JPH03162956A - 樹脂コート層を有する基材 - Google Patents

樹脂コート層を有する基材

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JPH03162956A
JPH03162956A JP20689390A JP20689390A JPH03162956A JP H03162956 A JPH03162956 A JP H03162956A JP 20689390 A JP20689390 A JP 20689390A JP 20689390 A JP20689390 A JP 20689390A JP H03162956 A JPH03162956 A JP H03162956A
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Ryohei Nagata
良平 永田
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武 斉藤
Tetsuya Fujiwara
徹也 藤原
Motohiro Oka
岡 素裕
Masanao Watanabe
正直 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、水中での一定の短時間の間は完全な塗膜形態
を保持しているちのの、水中に流せる程度の水溶性〜水
膨潤性を有する樹脂コート層を有する水溶性〜水膨潤性
の基材に関するものであり、例えば、機密文書用用紙、
稲育苗用枠、播種用シート、種苗用シート、水溶性吸水
紙、体液検査体用基材等に利用されるちのであって、こ
れらの用途に供される前および使用中には、元の形態を
保ったまま、それぞれ、記録媒体、輸送材、保護材等の
作用を果たし、使用後の廃棄処理の際には、最終的には
、水に溶解〜分散させて処理することが可能な水分散性
〜水溶性を具備する基材を提供するものである。
「従来の技術」 水中に流せる水溶性〜水膨潤性を有する樹脂コート層は
、例えば、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリド
ン,ビスコース等による樹脂コート層が利用されており
、これらの樹脂によるコーティング剤によって、水溶性
〜水膨潤性の樹脂コート層が得られている。
「発明が解決しようとする課題」 前記水溶性樹脂による樹脂コート層は、水中に流せると
いう点においては一応満足される。
しかしながら、水中での当初の一定の短時間の間は、樹
脂コート層の表面が膨潤することなく、安定した膜状態
を維持することが必要とされるような場合に、各用途に
応じて水中での非膨潤最低時間に対する要求が異なり、
また、最終的に水中に流せる範囲の水溶性〜水膨潤性に
関して、例えば、工業排水として処置することを前提に
する場合と、家庭排水として廃棄処理することを前提に
する場合とで、水溶解性〜水膨潤性の要求水準が異なる
ものであり、これらの水準が異なる各要求を満足する樹
脂コート層を単一の樹脂によって形成することは甚だ困
難である。
例えば、体液検査体における支持体とじて利用される基
材は、水溶性〜水分散性の繊維製基材に対して、短時間
で十分ではあるが水中での安定した樹脂コート層の状態
を保持することが必要とされ、かかる要求を満足する樹
脂コート層を簡単に形成することは甚だ困難であるとい
う欠点を有している。
これに対して、本発明は、トイレに流せる程度の水溶性
〜水分散性の繊維製基材と、要求される水中での短時間
の間は完全な樹脂コート層の皮膜形態を保持しているも
のの、トイレに流せる程度の水溶性〜水分散性を有する
樹脂コート層とによる基材を提供する。
「課題を解決するための手段」 本第1の発明の樹脂コート層を有する基材は、水溶性〜
水分散性の繊維製基材と、該繊維製基材の少なくとも片
側表面に形成されている水溶性〜水分散性の樹脂コート
層とからなる6のであって、前記樹脂コート層が、相対
濃度90%における飽和吸湿率が15%未満のフィルム
形成能を有する水不溶性の樹脂(a)の1種以上と、相
