応成分のある場合は
溶媒(希釈剤)を用いて加え、その後示した範囲内の温
度で強力ガス分散手段を使用してアセチレンを導入する
ことによって行う。しかしながら、アセチレン導入前の
上述の反応物を加える順序は厳密ではなく、いろいのや
り方で行うことができる。本発明による方法は、水に敏
感ではないので、特に水の除去に気をつける必要はない
。アセチレン導入前の上述の反応物の添加を、窒素のよ
うな保護気体中で行うと有利であることがわかった。反
応の進行は、薄層クロマトグラフイー又はガスクロマト
グラフィーにより簡単に追跡できる。多くの場合、ジア
リールーアセチレンは、反応生成物として反応混合液か
ら沈殿する。さらに塩基と脱離した臭化水素から形成さ
れる塩は、反応混合液に不溶であることが多い。後処理
は、当業者には知られた通常の方法で行うことができる
。例えば、沈殿した反応生成物(ジアリールーアセチレ
ンおよびもしあれば析出?)は、デカンテーション、炉
過又は遠心により反応混合物の液相から分離できる。そ
れから水で処理して、塩をジアリールーアセチレンから
分離することができる。場合によっては、ジアリールー
アセチレンをさらに再結晶又はカラムクロマトグラフイ
ーにより精製できる。分離した反応混合物の液相は、次
のバッチに使用できる。しかし分離した液相を蒸留して
溶媒(希釈剤)と触媒活性成分とを分け、別々に再循環
させ、再び各或分を後処理することも可能である。
本発明の方法により、入手し易い臭化アリールを出発物
質とし、わずか一段階の反応で高収率および高選択性で
対称ジアリールーアセチレンが製造でき、結局本方法は
、これまで知られた方法より明らかに優れていることが
わかる。
実施例 実施例1 4,4′−ビス(カルボエトキシ)トラン初めに、34
3.5gの4−ブロモ安息香酸エチル、10.5gの(
p−フエニル,)2・PdC1■、10.5gのヨウ化
銅(Z)、63gのトリフエニルホスフィンおよび(3
QQmlのピペリジンを、600mlのアセトニトリル
の存在下および窒素下で容器に入れた。次にチューブス
ターラーを通してアセチレンを反応混合物に導入しなが
ら温度を約80℃に上げた。4−ブロモ安息香酸エチル
が完全に転化するまでアセチレンの導入を続けた。
その後、反応混合物を冷却し、結晶化した反応生成物を
吸引濾過した。これによりm.p.151〜153℃の
4,4′−ビス(カルボエトキシ)トランを221g(
91%)得た。生成物はさらに再結晶(例えばトルエン
から)又はシリカゲル上の濾過により精製することがで
きる。
実施例2−15は、実施例1と類似の本発明による方法
を使用した種々のジアリールーアセチレンの製造につい
て述べたものである。
本発明の主たる特徴および態様は以下のとおりである。
1.式 [式中、 Rlは、水素、直鎖又は分枝鎖状CI Ca−アルキル
、CsCm−シクロアルキル、フェニル、C7CI。−
アラルキル、直鎖又は分枝鎖状Cs  Ca−アルコキ
シ、フェノキシ、ペンジルオキシ、β−フェニルーエー
テル、フエニルーエチニル、フエニルースルホニル、フ
エニルーカルボニル、遊離又は保護ヒドロキシル、フッ
素、塩素、ニトロ、シアノ、COR”、NR’R’又は
CONR’R”t’あり、R2は、水素、直鎖又は分枝
鎖状C r − C aーアルキル、フッ素、塩素、シ
アノ、coRs又はCONR4R’であり、 RlおよびR2が隣接している場合は、共にジカルボン
酸無水物基を形成していても良く、ここで、 R3は、水素、ヒドロキシル、直鎖又は分枝鎖状c,−
C.−アルキル、直鎖又は分枝鎖状C+  Cs−アル
コキシ、フエニル又はフエノキシであり、 R4およびR5は、互いに独立して、水素あるいは直鎖
又は分枝鎖状C,−C.−アルキルであり、R4はC.
