JPH03162945A - 赤外線放射用アルマイト - Google Patents

赤外線放射用アルマイト

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JPH03162945A
JPH03162945A JP30181489A JP30181489A JPH03162945A JP H03162945 A JPH03162945 A JP H03162945A JP 30181489 A JP30181489 A JP 30181489A JP 30181489 A JP30181489 A JP 30181489A JP H03162945 A JPH03162945 A JP H03162945A
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alumite
infrared
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Seiju Maejima
正受 前嶋
Koichi Saruwatari
猿渡 光一
Akito Kurosaka
昭人 黒坂
Kazuo Isawa
石禾 和夫
Yutaka Osanai
裕 小山内
Ryukichi Usuki
臼杵 隆吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は暖房、調理など輻射加熱を利用する分野に於い
て、赤外線、遠赤外線を有効に利用し得る加熱体および
熱放射体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来赤外線ヒーターに於いて、放射体の放射率が高く、
かつ100℃以上の比較的低い表面温度で可視領域の放
射が少なく、遠赤外線領域の放射が多いものが要求され
、アルミナ、グラファイト、ジルコニア等各種セラミッ
クで放射体を構威したものが実用されている。
中でも遠赤外線放射線特性の面では、アル逅ナが他のセ
ラミックに比べて優れた特性を有するため、高純度のア
ルごニウムの表面を陽極酸化処理したアルマイト板は5
00℃以上程度の比較的低温領域に於ける各種の赤外線
放射熱源用素材としての利用が種々試みられている。
しかし、従来のアルマイト板は次のような欠点を有する
ため、限られた用途にしか適用できないという問題があ
る。
すなわち、 (1)200℃以上の温度でアルマイト被膜に割れを生
じ、放射率が不安定になるとともに耐食性が悪くなる。
(2〉特に3〜7μmの波長域に於ける放射率が低い。
(3)アルマイト処理後の威形加工が困難である。
このような問題を解決するために200℃以上の高温で
熱歪を生しにくいアルマイト被膜を生戒するアルく合金
を用いれば、前記(1)の問題は解決することが出来る
が、このような合金は加工性が悪く実用的でない。又前
記(2)の問題については染料で着色することにより、
同波長域における放射率を改善することが出来るが、染
料による着色工程が増えるとともに200゜C以上の高
温では着色材が分解するなどして褪色し、赤外線放射特
性が低下してゆく問題がある。
更に又前記(3)については或形加工性を向上させるた
めに、アルマイト被膜を薄く形成させることが考えられ
るが、アルマイ1・被膜を薄くすると放射率が低下した
り、不安定になるという問題や、耐食性が低下する等の
問題がある。
本発明は上記のような問題を解決する事を目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段〕 本発明は上記の実情に鑑み種々研究を重ねた結果以下の
構威とすることにより、200℃以上の高温で熱歪によ
り被膜にクランクを生しに<<、かつ赤外線の放射特性
と加工性に優れた赤外線放射用アルマイトとなることを
見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、展延性に優れた#アルミニウム又はアルミニ
ウム合金の板材をコア材とし、これにアルミニウム合金
の板をクラソド材としたものにおいてクラソド材として
少なくともシリコン(Si)を3重量%以上含有するも
のとし、そのクラッド材の表面に陽極酸化処理による黒
色酸化被膜(アルマイト被膜)を形成させた赤外線放射
体とすることを解決手段とするものである。
〔作用〕
本発明に於いて、クラソド材としてSiを3重量%以上
含有するアルξニウム合金を用いる理由は、その表面に
生成する黒色アルマイト被膜の赤外線放射特性が従来の
アルマイト被膜に比べ、3〜7μmの波長域で優れてい
ることと、耐熱性に優れ、500℃以下でアルマイト被
膜に割れを生じないためである。
スコア材としては展延性の点で純アルミニウムが最も優
れているが、通常の塑性加工に於いて問題を生じない範
囲であれば、多少展延性に劣るアルミニウム合金材を用
いることが出来る。更にこの場合におけるコア材の厚さ
は特に限定するものではないが、O.ltl〜4,O*
nが好ましい。その理由は0.1mm未満では塑性加工
が困難であり、4.0mを超えると耐熱性が低下し、割
れを生じ易くなるからである。
このコア材にクラソデイングするクラッド材とクラッド
材の上に形成させる黒色アルマイト被膜は、非アルマイ
ト部分の厚さ(a)と黒色アルマイト被膜の厚さ(b)
とがa≧(5 b/1 0 0)となるようにすること
が必要である。その理由は非アルマイト部分の厚さ(a
)が黒色アルマイト被膜の厚さ(b)の5%未満となる
と、200゜C以上の高温に於いて熱膨張による歪みが
増大し、クラソクを生じ易くなるためである。
又クラソド材の非アルマイト部分の厚さ(a)と黒色ア
ルマイト被膜の厚さ(b)との総和は50〜500μm
が望ましい。50μm未満では耐熱性が低下し、割れを
生じ易くなるからであり、500μmを超えると塑性加
