JPH03168513A

JPH03168513A - 流動床焼却炉の運転方法

Info

Publication number: JPH03168513A
Application number: JP30657789A
Authority: JP
Inventors: Miki Yamagishi; 山岸　三樹; Takashi Yokoyama; 隆横山; Yasuo Suzuki; 康夫鈴木; Haruto Tsuboi; 坪井　晴人; Takashi Noto; 隆能登; Masaaki Kawakami; 川上　雅章; Satoshi Fujii; 聡藤井
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1989-11-28
Filing date: 1989-11-28
Publication date: 1991-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野ゴ本発明は、流動床焼却炉の運転方法に関するものである
。

［従来の技術］流動床焼却炉１は、第３図に示すように、炉内下部に循
環供給される流動砂からなる流動床２の流動砂を予め６
００℃程度に加熱しておき、流動化空気３により砂を流
動させた状態で、投入シュート５から投入される被燃焼
物を短時間に燃焼させる。そして、流動床２で完全燃焼
しなかった未燃ガスはフリーボード部６に供給される二
次燃焼空気４により燃焼され、排ガスは炉頂部から排出
されるようになっている。

一方、被燃焼物中の不燃物は流動砂と共に炉の底部から
炉外に排出される。そして、流動砂は分離されて、炉内
に再循環されるようになっている。

そして、この流動床焼却炉の燃焼状態を制御するのに、
例えば特開昭５　３　−　１　４　８　１　６　５．号
に開示されているように、排ガス中の酸素濃度を検出し
て、例えば生ゴミ等の被燃焼物の供給量を制御する方法
がとられている。

［解決しようとする課題コところで、例えば投入シュートから一時に多量の被燃焼
物が炉内に投入された場合、流動床での燃焼は上述のよ
うに短時間になされるので、燃焼空気が不足して多量の
未燃ガスが発生することがある。そして、この多量の未
燃ガスはフリーボード部でも完全に燃焼されないまま炉
外に排出されるようになる。この排ガス中の酸素濃度は
低下し、例えばＣＯ等の有害ガスが含まれており、環境
管理上問題がある。

この様な場合、上記のような排ガス中の酸素濃度により
炉の操業を管理しようとしても、現状の酸素濃度計では
測定に数十秒の遅れがあるので、短時間における燃焼状
態の変化に対応することができない。

本発明は上記のような問題点を解消できるようにした流
動床焼却炉の運転方法を提供することを課題とするもの
である。

［課題を解決するための手段］本発明の流動床焼却炉の運転方法は、流動床焼却炉にお
いて、急激な燃焼が起こったことを炉圧の上昇により検
知して、被燃焼物の供給装置を所定時間停止、或いは減
速させ、且つ流動床部に供給される一次燃焼空気として
の流動化空気量を所定時間減少させると共に、フリーボ
ード部に供給される二次燃焼空気量を所定時間増加させ
ることを特徴とするものである。

［作用コ炉内で急激な燃焼が起ると、それに伴い炉圧が上昇する
。この炉圧の上昇は炉圧計により遅れ無く検出すること
ができる。そこで、炉圧の上昇を検知し、被燃焼物の供
給装置を所定時間停止させることにより、炉内で急激な
燃焼が続いて起こり、未燃ガスが発生することを防止す
る。或いは、供給装置を所定時間減速させることにより
、燃焼物の供給を少なくして、上記と同様な作用を行わ
せる。更に、流動床部に供給される一次燃焼空気として
の流動化空気量を所定時間減少させることにより、流動
床での急激な燃焼を抑制する。同時に、フリーボード部
に供給される二次燃焼空気量を所定時間増加させること
により、流動床からの未燃ガスを完全に燃焼させる。

こうして、未燃ガスの炉外への排出を完全に防止するこ
とができる。

Ｃ実施例コ以下、本発明方法の一実施例を図面を参照して説明する
。

被燃焼物は供給装置７により投入シュート５を介して焼
却炉に供給されるようになっている。この供給装置７は
、例えば実開昭６２−２０４１３６号に開示されている
ように、回転式分散機８を有している。そして、焼却炉
の頂部に炉圧調節計１１が設けられ、この調節計からの
信号により、供給装置７の停止、減速等の制御がなされ
るようになっている。

また二次燃焼空気管４及び流動化空気管３に、それぞれ
流，量制御弁１２、１３が設けられている。

そして、上記調節計１１からの信号により、これら制御
弁１２、１３がそれぞれ駆動されるようになっている。

そして、従来、例えば第２図（ａ）に示すように、急激
な燃焼が起って、炉圧が急上昇した場合、燃焼空気が不
足してその結果が、計器の遅れにより（ｂ）に示すよう
に排ガス中の酸素濃度の低下として約１分程度遅れて現
れる。

そこで、このような場合、炉圧が設定点Ｐを越えたこと
を調節計１１により検出し、例えば（ｃ）に示すように
、被燃焼物の供給装置７を所定時間停止させることによ
り、炉内で急激な燃焼が続いて起こることを防止する。

或いは、供給装置７を所定時間減速させてることにより
、燃焼物の供給を少なくして、未燃ガスの発生を防止す
る。更に、制御弁１３を動作させて、（ｄ）に示すよう
に、流動床部に供給される一次燃焼空気としての流動化
空気量を所定時間減少させることにより、砂中での急激
な燃焼を抑制する。同時に、制御弁１２を（ｅ）に示す
ように動作させ、フリーボード部に供給される二次燃焼
空気量を所定時間増加させることにより、流動床からの
未燃ガスを完全に燃焼させる。

［発明の効果］本発明の流動床焼却炉の運転方法は上記のようなもので
、炉内で急激な燃焼が起ると、それに伴い炉圧が上昇す
る。この炉圧の上昇は炉圧計により遅れ無く検出するこ
とができる。そこで、炉圧の上昇を検知し、被燃焼物の
供給装置を所定時間停止させることにより、炉内で急激
な燃焼が続いて起き、未燃ガスが発生することを防止す
る。或いは、供給装置を所定時間減速させてることによ
り、燃焼物の供給を少なくして、上記と同様な作用を行
わせる。更に、流動床部に供給される一次燃焼空気とし
ての流動化空気量を所定時間減少させることにより、流
動床での急激な燃焼を抑制する。同時に、フリーボード
部に供給される二次燃焼空気量を所定時間増加させるこ
とにより、流動床からの未燃ガスを完全に燃焼させる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施する場合の装置構成の一例を
示す説明図、第２図（ａ）は炉圧の変動状況を示す説明
図、（ｂ）は（ａ）の炉圧変動に対応した排ガス中の酸
素濃度の変動状ａの説明図（実線は従来の場合、破線は
本発明方法による場合）、（ｃ）、（ｄ）及び（ｅ）は
それぞれ＜ａ）に対応して披燃焼物供給装置、一次燃焼
空気量及び二次燃焼空気量を制御した状況を示す説明図
、第３図は流動床焼却炉の説明図である。７・・・被燃焼物供給装置、１１・・・炉圧調節計、１
２・・・二次燃焼空気量制御弁、１３・・・一次燃焼空
気量制御弁。

Claims

【特許請求の範囲】

流動床焼却炉において、急激な燃焼が起こったことを炉
圧の上昇により検知して、被燃焼物の供給装置を所定時
間停止、或いは減速させ、且つ流動床部に供給される一
次燃焼空気としての流動化空気量を所定時間減少させる
と共に、フリーボード部に供給される二次燃焼空気量を
所定時間増加させることを特徴とする流動床焼却炉の運
転方法。