JPH03165064A - ダイヤモンド半導体、該ダイヤモンド半導体を用いた電子デバイス及び素子、該ダイヤモンド半導体素子を用いたサーミスタ - Google Patents

ダイヤモンド半導体、該ダイヤモンド半導体を用いた電子デバイス及び素子、該ダイヤモンド半導体素子を用いたサーミスタ

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JPH03165064A
JPH03165064A JP1305468A JP30546889A JPH03165064A JP H03165064 A JPH03165064 A JP H03165064A JP 1305468 A JP1305468 A JP 1305468A JP 30546889 A JP30546889 A JP 30546889A JP H03165064 A JPH03165064 A JP H03165064A
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JP
Japan
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diamond
diamond semiconductor
activation energy
semiconductor
substrate
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JP1305468A
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Tomio Kazahaya
風早 富雄
Satoshi Katsumata
聡 勝又
Masatoshi Aketagawa
明田川 正敏
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、温度に対する分解能に優れたダイヤモンド半
導体と、このダイヤモンド半導体を用いた素子及び電子
デバイス、さらにはこの素子を用いたサーミスタに関す
る。
[従来の技術] 従来よりダイヤモンドが半導体に適した性質を有してい
ることは知られていた。しかし、天然ダイヤモンドある
いは、高圧合成法により人工合成したダイヤモンドは性
質が一定でなく値段も高価となるため、ダイヤモンドを
半導体として用いることは現実的てなかった。
しかしながら、近年、低圧気相合成法によって比較的安
価に薄膜状のダイヤモンドを人工合成できるようになっ
たことから、ダイヤモンドを用いた半導体か現実的なも
のとなり、実用化に向けて盛んに研究、開発か行なわれ
ている。
また、このようなダイヤモンド半導体を用いたデバイス
として、例えば、特開昭63−184304号公報ある
いは日経ニューマテリアル(1988年12月19日号
第14頁)において、サーミスタか発表されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、低圧気相法で合成した従来のダイヤモンド半導
体は、電気伝導の活性化エネルギーが余り高くないため
、温度に対する分解能が余りよくなく、サーミスタ等に
用いると感度の点で問題かあった。
電気伝導の活性化エネルギは、導電率(抵抗)の温度特
性により求めることがてきるが、これによると特開昭6
3−184304号公報に示されているダイヤモンド半
導体の活性化エネルギは0−4eV程度である。このよ
うに、特開昭63−184304号公報に示されている
ダイヤモンド半導体の活性化エネルギか低いのは、ダイ
ヤモンド薄膜中に不純物を添加しているためである。
また、日経ニューマテリアルに示されているダイヤモン
ド半導体は、原料ガスとしてメタンと水素を用いており
、不純物が添加されていないものの、活性化エネルギは
0.6eVであり、余り高くなかった。これは、ダイヤ
モンド薄膜中に欠陥や不純物を多量に含んているためと
思われる。
すなわち、従来のダイヤモンド半導体は、不純物を含有
する場合は勿論のこと、不純物を添加しない場合でも、
電気伝導の活性化エネルギが低く、温度に対する分解能
が余りよくなかった。
このため、ダイヤモンド半導体を用いた素子及び電子デ
バイスの実用化は依然として困難であった。
本発明は、上記の問題点にかんがみてなされたものて、
含有する結晶欠陥や不純物を少なくするとともに、電気
伝導の活性化エネルギを従来より高くしたダイヤモンド
半導体と、このダイヤモンド半導体を用いた素子及び電
子デバイスと、この素子を用いた感度の良好なサーミス
タの提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段] ダイヤモンド半導体 上記目的を達成するため本発明のダイヤモンド半導体は
、気相合成法により多結晶に形成し、電気伝導の活性化
エネルギか1.0eV以上となるようにしである。
すなわち、本発明のダイヤモンド半導体は、基材に多結
晶のダイヤモンド薄膜を析出して構成するとともに、ダ
イヤモンド薄膜中の欠陥や不純物をてきるだけ少なくし
である。
上記基材としては、特に制限はないが、ダイヤモンド半
導体の用途に応じて選択することか好ましい。
したかって、デバイスが基材の材料として半導体材料を
望む場合は、シリコン、ゲルマニウム。
