JP3307287B2 - 電子管楽器 - Google Patents

電子管楽器

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JP3307287B2
JP3307287B2 JP21702897A JP21702897A JP3307287B2 JP 3307287 B2 JP3307287 B2 JP 3307287B2 JP 21702897 A JP21702897 A JP 21702897A JP 21702897 A JP21702897 A JP 21702897A JP 3307287 B2 JP3307287 B2 JP 3307287B2
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    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2230/00General physical, ergonomic or hardware implementation of electrophonic musical tools or instruments, e.g. shape or architecture
    • G10H2230/045Special instrument [spint], i.e. mimicking the ergonomy, shape, sound or other characteristic of a specific acoustic musical instrument category
    • G10H2230/155Spint wind instrument, i.e. mimicking musical wind instrument features; Electrophonic aspects of acoustic wind instruments; MIDI-like control therefor.
    • G10H2230/205Spint reed, i.e. mimicking or emulating reed instruments, sensors or interfaces therefor
    • G10H2230/241Spint clarinet, i.e. mimicking any member of the single reed cylindrical bore woodwind instrument family, e.g. piccolo clarinet, octocontrabass, chalumeau, hornpipes, zhaleika
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    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/171Transmission of musical instrument data, control or status information; Transmission, remote access or control of music data for electrophonic musical instruments
    • G10H2240/281Protocol or standard connector for transmission of analog or digital data to or from an electrophonic musical instrument
    • G10H2240/311MIDI transmission

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然管楽器に頬似
する外観を有すると共に、奏法も類似する電子管楽器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子楽器として、鍵盤を操作手段とする
電子鍵盤楽器のほかに、管楽器的な楽音を発生するのに
適していると共に、管楽器に類似する外観および奏法を
有する電子管楽器が商品化されている。図13(a)、
(b)に、従来の電子管楽器の構造例を概略的に示して
いる。ただし、図13(a)は、電子管楽器の表面の構
造を示しており、図13(b)は裏面の構造を示してい
る。これらの図に示す電子管楽器は、本体111とマウ
スピース112とを有し、本体111の表面には、音高
設定のための複数のキースイッチ113が配設されてい
る。これらのキースイッチ113は、両手の指で演奏操
作するのに便利なように、マウスピース112に近い側
が左手用のキースイッチ113a、遠い側が右手用のキ
ースイッチ113bとされて、これらのキースイッチ1
13a,113bが本体111に沿うよう並んで配置さ
れている。
【0003】また、キースイッチ113の識別をしやす
いように、ホームポジションのキースイッチ113に
は、円形の鞍部が形成されており、他のキースイッチ1
13には、蒲鉾型の受部が形成されている。さらに、本
体111の裏面にはオクターブキースイッチ114が複
数縦列して配設されている。このオクターブキースイッ
チ114のうち、オクターブキースイッチ114−1,
114−2,114−3はオクターブを上げるためのオ
クターブキースイッチであり、オクターブキースイッチ
114−4,114−5はオクターブを下げるためのオ
クターブキースイッチである。
【0004】そこで、音高を指定する機能を有している