工が困難となるためである。
以下本発明の構造例を図面により説明すれば、第1図及
び第2図はそれぞれ本発明の実施例を示す断面図で第1
図はアルミニウム又はアルミニウム合金の板材からなる
コア材3の表面に本発明で用いられるSi含有アルミニ
ウム合金板材からなるクラソド材(2)、その表面にア
ルマイト処理層(3)をを有するものからなる。第2図
は第1図と同一部分には同一符号が付されているが、コ
ア材の両面にクラソド材(2)、アルマイト処理層(3
〉を設けてなるものを示す。
〔実施例〕
本発明の効果を立証するために以下の比較テストを行っ
た。
比較例I A1050材(純アルごニウム)のl mm厚の板を2
5%硫酸浴中で、7℃で30、40、50、60、70
、80、90、100μm厚のアルマイト被膜を形成し
た。
これらの試料を分光放射率測定装置にて80℃と300
℃で波長3μmから24μmまでの分光放射率測定を行
い、全放射率を求めた。
これによれば、純アル5ニウムでは8 0 ’Cにおけ
る全放射率はよいが、300℃では全放射率が低下した
又300℃lhr及びエリクセンテスト後のクランク発
生テストでは、全てクラソクが発生した。
(表1参照) 実施例1 厚さ8HのA1050材の両側にSiを1、3、5、6
、9、11重量%を含む厚さ0.In+の板を設け、比
較例1と同様にアルマイトして30μm〜100μm厚
のアルマイト被膜を形成し、かつ同様に反射率を求めた
。(但しSil重量%は比較例) これによれば比較例以外は全て反射率はよく、かつ30
0℃lhr及びエリクセン押込み後のクラックは発生し
なかった。(表1参照〉 表1は赤外線分光放射出力曲線から各測定温度における
黒体炉からの出力を1とし、その時の各試料の出力を計
算して求めた全放射率を記した。
この値が1.0になればすなわち完全に黒体炉の値に近
づければ、理想的な完全な赤外線放射体となる。
エリクセン押込み試験は室温に放置した各試料を3軸応
力絞り加工を行い51lに絞り、表面のクラソクの発生
状況を調べたものである。
又、純アルくニウム(A1050祠〉に5μm〜60t
tmの厚さにアルマイト化したもの(比較例〉及びSi
を9重景%含有したアルごニウム合金に40μm〜60
μm厚にアルマイト化したもの(実施例)について、分
光波長5μm〜24μmの間の放射率の変化を調べたと
ころ、比較例でアルマイト厚さ5μm〜7μmでは放射
率が不充分であったが、本発明の実施例によるものは全
範囲で優れた放射率を示した。(以上表父参照)なお、
本発明の実施に際して各層の熱膨張係数について述べれ
ば、 本発明は上記の構威で350〜500℃の高温加熱で表
面にクランクを発生しない。
しかし、より詳細にはクラソド層において非アルマイト
層の厚さを(a)、アルマイト層の厚さを(b)とする
ときは a≧(5 b/1 0 0)が表面9 にクラソクを発生させないので放射率に変動を生しさせ
ず、好ましいことが確認された。
又、コア材の厚さd、クラソド材の厚さC (両面は2
c)とするとき c=5Qμm〜500μm、d=o.
1冒璽〜4.0璽貢カアノレマイト面にクランクの発生
を生じさせず、曲げや若干の絞り加工が可能であり、好
ましいことが判った。
1 0 表 2 波長による放射率の変化、加熱温度150℃12 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明による赤外線放射用アルマ
イトは展延性に優れたアルごニウム又はアルごニウム合
金板をコア材とし、これにSiを3重量%以上含有する
耐熱性に優れた合金板をクラソドし、このクラソド材の
表面に黒色に自然発色したアルマイト被膜を適当な厚さ
に形成させたものであるから、従来のアルマイト被膜に
比べ200℃以上の高温に於いても熱歪により被膜にク
ランクを生じにくく、高温で長期に安定した赤外線放射
体として使用することが出来る。
又、表面に形成されている黒色に自然発色したアルマイ
ト被膜が従来のアルマイト被膜に比べ3〜7μmの波長
域に於いても優れた赤外線放射特性を有するから、3μ
m以上の広い波長域で放射特性に優れていると共に、展
延性に優れたアルξニウムをコア材としているから、ア
ルマイト被膜を形成させた後の加工に於いても被膜にク
ランクを生じにくい特性を有する。
更に又、クラソデイングしているSiを含有したア■3 ルミニウム合金はアル5ハンダによるろう付け性に優れ
ているから、種々のものにろう付けして使用することが
出来るなど赤外線放射体として多大な応用用途が期待で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図とも本発明の実施例を示す断面図である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム又はアルミニウム合金の板材からな
    るコア材の片面もしくは両面に、少なくともシリコン(
    Si)を3重量%以上含有するアルミニウム合金がクラ
    ッドされかつこのクラッド材の表面に陽極酸化処理によ
    る黒色酸化被膜が形成されていることを特徴とする赤外
    線放射用アルマイト
  2. (2)コア材として厚さ0.1mm〜4.0mmのアル
    ミニウム又はアルミニウム合金の板材を用いた請求項1
    記載の赤外線放射用アルマイト
  3. (3)クラッド材のうち非アルマイト部分の厚さを(a
    )、アルマイト被膜の厚さを(b)とするとき、その総
    厚(a)+(b)が50〜500μmであって、a≧(
    5b/100)となるようにアルマイト被膜が形成され
    ているクラッド材を用いた請求項1記載の赤外線放射用
    アルマイト
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