JPH03168944A - 熱可逆性光記録媒体 - Google Patents

熱可逆性光記録媒体

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JPH03168944A
JPH03168944A JP1308324A JP30832489A JPH03168944A JP H03168944 A JPH03168944 A JP H03168944A JP 1308324 A JP1308324 A JP 1308324A JP 30832489 A JP30832489 A JP 30832489A JP H03168944 A JPH03168944 A JP H03168944A
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豊 岡部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、光吸収により生した熱により可逆的に記録
及び消去を繰り返し行なうことが出来る熱可逆牲光記録
媒体に関するものである.(従来の技術) 熱可逆性光記録媒体は、熱履歴により当該記録媒体の透
明度(ここでは、可視光に対する透明度につき論じる.
以下、同様)が変化する特性を有する.従って、熱可逆
牲光記録媒体にレーザ光等を照射して熱を与える際に、
当該記録媒体の所定部分の熱履歴を他の部分とは異なら
せて両部分の透明度1こ差をつけること1こよって記録
等を行なわせることが出来る. このような熱可逆性光記録媒体の記録層の構戊材料(以
下、記録材料と略称する.)の従来例としでは、例えば
特開昭55− 1 54 1 98号公報に開示されて
いるものがあった. この公報に開示の記録材料は、ポリエステルを+(t1
ノめとするボリマーまたは樹脂から成るマト・リクス祠
にヘヘン酸をはbめとする有機低分子物賃を分散させて
構成されていた。
第3図は、この従来の記録材料の、温度に対する透明度
変化のヒステリシス曲線を、縦軸に透過率および横軸に
温度をとって示した図である。以下、第3図ヲ参照して
従来の記録材料の特性につき説明する。
先ず、この従来の記録材料は、室温(RT)付近1こお
いで、過去の熱履歴1こ応して3図中の(A)の透過率
(透明状態)または(D)の透過率(不透明状態)のい
ずれかの特性を示す.そ(ノで、この記録材料を、温度
T。を越え温度T,まで熱するヒ、(A)または(D)
であった透過率1,t、(8)に変化する。その後、こ
れを室温まで冷却すると、いずれの場合でも(B)であ
った透過率は(D)ヒなり、この記録材料は透明状態(
D)に固定される. これに対し、室温付近において透過率が(A)また(よ
(D)であった記録材料を、T0およびT,を越え温度
T2以JTCこ熱すると、(A)または(D)であった
透過率は(6)を経て(C)1こ変化する.すなわち、
透明状態(D)よりやや透明度が低下(ノた状態(こな
る.その後、これを室温まで冷却すると、いずれの場合
であっても(C)であっ1こ透過率は(A)となり、こ
の記録材料は不透明状態(A)に固定ざれる。
上述の特性の具体例ピ1ノで、特開昭55−1 54 
1 98号公報には、以下のような実施例が記Rされて
いる。
0):芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジオール数ヘー
スにした高分子直鎖コポリエステルヒ、ドコサン酸とを
含む記録材料は、72℃に加熱して冷却すると安定した
透明性を示した。これは、77℃以上の温度{こ再加熱
するこヒ{こまってのみ不透明状態に戻すことができた
. ■:塩化ビニリデンおよびアクリDニトリロの共重合体
と、ドコサン酸と、流動性改善のためのフルオラッド潤
滑剤とを含む記録材料は、63℃にまで加熱(ノて冷却
するご安定した透明性を示した。これは、74℃以上の
温度{こ再加熱すること(こよりでのみ不透明状態{こ
戻すことができた。
■二塩化ビニルおよび酢酸ビニルの共重名体と、ドコサ
ノールεを含む記録材料は、68℃にまで加熱して冷却
すると安定した透明性を示した。これは、70℃以上の
温度に再加熱ずること1こよってのみ不透明状態に戻す
ことができた。
■:ポリエステルと、ドコサン酸と咎含む記録材料は、
72℃にまで加熱しで冷却すると安定し1と透明性を示
す。これは、77℃以上の温度(こ再加熱するここによ
ってのみ不透明状態に戻すことができた. また、特開昭57−82088号公報には、(イ)・・
・上記記録材料と同様な組或の記録材料中にレーザ光を
吸収することで発熱するカーポンブラックを含ませて構
成した熱可逆性光記録媒体、 (0)・・・レーザ光を吸収するこヒで発熱するカーボ
ンブラックを含んで構戊した発熱層と、該発熱庸上に設
けられ上述の記録材?4ヒ同様な組戒な有する記録材料
で構成した記録層とを具える熱可逆牲光記録媒体が夫々
開示されでいる。
さらに、この公報に{ま、この熱可逆性光記録媒体を用
いての、白濁(不透明状態)記録法及び透明記録法の2
つの記録方法が述べられでいる。第3図と、第4図(A
)及び(B)とを参照して、これらの記録方法につき簡
単に説明する。なお、第4図(A)は白濁記録法の説明
図、第4図(8)は透明記録法の説明図であり、いずれ
の図も熱可逆性光記録媒体の一部平面図及びその断面図
である。
■・・・先ず、白濁記録法Cこおいでは、最初、記録層
は全面透明状態とされる.透明状態でない場合は、この
熱可逆性光記録媒体が第3図中のT,−・T2の温度に
された後室温まで冷却され記録層は透明状態にされる.
