JPH031677A - 映像モニタ付磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は映像モニタ装置を内蔵した磁気記録再生装置に
係り、特に液晶表示装置等を映像モニタとして用いた携
帯用ビデオテープレコーダのように、消費電力の低減が
要求される映像モニタ付磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）等の磁気記録再生装置
に記録した映像信号をモニタするには別途にモニタ手段
を接続するのが一般的である。

カメラ一体型ＶＴＲのように屋外に携帯して使用するも
のにおいては、電子ビューファインダでのモニタは撮像
時の短時間の映像確認には有効であるが、撮像した映像
を本格的にモニタするのには適していない。そこで、フ
ァインダとは別途に液晶表示装置（液晶モニタ）を付加
または内蔵させた映像モニタ装置搭載の磁気記録再生装
置が出現している。

なお、この種の装置に関連するものとしては、学習研究
社発行ｒＶＩＤＥｏ　　ＣＡＰＡＪ第４巻第８号（昭和
６３年８月）第１６頁の記載を挙げることができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の技術においては、内蔵する液晶モニタは、装
置全体の小型化の制約を考慮しても、少なくとも３イン
チサイズのものとしなければモニタとしての利便性を発
揮できない。そして、モニタのサイズが大きくなれば必
然的的に消費電力も多くなる。

また、最近のこの種の装置はビデオ信号記録トラックに
時間軸を圧縮したＰＣＭ音声信号を記録できるようにし
たものもある。このような装置においては、音声信号の
再生時に内蔵の映像モニタを動作させることは消費電力
の無駄を招く。

本発明の目的は、映像モニタを内蔵し、ビデオトラック
に音声信号を記録可能としたものにおいて、再生信号が
音声信号のみである場合には映像モニタの動作を自動的
にオフとすることにより、消費電力を低減させた映像モ
ニタ付磁気記録再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、映像信号記録トラックに音声信号を記録す
る際に、記録する音声信号と共に映像信号判別信号を記
録する手段と、再生時にこの判別信号を検出する映像信
号判別手段と、検出した映像信号判別信号で映像モニタ
の動作を停止させる手段を設けたことにより達成される
。

〔作用〕

映像信号判別手段は再生信号から映像信号が含まれてい
るか否かを判別し、映像信号が含まれていないと判断し
た場合には判別手段から映像モニタに制御信号を与えて
、映像モニタの電源を遮断して該映像モニタの動作をオ
フさせる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明による映像モニタ付磁気記録再生装置の
第１実施例を説明するシステムブロック図であって、１
は磁気テープ、２は磁気ヘッド、３は再生プリアンプ、
４は映像信号処理回路、５ばビデオ出力アンプ、６は内
蔵の液晶モニタ（映像モニタ）、７はビデオ信号出力端
子、８は音声処理回路、９は内蔵のモニタスピーカ、１
０は音声出力アンプ、１１は音声信号出力端子、１２は
映像モニタ付磁気記録再生装置、１３は再生信号から輝
度ＦＭ信号のみを取り出すＢＰＦ　、１４は再生映像信
号から同期信号のみを取り出す同期分離回路、１５はＢ
ＰＦ１３と同期分離回路１４の出力を受けて映像信号の
有無を判別する映像信号判別回路である。

また、第２図は第１図において記録される信号のフォー
マットの一例を説明するための周波数分布図であり、こ
こでは所謂８ミリビデオを例として示す。

同図において、２１はトラッキング制御のためのパイロ
ット信号、２２は低域変換されたクロマ信号、２３は周
波数変調された音声信号、２４は周波数変調された映像
輝度信号である。

第１図において、磁気テープ１からは第２図に示したよ
うなフォーマットの信号が磁気ヘッド２により再生され
、再生プリアンプ３で増幅後音声信号処理回路（オーデ
ィオ信号処理回路）８と映像信号処理回路（ビデオ信号
処理回路）４に印加される。オーディオ信号処理図！８
では第２図に示した信号から周波数変調音声信号２３の
みが取り出され、周波数復調、雑音低減等の処理が施さ
れてモニタスピーカ９に出力されると共に音声出力アン
プ１０を介して音声信号出力端子１１に出力される。

一方、再生信号はビデオ信号処理回路４で複合映像信号
に処理され、映像モニタ６に供給されると共に、ビデオ
出力アンプ５を介してビデオ出力端子７に出力される。

また、ビデオ信号処理回路４には周波数変調された映像
輝度信号２４を取り出すＢＰＦ　１３または映像信号の
同期信号を取り出す同期分離回路１４の少なくとも一方
を設け、ＢＰＦ１３による映像信号の輝度信号または映
像信号の同期信号の少なくとも一方を取り出し、再生信
号中にこれらの少なくとも一方が存在する場合は、これ
を映像信号判別回路１５が判別し、判別信号を制御信号
として映像モニタ６に印加して該映像モニタ６への電源
供給を遮断して映像モニタ６の動作をオフする。