各キースイッチ113と、オクターブキースイッチ11
4とを同時に操作することにより、操作されたキースイ
ッチ113で指定される音高のオクターブを上げたり下
げたりすることができるようになる。例えば、オクター
ブキースイッチ114のいずれも繰作しない場合は、基
本オクターブの楽音が発生され、オクターブキースイッ
チ114−1を操作すると、発生される楽音は1オクタ
ーブ上にシフト(+1)される。同様に、オクターブキ
ースイッチ114−2を操作すると、発生される楽音は
2オクターブ上にシフト(+2)される。さらに、オク
ターブキースイッチ114−3を操作すると、発生され
る楽音は3オクターブ上にシフト(+3)される。
【0005】また、オクターブキースイッチ114−4
を操作すると、発生される楽音は1オクターブ下にシフ
ト(−1)される。さらに、オクターブキースイッチ1
14−5を操作すると、発生される楽音は2オクターブ
下にシフト(−2)される。このようにして、1オクタ
ーブ分の音高のいずれかを指定する複数のキースイッチ
113と、複数のオクターブキースイッチ114とを組
合わせて操作することにより、複数オクターブ分の音高
指定を行なって演奏をすることができるようになる。こ
れらのオクターブキースイッチ114は、本体111の
上部に配設されて左手の親指で操作するようにされてい
る。
【0006】なお、楽音発生のタイミングは、マウスピ
ース112に息圧が印加された時に行なわれる。このた
め、マウスピース112内には息圧を検出するウィンド
センサが設けられている。その他、音色指定のためのプ
ログラムチェンジスイッチや、基本オクターブ指定のた
めの機構等が設けられているが、図示を省略している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した図13に
示すような電子管楽器を演奏する際には、オクターブキ
ースイッチ114と音高指定用のキースイッチ113と
を楽譜に合わせて演奏操作することにより、楽曲を奏す
ることができる。この演奏操作の際に左手の親指は、オ
クターブキースイッチ114を演奏操作し、他の指は表
側に配設されたキースイッチ113aを演奏操作する。
なお、オクターブキースイッチ114は、本体111の
軸方向に沿って配置されているため、オクターブキース
イッチ114の操作する際には、左手親指を上下にスラ
イドさせて操作する必要がある。すると、左手の親指位
置の移動に伴い、他の指もそれに応じて移動しようとす
るようになる。このため、左手の位置が変化しやすくな
り、演奏の動作を妨げることがあるという問題点があっ
た。
【0008】また、たとえば6オクターブ分の音高指定
を行なおうとすると、基本オクターブ以外の5オクター
ブを指定するため、図示するように5個のオクターブキ
ースイッチが必要となる。さらに、オクターブの幅を広
げようとすれば、より多くのオクターブキースイッチ1
14が必要になる。そこで、本発明は、オクターブ指定
用操作子を操作する親指の位置をスライドすることな
く、所望のオクターブ指定を行なうことのできる電子管
楽器を提供することを目的としている。また、本発明
は、より少ない数のオクターブキースイッチを配設する
だけで広い幅のオクターブ指定を行なうことのできる電
子管楽器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子管楽器は、発音される楽音の音高を指
定する本体表面に配置された複数の音高指定操作子と、
発音される楽音のオクターブを指定する本体裏面に配置
された複数のオクターブ指定操作子と、前記音高指定操
作子と前記オクターブ指定操作子とにより指定された音
高とオクターブの楽音の発音を指示する本体上部に配置
された口操作子とを備え、前記オクターブ指定操作子
は、本体を支持する際に親指が当接される該本体の裏面
の当接部の周縁に沿って複数配置されており、親指によ
り操作された前記オクターブ指定操作子の組み合わせに
応じて、発生される楽音のオクターブが指定されるよう
にしている。
【0010】また、上記目的を達成することのできる本
発明の他の電子管楽器発音される楽音の音高を指定
する本体表面に配置された複数の音高指定操作子と、発
音される楽音のオクターブを指定する本体裏面に配置さ
れた複数のオクターブ指定操作子と、前記音高指定操作
子と前記オクターブ指定操作子とにより指定された音高
とオクターブの楽音の発音を指示する本体上部に配置さ
れた口操作子とを備え、前記オクターブ指定操作子は、
本体を支持する際に親指が当接される該本体の裏面の当
接部の周縁に沿って、親指をスライドすることなく親指
の回転動作により前記オクターブ指定操作子を操作する
ことができるように複数配置されており、親指により操
作された前記オクターブ指定操作子の組み合わせに応じ
て、発生される楽音のオクターブが指定されるようにし
ている。さらに、上記目的を達成することのできる本発
明のさらに他の電子管楽器、、発音される楽音の音高
を指定する本体表面に配置された複数の音高指定操作子
と、発音される楽音のオクターブを指定する本体裏面に
配置された複数のオクターブ指定操作子と、前記音高指
定操作子と前記オクターブ指定操作子とにより指定され
た音高とオクターブの楽音の発音を指示する本体上部に
配置された口操作子とを備え、前記オクターブ指定操作
子は、本体を支持する際に親指が当接される該本体の裏
面の当接部の周縁に沿って、オクターブをシフトアップ
させる複数のオクターブ指定操作子の組と、オクターブ
をシフトダウンさせる複数のオクターブ指定操作子との
組とに分離されて配置されており、それぞれの組内にお
