JPH03163108A - 両性高分子電解質およびその製造方法 - Google Patents

両性高分子電解質およびその製造方法

Info

Publication number
JPH03163108A
JPH03163108A JP14128490A JP14128490A JPH03163108A JP H03163108 A JPH03163108 A JP H03163108A JP 14128490 A JP14128490 A JP 14128490A JP 14128490 A JP14128490 A JP 14128490A JP H03163108 A JPH03163108 A JP H03163108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
general formula
alkyl group
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14128490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2934284B2 (ja
Inventor
Kazutomo Takahashi
和友 高橋
Koichi Yamamoto
光一 山本
Seiichi Suzuki
清一 鈴木
Kazuo Kodama
児玉 和男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP14128490A priority Critical patent/JP2934284B2/ja
Publication of JPH03163108A publication Critical patent/JPH03163108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2934284B2 publication Critical patent/JP2934284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な両性高分子電解質およびその製造方法に
関する.本発明の両性高分子電解質は、例えば合成繊維
、合成樹脂フイルム、合或樹脂成型品あるいは燃料油等
の帯電防止剤;静電記録紙電子写真記録等の揮電剤:抄
紙填料の歩留り向上剤:紙力増強剤;サイズ剤:下水・
し尿処理等の高分子凝集剤、脱水剤;染色排水等、各種
着色排水の脱水剤;重金属捕捉樹脂、イオン交換樹脂;
ヘアースプレー等の化粧品戒分;防錆剤;殺菌剤防カビ
剤;防曇剤などの用途に使用される.〔従来の技術] 従来知られている両性高分子電解質としては、■・マン
ニツヒ反応等により製遺されるもの(特開昭58−48
98、特開昭58−104299■ホフマン分解反応か
ら製造されるもの(特開昭5 5−6 5 5 6 ) ■ 分子内にカチオン基として第四級アンモニウム基や
第三級アミンを含有するもの(特開昭49−6078、
特開昭62−205112)アミノアルキル化反応を用
いた両性高分子電解質では、 ■ アクリル系ベースボリマーをアミノアルキル化し、
その残存酸をアミンで中和することによって水性化した
もの(特公昭55=−35422)■ アクリル系ペー
スボリマーをその酸の1.0〜1.1当量のアルキレン
アミンでアミノアルキル化し懸垂アミノアルキル基のn
の平均値が1〜1.2のもの(米国特許第3,372,
149号)等がある. [発明が解決しようとする問題点] これらの公知技術を利用して両性高分子電解質が得られ
ているが、マンニッヒ反応やホフマン分解反応を用いた
ものは、ゲル化等で不安定である.カチオン性成分とし
て主に第四級アンモニウム基を含むものが紙力増強剤と
して提案されており、凝集剤としての利用の可能性も述
べられているが、性能として不充分であり、また使用す
るカチオン性モノマーも高価である.一方、アミノアル
キル化を用いた公知技術で当該両性高分子電解質を製造
すると、不安定でゲル化等の問題がある.[問題を解決
するための手段コ 本発明者等はカチオン性成分としてアミノアルキル基を
用い、カの諸特性を詳細に検討した結果、上記の問題を
解決した両性高分子電解質が得られることを見い出し本
発明を完成した,[問題を解決するための千段] ■ 1 [−co2 −C− ], [−Cl2 −c−1, [ −CH,, −C− ], [−C}l2 −C− ], l 1 1 C=0 COON A B 0(Cl2CH − N )。H ・n(HY) ζ R5R6 ・・・(1) [式中、n=1〜5の整数で、 a,b,c,dの比率は、a+b+c+d=1またはa
