JPH03167218A - 環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物 - Google Patents

環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物

Info

Publication number
JPH03167218A
JPH03167218A JP30682389A JP30682389A JPH03167218A JP H03167218 A JPH03167218 A JP H03167218A JP 30682389 A JP30682389 A JP 30682389A JP 30682389 A JP30682389 A JP 30682389A JP H03167218 A JPH03167218 A JP H03167218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
cyclic oligomer
plasticizer
oligomer
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30682389A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Yukinari
行成 俊光
Norimitsu Okamoto
岡本 法円
Chikafumi Kayano
茅野 慎史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP30682389A priority Critical patent/JPH03167218A/ja
Publication of JPH03167218A publication Critical patent/JPH03167218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業1二の利用分野] 本発明は,環状オリゴマー、これを主成分とする招脂用
0丁塑剤ならびにこれを含イ1する樹脂組成物に関する
. さらに詳しくは、本発明は,耐熱性,耐熱分解性、耐揮
発等に優れた新規な環状オリゴマーであって,たとえば
樹脂に添加して高氾で溶融戒形しても,褌発したり分解
することがなくしかも1一分な対高分子可塑化効果をイ
iiシ.樹脂の耐熱性、機械的物性,色目等の特性を損
なうことな(’++jijJj性、成形性を苫しく向上
することができるなどの優れた性質をイiしているので
,特にエンジニアリング樹脂等の耐熱性樹脂をはじめと
する各柚の樹脂の可塑剤、威形性tit k剤等の添加
剤としてイf利に使用することができる環状オリゴマー
と,その環状オリゴマーを主成分とし、上記の優れた特
性を十分に発揮することができるなどの優れた性能なイ
■し,特にエンジニアリング樹脂等の耐熱性樹脂をはじ
めとする各種の樹脂の可塑剤として有利に利用すること
ができる樹脂用可塑剤と,その環状オリゴマーもしくは
それを主成分とする樹脂用可塑剤を配合してなり、樹脂
が本来有する耐熱性,機械的物性、色口などの特性が十
分に保持されており、可塑性、成形性特に高温溶融成形
性等が十分に改善されており,各種の高分子材料利用分
野に有利に使用することができる樹脂組成物とに関する
. [従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年.i
I1熱性や機械的強度に優れた各種の樹脂が開発され,
これらは電子・電気機器や機械等にその部品などの素材
として広範な用途に使用されている.これらの樹脂は、
一般に高い融点を持ち、威形温度および溶融粘度が高く
、このことが成形上の欠点になっている. そこで,成形温度を下げたり,溶融粘度を低下させて成
形性を向上する方法として、樹脂に可塑剤を添加する方
法が考えられる. 従来の可塑剤として,たとえば,芳香族ケトン類,芳香
族スルホン領,芳香族エステル類などがあり,中でも代
表的な高沸点物質としてジフェニルスルホン(沸点:3
79℃),ジトリルスルホン、ペンゾフェノン(沸点:
305℃)、安息品酸フェニル、安息香酸ペンシルなど
が知られている. しかしながら、これらの物質あるいはそれからなる可逆
剤を耐熱性樹脂に配合して成形しようとすると、これら
の物質が 成形時の高温により溶融したり、揮発したり
、分解したりし、これがために成形品の機械的物性や耐
熱性の低下な坐じたり,着色するという重大な問題点が
あった.本発明は,前記事情を鑑みてなされたものであ
る. 本発明の目的のひとつは,充分な耐熱性を41していて
、高分子化合物に添加してこれを成形加工する際におい
ても成形時の熱で揮発したり分解したりすることの少な
い優れた新規な物質である環状オリゴマーを提供するこ
とにある. また、本発明の他の口的のひとつは、上記の環状オリゴ
マーを主成分とし、高温で溶融成形しても押発および分
解が実質的に起こらないかあるいは苫し〈起こりに〈〈
、樹脂が本来有する機械的物性,耐熱性,色目等を実質
的に損なうことがなく、しかも樹脂の可塑性や成形性を
著しく向上させることができるなどの特性を十分に備え
た樹脂用可塑剤を提供することにある. さらに.本発明の他の口的のひとつは,上記の環状オリ
ゴマーもしくはそれを主成分とする樹脂用if剤を配合
してなり、その成分の配合によって成形性が著しく向上
しており、特に高温で溶融成形しても揮発したり分解す
る成分がないか,あるいは著しく少なく、樹脂が本来イ
iする耐熱性、機械的物性,色目などの特性を十分に保
