JPH03164220A - Oリング状パッキンの製造法 - Google Patents

Oリング状パッキンの製造法

Info

Publication number
JPH03164220A
JPH03164220A JP1304237A JP30423789A JPH03164220A JP H03164220 A JPH03164220 A JP H03164220A JP 1304237 A JP1304237 A JP 1304237A JP 30423789 A JP30423789 A JP 30423789A JP H03164220 A JPH03164220 A JP H03164220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
liquid crystal
ring
gate
crystal polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1304237A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Suenaga
末永 純一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP1304237A priority Critical patent/JPH03164220A/ja
Publication of JPH03164220A publication Critical patent/JPH03164220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,液晶ポリマーからなるシール性の高い○リン
グ状パッキンを製造する方法に関するものである。
(従来の技術) ○リング状パッキンは,液体や気体の輸送配管の継ぎ目
等に広く使用されているが,その素材は使用目的,使用
状況によって多種多様である。パッキンの素材に要求さ
れる特性は,シール性が良いことが最も重要であるが,
これに加えて,耐薬品性,耐熱性,作業性等に優れてい
ることが必要とされる。長期間取り外しのない部分,高
温,高圧の部分には,金属製のパッキンが最も適してい
るが,取り外しの機会の多い接続部等には,適当な柔ら
かさを有し,作業性が良いことから合或樹脂やゴム製の
パッキンが適している。そして,耐薬品性,耐熱性の要
求される化学や医療関係の機器にはフッ素樹脂製のパッ
キンが広く使用されている。
フッ素樹脂は.耐薬品性,耐熱性が優れているとともに
,締めつけによって変形し隙間をシールするシール性に
優れている。フッ素樹脂としてはポリ3フッ化塩化エチ
レンやポリ4フッ化エチレンが使用されているが,金属
配管のパッキンは強く締めつけた際に大きく変形しない
だけの硬度と強度を持つことが要求されることから,ロ
ックウエル硬度約R−90を有するポリ3フッ化塩化エ
チレンが主に使用されている。
しかし,このようなフッ素樹脂製パッキンは,それが酸
素のラインに使用されていて過熱によって燃焼した場合
,腐食性が強く,猛毒のフッ素ガスやフフ化水素ガスを
発生するという問題があった。もし,これが医療機器で
使用されていた場合には,患者の命を奪うことになりか
ねない。
一方,液晶ポリマー (サーモトロピック液晶ポリマー
)は,高強力,高弾性率を示すと共にガスバリャー性,
耐熱性.寸法安定性等の優れた戊形物を与える新しいエ
ンジニアリングプラスチックとして注目を集めている。
そして,液晶ポリマーは燃焼しても有毒ガスを発生しな
い。
しかし,液晶ポリマーをパッキンに利用しようとした例
は報告されていない。その理由は,液晶ポリマーを0 
1Jング状金型を用いて射出或形した場合,生じるウエ
ルドの強度が小さいこと,シートから打ち抜いた場合,
シートの有していた異方性が残ること,締めつけ時に表
面からフィブリル化してシール性を悪くすること,ガラ
ス繊維等のフィラーで強化してフィブリル化を抑えよう
とするとフィラーによって表面が粗くなり,パッキンと
して適さなくなること等のためである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は,液晶ポリマーの耐熱性,ガスバリャー性等に
優れ,燃焼しても有毒ガスを発生しないといった特長を
生かし,かつ,フイブリル化等の問題を解消した○リン
グ状パッキンを得ることのできる○リング状パッキンの
製造法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するものであり,その要旨は
,液晶ポリマーからなるO IJング状パッキンを製造
するに際し,中心部にゲートを設けた円形の金型を用い
て射出戊形することを特徴とする○リング状パッキンの
製造法にある。
本発明における液晶ポリマーは,目的とする厚さに射出
戊形できるものであれば特に限定されない。本発明で用
いられる液晶ポリマーの具体例としては,特公昭56−
 18016号公報に開示されたバラヒドロキシ安息香
酸残基単位とエチレンテレフタレート単位とからなる共
重合ポリエステル,特開昭54− 77691号公報に
開示された6−ヒドロキシー2−ナフトエ酸残基単位と
バラヒドロキシ安息香酸残基単位とからなる共重合ポリ
エステル.特公昭47− 47870号公報に開示され
たバラヒドロキシ安息香酸残基単位,テレフタル酸残基
単位及び2価フェノール残基単位からなる共重合ポリエ
ステル.特開昭53− 65421号公報に開示された
テレフタル酸残基単位とフェニルハイドロキノン残基単
位とからなる共重合ポリエステル,米国特許第4600
765号明細書に開示されたテレフタル酸残基単位,フ
エニルハイドロキノン残基単位及びスタイロハイドロキ
ノン残基単位からなる共重合ポリエステル,特開昭62
−174229号公報及び特開平1 − 51431号
公報に開示された含リン芳香族ジオール残基単位.芳香
族ジカルボン酸残基単位及びバラヒドロキシ安息香酸残
基単位からなる共重合ポリエステル等が挙げられる。中
