JPH03164386A - 農用トラクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農用トラクタの改良に関する。

〔従来の技術〕

従来における農用トラクタでは、例えば車輌の荷台上へ
の積載時あるいは畦畔を乗り越えていく際等においては
、歩み板を架け渡してこの歩み板上を走行車輪の推進力
で乗り上げるようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記したように歩み板を用いる場合には、走
行中、常に板を備えていなければならず、煩わしさがあ
った． 本発明は、歩み板を用いることなく車輌への積込みや畦
込えをスムーズに行うことができるようにすることを目
的としている． 〔課題を解決するための手段〕 本発明の特徴構成は、走行機体の前後車輪の間の機体下
部及び機体後部夫々に、各別に駆動昇降自在な機体支持
用輪体を配設してある点にある。

〔作　用〕

畦込えや車輌への積込みの際には、まず、機体前後中間
の輪体を機体に対して相対的に下降させる．そして、該
輪体が地面に接地した後も相対下降を続行すると、機体
は後車輪が接地した状態で機体前部が浮き上がる。そし
て、前車輪が所定高さまで上昇すると、上昇駆動を停止
させ、そのように傾斜した状態で例えば後車輪を駆動し
て機体を前進させる。前車輪が乗り上げるべき箇所の上
方に位置すると、後部側輸体を相対上昇させて、機体後
部を浮き上がらせ、該輪体と前車輪とで機体を支持する
状態で略水平姿勢に設定し、該輪体もしくは前車輪の推
進力によらて前進する。

〔発明の効果〕

従って、本発明によれば、歩み板を用いることなく畦込
えや車輌への積込みをスムーズに行えるものとなった． 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する． 第１図に本発明に係る農用トラクタを示している．この
農用トラクタは、機体前部のボンネット（１）内にエン
ジン（２）を搭載するとともに、機体後部にミッション
ケース（３）を配設し、エンジン〈２〉とミッションケ
ース（３）とを伝動ケース（４）で連結してある。又、
機体前部両側部には一対の前車輪（５）　．　（５）を
配設するとともに、機体後部両側部には前車輪（５）よ
りも大径の一対の後車輪（６）　，　（６）を配設し、
エンジン（２）の動力をミッションケース（３）を介し
て前後車輪（５）　．　（６）に供給するようにして四
輪駆動型に構戒してある。

前記ミッションケース（３）の上部に運転座席（７）を
配設するとともに、その前方に操縦部（８）を配設し、
運転座席（７）及び操縦部（８）上方を覆う日除け天板
（９）を設けてある。この日除け天Ｆｉ．（９）はミッ
ションケース（３）の後部から固定立設した支柱（ＩＯ
）を介して取付け支持してある。

そして、前後車輪（５）　，　（６）の間の機体下部及
び機体後部夫々に、各別に駆動昇降自在な機体支持用輪
体（１１）　．　（１２）を左右一対づつ配設してある
。詳述すると、前部側の輪体（１１）は、ミソションケ
ース（３）から固定延設したブラケソト（ｌ３）に横軸
芯（Ｐ）周りで上下揺動自在に枢支連結した支持アーム
（ｌ４）の先端左右に支承してあり、この支柱アーム（
１４）の途中部とエンジン（２）下部との間とを油圧シ
リンダ（１５）を介して枢支連結してある。前記油圧シ
リンダ（ｌ５）を伸縮駆動することで支持アーム（ｌ４
）が前記軸芯（Ｐ）周りで上下揺動し前部側輪体（１１
）が昇降するように構成してある。

又、後部側の輪体（ｌ２〉は、上下方向に沿う状態で配
設した油圧シリンダ（１６）により上下昇降するよう構
戒してある。第２図にも示すように、この油圧シリンダ
（ｌ６）は、平面視コの字形に屈曲戒形した前記支柱（
ｌＯ）の内方に入り込ませて配置され、前記輪体（ｌ２
）は支柱（１０）に対して上下スライド自在に外装され
たガイドフレーム（ｌ７）の下端部に支承してある。油
圧シリンダ（ｌ６）の上端は支柱（１０）に連結してあ
り、このシリンダロッド（１６ａ）の下端は前記ガイド
フレーム（ｌ７）に連結してある。ガイドフレーム（１
７）の側面に形威した上下方向に沿う長孔（ｌ８）に支
柱（ｌＯ）の側部から突設した係止ピン（ｌ９）を係合
させ、上下方向にのみスライドを許容するよう構威して
ある． このように構成すると、歩み板なしで車輌の荷台上への
積込みを行える。つまり、積込みを行う場合には、まず
、第３図（イ）に示すように、前部側の油圧シリンダ（
ｌ５）を伸長駆動させて輪体（１１）を相対下降させ、
前車輪（５）が略荷台（２０）の高さになるまで機体前
部を浮上させる。

その状態で後車輪（６）を駆動して前進させ、次に、第
３図（Ｄ）に示すように、後部側油圧シリンダ（ｌ６）
を伸長駆動するとともに、前部側油圧シリンダ（ｌ５）
を縮退させ、前車輪（５）を回動駆動して荷台（２０）
上を前進して積込みが完了する。

〔別実施例〕

前記前部側輪体（ｌ１）は揺動上下式のものに代えてス
ライド上下動するものでもよい。

昇降駆動機構は、油圧シリンダに限らず電気式あるいは
倍力機構を用いて手動式のもの等などのようなものであ
ってもよい． 又、後部側輪体（ｌ２）を油圧モータ等によって回動駆
動する構造にすると、前車輪（５）が推進車輪でない二
輪駆動型式の農用トラクタにも適用可能となる． 尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発４ 明は添付図面の構造に限定されるものではない．

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る農用トラクタの実施例を示し、第１
図は側面図、第２図は第１図のｎ一■線断面図、第３図
（｛）　，　（Ｄ）は作用状態を示す側面図である。 （５）・・・・・・前車輪、（６）・・・・・・後車輪
、（１１），　（１２）・・・・・・輪体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行機体の前後車輪（５）、（６）の間の機体下部及び
   機体後部夫々に、各別に駆動昇降自在な機体支持用輪体
   （１１）、（１２）を配設してある農用トラクタ。