 −1− b 十c = 1である.R1,R2,R3
、R  およびR5はそれぞれ水4 素原子またはアルキル基を示す. R6は水素原子またはアルキル基またはω−ヒドロキシ
基で置換されたアルキル基を示す.HYは一塩基酸を示
す. Aは一般式(2) 一CO2R7  ・・・(2) (式中、R7はアルキル基、芳香族基または脂環族基を
示す.) で示されるエステル基、または、 一般式(3) (式中、R8は水@原子またはアルキル基または水酸基
を示す.) で示されるp−置換フエニル基、または、一般式(4〉 −CN           ・・・(4)で示される
ニトリル基を示す. Bは一般式(5) −CONR9R1o      ・ (5)(式中、R
 およびR10はそれぞれ水素原子また9 はアルキル基を示す.) で示されるアミド基、または 一般式(6》 −Co  CH−CHOH    ・・・(6)2 (式中 ?11  R12 (式中、R11およびR1■はそれぞれ水素原子または
アルキル基を示す.) で示されるヒドロキシアルキル基、または一般式(7) −CN           ・・・(7)で示される
ニトリル基を示す.] の組成からなるカチオン当量値(Cv)が0.8〜10
. 0 mf! q/g、アニオン当量値( A v 
)が0.1〜6.Oleq/gの範囲にあることを特徴
とする両性高分子電解質 に関するものである.また、 アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる一種以上のアニ
オン性単量体(I>と乳化させることを目的に加えた一
般式(1)のAに相当するノニオン性単量体(n)とを
水中で乳化重合し、また一般式(1)の8に相当する親
水性のノニオン性単量体(III)をさらに加え水中に
て乳化重合し、得られたビニル系カルボン酸重合体エマ
ルジョン(IV)にアルキレンイミンを反応させ、アミ
ノアルキル化し、ついで一塩基酸で酸性化することを特
徴とするアミノアルキル基及びカルボキシル基を有する
両性高分子電解質の製造方法に関するものである. アニオン性単量体(I)としてはアクリル酸、メタクリ
ル酸が好ましい.アニオン性単量体<I)は、酸解離特
性を考慮して選ばれたものである.アクリル酸及びメタ
クリル酸の25℃における酸解離指数はそれぞれ4.3
及び4.7であり、アクリルatたはその塩はpH4.
3以下の水中にて、またメタクリル酸またはその塩はp
H4.7以下の水中にてイオンとして存在するものの割
合が急激に減少し、pH3.5以下の水中においてはい
ずれの単量体も実質的に非解離状態にある.一方、酸解
離指数の小さいスルホン酸基等を有するアニオン性単量
体においてはpH2〜3程度の低PH域においてもイオ
ン種の存在量が多いので、これらの単i#を使用しても
本発明の優れた効果を得ることができない. ノニオン性単量体(ff)としては、乳化させることが
可能で、かつ前記の単量体(I>と共重合可能なノニオ
ン性単量体を用いることができ、たとえば一般式(8)
で示されるエステル基を有するビニル型単量体を用いる
ことができる.C H 2 1( R  −C−C−0−R2     ・・・(8)1 I1 0 一般式(8)においてR1は水素原子またはアルキル基
であり、R2はアルキル基、芳香族基または脂環族基で
あり、具体例としてアクリル酸メチル、アクリルGn−
プロビル、アクリル酸iso一プロビル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸iso−ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクゾル
酸フエニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フ
ェニル等を挙げることができる..tた、一般式(9)
で示されるp−置換フエニル基を有するビニル系単量体
を用いることができる.CH2 11 R 1− C −@− R2 ・・・ (9) 一般式(9)においてR1は水素原子またはアルキル基
であり、R2は水素原子またはアルキル基または水酸基
あり、具体例としてスチレン、p−メチルスチレン、p
−ビニルフェノール等を挙げることができる,その他に
アクリロニトリル等も挙げられる. なお、ノニオン性単量#(■)はビニル系カルボン酸重
合体エマルジョン( IV )が低粘度で高分子量化が
可能であるエマルジョンで得られることを目的として使
用されるものである.通常ビニル系カルボン酸重合体エ
マルジョン(IV)のうち20モル%以下が好ましい.