−C.−アルコキシ力ルボニル又はC2−C.−アシル
でも良く、さらにR4およびR5が共にC.−C.−ア
ルキレンを形成していても良く、基RlおよびR2のベ
ンゼン環は、直鎖又は分枝鎖状C,−C.−アルキル、
直鎖又は分枝鎖状CTCs−アルコキシ、フッ素、塩素
又はCOR3で置換されていても良い] で表わされる対称ジアリールアセチレンを、パラジウム
触媒および塩基の存在下におけるアリールハライドとア
セチレンとの反応により製造する方法において、アセチ
レンを強力ガス分散手段を用いて反応混合液に導入し、 イドが式 使用するアリールハラ [式中、 RlおよびR2は上述と同義であるコ の臭化アリールであることを特徴とする方法。
2.使用する臭化アリールが式 [式中、 Rl+は、水素、直鎖又は分枝鎖状C,−C8−アルキ
ル、フエニル、ベンジル、直鎖又は分枝鎖状C.−CS
−アルコキシ、フエノキシ、ペンジルオキシ、β−フエ
ニルーエテニル、フエニルースルホニル、フエニルーカ
ルポニル、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、COR+3
、又はN R l 4 R I 6であり、RI2は、
水素、直鎖又は分枝鎖状C+  Ca−アルキル、フッ
素、塩素、シアン又はCORI3であり、 R”およびR12が隣接している場合は、共にジカルボ
ン酸無水物基を形成していても良く、ここで、 R l 3は、水素、ヒドロキシル、直鎖又は分枝鎖状
C,−C4−アルキル、あるいは直鎖又は分校jJl状
CIC4−アルコキシであり、R”およびR l sは
、互いに独立して、水素あるいは直鎖又は分枝鎖状CI
  C4−アルキルであり、R”はC2  C4−アシ
ルでも良く、さらにR”およびR15は共にC4C8−
アルキレンを形或していても良く、 基R I 1およびR!2のベンゼン環は、直鎖又は分
枝鎖状CIC4−アルキル、直鎖又は分枝鎖状CIC4
−アルコキシ、フッ素、塩素又はCORl3で置換され
ていても良い]で表わされるものの1種であることを特
徴とする第1項記載の方法。
3.使用する臭化アリールが式 [式中、 R2Iは、水素、直鎖又は分枝鎖状C.−C4−アルキ
ル、フエニル、β−フエニルーエテニル、フエニルース
ルホニル、フエニルーカルポニル、フッ素、塩素、シア
ノ又はC O R 23であり、 R22は、水素、メチル、エチル、シアノ又はC O 
R ”であり、 R2IおよびR”2が隣接している場合は、共にジカル
ボン酸無水物基を形成していても良く、ここで、 R23は、水素、ヒドロキシル、メチル、エチル、メト
キシ又はエトキシであり、基R2+のベンゼン環は、フ
ッ素、塩素又はCOR23で置換されていても良いコ で表わされるものの1種であることを特徴とする第2項
記載の方法。
4.使用するパラジウム触媒がパラジウム黒、パラジウ
ム/炭素、単純な無機および有機パラジウム塩、錯化無
機および有機パラジウム塩、この場合錯化剤はベンゾニ
トリル、C,−C4−アルキルニトリル、トリフエニル
アルシン又は式P (R”R7R’) [ここで、 R6、R7およびR8は、互いに独立して、直鎖又は分
枝鎖状CI  C4−アルキルあるいは直鎖又は分枝鎖
状Ct  C4−アルキル又はCI  C4−アルコキ
シ、フッ素、塩素又は臭素により置換されていても良い
フエニルである] で表わされるホスフイン、この種のホスフインを使用し
たフエニルーパラジウムージホスフィンよう化物又はパ
ラジウムーテトラホスフィン、ジー(ジベンジリデンー
アセトン)パラジウム又はジ−(1.1−ビス[ジフエ
ニルーホスフィン]一フエロセン)パラジウムジクロリ
ド、ジブロミド又はジョーダイド、好ましくは有機パラ
ジウム塩、錯化剤が上述のホスフインである錯化無機お
よび有機パラジウム塩又は上述のホスフインを含むパラ
ジウムーテトラホスフィンの群からの1種又はそれ以上
の物質から成り、含有量が臭化アリールに対して0.0
005〜5モル%、好ましくは0.05〜2モル%であ
ることを特徴とする第1項記載の方法。
5.式 P (R’R7R’) [式中、 Re、R7およびR8は、互いに独立して、直鎖又は分
枝鎖状Cl−C.−アルキル又は直鎖あるいは分枝鎖状
CI  C4−アルキル又はCI  C4−アルコキシ
又はフッ素、塩素あるいは臭素により置換されていても
良いフエニルである] で表わされる1種以上のホスフインをパラジウム触媒に
対して100〜2000モル%加えることによりパラジ