対湿度90%における飽和吸湿率が15%以上のフィル
ム形成能を有する水可溶性の樹脂(b)の1種以上との
混合樹脂を含有する相溶性溶剤液によるコーティング剤
、すなわち、水不溶性の樹脂(a)と水可溶性の樹脂(
b)とをこれらの共通溶剤中に溶解させたコーティング
剤によって形成されている。
また、本第2の発明の樹脂コート層を有する基材は、前
述の本第1の発明の構成による樹脂コート層を有する基
材において、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビ
ニルブヂラールとポリビニルピロリドンとからなる。
さらに、本第3の発明の樹脂コート層を有する基材は、
前記本第2の発明の構成による樹脂コート層を有する基
材において、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビ
ニルブチラール5〜50重量%とボリビニルビロリドン
95〜50重量%とからなる。
また、本第4の発明の樹脂コート層を有する基材は、前
述の本第1の発明の構成による樹脂コート層を有する基
材において、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビ
ニルブチラールとポリエチレングリコールとからなる。
本第5の発明の樹脂コート層を有する基材は、前記本第
4の発明の構成による樹脂コト層を有する基材において
、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビニルブチラ
ール5〜50重量%とポリエチレングリコール95〜5
0重量%とからなる。
本第6の発明の樹脂コート層を有する基材は、前述の第
1,第2.または第3の発明の構成による樹脂コート層
を有する基材において、樹脂コート層を形成する際のコ
ーティング剤における水不溶性の樹脂(a)と水可溶性
の樹脂(b)との共通溶剤が、アミルアルコールまたは
1.4−ジオキサンからなる。
本第7の発明の樹脂コート層を有する基材は、前記第4
または第5の発明の構成による樹脂コート層を有する基
材において、樹脂コート層を形成する際のコーティング
剤における水不溶性の樹脂(a)と水可溶性の樹脂(b
)との共通溶剤が、1.4−ジオキサンからなる。
本第8の発明の樹脂コート層を有する基材は、前述の第
1〜第7の発明のうちのいずれかの構成による樹脂コー
ト層を有する基材において、水溶性〜水分散性の繊維製
基材として、エーテル化度0.1〜1 0の繊維状カル
ポキシメチルセルロースまたはカルボキシエチルセルロ
ースを繊維主成分とする抄造紙を利用する。
本第9の発明の樹脂コート層を有する基材は、前述の第
1〜第7の発明のうちのいずれかの構成による樹脂コー
ト層を有する基材において、水溶性〜水分散性の繊維製
基材として、エーテル化度0.1−1.0の繊維状カル
ボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチルセルロ
ースを繊維主成分とする抄造紙からなり、前記抄造紙の
繊維主成分をなす繊維状カルボキシメチルセルロースま
たはカルボキシエチルセルロースの塩基飽和度が20%
以上であり、しがち、該抄造紙の溶解液または分散液の
pHが5.0〜8.0の範囲内にある抄造紙を利用する
前記構成からなる本各発明の樹脂コート層を有する基材
における水溶性〜水分散性の繊維製基材には、例えば、 1 l 1)再生パルプやパルプを例えばカルボキシメチルセル
ロース等の水溶性樹脂をバインダー成分として抄造した
抄造紙、 2) エーテル化度が0.1−1.0の範囲内にある繊
維状カルボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチ
ルセルロースを繊維主成分とする抄造原料による抄造紙
、 3)繊維主成分をなす繊維状カルボキシメチルセルロー
スまたはカルボキシエチルセルロースの塩基飽和度が2
0%以上に調整されている抄造紙であって、しかも、該
抄造紙の溶解液または分散液のpHが5.0〜8.0の