炭化シリコン、窒化はう素、ガリウムひ素等を用いる。
また、絶縁性材料を望む場合は、二酸化シリコン、酸化
アルミニウム、窒化アルミニウム。
各種ガラス等を用いる。さらに、導電性材料を望む場合
には、アルミニウム、タングステン、モリブデン、チタ
ン等の単体金属、あるいはステンレス鋼、超硬合金等の
合金を用いる。
これら基材表面は、ダイヤモンド膜形成部に対して、粉
末状のダイヤモンド、炭化シリコン、窒化はう素など1
00 p−s以下の砥粒の分散液を用いて超音波処理を
行ない傷付は処理が行なわれる。
このようにすると、ダイヤモンドの核が多数発生し、ダ
イヤモンドの析出速度を速くすることができるとともに
、ダイヤモンドが基材から容易に剥離しないようになる
また、上記基材にダイヤモンド薄膜を生成させるための
ガスとしては、特に制限はないが、水素ガスに一酸化炭
素ガスを含有させたものか好ましく、−酸化炭素の含有
量は1〜50Voi% 、好ましくは 1〜30VoJ
Llとする。
−酸化炭素ガスがこれ以上多くなると、ダイヤモンド膜
の結晶性や純度が低下し、これより小さくなると成膜速
度が低下する。なお、必要により、二酸化炭素、酸素、
水、過酸化水素、二酸化窒素、酸化窒素、酸化二窒素な
どの含酸素無機ガスを添加することにより結晶性、純度
を低下させることなく一酸化炭素の含有量を80VoJ
l %程度まて高くすることかてきる。
本発明のダイヤモンド半導体を得るために。
気相合成用の原料として、−酸化炭素ガスと水素ガス、
さらに含酸素S機ガスを用いることか好ましいのは、ダ
イヤモンド合成時の酸素の効果により、ダイヤモンドの
高純度化が生じているものと考えられる。
さらに、この原料ガスを励起させる方法としては、低圧
気相によるダイヤモンドの合成法として公知の方法が用
いられる0例えば、直流または交流アーク放電によりプ
ラズマ分解する方法。高周波誘導放電によりプラズマ分
解する方法、マイクロ波放電によりプラズマ分解する方
法(有磁場法、ECR法を含む、)イオンビーム法、熱
フイラメント法、燃焼炎法がある。
これらのなかでもマイクロ波プラズマCVD法を用いる
ことが好ましい。
基材ヘダイヤモンド薄膜を形成するときの基材温度は、
通常、600〜1200℃、好ましくは800〜110
0℃である。また、反応圧力は、10−6〜1037o
rr、好ましくは、 10−’ 〜760Torrであ
る。反応時間は、原料ガスの濃度、流量、基材の種類、
温度、圧力などにより異なるので、必要とするダイヤモ
ンド薄膜の厚みによって適宜決定する。
なお、ダイヤモンド薄膜中の不純物量を極力少なくする
ためには、原料ガス配管及び反応装置内の不純物も少な
くする必要がある。このため、原料ガス供給前に原料ガ
ス配管及び反応装置内の到達真空度を高くし、さらに十
分な原料ガスによる置換を行なって不純物を排気するこ
とが好ましい。
また、原料ガスとしても、高純度品を用いることか好ま
しい。
ダイヤモンド膜の厚さとしては、0.05〜100戸−
2好ましくは0.2〜30終1程度である。
電子デバイス及びダイヤモンド半導体素子本発明の電子
デバイスは、気相合成法により多結晶に形成され、電気
伝導の活性化エネルギか1、0eV以上であるダイヤモ
ンド半導体を用いた構成としである。
また1本発明のダイヤモンド半導体素子は、気相合成法
により多結晶に形成し、電気伝導の活性化エネルギか1
.0eV以上であるダイヤモンド半導体に電極を形成し
、200℃以上の温度て加熱処理した構成としである。
電子デバイス及びダイヤモンド半導体は、上述の半導体
を用いている。そして、この半導体に接合する電極とし
てオーミック電極を用い、第1図(a)及び(b)に示
すように接合しである。
第1図(a)に示すダイヤモンド半導体素子は基材lと
して低抵抗の材料を用い、一方のオーミック接合電極3
を基材1裏側に設け、他方のオーミック接合電極4をダ
イヤモンド層2側に部分的に設けた構成としである。
また、第1図(b)に示すダイヤモンド半導体素子は、
基材1として絶縁性材料を用い、双方のオーミ・リフ培
合雷極3.4をダイヤモンド層2に所定の距離を隔てて
設けた構成としである。
本発明のダイヤモンド半導体素子は、電極を形成した後
200〜1000℃、好ましくは400〜100(1℃
の温度で 1〜60分間熱処理を行なって製造する。
このように電極を形成した後200℃以上の温度で熱処
理を行なうと、その機構は必ずしも明らかではないが、
ダイヤモンドと電極材料、例えば、チタンが反応してよ
り良好なオーミック接合が形成されるものと考えられる
なお、必要に応じて保護膜層を形成してもよく、このよ
うにすると素子の安定化を図れる。
サーミスタ 本発明のサーミスタは、気相合成法により多結晶に形成
し、電気伝導の活性化エネルギが1.0eV以上である
ダイヤモンド半導体素子を感温素子とした構成としであ
る。このように、電気伝導の活性化エネルギーEaの大
きいダイヤモンド半導体素子を用いるサーミスタは、温
度に対する分解能に優れ、高感度の温度測定が、従来の
ものと比較して高温度である600℃程度まて可能とな
る。
[ダイヤセント半導体素子の実施例コ 合成条件 低抵抗シリコン基材表面を5〜12pmのダイヤモンド
砥粒て傷付は処理した後、純水て十分洗浄した。
次いて、下記条件により、マイクロ波プラズマCVD装