持することができるなどの優れ性質を示し、各種の高分
子利川分野に有利に使用することができる樹脂+iFl
成物を提供することにある. [課題を解決するための千段コ 前記課題を解決するための本願fJSlの発IJIは、
次式 ( ■ ) で表される構造単位Eと 次式 (II) で表される構造単位トIとを下記のモル比で含イfし, E:N=0〜I(1:InNO 平均分子量が500〜5,00ロてあることを特徴とす
る環状オリゴマーであり、 本舶第2の発明は、前記環状才リゴマーを1成分とする
ことを特徴とする樹脂川可姻剤であり,本願第3の発明
は,前記環状オリゴマーをロ.001〜5重量%含有す
ることを特徴とする樹脂組!&物である. 以下に、本発明を詳細に説明する. (A)環状オリゴマー 本発明の環状オリゴマーとしては、前記式(I)で表さ
れる構造単位Eのみからなる単独重合体、すなわち次式 (E). (ただし,式中のEは前記構造単位Eを表し、また、i
はこの場合2以上でかつ10以下の整数を表す。) で表される化合物,あるいはそれらの任意の割合の混合
物であってもよく,前記式(2)で表される構造単位N
のみからなる単独重合体,すなわち次式 (N)J (ただし、式中のNは前記構造単位Nを表し、また,j
はこの場合2以上でかつlO以下の整数を表す.〉 で表される化合物、あるいはその仔,1:iの割合の混
n物であってもよく、あるいは前記構逍中位Eと構造単
位Nとからなる共重合体,すなわち次式(E)直−(N
), (ただし、弐中のEおよびNは,それぞれ前記構造単位
Eおよび構造単位Nを表し,また、この場合iおよびj
は各々1以上かつ10以下の整数を表し、しかもi+j
はlO以下である。なお、式中,EおよびNはそれぞれ
まとめて示してあるが、EとNの配列の仕方には特に制
限はなく、たとえば,ランダム型重合体,交互型重合体
、ブロック型重合体などいずれでもよい.)で表される
化合物、あるいはそれらのイ′F.X1の割合の混合物
、さらには前記各種の単独重合体および前記各種の共重
合体の任意の割合の混合物のを挙げることができる. 本発明の環状オリゴマーは、上記のようにi+jが2以
上でかつlO以下の環状オリゴマー分子一種からなる化
合物であっても二種以上の任意の割合の混合物であって
もよい. 本発明の環状オリゴマーが不純物や他の成分を含有しな
い場合には,その平均分子量は、炭素、水素,酸素およ
び窒素の原子量をそれぞれ12.0、1.0 . 16
.0および14.0として計算したとき、570(4l
i造単位Nのみからなり、j=2の場合)から:l,6
40  (構造単位Eのみからなり、i=10の場合)
の範囲にあり、したがって前記500〜s,oooの範
囲内となる. しかし、本発明の環状オリゴマーは,本発明の口的に支
障のない範囲内で他の化合物,たとえば後記の重合反応
の際に使用する七ノマーや鎖状のオリゴマー、i+jが
11以上の環状ポリエーテルなどを不純物として含有し
ていてもよい.すなわち、本発明の環状オリゴマーは,
必ずしもi+jが2以上でかつlO以下のものとして単
離もしくは分離されていなくてもそれを主成分とし、か
つ平均分子量が500〜s ,oooの範囲にあるもの
であれば本発明の環状オリゴマーである. 本発明の環状オリゴマーの製造方法としては特に制限が
なく、どのような方法で製造してもよく,たとえば,次
に示す方法によって好適にIM造することができる. (環状オリゴマーの好適な製造方法の例)二本発11の
環状オリゴマーあるいはこれを多!4に含イコするポリ
エーデル(共)重合体は、たとえば、4,4゜−ジハロ
ゲノベンゾフェノンと,ジハロゲノベンゾニトリルと、
4.4゛−シヒトロキシビフェニルとを、アルカリ金属
化合物の存イ1ニ下に、中性極性溶媒中で反応させるこ
とにより製逍することができる. −−4.4’−ジハロゲノベンゾフェノン一一前記4,
4゛−ジハロゲノベンゾフェノンとして、たとえば4.
4゜−ジフルオロベンゾフェノン、4,4゜−ジクロロ
ベンゾフェノン、4−クロロー4゛フルオロベンゾフェ
ノンなどが挙げられる.なお,4.4゜−ジハロゲノベ
ンゾフェノンにおいては、4位および4゜位に結合する
ハロゲン原子の他にベンゼン核に異種のハロゲン原子が
置換していても長い. これらの中でも、4,4゜−ジフルオロベンゾフェノン
、4,4゜−ジクロロベンゾフェノンが好ましい. なお,これらの4,4゜−ジハロゲノベンゾフェノンは
,一種単独で使用してもよいし、あるいは,二種以上を
併用してもよい. 一一ジハロゲノベンゾニトリル一一 前記ジハロゲノベンゾニトリルとしては、たとえば、2
,トシフルオロベンゾニトリル、2.6−ジフルオロベ
ンゾニトリル、2.4−ジクロロベンゾニトリル、2.
6−ジクロロベンゾニトリル、2.4−シブロ七ベンゾ
ニトリル,2,トジブロモベンゾニトリルなどが挙げら
れる.なお、ジハロゲノベンゾニトリルにおいては、鮎
合する2個のハロゲン原子の他に、異種のハロゲン原子
かベンゼン核に置換していても良い. これらの中でも,2.4−ジクロロベンゾニトリル、2
.6−ジクロロベンゾニトリルが好ましい.なお、これ
らのジ八ロゲノベンゾニトリルは一種単独で使用しても
良いし、あるいは二種以上な併用しても良い. −−4,4゜−ジヒドロキシビフェニルー−前記4.4
゛−ジヒドロキシビフェニルはそのまま七ノマーとして
使用することができるが、所望により、予めアルカリ金
属地にして、4.4゜−ジヒトロキシシフェニルのアル
カリ金属地として使用することもできる.この場合. 
4.4’−ジヒドロキシジフェニルのアルカリ金属坦は
、モノマー成分とアルカリ金属化合物成分とを兼ねる.