範囲内にある抄造紙、 等が利用される。
なお、前述の抄造紙のうちの3)項の抄造紙、すなわち
、繊維主成分をなす繊維状カルボキシメチルセルロース
またはカルボキシエチルセルロースの塩基飽和度が20
%以上にl 2 調整されており、しかも、該抄造紙の溶解液または分散
液のpHが5.0〜8 0の範囲内にある抄造紙が繊維
製基材として利用される場合には、本発明の樹脂コート
層を有する基材のpHが略中性に保持されるので、例え
ば、該基材を支持体とて利用する体液検査体の場合には
、支持体によって体液検査試薬部のpHが変化するよう
なことがなく、適確な検査結果が得られるという特別の
効果が得られる。
すなわち、例えば、体液中のブドウ糖の検出は、採取さ
れた体液中のブドウ糖がグルコース才キシダーゼ等のブ
ドウ糖酸化酵素の作用によって空気中の酸素と反応し、
最終的にグルコン酸と過酸化水素に酸化される作用を利
用して行なわれるものであって、前記生成された過酸化
水素かうベルオキシダーゼの作用によって発生期の酸素
を産出させ、この酸素をグアヤク脂や0−トリジン等の
被酸化性指示薬と反応させて得られる発色の程度によっ
て、ブドウ糖の有無およびその定量が行われる。
この反応に基づいて行なわれるブドウ糖の検出において
は、支持体に担持されている前述の被酸化性指示薬は、
ブドウ糖検出用の検査試薬層中で好ましい呈色変化が生
ずるような酸性側のpHに調整されているのが普通であ
る。
また、体液中の蛋白質の検出は、酸性側のpHに維持さ
れている蛋白検出用の指示薬、例えば、テトラブロモフ
ェノールブルー,テトラブロモチモールプルー テトラ
フェノールフタレインエチルエステル等の蛋白質検出用
の指示薬と、体液中に含有されている蛋白質との間で複
合物が形成されることによって、指示薬の酸性色である
黄色から塩基性色である青色に前記指示薬が変色する原
理を利用して行なわれるものであって、変色の程度によ
って体液中の蛋白質の量が定量される。
したがって、体液検査体における支持体となる基材に担
持されている蛋白質検出用の検査試薬層は、反応の初期
においては、酸性側のpHに維持されていることが必要
とされている。
さらに、体液中のウロビリノーゲンの検出は、採取され
た体液中のウロビリノーゲンが、酸性側に維持されてい
るp−ジ(アルキル)一アミノベンズアルデヒドとの間
で複合体を形成し、非検査液中に存在するウロビリノー
ゲンの濃度に応じて黄桃色〜赤紫色に呈色する原理を利
用するものであって、支持体に担持されているウロビリ
ノーゲン検出用の検査試薬層は、反応の初期においては
酸性側のpHに維持されていることが必要とされる。
しかして、支持体に対して検査試薬層を形l 5 成した体液検査体は、該検査体における検査試薬層のみ
が被検査体である体液中に浸漬されるわけではなく、支
持体ととちに検査試薬層が体液中に浸漬されるちので、
支持体の浸漬によって被検体である体液のpHが変化す
るようなことは、得られる検査結果の判断を誤らせる要
因になる。
なお、本発明の樹脂コート層を有する基材において、繊
維製基材として好適に利用される抄造紙は、エーテル化
度が0.1〜1.0の範囲内にある繊維状カルボキシメ
チルセルロースまたはカルボキシエチルセルロースさら
にはこれらの両者を繊維主成分とするものであり、繊維
状カルボキシメチルセルロースまたはカルポキシエチル
セルロースさらにはこれらの両者のみを繊維成分とする
ものであってち良く、または、エーテル化度が0.  
1〜1.0の範囲内にある繊維状力ルボキシメ1 6 チルセルロースやカルポキシエチルセルロースに対して
他の抄造用の繊維成分、例えば、製紙用のクラフトパル
プ,サルファイトパルブ,化繊用の溶解パルブ,ポリア
ミド繊維,ポリエステル繊維等による他の繊維成分が混
合されているものであっても良い。
しかしながら、後者の他の繊維成分との混合繊維による
抄造紙の場合は、添加される他の繊維成分が前記カルボ
キシメチルセルロースとカルボキシエチルセルロースと
の合計量100重量部に対して50重量部を超えると、
得られる抄造紙の水中分散性が悪化する傾向を有するの
で、添加成分たる他の繊維は、カルボキシメチルセルロ
ースとカルボキシエチルセルロースとの合計量100重
量部に対して50重量部未満に抑えられていることが好
ましい。
なお、前記抄造紙における繊維主成分ななすカルポキシ
メチルセルロースとカルボキシエチルセルロースとのエ
ーテル化度が0.1未満の場合には、抄造紙の水溶性〜
水分散性が十分ではなくなるため、抄造紙における繊維
主成分をなすカルポキシメチルセルロースとカルボキシ
エチルセルロースとのそれぞれのエーテル化度は0.1
以上とされていることが必要である。
また、カルボキシメチルセルロースとカルボキシエチル
セルロースとのエーテル化度が0 65以上になると、
繊維の膨潤が激しくなり、抄造工程に手間採る傾向が生
ずるが、抄造速度にこだわらなければ、エーテル化度1
 0までのものが利用し得る。
しかしながら、抄造工程における抄造特性と抄造紙の水
溶性〜水分散性と強度等との観点から、通常は、エーテ
ル化度0.40〜0.60の繊維状カルボキシメチルセ
ルロ−スまたはカルボキシエチルセルロースが使用され
ることが好ましい。
抄造紙における繊維主成分をなす前述の繊維状カルボキ
シメチルセルロースまたはカルポキシエチルセルロース
は、塩基飽和度が20%未満になると、トイレに流せる
程度の水溶性〜水分散性が得られなくなるので、本発明
の体液検査体用の支持体たる前記抄造紙においては、該
抄造紙における繊維主成分をなす前述の繊維状カルボキ
シメチルセルロースまたはカルポキシエチルセルロース
の塩基飽和度が20%以上に調節されていることが好ま
しい。
なお、抄造紙における繊維主成分をなす前述の繊維状カ
ルボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチルセル
ロースの塩基飽和度の調節と、検査試薬層が形成される
側の前記抄造紙の紙面のpHの調節と、抄造紙の溶解液
1 9 または分散液のp}lの調節とは、エーテル化度○.1
〜1.0の繊維状カルボキシメチルセルロースまたはカ
ルボキシエチルセルロースを繊維主成分とする抄造用原
料を抄造する工程において、抄造工程中のフエルト上に
ある湿紙に、例えば、炭酸ソーダ,苛性ソーダ等による
アルカリ金属化合物の水溶液を小過剰(湿紙中における
カルボキシメチルセルロスやカルボキシエチルセルロー
スの中和当量以上)に添加し、繊維状セルロースグリコ
ル酸がイオン交換によってNa塩等の金属塩に変えられ
ているpH10〜l1程度の乾燥紙を得る前段工程と、
前記得られた乾燥紙を稀酸で処理する後段工程とによっ
て、容易に行なわれ得る。
すなわち、繊維状カルボキシメチルセルロースまたはカ
ルボキシエチルセルロースを繊維主成分とする抄造用原
料の抄紙工程中に2 0 おいて、フエルト上の濃紙にアルカリ金属化合物の水溶
液を添加するようにすれば、フェルトが湿紙に対する補
強ベルトの作用を奏するため、湿紙に切断等の損傷を起
こすようなことがなく、しかも、連続操業によって、前
述の乾燥紙を得ることができる。
また、アルカリ金属化合物の水溶液として、例えば、メ
タノール,アセトン等の有機溶媒を含有する水溶液を利
用するようにすれば、アルカリ処理工程中での湿紙の損
傷がさらに効果的に防止される。
さらにまた、繊維主成分が繊維状セルロースグリコール
酸のNa塩等の金属塩で形成されているpH10〜11
程度の抄造紙に、稀酸を塗布,含浸させ、繊維状セルロ
ースグリコル酸を部分的に生成させることからなる後段
工程たる酸処理工程は、例えば、塩酸等の稀酸溶液をp
Hを調節しながら均一に塗布することによっても行なえ
るが、前記方法では、− GOOH − COONaの
逆反応が部分的に著しく生ずる場合があり、塩基飽和度
が20%以上の均一な繊維状セルロースグリコール酸を
生成させることが困難である。
このため、酸処理は、有機溶媒と水との混合溶媒に、水
中酸指数(水中における解離定数の逆数の対数+ pe
a値)3以上の水中酸指数の高い有機酸を溶解させた溶
液を利用して行なうのが好ましい。
すなわち、前記有機溶媒と水との混合溶媒に、水中酸指
数3以上の水中酸指数の高い有機酸を溶解させた溶液に
よる酸処理の場合には、繊維状セルロースグリコール酸
のNa塩等の金属塩の塩基飽和度の低下の度合いが効果
的に抑えられるので、例えば、酢酸,コハク酸,乳酸,
グリコール酸,リンゴ酸,酒石酸等の水中酸指数3以上
の酸を、有機溶媒と水との混合溶媒の0.3〜10重量
%程度の酸溶液によって処理するのが好適である。
なお、前記混合溶媒における有機溶媒には、例えば、メ
チルアルコール,エチルアルコール,プロビルアルコー
ル,ブチルアルコール等のアルコール類や、アセトン,
メチルエチルケトン,メチルプロピルケトン等のケトン
類が好適であり、混合溶媒中の前記有機溶媒の存在が繊
維状カルボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチ
ルセルロースの塩基飽和度の低下の度合いを抑える作用
を果たすものであることから、30重量%以上の有機溶
媒を含有する混合溶媒を利用するのが好ましい。
なおまた、酸処理工程によって得られる繊維状カルボキ
シメチルセルロースまたはカルポキシエチルセルロース
の塩基飽和度は、カルボキシメチルセルロースまたはカ
ルボキシ2 3 エチルセルロースのエーテル化度,利用される酸の種類
,利用される酸の水中酸指数,混合溶媒の組成,処理液
の酸濃度,処理液の塗工速度等によって決定されるが、
他の因子が全て同一である場合には、処理液の酸の濃度
によって決定されるので、予備実験で予め決定された条
件による酸処理を施すことによって、繊維主成分をなす
前記繊維状カルボキシメチルセルロースまたはカルポキ
シエチルセルロースの塩基飽和度が20%以上に維持さ
れており、しかも、前記抄造紙の溶解液または分散液の
pHが5 0〜8.0の範囲内にある抄造紙を得るのが
良い。
さらに、本発明の樹脂コート層を有する基材が前述の体
液検査体用の支持体として利用される場合には、繊維製
基材には、坪量100〜2 0 0 g/m2程度の抄
造紙が利用されるのが好ましい。
2 4 抄造紙からなる水溶性〜水分散性の繊維製基材と該繊維
製基材に形成されている樹脂コート層とからなる本発明
の基材において、前述の水溶性〜水分散性の繊維製基材
に対して形成されている樹脂コート層は、相対湿度90
%における飽和吸湿率が15%未満のフィルム形成能を
有する水不溶性の樹脂(a)の1 fffi以上と、相
対湿度90%における飽和吸湿率が15%以上のフィル
ム形成能を有する水可溶性の樹脂(b)の1種以上との
混合樹脂を含有する溶剤液、すなわち、水不溶性の樹脂
(a)と水可溶性の樹脂(b)とを含有するこれらの共
通溶剤溶液からなるコーティング剤によって形成されて
いる。
なお、相対湿度90%における飽和吸湿率が15%未満
のフィルム形成能を有する水不溶性の樹脂(a)は、疎
水性の樹脂であり、かかる樹脂の代表的なもの、および
、該樹脂によって形成されるフィルムの飽和吸水率を第
1表に示す。
第 l 表 また、相対湿度90%における飽和吸湿率が15%以上
のフィルム形成能を有する水可溶性の樹脂(b)は、親
水性の樹脂であり、かかる樹脂の代表的なもの、および
、該樹脂によって形成されるフィルムの飽和吸水率を第
2表に示す。
第 2 表 さらに、 水不溶性の樹脂 (a) と水可溶性 の樹脂 (b) との相溶性溶剤、 すなわち、 丑 2 7 通溶剤としては、例えば、アミルアルコル,1,4−ジ
オキサン,アニソール等の親水性基を有する有機溶剤が
利用され得る。
前記水溶性〜水分散性の繊維製基材の表面に形成されて
いる樹脂コート層は、水に接触してから一定の短時間の
間は完全な状態を保つものであり、しかも、例えば、本
発明の基材を体液検査体用の支持体として利用したよう
な場合には、検査試薬層を支持体の表面にインキ等によ
る塗工層として形成する場合に、塗工層形成用のコーテ
ィング剤が支持体中に浸透するのを防止する。
本発明の樹脂コート層を有する基材において、前述の樹
脂コート層が、ポリビニルブチラールからなる水不溶性
の樹脂(a)とポリビニルピロリドンまたはポリエチレ
ングリコールからなる水溶性の樹脂(b)との混合樹脂
によって形成されている場合に、混合樹2 8 脂中におけるポリビニルピロリドンまたはポリエチレン
グリコールからなる水溶性の樹脂(b)が95重量%を
超えるようになると、基材の保存中あるいは輸送中等に
おいて、裏うつり(ブロッキング)現象が発生するとい
うトラブルがある。
また、ポリビニルブチラールからなる水不溶性の樹脂(
a)とポリビニルピロリドンまたはボリエチレングリコ
ールからなる水溶性の樹脂(b)との混合樹脂による樹
脂コート層が,該樹脂コート層を形成している前記混合
樹脂中におけるポリビニルピロリドンまたはポリエチレ
ングリコールからなる水溶性の樹脂(b)が50重量%
未満になると、水中にての一定の短時間のうちに水溶解
〜水分散するという性質が得られ難くなる。
さらに、水中での一定の短時間の間は完全な塗膜形態か
らなる樹脂コート層を保持することが必要とされるのは
、しばしば、基材の片面に対して要求される性質である
ことから、本発明の樹脂コート層を有する基材において
は、水分散性〜水溶解性の繊維製基材の表面に形成され
ている混合樹脂による樹脂コート層は、繊維製基材の片
側表面に形成されていれば十分である。
したがって、繊維製基材におけるもう一方の片側表面に
は、樹脂コート層が形成されていなくても、あるいは、
本発明の樹脂コート層を有する基材の水溶性〜水分散性
が損なわれることのないような別の水溶性〜水膨潤性樹
脂による樹脂コート層が形成されていてち、先の片側表
面に形成されている混合樹脂による樹脂コート層と同系
統の混合樹脂による樹脂コート層が形成されていても良
い。
また、前記基材が体液検査体用の支持体として利用され
る場合には、繊維製基材の両表面に樹脂コート層を有す
る基材においては、基材に対して液体を直接噴射させた
場合に、該基材が反対側へ垂れ下がる度合いを少なくさ
せる作用が奏されるため、取り扱い性において良好な性
質が奏されるようになる。
「実 施 例」 以下本発明の樹脂コート層を有する基材の具体的な構成
とその使用方法とを、基材を体液検査体用の支持体とし
て利用する場合の実施例を以って説明する。
実施例1 エーテル化度0.54の繊維状力ルボキシメチルセルロ
ース80重量部と晒クラフトバルブ20重量部との混合
抄紙原料を叩解度20゜SHに叩解した抄造用原料を、
丸網抄紙機によって速度2 0 m/min.で無サイ
ズで抄造3 1 する際に、抄造工程中にて8重量%の炭酸ソーダ水溶液
を湿紙に塗布し、坪量120g/m2のアルカリ性抄造
紙[A]を得た。
続いて、メタノールー水の等量混合溶媒中に、酢酸とク
エン酸(混合重量比2・3)を溶解したl.25重量%
の稀酸溶液を、ロルコークー法によって、前記稀酸溶液
中の酸成分が1.9g/m2の割合になるようにして塗
工,乾燥することによって、中性の抄造紙[B]を得た
得られた抄造紙[B]における酸処理面のpHは5.8
、水分散液のpHは7 2、アルカリ性抄造紙[A]の
塩基置換容量は2.79meq/g  (計算値)、中
性の抄造紙[B]の塩基飽和度は65.1%である。
得られた中性の抄造紙[B]の表,裏両面32 に対して、ポリビニルブチラール[重合度約1700,
ブチル化度約65mo1%:積水化学工業・エスレック
Bx−1]10重量部と、ポリビニルピロリドン(PV
P)[平均重合度約11000:BASF  AG・コ
リドン90]90重量部との混合樹脂による樹脂コート
層(5.  0  g(固形或分) /m” }を、以
下に説明するコーティング剤(1)を、No.  6の
ミャバーによるコーティン・グ方法でコートすることに
よって形成し、本発明の1実施品である樹脂コート層を
有する基材を得た。
コーティング斉1 1) ポリビニルブチラール15重量%のア ミルアルコール溶液と、ポリビニルビロリドンl5重量
%のアミルアルコール溶液とを、それぞれ、ホモミキサ
ーで十分に撹拌した後、ポリビニルブチラール溶液10
重量部と、ポリビニルピロリドン溶液90重量部とを、
スパーテルで十分に混合することによって得た。
実施例2 実施例−1における工程中、コーティング剤(1)の代
わり、下記に説明するコーティング剤(2)を利用し、
その他の工程は、実施例lの対応する工程と同一工程に
よって、本発明の別の実施品である樹脂コート層を有す
る基材を得た。
コーティング12 ポリビニルブチラール[重合度約 1700,プチル化度約65mo1%:積水化学工業・
エスレックBx−1]15重量%の1,4−ジオキサン
溶液と、ポリビニルビロリドン(pvp)[平均重合度
約11000:BASF  AG・コリドン90115
重量%の1,4−ジオキサン溶液とを、それぞれ、ホモ
ミキサ で十分に撹拌した後、ポリビニルブチラル溶液10重量
部と、ポリビニルビロ リドン溶液90重量部とを、スパーテルで十分に混合す
ることによって得た。
実施例3 実施例lにおける工程中、コーティング剤(1)の代わ
り、下記に説明するコーティング剤(3)を利用し、そ
の他の工程は、実施例lの対応する工程と同一工程によ
って、本発明の別の実施品である樹脂コート層を有する
基材を得た。
コーテ ング斉13 ポリビニルブチラール[重合度約 1700,プチル化度約65mo1%:積水化学工業・
エスレックBx−1]15重量%の1,4−ジオキサン
溶液と、ポリエチレングリコール[ユニオン力ーバ3 
5 イ  ド−POLYOX     WSRN−750]
  15重量%の1,4−ジオキサン溶液とを、それぞ
れ、ホモミキ サーで十分に撹拌した後、ポリビニルブチラール溶液1
0重量部と、ポリエヂレングリコール溶液90重量部と
を、スパーテルで十分に混合することによって得た。
以上の実施例1〜3で得られた本発明の実施例品である
樹脂コート層を有する基材は、トイレに流せ得る水分散
性を有しており、また、その表面に形成されている樹脂
コート層は、検査用の体液を試薬層に対して洗瓶から射
出するような方法で検査し得る強靭性、すなわち、尿検
査用の検査体の場合には、カップ等の容器に採尿するこ
となく、検査体の試薬層部分に対して検査用の尿を直接
噴射さぜ3 6 る方法で検査し得る強靭性を具備しており、さらに、前
記基材の裏面における樹脂コート層の存在が、前記体液
検査体による検査結果の判定時に、該体液検査体が反対
側へ垂れ下がる度合いを少なくさせる作用が奏される、
すなわち、湿潤によって体液検査体が反対側へ反り返る
度合いを抑える作用を奏されており、体液検査体用の支
持体としてきわめて優れた性質が得られた。
「発明の作用,効果」 本発明の樹脂コート層を有する基材は、水溶性〜水分散
性の繊維製基材と、該繊維製基材の少なくとも片側表面
に形成されている水溶性〜水分散性の樹脂コート層とか
らなり、前記樹脂コート層が、相対湿度90%における
飽和吸湿率が15%未満のフィルム形成能を有する水不
溶性の樹脂(a)の1種以上と、相対湿度90%におけ
る飽和吸湿率が15%以上のフィルム形成能を有する水
可溶性の樹脂(b)の1種以上との混合樹脂が、これら
の両樹脂の共通溶剤中に溶解されている溶剤溶液からな
るコーティング剤によって形成されているちのである。
すなわち、本発明の樹脂コート層を有する基材における
樹脂コート層は、水中での一定の短時間の間は、そのコ
ート層表面が膨潤ずることなく、安定した膜状態を維持
し、しがち、水中に流せる程度の水溶性〜水膨潤性を有
するものであって、所望の水膨潤性〜水溶解性を有し、
しかも、短時間で十分ではあるが、水中での安定した状
態を保持することのできる樹脂コート層が、コーティン
グ法によって簡単に得られる。
したがって、本発明の樹脂コート層を有する基材におい
ては、該基材の少なくとも片側表面に形成されている樹
脂コート層が、相対湿度90%における飽和吸湿率が1
5%未満のフィルム形成能を有する水不溶性の樹脂(a
)と、相対湿度90%における飽和吸湿率が15%以上
のフィルム形成能を有する水可溶性の樹脂(b)との混
合樹脂の混合比を変えることによって、所望の時間の間
の水中安定性と、水中に流せる程度の水溶性〜水膨潤性
とを兼備する樹脂コート層となるものであり、その調整
が容易であり、しかも、目的に応じた性質の樹脂コート
層が容易に形成される。
さらに本発明の樹脂コート層を有する基材においては、
樹脂コート層が、水中に流せる程度の水溶性〜水膨潤性
を有するものでありながら、該樹脂コート層中の水不溶
性の樹脂(a)の存在が、樹脂コート層表面のブロッキ
ングの発生を抑える作用を有するので、水溶性〜水分散
性の繊維製基材に対して樹脂コート層を形成する工程、
および、本発明の樹脂コート層を有する基材の貯蔵,輸
送等の工程において、樹脂コート層の表面に対ずるブロ
ッキングの対策が必要でなく、取り扱い性において優れ
た作用を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水溶性〜水分散性の繊維製基材と、該繊維製基材の
    少なくとも片側表面に形成されている水溶性〜水分散性
    の樹脂コート層とからなり、前記樹脂コート層が、相対
    湿度90%における飽和吸湿率が15%未満のフィルム
    形成能を有する水不溶性の樹脂(a)の1種以上と相対
    湿度90%における飽和吸湿率が15%以上のフィルム
    形成能を有する水可溶性の樹脂(b)の1種以上との混
    合樹脂を含有する水不溶性の樹脂(a)と水可溶性の樹
    脂(b)との相溶性溶剤液からなるコーティング剤によ
    つて形成されていることを特徴とする樹脂コート層を有
    する基材。 2、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビニルブチ
    ラールからなる水不溶性の樹脂(a)とポリビニルピロ
    リドンからなる水可溶性の樹脂(b)とによる特許請求
    の範囲第1項記載の樹脂コート層を有する基材。 3、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビニルブチ
    ラール5〜50重量%とポリビニルピロリドン95〜5
    0重量%とによる特許請求の範囲第2項記載の樹脂コー
    ト層を有する水溶性基材。 4、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビニルブチ
    ラールからなる水不溶性の樹脂(a)とポリエチレング
    リコールからなる水可溶性の樹脂(b)とによる特許請
    求の範囲第1項記載の樹脂コート層を有する基材。 5、樹脂コート層における混合樹脂が、ポリビニルブチ
    ラール5〜50重量%とポリエチレングリコール95〜
    50重量%とによる特許請求の範囲第4項記載の樹脂コ
    ート層を有する基材。 6、相溶性溶剤がアミルアルコールまたは1,4−ジオ
    キサンである特許請求の範囲第1項、第2項、または第
    3項記載の樹脂コート層を有する基材。 7、相溶性溶剤が1,4−ジオキサンである特許請求の
    範囲第4項または第5項記載の樹脂コート層を有する基
    材。 8、水溶性〜水分散性の繊維製基材が、エーテル化度0
    .1〜1.0の繊維状カルボキシメチルセルロースまた
    はカルボキシエチルセルロースを繊維主成分とする抄造
    紙からなる特許請求の範囲第1項〜第7項のうちのいず
    れか1項記載の樹脂コート層を有する基材。9、水溶性
    〜水分散性の繊維製基材が、エーテル化度0.1〜1.
    0の繊維状カルボキシメチルセルロースまたはカルボキ
    シエチルセルロースを繊維主成分とする抄造紙からなり
    、前記抄造紙の繊維主成分をなす繊維状カルボキシメチ
    ルセルロースまたはカルボキシエチルセルロースの塩基
    飽和度が20%以上であり、しかも、該抄造紙の溶解液
    または分散液のpHが5.0〜8.0の範囲内にある特
    許請求の範囲第1項〜第7項のうちのいずれか1項記載
    の樹脂コート層を有する基材。
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