でも,パラヒドロキシ安息香酸残基単位とエチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合ポリエステルは,フィ
ブリル化し難く,ロックウエル硬度がボリ3フッ化塩化
エチレンとほぼ同じであり,ポリ4フッ化エチレンのよ
うに大きく変形せず,作業性が良いことから好ましく用
いられる。また,特に難燃性が要求される場合には,含
リン芳香族ジオール残基単位を有する液晶ポリエステル
を用いるとよい。
なお,液晶ポリマーには,表面粗さをあまり悪くしない
範囲で,強度,耐熱性,加工性等を向1一させる添加剤
,例えば,ガラス繊維,炭素繊維,タルク,二酸化チタ
ン.ワラストナイト,マイ力,ウィスカ一等のフィラー
が配合してもよい。
本発明の方法で製造できるパッキンのサイズは特に限定
されない。液晶ポリマーは流動性が良いので,直径は2
 mm程度の小さいものから5 0 0 mm程度の大
きいものまで,厚さは0.1mm程度の薄いものから5
0mm程度の厚いものまで製造可能である。
本発明の方法においては,中心部にゲートを設けた円形
の金型を用いて射出或形することが必要である。この方
法で或形することにより,放射状に配向し,パッキンの
方向性がなくなるのである。
戊形は,パッキンの形状をしたドーナッツ型のキャビテ
ィの内側にスリット状ゲートを設けて行うとゲート部分
を切り離すだけで目的とするパッキンを得ることができ
て好ましい。
しかし,中心部に設けたゲートから円板を或形し,これ
を切り出して0リング状パッキンとしてもよい。この場
合一つの円板から同心円状のパッキンを複数枚作製する
こともできる。この際の切り出しは,ドリル,旋盤,フ
ライス,カッター等の通常の装置で行うことができる。
また,型を用いて打ち抜いてもよい。打ち抜く場合,フ
ィブリル化し易いときは,やや温度を上げて行うとよい
また,必要に応じて,表面を研磨してスキン層を除いた
り,他の樹脂をコート又は張り合わせたりすることによ
りシール性を向上させることができる。
(実施例) 次に,実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 液晶ポリマーとして,バラヒドロキシ安息香酸残基単位
80モル%とエチレンテレフタレート単位20モル%と
からなる液晶ポリエステル(ユニチカ社製ロッドランL
C−5000)を使用して,パッキンを製造した。
この際,外径18n+m,厚さ2 n+mのリング状キ
ャビティーの内側全部に厚さ0.3mmのスリット状ゲ
ートを設け,その内側は厚さ 1.0+nmとし,その
中心部にスプルーをつないだ金型を用いて射出或形して
キャビティーと同じ大きさのパッキンを得た。
得られたパッキンをステンレスパイプの継ぎ目に挿入し
て,6kg−cmのトルクで締めつけた。このパイプに
酸素ガスを圧力10kg/cutで通して24時間の漏
れを調べた結果,漏れは全く認められなかった。なお,
試験後,パッキンを取り外して調べたところ,  0.
1mm程度の凹みが生じていた。
また,パッキンの締めつけトルクを3 kg−cmどし
ても十分なシール性が得られた。
また,このパッキンを燃焼させたところ,炭酸ガスと水
以外は発生しなかった。
比較例l ポリ3フッ化塩化エチレンを用いて,切削により実施例
1と同サイズのパッキンを製造した。
得られたバッヰンを用いて,パッキンの締めつけトルク
を6 kg−co+とじて実施例1と同様な酸素ガスの
漏れテストを行った。その結果,24時間で2000−
の漏れが認められた。なお,試験後,パッキンを取り外
して調べたところ,約0.1mmの凹みが生じていた。
そこで,パッキンの締めつけトルクを10kg−cmと
したところ,漏れはなくなった。
また.このパッキンを燃焼させたところ,炭酸ガスと水
の他に,腐食性で有毒のフッ素ガス,フッ化水素ガス,
塩素ガス及び塩化水素ガスが発生した。
比較例2 ボリ4フッ化エチレンを用いて,切削により実施例lと
同サイズのパッキンを製造した。
得られたパッキンを用いて,パッキンの締めっけトルク
を6 kg−cmとして実施例lと同様な酸素ガスの漏
れテストを行った結果.漏れは認められなかったが,試
験後,パッキンを取り外して調べたところ,大きく凹み
,伸びて変形していた。
また,このパッキンを燃焼させたところ,炭酸ガスと水
の他に,腐食性で有毒のフッ素ガス及びフッ化水素ガス
が発生した。
(発明の効果) 本発明によれば,液晶ポリマーの耐熱性.ガスバリャー
性等に優れ,燃焼しても有毒ガスを発生しないといった
特長が生かされ,かつ,フィブリル化等の問題が解消さ
れたシール性の良好な0リング状パッキンを得ることが
可能となる。
本発明の方法で得られるOリング状パッキンは特に気体
配管のシールに好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液晶ポリマーからなるOリング状パッキンを製造
    するに際し、中心部にゲートを設けた円形の金型を用い
    て射出成形することを特徴とするOリング状パッキンの
    製造法。
JP1304237A 1989-11-22 1989-11-22 Oリング状パッキンの製造法 Pending JPH03164220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1304237A JPH03164220A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 Oリング状パッキンの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1304237A JPH03164220A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 Oリング状パッキンの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03164220A true JPH03164220A (ja) 1991-07-16