なお,前記アルカリ金属珈の中でも,ナトリウム坦,カ
リウム地か奸ましい. これら各種のアルカリ金f111!は、一種単独で用い
ることもできるし、二種以上を混合物等として併用する
こともできるし、あるいは、4.4′−シヒドロキシジ
フェニル(ジヒトロキシ体)とのイf,aの割合の混合
物などとして使用することもできる. 一一量 比一一 前記4,4゜−ジハロゲノベンゾフェノンと,前記4.
4゜−ジヒトロキシビフェニルと、前記ジハロゲノベン
ゾニトリルとの使用割合は、前記4,4゜−ジハロゲノ
ベンゾフェノン65〜85モル%、好ましくは70〜8
0モル%に対して、前記ジハロゲノベンゾニトリルが3
5〜15モル%、好まし〈は30〜20モル%の範囲内
であり、前記4,4゜−ジヒドロキシビフェニルは前記
4,4゜−ジハロゲノベンゾフェノンとジハロゲノベン
ゾニトリルとの合計量と同じモル数の割合で用いられる
. 一一アルカリ金属化合物一一 前記アルカリ金属化合物としては,前記4.4゜一ジヒ
トロキシジフェニルを、アルカリ金属塩にすることがで
きるものを使用することができるか、通常,アルカリ金
m炭rixa!および/またはアルカリ金Jij1重度
酸塩を使用する. ただし、前記4,4゜−ジヒトロキシジフエニルのアル
カリ金IiA塩をモノマーもしくはコモノマーとして用
いる場合には,これらを前記アルカリ金属化合物と併用
することもできる. 前記アルカリ金属炭酸塩としては、たとえば,炭酸リチ
ウム,炭酸ナトリウム、炭酸カリウム,炭酸ルビジウム
および炭酸セシウムなどが挙げられ,これらの中でも、
炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムか好ましい. 前記アルカリ金屁重度酸塩としては、たとえば、次酸水
素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、
炭酸水素ルビジウムおよびJR酸水素セシウムなどが挙
げられる. これらの中でも,炭酸水素ナトリウムおよび炭酸水素カ
リウムが好ましい. 前記アルカリ金属炭酸坦およびアルカリ金属爪炭酸坦は
,通常,無水物として使用されるか,所望により、永和
物などのように水分を含イIするものとして使用するこ
ともできる. なお、反応系に添加される水分および反応により生成す
る水は,反応(縮合反応)中もしくは前記反応に先がけ
て反応系から適立に除去することが11ましい. 前記アルカリ金FA坦は,一極単独で使用してもよいし
,任愈の二種以上のものを任意の割合で混合物等として
併用してもよい. 前記アルカリ金属塩の使用量は,前記4.4゜−ジヒト
ロキシジフェニルの1/2モル当たり、通常,1.00
〜3.00グラム当量の範囲内であり、好ましくはl.
Os〜2.00グラム当量の範囲内である.一一中性極
性溶媒一一 前記中性極性溶媒としては,公知のものを使用すること
ができる. 前記中性極性溶媒としては、たとえばN,N−ジメチル
ホルムアミト, N,N−ジエチルホルムアミド、N,
N−シメチルアセトアミト. N,N−ジエチルアセト
アミト、N,N−ジプロピルアセトアミト、N,N−ジ
メチル安社香酸アミト,N−メチル−2−ピロリトン、
N一エチル−2−ピロリドン、N−イソプロビルー2−
ビロリトン、N−イソブチルー2−ピロリドン、N−n
−プロビル−2−ピロリトン、トn−ブチルー2一ピロ
リトン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン、トメチ
ルー3−メチル−2−ピロリドン,トエチル−3−メチ
ル−2−ピロリドン、N−メチル−3,4.5−トリメ
チル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ビベリトン、
N一エチル−2−ピベリドン、N−イソブロピルー2−
ピベリトン、N−メチル−6−メチル−2−ピベリドン
,N−メチル−3−エチルピベリトン、シメチルスルホ
キシド、ジエチルスルホキシト、l−メチルーl−オキ
ソスルホラン、1−エチル−1−オキソスルホラン,1
−フェニルー!−オキソスルホラン、N,N・−ジメチ
ルイミダゾリシノン、シフェニルスルホンなどが挙げら
れる. これらの中でも、N−メチル−2−ピロリドン、N,N
−シメチルイミタソリジノン、ジフェニルスルホンか好
ましく,特にN−メチル−2−ピロリドンか好ましい. なお、これらの中性極性溶媒は、一種単独で使用しても
よいし、二種以上を混合溶媒等として併用してもよい.
さらにまた,他の不活性溶媒,特に反応系から水分なノ
(沸除去するのに好都合な,ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族系溶媒と共に混合溶媒として使用するこ
ともできる.一一反応条件一一 前記ジハロゲノベンゾニトリルと、前記4,4゜ージハ
ロゲノベンゾフェノンと,前記4,4′−ジヒトロキシ
ジフェニルとを、前記アルカリ金属化合物の存在下に,
前記中性極性溶媒中で反応(縮合反応〉させて前記ポリ
エーテル共重合体を製造する場合の反応温度は、通常1
50〜380℃の範囲であり、好ましくは180〜33
0℃の範囲である.また,七ノマー濃度は、七ノマー合
計量(モル)/溶媒量(文)で0.Ol〜2モル/l.