20モル%を超えると両性高分子電解質の水中での溶解
性が低下するので好ましくない. ノニオン性単量体([)としては、前記の単量体(I)
および(n)と共重合可能な任意のノニオン性単量体を
用いることができ、たとえば一般式(10)で示される
アミド基を有するビニル型単量体を用いることができる
. 11R2 R, −C −C−14 < 11    R3    ・・・(10)〇 一般式(工0)においてR  ,R  およびR3は1
2 水素またはアルキル基であり、具体例としてアクリルア
ミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジ
エチルアクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルア
ミド等を挙げることができる.また、一般式(11)で
示されるヒドロキシアルキル基を有するビニル系単量体
を用いることもできる. 11 R1−C −CO−CH−Ctl  −OH   ・・
・(11)1111 0 R2R3 一般式〈11)においてR  ,R2およびR3は水1 素またはアルキル基であり、具体例としてはヒドロキシ
エチルアルリレート、ヒドロキシエチルメタクリート、
ヒドロキシプロビルアクリレート、ヒドロキシプロビル
メタクリレート等を挙げることができる.その他にアク
リロニトリル等も挙げられる. なお、ノニオン性単量体(III)は両性高分子電解質
の分子量やイオン当量の調節等を目的として使用される
ものである.通常ビニル系カルボン酸重合体エマルジョ
ン( IV )のうち70モル%以下が好ましい. 本発明の方法によって製造される両性高分子電解質にお
いては、カチオン当t値Cvが0.8〜1 0 . 0
 NOQ/g、アニオン当量[Avが0.1〜6.0I
leQ/gの範囲となるように、ビニル系カルボン酸重
合体エマルジョン(■)の重合時においてアニオン性単
量体(I)、ノニオン性単量体(n)および<I!)の
使用量を決めることが必要である. 本発明の重合時の
単量体[アニオン性単量体〈I〉、ノニオン性単量体(
n)、(I[)の合計量(以下「単量体合計量」という
)]の濃度はおよそ10〜80重量%程度であることが
好ましい.該濃度が10f!量%未溝であると生産性が
低いため好ましくなく、また、80重量”%を越えると
重合熱が多量に発生し系の温度が上昇しすぎるので好ま
しくない. アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる1種以上のアニ
オン性単量体(I)と乳化することを目的の加えた一般
式(1)のAに相当するノニオン性単量体(II)とを
水中で乳化重合、または一般式(1)のBに相当する親
水性のノニオン性単量体(I[)をさらに加えて水中に
て乳化重合する際に、単量体(I)、(II)および(
I[)を充分分散させるために界面活性剤を使用しても
よいl!用する界面活性剤に特に制限はないが、乳化に
際してO/W型のエマルジョンを作り得る比較的親水性
の高いものが好適である.具体的な例としては、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ボリオキシエチ
レンステアリルエーテルなどのノ二オン系界面活性剤、
ラウリルvXaナトリウム、ポリオキシエチレンノニル
フエニノレエーテル硫酸ナトリウムなどのアニオン系界
面活性剤、またはステアリルアミンアセテート、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロライドなどのカチオン
系界面活性剤などが使用できる.界面活性剤の使用量は
、単量体合計量に対し、0.01〜ion量%、好まし
くは0.1〜5重量%である. また、ビニル系カルボン酸重合体エマルジョン( IV
 )を製造する際に必要に応じてレドックス系やアゾ系
等のラジカル重合開始剤を使用することができる,レド
ックス系重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過
硫酸カリウム、過酸化水素、クメンハイドロパーオキサ
イド等の酸化剤とホルムアルデヒドナトリウムスルホキ
シレート、チオグリコール酸、L−アスコルビン酸、ジ
メチルアミノプロピオニトリル、亜硫酸水素ナトリウム
、β−メルカプトエタノール、2価の鉄塩等の還元剤と
の組合せを挙げることができる.またアゾ系重合開始剤
としては、アゾビスイソブチロニトリル、2.2一一ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩、2,2゜−
アゾビス(2.4−ジメチルパレロニトリル)、4.4
−−アゾビス(4一シアノベンタノイックアシッド)等
を挙げることができる.また他のレドックス系重合開始
剤やアゾ系重合開始剤を併用することもできる.重合温
度としては、初期温度を10〜40’C程度として系外
から温度を制御しながら30〜1oO℃程度の温度条件
で重合するー. 重合時間は、単量体の濃度や重合温度、あるいは目標と
する重合度等によって変化するがおよそ10分間〜10
時間程度であり、より好ましくはおよそ1〜7時間程度
である. また、アミノアルキル化時においてはビニル系カルボン
酸重合体エマルジョン(IV)とアルキレンイミンの使
用量を決めることが必要である.カチオン当量値Cvが
0.811eQ/trより小さいと両性としての特性が
現われにくい.また、カチオン当量値Cvが1 0 .
