JPH03161799A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH03161799A
JPH03161799A JP1300756A JP30075689A JPH03161799A JP H03161799 A JPH03161799 A JP H03161799A JP 1300756 A JP1300756 A JP 1300756A JP 30075689 A JP30075689 A JP 30075689A JP H03161799 A JPH03161799 A JP H03161799A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ca業上の利用分野] この発明は電子楽器に関し、擦弦楽器等に対応した電子
音を発生する電子楽器の電子音作成パラメータ制御用入
力装置に関するものである。
[従来の技術] バイオリン等の擦弦楽器の演奏音を発生する電子楽器は
、弦と弓との接点の動きに対応した弦の機械的振動を電
気回路により物理的に近似させた電子音を発生する物理
音源を具備している.このような電子楽器において、擦
弦楽器の弦を押さえる弓圧や弓速度および弓位置等の演
奏機能のパラメータは、複数のキー(鍵)からなるキー
ボード(1!盤〉の操作により入力されていた.即ち音
階を表わすキーコードや音の強弱、長さ等は鍵盤の押鍵
や+mmのタッチやタイミングおよびその他のキーボー
ド上のスイッチ等の操作により入力されていた。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来の電子楽器においては、演奏機能の制御を鍵盤
の押mwJiin操作や鍵盤上のスイッチ操作等により
入力させていたため、各スイッチや押ボタンが各々分離
した入力手段を構威し、各楽音パラメータの制御ごとに
スイッチ等を選択し手を移動して操作を行なっていた.
従って、楽音制御の操作性が悪くなったり、演奏技術上
の困難を伴なう場合があり、また演奏制御の誤操作の原
因となる場合があった. この発明は上記の点に鑑みなされたものであって、擦弦
楽器等の電子楽器の演奏機能の制御用入力を鍵盤だけで
なく1つの操作子の操作により多数の制御パラメータを
同時に制御可能な演奏操作子を用いて行なう電子楽器の
提供を目的とする。
[課題を解決するための手段J 前記目的を達成するため、この発明に係る電子楽器は、
演奏機能に対応して電子音作成用パラメータを制御する
ジョイスティック機構からなる演奏操作子と、前記鍵盤
および演奏操作子からの入力(基づいて電子音を発生す
る音源とを具備している。
前記ジョイスティック機構は、自在回転可能な操作棒の
X方向位置およびY方向位置の検出手段を具備するとと
もに、好ましくは該操作棒を操作するための操作圧力の
検出手段を具備している.好ましくは、前記ジョイステ
ィック機構は、前記操作棒がその軸廻りに回転可能であ
って、該操作棒の軸廻りの回転位置検出手段を具備して
いる。
[作用] ジョイスティック機構の操作棒の操作により、操作棒の
操作状態に応じて各楽音パラメータの制御信号が入力さ
れる。前記演奏操作子は、例えば擦弦楽器の弓位置、弓
速度および弓圧に応じた制御信号を発生する 前記演奏操作子は、前記ジョイスティック機構の操作棒
の位置、移動速度、移動方向、操作圧力および軸廻り回
転等に基づいて音源装置を行なう。
[実施例] 以下、添付図面を参照してこの発明の実施例について説
明する. 第1図はこの発明に係るジョイスティック機構からなる
入力操作子の一例の斜視図である.筐体!内にX方向ガ
イドアーム2およびY方向ガイドアーム3が回転可能に
装着されている。各ガイドアーム2、3に設けた長孔の
交差部内にジョイスティック操作棒4が挿入ざれる。操
作棒4の先端には操作用把持部5が形成される。操作棒
4は自在回転体6を介して筺体lに対し自在回転可能に
装着される。X方向およびY方向の各ガイドアーム2、
3の回転軸受け部には、ロータリーボリュウムからなる
X方向およびY方向の回転位置検出器7、8が装着され
る。
操作棒4の把持部5には握り圧力を検出する圧力センサ
ー(後述〉が設けられている.X方向回転位置検出器7
、Y方向回転位置検出器8および把持部5の圧カセンサ
ーは制御回路9に接続される.この制御回路9は、例え
ば後述する電子楽器の音源等の電子楽器の駆動装置io
に接続ざれる。
上記構成の入力用制御装置において、入力操作子である
操作棒4は通常のジョイスティック機構と同様にX方向