好ましくは0.01〜0.5モル/見が適当である.反
応時間は、使用する七ノマーやアルカリ金属化合物の種
顔、使用謂合、反応温度などにより異なるので一様に規
定することがてきないが、通常0.1〜lO峙間の範囲
であり、&tましくは0.5〜3侍間の範囲である. 反応圧力については特に制限はなく、減圧下、常圧下あ
るいは加圧下のいずれも可能であるか,通常は常圧付近
で行うのが好ましい. 反応雰囲気は,通常,窒素、アルゴン,ヘリウム等の不
活性気流下、あるいは減圧排気下などの不活外雰四気下
とするのが好ましい. 以上のようにして本発明の環状オリゴマーを含有する芳
香族ポリエーテル(共〉重合体を得ることができる. 本発明の環状オリゴマーは、このようにしてl!}られ
た芳香族ポリエーテル(共)虫合体に精製・分離燥作を
施すことによって{リることかできる. この粕製・分離方法としては特に制限はなく各種の方法
によって行うことかできるが,たとえば,次に示す晴製
方法などが好適に採用することかできる. すなわち,上記で得た芳昏族ボリエーテル(共)東合体
中には、通常ナトリウム、カリウム等の坦か含まれるが
、この坦を水洗により除大した後、適当な溶媒で処理し
て本発明の環状オリゴマーを選択的に該溶媒に溶解させ
,不溶物を濾別等により除去し、次いで溶媒を蒸発等に
より除去することにより,所望の精製度の本4 1l+
の環状オリゴマーを{リることかできる. ここて使用する溶媒は、適宜に選定することができるか
、通常たとえば、熱アセトンなどを好適に使用すること
ができる. 熱アセトンを使用する場合には.前記芳香族ポリエーテ
ル(共)重合体を、前記のごとく塩を適宜に除去したの
ち,熱アセトンで通常0.1〜lO時間程度、好ましく
は0.5〜2時間かけて溶解した後,1!別により不溶
物を除去し,得られた濾液からエバボレーター等により
アセトンを除去する方法を好適に採用することができる
.なお,必要に応じてこの溶媒を用いる粕製操作を繰り
返すことにより本発明の環状オリゴマーの純度を適宜に
向上させることもてきる. 以上のようにして所望の精製度の本発明の環状オリゴマ
ーを好適に得ることができる.なお、上記の製造方法に
よれば、木発明の環状オリゴマーは一般に前記構造単位
Eおよび/またはm造重位Nからなる各種の分子量を有
する単独重合体と共重合体との混合物として得られる.
本発明の環状才リゴマーを単独化合物として所望する場
合には、たとえば、上記で得た混合物から適宜所望の化
合物を分離することにより得ることがてきる.また,本
94IJ1の環状オリゴマーは,必要に応じて,前記重
合条件や精製条件を適宜に選定したり、あるいは適当な
分離・精製および/またはu合操作を適宜に選定もしく
は採用することにより所望の組成のものとして得ること
もてきる. (ロ)樹脂用可塑剤 本発明の樹脂用可塑剤は、前記した本発明の環状才リゴ
マーを主成分としてなる.ここて、使用する本発IjI
の環状オリゴマーは,単独化合物であってもよく,混合
物であってもよく,いずれでもよいが,通常は,前記し
た重合方法および枯製方法により得た前記混合物型の環
状オリゴマーを好適に使用することができる. 本発明の樹脂用可塑剤は,本発明の環状オリゴマーその
ものであってもよく、あるいはこれを主成分とするもの
であれば,本発明の目的に支障のない範囲内で他の成分
を含有しているものであってもよい.ここで他の成分と
しては、前記重合反応や請製時に混入する不純物や使用
の際に目的に応じて添加される各種の成分を挙げること
ができる. 一般的には、前記の重合および精製操作によって得た前
記混合物型の環状オリゴマーをそのまま本発明の樹脂用
可塑剤として好適に使用することができる. (C)樹脂組成物 本発明の樹脂組m物の構成成分である樹脂としては、各
種の熱可塑性樹脂を挙げることができ,中でも特に、耐
熱性樹脂が好適にである.前記耐熱性樹脂としては、各
種のものが使用可能であり、具体的には、たとえば、ポ
リスルフ才ン、ポリエーテルスJレホン、ポリエーテル
ケトン,ポリエーテルエーテルケトン、ボリアリーレン
オキシド,ボリアリーレンスルフィト,芳香族ポリエス
テル、芳香族ボリカーボネート、芳香族ボリアミト、ポ
リエーテルイミド、ポリシアノアリールエーテル,ポリ
エーテル系共重合体などを挙げることができる. 一般に,本発明の樹脂釦J&物に好適に使用される耐熱
性樹脂としては,前記の例の中にもあるように,次の一
般式 −Ar−X− (式中,Arは弔環または多環の芳香族基てあり、Xは
.O.S.so2.−0−C (=0)−−O−C (
=O)−0−および−C (=O)一からなる群から選
択された火である.なお,前記一般式で表わされる耐熱
性樹脂の主鎖中の複数のArは互いに同一であっても相
違していても良く,また,主釦中の複数のXは、互いに
同一であっても相違していてもよい.) で表される反復単位をイiする熱可塑性芳香族ボリマー
を挙げることができる. これらの熱可塑性芳香族ボリマーの中でも,特にrIf
適に適用されるものとして、たとえば,次式0 で表される反復単位(i)を含むポリエーテルケトン,
次式 で表される反復単位 ( ii) と組み合わせて含むも の、 次式 0 で表される反復単位 (iii)を含むポリエーテル エーテルケトン、 次の一般式 (式中のArは、 前記と同様の意味を示す. ) で表される繰り返し単位(iv)からなるボリシアノア
リールエーテル, 次式 で表される繰り返し単位(V,)と次式で表される繰り
返し単位(V.)とからなり,ykり返し単位(V.)