いて親指により操作された前記オクターブ指定操作子の
組み合わせに応じて、発生される楽音のオクターブが指
定されるようにしている。
【0011】さらにまた、前記電子管楽器において第1
のモードと第2のモードとを指定するモード指定操作子
が、前記本体に配設されており、該第1のモードが指定
された際と、該第2のモードが指定された際とでは、前
記それぞれの組内において操作されたオクターブ指定操
作子の組み合わせに応じて、指定されるオクターブが異
なるようにしてもよい。
【0012】このような本発明の電子管楽器において
は、オクターブ指定操作子は、本体を支持する際に該本
体の裏面に当接される親指の当接部の周縁に沿って複数
組配置されるようにしている。従って、本体裏面に当接
されるオクターブ指定操作子を操作する指である親指を
スライドすることなくオクターブ指定操作子を容易に操
作することができるようになる。また、操作されるオク
ターブ指定操作子の組み合わせに応じて、オクターブを
指定するようにしたので、より少ないオクターブ指定操
作子により広い幅のオクターブを指定することができる
ようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の電子管楽器の実施の形態
の一構成例の外観を図1(a)(b)(c)示す。ただ
し、図1(a)は正面図であり、図1(b)は側面図、
図1(c)は下面図である。図1(a)(b)(c)に
示すように、本発明の電子管楽器は、長棒状の本体部1
とマウスピース11とを有し、本体部1の表面には、音
高設定のための複数の音高指定用キースイッチ10が配
設されている。これらの音高指定用キースイッチ10
は、両手の指で演奏操作を行うのに便利なように、マウ
スピース11に近い側が左手用の音高指定用キースイッ
チ10−1とされ、遠い側が右手用の音高指定用キース
イッチ10−2とされて、これらの音高指定用キースイ
ッチ10−1,10−2が本体部1の表面に沿うよう並
んで配置されている。
【0014】また、音高指定用キースイッチ10の識別
をしやすいように、ホームポジションの音高指定用キー
スイッチ10には、円形の鞍部が形成されており、他の
音高指定用キースイッチ10には、蒲鉾型の受部が形成
されている。さらに、本体部1の裏面には電子管楽器を
保持するために首に掛けたベルトの金具が係合されるス
トラップリング12と、右手親指が当接されることによ
り本体部1が安定に支持されるようになるフィンガーレ
スト13が設けられている。なお、図1(a)(b)
(c)では明らかに示されていないが、本体部1の裏面
の左手親指が当接される部分にはオクターブ指定用キー
スイッチが配設されている。さらに、本体部1の裏面か
ら出力されるMIDI信号等が伝送されるケーブルが嵌
合・保持されるケーブルクランプ14が本体部1の裏面
に設けられている。
【0015】この本体部1の裏面の構成例を図2(a)
に示す。この図に示すように、本体部1の上端にはマウ
スピース11が一体に設けられており、本体部1の上部
にはマウスピース11内に設けられてマウスピース11
内に吹き込まれた息圧を検出するウィンドセンサのゲイ
ンを調整するボリューム15やその零点調整を行うボリ
ューム、さらには、マウスピース11内に設けられてマ
ウスピース11を咥える力を検出するリップセンサのゲ
インを調整するボリューム16やその零点調整を行うボ
リュームが設けられている。さらに、左手親指が当接さ
れる位置に配設された複数のオクターブ指定用キースイ
ッチ17が設けられている。
【0016】このオクターブ指定用キースイッチ17の
第1の構成例を図2(b)に拡大して示している。この
図に示す構成例においては、中央に略円形のサムレスト
17−1が形成されており、このサムレスト17−1に
は、通常左手の親指が当接されている。また、このサム
レスト17−1を囲むようにその周縁には2つのオクタ
ーブシフトアップ用のオクターブ指定用キースイッチ1
7−2,17−3が密着されて形成されている。さら
に、オクターブ指定用キースイッチ17−2,17−3
に対向するサムレスト17−1の周縁に2つのオクター
ブシフトダウン用のオクターブ指定用キースイッチ17
−4,17−5が密着されて形成されている。
【0017】これら4つのオクターブ指定用キースイッ
チ17−2〜17−5は、図2(b)に示すように、そ
の形状と位置がそれぞれ異なっている。すなわち、親指
を各オクターブ指定用キースイッチの上面に接触させた
時、その形状と位置によって演奏者がどのオクターブ指
定用キースイッチであるか明確に判断できるような変化
が付与されているのである。なお、成人の親指の巾の寸
法は、たかだか1.5〜3cm位であり、オクターブ指
定用キースイッチ17−2〜17−5の配列は、このよ
うな数値を考慮して定めるようにしている。
【0018】さらに、本体部1の裏面には前述したスト
ラップリング12、および、フィンガーレスト13が設
けられており、ストラップリング12とフィンガーレス
ト13の間にはモードスイッチ24が設けられている。
このモードスイッチ24は、第1のモードと第2のモー
ドとを切り換えるためのものであり、モードに応じてオ
クターブ指定用キースイッチ17−2〜17−5を操作
したときのオクターブシフト量が異なるようにされてい
る。
【0019】さらにまた、本体部1の裏面には、操作時
に演奏中の音をホールド(鳴らしたままにする)するキ
ーホールドスイッチ18と、音源の音色を切り換えるプ
ログラムチェンジスイッチ19とが設けられている。本
体部1の裏面には他にも、電源をオン/オフする電源ス
イッチ22、電源が供給される電源端子23や、発生さ