およびY方向(自在回転し、各方向の回転位置がX方向
およびY方向の回転位置検出器7、8のロータリーボリ
ュウムの抵抗変化として検出される。この発明ではさら
に、ジョイスティック機構の操作棒4の握り圧力等の操
作圧力が検出される。検出された圧力信号は、X方向お
よびY方向の位置検出信号とともに制御回路9に入力さ
れる。制御回路9は、操作棒4のX位置、Y位置および
操作圧力の各検出信号に基づいて駆動装置lOの制御に
必要なパラメータに対する所定の演算処理を行い、制御
対象となるこの駆動装置10に対し各制御パラメータの
制御信号を入力する. 第2図は、この発明の別の実施例の要部斜視図である。
この実施例では、前述の操作用圧力の検出センサーに加
えてさらに、操作棒4の軸廻りの回転を検出するための
ロータリーボリエウムからなる回転センサー13を操作
棒4に装着している.ジョイスティック機構の操作棒4
は自在回転部6に装着され、この自在回転部6はリング
11に対しY方向の軸廻りに回転可能に装着される.こ
のリング11は筐体底面に固定された支持アーム12に
対しX方向の軸廻りに回転可能に装着される。このよう
な構成により自在回転部6が筐体1(第1図参照)に対
し自在回転可能となる.回転センサー13は操作棒4の
根本部に装着され、操作棒4の軸廻りの回転(矢印A)
をロータリーボリュウムの抵抗変化として検出する.操
作棒4は、回転操作を止めて手を離せば図示しないスプ
リングにより元の位置(回転角度が0となる基準位置)
に戻る。操作棒4をこの基準位置に位置決め保持するた
めのストツパ手段を設けてもよい。
このような構成においては、操作棒4の操作によって、
X方向およびY方向の回転位置検出器7、8により操作
棒4のX位置およびY位置が検出されるとともに、操作
圧力および軸廻り回転位置の検出信号が得られる。これ
らの合計4つの検出信号を制御パラメータの制御入力信
号として用いることができる。
操作棒4の回転検出手段は、ロータリーボリュウムに限
らず、操作棒側に磁気パターン、白黒パターンあるいは
透孔パターンを設けたリングを固定し、これらのパター
ンを検出する磁気センサーや反射型または透過型の光学
センサーを用いてもよい。
第3図(a)および(b)はこの発明に係る制御装置の
入力操作子である操作棒4の把持部5の構成の一例を示
す. 操作棒4の先端部に、第3図(a)に示すように、握り
片14が固定される.この握り片l4は、同図(b)に
示すように、スプリング16(または握り片自体の弾性
)により、操作棒4の外周面にある程度近づくとこの外
周面から離れる方向に付努される.この握り片14の内
面には、圧力センサl5が設けられる.図示したように
、この把持部5を手で握ると、握り強さに応じて握り片
14が内側に変形し、この変形量に応じて圧カセンサ1
5が検知出力を発生させる。これにより、操作棒4の握
り強さが検出される.操作棒4の操作圧力検出手段は、
前述の握り圧力検出手段に代えてまたはこれとともに、
操作棒の軸方向の押圧力の検出手段を用いてもよい。
第4図(a)および(b)はこのような操作棒軸方向の
押圧力検出手段の一例を示す。
操作棒4の把持部5の端部に押圧ボタン17が装着され
る(第4図(a))。この押圧ボタン17は、同図(b
) &:示すように、把持部5内に設けた圧力センサー
18を押圧するように装着される。19はスプリングで
あり、押圧ボタン17の押圧力が解除されたときにこの
押圧ボタン17を押し上げて元の位置に復帰させる。
このような構成において、把持部5を握りながら押圧ボ
タン17を押すことにより、押圧力に応じて押圧ボタン
17が押し下げられ、圧力センサー18がこの押圧力を
検出する。検出された圧力信号は所定の演算処理後、制
御対象の制御パラメータの制御入力信号として用いられ
る.第5図は、操作棒の軸方向の押圧力検出手段の別の
例を示す. この例は、操作棒4の下端部の自在回転体6にスリーブ
20を装着し、このスリーブ20内に操作棒4を挿入す
るとともに圧力センサー18を設けた構成である。操作
棒4をその軸方向に沿って下端部側に押圧することによ
り、この押圧力が圧力センサー18により検出される。
なお、第5図の実施例において、圧力センサー18は、
操作棒4の下端部ではなく中間部に設けてもよい. 第6図は、操作棒4の軸廻りの回転検出手段の別の例を
示す。
この例は、第2図の実施例における操作棒4の下端部に
装着したロータリーボリエウムからなる回転検出器l3
を、操作棒4の上端の把持部5内に設けたものである.