の組成比[ (V.)/ { (V.)+ (Vb))
 .モル分率]が0.15〜0.35であり,かつ40
0℃における溶融粘度が3,000ボイス以上であるポ
リエーテル系ノ(重合体などを挙げることができる.な
お,前記ポリエーテル系共重合体は、ランダム共重合体
,ブロック共重合体,交互共重合体のいずれであっても
よいし,これらの混合物であってもよい. これらの熱可塑性芳香族ボリマーの中でも、特に前記ポ
リシアノアリールエーテルおよび前記ポリエーテル系共
重合体が好ましい. なお、前記各種の熱可塑性樹脂は、一種単独で使用して
もよく,二種以上を併用してもよい.本発明の樹脂組成
物において重要な点のひとつは、本発明の環状オリゴマ
ーをo.oot〜5重量%の割合で含有することである
. この割合が0.001重量%未満では溶融成形加工性の
向上効果が十分に発揮することができず,一方,5重量
%を超えると機械的強度等の捌脂本来の特性が損なわれ
ることがある. なお,前記環状オリゴマーを前記捌脂に配合するに際し
て,前記環状オリゴマーは,前記樹脂用可塑剤(本発明
のm脂川可塑剤)などの混合物として添加してもよい. 本発明の樹脂組成物には、必要に応じて熱可塑性樹脂組
成物に常用される他の添加物,たとえば、ガラス繊雑、
炭素繊雑などの強化材や酸化防止剤、紫外線防止剤、滑
剤,剥離剤,M色剤、あるいはタルク,マイカなどの無
機充填削などを含肴させることもできる. 前記各種の成分の配合方法としては,特に制限はないが
、通常、配合成分を、2輌以上のスクリュウーが同方向
または異方向に回転する混線機や、スクリューが回転と
ともに前後に往復運動する単軸押出機を使用してメルト
ブレンドする方法を好適に使用することができる. この際の配合温度は,使用する樹脂により適宜に選定す
ればよい.この配合(メルトブレンド)は、一般に30
0〜550℃の温度で行うことも可能である. 本発明の樹脂1l成物は、前記した優れた特性なイ]す
る本発明の環状オリゴマーを特定の割合で添加した効果
によって,上記のメルトブレンドによる配合操作を含め
溶融成形加工性が著しく向上した樹脂組成物であり、そ
の上、高巴での溶融成形加工の際にも添加した前記環状
オリゴマーの揮発や熱分解等の問題がなく、しかも,s
l脂が本来有する機械的強度等の機械的物性、耐熱性,
色目等の特性を何ら損なうことがないなどの利点を有し
ている.したがって,上記の優れた効果は、高温での溶
融成形加工を常用する耐熱性捌脂に対して特に効果的に
発揮され、成形加工性に優れとともに機械的強度や耐熱
性等に著しく優れた樹脂組成物を得ることができる. 以上のようにして得た本発明の捌脂組Irt.物は,耐
熱性樹脂組成物の利用分野をはじめとする各種の樹脂組
成物利用分野に好適に利用することができる. [実施例] 本発明をより具体的に説明するために,以下にその実施
例を挙げるが,本発明はこれによって限定されるもので
はない. (実施例1〜3) 艷這負ユ (環状オリゴマーの製造例) トルエンを満たしたディーンスタルクトラップ、攪拌装
置およびアルゴンガス吹き込み管を備えた内容M 10
ftの反応器内に、2,+1−ジクロロベンゾニトリル
41.28 g(0.4モル) . 4.4’−ジヒド
ロキシビフェニル148.97g (0.8モル),炭
酸カリウムlコ2.68g (0.96モル)およびN
−メチル−2ーピロリトン41を入れ,アルゴンガスな
吹き込みながら、1時間かけて室温より195℃まで昇
温した. 昇温後、少量のトルエンを加えて生成する水を共沸によ
り反応系外に除去した. 次いで,温度195℃にてl昨間反応を行った後,4,
4゜−ジフルオロベンゾフエノン122.19g(0.
4モル)をN−メチル−2−ビロリドン4文に溶解した
溶液を加え,さらに3峙間反応を行った.反応終了後、
生成物を純水で数回洗外し、地を完全に除去した後,乾
燥し、白色粉末270.5 gを得た. この粉末を沸はアセトン31中に投入し, 10分間攪
拌した後,不溶物を濾別した.得られた溶液(!液)中
のアセトンをエバボレーターで除太し、環状オリゴマ−
57.2gを得た.上記操作を繰り返し,所定量の環状
オリゴマ−(以下、これを環状オリゴマーAと呼ぶ.)