ウム触媒を活性化することを特徴とする第1項記載の方
法。
6.パラジウム触媒に助触媒として1種以上の銅塩、好
ましくはハロゲン化銅又は酢酸銅、特に好ましくはよう
化銅(■)、酢酸銅(IF)一水和物をパラジウム触媒
に対して50〜1000モル%加えることを特徴とする
第1項記載の方法。
7,使用する塩基がアルカリ金属又はアルカリ土類金属
の水素化物、水酸化物、酸化物又はアミド、アルカリ金
属又はアルカリ土類金属の直鎖又は分枝鎖状C.−C.
−アルコレート、式N CR’R”R”) [式中、 R9およびRIoは、互いに独立して、直鎖又は分枝鎖
状C.−C.−アルキルであるか両者が共にC4Cl1
−アルキレンであり、アルキレン鎖の炭素のひとつが酸
素原子又は N R l a−の基で置換されていても良く、Rll
1は、水素又は直鎖あるいは分枝鎖状C1C4−アルキ
ルである] で表わされる窒素塩基又はトリエチレンジアミン、ジア
ザービシクローノネンあるいはジアザービシクローウン
デセンから成る群の1種以上の化合物、好ましくはKa
HSKHSCaH2、LiNH2、NaN H 2、K
NH2、Ca(NH2)2、式N ( R I 11 
R ! +1 R + ? )[式中、 R!●およびRzoは、共にC4C8−アルキレンであ
り、アルキレン鎖の炭素のひとつが酸素原子又はーN 
R I ?−の基に置換されていても良く、 Rl?は、水素、メチル又はエチル、あるいはトリエチ
レンジアミン、ジアザービシクローノネン又はジアザー
ビシクローウンデセンである] で表わされる窒素塩基からなる群より選んだ1種以上の
化合物、特に好ましくは式N ( R I 9 R 2
 0R17)の窒素塩基、トリエチレンジアミン、ジア
ザービシクローノネンおよびジアザービシクローウンデ
センから成る群より選んだ化合物であり、使用量が臭化
アリールに対して80〜600モル%、好ましくは95
〜400モル%であることを特徴とする第1項記載の方
法。
8.反応温度が0〜160°C1好ましくは50〜15
0℃であることを特徴とする第1項記載の方法。
9.反応を臭化アリールの量に対して80〜2000重
量%、好ましくは100〜1000重量%の量の1種以
上の溶媒(希釈剤)中で行い、その溶媒(希釈剤)を炭
化水素、エーテル、アルコール、塩素化炭化水素、ニト
リル、アミドおよびスルホキシドから成る群より選び、
さらにそれが液体であれば過剰の塩基を溶媒(希釈剤)
として使うことも可能であることを特徴とする第1項記
載の方法。
10.アセチレンのために使用する強力ガス分散手段が
表面エアレータ又は体積型エアレータであり、好ましく
は体積型エアレータ、特に好ましくはチューブスターラ
ーであり、さらに撹拌機も用いることにより反応混合液
を均一化することが可能であることを特徴とする第1項
記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R^1は、水素、直鎖又は分枝鎖状C_1−C_8−ア
    ルキル、C_3−C_8−シクロアルキル、フェニル、
    C_7−C_1_0−アラルキル、直鎖又は分枝鎖状C
    _1−C_8−アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキ
    シ、β−フェニル−エーテル、フエニル−エチニル、フ
    ェニル−スルホニル、フェニル−カルボニル、遊離又は
    保護ヒドロキシル、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、C
    OR^3、NR^4R^5又はCONR^4R^5であ
    り、R^2は、水素、直鎖又は分枝鎖状C_1−C_8
    −アルキル、フッ素、塩素、シアノ、COR^3又はC
    ONR^4R^5であり、 R^1およびR^2が隣接している場合は、共にジカル
    ボン酸無水物基を形成していても良く、ここで、 R^3は、水素、ヒドロキシル、直鎖又は分枝鎖状C_
    1−C_8−アルキル、直鎖又は分枝鎖状C_1−C_
    8−アルコキシ、フェニル又はフェノキシであり、 R^4およびR^5は、互いに独立して、水素あるいは
    直鎖又は分枝鎖状C_1−C_8−アルキルであり、R
    ^4はC_2−C_4−アルコキシカルボニル又はC_
    2−C_4−アシルでも良く、さらにR^4およびR^
    5が共にC_4−C_8−アルキレンを形成していても