また、この制御信号はビデオ出力アンプ５にも印加され
、ビデオアンプ５の動作を停止させることで映像出力回
路の電力消費を抑える。

すなわち、ビデオ信号処理回路４に入力される再生信号
の周波数分布（フォーマット）は第２図に示したような
ものである。この再生信号のうちの輝度ＦＭ信号成分（
８ミリビデオの場合は、４゜２　Ｍｔｌｚ〜５．４　Ｍ
Ｈｚ）をＢＰＦ１３が取り出して判別回路１５に与える
。判別回路１５はこの輝度ＦＭ輝度信号成分が存在する
か否かを判断し、存在しない場合は映像モニタ６および
ビデオ出力アンプ５の動作を停止させるための制御信号
を出力し、存在する場合には映像モニタ６およびビデオ
出力アンプ５の動作信号を制御信号として出力するもの
である。

なお、同期分離回路１４は映像信号中の同期信号を検出
してこれを抽出するものであり、この同期分離回路１４
を設けた場合は判別回路１５はこの同期信号の有無に応
じて上記と同様の制御信号を発生する。ＢＰＦ１３と同
期分離回路１４を共に設けてもよい。

上記した第１図の実施例では、８ミリビデオを例として
音声信号が映像信号と同一磁気ヘッドで再生される場合
について説明したが、ＶＨ３方式のように音声信号用磁
気ヘッドと映像信号用磁気ヘッドが別個に設けられてい
る方式のものにおいても同様である。

８ミリビデオでは再生音声の高品質化を図るため、アナ
ログ音声信号をデジタル信号に変換し、■フィールド期
間毎に時間軸圧縮して映像信号記録トラックの延長であ
り少なくとも２つの回転ヘッドが同時に磁気テープ上を
走査している期間（オーバラップ期間）に形成されるト
ラック区間にＰＣＭ記録するようにしたものがある。

第３図は上記音声ＰＣＭ記録フォーマットによるトラッ
クパターン図である。（これをＡＶ記録モードと称する
） 同図に示したような音声信号の時間軸圧縮ＰＣＭ記録対
応のＶＴＲにおいて、本来映像信号が記録されるトラッ
クにも時間軸圧縮ＰＣＭ音声信号を記録するようにした
方式がある。（これをＰＣＭマルチトラック記録方式と
称する） この方式は映像信号記録トラックを、たとえば５等分に
分割し、分割したそれぞれの分割トラックに時間軸圧縮
ＰＣＭ音声信号を記録することによりオーバラップ期間
を含めて合計６つのＰＣＭ音声トラックを形成するもに
である。したがって、このＶＴＲをオーディオ専用機と
して使用する場合は、通常のビデオ用として使用する場
合の６倍の記録時間が得られ、高品位なＰＣＭ音声信号
の長時間記録再生を行うことができる。

第４図は第３図の記録フォーマットによるトラックパタ
ーン図である。（これをＡＡ記録モードと称する） 第′３図に示したＡＶ記録モードのトラックパターンに
おいて、符号ａ　％　ｆはたとえば下記第１表に示した
ようなフォーマットで記録される。

第１表 したとおりである。

第２表 これに対し、ＡＡ記録モードにおける各トラフ　　　こ
のＡＡ記録モードのフォー７ツトが第３図おりのフォー
マットは第４図および下記第２表に示　　よび第１表に
示したＡＶ記録モードのフォー７ツトと異なる個所は、
各トラックの後部にインデックスエリアｈを設けたこと
である。このインデックスエリアｈは第３図に示したＡ
Ｖ記録モード時のアフターレコーディング用マージンエ
リアＣおよびビデオオーバーラツプエリアｄの一部をイ
ンデックス信号の記録に割り当てたものである。

なお、第４図におけるｇはセパレーションエリアで、デ
ータエリアとインデックスエリアを分離するためのもの
であり、またｉはガード・エリアで、各トラックを分離
するためのものである。

上記インデックス信号は再生時にＡＶ記録モードである
か、ＡＡ記録モードであるかを判別するために用いるも
ので、ＡＶ記録モード時はＰＣＭデータの“１”である
５、７９ＭＨｚ単一周波数信号が記録される。そして、
ＡＡ記録モード時はＰＣＭデータの“０″である２、８
９５ＭＨｚ単一周波数信号が記録される。

以上のように、インデックスエリアを常に監視すること
により、ＡＶ記録か、ＡＡ記録かの判断を行うことがで
きる。

第５図は上記第３図、第４図で説明した本発明の第２実
施例のシステムブロック図であって、■は磁気テープ、
２は磁気ヘッド、３は再生プリアンプ、４はビデオ信号
処理回路、５はビデオ出力アンプ、６は内蔵の液晶モニ
タ、７はビデオ信号出力端子、９は内蔵のモニタスピー
カ、１０は音声出力アンプ、１１は音声信号出力端子、
５１はＰＣＭ音声信号処理回路、５２はＡＶ記録モード
か、　ＡＡ記録モードかを判別する判別回路である。