その後、第4図(A)に示すように、記録層1lの記録
をさせたい領域11a(以下、記録領域11a . )
に対応する発熱層13の部分領域13a(こ、スポット
の小さなレーザー光が、記録領域11aの温度か第2図
中のT2以上の温度になるような条件で照射される.こ
の結果、記録領域11aのみが白濁状態(不透明状態)
になり記録が行なわれる.一方、この記録を消去するに
は、上記白濁領域に対応する発熱層の部分領域13aに
、白濁領域形戒時のスポットより大きなスポットでかつ
白濁領域形成時より弱いエネルギーのレーザー光が照射
ざれ、即ち記録層11の白濁領域の温度が第3図中のT
,〜T2の温度になるような条件でレーザ光が照射され
、白濁領域が透明状態に戻ざれる.なお、記録を消去す
る際のレーザ光のスポットを記録時の場合より大きくす
る理由は、白濁領域のみにレーザー光を再び照射するこ
とが難しいためである. ■・・・これに対し、透明記録法においては、最初記録
層11は全面不透明状態(白濁状態)とされる.白濁状
態でない場合は、熱可逆性光記録媒体が第3図中の12
以上の温度にされた後室温まで冷却され記録層は白濁状
態とされる.その後、記録層11の記録領tfilla
に対応する発熱層の部分領域13aに、スポットの小さ
なレーザー光が、記録領域11aの温度か第3図中のT
1〜丁2間の温度になるような条件で照射ざれる。この
結果、記録領tillaのみが透明状態になり記録が行
なわれる.一方、この記録を消去するには、記録層の透
明領域に対応する発熱層の部分領域に、透明領域形或時
のスポットより大きなスポットでかつ透明領域形或時よ
り強いエネルギーのレーザー光が照射ざれ、即ち記録層
の透明領域の温度が第3図中のT2以上の温度になるよ
うな条件でレーザ光か照射され、透明領域が白濁状態に
戻される.(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の熱可逆性光記録媒体は、これをT
2以上の温度に熱しその後冷却すると白濁状態に、また
、11〜T2間の温度に熱しその後冷却すると透明状態
になる特性を有するものであったため、白濁記録法及び
透明記録法夫々において、以下に説明するような問題点
を有するものであった. ■・・・白濁記録法において記録消去のために白濁W4
域(記録領域)を透明化する際は、白濁領域のみにレー
ザー光を再び照射することは非常1こ難しいため白濁領
域を含むそれより大きなスポット径のレーザ光を照射し
ていた.この際、白濁領域周辺は透明状態であるので、
透明状態の部分のほうが透過光が多くなりこの結果この
部分に対応する発熱層部分は発熱しやすくなり、よって
、白濁領域に対応する部分より温度が高くなる.このた
め、記録層の白濁領域の温度がT1〜T2になるように
レーザ光の照射条件を設定すると白濁領域の周囲の領域
の温度はT2以上になってしまい、記録領tifi (
白濁領域)は透明状態に戻せるがその反面周囲領域が白
濁してしまう.また、白濁領域の周囲の領域の温度が1
2に至らないようにレーザ光の照射条件を設定すると白
濁領域の温度はT,まで至らずこのため白濁領域を透明
化することができない.このように、いずれにしても完
全な消去は出来なかった. ■・・・一方、透明記録法においては、記録時のレーザ
光のスポット径が小さい程記録密度が向上する.しかし
、このような微小スポットの透明領域を形戊するには、
感熱層の非常に微小な領域の温度をT,〜T2の温度範
囲、特開昭55−154198号公報の記録材料の例で
云えば上記■のものにあっては(77−72)=5℃、
■のちのにあっては11℃、■のもの1こあっては2℃
、■のちのにあっては5℃というように2〜10数℃程
