JPH03166240A - 発泡性熱可塑性重合体粒子の製造方法 - Google Patents

発泡性熱可塑性重合体粒子の製造方法

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JPH03166240A
JPH03166240A JP30437489A JP30437489A JPH03166240A JP H03166240 A JPH03166240 A JP H03166240A JP 30437489 A JP30437489 A JP 30437489A JP 30437489 A JP30437489 A JP 30437489A JP H03166240 A JPH03166240 A JP H03166240A
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清 森
Yuichi Ueda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水性分散媒に懸濁せしめた均一粒子径の熱可
塑性重合体粒子に重合性単量体を連続的もしくは断続的
に添加して重合せしめる際に、粒子同志の合一や重合機
缶壁に付着した重合物の剥離による粗大粒子の生成を防
止し、粒度がよく揃った発泡性熱可塑性重合体粒子、特
に発泡性スチレン系樹脂粒子を収率よく製造する方法に
関する.〔従来技術と問題点〕 発泡性熱可塑性重合体粒子は、該粒子の中で粒子径が小
さいものほど粒子に含まれている易揮発性発泡剤が容易
に離脱して短期間にその発泡力を失ってしまう.そのた
め粒径の異なる粒子が混在するものを発泡すると、粒子
径によって発泡倍率に差が生じ、大粒子径の粒子が混在
しているほど同一密度の成形体の強度は低下する.また
、大粒子径の予備発泡粒子が混在していると、金型への
充填性が低下し、良好な発泡戒形体が得られない等の問
題が生じる.更に、粒度分布の広い粒子から得られる戒
形体は、発泡粒子の大きさに違いがあるため外観上も美
観を損ない好ましくない.かかる観点から、発泡体を威
形するための発泡性熱可塑性重合体粒子としては、粒度
分布の狭いものが望ましい. しかして、発泡性熱可塑性重合体粒子を得るための方法
としては、従来から大別して下記の方法等が知られてい
る. (1)重合性単量体を懸濁重合して、発泡剤を含浸した
後、篩分けによって所望する粒子径の粒子を得る方法. (2)重合性単量体を懸濁重合し、篩分けを行った後、
所望する粒子径の粒子のみに発泡剤を含浸する方法. (3)重合体を所望する大きさのべレフトとし、これに
発泡剤を含浸する方法. (4)重合性単量体を懸濁重合し、篩分けによって所望
する粒子径の粒子のみを取出し、これを水に分散して重
合性単量体を連続的もしくは断続的に添加して重合せし
め、威長した粒子に発泡剤を含浸する、いわゆるシード
重合法. しかしながら、(1)の方法に於いては、全ての粒子に
発泡剤が含浸されるので、発泡剤を含有していながら発
泡性粒子として好適な粒子径でないため発泡用途に適さ
ない篩上、及び篩下の粒子を別用途向けに処理する必要
があり、このことが生産量を増やすにつれて大きな負担
となってくる.また、(2)の方法に於いては、重合体
粒子を篩分けてから使用するため、重合体粒子の製造工
程と発泡剤の含浸工程とが必然的に分かれ工程が煩雑で
あると共に、コスト的にも不利である.また、この方法
に於いても、(1)と同様、所望する粒子径以外の粒子
を別用途向けに処理する負担は避けられない. (3)の方法に於いても、重合体製造工程と発泡剤含浸
工程に加えてペレット化工程が必要であり、工程が著し
く煩雑である.また、このようにして得られた発泡性粒
子の発泡により生じるセルは極度に微細であって良好な
発泡戒形体を得ることが困難である. 上記の欠点を解消するために、特公昭49−2994に
より(4)の方法、即ちシード重合法が提案されている
.この方法によれば、実質的に所望する粒子径のみの発
泡性熱可塑性重合体粒子の製造は可能である. 即ち、熱可塑性重合体粒子を水中に懸濁せしめた後重合
性単量体を滴下して重合を行なえば、該熱可塑性重合体
粒子を核としてその囲りに前記単量体の重合体が生威す
る結果、粒度の揃った重合体粒子が得られる.しかし乍
ら、一部の粒子同士が合一したり重合機缶壁に付着した
重合物が剥離して生威した粗大粒子が混入するという現
象は避けられなかった.一方、これら粗大粒子の発生原
因である合一粒子の抑制や重合機缶壁に於ける重音物の
生威を防止する技術については、従来あまり検討されて
おらず技術の公開も皆無の状態であった. かかる実情に鑑み、本発明者等はシード重合法という特
殊な重合法に於いて、均一粒子径の熱可塑性重合体粒子
を効率的に得るべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を威
すに到った. 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明は、水性分散媒中に懸濁せしめた均一粒子
径の熱可塑性重合体粒子に重合性単量体を連続的もしく
は断続的に添加して重合せしめた後に易揮発性発泡剤を
含浸せしめた発泡性熱可塑性重合体粒子を製造するに際
し、(A)水100重量部に対し難水溶性無機塩0. 
1〜1.0重量部、(B)水に対しア二オン界面活性剤
60〜180ρρ麟、及び(C)水に対しノニオン界面
活性剤20〜200pp−又は/及びポリビニルアルコ
ール20〜150pPIlを含有する水性分散媒を用い
ることを特徴とする発泡性熱可塑性重合体粒子の製造方
法を内容とするものである. 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に於いて用いられる熱可塑性重合体粒子は、一般
に知られている熱可塑性樹脂の粒状物であり、このよう
な粒子としては、スチレンを初めとしてα−メチルスチ
レン、パラメチルスチレン、L−ブチルスチレン、クロ
ルスチレン等のスチレン系誘導体、メチルアクリレート
、プチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、セチルメタクリレート等のアクリル酸
及びメタクリル酸のエステル、あるいはアクリロニトリ
ル、ジメチルフマレート、エチルフマレート等の各種単
量体の単独重合体粒子又は混合による共重合体粒子、あ
るいはポリエチレン、ポリプロピレン等のペレット化粒
子等が挙げられる.これ等のうち、スチレンを主戒分と
するスチレン系重合体粒子を用いることは、発泡性スチ
レン系摺脂粒子の改良法として有意義である.また、上
記粒子の粒子径が均一であれば、得られる発泡性熱可塑
性重合体粒子の粒子径もよく揃ったものとなり好ましい
.そのような熱可塑性重合体粒子として好適なものは、
少なくとも90重量%以上、好ましくは99重量%以上
の粒子が水中に懸濁せしめる全粒子の体積平均粒子径の
0.9〜1. t倍の粒子径を有する実質的に均一な粒
子群である.このような均一粒子径の粒子を簡便に得る
には、重合性単量体を規則的な振動下にノズルを通すこ
とにより均一径の液滴群として水性媒体中に分散させ、
合着及び付加的な分散を生じせしめることなく重合させ
る方法がある.また通常の懸濁重合法によって得られる
重合体粒子を分級してもよい.また、これらの粒子の使
用量としては、重合終了後の全重合体量の1〜60重量
%、特に5〜30重量%であるのが好ましい.即ち、使
用量がlM量%より少ない場合は、添加した単量体が粒
子に含浸されないまま粉末状の単独の重合体となる割合
が増すので好ましくない.また使用量が多過ぎると、種
粒子に対する戒長粒子の粒子径の比率が小さくなり、ま
た経済的に不利になる.本発明に於いて添加し重合せし
めるべき重合性単量体は、通常の懸濁重合法で用いられ
る単量体であればよく、このような単量体としては、ス
チレンを初めとしてα−メチルスチレン、パラメチルス
チレン、L−プチルスチレン、クロルスチレン等のスチ
レン系誘導体、メチルアクリレート、プチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、セ
チルメタクリレート等のアクリル酸及びメタクリル酸の
エステル、あるいはアクリロニトリル、ジメチルフマレ
ート、エチルフマレート等の各種単量体が挙げられ、こ
れらの単量体は単独もしくは2種以上を混合して用いる
ことができる。また、ジビニルベンゼン、アルキレング
リコールジメタクリレート等の2官能性単量体を併用し
てもよい。
本発明に於ける上記単量体の重合開始剤としては、一般
に熱可塑性重合体の製造に用いられるラジカル発生型重
合開始剤を用いることができ、代表的なものとしては、
例えばペンゾイルパーオキサイド、ラウロイルバーオキ
サイド、L−プチルバーベンゾエー+−、1−プチルパ
ービパレート、L−プチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート、t−ブチルバーオキシアセテート、2,2−
ジーt−プチルバーオキシブタン、t−プチルパーオキ
シ3,3.5}リメチルヘキサノエート、ジーt−プチ
ルパーオキシヘキサハイドロテレフタレ−}、3,3.