Family

ID=17930650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1304237A Pending JPH03164220A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 Oリング状パッキンの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03164220A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518216U (ja) * 1991-08-19 1993-03-05 三菱電線工業株式会社 フロアケーブルダクト用シール材
JP2000286152A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Kuraray Co Ltd 固体電解コンデンサ
KR100736770B1 (ko) * 2006-03-03 2007-07-09 주식회사 진영알앤에스 사출에 의한 오링 제조방법
JP2022088447A (ja) * 2014-05-16 2022-06-14 ダイバージェント テクノロジーズ, インコーポレイテッド 車両用シャーシ用のモジュール式に形成されたノード及びそれらの使用方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518216U (ja) * 1991-08-19 1993-03-05 三菱電線工業株式会社 フロアケーブルダクト用シール材
JP2000286152A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Kuraray Co Ltd 固体電解コンデンサ
KR100736770B1 (ko) * 2006-03-03 2007-07-09 주식회사 진영알앤에스 사출에 의한 오링 제조방법
JP2022088447A (ja) * 2014-05-16 2022-06-14 ダイバージェント テクノロジーズ, インコーポレイテッド 車両用シャーシ用のモジュール式に形成されたノード及びそれらの使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4530970A (en) Fluoroelastomer composition and lining material made thereof
JP5114826B2 (ja) 架橋性組成物およびそれからなる積層体
EP2325252B1 (en) Method for producing fluorine rubber crosslinked molded body
US5218026A (en) Fluorine-containing elastomer composition
JPWO2006057332A1 (ja) 熱可塑性重合体組成物
JP6827115B2 (ja) フッ素ゴム組成物、その製造法およびフッ素ゴム架橋成形品
TW201219523A (en) Fluoroelastomer bonding compositions suitable for high-temperature applications
JP5994791B2 (ja) アクリルゴム/フッ素ゴム組成物の製造方法、架橋性組成物、積層体および耐熱エアーゴムホース
JP5717807B2 (ja) 継手類用雌型部材
JPH03164220A (ja) Oリング状パッキンの製造法
JP2001192482A (ja) フッ素ゴム加硫成形品の製造法
JP2006212996A (ja) フッ素ゴム層および非フッ素ゴム層からなる積層体
JPS6230142A (ja) フルオロエラストマ−の共加硫性組成物
JP5315657B2 (ja) 低固着性含フッ素エラストマー組成物およびその成形品
JP2013100420A (ja) ジョイントシート
JPH02196837A (ja) 金属非腐蝕性ゴム組成物及びこれを用いたゴムホースと防振ゴム
JP2007056992A (ja) 布入りゴム積層成形パッキン
JPS6050212B2 (ja) 耐微生物劣化性が優れたゴムパツキング
JPH0641378A (ja) 含フッ素エラストマー加硫性組成物
JPH09104859A (ja) ジョイントシート
JP2008239766A (ja) ジョイントシート
JP2009119609A (ja) 樹脂積層チューブ
JPH06279547A (ja) 含フッ素エラストマー
JPH05193053A (ja) 燃料用ゴム積層体
JP2003268179A (ja) 塩素化ポリオレフィン組成物、それよりなる積層体、及びその積層体からなるホース