    良く、基R^1およびR^2のベンゼン環は、直鎖又は
    分枝鎖状C_1−C_8−アルキル、直鎖又は分枝鎖状
    C_1−C_8−アルコキシ、フッ素、塩素又はCOR
    ^3で置換されていても良い] で表わされる対称ジアリールアセチレンを、パラジウム
    触媒および塩基の存在下におけるアリールハライドとア
    セチレンの反応により製造する方法において、アセチレ
    ンを強力ガス分散手段を用いて反応混合液に導入し、使
    用するアリールハライドが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R^1およびR^2は上述と同義である] の臭化アリールであることを特徴とする方法。
JP2287387A 1989-11-01 1990-10-26 対称ジアリールアセチレンの製造法 Pending JPH03169827A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3936297A DE3936297A1 (de) 1989-11-01 1989-11-01 Verfahren zur herstellung von symmetrischen diarylacetylenen
DE3936297.3 1989-11-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03169827A true JPH03169827A (ja) 1991-07-23

Family

ID=6392612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2287387A Pending JPH03169827A (ja) 1989-11-01 1990-10-26 対称ジアリールアセチレンの製造法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5185454A (ja)
EP (1) EP0425930B1 (ja)
JP (1) JPH03169827A (ja)
DE (2) DE3936297A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015514730A (ja) * 2012-04-20 2015-05-21 ネクサム ケミカル エイビー (エチン−1,2−ジイル)ビス(イソベンゾフラン−1,3−ジオン)を生成する方法
WO2023157909A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 関東電化工業株式会社 ジアリールアセチレン誘導体の製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6303733B1 (en) 1997-12-12 2001-10-16 Alliedsignal Inc. Poly(arylene ether) homopolymer compositions and methods of manufacture thereof
EP1586569B1 (en) * 2004-03-25 2012-06-06 FUJIFILM Corporation Aryl ethynyl phthalic acid derivative and method for producing the same
JP4574403B2 (ja) 2004-03-25 2010-11-04 富士フイルム株式会社 アリールエチニルフタル酸誘導体及び該誘導体の製造方法
KR101190716B1 (ko) 2010-05-04 2012-10-12 한국화학연구원 팔라듐이 담지된 탄소나노볼 불균일 촉매상에서 아세틸렌을 이용한 디아릴아세틸렌 화합물의 합성방법
EP2897929A4 (en) 2012-09-19 2016-06-01 Basf Se ACETYLENE BRIDGING BOND SEQUENCES AND METALLO-ORGANIC STRUCTURES (MOF) PRODUCED THEREFROM
MX2016006325A (es) 2013-11-15 2016-12-02 Wistar Inst Inhibidores del antígeno nuclear 1 de epstein-barr, y su método de uso.