21は回転復帰用スプリングを示す。その他の構成、作
用効果は前記実施例と同様である. 次に、上記各実施例で示した構成のジョイスティック型
入力操作子を鍵盤とともに電子音発生用音源への入力装
置として用いた場合の電子楽器について説明する. 第7図はこのような電子楽器の全体構成を示すブロック
図である.前述のジョイスティックの操作棒4からなる
演奏操作子22は検出器23を介してマイコン(CPυ
)24に接続される.マイコン24にはさらにキーボー
ド(&l!盤)25が押鍵検出器26を介して接続され
る.マイコン24の出力側は音源27に接続される.こ
の音源27はスピーカからなるサウンドシステム28に
接続される. 前述の演奏操作子22のX位置、Y位置、握り圧力等は
、例えばバイオリン等の擦弦楽器の弓速度、弓圧力等の
各演奏機能の制御パラメータとして各々の検出器(図で
は全体として検出器23として示す。)により検出され
る.図の信号ラインX,Y、θ、Pは各々、操作棒4の
X位置、Y位置、回転量および握り圧力の検出信号を示
す.各検出信号は、例えばD/Aコンバータ等により位
置データとして使用可能な信号に変換され、マイコン(
CPU)24に入力される.さらにキーボード(鍵盤)
25の操作により押鍵された鍵が押鍵検出器26により
検出される.この押鍵された鍵の検出信号は所定のトー
ンナンバーの周波数に変換されてマイコン24に入力さ
れる。信号ラインKは押鍵された鍵のキーコードの検出
信号を示す. 各検出信号に基づきマイコン24が所定の演算処理を行
い、擦弦楽器の弓に対応した弓速信号a.弓圧信号b.
