JPH0316371Y2 - - Google Patents

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JPH0316371Y2
JPH0316371Y2 JP8642085U JP8642085U JPH0316371Y2 JP H0316371 Y2 JPH0316371 Y2 JP H0316371Y2 JP 8642085 U JP8642085 U JP 8642085U JP 8642085 U JP8642085 U JP 8642085U JP H0316371 Y2 JPH0316371 Y2 JP H0316371Y2
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latch
plate
cannula
lock
stopper
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 a 産業上の利用分野 本考案は例えば一般家庭やマンシヨンの入口の
ドア、あるいはホテルの部屋のドア等に用いるド
ア錠に関するものである。
b 従来の技術 ドア錠でラツチとカンヌキを備えたものでは、
室外側からの解錠は合鍵その他の適当な手段によ
るように構成されているが、室内側から解錠する
ための手段としては従来次の如き構成のものがあ
る。第1はラツチとカンヌキが各々独立してお
り、各々を手動で操作するもの、第2はラツチと
カンヌキが各々独立している点では同様だが、ラ
ツチは手動で操作し、カンヌキは電磁石・モータ
等の電気的手段で作動させるようにしたもの、第
3はラツチとカンヌキを連動させて、それらを電
磁石・モータ等の電気的手段にて作動させるよう
にしたもの等である。
c 考案が解決しようとする問題点 上記従来のドア錠のうち、第1の室内側から解
錠するのにラツチとカンヌキが各々独立して手動
で作動させるものは、各々別個の操作部を有する
ものでは操作に手間取る。また1つのノブでラツ
チとカンヌキを動かすものもあるが、それはノブ
を左右または2段階に回す必要があつて、やはり
手間取り非常時等に困ることになる。また第2
の、ラツチを手動でカンヌキを電気的に作動させ
るものは、やはり2操作が必要であるし、電池の
消耗や電気的故障でカンヌキの作動ができなくな
ることがある。さらに、第3のラツチとカンヌキ
を同時に電気的に作動させるものは、電池の消耗
や電気的故障でラツチとカンヌキの両方が作動不
能となることがある。特に火災時には、配線が先
にいたんで作動せず、解錠して脱出することがで
きなくなる可能性もある、等の問題点がある。
本考案は上記従来のドア錠が有する問題点を解
決しようとするものである。即ち目的とするとこ
ろは、室内側からの解錠を1つの操作で容易・迅
速に行なえるとともに、故障がなく、非常時等の
解錠も手間取らず、確実に開扉が行なえるような
ドア錠を提供することにある。
ロ 考案の構成 a 問題点を解決するための手段 本考案のドア錠は、ケース1から突出するラツ
チ2とカンヌキ3、突出時の各々を係止するラツ
チストツパ4とカンヌキストツパ5とを有するド
ア錠において、カンヌキ3側への連動用凸部7を
有し、室内側操作部8の回動で後退する第1スラ
イド板9と、後退時にラツチストツパ4を解除さ
せる解除用凸部11付の第2スライド板10と、
ラツチ2後部と一体の第3スライド板12とを設
けて、その第1スライド板9にて第2・第3スラ
イド板10,12を共に後退可能とするととも
に、後退時の第1スライド板9の連動用凸部7に
て可回動の連動用部材14と、該連動用部材14
を介して可動の前後動板15と、該前後動板15
にて可回動で側方に作動用凸部19をもつカンヌ
キ作動用部材17を設け、かつカンヌキ3の後板
部20上に、前記作動用凸部19を前・後で受け
る掛止凸部21,22と、カンヌキ後退直前に作
動用凸部19で押されカンヌキストツパ5を解除
させる解除用板23とを設けてなるものである。
上記構成において、各スライド板は図面上奥か
ら第1・第2・第3スライド板9,10,12が
重なつている。第1スライド板9は例えばレバー
の如き室内側操作部8と一体の角軸24により、
ハブ板25の回動でバネ26に抗つて後退可能と
してある。27は第4スライド板で、ラツチ2を
室外側から適切な手段にて解錠可能とするための
ものであり、前記第3スライド板12の手前に重
なる如く設けて、室外側操作部28、スピンドル