れたMIDI信号が出力されるMIDI出力端子20、
および、水滴や息を抜くためのウォータードレイン21
が設けられている。
【0020】ここで、オクターブ指定用キースイッチの
第2の構成例を図3(a)(b)に示す。この図3
(a)(b)に示す構成例においては、中央に親指が当
接されるサムレスト27−1が形成されており、このサ
ムレスト27−1の斜め上方にオクターブアップ用の略
円形のオクターブ指定用キースイッチ27−2と、円弧
状のオクターブ指定用キースイッチ27−3とが隣接さ
れて形成されている。さらに、サムレスト27−1の斜
め下方にオクターブダウン用の略円形のオクターブ指定
用キースイッチ27−4と、円弧状のオクターブ指定用
キースイッチ27−5とが隣接されて形成されている。
そして、サムレスト27−1の形状は4つのオクターブ
指定用キースイッチの周縁に沿った形状とされている。
【0021】これら4つのオクターブ指定用キースイッ
チ27−2〜27−5は、図3(a)(b)に示すよう
に、その形状と位置がそれぞれ異なるようにされて構成
されている。これにより、親指を各オクターブ指定用キ
ースイッチの上面に接触させた時、その形状と位置によ
って演奏者がどのオクターブ指定用キースイッチである
か明確に判断することができるようになる。上述した第
1の構成例および第2の構成例におけるオクターブ指定
用キースイッチの操作態様はほぼ同様であり、その操作
態様を第2の構成例を例にあげて図4を参照しながら説
明する。なお、図4(a)〜(c)は図3(a)におけ
るA−A線で切断した断面図であり、図4(d)〜
(f)は図3(a)におけるB−B線で切断した断面図
である。
【0022】まず、左手親指50の腹をホームポジショ
ンであるサムレスト27−1上に置く。この状態が図3
(a)に2点鎖線で示されていると共に、図3(b)に
その側面図が示されている。この状態においてオクター
ブ指定用キースイッチ27−2を押す場合には、親指5
0を動かすことなく図4(a)に示すように親指50の
先でオクターブ指定用キースイッチ27−2を押すよう
にすればよい。また、オクターブ指定用キースイッチ2
7−2、および、オクターブ指定用キースイッチ27−
3を同時に押す場合には、親指50の腹が斜めになるよ
う親指50を若干回転させた上で、図4(b)に示すよ
うに当該親指50の先でオクターブ指定用キースイッチ
27−2,27−3を同時に押すようにすればよい。
【0023】さらに、オクターブ指定用キースイッチ2
7−3のみを押す場合には、親指50の腹がさらに斜め
になるよう親指50を回転させた上で、図4(c)に示
すように当該親指50の先でオクターブ指定用キースイ
ッチ27−3を押すようにすればよい。さらにまた、親
指50がホームポジションにある状態において、オクタ
ーブ指定用キースイッチ27−4を押す場合には、親指
50を動かすことなく図4(d)に示すように親指50
の第1関節付近でオクターブ指定用キースイッチ27−
4を押すようにすればよい。
【0024】さらにまた、オクターブ指定用キースイッ
チ27−4、および、オクターブ指定用キースイッチ2
7−5を同時に押す場合には、親指50の腹が斜めにな
るよう先ほどとは逆方向に親指50を若干回転させた上
で、図4(e)に示すように当該親指50の第1関節の
付近でオクターブ指定用キースイッチ27−4,27−
5を同時に押すようにすればよい。さらにまた、オクタ
ーブ指定用キースイッチ27−5のみを押す場合には、
親指50の腹がさらに斜めになるよう親指50を回転さ
せた上で、図4(f)に示すように当該親指50の先で
オクターブ指定用キースイッチ27−5を押すようにす
ればよい。
【0025】このように、左手親指を略同じ位置に配置
したまま、その姿勢を若干変化させることにより、6つ
の異なるキー操作態様を実現することができる。そし
て、この6つの異なるキー操作態様により7オクターブ
をカバーすることができるようになる。また、モードス
イッチ24を操作した際には、5オクターブをカバーす
るようになる。
【0026】ここで、オクターブ指定用キースイッチ1
7(27)とモードスイッチ24との操作によりシフト
されるオクターブシフト量を図7に示すオクターブテー
ブルを参照しながら説明する。なお、図7に示すU1は
オクターブ指定用キースイッチ17−2、27−2を示
しており、U2はオクターブ指定用キースイッチ17−
3、27−3を示しており、D1はオクターブ指定用キ
ースイッチ17−4、27−4を示しており、D2はオ
クターブ指定用キースイッチ17−5、27−5を示し
ている。さらに、Mはモードスイッチ24を示してい
る。そして、図7に示すオクターブテーブルではオクタ
ーブ指定用キースイッチU1〜D2とモードスイッチM
とを押下するよう操作した時を”1”、操作しない時
を”0”として示している。
【0027】ここで、オクターブ指定用キースイッチU
1〜D2を操作しない場合は、モードスイッチMの操作
に関わらず、出力は「0」となり、発生される楽音のオ
クターブシフト量は「0」となる。また、オクターブ指
定用キースイッチのうちオクターブ指定用キースイッチ
D1だけを操作した場合は、モードスイッチMの操作に
関わらず、出力は「−1」となり、発生される楽音は1
オクターブ下にシフトされるようになる。さらに、オク
ターブ指定用キースイッチのうちオクターブ指定用キー
スイッチD1,D2の2つを同時に操作した場合は、モ
ードスイッチMの操作に関わらず、出力は「−2」とな
り、発生される楽音は2オクターブ下にシフトされるよ
うになる。
【0028】さらにまた、オクターブ指定用キースイッ
