JPH03170570A - 塗膜形成用組成物 - Google Patents

塗膜形成用組成物

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JPH03170570A
JPH03170570A JP19416890A JP19416890A JPH03170570A JP H03170570 A JPH03170570 A JP H03170570A JP 19416890 A JP19416890 A JP 19416890A JP 19416890 A JP19416890 A JP 19416890A JP H03170570 A JPH03170570 A JP H03170570A
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Japan
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water
coating film
resin
forming
composition
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JP19416890A
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Ryohei Nagata
良平 永田
Takeshi Saito
武 斉藤
Tetsuya Fujiwara
徹也 藤原
Motohiro Oka
岡 素裕
Masanao Watanabe
正直 渡辺
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、水中での一定の短時間の間は完金な塗膜形態
を保持しているちのの、水中に流せる程度の水溶性〜水
膨潤性を有する塗膜が得られる塗膜形成用組成物に関す
る6のであり、例えば、尿,血液,リンパ液等の体液中
に含まれているブドウ糖,蛋白質,ウロビリノーゲン等
の検査目的成分の検出とその濃度の判定、さらには、前
記体液のpHの測定等に利用される体液検査体を得る際
の支持体に適用されたり、あるいは、水圧を利用して転
写印刷を行なう際のカールフィットフィルム[例えば、
特開昭54−33115号公報]に形成される等の用途
を有する塗膜形成用組成物を提供する. 「従来の技術」 水中に流せる程度の水溶性〜水膨潤性を有する塗膜の形
成には、例えば、ポリビニルアルコール,ポリビニルピ
ロリドン,ビスコース等が利用されており、これらの樹
脂による塗膜が水溶性塗膜として利用されている.「発
明が解決しようとする課題」 前記水溶性樹脂による塗膜は、水中に流せるという点に
おいては十分に満足される.しかしながら、水中での一
定の短時間の間は、その塗膜表面が膨潤することなく、
安定した膜状態を維持することが必要とされるような場
合,各用途に応じて水中での非膨潤最低時間に対する要
求が異なり、また、水中に流せる程度の水溶性〜水膨潤
性においても、例えば、工業排水として処置する場合と
、家庭用のトイレでの廃棄処理を前提にする場合とで、
水溶解性〜水膨潤性の要求度が異なるちのであり、これ
らの要求を満足する塗膜を単一の樹脂によって形成する
ことは甚だ困難である。
例えば、体液検査体や水圧転写のカールフィットフィル
ム等においては、水中での安定した塗膜状態を、短時間
で十分ではあるが、保持することが必要とされており、
かかる要求を満足する塗膜を簡単に形成することができ
ないという欠点を有している. これに対して、本発明は、一定の要求される短時間の間
は、水中で完全な塗膜形態を保持しているちのの、水中
に流せる程度の水溶性〜水膨潤性を有する塗膜が、コー
ティング法や流延法等によって容易に形成し得る塗膜形
成用組成物を提供する. 「課題を解決するための手段」 本第1の発明の塗膜形成用組成物は、相対湿度90%に