EP3294705B1 (en) 2015-05-14 2021-07-21 The Wistar Institute Of Anatomy And Biology Ebna1 inhibitors and methods using same
TW201946919A (zh) 2018-05-17 2019-12-16 威斯塔研究所 Ebna1抑制劑晶形、其製備方法及其使用方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4223172A (en) * 1978-12-07 1980-09-16 Gulf Research & Development Company Process for the preparation of bromoarylacetylene and aryldiacetylene precursors
US4465833A (en) * 1980-10-15 1984-08-14 Hughes Aircraft Company Process for preparing ethynylated benzoic acid derivatives
US4973707A (en) * 1989-07-31 1990-11-27 General Electric Company Acetylene bis-phthalic compounds and polyimides made therefrom

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015514730A (ja) * 2012-04-20 2015-05-21 ネクサム ケミカル エイビー (エチン−1,2−ジイル)ビス(イソベンゾフラン−1,3−ジオン)を生成する方法
WO2023157909A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 関東電化工業株式会社 ジアリールアセチレン誘導体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0425930A3 (en) 1992-07-08
US5185454A (en) 1993-02-09
EP0425930B1 (de) 1994-09-28
DE59007330D1 (de) 1994-11-03
DE3936297A1 (de) 1991-05-02
EP0425930A2 (de) 1991-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7023080B2 (ja) 芳香族化合物の製造方法
JPH03169827A (ja) 対称ジアリールアセチレンの製造法
CN109516946B (zh) 一种制备咔唑类化合物的方法
CN111068776B (zh) Heh在催化芳基卤素与芳基亚磺酸盐反应制备砜类化合物中的应用
CN111807938B (zh) 一种(e)-1-氯-2-碘乙烯类化合物及其制备方法
Pri-Bar et al. Formation of anhydrides by homogeneous palladium (II)-catalyzed carbonylation of aryl halides and metal carboxylates
CN112194559B (zh) 一种手性及非手性2,2’-二卤代联芳基化合物的合成方法
JP4913962B2 (ja) フェニルエチニルフタル酸無水物誘導体の製造方法
JP2021161106A (ja) 5−ブロモ−4−アルコキシ−2−アルキル安息香酸の製造方法
JP3552934B2 (ja) 安息香酸アミド類の製造方法
CN107325002B (zh) 一种以芳基羧酸为原料的芳基卤化物的合成方法
JP7088690B2 (ja) 芳香族化合物の製造方法
JP5478095B2 (ja) アリールピリジン類の製造方法
JP2014208604A (ja) 芳香族アシル化合物の製造方法
JP3268459B2 (ja) アセトフェノン類の製造法
JP4489532B2 (ja) 3−ホルミル−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル誘導体とその製造方法
WO2024083545A1 (en) Process for the preparation of 4-chloro-2-(trifluoromethyl)phenyl grignard compound and derivatives thereof
GB2351735A (en) Synthesis of (r)-1-(3,5-bis(trifluoromethyl)-phenyl)ethan-1-ol by asymmetric hydrogenation
US3627827A (en) Reaction of allylic halides with carbon monoxide and acetylene
CN114349659A (zh) 一种苯甲腈类化合物的合成方法
JP2008303170A (ja) 2−t−アミロキシ−6−ハロナフタレンおよびその製造方法、ならびに2−t−アミロキシ−6−ビニルナフタレンおよびその製造方法
CN117466695A (zh) 一种钴催化的合成炔烃的方法
JP2690038B2 (ja) ベンゾ−1,4−ジシラシクロヘキセン誘導体及びその製造方法
CN111440042A (zh) 一种1-苯基金刚烷的制备方法及得到的1-苯基金刚烷
JP2000136152A (ja) ジエン化合物及びその製造方法