チのうちオクターブ指定用キースイッチD2だけを操作
した場合は、モードスイッチMの操作に応じてオクター
ブシフト量が異なるようになる。すなわち、モードスイ
ッチMが操作されている時には、出力は「−2」とな
り、発生される楽音は2オクターブ下にシフトされるよ
うになる。また、モードスイッチMが操作されていない
時には、出力は「−3」となり、発生される楽音は3オ
クターブ下にシフトされるようになる。
【0029】次に、オクターブ指定用キースイッチのう
ちオクターブ指定用キースイッチU1だけを操作した場
合は、モードスイッチMの操作に関わらず、出力は「+
1」となり、発生される楽音は1オクターブ上にシフト
されるようになる。さらに、オクターブ指定用キースイ
ッチのうちオクターブ指定用キースイッチU1,U2の
2つを同時に操作した場合は、モードスイッチMの操作
に関わらず、出力は「+2」となり、発生される楽音は
2オクターブ上にシフトされるようになる。
【0030】さらにまた、オクターブ指定用キースイッ
チのうちオクターブ指定用キースイッチU2だけを操作
した場合は、モードスイッチMの操作に応じてオクター
ブシフト量が異なるようになる。すなわち、モードスイ
ッチMが操作されている時には、出力は「+2」とな
り、発生される楽音は2オクターブ上にシフトされるよ
うになる。また、モードスイッチMが操作されていない
時には、出力は「+3」となり、発生される楽音は3オ
クターブ上にシフトされるようになる。このように、モ
ードスイッチMを操作するか否かによりオクターブシフ
ト量を異ならせることができ演奏する楽曲を演奏しやす
いように、演奏する前に楽曲に応じてモードスイッチM
を操作してモードを切り換えることができる。
【0031】次に、このようなオクターブ指定用キース
イッチU1〜D2およびモードスイッチ24を備える図
1および図2に示す本発明の電子管楽器の電気的なハー
ドウェア構成の一例を示すブロック図を図5に示す。図
5において、論理演算機能を有する中央処理装置(CP
U)31と、電子管楽器全体を制御する制御プログラム
や楽音発生プログラム等のプログラムを格納しているリ
ード・オンリ・メモリ(ROM)32と、各種レジスタ
領域やCPU31が処理時に使用するワークエリア等が
設定されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)33
がバス34に接続されている。
【0032】そして、ROM32内に記憶された楽音発
生プログラムが、CPU31により実行されることによ
り信号処理が行われて楽音が発生されるようになる。ま
た、演奏繰作に先立って種々設定されるパラメータや、
演奏繰作に対応するデータ、プログラム実行中の一時的
データ等は、RAM33に設定されているレジスタ領域
やワークエリア等に記憶される。本体部1上に設けられ
た音高指定用キースイッチ10を演奏操作すると、キー
検出回路35によって音高指定用キースイッチ10のキ
ー操作が検出される。また、オクターブ指定用キースイ
ッチ17(27)の繰作は、オクターブキー検出回路3
6によって検出される。さらに、モードスイッチ24の
繰作は、スイッチ検出回路37によって検出される。
【0033】マウスピース11における息圧は、マウス
ピース11内に設けられたウィンドセンサ39に印加さ
れ、その息圧がウィンド検出回路40によって検出され
る。CPU31は、ROM32のプログラムにしたがっ
て、これらのキー検出回路35、オクターブキー検出回
路36、スイッチ検出回路37、ウィンド検出回路40
をアクセスして、その検出結果データを受取り、検出結
果データに基づいて楽音信号を形成して音源回路41に
楽音信号を送出する。楽音信号は、音源回路41におい
て最終的にアナログ信号に変換され、外部に設けたサウ
ンドシステム(SS)42から楽音として放音される。
なお、音源回路41およびサウンドシステム42を外部
に設けるようにして、図2に示すMIDI出力端子20
から出力されたMIDI信号を音源回路41に供給する
ことにより、サウンドシステム42から楽音を放音する
ようにしてもよい。
【0034】また、その他スイッチ類41は、図2に示
すキーホールドスイッチ18やプログラムチェンジスイ
ッチ19等であり、発生する楽音の種頬(音色)等の設
定、演奏モードの設定等を行なうスイッチであり、バス
34に接続されている。したがって、演奏繰作を行なう
際は、音高指定用キースイッチ10のいずれかを押下す
るよう操作することにより、基本音高を指定すると共
に、この時にオクターブ指定用キースイッチ17を押下
するよう操作すれば、オクターブシフト信号が発生さ
れ、このオクターブシフト信号に応じて基本音高のオク
ターブが上あるいは下にシフトされるようになる。この
ようにして、発生すべき楽音の音高が指定される。この
時の楽音の発生タイミングは、ウィンドセンサ39に息
圧が印加されたタイミングとされる。そして、息圧が消
滅した時には、楽音も停止されるようになる。
【0035】次に、図6に概略を示しているRAM33
内に設定されるレジスタの説明を行う。RAM33内に
は、レジスタBKCD、レジスタOCT、レジスタKC
D、レジスタBRE1,レジスタBRE2等が設定され
る。そして、レジスタBKCDは、音高指定用キースイ
ッチ10のキーポジションのみで定まる基本キーコード
データを収容しているレジスタである。また、レジスタ
OCTは、オクターブ指定用キースイッチ17の繰作/
非操作によって指定されるオクターブシフトデータを収
容するレジスタである。さらに、レジスタKCDは、発
生させる楽音の音高を表わすキーコードデータを収容す
