JPH03164160A - コーヒー豆の銀皮除去方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコーヒー豆の銀皮除去方法及び装置に関する。

〔従来の技術〕

コーヒーの果実（コーヒーチェリー）の断面図を第４図
に示す。外果皮１８と内果皮（パーチメント）１９との
間が果肉２ｏであり、内果皮１９の内側に銀皮（シルバ
ースキン）２１がある。モして銀皮に包まれているのが
種子、いわゆるコーヒー豆２２である（第５図参照）。

コーヒーの収穫の目的はコーヒー豆２２を得ることであ
るので、収穫後果実から外果皮１８、果肉２０及び内果
皮１９を除く必要があり、近年、この加工は広く湿式に
より行われている（ｗａｓｈｅｄ　ｃｏｆｆｅｅ　）　
。つまり、採取した果実を水槽に浸し、底に沈んだ、戊
熟した種子のみを取り出し、脱肉機にかけて果肉を取り
除き、再び水槽に入れて浮いた果肉を流し去り、種子だ
けを醗酵させる。醗酵時間は高温ならば１２〜１８時間
、低温では３０〜４０時間を要し、次にこれをかきまぜ
ながら水洗し、その後、乾燥場で天日又は人工熱で十分
に乾燥する。これが内果皮１９のついたバーチメントコ
ーヒーであり、内果皮は乾燥場、輸出港又は輸入国でロ
ーラにかけて除去し、篩で選別する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、パーチメントを除去するための脱皮工程だけで
は豆表面の銀皮２１及びセンターカット部２３（銀皮を
巻き込んでいる）が残りがちであり、商品価値を下げる
という問題点があった。

本発明はこの点にかんがみ、コーヒー豆から銀皮及びセ
ンターカット部を除去することのできるコーヒー豆の銀
皮除去方法及び装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達威するため本発明のコーヒー豆の銀皮除去
方法は、パーチメントコーヒーを、内果皮除去工程を経
て、研削式研磨機で研磨した後、更に回転するブラシ体
によって銀皮及びセンターカット部を払拭するものであ
る。

そして、前記コーヒー豆の銀皮除去方法を実施するため
の装置としては、有孔研磨筒内に回転自在に軸を内装し
、前記軸には周面に多数のブラシを備えたプラシ転子を
軸着したブラシ式研磨機の前工程に、有孔研磨簡に研削
研摩転子を軸によって回転自在に内装した研削式研磨機
を設ける。

また、前記ブラシ式研磨機に加湿装置を付設すると効果
的である。

〔作用及び効果〕

内果皮除去工程によって内果皮が除去されるとともに、
研削式研磨機の研削研磨作用により銀皮の一部が取り除
かれたパーチメントコーヒーは、回転するプラシ転子に
よってセンターカット部を掻き出すように働き、粒表面
に残存する銀皮も粒々摩擦等によって剥離され、共に有
孔研磨筒から漏出する。

このように、研削研磨作用により銀皮の一部が除去され
るためブラシ研磨作用が一層有効的であるとともに、ブ
ラシ作用だけでは除去できなかったセンターカット部が
、回転するブラシ体によって掻き出され、表面に付着す
る銀皮も払拭されて商品価値が向上する。

また、加湿装置によりコーヒー豆表面の銀皮が湿潤軟化
されて、銀皮がより効率的に除去される。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。供給ホ
ッパ−２４を取付けた昇降機２５を、研削式研磨機２６
の供給タンク２７に連絡し、研削式研磨機２６は有孔研
磨筒２８内に、表面に研削用切刃（研削砥石の砥粒）を
略全周に設けた研削研磨転子２９を回転自在に軸装する
。

符号３０は研磨室であり、研削式研磨機２６は排出樋３
１、供給ホッパ−３２、昇降機３３を介してブラシ式研
磨機１に連絡している。

ブラシ式研磨機１は、供給口３へ連絡する供給タンク２
を設け、供給口３には供給口３を開閉するシャッター４
を設ける。また、回転自在に横設した主軸５に螺旋転子
６、プラシ転子１５及び摩擦研磨転子７を輪着するが、
摩擦転子７は設けない場合もある。プラシ転子１５及び
摩擦研磨転子７を包囲して有孔研磨筒８を設け、プラシ
転子１５及び摩擦研磨転子７と有孔研磨筒８との間を流
路９に形成する。ブラシ転子１５は回転体に多数のワイ
ヤブラシを植設してなり、摩擦研磨転子７の先端は排出
口１０に連絡され、排出口１０には圧迫抵抗板１１を設
ける。