 0 rgeQ/tより大きいものは両性としての特性
が現われにくい.さらに、アニオン当量値Avが0.1
1neq/gより小さいと両性としての特性が現れに<
<、アニオン当量値AVが6.Ortrea/gを越え
ると水中での溶解性が低下する傾向があるので好ましく
ない. アミノアルキル化反応は、ビニル系カルボン酸共重合体
エマルジョン(IV)にアルキレンイミンを反応させる
ことによって行なうことができる.該ビニル系カルボン
酸重合体エマルジョン( IV )のカルボン酸基と、
アルキレンイミンとを次の一般反応によって反応させて
アミノアルキル化する.たとえば1,2−アルキレンイ
ミンとの反応は次の一般式によって表わされる. 0 ■ 11 C−OH + l1 2 C C−R4 \ / N 0 H 11 一C − 0−Cl  −C − R42 N 11 R 5 または、 0 11 一〇 0−CH R 4 N ■ R 5 [この式でR4は水素またはアルキル基であり、R5は
水素またはアルキル基またはω−ヒドロキシ基で置換さ
れたアルキル基である.]ビニル重合体の遊離のカルボ
ン酸基をアミノエステル基に変換するためのアルキレン
イミンは1.2−アルキレンイミン(アジリジン)であ
りそのうち1.2−プロピレンイミンおよびエチレンイ
ミンはそれらの入手可能性および比較的安価であること
のゆえに特に好ましい.所望ならばn−アルキル置換ま
たは非置換の1.3−アルキレンイミン(アゼチジン〉
もアミノエステル基をあたえるのに、それらイミンがそ
の化学的反応性および性質が1.2−イミンに類似して
いるから使用できる.これら化合物の例には2−メチル
アジりジン、2−エチルアジりジン、2−n−プロビル
アジりジン、2−イソプロビルアジりジン、2−n−ブ
チルアジリジン、2−インブチルアジリジン、2一第3
ブチルアジリジン、2−(1−メチルブチル)アジリジ
ン、2(2−メチルブチル)アジリジン、2−(3−メ
チルブチル)アジリジン、2−n−ベンチルアジリジン
、2−(1−メチルベンチル)アジリジン、2−(メチ
ルペンチル)アジリジン、2−(メチルベンチル)アジ
リジン、2−(4−メチルペンチル)アジリジン、2(
3一エチルペンチル)アジリジン、2−(2−イングロ
ビルペンチル)アジリジン、2−n−へキシルアジリジ
ン、2−n−(ヘグチルアジリジン)2−n−オクチル
アジリジン、2.3−ジメチルアジリジン、2.3−ジ
(2−メチルブチル)アジリジン、2−エチル−3−n
−へキシルアジリジン、3−n−オクチル−3−プロビ
ルアジりジン、2−ヒドロキシエチルアジりジンおよび
それらの相応するアゼチジンたとえば2−メチルアゼチ
ジン、2−エチルアゼチジン、2−n−プロビルアゼチ
ジン、2.4−ジメチルアゼチジン、2.4−ジオクチ
ルアゼチジンおよび2.3−ジ(2−メチルブチル)ア
ゼチジンが含まれる.懸垂アミノアルキル基の酸性化は
一塩基酸で行なわれ、付加アルキレンイミンに対し50
〜100モル%量用いられ(好ましくは60〜90モル
%用いられる)アミノアルキル化時に一括して又は分割
して行なわれる.一塩基酸としては塩酸、硝酸等の鉱酸
、またはギ酸等のカルボン酸の内から選ばれる. アミノアルキル化の方法は、該ビニル系カルボン酸重合
体エマルジョン(IV)にその含有するアニオン性単量
体(I)のモル当量の50nol%のアルキレンイミン
を添加し、5分から60分撹拌する.その後添加したア
ルキレンイミン相当分の中和酸を加え5〜60分撹拌を
続ける.次に残りのアルキレンイミンを徐々に添加し5
〜60分撹拌し、その後残りの中和酸を加え5〜60分
撹拌する.反応温度は上記反応中、常に30〜65′c
好ましくは35〜55℃に保つことが必要である.反応
温度が65℃を越えると反応途中にゲル化したり、生成
物が白濁し不溶物が生じる.逆に30℃未満だと反応時
間が無制限に長くなり意味がない. 本発明の製法によって得られる両性高分子電解質におい
ては、前記のカチオン当量値、アニオン当量値の1也に
分子量も適度にコントロールすることが望ましい.分子
量を示す指標として固有粘度を用いると、この両性高分
子電解質の固有粘度[η]は0.1〜25、好ましくは
1〜15となるはうに各単量体の組成や重合条件等を適
宜設定することが望ましい. 以上述べたような条件を採用して水中にて重合及び反応