度の狭い温度範囲に設定しなければならず、このような
温度制御は非常に難しいという問題点があった. また、従来の熱可逆性光記録媒体では、透明状態および
不透明状態それぞれの透過率比(コントラスト)があま
り大きくないため、ざらに改良が望まれていた. この発明は、このような点に鑑みなされたものであり、
従ってこの発明の目的は、透明状態にできる温度範囲が
従来のものより広く、また、透明・不透明のコントラス
トが従来のものより大きい熱可逆性光記録媒体を提供す
ることにある.(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この出願の第一発明によれ
ば、71・リクス材及び有機低分子物質ヲ含む記錬屑こ
、光を吸収して発熱する発熱屠とを具える熱可逆性光記
録媒体(こa3いで、マト〜リクス材をスチレン・プタ
ジエン共重合体と1八有機低分子物質を飽和カルボン酸
としたことを特徴とする。
ま1と、この出願の第二発明(こよれば、マト・リクス
柑、有機低分子物質及び光を吸収し発熱する物Mj%含
有して成る熱可逆牲光記録媒体において、71−・リク
ス材をスチしン・ブタジエン共乗合体と(ノ、冑機低分
子物質を飽和力ルボシ酸ヒl.y 7とことを特徽とす
る。
なお、第一及び第二発明の実施に当たり用い得る飽和カ
ルポン酸としては、これに限られるものではないが、カ
ブリン酸、ラウリン酸、ミリスヂン酸、バルミチン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、へヘン酸、リグノセリン酸
等を挙げることが出来る。これらは炭素数が、10〜2
4の飽和カルボン酸に相当ずる。
ま゛1と、重策比て云って、マトリクス材1に対し飽和
カルポンMを1より多く含ませると記録層の戊膜が困難
となり、1/20より少なくすると熱可逆性が小さくな
るので、マトリクス材こ、飽和カルボン酸との混合比は
、1:1〜20:1の範囲内とするのが好適である。
また、第一発明の熱可逆性光記録媒体は、スチレン・ブ
タジエン共盪合体及び飽和カルボン酸(こ加え、記録層
の膜質を向上さゼる物震、潤滑牲を向土ざゼる物質等の
他の物賓を含むものであっても良い。また、第二発明の
熱可逆性光記録媒体も第一発明のものと同様1こ、当該
記録媒体の膜質を向上させる物質、潤滑牲を向コニさせ
る物質等の他の物質を乞゛むものであっても良い。
また、第一発明の実施(こ当たっで記録Nを基板等に形
威する際、ま1と、第二発明の実施(こ当たって熱可逆
性光記録媒体を基板等(こ形或する際、塗布液を調整す
る場合がある、その際{こは、マトリクス材および飽和
カルボン酸泡溶剤(こ溶かして塗布溶液を得るのが良い
.そ【ノで、この溶剤としでは、これに限られるもので
はないが、テトラヒド07ラン、メチルエヂルケトン、
メチルインブチルケ1−・ン、ク0ロホルム、四塩化炭
素、エタノール、1・ルエンおよびベンゼン等の中から
選ばれた1種砦用いるかまたは2 I!以上を混合lノ
で用いるのか良い。また、塗布溶液は、必要とあれば加
熱して用いでも良い。
(作用) このような構成によれば、第一及び第二発明の熱可逆牲
光記録媒体夫々は、特定温度T,以上(但(八丁3以上
といってもマトリクス材の溶融点温度より低い温度であ
る)に加熱し1と後に冷却することCこより最大透明度
を示し、T,より低い一定温度範囲内の温度(T,〜T
2)で加熱した後冷却するここにより最小透明度を示す
.従って、透明状態を形成する温度範囲と、不透明状態
を形戊する温度範囲ヒか、従来のものに比1ノ逆転した
熱可逆牲光記録媒体が得られる. (実施例) 以下、図面壱参照してこの発明の熱可逆性光記録媒体の
実施例(v.つき説明する.なお、説明(こ用いる図は