るレジスタである。さらにまた、レジスタBRE1は、
今回のウィンドセンサから検出されたブレスデータを収
容するレジスタであり、レジスタBRE2は、前回のウ
ィンドセンサから検出されたブレスデータを記憶するレ
ジスタである。これらのレジスタの使用態様は、以下に
説明するフローチャートにおいて説明する。
【0036】図5に示すCPU1が実行する楽音発生プ
ログラムを実行する際のメインルーチンのフローチャー
トを図8に示し、以下、メインルーチンの説明を行う。
図8において、メインルーチンがスタートされると、ス
テップS1にてイニシャライズが行なわれ、レジスタの
初期化等が行なわれる。次いで、ステップS2にてモー
ド切替処理が行われる。このモード切替処理では、モー
ドスイッチ24の状態が検出されて、検出された状態に
応じた処理が行われる。続いて、ステップS3にて音高
指定用キースイッチ10およぴオクターブ指定用キース
イッチ17(27)のキー処理が行なわれる。このキー
処理では、操作されたキースイッチが検出され、検出結
果に基づく処理が行われる。
【0037】キー処理の後、ステップS4にてブレス処
理が行なわれ、ウィンドセンサの検出結果に基づいて楽
音の発生/停止処理が実行される。続いて、ステップS
5にてその他の処理が行なわれる。このその他の処理で
は、音色切替等の処理が行われる。そして、ステップS
2にリターンし、ステップS2ないしステップS5の処
理が繰り返し実行されるようになる。このように、ステ
ップS2ないしステップS5の処理が繰り返し実行され
ることにより、演奏操作にしたがった楽音発生が本発明
の電子管楽器において行なわれるようになる。
【0038】次に、メインルーチンにおけるステップS
2のモード切替処理のフローチャートを図9に参照しな
がらモード切替処理を説明する。モード切替処理がスタ
ートされると、ステップS10にてモードスイッチ24
がオンされたか否かが判定される。ここで、モードスイ
ッチ24が押下されてオン(オンイベント)された場合
は、YESと判定されてステップS12に分岐し、モー
ドフラグMが”1”にセットされリターンされる。ま
た、モードスイッチ24を操作していない場合は、NO
と判定されてステップS11に進み、モードスイッチ2
4が再度押下されてオフ(オフイベント)されたか否か
が判定される。そして、モードスイッチ24が押下され
てオフされていれば、YESと判定されてステップS1
3に分岐し、モードフラグMが”0”にリセットされて
リターンされる。また、モードスイッチ24が押下され
ていなければ、NOと判定されてそのままリターンされ
る。
【0039】次に、メインルーチンのステップS3にお
けるキー処理のフローチャートを図10を参照しながら
キー処理を説明する。キー処理がスタートされると、ま
ず、ステップS21にてキースキャンが行なわれ、音高
指定用キースイッチ10のどれが押下(操作)されてい
るかが調べられる。続いて、ステップS22にて今回操
作されたキーと、前回のキースキャン結果とが比較され
る。そして、ステップS23にて連続する2回のキース
キャンの比較結果から、異なるデータがあるか否かが判
定される。ここで、新たに音高指定用キースイッチ10
を操作していて異なるデータがあれば、YESと判定さ
れてステップS24に進み、キーコードテーブルを参照
して新たに操作された音高指定用キースイッチ10に応
じたキーコードが作成され、当該キーコードが図6に示
すレジスタBKCDに格納される。
【0040】続いて、ステップS25にてレジスタIに
「1」がセットされる。その後、ステップS27にて後
述するオクターブキー処理が行われる。なお、ステップ
S23において、新たに音高指定用キースイッチ10の
操作がされず異なるデータがない(NO)と判定された
場合には、ステップS26に分岐してレジスタIに
「0」がセットされ、ステップS27にてオクターブキ
ー処理が行われる。オクターブキー処理は後述するが、
ここではオクターブ指定用キースイッチ17(27)の
操作に応じて、レジスタBKCDに格納されたキーコー
ドのオクターブシフト処理が行われる。
【0041】オクターブキー処理が終了すると、ステッ
プS28にてレジスタIの内容が負か否かが判定され
る。ここで、レジスタIの内容が負でなければNOと判
定されて、ステップS29に進み、レジスタKCDの内
容が音源回路41へ送出される。その後、リターンされ
る。また、ステップS28において、レジスタIが負の
場合には、YESと判定されてステップS29の処理が
スキップされてリターンされる。
【0042】次に、キー処理のステップS27における
オクターブキー処理のフローチャートを図11を参照し
ながらオクターブキー処理を説明する。オクターブキー
処理がスタートとされると、ステップS31にてオクタ
ーブ指定用キースイッチ17(27)がスキャンされ
る。スキャンの結果、押下されているオクターブ指定用
キースイッチ17(27)が検出される。そして、ステ
ップS32にて今回のスキャンの結果検出されたオクタ
ーブキーと、前回のスキャンの結果検出されたオクター
ブキーとを比較する。次いで、ステップS33にて2回
のスキャンの比較の結果において、異なるデータがある
か否かが判定される。
【0043】ここで、オクターブ指定用キースイッチ1
7(27)を新たに操作していて異なるデータがあれば
YESと判定されてステップS34に進み、図7に示す
オクターブキーテーブルが参照されてオクターブキーパ
ターンから今回のオクターブキーの繰作に応じたオクタ
ーブシフトデータが作成され、図6に示すレジスタOC
