JPH0316711B2 - - Google Patents

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JPH0316711B2
JPH0316711B2 JP10155181A JP10155181A JPH0316711B2 JP H0316711 B2 JPH0316711 B2 JP H0316711B2 JP 10155181 A JP10155181 A JP 10155181A JP 10155181 A JP10155181 A JP 10155181A JP H0316711 B2 JPH0316711 B2 JP H0316711B2
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JP10155181A
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JPS583103A (ja
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Shoji Nishioka
Tatsuo Ishikawa
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS583103A publication Critical patent/JPS583103A/ja
Publication of JPH0316711B2 publication Critical patent/JPH0316711B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1883Methods for assignment of alternate areas for defective areas
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B2020/10916Seeking data on the record carrier for preparing an access to a specific address
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は目的とする記憶領域もしくはその周辺
に欠陥(デイフエクテイブスポツト)が存在する
場合に代替の記憶領域を自動的にアクセスする磁
気デイスク装置に関する。
磁気デイスク装置において各種情報を記憶する
ために用いられるデイスクは、多かれ少なかれ何
らかの欠陥(デイフエクテイブスポツト)を有し
ている。このような欠陥を有するデイスクにあつ
ては、1デイスクアドレスが割り当てられる最小
記憶領域(通常の最小記憶領域)すなわちセク
タ、更には一定数のセクタの集合でなるトラツク
の幾つかが使用不可能となる恐れがある。しか
し、ホスト計算機側で、デイスク内の使用可能な
領域と使用不可能な領域とを認識し、この認識に
基づいてデイスクをリード/ライトすることは不
可能である。そこで、デイスクに予備領域(予備
セクタ、更には予備トラツク)を設けておき、使
用不可能なセクタ(欠陥セクタ)または使用不可
能なトラツク(欠陥トラツク)内のセクタをアク
セスする場合、磁気デイスク装置の内部制御によ
つて上記予備領域の該当するセクタを代替セクタ
として用いる方法が一般的に採用されている。
第1図および第2図は欠陥トラツク(または欠
陥セクタ)の代替えのための予備領域を備えた従
来のデイスクのフオーマツトを示すものである。
まず第1図を参照して従来の磁気デイスク装置に
おける制御動作について説明する。図中T0〜T
6,TSP0〜TSP3はデイスクの物理的なトラ
ツク位置を示し、このうちTSP0〜TSP3は予
備トラツクである。S0〜S8はセクタの物理位
置を示し、第1図の例では1トラツク当り9セク
タに分割されている。また、各トラツク(T0,
T4,T5,TSP0〜TSP3)の各セクタ位置
ごとに記されている2桁の数値列はデイスクに書
き込まれているデイスクアドレスを示すもので、
上位桁はトラツク番号、下位桁はセクタ番号をそ
れぞれ示している。たとえば「01」はトラツク
0、セクタ1を、「40」はトラツク4、セクタ0
を示している。また、T1,T2,T3,T6の
各セクタ位置ごとに記されているTSP0〜TSP
3は代替トラツク位置(代替トラツクのトラツク
アドレス)を示している。これは、T1,T2,
T3,T6に欠陥(デイフエクテイブスポツト)
が存在するために、それぞれ予備トラツクTSP
0,TSP1,TSP2,TSP3を代替トラツクと
して使用することを指示するものである。たとえ
ばデイスクアドレス「10」をアクセスする場合磁
気デイスク装置内のデイスク制御装置は、まずデ
イスクの該当する物理位置のセクタすなわちT
1,S0セクタのヘツダ部の内容をリードするこ
とにより、代替トラツクTSP0のアドレスを知
る。次にデイスク制御装置は上記アドレスで指定
されているトラツクTSP0をあたかもトラツク
T1としてTSP0,S0セクタをアクセスする。
なお、T1,S0セクタのヘツダ部にデイフエク
テイブスポツトが存在する場合にはリードエラー
となり、代替トラツクTSP0のアドレスを知る
ことができないため、デイスク制御装置は後続す
るセクタすなわちT1,S1セクタのヘツダ部を
リードする。この動作はヘツダ部がエラーなくリ
ードされるまで続けられる。第1図および上述の
説明で明らかなように、トラツクT1の各セクタ
には予備トラツクTSP0のアドレスが書き込ま
れており、T1,S0〜T1,S8のうち1セク
タでもエラーなくヘツダ部がリードできればトラ
ツクTSP0を代替トラツクとして使用すること
ができる。TSP0,S0セクタにはデイスクア
ドレス「10」が書き込まれており、目的のセクタ
がアクセスされたことになる。すなわち、トラツ
クT1が欠陥トラツクである場合に、その代替ト
ラツクTSP0が見かけ上トラツクT1としてア
クセスされる。しかし、上述の方式では、1トラ
ツクを構成するセクタ群のたとえ1セクタだけに
しかデイフエクテイブスポツトが存在しない場合
でも、当該トラツクに代えて代替トラツクを使用
するため、多数の代替トラツクを必要とし、デイ
スクの実質的な記憶容量が著しく減少する欠点が
あつた。また、上述の方式では、代替トラツクを
アクセスするのにシーク動作を必要とする場合が
殆んどであり、処理速度が著しく低下する欠点も
あつた。
次に第2図のフオーマツトが適用される従来の
磁気デイスク装置における制御動作について説明
する。図中SPは予備トラツク、×はデイフエクテ
イブセクタ(欠陥セクタ)を示している。ここで
はデイフエクテイブスポツトの存在をセクタ単位
で問題にする場合に、該当セクタをデイフエクテ
イブセクタ(欠陥セクタ)と称している。第2図
の例では、トラツクT0〜T6についてはそれぞ
れセクタS8を予備セクタとし、トラツクTSP
0〜TSP3については全セクタを予備セクタと
している。そして、第2図に示されるようにトラ
ツクT1のセクタS3(T1,S3セクタ)がデ
イフエクテイブセクタである場合、当該セクタの
代替セクタはT1,S8セクタに置かれる。ま
た、トラツクT2のセクタS2,S5のように1
トラツク当り2セクタ以上のデイフエクテイブセ
クタの存在に対しては、1つのデイフエクテイブ
セクタたとえばT2,S2セクタの代替セクタは
同一トラツクT1の予備セクタ(T1,S8セク
タ)に置かれ、残りのデイフエクテイブセクタた
とえばT2,S5セクタの代替セクタは予備トラ
ツクTSP0のセクタS0(TSP0,S0セクタ)
に置かれる。すなわち、T1,S8セクタのヘツ
ダ部にデイスクアドレス「13」が、T2,S8セ
クタのヘツダ部にデイスクアドレス「22」が、
TSP0,S0のセクタのヘツダ部にデイスクア
ドレス「25」がそれぞれ書き込まれている。この
方式では、デイフエクテイブセクタのヘツダ部で
代替アドレスを示す必要がある。しかし、当該ヘ
ツダ部にデイフエクテイブスポツトが存在する場
合にはリードエラーとなつて代替アドレスを知る
ことができなくなるため、同じセクタ内のデイフ
エクテイブスポツトの存在しない部分で代替アド
レスを示す特別の制御が必要となる欠点があつ
た。しかも、代替アドレスを示すためのエラー部
分を有さないデイフエクテイブセクタが存在する
場合には上述の方式は適用不可能となり、第1図
の場合と同様にトラツク単位で代替えをしなけれ
ばならなかつた。したがつて、デイフエクテイブ
セクタが1トラツク当り1セクタの場合には、第
1図の場合に比較して予備トラツク数は少なくて
済むが、2セクタ以上存在する場合には必要とす
る予備トラツク数は第1図の場合とほぼ同程度で
あり、やはりデイスクの実質的な記憶容量の減少
は避けられなかつた。
ところで、デイスクアクセスは一般に特定の1
セクタだけを対象とすることはなく、連続する多
数のセクタを対象として行なわれる。上述の方式
において、たとえばトラツクT2の全セクタを順
次アクセスする場合、その(データ部に対する)
アクセス順はT2,S0→T2,S1→T2,S
3→T2,S3→T2,S4→TSP0,S0→
T2,S6→T2,S7となる。ここで、T2,
S1→T2,S8,T2,S8→T2,S3,T
2,S4→TSP0,S0,TSP0,S0→T2,
S6については、隣接するセクタへのアクセスで
はなくなるため、トラツクT0のようにデイフエ
クテイブセクタがない場合にくらべて著しくアク
セス速度が低下する。しかも上述の例ではトラツ
クの移動が2回発生するためより一層の遅れが発
生する。また、デイフエクテイブセクタが1セク
タだけしか存在しないたとえばトラツクT1の場
合でも、上述の方式ではT1,S2→T1,S
8,T1,S8→T1,S4の如く隣接するセク
タへのアクセスでなくなる場合が2回発生し、や
はりアクセス速度が低下する欠点があつた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものでその
目的は、欠陥を有するデイスクの実質的な記憶容
量を増加し、かつアクセス速度が高速化できる磁
気デイスク装置を提供することにある。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。第3図は磁気デイスク装置10の構成を示
すものである。磁気デイスク装置10はデイスク
装置101とデイスク制御装置102とを有して
いる。デイスク装置101はデイスク103の駆
動/停止を行なうデイスク駆動機構、磁気ヘツド
を移動させて所望のトラツクへ位置付けするアク
セス(シーク)機構、デイスク103へのデータ
書込み/読出しを行なう書込み/読出し機構(い
ずれも図示せず)など周知の構成を有している。
第4図はデイスク103のフオーマツトの一例
を示すものでトラツクT0,T1、トラツクT3
〜T5の各S8セクタが予備セクタ(予備の最小
記憶領域)として用いられ、トラツクTSP0〜
TSP3が予備トラツク(第2記憶領域)として
用いられる。トラツクT0(第1記憶領域)はデ
イフエクテイブセクタが存在しない場合であり、
S8セクタは予備セクタとして残される。トラツ
クT1(第1記憶領域)は第2図の例と同様にデ
イフエクテイブセクタが1セクタ(T1,S3セ
クタ)存在する場合である。ただし、デイフエク
テイブセクタに代えて直接予備セクタを割り当て
る第2図の例とは異なつている。ここでは、T
1,S3セクタ〜T1,S7のセクタのヘツダ部
に本来書き込まれるべきデイスクアドレス「13」
〜「17」は、それぞれ次のセクタすなわちT1,
S4セクタ〜T1,S8セクタのヘツダ部に書き
込まれている。すなわち本実施例では、デイフエ
クテイブセクタであるT1,S3セクタから後続
するT1,S4セクタT1,S7セクタに至る各
セクタのデイスクアドレス「13」〜「17」を1セ
クタずつ順次後のセクタにずらして割り当てるこ
とによつて、デイフエクテイブセクタの代替えを
行なうようにデイスクがフオーマツトされてい
る。したがつて、図から明らかなようにトラツク
T1の予備セクタ(T1,S8セクタ)には正常
セクタであるT1,S7セクタに割り当てられる
べきデイスクアドレス「17」が割り当てられる。
この場合、デイフエクテイブセクタであるT1,
S3セクタの直接の代替セクタは正常セクタであ
るT1,S4セクタである。
トラツクT2(第3記憶領域)はデイフエクテ
イブセクタが多数存在する場合であり、各セクタ
のヘツダ部には代替トラツクとして予備トラツク
TSP0を指定する代替アドレス情報が書き込ま
れている。なお、トラツクT2のようにトラツク
単位で代替えが行なわれるトラツクをデイフエク
テイブトラツクと称する。
トラツクT3(第1記憶領域)はデイフエクテ
イブセクタが2セクタ(T1,S2セクタ、T
3,S5セクタ)存在する場合であり、T3,S
2セクタ〜T3,S7セクタのヘツダ部に本来書
き込まれるべきデイスクアドレス「32」〜「37」
は、それぞれ次のセクタ、もしくは次のセクタが
デイフエクテイブセクタである場合には更に次の
セクタ、もしくは次のセクタが存在しないためオ
ーバフローする場合には次のトラツクの先頭セク
タ(S0セクタ)、すなわちT3,S3セクタ、
T3,S4セクタ、T3,S6セクタ〜T3,S
8セクタ、T4,S0セクタのヘツダ部に書き込
まれている。トラツクT4(第1記憶領域)はデ
イフエクテイブセクタが存在しない場合である
が、先行するトラツクT3からのオーバフローに
より、T4,S0セクタにデイスクアドレス
「37」が割り当てられるため、デイスクアドレス
「40」〜「47」の割り当て先を、本来の割り当て
先であるT4,S0セクタ〜T4,S7セクタか
ら順に1セクタずつ後にずらして、T4,S1セ
クタ〜T4,S8セクタに変更してある。この場
合、トラツクT3に存在する2個のデイフエクテ
イブセクタの代替えが、トラツクT3およびトラ
ツクT4の2トラツクで収束されることになる。
トラツクT5(第1記憶領域)はトラツクT0
と同様にデイフエクテイブセクタが存在しない場
合、トラツクT6(第3記憶領域)はトラツクT
2と同様にデイフエクテイブセクタが多数存在す
る場合であり、それぞれ上述したトラツクT0,
T2と同様にデイスクフオーマツトされている。
なお、第4図のデイスクフオーマツトには図示
されていないが、各セクタのヘツダ部には、デイ
フエクテイブセクタと正常セクタを区別するため
のデイフエクテイブセクタフラグ、デイフエクテ
イブトラツクと正常トラツクを区別するためのデ
イフエクテイブトラツクフラグ、更にはエラーチ
エツクのためのCRC(Cyclic Redundancy
Check)情報なども書き込まれている。
再び第3図を参照すると104はデイスク制御
装置102の中心を成す制御部である。制御部1
04は演算制御装置20から与えられる指令を解
読してデイスク装置101をアクセス制御する機
能を有する。制御部104には目的トラツク上
(の或るセクタ)から読み出されたヘツダ部のデ
イフエクテイブセクタフラグおよびデイフエクテ
イブトラツクフラグがそれぞれ保持されるフラグ
レジスタ105が設けられている。制御部104
はフラグレジスタ105を参照し、デイフエクテ
イブセクタフラグが立つていれば対応するセクタ
がデイフエクテイブセクタであるものと判断し、
後続する物理位置のセクタのヘツダ部、もしくは
リード状態にあるセクタが最後尾のセクタであれ
ば次のトラツクの先頭セクタのヘツダ部に対する
リード動作を行なう機能を有している。また制御
部104は、デイフエクテイブトラツクフラグが
立つている場合に、対応するセクタが属するトラ
ツクがデイフエクテイブトラツクであるものと判
断し、上記ヘツダ部で指定されている予備(代
替)トラツクへのシーク指令を発生するようにな
つている。また制御部104は、ヘツダ部の内容
が正しく読み取れなかつた(リードエラーの)場
合、次のセクタのヘツダ部に対するリード動作を
行なう機能を有している。更に制御部104は、
ヘツダ部で示されているデイスクアドレスが目的
とするデイスクアドレスに一致しなかつた場合に
もデイフエクテイブセクタ検出時と同様なリード
動作を行なう機能を有している。なお、本実施例
において、制御部104はシーク後のセクタアク
セスに際し、物理位置上のデイスクアドレスが目
的とするデイスクアドレスより小さいか等しいセ
クタからヘツダ部のリード動作を行なうようにな
つている。106は制御部104と演算制御装置
20との間のコントロールライン、107は制御
部104とデイスク装置101との間のコントロ
ールラインである。108は制御部104のイン
タフエースとしてのドライバ/レシーバ、109
はドライバ/レシーバ109を介して演算装置2
0、デイスク装置101にそれぞれ接続されるデ
ータラインである。
次に本発明一実施例の動作を第5図のフローチ
ヤートを参照して説明する。たとえば、演算制御
装置20からデータライン109およびコントロ
ールライン106を介してデイスク制御装置10
2の制御部104にデイスクアクセス指令が与え
られ、当該指令がデイスクアドレス「13」へのア
クセス指令であるものとする。制御部104は当
該指令を解読してトラツクT1のS3セクタへの
アクセスであることを判断し、データライン10
9およびコントロールライン107を介してデイ
スク装置101に対応するシーク指令を与える。
デイスク装置101はこのシーク指令に応じて磁
気ヘツドを指定されたトラツク(トラツクT1に
該当するシリンダ位置)上に位置決めする。そし
て、シーク動作が完了すると、制御部101は第
5図のステツプSP1に示されるようにデイスクア
ドレスリード指令をデイスク装置101に与え
る。本実施例では、目的とするデイスクアドレス
(「13」)に対応する物理的なセクタ位置、または
当該セクタ位置より更に先行するセクタ位置から
デイスクアドレス(ヘツダ部)の読み出しが行な
われるようになつている。たとえば今、デイスク
103におけるトラツクT1のS3セクタのヘツ
ダ部の内容がデイスク装置101で読み出され、
データライン109、ドライバ/レシーバ108
を介して制御部104に転送されたものとする。
制御部104は、上記ヘツダ部の内容が正常に
リードされたか否かすなわちリードエラーが発生
したか否かをCRCチエツクによつて判断する
(ステツプSP2)。そして、正常にリードが行な
われた場合、制御部104はフラグレジスタ10
5を参照し、デイフエクテイブセクタフラグまた
はデイフエクテイブトラツクフラグのいずれか一
方が立つているか否かを判断する(ステツプSP
3)。そして、フラグが立つている場合、制御部
104は該フラグがデイフエクテイブセクタフラ
グであるか否かを判断する(ステツプSP4)。T
1,S3セクタはデイフエクテイブセクタである
ため、デイフエクテイブセクタが立つており、制
御部104は次のセクタ(T1,S4セクタ)を
指定し(ステツプSP5)、再びデイスクアドレス
リード指令をデイスク装置101に与える。な
お、上述の例は、デイフエクテイブセクタである
T1,S3セクタのヘツダ部にデイフエクテイブ
スポツトが存在せず、ヘツダ部の内容が正しく読
めた場合であるが、当該セクタのヘツダ部にデイ
フエクテイブスポツトが存在するためにステツプ
SP2でエラー検出がなされた場合にも、制御部
104は次のセクタ(T1,S4セクタ)のデイ
スクアドレスリードを行なう。そして、T1,S
4セクタからヘツダ部の内容が正常にリードさ
れ、かつデイフエクテイブセクタトラツクフラグ
およびデイフエクテイブトラツクフラグのいずれ
も立つていなければ、制御部104はデイスク装
置101から読み出されたT1,S4セクタのヘ
ツダ部の内容に示されているデイスクアドレスが
目的とするデイスクアドレス「13」に一致するか
否かを比較判断する(ステツプSP6)。この場
合、第4図のデイスクフオーマツトから明らかな
ように、T1,S4セクタにはデイスクアドレス
「13」が割り当てられており、制御部104は一
致判断を行なう。
次に制御部104は一致判断に応じ、(当該T
1,S4セクタの)データ部のアクセス指令をデ
イスク装置101に出力する(ステツプSP7)。
デイスク装置101は制御部104からのアクセ
ス指令に応じてT1,S4セクタのデータ部の読
み取りを行なう。そして、この読み取りデータは
データライン109を経由して演算制御装置20
に転送される。
一方、トラツクT2の或るセクタに対するデイ
スクアクセスの場合、各セクタのヘツダ部にはデ
イフエクテイブトラツクフラグが書き込まれてい
るため、9セクタのうちの少なくとも1セクタの
ヘツダ部が正常にリードされるならば、ステツプ
SP4の判断が行なわれ、デイフエクテイブトラ
ツク存在の判断結果に応じて、ヘツダ部で指定さ
れている予備トラツクTSP0へのシーク指令が
制御部104からデイスク装置101に出される
(ステツプSP8)。以下のアクセスは前述したト
ラツクT1に対するデイスクアクセスの場合と同
様である。
ところで、ステツプSP2においてリードエラ
ーが検出された場合、制御部104はヘツダ部の
読取りが正常に行なわれるまで順次対象セクタを
変えながら(ステツプSP9)同一トラツクに対
してデイスクアドレスリードを続ける。また、ス
テツプSP6においてアドレス不一致が判断され
た場合、制御部104は読み取つたデイスクアド
レスが目的のデイスクアドレスより小さいか否か
の判断を行なう(ステツプSP10)。そして、読
み取りデイスクアドレスが目的のデイスクアドレ
スより小さい場合、制御部104は次のセクタの
デイスクアドレスリードを行ない、上記の逆の場
合には演算制御装置20に対してエラー通知を行
なう。
なお、前記実施例では、各トラツクT1〜T6
にそれぞれ1つの予備セクタが設けられている場
合について説明したが、予備セクタ数は前記実施
例に限定されるものではなく、デイフエクテイブ
セクタの数およびその分布状態に応じて適切な数
の予備セクタを設けることが好ましい。
以上の説明から明らかなように本発明によれば
次に列挙する如き種々の作用効果を得ることがで
きる。
(1) 1トラツクに存在するデイフエクテイブセク
タの数が、該トラツクに設けられている予備セ
クタ数以下の場合には、その予備セクタを使用
すればよいため、この種のデイフエクテイブセ
クタに対しては冗長がある。
(2) デイフエクテイブセクタの代替えが、直接予
備セクタに対して行なわれるのではなく、正常
セクタをも含めて1セクタずつ順次ずらして割
り当て先を変更し、最終的に或るトラツクの予
備セクタで収束するようにしているので、デイ
フエクテイブセクタに対する直接の代替えセク
タが、第1図、第2図の従来例に比較してデイ
フエクテイブセクタの極めて近くに位置するた
め、デイフエクテイブセクタの代替えによるア
クセス速度の低下は少くてすむ。
(3) 1トラツクに存在するデイフエクテイブセク
タの数が該トラツクに設けられている予備セク
タ数を越えた場合には、割り当てセクタを順次
ずらして各トラツクごとに設けられた予備セク
タを順に使用するようにしているので、少ない
予備セクタ数で多数の予備セクタを設けた場合
と同等の効果が得られる。
(4) 複数のデイスクを用いる磁気デイスク装置に
あつては、一般に同一シリンダに該当する各デ
イスクの表面、裏面の順にトラツク番号(ヘツ
ド番号)が割り当てられている。たとえば1枚
目のデイスクのシリンダ0の表面をトラツク
0、裏面をトラツク1、同じく2枚目のデイス
クのシリンダ0の表面をトラツク2、裏面をト
ラツク3,…の如く割り当てられる。これは、
同一シリンダ内ではシーク動作は不要となるこ
とに着目して、アクセス速度の高速化を図つた
ことによるものである。ところで、大きなデイ
フエクテイブスポツトの存在は、該当デイスク
の近接するシリンダ方向に影響を及ぼす必然性
があるが、ヘツド方向(該当デイスクの同一シ
リンダ内の反対面、他のデイスクの同一シリン
ダ内)に影響を及ぼす必然性がない。したがつ
て、上述のようなトラツク(ヘツド)割り当て
がなされている磁気デイスク装置にあつては、
該当トラツクで代替セクタの割り当てが収束し
ない場合でも、同一シリンダ内の他のデイスク
のトラツクで収束が可能となるため、予備セク
タを効率的に使用できるとともに、シーク動作
が不要であるため、デイフエクテイブセクタの
代替えによるアクセス速度の低下は少なくてす
む。
(5) 上記(4),(5)で示されているように、多数のデ
イフエクテイブセクタが存在するために該当ト
ラツクで代替セクタの割り当てが収束しない場
合でも、後述する幾つかのトラツクの予備セク
タを使うことで収束が可能となるため、予備ト
ラツク数を最小限度に抑えることができる。
(6) 同一シリンダ内の他のデイスクのトラツクを
使用しても代替セクタの割り当てが収束しない
場合、予備トラツクを代替トラツクとして割り
当てることによつて、予備セクタを用い、複数
のトラツクで代替セクタのずらし割り当てを行
なう場合にくらべてアクセス速度の低下はより
少なくてすむ。
(7) デイフエクテイブセクタ内で代替アドレスを
示す必要がないため、該当セクタ内にエラーフ
リーの部分を全く必要とせず、またデイフエク
テイブトラツクにおいては少なくとも1セクタ
だけ正常にヘツダ部(代替アドレス)の読み取
りができればよいため、デイスクの歩留りが向
上する。
以上要するに本発明の磁気デイスク装置によれ
ば、欠陥を有するデイスクの実質的な記憶容量の
増加およびアクセス速度の高速化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の磁気デイスク装置
に適用されるデイスクのフオーマツトを示す図、
第3図は本発明の磁気デイスク装置の一実施例を
示すブロツク図、第4図は上記実施例におけるデ
イスクのフオーマツトを示す図、第5図は動作を
説明するためのフローチヤートである。 10……磁気デイスク装置、101……デイス
ク装置、102……デイスク制御装置、103…
…デイスク、104……制御部、105……フラ
グレジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイスクアドレスが割り当てられる通常の最
    小記憶領域の集合および所定数の予備の最小記憶
    領域で成る1つもしくは複数の第1記憶領域、予
    備の最小記憶領域の集合で成る1つもしくは複数
    の第2記憶領域、および欠陥を有する多数の最小
    記憶領域を含む最小記憶領域の集合で成り、各最
    小記憶領域毎に共通の上記第2記憶領域を代替記
    憶領域とするようにフオーマツトされた1つもし
    くは複数の第3記憶領域を備え、上記各最小記憶
    領域のヘツダ部には、同最小記憶領域に割り当て
    られているデイスクアドレス、同最小記憶領域自
    身が欠陥であるか或いは同最小記憶領域を含むを
    記憶領域全体が欠陥であるかを示す情報、および
    記憶領域全体が欠陥である場合にはその代替記憶
    領域として上記第2記憶領域の1つを示す情報が
    設定され、更に欠陥を有する通常最小記憶領域を
    含む上記第1記憶領域が存在する場合、同第1記
    憶領域または同第1記憶領域を含む複数の連続す
    る第1記憶領域において、欠陥を有する最初の通
    常最小記憶領域から、その全領域内の最後の通常
    最小領域までの各通常最小記憶領域に本来割り当
    てられるべき各デイスクアドレスが、その全領域
    内の上記予備最小記憶領域を含む欠陥のない最小
    記憶領域に順次ずらされて割り当てられるように
    フオーマツトされたデイスクがセツトされるデイ
    スク装置と、 外部から与えられる目的アドレス情報に一致し
    ているデイスクアドレスが割り当てられている最
    小記憶領域をアクセス制御するデイスク制御装置
    とを具備し、 上記デイスク制御装置は、外部から与えられる
    アクセス指令に応じて上記デイスクの最小記憶領
    域のヘツダ部をリードアクセスするリードアクセ
    ス手段と、このリードアクセス手段によつてリー
    ドされた該当する最小記憶領域自身または同最小
    記憶領域を含む記憶領域全体が欠陥であるかを判
    別する欠陥判別手段と、この欠陥判別手段により
    上記該当する最小記憶領域自身が欠陥であること
    が判別された場合、上記リードアクセス手段に対
    して後続する最小記憶領域のヘツダ部をリードさ
    せる手段と、上記欠陥判別手段により上記該当す
    る最小記憶領域を含む記憶領域全体が欠陥である
    ことが判別された場合に、同最小記憶領域のヘツ
    ダ部で代替領域として示されている上記第2記憶
    領域にシークさせて、上記リードアクセス手段に
    対して最小記憶領域のヘツダ部をリードさせる手
    段とを備えていることを特徴とする磁気デイスク
    装置。
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