させることにより、両性高分子電解質を得ることができ
る. [実施例] 以下実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこ
れらによりHら限定されるものではない.(ビニル系カ
ルボン酸重合体エマルジョン(IV)の製造) 参考例1 撹拌機、温度計、冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス揮
入管のついた四つ口フラスコにイオン交換水820gと
界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム、0.8gを
入れ充分に溶解させる.これにアクリル酸(AA)25
.6g,アクリルアミド(AAm)3.2g、スチレン
(St)3.2gを加え撹拌しながら系内を十分窒素置
換する.窒素置換後、50゜Cに昇温し触媒として、過
[酸アンモニウム(APS)0.288g、亜硫酸水素
ナトリウム(sB)0.288gを加える.ただちにア
クリル酸(AA)102.4g、アクリルアミド(AA
m)12.8g、スチレン(St)12.8gを滴下ロ
ートより温度を50℃に保ちながら2時間にわたって滴
下する.2時間の熟成の後ビニル系カルボン酸重合体エ
マルジョンが得られる.この重合体エマルジョンの粘度
は2850cpsである.t.た、この重合体エマルジ
ョンを水酸化ナトリウムにて中和し完全にエマルジョン
を溶解させ、固形分を1重量%に調整したときの溶液粘
度は130cpsであった. 参考例2〜8 #考例lと同躾な方法で表=1に示すような組成でそれ
ぞれのビニル系カルボン酸重合体エマルジョン(rV)
を得た. また、参考例7.8はノニオン性単量体(II)、界面
活性剤を加えずに水溶8!重合で行なったものをあげる
. 表 1 AA AAm St MA BA MMA HEA MAm MAA アクリノH浚 アクリルアミド スチレン アクリル酸メチル アクリノ目牧ブチル メタクリル酸メチル アクリノL4ji2−ヒドロキシエチルメタクリルアミ
ド メタクリル酸 実施例1 参考例1で合成したビニル系カルボン酸重合体エマルジ
ョン(■)500gを仕込み、50℃に昇温し反応中5
0℃の温度に保持しながらエチレンイミンを19.1g
滴下し、30分間撹拌した.ついで61重量%硝酸水溶
液45.9gを加え30分間撹拌した.つぎにエチレン
イミン60.9gを滴下し、30分間撹拌した.ついで
61重量%硝酸水溶液88.6gを加え、30分間撹拌
し両性高分子電解質を得た.反応条件および反応生成物
の物性は表−2に示す通りであった.実施例2〜9 実施例1において表−2に示す条件で行なう以外は同様
に行なった.反応生成物の物性は表−2に示す通りであ
った. 比較例1〜2 参考例7.8で合成したビニル系カルボン酸重合体( 
IV )水溶液を用いて実施例1と同様の方法で反応を
行なった.反応生成物の物性は表−2に示す通りであっ
た. なお、表−2に示したカチオン当量値、アニオン当量値
,固有粘度はつぎの方法によって求めたものである, (1)カチオン当量値 ビーカに蒸溜水95m(をとり、試料1000ppm溶
液5mjを加え、1%MCIまたは、1%NaOHでP
H7.0に調整し約1分間撹拌し、ついでトルイジンブ
ルー指示薬溶液を2〜3滴加えN/4 0 0 PVS
K (ポリビニル硫酸カリウム溶液)で滴定した.滴定
速度は2mj毎分とし、検水が青から赤紫に変色し10
秒間以上保持する時点を終点とした. カチオン当量@(Cv)[meq/g]=(サンプル滴
定量[mJ ] ブランク滴定量[mJ! ] )XF/2X(試料中の
有効成分濃度[ppm] )なお、有効成分は試料の固
形分から中和酸を除いた成分である. (2)アニオン当量値 ビーカに蒸溜水50mNをとり、試料約0.3gを精秤
し加えた.撹拌しつつN/10NaOH溶液で滴定し電
導度を読みとる.いくつかある変曲点のうち最後の変曲
点(全ての酸が中和された点)に相当する滴定量を読む
. アニオン当量値(Av)[meq/g]=0.  1X
FX (N/10NaOHの滴定量[mJlコ)−(精秤試料
中の仕込中和酸のミリモル数[meq])/(試料中の
有効或分量[g])(3)固有粘度 [dl/g1 100容積部の水に0.2重量部の試料ボリマーを溶解