5 }リメチルシクロヘキサン等の有4ilifA酸化
物や、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチル
バレロニトリル等のアゾ化合物が挙げられる. これらの重合開始剤は単独もしくは2種以上を混合して
用いることができるが、分子量を調節しかつ残留単量体
を減少させるには、分解温度の異なる重合開始剤を2種
以上併用するのが効果的である. 本発明に於いて用いる難水溶性無機塩としては、第三#
lItIIカルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸マ
グネシウム等が挙げられ、これらは単独又は2種以上混
合して用いられるが、就中、第三燐酸カルシウムが最も
好ましい.難水溶性無機塩の使用量は水100!i量部
に対し0.1〜1,0重量部である.使用量が0. 1
重量部未満では粒子の合着を防止する効果は得られず、
また1.0重量部を越えて用いても更なる効果は期待で
きない.本発明に於いて用いるアニオン界面活性剤とし
ては、一般に用いられているアニオン界面活性剤が使用
できるが、そのうち特にアルキルベンゼンスルフォン酸
ソーダ、α−オレフィンスルフォン酸ソーダ、n−パラ
フィンスルフォン酸ソーダ等が好適に用いられる.これ
らは単独又は2種以上混合して用いられるが、就中、α
−オレフィンスルフォン酸ソーダが最も好ましい.アニ
オン界面活性剤の使用量は水に対して60〜180pp
−である.この量より少なすぎても多すぎても粗大粒子
の発生量が増加する. 本発明に於いては、上記分散剤に加えて特定のノニオン
界面活性剤又は/及びポリビニルアルコールを併用する
ことによって、粗大粒子生成防止の効果を高めることが
できる.かかる目的で好適なノニオン界面活性剤として
は、HLB値が10〜18のポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル等のボリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ボリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ボリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、あるいはポリオキシエチレンモノラウレート、ポリ
オキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレン
モノオレエート等のポリオヰシエチレンアルキル酸エス
テルが挙げられ、これらは単独もしくは2種以上混合し
て用いることができる.これらノニオン界面活性剤の使
用量は水に対して20〜20Opp−であり、209p
一未満では添加効果がなく、200pp−を越えても、
それ以上の期待効果が得られない.この添加効果が最も
顕著に現れる使用量は50〜150pp−である. 一方、ポリビニルアルコールは鹸化度70〜99モル%
、20℃に於ける4重量%水溶液の粘度が20〜60c
psのものが好適であり、前記以外のものは粒子を保護
する力が弱く粗大粒子の発生を充分に防ぐことはできな
い.ポリビニルアルコールの使用量は2 0〜1 5 
0ppm ”i’あり、20p,一未満では添加効果が
なく、150p四を越えても、それ以上の期待効果が得
られない.この添加効果が最も顕著に現れる使用量は3
0〜100pp口である.これらノニオン界面活性剤と
ポリビニルアルコールは、難水溶性無機塩とアニオン界
面活性剤と同時に添加するか、又は重合性単量体を連続
的もしくは断続的に添加する際に同時に添加してもよい
. 本発明に於いて用いる発泡剤は、常態で液状もしくは常
態で気状であるが加圧下で液状となるものであって、か
つこれらの沸点が重合体の軟化点以下である易揮発性有
機化合物である。このような発泡剤としては、例えばプ
ロパン、ブタン、ペンタン、ヘヰサン等の脂肪族炭化水
素、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン等
の脂環族炭化水素、メチルクロライド、ジクロルジフル
オロメタン、ジクロルテトラフルオロエタン等のハロゲ
ン化炭化水素が挙げられ、これらは単独もしくは2種以
上混合して用いることができる.また、本発明に於いて
は、上記した原料物質以外に、造核剤、可塑剤、溶剤、
難燃剤等の発泡性熱可塑性重合体粒子の製造に一般的に
使用されている物質を併用することは何ら差し支えない
.本発明の製造方法によれば、粒子同士の合一や缶壁に
付着した重合物の剥離による粗大粒子の生成を防止し、
実質的に所望する粒子径を有する発泡性熱可塑性重合体
粒子のみを得ることができる.〔実施例〕 次に、本発明を実施例、比較例によって更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い. 種粒子製造の参考例I 下部に取出口を上部に導入口を有し、渦巻きボンブを介
して取出口と導入口を結ぶ循環ラインを有する平板の撹
拌翼付き5l反応器に、第三燐酸カルシウム微粉末が3
000ppm,ポリビニルアルコール(ゴーセノールP
H−2o:日本合成化学工業■製)が501)llIl
、α−オレフィンスルフォン酸ソーダがsopp−とな
るように調合した水性分散媒3I!.を投入し、渦巻ボ
ンブを使用して循環させておいた. 次に、スチレン単量体にペンゾイルパーオキサイドを溶
解し、これを第1図に示す如き0. 2 1IIIlφ
のノズル5個を有する液滴生成装置に0. 8 1 /
Hrの速度で供給し、500Hzの機械的振動を与えて
液滴群を水性分散媒中に生威させ、これを液滴導入管を
通して上記5l反応器中に浮力を利用して導入した,5
0.0gの液滴を導入したら液滴の生成を止め、反応器
中の分散液を90℃に昇温して2時間重合させた.次い
で、ポンプによる循環を止めて撹拌翼を60rpmで駆
動し、引き続き90℃で3時間重合させた.重合完結後
、反応器内のスラリーを冷却し、脱水乾燥して重合体粒
子群を得た.粒度分布を測定したところ、28〜32メ
ッシュ(0.59〜0.50am)で平均粒子径が0.