おける飽和吸湿率が15%未満のフィルム形成能を有す
る水不溶性の樹脂(a)の1種以上と、相対濃度90%
における飽和吸湿率が15%以上のフィルム形成能を有
する水可溶性の樹脂(b)の1種以上との混合樹脂とが
、水不溶性の樹脂(a)と水可溶性の樹脂(b)との共
通溶剤中に含有されている,すなわち、相溶性溶剤液か
らなるものである. また、本第2の発明の塗膜形成用組成物は、前記本第l
の発明の構成を具備する塗膜形成用組成物において、相
溶性溶剤液中における水不溶性の樹脂(a)がポリビニ
ルブチラールからなり、水可溶性の樹脂(b)がポリビ
ニルピロリドンからなっている. さらに、本第3の発明の塗膜形成用組成物は、前記本第
2の発明の構成を具備する塗膜形成用組成物において、
相溶性溶剤液中における水不溶性の樹脂(a)たるポリ
ビニルブチラールと、水可溶性の樹脂(b)たるポリビ
ニルピロリドンとが、ポリビニルブチラール5〜50重
量%とポリビニルピロリドン95〜50重量%とからな
っている. また、本第4の発明の塗膜形成用組成物は、前記本第1
の発明の構成を具備する塗膜形成用組成物において、相
溶性溶剤液中における水不溶性の樹脂(a)がポリビニ
ルブチラールからなり、水可溶性の樹脂(b)がポリエ
チレングリコールからなっている。
本第5の発明の塗膜形成用組成物は、前記本第4の発明
の構成を具備する塗膜形成用組成物において、相溶性溶
剤液中における水不溶性の樹脂(a)たるポリビニルブ
チラールと、水可溶性の樹脂(b)たるポリエチレング
リコールとが、ポリビニルブチラール5〜50重量%と
ポリエチレングリコール95〜50重量%とからなって
いる. 本第6の発明の塗膜形成用組成物は、前記本第1,第2
,あるいは第3の発明の構成を具備する塗膜形成用組成
物において、水不溶性の樹脂(a)と水可溶性の樹脂(
b)との共通溶剤が、アミルアルコールまたは1.4ー
ジオキサンからなっている. 本第7の発明の塗膜形成用組成物は、前記第4あるいは
第5の発明の構成を具備する塗膜形成用組成物において
、水不溶性の樹脂(a)と水可溶性の樹脂(b)との共
通溶剤が1.4−ジオキサンからなっている.前記構成
からなる本発明の塗膜形成用組成物において、相対湿度
90%における飽和吸湿率がl5%未満のフィルム形成
能を有する水不溶性の樹脂(a)、すなわち、相対湿度
90%における飽和吸湿率が15%未満となるフィルム
を形成し得る樹脂は、疎水性の樹脂であって、例えば、
第1表に示されるようなちのが代表例である。
第     l 表 また、相対湿度90%における飽和吸湿率が15%以上
のフィルム形成能を有する水可溶性の樹脂(b)は、親
水性の樹脂であって、例えば、第2表に示されるような
ものが代表例である. 第 2 表 前記本発明の塗膜形成用組成物を、 該組成 物の1用途である体液検査体用の支持体における樹脂塗
膜の場合において、以下に説明する。
この場合の体液検査体用の支持体は、水溶性〜水膨潤性
のシートを裁断して得られる短冊状の基材と、該基材に
適用されている本発明の1実施例品である水溶性〜水膨
潤性の塗膜形成用組成物とで形成されているものであり
、前記支持体に検査試薬層が担持されることによって、
体液検査体が形成される.前記水溶性〜水膨潤性のシー
トとしては、例えば、エーテル化度が○.1〜1.0の
範囲内にある繊維状力ルボキシメチルセルロースまたは
カルボキシエチルセルロースさらにはこれらの両者を繊
維主成分とする抄造紙からなる繊維製基材が好適に使用
される.なお、前記繊維製基材たる抄造紙は、前記繊維
状カルボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチル
セルロースさらにはこれらの両者のみを繊維成分とする
ものであっても良く、または、前記エーテル化度が○.