Tに格納される。さらに、ステップS35にてレジスタ
OCTの数値を12倍して、半音単位の数値に変換し、
音高指定用キースイッチ10の繰作によって求めたレジ
スタBKCDに格納されている基本キーコードと加算さ
れることにより、発生すべき楽音の音高が求められる。
そして、求められた当該音高のキーコードが図6に示す
レジスタKCDに格納される。その後、リターンされ
る。
【0044】また、ステップS33において、オクター
ブ指定用キースイッチ17(27)が新たに操作されず
異なるデータがない時にはNOと判定され、ステップS
36に分岐して、レジスタIの値が「1」減じられステ
ップS35に進み、前記した処理が行われる。なお、図
10に示すキー処理のステップS23においてキースキ
ャンの結果が前回のキースキャン結果と同一である場
合、ステップS26においてレジスタIには0が設定さ
れる。そして、図11に示すステップS23においてオ
クターブキースキャンの結果も前回と同じであれば、ス
テップS36によってレジスタIの内容が「1」減じら
れる。したがって、レジスタIの内容は負(−1)とな
って、ステップS28の判定がYESとなり、ステップ
S29の処理はスキップされる。
【0045】そして、上記以外の場合は、ステップS2
8の判定は必ずNOとなる。すなわち、音高指定用キー
スイッチ10およびオクターブ指定用キースイッチ17
(27)の操作状態に変更がない場合には、レジスタK
CDの内容を音源回路41に送出する処理は実行されな
いようになる。そして、音高指定用キースイッチ10お
よびオクターブ指定用キースイッチ17(27)が操作
されて、キーデータまたはオクターブキーデータに変更
があった場合には、レジスタKCDの内容が音源回路4
1に送出されるようになる。このようにして、演奏操作
に基づいた音高指定が行なわれるが、楽音の発生/停止
はさらにブレス処理を待って行なわれる。
【0046】次に、メインルーチンのブレス処理のフロ
ーチャートを示す図12を参照しながらブレス処理を説
明する。ブレス処理がスタートされると、ステップS4
1にてウィンドセンサから検出されたブレスデータが読
込まれ、図6に示すレジスタBRE1に入力される。続
いて、ステップS42にてレジスタBRE1に格納され
ているブレスデータが正であるか否かが判定される。息
圧があってレジスタBRE1に格納されたブレスデータ
が正であれば、YESと判定されてステップS43に進
み、レジスタBRE2内に格納されている前回のブレス
データが「0」か否かが判定される。前回の息圧である
レジスタBRE2のブレスデータが「0」であれば、今
回初めて息圧が印加されたことになり、YESと判定さ
れてステップS44に進んで音源回路41へ息圧データ
(BRE1)およぴノートオン信号が送出される。その
後、ステップS45に進んでレジスタBRE1内のブレ
スデータがレジスタBRE2に格納されて息圧データが
更新される。
【0047】また、ステップS43において、前回の息
圧データであるレジスタBRE2内のブレスデータが
「0」でなければ、息圧は連続して印加されていること
になるから、ノートオン信号は既に発行されていること
になる。したがって、ステップS43にてNOと判定さ
れるとステップS48に分岐して、音源回路41へ今回
の息圧データ(BRE1)のみが送出される。続いて、
ステップS45に進んで、前記と同様に息圧データが更
新される。
【0048】さらに、ステップS42において、息圧が
正でないと判定(NO)と判定された場合には、ステッ
プS46に分岐し、前回の息圧(BRE2)が正か否か
が判定される。そして、前回も息圧が正でないと判定
(NO)されれば、引続き楽音を発生していないのであ
るから、そのままステップS45に分岐して前記と同様
に息圧データが更新される。さらにまた、前回の息圧が
正である場合には、今回息圧が消滅したことになるの
で、ステップS46にてYESと判定された場合は、ス
テップS47に進んでノートオフ信号が音源回路41へ
送出されて、楽音発生が停止される。
【0049】このようにして、音高指定用キースイッチ
10およぴオクターブ指定用キースイッチ17(27)
の演奏操作に基づいて、電子管楽器の楽音発生が実行さ
れる。なお、以上説明した楽音発生制御のフローチャー
トは1つの例であり、他の処理内容のフローチャートを
用いても差支えない。以上実施の形態例に沿って本発明
を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではな
い。たとえば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能
なことは当業者にとって自明である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子管楽
器においては、オクターブ指定操作子が、本体を支持す
る際に該本体の裏面に当接される親指の当接部の周縁に
沿って複数組配置されるようにしている。従って、本体
裏面に当接されるオクターブ指定操作子を操作する指で
ある親指をスライドすることなくオクターブ指定操作子
を容易に操作することができる。したがって、オクター
ブ切替操作によって音高指定用キースイッチの演奏操作
が邪魔されることを低減することができるようになる。
また、操作されるオクターブ指定操作子の組み合わせに
応じて、オクターブを指定するようにしたので、より少
ないオクターブ指定操作子により広い幅のオクターブを
指定することができるようになる。さらに、各オクター
ブキースイッチ毎に、形状を異ならせれば、タッチでキ