53園、収得率が99重量%で、粒子径の揃った真球状
粒子群であった.得られた粒子群を種粒子と称する. 種粒子製造の参考例2 撹拌機付き5j2フラスコに純水1.8f,第三燐酸カ
ルシウム7.2g及びα−オレフィンスルフォン酸ソー
ダのl重量%水溶液6Idを入れ、撹拌下にペンゾイル
パーオキサイド0.3重量%を含むスチレン単量体1.
 8 kgを加え、90℃に昇温して5時間重合した.
得られた重合物を冷却し、脱水乾燥した後粒度分布を測
定したところ、結果は第1表の如くであった. 第    l    表 この粒子から28〜32メッシュ(0.59〜0.50
mm)の粒子を篩分けて種粒子とすれば、収得率は僅か
に29重量%ということになる.実施例1 撹拌翼を具備した5l反応器に、第三燐酸カルシウム7
.2g、α−オレフィンスルフォン酸ソーダ1重量%水
溶液20cc(水全量に対して110ppMに相当)、
ボリオキシエチレンオクチルフェニルx−テル(H L
 B{1! 1 1. 2 ) 2 重1%水iM7.
2cc(水全量に対して80ppmに相当)、イオン交
換水1800cc及び種粒子360gを入れ、撹拌下に
反応器中の分散液を90℃に昇温した。
次いで、椰子油1 2. 6 gをスチレン単量体13
90gにt容解した冫容液並びにベンソ゛イノレパーオ
キサイド5g及び1,1−ジーL−プチルパーオキシ3
,3.51−リメチルシク口ヘキサン3.6gを50g
のスヂレン単量体に溶解しヒドロキシエチルセルロース
の0.2重量%水溶液50gに乳化せしめた乳化液を夫
々第2表に示す速度で反応器中に仕込みなから90℃の
温度下に重合した.第 2 表 スチレン単量体溶液と重合開始剤乳化液の仕込みが終了
した後、直ちに発泡剤としてシクロヘキサン32g及び
ブタン126gを添加し、115℃に昇湿して3時間、
重合及び発泡剤の含浸を行った.冷却後、得られた発泡
性スチレン重合体粒子を取出し、脱水、乾燥して粒度分
布を測定した.結果は第3表の如くであった. また、重合後の反応器内壁は重合体の付着が認められず
美麗であった. 第 3 表 一方、得られた発泡性スチレン重合体粒子を冷蔵庫中で
数日熟戒後、水蒸気で加熱して発泡倍率が60倍の予備
発泡を行なった.この予備発泡粒子を1日間養生させた
後、縦45C11、横30CI、厚み2cmの成形体用
の金型を有するパールスター=90成形機(東洋機械金
属■製)を用いて成形した.得られた戒形体は密度が0
. 0 1 9 g/cdであり、表面粒子の粒子径が
よく揃っていて美麗であった. 比較例1 ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルを用いな
かった以外は実施例lと同様にして発泡性スチレン重合
体粒子を得た.この発泡性スチレン重合体粒子の粒度分
布は第4表の如くであった.第 4 表 また反応器内壁、攪拌翼及び邪魔板に多量の重合物の付
着が観察された. 実施例2、3 ボリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(HLB
値11.2)2重景%水溶液の第5表に示す量を添加し
た以外は、実施例1と同様にして発泡性スチレン重合体
粒子を得た.これら発泡性スチレン重合体粒子の粒度分
布及び反応器内の重合物の付着状態は第5表の如くであ
った.比較例2、3 ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(HLB
値11.2)2重量%水溶液の添加量を0.9g及び2
2.5gとした以外は実施例lと同様にして発泡性スチ
レン重合体粒子を得た.この発泡性スチレン重合体粒子
の粒度分布及び反応器内の重合物の付着状態は第5表の
如くであった.第    5 表 実施例4〜8 HLB{all.2のボリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテルに代えて第6表に示すHLB値のボリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテルを用いた以外は実
施例lと同様にして発泡性スチレン重合体粒子を得た。
これら発泡性スチレン重合体粒子の粒度分布及び反応器
内の重合物付着状態は第6表の如くであった. 第    6    表 実施例9、10 ポリオキシエチレンオクチルフエニルエーテルに代えて
第7表に示すノニオン界面活性剤を用いた以外は実施例
lと同様にして発泡性スチレン重合体粒子を得た。これ
ら発泡性スチレン重合体粒子の粒度分布及び反応器内の
重合物の付着状態は第7表の如くであった. 第    7    表 実施例1l〜13 ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(HLB