1〜1.0の範囲内にある繊維状力ルボキシメチルセル
ロースやカルボキシエチルセルロースに対して他の抄造
用の繊維成分、例えば、製紙用のクラフトバルブ,サル
ファイトパルブ,化繊用の溶解パルブ,ボリアミド繊維
,ポリエステル繊維等による他の繊維成分が混合されて
いても良い. しかしながら、前記後者の他の繊維成分との混合繊維に
よる抄造紙の場合は、添加される他の繊維成分が前記カ
ルボキシメチルセルロースとカルボキシエチルセルロー
スとの合計量100重量部に対して50重量部を超える
と、得られる抄造紙の水中分散性が悪化する傾向を有す
るので、前記添加成分たる他の繊維は、カルボキシメチ
ルセルロースとカルボキシエチルセルロースとの合計量
100重量部に対して50重量部未満に抑えられている
ことが好ましい. なお、前記抄造紙における繊維主成分をなすカルボキシ
メチルセルロースとカルボキシエチルセルロースとのエ
ーテル化度が0.1未満の場合には、抄造紙の水分散性
〜水溶解性が十分ではなくなるため、前記抄造紙におけ
る繊維主成分をなすカルボキシメチルセルロースとカル
ボキシエチルセルロースとのそれぞれのエーテル化度は
0.1以上とされていることが必要である. また,前記力ルポキシメチルセルロースとカルボキシエ
チルセルロースとのエーテル化度が0.65以上になる
と、繊維の膨潤が激しくなり、抄造工程に手間採る傾向
が生ずるが、抄造速度にこだわらなければ、エーテル化
度1.0までのちのが利用し得る. しかしながら、抄造工程における抄造特性と抄造紙の水
分敗〜水溶解性と強度等との観点から、通常は、エーテ
ル化度0.40〜0.60の繊維状力ルボキシメチルセ
ルロースまたはカルボキシエチルセルロースが使用され
ることが好ましい. 前記抄造紙における繊維主成分をなす前述の繊維状力ル
ボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチルセルロ
ースは塩基飽和度が20%未満になると、トイレに流せ
る水分散性〜水溶解性が得られなくなるので、体液検査
体用の支持体として使用される前記抄造紙においては、
該抄造紙における繊維主成分をなす前述の繊維状力ルボ
キシメチルセルロースまたはカルボキシエチルセルロー
スの塩基飽和度が20%以上に調節されていることが好
ましい. なお、前記抄造紙における繊維主成分をなす前述の繊維
状力ルボキシメチルセルロースまたはカルボキシエチル
セルロースの塩基飽和度の調節と、検査試薬層が形成さ
れる側の前記抄造紙の紙面のpHの調節と、前記抄造紙
の溶解液または分散液のpHの調節とは、工一テル化度
0.1−1.0の繊維状力ルボキシメチルセルロースま
たはカルボキシエチルセルロースを繊維主成分とする抄
造用原料を抄造する工程において、抄造工程中のフェル
ト上にある湿紙に、例えば、炭酸ソーダ,苛性ソーダ等
によるアルカリ金属化合物の水溶液を稍過剰(湿紙中に
おけるカルボキシメチルセルロースやカルボキシエチル
セルロースの中和当量以上)に添加し、繊維状セルロー
スグリコール酸がイオン交換によってNa塩等の金属塩
に変えられているpH10〜11程度の乾燥紙を得る前
段工程と、前記得られた乾燥紙を稀酸で処理する後段工
程とによって、容易に行なわれ得る. すなわち、繊維状力ルボキシメチルセルロースまたはカ
ルボキシエチルセルロースを繊維主成分とする抄造用原
料の抄紙工程中において、フエルト上の湿紙にアルカリ
金属化合物の水溶液を添加するようにすれば、前記フエ
ルトが湿紙に対する補強ベルトの作用を奏するため、湿
紙に切断等の損傷を起こすようなことがなく、しかも、
連続操業によって、前述の乾燥紙を得ることができる. また、前記アルカリ金属化合物の水溶液として、例えば
、メタノール,アセトン等の有機溶媒を含有する水溶液
を利用するようにすれば、前記アルカリ処理工程中での
湿紙の損傷がさらに効果的に防止される. さらに、前記繊維主成分が繊維状セルロースグリコール
酸のNa塩等の金属塩で形成されているpH10〜11
程度の抄造紙に、稀酸を塗布,含浸させ、繊維状セルロ
ースグリコール酸を部分的に生成させることからなる後
段工程たる酸処理工程は、例えば、塩酸等の稀酸溶液を
pHを調節しながら均一に塗布することによっても行な
えるが、前記方法では、− COOH − COONa
  の逆反応が部分的に著しく生ずる場合があり、塩基
飽和度が20%以上の均一な繊維状セルロースグリコー
ル酸を生成させることが困難である. このため、前記酸処理は、有機溶媒と水との混合溶媒に
水中酸指数(水中における解離定数の逆数の対数+ p
ka値)3以上の水中酸指数の高い有機酸を溶解させた
溶液を利用して行なうのが好ましい. すなわち、前記有機溶媒と水との混合溶媒に、水中酸指
数3以上の水中酸指数の高い有機酸を溶解させた溶液に
よる酸処理の場合には、繊維状セルロースグリコール酸
のNa塩等の金属塩の塩基飽和度の低下の度合いが効果
的に抑えられるので、例えば、酢酸,コハク酸,乳酸,
グリコール酸,リンゴ酸,酒石酸等の水中酸指数3以上
の酸を、有機溶媒と水との混合溶媒の0.3〜10重量
%程度の酸溶液によって処理するのが好適である.なお
、前記混合溶媒における有機溶媒には、例えば、メチル
アルコール,エチルアルコール,ブチルアルコール,プ
ロビルアルコール等のアルコール類や、アセトン,メチ
ルエチルケトン メチルブロビルケトン等が好適であり
,混合溶媒中の前記有機溶媒の存在が前記繊維状力ルボ
キシメチルセルロースまたはカルボキシエチルセルロー
スの塩基飽和度の低下の度合いを抑える作用を果たすち
のであることから、30重量%以上の有機溶媒を含有す
る混合溶媒を利用するのが好ましい. また、前記酸処理工程によって得られる繊維状力ルボキ
シメチルセルロースまたはカルボキシエチルセルロース
の塩基飽和度は、カルボキシメチルセルロースまたはカ
ルボキシエチルセルロースのエーテル化度,利用される
酸の種類,利用される酸の水中酸指数,混合溶媒の組成
,処理液の酸濃度.処理液の塗工速度等によって決定さ
れるが、他の因子が全て同一である場合には、処理液の
酸の濃度によって決まるので、予備実験で予め決定され
た条件による酸処理を施すことによって、繊維主成分を
なす前記繊維状カルボキシメチルセルロースまたはカル
ボキシエチルセルロースの塩基飽和度が20%以上に維
持されており、しかも、前記抄造紙の溶解液または分散
液のpHが5.0〜8.0の範囲内にある抄造紙を得る
のが良い. 前記水分散性〜水溶解性の繊維製基材に適用される本発
明の1実施例品である塗膜形成用組成物は、検査試薬層
が形成される支持体の表面を、水中での一定の短時間の
間は完全な塗膜状態に保持させるものであり、例えば、
検査試薬層を塗工層によって形成する場合に、塗工層形
成用のコーティング剤が支持体中に浸透するのを防止す
るものである.本発明の塗膜形成用組成物の1実施例品
であるポリビニルブチラールとポリビニルビロノドンま
たはポリエチレングリコールとの混合樹脂による塗膜形
成用組成物が体液検査体に利用された場合に、前記混合
樹脂中におけるポリビニルピロリドンまたはポリエチレ
ングリコールが95重量%を超えるようになると、体液
検査体に対して検査用の体液を直接噴射させた場合に支
持体の表面破壊が激しく、体液検査体に体液を直接噴射
させることによって体液の検査を行なうような体液検査
方法に対しての強靭性が不足する. また、前記ポリビニルブチラールとポリビニルビロリド
ンまたはポリエチレングリコールとの混合樹脂による樹
脂塗膜が、該樹脂塗膜を構成している前記混合樹脂中に
おけるポリビニルピロリドンまたはポリエチレングリコ
ールが50重量%未滴になると、トイレに流せ得る水溶
解〜水分散性の支持体の性質が保持され得なくなる. 「実 施 例」 以下本発明の塗膜形成用組成物の具体的な構成とその使
用方法とを、前記塗膜形成用組成物を体液検査体用の支
持体に適用する実施例を以って説明する. 〜       の     基 エーテル化度0.54の繊維状カルボキシメチルセルロ
ース80重量部と晒クラフトバルブ20重量部との混合
抄紙原料を叩解度20゜SRに叩解した抄造用原料を、
丸網抄紙機によって速度2 0 m/min.で無サイ
ズで抄造する際に、前記抄造工程中にて8重量%の炭酸
ソーダ水溶液を湿紙に塗布し、坪量120g/m ”の
アルカリ性抄造紙[A]を得た.続いて、メタノールー
水の等量混合溶媒中に、酢酸とクエン酸(混合重量比2
:3)を溶解した1.25重量%の稀酸溶液を、ロール
コーター法によって、前記稀酸溶液中の酸成分が1.9
g/m”の割合になるようにして塗工,乾燥することに
よって、中性の抄造紙[B]を得た. 前記得られた抄造紙[B]における酸処理面のpHは5
.8、水分散液のpHは7.2、アルカリ性抄造紙[A
]の塩基置換容量は2 . 7 9 meq/g  (
計算値)、中性の抄造紙[B]の塩基飽和度は65.1
%である.の  への    の 前記得られた中性の抄造紙[B]の表,裏両面のそれぞ
れに対して、下記に示す本発明の実施例品である塗膜形
成用組成物からなる3種類のコーティング剤[1].[
2],および[3]のそれぞれを、No. 6のミャバ
ーによるコーティング方法によって塗工し、5.0g(
固形成分1 /m”の樹脂塗膜を形成した. コーテ ング声 1 ポリビニルブチラール[重合度約 1700,ブチル化度約65mo1%:積水化学工業・
エスレックBx−1]の15重量%アミルアルコール溶
液と、ポリビニルビロリドン[1−ビニル−2−ビロリ
ドンの直鎖重合物:平均重合度約11000:BASF
  AG・コリドン90]の15重量%アミルアルコー
ル溶液とを、それぞれ、ホモミキサーで十分に撹拌した
後、ポリビニルブチラール溶液10重量部と、ポリビニ
ルビロリドン溶液90重量部とを混合した. コーテ ング却 2 ポリビニルブチラール[重合度約 1700,ブチル化度約65mol%:積水化学工業・
エスレックBx−1115重量%を含有する1.4−ジ
オキサン溶液と、ポリビニルピロリドン[1−ビニル−
2−ビロリドンの直鎖重合物:平均重合度約11000
:BASF  AG・コリドン90115重量%を含有
する1,4−ジオキサン溶液とを、それぞれ、ホモミキ
サーで十分に撹拌した後、ポリビニルブチラール溶液1
0重量部と、ポリビニルピロリドン溶液90重量部とを
混合した. コーテ ング剤 3 ポリビニルブチラール[重合度約 1700,ブチル化度約65mol%:積水化学工業・
エスレックBx−1115重量%を含有する1.4−ジ
オキサン溶液と、ポリエチレングリコール[ユニオンカ
ーバイド・POLYOX  WSR N−750] 15重量%を含有する1,4−ジオキサ
ン溶液とを、それぞれ、ホモミキサーで十分に撹拌した
後、ポリビニルブチラール溶液lO重量部と、ポリエチ
レングリコール溶液90重量部とを混合した.以上の処
方によって得られた3種類の体液検査体用の支持体は、
トイレに流せる水分散性を有しており、また、その表面
は、検査用の体液を試薬層に対して洗瓶がら射出するの
と同等の方法で検査し得る強靭性、すなゎち、尿検査用
の検査体の場合には、カップ等の容器に採尿することな
く、検査体の試薬層部分に対して検査用の尿を直接噴射
させる方法で検査し得る強靭性を具備しており、また、
前記支持体の裏面における樹脂塗膜が、前記体液検査体
による検査結果の判定時に、体液検査体が反対側へ垂れ
下がる度合いを少なくさせる、すなわち、湿潤によって
体液検査体が反対側へ反り返る度合いを抑える作用を有
している. 「発明の作用,効果」 本発明の塗膜形成用組成物は、相対湿度90%における
飽和吸湿率が15%未満のフィルム形成能を有する水不
溶性の樹脂(a)と、相対湿度90%における飽和吸湿
率が15%以上のフィルム形成能を有する水可溶性の樹
脂(b)との混合樹脂が、両者の共通溶剤である相溶性
溶剤中に溶解されている溶剤液からなるものであり、該
塗膜形成用組成物によって形成される塗膜は、水中での
一定の短時間の間はその塗膜表面が膨潤するようなこと
なく、安定したフィルム状態を維持することができ、し
かも、最終的には、水中に流せる程度の水溶性〜水膨潤
性を有するものになる, すなわち、本発明の塗膜形成用組成物によって、例えば
、体液検査体や水圧転写のカールフィットフィルム等に
おいて,所望の水膨潤性〜水溶解性を有し、しかも、短
時間で十分ではあるが、水中での安定した状態を保持す
ることのできる樹脂塗膜が、コーティング法や流延法等
によって、簡単に形成され得る. また、本発明の塗膜形成用組成物は、相対湿度90%に
おける飽和吸湿率が15%未満のフィルム形成能を有す
る水不溶性の樹脂(a)の溶剤液と、相対湿度90%に
おける飽和吸湿率が15%以上のフィルム形成能を有す
る水可溶性の樹脂(b)の溶剤液との混合比を変えるこ
とによって、所望の時間の間の水中安定性と、水中に流
せる程度の水溶性〜水膨潤性とを兼備する樹脂塗膜とな
るものであるから、所望の水中安定性を有する塗膜を得
るための塗膜形成用組成物の調整が、容易に、しかも、
精確に行ない得るという作用,効果が奏される. さらに、本発明の塗膜形成用組成物においては、該組成
物によって形成される塗膜が、水中に流せる程度の水溶
性〜水膨潤性を有するちのでありながら、該組戊物中に
おける相対湿度90%における飽和吸湿率が15%未満
のフィルム形成能を有する水不溶性の樹脂(a)の存在
が、塗膜面のプロッキングの発生を抑える作用を有して
いるので、その塗膜の形成工程、および、塗膜を具備す
る製品の貯蔵,輸送等の工程において、塗膜面に対して
のプロツキングの対策が必要でなく、取り扱い性に優れ
た作用を奏する.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、相対湿度90%における飽和吸湿率が15%未満の
    フィルム形成能を有する水不溶性の樹脂(a)の1種以
    上と、相対湿度90%における飽和吸湿率が15%以上
    のフィルム形成能を有する水可溶性の樹脂(b)の1種
    以上との混合樹脂が、水不溶性の樹脂(a)と水可溶性
    の樹脂(b)との相溶性溶剤中に含有されていることを
    特徴とする塗膜形成用組成物。 2、混合樹脂が、ポリビニルブチラールからなる水不溶
    性の樹脂(a)とポリビニルピロリドンからなる水可溶
    性の樹脂(b)とによる特許請求の範囲第1項記載の塗
    膜形成用組成物。 3、混合樹脂が、ポリビニルブチラール5〜50重量%
    とポリビニルピロリドン95〜50重量%とによる特許
    請求の範囲第2項記載の塗膜形成用組成物。 4、混合樹脂が、ポリビニルブチラールからなる水不溶
    性の樹脂(a)とポリエチレングリコールからなる水可
    溶性の樹脂(b)とによる特許請求の範囲第1項記載の
    塗膜形成用組成物。 5、混合樹脂が、ポリビニルブチラール5〜50重量%
    とポリエチレングリコール95〜50重量%とによる特
    許請求の範囲第4項記載の塗膜形成用組成物。 6、相溶性溶剤がアミルアルコールまたは1,4−ジオ
    キサンである特許請求の範囲第1項、第2項、または第
    3項記載の塗膜形成用組成物。 7、相溶性溶剤が1,4−ジオキサンである特許請求の
    範囲第4項または第5項記載の塗膜形成用組成物。
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