有孔研磨筒８は除塵室■２内に設けられ、除塵室ｌ２と
連絡して排風機１３が設けられる。

また、中空状の主軸５に複数個の通風口１４を設けると
ともにブラシ転子１５及び摩擦研磨転子７に噴風溝を設
け、流路９内に噴風するよう形戊する。

更に、有孔研磨筒８を多角形とするとともに摩擦研磨転
子７は周面を偏心させ、周面の大径側の終端に突起を設
けて、流路９内のコーヒー豆に圧力の変化を生じさせ、
撹拌作用を増加させると斑研磨を防止できる。

研磨室９に供給されるコーヒー生豆に水分を添加するた
めに、排出口１０までの任意の工程にノズル１７を設け
、該ノズル１７は流量調，節可能な弁１６を介して水タ
ンク３４に配管される。

なお、加水位置は供給タン２または中空とした主軸５の
軸端に設けてもよく、加水箇所は１カ所に限定されるこ
とにく任意に設けることができる。

次に、上記実施例における具体的作動を説明する。図外
の内果皮除去装置によって内果皮を一応除去したコーヒ
ー豆は、供給ホッパ−２４から昇降機２５、供給タンク
２７を介して研削式研磨機２６に供給される。研磨室３
０において研削研磨転子２９により、コーヒー豆表面の
銀皮が部分的に除去される。部分的に銀皮が除去された
コーヒー豆は、排出樋３１から供給ホッパ−３２、昇降
機３３を介してブラシ式研磨機１の供給タンク７２に投
入される。そして、シャッター４を開口することにより
コーヒー豆は供給口３から螺旋転子６へと送られる。そ
のとき、ノズル１７から噴射される霧氷によりコーヒー
豆が加湿されて表面が軟化される。コーヒー豆２２は螺
旋転子６の送穀作用によりプラシ転子１５へ送られ、ワ
イヤブラシによってセンターカット部２３が除去され、
次に、研磨転子７の回転によって粒々摩擦を受け、コー
ヒー豆表面に残る銀皮２１が完全に除去される。銀皮２
１が除去されたコーヒー豆２２は排出口１０より機外へ
排出される。コーヒー豆２２の研磨度は圧迫抵抗板１１
を調節して行う。

このようにして除去された銀皮や塵埃は、主軸５に設け
た通風口１４からの噴風により有孔研磨筒８から直ちに
排出されて除塵室１２に落下し、排風機１３による吸引
力により機外へ排出される。

なお、ブラシ転子１５は図示した位置に限られるもので
はなく、また、排出口１０から吐出したコーヒー豆を再
び供給タンク２内に循環するよう形成してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は銀皮除去装置の一部側断面図、第２図は一部を
破断した研磨機、第３図は第２図におけるＡ−Ａ断面図
、第４図はコーヒーの果実の横断面図、第５図はコーヒ
ー豆の斜視図である。 １・・・ブラシ式研磨機、２・・・供給タンク、３・・
・供給口、４・・・シャッター、５・・・主軸、６・・
・螺旋転子、７・・・摩擦研磨転子、８・・・有孔研磨
筒、９・・・研磨室、１０・・・排出口、１１・・・圧
迫抵抗板、１２・・・除塵室、１３・・・排風機、１４
・・・通風口、１５・・・プラシ転子、１６・・・弁、
１７・・・ノズル、ｌ８・・・外果皮、１９・・・内果
皮、２０・・・果肉、２１・・・銀皮、２２・・・コー
ヒー豆、２３・・・センターカット部、２４・・・供給
ホッパー、２５・・・昇降機、２６・・・研削式研磨機
、２７・・・供給タンク、２８・・・有孔研磨筒、２９
・・・研削研磨転子、３０・・・研磨室、３１・・・排
出樋、３２・・・供給ホッパー、３３・・・昇降機、３
４・・・水タンク。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）パーチメントコーヒーを、内果皮除去工程を経て
   、研削式研磨機で研磨した後、更に回転するブラシ体に
   よって銀皮及びセンターカット部を払拭することを特徴
   とするコーヒー豆の銀皮除去方法。
2. （２）有孔研磨筒内に回転自在に軸を内装し、前記軸に
   は周面に多数のブラシを備えたブラシ転子を軸着したブ
   ラシ式研磨機の前工程に、有孔研磨筒内に研削研磨転子
   を軸によって回転自在に内装した研削式研磨機を設けた
   ことを特徴とするコーヒー豆の銀皮除去装置。
3. （３）前記ブラシ式研磨機に加湿装置を付設した請求項
   （２）記載のコーヒー豆の銀皮除去装置。