(LE11.2)に代えて第8表に示すポリビニルアル
コール4重量%水溶液2.25g(水全量に対して50
ppmに相当)を用いた以外は、実施例1と同様にして
発泡性スチレン重合体粒子を得た。これら発泡性スチレ
ン重合体粒子の粒度分布及び反応器内の重合物の付着状
態は第8表の如くであった. 第    8    表 〔発明の効果] 以上に説明した如く、 本発明により粒度のよく 揃った発泡性熱可塑性重合体粒子を容易且つ効率的に製
造することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は、種粒子製造の参考例lで用いた液滴生成装置
の概要図である. 1・・・ノズルボックス 2・・・ノズノレ牟反 3・・・加振機振動部 4・・・重合性単量体導入口 5・・・液満導入管 6・・・ダイヤフラム 7・・・水性分散媒 8・・・重合性単量体液滴群 9・・・加振機支持枠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水性分散媒中に懸濁せしめた均一粒子径の熱可塑性
    重合体粒子に重合性単量体を連続的もしくは断続的に添
    加して重合せしめた後に易揮発性発泡剤を含浸せしめた
    発泡性熱可塑性重合体粒子を製造するに際し、(A)水
    100重量部に対し難水溶性無機塩0.1〜1.0重量
    部、(B)水に対しアニオン界面活性剤60〜180p
    pm、及び(C)水に対しノニオン界面活性剤20〜2
    00ppm又は/及びポリビニルアルコール20〜15
    0ppmを含有する水性分散媒を用いることを特徴とす
    る発泡性熱可塑性重合体粒子の製造方法。 2、難水溶性無機塩が第三燐酸カルシウムである請求項
    1記載の製造方法。 3、アニオン界面活性剤が、アルキルベンゼンスルフォ
    ン酸ソーダ、α−オレフィンスルフォン酸ソーダ及びn
    −パラフィンスルフォン酸ソーダから選ばれる少なくと
    も1種である請求項1又は2記載の製造方法。 4、ノニオン界面活性剤が、いずれもHLB〔親水性−
    脂肪親和性平衡(Hydrophile−Lipoph
    i−leBalance)〕値が10〜18のポリオキ
    シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
    キルフェニルエーテル及びポリオキシエチレンアルキル
    酸エステルから選ばれる少なくとも1種である請求項1
    〜3記載の製造方法。5、ポリビニルアルコールが、鹸
    化度70〜99モル%、20℃に於ける4重量%水溶液
    の粘度が20〜60cpsのポリビニルアルコールであ
    る請求項1〜3記載の製造方法。6、重合開始前の熱可
    塑性重合体粒子の量が、重合終了時の全重合体量の1〜
    60重量%である請求項1〜5記載の製造方法。 7、重合開始前の熱可塑性重合体粒子の90重量%以上
    の粒子が、水中に懸濁せしめる全粒子の体積平均粒子径
    の0.9〜1.1倍の粒子径を有する請求項1〜6記載
    の製造方法。 8、重合開始前の熱可塑性重合体粒子が、重合性単量体
    を規則的な振動下にノズルを通すことにより均一径の液
    滴群として水性媒体中に分散させ、合一及び付加的な分
    散を生じせしめることなく重合させることによって得ら
    れる重合体粒子である請求項1〜7記載の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502750A (ja) * 2004-06-16 2008-01-31 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 低い熱伝導性を有する発泡スチレンポリマー
WO2023286822A1 (ja) * 2021-07-16 2023-01-19 株式会社カネカ 発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、メタクリル酸メチル系樹脂発泡粒子、メタクリル酸メチル系樹脂発泡成形体、消失模型、および発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の製造方法

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JP2832467B2 (ja) 1998-12-09

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