板29で可回動なハブ板30により後退可能とし
てある。31は吸引用板で、第4スライド板27
上で前後にスライド可能に設けてあり、32は引
掛用板で、吸引用板31を固定して第4スライド
板27を後退時に、吸引用板31の突片33に当
接して可回動としてある。34は電磁石でケース
1に設けてあり、例えば磁気カードの如き適切な
手段によつてのみ通電・励磁され、吸引用板31
を吸引して固定可能としてある。35,36は第
2・第3スライド板10,12の掛止用片で、回
動した前記引掛用板32が掛止可能としてある。
前記ラツチストツパ4は、突出状態のラツチ2
の首部を係止すべくバネ37で押されているが、
トリガ38の突出時は該トリガ38の側板部39
がバネ37に抗つてラツチストツパ4を引掛け、
ラツチ2の首部から離している。カンヌキストツ
パ5も、突出状態のカンヌキ3の首部を係止すべ
くバネ40で押されている。41はカンヌキ突出
用つまみで、前記カンヌキ作動用部材17に係合
してあり、室内側から操作可能である。前記連動
用部材14と前後動板15とは、例えば板状で中
央を軸支した連動用部材14に溝孔42を形成
し、前後動板15のピン43を係合させ連動させ
てある。前後動板15とカンヌキ作動用部材17
とは、例えば前後動板15にラツク部16を形成
し、作動用部材17に前記ラツク部16と噛合す
るギヤ部18を設けて連動させてある。
図において、6はドア、13は第1スライド板
9に設けた掛止用部で、第1スライド板9の後退
時に第2・第3スライド板10,12も共に後退
可能とするものである。23aは解錠用板23の
他側部、44は前後動板のガイド用孔、45はカ
ンヌキ後板部のバネ、46はドア枠、47はその
受板、48はラツチのバネである。
b 作用 本考案の作動状態を説明すると、まず室内側か
ら施錠する場合はドア6を閉じるだけでよく、自
動施錠される。即ちドア6を閉じると、ラツチ2
が受板47に当つて一度後退後、バネ48で突出
して掛止用孔に係合し、他方トリガ38も受板4
7に当つて引込み、ラツチストツパ4がバネ37
に押されてラツチ2の首部を係止し、施錠され
る。なおこの際、室外側操作部28のノブを回し
ても、スピンドル板29・ハブ板30を介して第
4スライド板27が後退するだけで、第2・第3
スライド板10,12は動かぬから、ラツチ2お
よびラツチストツパ4はそのままである。
また、前記ラツチ2に加えてカンヌキ3をも施
錠する場合には、室内側のカンヌキ突出用つまみ
41を回せばよい。これにより、カンヌキ作動用
部材17が回動して第3図で示される如くその作
動用凸部19が、カンヌキ3の後板部20にある
前側の掛止凸部21を前方(第3図で左方)へ移
動させ、先端で支持する。そのためカンヌキ3が
突出して受板47の孔へ係合し、同時にバネ40
で押されているカンヌキストツパ5でカンヌキ3
の首部が係止されて前記ラツチ2とあわせて2重
の施錠となる。なおカンヌキ突出状態の第1図・
第3図で、カンヌキ3の首部とカンヌキストツパ
5前端との間に間〓があるが、この間〓分は前記
作動用凸部19の先端が掛止凸部21を支持する
ことで係止されている。
次に室内側から解錠するには、単に室内側操作
部8のレバーを回すだけでよい。これにより、角
軸24を介してハブ板25が回動して第1スライ
ド板9をバネ26に抗つて後退させるが、第1ス
ライド板9と共に第2・第3スライド板10,1
2も同時に後退する。この第2スライド板10の
後退で、該スライド板10上の解除用凸部11が
ラツチストツパ4を押して回動させ、ラツチ2の
首部から解除させる。そのため同時に後退する第
3スライド板12と一体のラツチ2が引込み、受
板47の孔から外れてラツチ2が解錠される。
他方、第1スライド板9の後退で第4図・第5
図で示すように該スライド板9上の連動用凸部7
が連動用部材14を回動させ、該連動用部材14
を介して前後動板15が前方(図で左方)へ押さ
れる。この前後動板15の前進により、カンヌキ
作動用部材17が回動されて該部材17の作動用
凸部19も回動する。その際、第4図の如くまず
該凸部19の先端がストツパ解除用板23後部寄
りを押し、他側部23aがカンヌキストツパ5を
押上げてカンヌキ3の首部から解除させる。それ
と同時に、第5図の如く該作動用凸部19が、カ
ンヌキ後板部20上の後側の掛止凸部22を後方
(図で右方)へ移動させるので、カンヌキ3が後
退して受板47の孔から抜出し、カンヌキ3も解
錠される。
以上の如く、室内側操作部8の回動によりラツ