置を用い厚さ約3終■のダイヤモンド多結晶膜を形成し
た。なお、合成前に反応装置内を10−’Torrて3
0分間排気し、さらに、原料ガスによる置換を60分間
おこなった。
マイクロ波周波数: 2.45GHz 原料ガス’ : CO十Hz (CO7Vo l %)
流  量        :  7/93secs圧 
 力        : 40Torrマイクロ波出力
 + 350W 基材温度    =900℃ 時  間         二 300 分このように
して得られたダイヤモンド半導体のダイヤモンド膜面に
直径IIImφ、厚さ0.2 gmのチタン電極を形成
し、他方シリコン面に銀ペーストにより電極を形成し、
第1図(a)に示す構成のダイヤモンド半導体素子を作
製した。電極形成後約600℃の条件で10分間加熱処
理を行なった。
このダイヤモンド半導体素子の導電率−温度特性は、第
2図に示すようになった。この特性直線の傾きにより、
本ダイヤモンド半導体が約1.2eVの電気伝導の活性
化エネルギを有していることが判明した。
なお、電極形成後、熱処理を行なわなかった素子では、
特に200℃以下の低温域においてオーミック接合にな
らなかったり、安定性、再現性の点で劣っていた。
ここで、電気伝導の活性化エネルギについて考察すると
、ダイヤモンドのバンドギャップは5.5 eVである
から、不純物や欠陥の少ない完全単結晶の場合には、電
気伝導の活性化エネルギーEaは、はぼ5−5/2・2
.75eVとなることが予測される。したがって、活性
化エネルギーEaの値が大きい程ダイヤモンド半導体中
の不純物や欠陥(多結晶の粒界層に起因するものを含む
)が少ないといえる。
この結果、本実施例のダイヤモンド半導体は、従来方法
て得られたものと比較して不純物や欠陥か少なく、結晶
性の非常に良い、まったく新規なものであることか判っ
た。
[発明の効果] 以上のように、請求項1記載の発明によれば、含有不純
物が少なく電気伝導活性化エネルギーの大きい半導体ダ
イヤモンドを得ることかできる。
また、請求項2記載の発明によれば、温度に対する分解
能に優れ、各種デバイスに応用可能なダイヤモンド半導
体素子を得ることができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、高性能て品質の
安定した電子デバイスを得ることができる。
さらにまた、請求項4記載の発明によれば、感度が良好
で、高温領域における温度測定をも可能とするサーミス
タを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は、本発明のダイヤモンド半導
体素子の実施例を示す概略図、第2図は本発明のダイヤ
モンド半導体素子の導電率−温度特性図を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気相合成法により多結晶に形成され、電気伝導の
    活性化エネルギが1.0eV以上であることを特徴とす
    るダイヤモンド半導体。
  2. (2)気相合成法により多結晶に形成され、電気伝導の
    活性化エネルギが1.0eV以上であるダイヤモンド半
    導体を用いたことを特徴とする電子デバイス。
  3. (3)気相合成法により多結晶に形成され、電気伝導の
    活性化エネルギが1.0eV以上であるダイヤモンド半
    導体に電極を形成し、200℃以上の温度で加熱処理し
    たことを特徴とするダイヤモンド半導体素子。
  4. (4)気相合成法により多結晶に形成され、電気伝導の
    活性化エネルギが1.0eV以上であるダイヤモンド半
    導体に電極を形成し、200℃以上の温度で加熱処理し
    たダイヤモンド半導体素子を、感温素子として用いたこ
    とを特徴とするサーミスタ。
JP1305468A 1989-11-24 1989-11-24 ダイヤモンド半導体、該ダイヤモンド半導体を用いた電子デバイス及び素子、該ダイヤモンド半導体素子を用いたサーミスタ Pending JPH03165064A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994008076A1 (de) * 1992-10-01 1994-04-14 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Heteroepitaktisch abgeschiedenes diamant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994008076A1 (de) * 1992-10-01 1994-04-14 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Heteroepitaktisch abgeschiedenes diamant
US6274403B1 (en) 1992-10-01 2001-08-14 Daimler Benz Ag Process for producing heteropitaxial diamond layers on Si-substrates

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