ーを識別することができ、誤繰作を減少することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子管楽器の実施の形態の構成例を
示す正面図および側面図、下面図である。
【図2】 本発明の電子管楽器の実施の形態の構成例を
示す裏面図および一部拡大図である。
【図3】 本発明の電子管楽器におけるオクターブ指定
用キースイッチの他の構成例を示す図である。
【図4】 本発明の電子管楽器におけるオクターブ指定
用キースイッチの使用形態を説明するための図である。
【図5】 本発明の電子管楽器におけるハードウェア構
成の一例を示すブロック図である。
【図6】 図5に示すRAM内に設定されるレジスタの
構成例を示す図である。
【図7】 本発明の電子管楽器におけるオクターブキー
テーブルを示す図である。
【図8】 本発明の電子管楽器におけるメインルーチン
のフローチャートを示す図である。
【図9】 図8に示すメインルーチンにおけるモード切
替処理のフローチャートを示す図である。
【図10】 図8に示すメインルーチンにおけるキー処
理のフローチャートを示す図である。
【図11】 図10に示すキー処理におけるオクターブ
キー処理のフローチャートを示す図である。
【図12】 図8に示すメインルーチンにおけるブレス
処理のフローチャートを示す図である。
【図13】 従来の電子管楽器の例を示す正面図および
裏面図である。
【符号の説明】
1 電子楽器の本体部、10 音高指定用キースイッ
チ、11 マウスピース、12 ストラップリング、1
3 フィンガーレスト、14 ケーブルクランプ、15
ウィンドゲインボリューム、16 リップゲインボリ
ューム、17 オクターブ指定用キースイッチ、17−
1 サムレスト、18 キーホールドスイッチ、19
プログラムチェンジスイッチ、20 MIDI出力端
子、21 ウォータードレイン、22 電源スイッチ、
23 電源端子、24 モードスイッチ、31 CP
U、32 ROM、33 RAM、34 バス、35
キー検出回路、36 オクターブキー検出回路、39
ウィンドセンサ、40 ウィンド検出回路、41 音源
回路、42 サウンドシステム、43 SW類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G10H 1/34 G10H 1/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音される楽音の音高を指定する本体表
    面に配置された複数の音高指定操作子と、 発音される楽音のオクターブを指定する本体裏面に配置
    された複数のオクターブ指定操作子と、 前記音高指定操作子と前記オクターブ指定操作子とによ
    り指定された音高とオクターブの楽音の発音を指示する
    本体上部に配置された口操作子とを備え、 前記オクターブ指定操作子は、本体を支持する際に親指
    が当接される該本体の裏面の当接部の周縁に沿って複数
    配置されており、親指により操作された前記オクターブ
    指定操作子の組み合わせに応じて、発生される楽音のオ
    クターブが指定されるようにしたことを特徴とする電子
    管楽器。
  2. 【請求項2】 発音される楽音の音高を指定する本体表
    面に配置された複数の音高指定操作子と、 発音される楽音のオクターブを指定する本体裏面に配置
    された複数のオクターブ指定操作子と、 前記音高指定操作子と前記オクターブ指定操作子とによ
    り指定された音高とオクターブの楽音の発音を指示する
    本体上部に配置された口操作子とを備え、 前記オクターブ指定操作子は、本体を支持する際に親指
    が当接される該本体の裏面の当接部の周縁に沿って、
    指をスライドすることなく親指の回転動作により前記オ
    クターブ指定操作子を操作することができるように複数
    配置されており、親指により操作された前記オクターブ
    指定操作子の組み合わせに応じて、発生される楽音のオ
    クターブが指定されるようにしたことを特徴とする電子
    管楽器。
  3. 【請求項3】 発音される楽音の音高を指定する本体表
    面に配置された複数の音高指定操作子と、 発音される楽音のオクターブを指定する本体裏面に配置
    された複数のオクターブ指定操作子と、 前記音高指定操作子と前記オクターブ指定操作子とによ
    り指定された音高とオクターブの楽音の発音を指示する
    本体上部に配置された口操作子とを備え、 前記オクターブ指定操作子は、本体を支持する際に親指
    が当接される該本体の 裏面の当接部の周縁に沿って、
    クターブをシフトアップさせる複数のオクターブ指定操
    作子の組と、オクターブをシフトダウンさせる複数のオ
    クターブ指定操作子との組とに分離されて配置されてお
    り、それぞれの組内において親指により操作された前記
    オクターブ指定操作子の組み合わせに応じて、発生され
    る楽音のオクターブが指定されることを特徴とする電子
    管楽器。
  4. 【請求項4】 第1のモードと第2のモードとを指定す
    るモード指定操作子が、前記本体に配設されており、該
    第1のモードが指定された際と、該第2のモードが指定
    された際とでは、前記それぞれの組内において操作され
    たオクターブ指定操作子の組み合わせに応じて、指定さ
    れるオクターブが異なるようにされることを特徴とする
    請求項3記載の電子管楽器。
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