同図において、磁気テープ１から磁気へフド２゜再生プ
リアンプ３を介して再生された信号は、ビデオ信号処理
回路４．ＰＣＭ音声信号処理回路５１に印加される。

ＰＣＭ音声信号処理回路５１で上記したインデックスエ
リアｈを監視し、判別回路５２でＡＡ記録モードである
と判別した場合は、該判別回路５２からｆｌｉｌＪｌｉ
ｌ信号が図中点線で示したようにビデオ出力アンプ５と
液晶モニタ６に出力される。

ビデオ出力アンプ５と液晶モニタ６はこの制御信号によ
り動作が停止される。

上記第３図、第４図に示したように、本実施例ではＡＶ
記録モードとＡＡ記録モードの判別のためにインデック
スエリアを設けているが、１３ｍｍビデオの場合は、低
域変換クロマ信号の下側にトラッキングを制御するため
の前記第２図に示したようなハイロット信号（ｆ＋、ｆ
ｚ、ｆｚ、ｆａ　）２１を記録するようになっており、
このパイロット信号と低域変換クロマ信号との間に、新
たにモード識別のための単一周波数信号ｆ、（たとえば
、２００ＫＨｚ）を設け、この単一周波数信号ｆ、の有
無によりモード判別をするように構成することも可能で
ある。その場合の制御動作は上記第３図と同様である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、映像モニタを内
蔵搭載した携帯用ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）等の
磁気記録再生装置において、記録信号中に映像信号が存
在するか否かを判別する映像信号判別手段を設け、この
映像信号判別手段が映像信号の有無を判別したときに出
力される制御信号により、映像信号が無い場合は映像モ
ニタ装置の動作を停止させるようにしたので、磁気記録
再生装置に音声情報のみが記録されている場合には再生
時に映像モニタ装置の消費電力骨を節約できる。

記録方式がＰＣＭマルチトラック記録方式の場合には、
ＰＣＭ信号処理により音声信号のみが記録されたＰＣＭ
マルチトラック記録方式か否かを判別する判別手段を設
け、この判別手段の判別出力を制御信号としてＰＣＭマ
ルチトラック記録方式であると判別された場合は映像モ
ニタ装置の動作を停止させるようにして再生時に映像モ
ニタ装置の消費電力を節約できる。

これにより、バッテリー容量を低減させて磁気記録再生
装置の小型・軽量化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像モニタ付磁気記録再生装置の
第１実施例を説明するシステムブロック図、第２図は第
１図において記録される信号のフォーマットの一例を説
明するための周波数分布図、第３図は上記音声ＰＣＭ記
録フォーマットによるトラックパターン図、第４図は第
３図の記録フォーマットによるトラックパターン図、第
５図は本発明の第２実施例のシステムブロック図である
。 酩　１　図 ■・・・・磁気テープ、２・・・・磁気ヘッド、３・・
・・再生プリアンプ、４・・・・映像信号処理回路、５
・・・・ビデオ出力アンプ、６・・・・内蔵の液晶モニ
タ（映像モニタ）、７・・・・ビデオ信号出力端子、８
・・・・音声処理回路、９・・・・内蔵のモニタスピー
カ、１０・・・・音声出力アンプ、１１・・・・音声信
号出力端子、１２・・・・映像モニタ付磁気記録再生装
置、１３・・・・ＢＰＦ　、１４・・・・同期分離回路
、１５・・・・映像信号判別回路。 コ 第 ３図 第 ５図 第 ４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、映像信号および音声信号を記録再生する手段と、映
   像信号および音声信号をモニタするモニタ手段とを備え
   た映像モニタ付磁気記録再生装置において、映像信号を
   検出する映像信号判別手段を設け、この映像信号判別手
   段の判別出力を制御信号として上記映像信号をモニタす
   るモニタ手段の動作をオン／オフするよう構成したこと
   を特徴とする映像モニタ付磁気記録再生装置。 ２、ヘリカル走査で形成される記録トラックを、該トラ
   ックの長手方向に二分割し、該分割された第１のトラッ
   クに映像信号を記録再生し、第２のトラックに少なくと
   も時間軸圧縮ＰＣＭ音声信号を記録再生する第１の記録
   再生手段と、上記第１のトラックを複数に分割し、分割
   したそれぞれの分割トラックに少なくとも上記第２のト
   ラックに記録再生される時間軸圧縮ＰＣＭ音声信号と同
   様の記録フォーマットの時間軸圧縮ＰＣＭ音声信号を記
   録再生する第２の記録再生手段と、上記映像信号および
   上記音声信号をモニタするモニタ手段とを備えた映像モ
   ニタ付磁気記録再生装置において、前記複数に分割され
   た分割トラックのそれぞれに記録された信号が時間軸圧
   縮ＰＣＭ音声信号の記録であることを示す識別情報を該
   時間軸圧縮ＰＣＭ音声信号の記録と同時に記録するする
   と共に再生時に上記識別情報を検出する識別情報検出手
   段と、該識別情報検出手段の出力の有／無により前記映
   像信号をモニタするモニタ手段の動作をオフ／オンする
   映像モニタ制御手段とを設けたことを特徴とする映像モ
   ニタ付磁気記録再生装置。