チ2とカンヌキ3が同時に解錠されるので、解錠
のために掴んだその手のまま室内側操作部8を引
けば、ドア6が開けられることになる。
なお、室外から施錠するにはドア6を閉めるだ
けでよく、自動施錠される。即ち先の室内側から
ドア6を閉めた際と同様に、ラツチ2が受板47
の孔に係合し、ラツチストツパ4がラツチ2の首
部を係止して施錠されることになる。室外側から
カンヌキ3は施錠しない。そして室外から解錠す
るには、適当な解除用手段を用いて通電させ電磁
石34を励磁させると、第4スライド板27上の
吸引用板31が吸引される。この状態で室外側操
作部28としてのノブを回すと、スピンドル板2
9・ハブ板30を介して第4スライド板27が後
退し引掛用板32も同時に後退するが、吸引され
固定している吸引用板31の突片33で一時的に
係止され回動する。そのため引掛用板32が第
2・第3スライド板10,12の掛止用片35,
36で掛止されるので、第4スライド板27と共
に第2・第3スライド板10,12も後退し、前
記と同様にラツチストツパ4が解除されラツチ2
が後退して、解錠される。
ハ 考案の効果 以上で明かな如く、本考案は室内側から解錠さ
せる機構として、従来のラツチとカンヌキを各々
独立して手動で作動させたり、1つのノブでも左
右または2段階に回動させる必要があるのに比べ
ると、単に室内側操作部の1アクシヨンだけでラ
ツチとカンヌキを同時に解錠でき、かつ解錠のた
めに室内側操作部8を掴んだその手のままでドア
を開けることができる。それゆえ、非常時その他
の急ぐ場合でも解錠・開扉を容易・迅速に行なえ
るものである。
また従来のラツチを手動で、カンヌキを電気的
に作動させるものや、ラツチとカンヌキの両方を
電気的に作動させるものに比べると、電池の消
耗・電気的故障や火災時に断線で作動不能になる
等がなく、故障がなくて確実に解錠できるという
実用性の高い効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は施
錠状態の一部切欠正面図、第2図は室内側操作部
にての解錠状態の一部切欠正面図、第3図はカン
ヌキ施錠時の一部省略正面図、第4図は室内側操
作部にてのカンヌキストツパ解除時の一部省略正
面図、第5図はカンヌキ解錠時の一部省略正面
図、第6図は全体側面図である。 図面符号、1……ケース、2……ラツチ、3…
…カンヌキ、4……ラツチストツパ、5……カン
ヌキストツパ、6……ドア、7……連動用凸部、
8……室内側操作部、9……第1スライド板、1
0……第2スライド板、11……解除用凸部、1
2……第3スライド板、14……連動用部材、1
5……前後動板、17……カンヌキ作動用部材、
19……作動用凸部、20……後板部、21,2
2……掛止凸部、23……解除用板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラツチ2・カンヌキ3と、突出状態のそれらを
    係止するラツチストツパ4・カンヌキストツパ5
    を備えたドア錠において、室内側操作部8の回動
    で後退可能で、カンヌキ3側への連動用凸部7を
    もつ第1スライド板9と、後退時にラツチストツ
    パ4を解除させる解除用凸部11付の第2スライ
    ド板10と、ラツチ2後部に一体の第3スライド
    板12を設けて、第1スライド板9にて第2・第
    3スライド板10,12を共に後退可能とすると
    ともに、後退時の連動用凸部7にて可回動な連動
    用部材14と、該連動用部材14を介して可動の
    前後動板15と、該前後動板15にて可回動で側
    方に作動用凸部19をもつカンヌキ作動用部材1
    7を設け、かつカンヌキ3の後板部20上に、前
    記作動用凸部19を前・後で受ける掛止凸部2
    1,22と、カンヌキ後退直前に作動用凸部19
    で押されカンヌキストツパ5を解除させる解除用
    板23とを設けてなるドア錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2507450B2 (ja) * 1987-07-20 1996-06-12 株式会社アルファ 自動施錠装置
JP5918039B2 (ja) * 2012-06-19 2016-05-18 株式会社日中製作所 ラッチ錠

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