この発明を理解出来る程度1こ各稠成成分の寸法、形状
及び配置開係を概略的(こ示しである。また、この実施
例で述べる使用材料および数値的条件はこの発明の範囲
内の単なる一例にすぎず、従って、この発明がこれら使
用祠料および数値的条件にのみ限定されるものでないこ
とは理解されたい. 熱』迦ソL虹駐録−沫41リ作−製 ます、スチレン・ブタジエン共重合体としてこの実施例
では加化或工業製のアスマー(商品名)を用意する。ま
た、飽和カルポン酸としてこの実施例ではステアリン酸
薮用意する.また、光を吸収し発熱する物質こしてこの
実施例ではカーポンブラックを用意する。
次に、アスマー2重量部と、ステアリン酸1蚤量部仁を
、20重量部のテト・ラヒトロフラン(以下、THEと
略称する)に滞解させて、実施例の記録層形成用の塗布
溶液を調整する.また、ポリビニルブチラール(セキス
イ化学工業(株)製工スレック(商品名))1重量部と
、カーボンブラック0.02重量部とを、10重量部の
T目「に加えて、実施例の発熱層形或用の塗布溶液を調
整する。
一方、ステアリン酸ヲ用いないこと以外は実施例と全く
同様にして、すなわち、アスマー2重量部を20重量の
丁目Fに溶解させて、比較例1の記録層形成用の塗布溶
液を調整する. また、アスマーの代わりに2重量部の塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体(ユニオン・カーバイト社(tJCC)
製のVYHH)@用いたこと以外は実施例と全く同様に
して比較例2の記録層形成用の塗布溶液を調整する. 次に、スピン・コート法により、ポリメチルメタクリレ
ート基板上に実施例の発熱層用の塗布溶液を所定の厚さ
に塗布する.その後、この基板をT目「を除去出来る程
度の温度及び時間で乾燥する.これにより、発熱層を有
する基板が得られる. 次に、スビンコート法により、実施例、比較例1および
比較例2の記録層形成用の塗布溶液を、各塗布溶液毎に
別々に用意した上記発熱層付きポリメチルメタクリレー
ト基板の発熱層上に同じ厚みに塗布する. 次に、塗布の終了したこれら基板を90℃の温度で大気
雰囲気中でそれぞれ乾燥する.この乾燥時間は、溶剤で
あるTHFを除去できる時間とする. このようにして、実施例、比較例1および比較例2の熱
可逆性光記録媒体(以下、試料と略称することもある.
)を形或する.第1図(A)は、これら試料を概略的(
こ示した断面図である.図中21は基板、23は発熱層
、25は光を吸収し発熱する物質、27は記録層である
. 熟j1はしl激定 次に、実施例、比較例1および比較例2の各試料を直接
加熱しその際の温度変化に対する各試料の透明度変化を
測定する. 第2図は、実施例の試料の、温度に対する透明度変化の
ヒステリシス曲線を、縦軸に透過率および横軸に温度を
とって示した図である.第1図からも理解できるように
、実施例の試料は、これを70℃からアスマーの溶融点
温度である120”Cまでの範囲内の温度に熱した場合
透明状態となり、これをそのまま室温(約25℃)まで
冷却すると、透明状態に固定される.ざらに、実施例の
試料は、これを57〜68℃の範囲内の温度に熱した場
合不透明状態となり、これをそのまま室温まで冷却する
と不透明状態に固定ざれる. また、この実施例の試料の透明状態と不透明状態との透
過率比(この場合波長550nmの光に対する透過率比
)で示したコントラストは、4.2であることがわかっ
た. 一方、比較例1の試料は、形或後においてそもそも透明
であり、しかも、この試料の温度を20〜120℃の範
囲に亘って変化させても不透明状態にはならないことが
わかった.すなわち、記録材料としての属性は示さない
ことがわかった.また、比較例2の試料の温度に対する
透明度変化のヒステリシス曲線は、M3図に示した従来
の特性と同様なものであり、透明状態が得られる温度範
囲は67〜70℃と非常に狭いものであることがわかっ
た.また、比較例2の試料のコントラストは2.9であ
ることがわかった. 従って、この発明の熱可逆性光記録媒体は、比較例2の
ものに比し、透明状態にできる温度範囲が約17倍程度
と広く、また先に述べた特開昭55−154198号公
報に開示の従来の記録材料の最大の温度範囲である10
数℃に比べても約3倍程度も広くざらに、コントラスト
も比較例2の試料に比し約1.5倍も改善されることが
わかる. ゝ′こ   ,    S 次に、実施例の熱可逆性光記録媒体の光による記録、再
生及び消去動作につき以下のように確認する.なお、実
施例の熱可逆性光記録媒体は、作製時は、白濁状態であ
る.従って、記録、再生、消去の各動作説明を、透明記
録法の例により行なう。しかし、この熱可逆性光記録媒
体は、由濁記録法で用いるここも勿論出来る.なお、先
源と1ノでは、発振波長が820nmのAβGaAs半
導体レーザを用いる. く記鋒動作〉 実施例の試料に苅し記録屠27(第1図(A)参照)の
上方から上記l/−ザの光を、レーザ出力を6rnW、
ビーム径泡10um,l/−ザ照射時間をo.lmse
cこした条件で照射1ノたこころ、発熱F@23が第2
図中の13以上の温度{こ相当する約100℃に加熱さ
れ、これと接する記録麿27の部分に直径1 0 u 
mの透明部が形或出来た。この際、記録1l27の透明
部周辺領域は、その温度が第2園中のT。以下であり、
0濁状態のままであった。以上のことから、透明のヒッ
トの記録が行なえることが確認出来た。
く再生動作〉 上述のよう(こ記録を終えた実施例の試料に対し上記レ
ーザの光をレーザ出力を2rr+Wに落しどーム径を5
umとした条件で照射1ノ1,:ところ、発熱による温
度上昇1.t透明部及び白濁部いずれ{こおいても第2
図中のT。以下であり、透明序の変化は全く生しなかつ
7X′:9また、基板21(第1図(A)参照)がこの
レーザ光に対し透明(透過率93%)なボリメチルメタ
クリレートである1とめ、レーザ光が試料の透明部1こ
入射1ノブ.:場合は基板下{こ楡かれ1.:受光部に
達]ノ読み取りが行なわれ1,:@しかし、レーザ光が
試料の由濁部に入射1ノた場合はレーザ光は試料(こよ
り吸収され受光部には達lノない。この結果、透明部及
び由濁部間で異なる信号が得られるので、記録の読み取
りすなわち再主が可能であるこピが確認出来た。
く消去動作〉 記録を終えた実施例の試料の透明部を含む領域に対し上
記1/−ザの光をレーザ出力t4mWとしビーム径を2
0umとした条件で照射した。この結果、発熱層の透明
部に対応する部分の温度は第2図中のTI−T2の間の
温度(この場合約65℃)となったが、レーザ照射を受
けた領域の透明部以外の発熱M部分は、白濁部を介(ノ
てレーザ光を受けるためレーザ光による発熱が有効に生
Oずその温度は透明部下より低い然も第2図中のT。
以下の温度(この場合55℃)となった,従って、白濁
部はそのままの状態で透明部のみを由濁状態(こ度すこ
とが出来、記録の消去が司能であることが確認出来た. なお、この発明の熱可逆性光記録媒体は、以下に説明す
るような変更及び変形を加えるここが出来る。
上述の熱可逆性光記録媒体{こおいでは、記録層はそれ
目体が発熱する構或ではなく発熱層からの熱壱受けて透
明度が変化するものであった.しかし、光を吸収し発熱
する物lRを記録層中に分散させ発熱効率の向f.を図
るようにしでも良い.第1図(8)は、そのような熱可
逆性光記録媒体の横成壱概略的に示した断面図である.
記録層27中にもカーボンブラック25ヲ分散させてあ
る.また、第1図(A)またはCB)を用いて説明した
各熱可逆性光記録媒体は、記鋒Sご、発熱屠とをそれぞ
れ別々に有するものであった,しかし、記録層が発熱層
をも兼ねた熱可逆性光記録媒体であっても良い,M1図
(C)は、このような熱可逆性光記録媒体の構或即ち第
二発明の実施例の熱可逆牲光記録媒体の構或を概略的に
示した断面図である.これによれば、基板21上に第一
発明1こ係る記録層27を具え、この記録層27中には
光を吸収し発熱するカーポンブラック25を含んでいる
.この第二発明の構成1こよっても第一発明と同様な効
果を得ることが出来る. また、上述の実施例は、熱可逆牲光記録媒体を基板を具
えるものとして説明した.しかし、設計fこよっては基
板を発熱層a体で構成したり、記録層自体で構成するよ
うに1ノでも勿論良い。
また、発熱層及び記録層を具える熱可逆性光記録媒体の
場合の実施例では、基板側から順に発熱発熱層及び記8
Nを具えでいたが、設計(こよっではこの順番を変更し
でも良い. (発明の効果) 上述した説明からも明らかなよう(こ、この出願の第一
及び第二発明の熱可逆性光記録媒体によれば、特定温度
T3以上(但し、13以上といつてもマトリクス材の溶
融点温度より低い温度である)に加熱した後に冷却する
ことにより最大透明度を示し、T3より低い一定温度範
囲内の温度(T,〜T2)で加熱した後冷却することに
より最小透明度を示すというように、従来に比し、透明
状態を形戊する温度範囲と、不透明状態を形或する温度
範囲とが逆転した特性が得られる.従って、 ■・・・例えば透明記録法により記!!を行なう場合、
従来の熱可逆性光記録媒体では透明部形或のために当該
媒体を非常に狭い温度範囲(最大でも10数度の範囲)
内の温度に設定する必要があったが、本発明では発熱層
の所望部分の温度をT3以上(但しマトリクス材の溶融
温度以下)にしさえすれば良い. ■・・・また、透明記録法において透明部の白濁化(記
録消去)を行なう場合、この発明の熱可逆性光記録媒体
では透明部に対応する発熱層部分の温度!T+−Tzの
範囲(実施例で云えば57〜68℃)の温度に制御する
必要がある.しかしこの際、透明部以外の発熱層部分は
白濁部の下に在るので透明部白濁化のためにレーザ光の
スポットを透明部面積より大きくしても、透明部以外の
発熱層部分の温度が13以上になる心配はない.従って
、消去においては透明部の温度制御のみを配慮すれば良
い. ■・・・また、この発明の熱可逆性光記録媒体を白濁記
録法に適用した場合、白濁点の消去は発熱層全体を13
以上の温度にするだけで行なえる.このようにこの発明
の熱可逆性光記録媒体は、記録法の違いにかかわらず、
記録、消去を従来のものに比し確実にかつ容易に行なう
ことが出来る. ざらに従来のものに比しコントラストも改善ざれている
ので、再生時の信頼性も高まる.また、金属系材料を用
いた熟光磁気記録媒体よりも安価であり然も透明ビット
不透明ビットの差が大きいので再生信頼性も高い. 従って、この発明の熱可逆性光記録媒体は、コンピュー
ターのファイル等特に書き替え可能な光記録媒体として
用いて好適である.
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、第一発明の熱可逆牲光記録媒体を示す
断面図、 第1図(B)は、第一発明の他の実施例を示す図、 第1図(C)は、第二発明の実施例を示す図、第2図は
、この発明の熱可逆性光記録媒体のヒステリシス曲線、 第3図は、従来の熱可逆性光記録媒体のヒステリシス曲
線、 第4図(A)は、熱可逆牲光記録媒体における白濁記録
法の説明に供する図、 第4図(B)は、熱可逆性光記録媒体における透明記録
法の説明に供する図である. 11・・・記録層、     lla・・・記録領域1
3・・・発熱層、      13a・・・発熱層の部
分W4域21・・・基板、 23・・・発熱層 25・・・光を吸収し発熱する物質 27−・記録層. 特 許 出 願 人 沖電気工業株式会社 この発明の熱可逆性光記録媒体のヒステリシス曲線第2 図 温度 従来の熱可逆牲光紀8媒体のヒステソシス@線第3図 }}記録屠 11a記録領域 13発熱層 13a発熱層の部分領域 由濁記録法の説明1こ供する図 透明紀録法の説明に供する図 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マトリクス材及び有機低分子物質を含む記録層と
    、光を吸収して発熱する発熱層とを具える熱可逆性光記
    録媒体において、 マトリクス材をスチレン・ブタジエン共重合体とし、有
    機低分子物質を飽和カルボン酸としたこと を特徴とする熱可逆性光記録媒体。
  2. (2)前記記録層中に、光を吸収し発熱する物質を含有
    させたことを特徴とする請求項1に記載の熱可逆牲光記
    録媒体。
  3. (3)マトリクス材、有機低分子物質及び光を吸収し発
    熱する物質を含有して成る熱可逆性光記録媒体において
    、 マトリクス材をスチレン・ブタジエン共重合体とし、有
    機低分子物質を飽和カルボン酸としたこを特徴とする熱
    可逆性光記録媒体。
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US07/613,128 US5157011A (en) 1989-11-17 1990-11-15 Thermoreversible recording medium, apparatus utilizing the same and method for fabricating the same
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018220840A1 (ja) * 2017-06-02 2018-12-06 堺ディスプレイプロダクト株式会社 表示パネル用検査装置および表示パネル用検査方法

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