し、OH4になるように塩酸にて調整する.この溶液5
0m1を200ml共栓付三角フラスコに採取し、2N
−NaN035 0 011を加え、ゆるやかに撹拌し
均一に溶解する.次いでこの溶液から、0.02%, 
0.04%, 0.06%, 0.08%の溶液を調整
する.希釈にはI N−NaNO3を用い、pHを4に
調整する.30℃±0.1℃に調整した恒温槽にキヤノ
ンフェンスヶ型粘度計をセットし、試料10mlを粘度
計に入れ、自然流下させて測定球の上下標線間を通過す
る為に要する時間を測定する.この操作を3回以上繰返
し平均値を出す, IN−NaN03溶液を用いブラン
クとする. この同様な操作を0.02〜0.08%溶液について行
なう. 次の計算により還元粘度を算出する. 相対粘度 ηrel=t/to 比粘度  77 SD= ( t  jO) / io
= 77 rel  1還元粘度 ηSO/C グラフの横軸に各試料濃度をとり、縦軸に還元粘度をと
り、各測定値をプロットし各点を通る直線を引き、試料
濃度がOにおける縦軸の値をもって固有粘度とする. η η to= IN − NaN03e1>流下時間t=試料
溶液の流下時間 telに相対粘度 sp”==比粘度 C=試料溶液の濃度 (発明の効果)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) [式中、n=1〜5の整数で、 a、b、c、dの比率は、a+b+c+d=1またはa
    +b+c=1である。 R_1、R_2、R_3、R_4およびR_5はそれぞ
    れ水素原子またはアルキル基を示す。 R_6は水素原子またはアルキル基またはω−ヒドロキ
    シ基で置換されたアルキル基を示す。 HYは一塩基酸を示す。 Aは一般式(2) −CO_2R_7・・・(2) (式中、R_7はアルキル基、芳香族基または脂環族基
    を示す。) で示されるエステル基、または、 一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(3) (式中、R_8は水素原子またはアルキル基または水酸
    基を示す。) で示されるp−置換フェニル基、または、 一般式(4) −CN・・・(4) で示されるニトリル基を示す。 Bは一般式(5) −CONR_9R_1_0・・・(5) (式中、R_9およびR_1_0はそれぞれ水素原子ま
    たはアルキル基を示す。) で示されるアミド基、または 一般式(6) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(6) (式中 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_1およびR_1_2はそれぞれ水素原
    子またはアルキル基を示す。) で示されるヒドロキシアルキル基、または 一般式(7) −CN・・・(7) で示されるニトリル基を示す。] の組成からなることを特徴とする両性高分子電解質。
  2. (2)カチオン当量値(Cv)が0.8〜10.0me
    q/g、アニオン当量値(Av)が0.1〜6.0me
    q/の範囲にある請求項1記載の両性高分子電解質。
  3. (3)アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる一種以上
    のアニオン性単量体( I )と乳化させることを目的に
    加えた一般式(1)のAに相当するノニオン性単量体(
    II)とを水中で乳化重合し、または一般式(1)のBに
    相当する親水性のノニオン性単量体(III)をさらに加
    え水中にて乳化重合し、得られたビニル系カルボン酸重
    合体エマルジョン(IV)にアルキレンイミンを反応させ
    、アミノアルキル化し、ついで一塩基酸で酸性化するこ
    とを特徴とするアミノアルキル基及びカルボキシル基を
    有する両性高分子電解質の製造方法。
JP14128490A 1989-08-23 1990-06-01 両性高分子電解質およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2934284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14128490A JP2934284B2 (ja) 1989-08-23 1990-06-01 両性高分子電解質およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-214941 1989-08-23