を得た. この環状オリゴマーAのマススペクトルを第1図に示す
.なお,マススペクトルの測定は、下記の装置および条
件で行った. 装21 : JEOL社製高性能Ifi量分析計系イオ
ン化法:FD(電界脱離) FD条件 加速電圧: 8kV .分解能: toooエミッター
:カーボン, サンプルサイズ:約10g, 測定溶媒:THF 上記のマススペクトルの結果等から,得られた環状オリ
ゴマーAは,前記式(I)で表される構造単位E、式(
II)で表される構造単位Nからなる環状オリゴマー分
子の混合物であり,その組成は第1表で表されるもので
あることが判明した. また、上記の環状オリゴマーAの熱的性質を調べたとこ
ろ,その熱分解開始温度(Td)は562℃であった.
なお、熱分解開始温度(Td)は、セーコー電子社製の
TG/DTA装置を用い、昇温速度lO”C/■in,
空気中の条件で行った.製遺Δユ (ポリエーテル系共重合体の製造例) トルエンを満たしたディーンスタルクトラップ、攪拌装
置およびアルゴンガス吹き込み管を備えた内容積5文の
反応器内に、2.6−ジクロロベンゾニトリル38.7
1g (0.225モル).4.4’−シヒドロキシビ
フェニル139.66g (0.754:ル) . l
Rl%jカリウム+24.゛39g (0.9モル)お
よびN−メチルピロリトン1.5 1を入れ,アルゴン
ガスな吹き込みなからl峙間かけて室温より195℃ま
で昇温した.昇巴終了後,少量のトルエンを加えて生成
する水をノ(沸により反応系外に除去した. 次いで、195℃の温度にて30分間反応を行った後.
 4.4’−ジフルオロベンゾフェノンlI4.56g
(0.525モル)をトメチルピロリドン1.5 1に
溶解した溶掖を加えて、さらに loo分間反応を行っ
た. 反応終了後,生J&物をブレンダ−(ワーニング社製)
で粉砕し、アセトン、メタノール、水,アセトンの顔で
洗沖を行ってから、乾燥させて、白色粉末状のポリエー
テル系共重合体[以下、ポリエーテル系共重合体と呼ぶ
, ] 250.:19g (収率98%)を得た. このポリエーテル系共重合体の熱的性質に関して測定し
たところ,温度400℃における溶融粘度(ゼロ剪断粘
度) 101,000ボイズ,ガラス転移温度( Tg
)が185℃,結晶融点は358℃、熱分解開始温度(
Td)が560℃(空気中,5%重量減)であった. また.IR測定を行ったところ2,220cm−’の位
置にニトリル基による吸収が, 1,650cm−’の
位置にカルボニル基による吸収が、l,240cm−’
の位置にエーテル結合による吸収がそれぞれ確認された
. この結果および元素分析の鮎果より得られたポリエーテ
ル系共重合体は,下記の構造の繰り返し単位からなるも
のと認められた. 盟1自生旦 (ボリシアノアリールエーテルの製造例〉枯留装置,W
l拌装置,ディーンスタークトラップおよび不活性ガス
吹込管を装備したtUのフラスコ中に,レゾルシノール
コ:l.tl3 g、2.6−ジクロロベンゾニトリル
51.50 g. ’Q酸ナトリウム34.98 g,
 N−メチル−2−ピロリトン(NMP):l00mJ
lおよびトルエン10m lを入れ、アルゴンガスな吹
き込みながら温度195゜Cに昇温後,1時間かけて脱
水し、そのvk200℃で1時間かけて反応させた. 次いで,これに2.6−ジフルオロベンゾニトリル0.
52gをNMP5mJlに溶解した溶液を添加し、2時
間反応させ分子量増大を図り,さらに2,6−ジフルオ
ロベンゾニトリル2.09gをNMP5mJLに溶解し
た溶液を添加し、30分間反応させることにより末端処
理を行った. 反応終了後、湿度200℃の重合液に室温のNMP30
0miをlO分間かけて添加し稀釈した.このときの内
温は170℃であった.次いで,粉末化溶媒としてNM
P/水( 240/60m Jl )混合溶媒を5分間
かけて添加し、ポリシアノアリールエーテルのスラリー
を得た.得られたスラリーを濾過し,ケーキをNMP/
水( 640/160m文)混合溶媒で3回洗沖し、オ
リゴマーを除去した.このときの洗沖は温度100〜1
10℃で実施した.その後,水800m見に蓚酸2木和
物5gを溶解した溶液で1回,水80GmMで6回、l
O分間過熱洗浄した.このときの洗沙は温度70〜80
℃で実施した. なお、上記のスラリーの濾過に要した時間は3分間であ
った.また,この際の濾過方法は、35Lのi!過瓶、
内径12.5 c麿,高さ7.50鵬の市販のヌッチェ
,アスビレーター(ダライ型真空ボンブ、到達圧力50
Torr、排気速度12交/分)の装置を用い,ボリマ
ーケーキを濾過した.濾過時間は、真空度が濾過開始時
より低下したときの時間で判定した. M過工程終了時のボリマーケーキの一部を採取し、ケー
キ中の含液量を調べて洗炸性を比較した.このときの含
液量は70曹t%であった.含液量の測定は140℃で
減圧乾燥し,恒量になった時の揮散溶媒量を求めること
により行った.得られたボリマーの収量は. 56.4
3 g (収率9o%),還元粘度[η..バ]は1.
2 dfL/g (60℃,p−クロロフェノール溶媒
中、濃度0.2g/di).:+so℃における溶融粘
度は14,000ボイスであった. の  ” 上記の製造例2で得たポリエーテル系共重合体、製造例
3で得たポリシアノアリールエーテルおよび市販のポリ
エーテルエーテルヶトン[三井東圧(株)社製:l80
G ]のそれぞれに前記の製造例lで得た環状オリゴマ
ーAを第2表に示す割合で混合し,2軸押出機を用いて
表示の混線温度で溶融混練してベレット化し,ベレット
状の樹脂組成物をそれぞれ得た. これらのベレットの溶融粘度および熱分解温度を測定し
た.結果は第2表に示す. なお,環状オリゴマーAの添加によって着色は認められ
なかった. (実施例4) 前記製造例2で得たポリエーテル系共重合体にガラスフ
ァイバー(OF)および前記製造例lで得た環状才リゴ
マーAをm2表に示す割合で混合し、2軸押出機を用い
て表示の混線温度で溶融混練してベレット化し、ペレッ
ト状の樹脂組成物を得た. 次いで,このベレットを射出成形して試験片を得た.こ
の試験片についてA S T M − D 638に従
って引張強度および引張弾性率を測定した.結果は,第
2表に示す. (実施例5) 市販のポリエーテルエーテルケトン[三井東圧(株)社
製380G ]に前記製造例lで得た環状オリゴマーA
を第2表に示す割合で混合し,2軸押出機を用いて表示
の混線湿度で溶融混練してベレット化し、ペレット状の
樹脂組成物を得た.次いで,このベレットを射出成形し
て試験片を得た.この試験片についてA S T M 
− 0 638に従って引張強度および引張弾性率を測
定した.結果は,第2表に示す. (比較例l〜3) 実施例1〜3で用いたものと同じポリエーテル系共重合
体,ボリシアノアリールエーテルおよびポリエーテルエ
ーテルケトンについて、それぞれ溶融粘度および熱分解
温度を同様にして測定した. 鮎果は、第2表に示す. (比較例4) 実施例4において,環状オリゴマーAを添加しない以外
は同様の操作を行った. 結果は,第2表に示す. (比較例5) 実施例5で用いたものと同じポリエーテルエーテルケト
ンについて、引彊強度および引彊弾性率を同様にして測
定した. 鮎果は,第2表に示す. [発明の効果] 本発明の環状オリゴマーは,耐熱性、耐熱分解性,耐揮
発等に優れた、特定の構!および分子量を右する新規な
物質であって、たとえ樹脂に添加して高氾で溶戯成形し
ても,揮発したり分解することがなく,シかも十分な対
高分子可塑化効果をイIし、樹脂の耐熱性、機械的物性
、色目等の特性を損なうことなく可塑性,J&形性を著
しく向上することかできるなどの優れ性質を有し,特に
エンジニアリング樹脂等の耐熱性捌脂をはじめとする各
種の樹脂の町塑剤.I&形性向上剤等の添加剤としてイ
f利に使用することができ、また、そのほかの高分子材
料などとしても利用することができるので工業的に極め
て右用である. また、本発明の樹脂用可塑剤は、上記の環状オリゴマー
を主威分とし、上記の優れた特性を十分に発褌すること
ができるなどの優れた性能をイiしており,特にエンジ
ニアリング樹脂等の耐熱性樹脂をはしめとする各種の樹
脂の可塑剤として右利に利用することができるので工業
的に極めて有用である. さらに,本発明の樹脂組成物は、前記した優れた特性を
有する本発明の環状オリゴマーを特定の割合で添加した
効果によって,その組成物のメルトブレンドによる配合
操作を含め溶融成形加工性が著しく向上した樹脂組成物
であり,その上、高涼での溶融成形加工の際にも添加し
た環状オリゴマーの揮発や熱分解等の問題がなく、しか
も,樹脂が本来有する機械的強度等の機械的物性、耐熱
性,色目等の特性を伺ら損なうことがないなどの利点を
有しており、したがって、機械的強度等に優れ、高濾で
の溶融成形加工を常用する耐熱性樹脂を構成樹脂威分と
して用いた場合には,成形加工性に優れとともに機械的
強度や耐熱性等に著しく優れた樹脂組成物となるもので
あることから機械分野、電子・電気分野などの広汎な分
野に好適に利用することができるので工業的に極めて有
用なものである.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発IJIの環状オリゴマーの一例のマスス
ペクトルを示すグラフである. 図の横軸は,質量/電荷比(M/Z)を示し、縦軸はス
ペクトル強度( R61,11iy6 Abundan
ce)を示す。図中の記号EおよびNは,それぞれ前記
式(I)で表される構造単位Eおよび前記式(n)で表
される構造単位Nを表し,EおよびNのあとの数字は、
それぞれの構造単位の数を表し、記号Dは不純物あるい
は2価イオンフラグメントを示す.また、図中の縦線は
,スペクトルピークであり,その上の数字はそのピーク
のM/Zの値を表す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表される構造単位Eと 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表される構造単位Nとを下記のモル比で含有し、 E:N=0〜10:10〜0 平均分子量が500〜5,000であることを特徴とす
    る環状オリゴマー。
  2. (2)請求項1に記載の環状オリゴマーを主成分とする
    ことを特徴とする樹脂用可塑剤。
  3. (3)請求項1に記載の環状オリゴマーを0.001〜
    5重量%含有することを特徴とする樹脂組成物。
JP30682389A 1989-11-27 1989-11-27 環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物 Pending JPH03167218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30682389A JPH03167218A (ja) 1989-11-27 1989-11-27 環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30682389A JPH03167218A (ja) 1989-11-27 1989-11-27 環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03167218A true JPH03167218A (ja) 1991-07-19

Family

ID=17961688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30682389A Pending JPH03167218A (ja) 1989-11-27 1989-11-27 環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03167218A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0413257A2 (en) * 1989-08-14 1991-02-20 The Dow Chemical Company Cyclic poly(aryl ether) oligomers, a process for preparation thereof, and polymerization of cyclic poly (aryl ether) oligomers
EP0566313A2 (en) * 1992-04-13 1993-10-20 General Electric Company Blends of linear polymers with macrocyclic oligomers
JP2007022084A (ja) * 2005-07-16 2007-02-01 Degussa Ag 成形方法における環状オリゴマーの使用およびこの方法により製造された成形体
WO2012117840A1 (ja) * 2011-02-28 2012-09-07 東レ株式会社 熱可塑性樹脂組成物およびその成形品
JP2012207213A (ja) * 2011-03-14 2012-10-25 Toray Ind Inc 環式ポリフェニレンエーテルエーテルケトン組成物の回収方法
JP2012236981A (ja) * 2011-04-26 2012-12-06 Toray Ind Inc ポリフェニレンエーテルエーテルケトンおよび環式ポリフェニレンエーテルエーテルケトン組成物の回収方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0413257A2 (en) * 1989-08-14 1991-02-20 The Dow Chemical Company Cyclic poly(aryl ether) oligomers, a process for preparation thereof, and polymerization of cyclic poly (aryl ether) oligomers
EP0566313A2 (en) * 1992-04-13 1993-10-20 General Electric Company Blends of linear polymers with macrocyclic oligomers
EP0566313A3 (en) * 1992-04-13 1995-04-26 Gen Electric Mixtures of linear polymers and macrocyclic oligomers.
JP2007022084A (ja) * 2005-07-16 2007-02-01 Degussa Ag 成形方法における環状オリゴマーの使用およびこの方法により製造された成形体
WO2012117840A1 (ja) * 2011-02-28 2012-09-07 東レ株式会社 熱可塑性樹脂組成物およびその成形品
JP5077500B2 (ja) * 2011-02-28 2012-11-21 東レ株式会社 熱可塑性樹脂組成物およびその成形品
KR101340406B1 (ko) * 2011-02-28 2013-12-11 도레이 카부시키가이샤 열가소성 수지 조성물 및 그 성형품
JP2012207213A (ja) * 2011-03-14 2012-10-25 Toray Ind Inc 環式ポリフェニレンエーテルエーテルケトン組成物の回収方法
JP2012236981A (ja) * 2011-04-26 2012-12-06 Toray Ind Inc ポリフェニレンエーテルエーテルケトンおよび環式ポリフェニレンエーテルエーテルケトン組成物の回収方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960002963B1 (ko) 용융-안정 중합체의 제조방법 및 용융 안정성 중합체 조성물
US4339568A (en) Aromatic polymers containing ketone groups
JPS6032642B2 (ja) 熱可塑性芳香族ポリエ−テルケトン
CA1336219C (en) Aromatic polymer
JP2007530763A (ja) ブロックコポリマーの調製の改良方法及びそれから調製されるブロックコポリマー
KR20160102525A (ko) 폴리아릴렌술피드 수지 조성물 및 그것으로 이루어지는 성형품
US4751274A (en) Preparation of aromatic block copolyethers
US3657385A (en) Lactam block copolymers
JPS63500385A (ja) 新規なポリ(アリ−ルエ−テルケトン)類
JP2625013B2 (ja) 改善された相結合を有する耐高熱性のポリアリールエーテルスルホン/ポリアリールエーテルケトン成形材料
JPH03167218A (ja) 環状オリゴマー、樹脂用可塑剤および樹脂組成物
EP0257228A1 (en) Polyphenylene sulfide resin composition
JP2000508359A (ja) 狭い分子量分布を有するポリアリーレンスルフィド及びその製造方法
US5208278A (en) Stabilized polyaryl ether ketone molding compositions
DE19702590A1 (de) Thermoplastische Formmassen
Cao et al. Melt-processable telechelic poly (ether imide) s end-capped with zinc sulfonate salts
US4963627A (en) Injection moldable blends of poly(etherketones) and polyamide-imides
JP2018188610A (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物の製造方法
US4008205A (en) Polysulphones as insulators
JP3053211B2 (ja) ポリアリ―レンサルファイド樹脂組成物
JPH0656996A (ja) 芳香族ポリスルホン樹脂成形体
US4094867A (en) Manufacture of polysulphones
JPH04198267A (ja) ポリアリーレンスルフィド系樹脂組成物
JPS63178134A (ja) 芳香族ポリケトン系共重合体及びその製造方法
US4804735A (en) Crystalline aromatic polyketone copolymer produced from 4-mercaptophenol, dihaloterephtalophenone, and hydroquinone or dihydroxybenzophenone