ピッチ信号Cおよび減衰係数等その他のパラメータdを
算出し音源27に入力する。演奏操作子22の操作によ
り制御された各パラメータに基づき音源27内で物理音
が合成され、この合成音はサウンドシステム28よりバ
イオリン等の擦弦楽器の演奏音として出力される。
以下、演奏操作子の検出信号と音源のi!IJ御用入力
パラメータとの関係についてさらに詳しく説明する。
第8図は、擦弦楽器の弦と弓のモデルを示す。
37は弦、38は指の位置、39は駒、40は弓の位置
を示す.指38と弓40間の距離をD1、駒39と弓4
0間の距離をD2とする。キーコードによりDI+D2
が定まる,DI,D2は弓40の両側の弦の各々の共振
周波数に対応する楽音合成遅延回路(後述)の遅延時間
に相当する。
前記ジョイスティック機構の操作棒のX方向およびY方
向の位置データの変化ΔX、ΔYから操作速度がV= 
(AX’ +ΔY’ )”” とt,[算4れる。また
、これらの位置データの変化の符号からジョイスティッ
クの操作方向(右廻りか左廻りか)が識別される.この
ようなX位置、Y位置、操作速度、操作方向、および前
述の軸廻り回転角θと握りまたは押し付け圧力Pの各デ
ータが、それぞれ擦弦楽器の弓速度、弓位置、擦弦位置
、弓圧力等に対応した楽音制御パラメータとして用いら
れる.検出演算データと制御パラメータとの対応関係は
電子楽器の種類、音源構成等に応じ適宜組合せることが
できる. このような弦と弓のモデルに対応する電子音を合威する
ための物理音源の回路の一例を第9図に示す。E,Rは
加算器を示し擦弦点(第8図弓40)に対応する,Q,
Sは各々乗算器を示し、擦弦点両側の弦端(第8図の指
38および駒39の位置)に対応する.加算器E、遅延
回路41、ローバスフィルタ(LPF)42、減衰器4
3および乗算器Qからなる閉ループは擦弦点の片側の弦
に対応し、閉ループの遅延時間はその弦の共振周波数に
対応する.同様に、加算器R1遅延回路44、LPF4
5、減衰器46および乗算器Sb)らなる閉ループは擦
弦点の他の一方の側の弦に対応する。
Tは非線形関数発生装置である.この非線形関数発生装
置には、前記擦弦点の両側の閉ループの出力を加算器W
で合成した信号に、弓速度に対応した信号を加算し、さ
らに固定ヒステリシス用ローバスフィルタυからの信号
および乗算器Vに入力するゲインGを加算した信号が入
力される.また、非線形関数発生装置Tのヒステリシス
コントロールは弓圧に対応した信号により行われる.上
記構成の音源回路において、弓速度信号は演奏操作子の
操作棒の位置検出信号の演算処理によって求まり、弓圧
信号は操作棒の握り圧力検出信号から求められる.遅延
回路41、44による遅延時間は、弓位置(即ちDI.
D2 (第8図))に対応し、この弓位置は例えば操作
棒の回転量検出信号θから求められる,LPF42、4
5のパラメータであるカットオフ周波数は楽音の音色を
定めるものであり、例えば操作棒の位置Xの検出信号か
ら求められる。また、操作棒の位置Yの検出信号から減
衰スピードが求まる。
以上のように、演奏操作子の操作棒の各検出信号を音源
の各回路のパラメータとして入力させることにより、擦
弦楽器の擦弦態様に応じた電子音を作威することができ
る. 第10図はこの発明に係る電子楽器の制御機構のブロッ
ク図である.前述のように、演奏操作子(ジョイスティ
ック)22および鍵盤25からの信号が検出回路23お
よび鍵盤スイッチ回路26を介してバスラインからCP
U24に入力される。CPU24は、各ルーチンプログ
ラムを格納したプログラムROM49、演算処理に必要
なデータを格納したデータROM50および演算処理中
の各計算結果等を格納したワークRAM51から必要な
データを読み出して前述のように楽音制御用パラメータ
を演算する。機能操作子47は、通常は音色、ビブラー
ト等の選択や各種モード切換えを行うものである。この
実施例においては、弓位置検出と弓速度検出の検出モー
ド切換え等を行う.タイマ48は、CPυ24によるメ
インルーチンに対し、数mg程度の固定周期で割り込み
ルーチンを行なう. 第11図は基本メインルーチンを示す。ステップ52で
各演算回路が初期化され、また各音源パラメータが所定
の初期値に設定される。続いて鍵盤の押鍵スイッチ処理
(ステップ53)およびその他のスイッチ処理(ステッ
プ54)が繰り返される.このようなメインルーチンに
対し前記タイマ48(第10図)による一定周期で割り
込みルーチン(後述)が実行され前記各制御用入力パラ
メータが演算される。
第12図はモード切換えルーチンを示す。ステップ55
で検出モード等のモード切換えが行われるとともに検出
結果等が次回の検出演算処理のためにレジスタに格納さ
れる.検出データに基づき処理される各パラメータはス
テップ56で初期化される.即ち、前回の角度x1角度
Yのデータが角度変化演算処理等のために設定され(A
NGXO−ANGX%ANGYO−ANGY).*たフ
ィルタ係数(FCOEF)が標準値に設定される。
第13図はキーオン時のルーチンを示す。まず押鍵され
たキーのキーコードがキーコードレジスタ(KCD)に
記憶される(ステップ57).次に音源の発音チャンネ
ルが割り当てられる。割り当てられたチャンネルはアサ
インチャンネルレジスタ(ACH)に記憶される(ステ
ップ58)。
次に音源の割り当てられたチャンネルにチャンネルオン
(CHON)信号を送る(ステップ59)。次に、第1
4図に示すようなチャンネルテーブルの割当チャンネル
(ACH)にキーコードを登録する(ステップ60)。
このときキーコードを登録したチャンネルのフラッグに
信号“1”を入力させる。
第15図はキーオフ時のルーチンを示す.まず離鍵され
たキーのキーコードがKCDに記憶される(ステップ6
1)。次にチャンネルテーブルを用いてキーコードが割
当られている音源の発音チャンネルをサーチする(ステ
ップ62).ステッブ63でこのようなチャンネルが有
るかないかが判別される.なければルーチンを終了し、
あれば音源の発音チャンネルにチャンネルオフ信号を送
りこのチャンネルの音をカットする(ステップ64).
このときカットされた音の減衰がスタートする.!!い
てチャンネルオフされたチャンネルテーブルのチャンネ
ルフラッグに信号″0“を入力する(ステップ65). 第16図はメインルーチンに対し固定クロツクにより一
定間隔で割り込ませる割り込みルーチンを示す。まず演
奏操作子の各検出値、即ち操作棒の操作圧力P、角度(
位置)X,角度(位置)Yおよび回転量θを各々対応す
るレジスタ、PRES%ANGX%ANGY,ROTに
記憶させる(ステップ66).次にステップ67で圧力
データPRESが所定の閾値(THRL)より大きいか
否かが判別される.圧力が閾値より低いときはノイズと
して無視する,YESであればステップ68でMODレ
ジスタが“1”かどうか判別される.“1“であれば予
め作威して記憶させたテープルを用いて、前記操作棒の
位置データから直接弓速度Vおよびその方向(DIR)
を得る(ステップ69)。さらに別のルーチンBに従っ
て他の音源パラメータを演算し音源の各チャンネルに送
出する。
ステップ68でMODが″O″であればステップ70に
進み、今回と前回の位置データの差から角度Xと角度Y
の変化速度を求める。このとき検出のタイミング間隔が
一定であるため位置の差がそのまま変化速度に対応する
.さらに後述のルーチンAに従って他の音源パラメータ
を演算し音源の各チャンネルに送出する。
第17図は前記割込みルーチン(第16図)のステップ
69での音源への入力ルーチンBを示す.ステップ71
で角度Xのデータから直接テーブルを用いて速度Vおよ
び方向DIRを求める。
これらの速度Vおよび方向DIRは擦弦楽器の弓の速度
および方向に相当するデータである。
この実施例では音源のチャンネル数はバイオリンの弦数
に合わせて4つである。このように音源を複数個設ける
ことにより、あるチャンネルから他のチャンネルにキー
オン信号が移ったとき元の音源の残響効果が得られる.
ステップ72でチャンネルを1つづつチェックするため
に番号iを設定する.ステップ73でチャンネルフラッ
グが“1”か否か、即ちキーコードが入力された発音チ
ャンネル(キーオン)か否かが判別される。
Noであればチャンネル番号を1つ上げてチェックを繰
り返す(ステップ77).YESであればチャンネルの
キーコード(CHKCt))をキーコードレジスタ(K
CD)に入力する(ステップ74)。次にステップ75
において、複数の音色データ群TCD2のうちキーコー
ド(KCD)および弓の方向(DIR)のデータに基づ
き楽音制御パラメータを求める.このときDIRにより
パラメータが変わるため弓の方向により音色が変わるこ
とになる.角度Yのデータによりデイレイ長DI.D2
を求める.このときキーコード(Di+D2に相当)が
与えられているためDI,D2は容易に得られる。また
、回転角θのデータからLPF42.45 (第9図)
のフィルタ係数を求める。次心このキーオンされたi番
目のチャンネルに弓速度v1弓圧PRES,ディレイ長
D1、D2、フィルタ係数FCOEFを送出する(ステ
ップ76).続いて番号iを1つ上げ(ステップ77)
、4チャンネル全てのチェックを行なう(ステップ78
). 第18図は前記割込みルータン(第16図)のステップ
70での音源への入力ルーチンAを示す。まず、ステッ
プ79で角度Xのデータと前回の角度Xのデータとの差
から角度Xの変化量ΔXを求める。同様に角度Yの変化
量ΔYを求める。
これらのデータから(ΔX2+ΔyJI/2を演算して
速度VELを求める(ステップ80)。次にテーブル(
VVTBL)を用いて速度VELを弓速度v&:変換す
る(ステップ81)。次に角度X,Y (ANGX,A
NGY)およびそれらの変化量(ΔX.AY)からAN
GYXAX−ANGX×ΔYを演算して方向データDを
求める(ステップ82)。この方向データはジョイステ
ィックが右廻り定回転しているか左廻りに回転している
かの移動方向を示す.この方向データDの符号を検出す
ることにより弓の方向DIRを得る(ステップ83).
角度Xおよび角度Yのデータ(ANGX,ANGY)は
次回の演算のためにレジスタANGXO,ANGYO&
:それぞれ記憶サセル(ステップ84)。
次に、前述のように音源の4つのチャンネルCついて、
ステップ85でチャンネルを1つづつチェックするため
に番号iを設定する。ステップ86でチャンネルフラッ
グが″1“か否か、即ちキーコードが入力された発音チ
ャンネル(キーオン)か否かが判別される.NOであれ
ばチャンネル番号を1つ上げてチャックを繰り返す(ス
テップ90)。YESであればチャンネルのキーコード
(CHKCD)をキーコードレジスタ(KCD〉に入力
する(ステップ87).次にステップ88において、複
数の音色データ群TCDIのうちキーコード(KCD)
および弓の方向(DIR)のデータに基づき楽音制御パ
ラメータを求める。このときDIRによりパラメータが
変わるため弓の方向により音色が変わることになる。回
転角θのデータによりディレイ長DI,D2を求める。
これにより弓の位置が定まる。このときキーコード(D
1+D2に相当)が与えられているためDI,D2は容
易に得られる.次にこのキーオンされたi番目のチャン
ネルに弓速度V、弓圧PRES,ディレイ長Di,D2
を送出する(ステップ89)。続いて番号iを1つ上げ
(ステップ90)、4チャンネル全てのチェックを行な
う(ステップ91)。
なお、上記実施例において、音源は第9図に示した回路
に限定されず、演算タイプ(FM音源、高周波合成音源
)や波形メモリタイプの音源あるいは両者の複合型の音
源を用いても良い。
また、実施例ではソフトウエアによる楽音パラメータ制
御の例を示したが、専用のハードウェア(より制御して
も良い。また、実施例では弓を用いた弦楽器に対応した
電子楽器を説明したが、本発明は弦楽器に限定されない
。また制御すべき音源は複音に限らず単音でもよい,ま
た、実施例では鍵盤の押鍵l!II!鍵により発音制御
を行なっていたが、鍵盤は車なる音高指定のみ行ない発
音制御は入力操作子からの出力により直接制御しても良
い。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明においては、電子楽器の
楽音パラメータ制御用の入力装置として、ジョイスティ
ック機構を備えた演奏操作子を用い、さらにこのジョイ
スティック機構に圧力センサーや回転センサーを設ける
ことにより、1つの操作子の操作により同時に多数の制
御パラメータの入力が可能となり演奏時の操作性が向上
し良好な演奏感覚が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る電子楽器の入力制御装置の外
観図、 第2図は、この発明に係る入力IJ#装置の別の例の要
部斜視図、 第3図(a)および(b)は、この発明に係る入力用操
作棒の構成の一例の説明図、 第4図(a)および(b)は、入力用操作棒の押圧力検
出手段の一例の構戒説明図、 第5図は、操作棒の押圧力検出手段の別の例の断面図、 第6図は、操作棒の回転検出手段の別の例の要部説明図
、 第7図は、この発明に係る入力操作子を用いた電子楽器
のブロック構成図、 第8図は、弦と弓の位置関係の説明図、第9図は音源の
一例を示す回路図、 第10図は、この発明に係る楽音制御機構のブロック図
、 第11図は、メインルーチンのフローチャート、 第12図は、モード切換えルーチンのフローチャート、 第13図は、キーオン時のルーチンのフローチヤート・ 第14図は、チャンネルテーブルの説明図、第15図は
、キーオフ時のルーチンのフローチャート、 第16図は、割込みルーチンのフローチャート、 第17図は、第16図のルーチンの1ステップにおける
入力パラメータ作成送出ルーチンのフローチャート、 第18図は、′!J1 6図のルーチンの別のステップ
における入力パラメータ作成送出ルーチンである。 4 7 13 2 2 27 4 0 :操作棒、 :X位置検出器、 二回転検出器、 :演臭操作子、 :音源、 :弓. 5:把持部、 8:Y位置検出器、 15、18:圧力センサー 25:m盤、 37:弦、 第 2 図 第 3 図 (a) 第 7 図 第 8 図 第 10 図 第 11 図 第 14 図 第 17 図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)演奏機能に対応して電子音作成用パラメータを制
    御するジョイスティック機構からなる演奏操作子と、前
    記鍵盤および演奏操作子からの入力に基づいて電子音を
    発生する音源とを具備したことを特徴とする電子楽器。
  2. (2)キーコードを入力する鍵盤と、演奏機能に対応し
    て電子音作成用パラメータを制御するジョイスティック
    機構からなる演奏操作子と、前記鍵盤および演奏操作子
    からの入力に基づいて電子音を発生する音源とを具備し
    たことを特徴とする電子楽器。
  3. (3)前記ジョイスティック機構は、自在回転可能な操
    作棒のX方向位置およびY方向位置の検出手段を具備す
    るとともに、該操作棒を操作するための操作圧力の検出
    手段を具備したことを特徴とする特許請求の範囲第1ま
    たは2項記載の電子楽器。
  4. (4)前記ジョイスティック機構は、前記操作棒がその
    軸廻りに回転可能であって、該操作棒の軸廻りの回転位
    置検出手段を具備したことを特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載の電子楽器。
  5. (5)前記演奏操作子は、擦弦楽器の弓位置、弓速度お
    よび弓圧に応じた制御信号を発生することを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の電子楽器。
  6. (6)前記演奏操作子は、前記ジョイスティック機構の
    操作棒の位置に基づいて音源制御を行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第1または2項記載の電子楽器。
  7. (7)前記演奏操作子は、前記ジョイスティック機構の
    操作棒の操作移動速度に基づいて音源制御を行なうこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1または2項記載の電子
    楽器。
  8. (8)前記演奏操作子は、前記ジョイスティック機構の
    操作棒の操作移動方向に基づいて音源制御を行なうこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1または2項記載の電子
    楽器。
  9. (9)前記演奏操作子は、前記ジョイスティック機構の
    操作棒の操作圧力に基づいて音源制御を行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の電子楽器。
  10. (10)前記演奏操作子は、前記ジョイスティック機構
    の操作棒の軸廻り回転に基づいて音源制御を行なうこと
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の電子楽器。
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