JP21494189 1989-08-23
JP14128490A JP2934284B2 (ja) 1989-08-23 1990-06-01 両性高分子電解質およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03163108A true JPH03163108A (ja) 1991-07-15
JP2934284B2 JP2934284B2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=26473552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14128490A Expired - Fee Related JP2934284B2 (ja) 1989-08-23 1990-06-01 両性高分子電解質およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2934284B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104452455B (zh) 2013-09-12 2019-04-05 艺康美国股份有限公司 造纸助剂组合物以及增加成纸灰分保留的方法
CN104452463B (zh) 2013-09-12 2017-01-04 艺康美国股份有限公司 造纸方法以及组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2934284B2 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2669206C (en) Polyacrylamide-based strengthening agent
US6025426A (en) Process for preparing hydrophilic dispersion polymers for treating wastewater
CN107075036A (zh) 聚丙烯酰胺树脂、造纸添加剂和纸
FI76812B (fi) Stabila och amfotera vattendispersioner av syntetiska polymerer.
JP5246737B2 (ja) 安定な水溶性重合体分散液およびその製造方法
JPH03163108A (ja) 両性高分子電解質およびその製造方法
JP2558368B2 (ja) 両性高分子電解質およびその製造方法
JPS63218246A (ja) 油中水型高分子エマルジヨン組成物
JP4505130B2 (ja) 紙の汚れ防止方法
JP2003073572A (ja) 水溶性高分子分散液及びその製造方法
JPH038498A (ja) 汚泥の脱水方法
JPH03163107A (ja) 油中水型両性共重合体エマルジョンおよびその製造方法
JPH03213200A (ja) 有機汚泥脱水剤
US5132358A (en) Polymer emulsion
JP4793997B2 (ja) 製紙方法
JP4505129B2 (ja) 紙の汚れを防止する方法
EP0411654B1 (en) Additive for production of paper
JP2004060097A (ja) 紙力増強剤及び紙力増強方法
JPS61126114A (ja) カチオン性重合体の製造法
JP2001253902A (ja) 水溶性高分子分散液の製造方法
JPH06322007A (ja) 水性樹脂分散液
JPH03207500A (ja) 有機汚泥脱水剤
JP4505131B2 (ja) 成紙の汚れを防止する方法
JPH0678462B2 (ja) ケテンダイマー系水性分散液
JP4808332B2 (ja) 高分子分散液の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees