JPH0316132Y2 - - Google Patents

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JPH0316132Y2
JPH0316132Y2 JP1984071408U JP7140884U JPH0316132Y2 JP H0316132 Y2 JPH0316132 Y2 JP H0316132Y2 JP 1984071408 U JP1984071408 U JP 1984071408U JP 7140884 U JP7140884 U JP 7140884U JP H0316132 Y2 JPH0316132 Y2 JP H0316132Y2
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magnetic
magnetic sheet
magnet
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drive shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気シート装置に係り、特に電子式ス
チールカメラ等の磁気記録装置若しくは再生装置
として用いられる回転磁気シート装置に関する。
最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、
記録媒体として安価で比較的記憶容量の大きな磁
気シートを用いた記録装置とを組合せて被写体を
純電子的にスチル撮影して回転する磁気シートに
記録し、画像の再生は別段のテレビジヨンシステ
ムやプリンターなどで行なう電子式スチルカメラ
システムが開発され、大きく注目されている。か
かるシステムに用いられる磁気シートは通常磁気
シートパツクの形態で用いられる。磁気シートは
磁気シートパツク内部に静止画像情報等を磁気記
録する磁気シートが回転可能に収納され、この磁
気シートパツクは電子カメラ内に組み込まれた回
転磁気シート装置に装着して使用される。
ところで、この種の回転磁気シート装置では磁
気ヘツドによつて磁気シート上に、例えば静止画
像情報を磁気シートを一定速度で回転させながら
同心円状に磁気記録する。従つてこのような磁気
記録再生装置にあつては、磁気シートに記録され
た画像情報と磁気ヘツドの回転位相が正確に対応
していないと、良好な磁気記録が行なえない。
そこでこのような磁気記録再生装置では磁気シ
ートの回転位置に対応する回転位置検出用の信号
発生手段(PGセンサ)を設けている。例えば、
実開昭57−195670号公報に記載の磁気シート装置
では、磁気シートのセンタコアに磁性ピンを設
け、装置本体側にこの磁性ピンと微小間隙をもつ
て検出コイルが巻回された棒状磁性体を配置し、
磁化された磁性ピンからの漏洩磁束によつて検出
コイルに起電力が生じ、これが磁気シートの回転
位相検出信号となる。磁性ピンはセンタコアに1
個が設けられているので、1回転に1個の検出信
号が得られ、この得られた位相検出信号に基づい
て、情報の記録及び再生のための垂直同期信号の
立上り位置を定めることができる。
しかし、従来の磁気シート装置のPGセンサは、
磁性ピンの漏洩磁束が小さく、検出コイルに生じ
る検出電圧が十分に大きく取れない不具合があつ
た。検出電圧は、理論的にはコイルの巻数を多く
することによつて得られるが、この場合には、コ
イルの体積が大きくなり、小型化が難しくなる。
また、駆動軸側の吸着用のマグネツトに磁力のば
らつきがある他、マグネツトを駆動軸に装着する
際の取付位置のばらつきによつて、磁性ピンへの
漏洩磁束にばらつきが生じ、これが検出信号のば
らつきとなつて現れている。
〔考案の目的〕
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、PGセンサの検出出力を増大し、吸着
用マグネツトの磁力のばらつきや取付位置の差異
が検出出力に影響を及ぼさないようにした磁気シ
ート装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、磁気シートの回転位相検出用コイル
の鉄心にバイアス用のマグネツトを装着し、該マ
グネツトの磁束による磁気回路と、磁気シート側
の磁性ピンにより形成される磁気回路とが直列に
構成されるようにし、位相検出用コイルに生じる
起電圧が大きくなるようにしたものである。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係る回転磁気シ
ート装置の好ましい実施例を詳説する。
第1図では電子カメラ等の磁気記録若しくは再
生装置に使用される磁気シートパツクの平面図が
示され、第2図は第1図上で−線に沿う断面
図である。第1図に示すように磁気シートパツク
は略方形状に構成され、その内部に静止画像情報
等が記録される磁気シート12が回転自在に収納
されている。磁気シート12の中央部には補強部
材としてのセンタコア14が設けられており、こ
のセンタコア14は磁気シートパツク10の円形
状の開口部16から外部に露出している。センタ
コア14の裏面には、第2図に示すようにパーマ
ロイ等の高透磁率材料を用いた円板状のヨーク1
4Aが一体的に設けられている。更にこのヨーク
14Aに接続され、センタコア14内を垂直に貫
通して、上端面に露出する微少断面積のピン14
Bが設けられる。磁気シートパツク10には磁気
ヘツドが位置する窓部18が開口し、この磁気ヘ
ツド用窓部18はスライド可能なシヤツター20
により開閉される。即ちシヤツター20は磁気シ
ートパツク10が後述するインナバケツトに挿入
される前には窓部18を閉じて磁気シート12に
塵埃が付着するのを防止し、磁気シートパツク1
0がインナバケツトに挿入されるとシヤツター2
0は第1図上で下方向に移動しヘツド用窓部18
を開放させ、磁気シート12への記録再生が可能
となる。磁気シートパツク10に於いてシヤツタ
ー20の反対側側端には係止用の凹部22が形成
され、この凹部22は後述するようにインナバケ
ツトに挿入する際に磁気シートパツク10の仮止
めに用いられる。
第3図では電子カメラ等に組込まれる回転磁気
シート装置が示され、回転磁気シート装置は装置
本体24、インナバケツト26、上蓋28から構
成されている。先ず装置本体24の内部構造につ
いて説明すると、装置本体24内には磁気シート
駆動用のモータ30が配設され、このモータ30
の駆動軸32は第1図に示す磁気シートパツク1
0のセンタコア14の中心孔15に嵌入し、磁気
シートパツク10内で磁気シート12を所定回転
数で回転させる。第4図に示すように駆動軸32
の台座32Aに形成されたリング溝32Bにはリ
ングマグネツト33が設置される。また第3図に
於いて34は磁気ヘツドの送り用モータ、36は
このモータ34の出力軸に連結されたリードスク
リユウ、38はこのリードスクリユウ36に螺合
すると共にガイドシヤフト40によつて案内され
て移動されるアーム、42はアーム38上に設け
られた磁気ヘツドである。従つてモータ34が所
定回転数ごとに回転されると、アーム38はリー
ドスクリユウ36の回転によつてガイドシヤフト
40の軸線方向に所定ピツチごとに移動され、従
つて磁気ヘツド42は磁気シート12の半径方向
(図上A方向)に移動し、磁気シート12上に静
止画像情報を1トラツクごとに記録あるいは再生
することができる。
装置本体24の端部にはブラケツト44,44
が設けられこのブラケツト44,44にはピン4
6を介してインナバケツト26と上蓋28とが枢
支されている。上蓋28は図に示すようにインナ
バケツト26を収納可能な形状に構成されてい
る。本体24と上蓋28との間並びに上蓋28と
インナバケツト26との間には図示しないスプリ
ングが配設され、従つて第3図に示すように蓋2
8を開放した状態に於いてはインナバケツト26
は装置本体24並びに上蓋28とから離れインナ
バケツト26の磁気シートパツク挿入口48を開
放する。
インナバケツト26の第3図上で左端面26a
には軸50を介して係止部材52が揺動自在に支
持されている。この係止部材52には係止爪54
が突設されており、この係止爪54はインナバケ
ツト26の端面26aに形成された係止孔56に
臨んでいる。係止孔56は、前記磁気シートパツ
ク10を完全にインナバケツト26内に挿入した
状態で磁気シートパツク10の係止凹部22と対
応する位置に形成されている。この係止部材52
はその係止爪54が磁気シートパツク10の係止
凹部22内に位置して磁気シートパツク10をイ
ンナバケツト26内に係留する。
上蓋28の裏面にはクランク状に折曲げられた
板ばね58,58が所定間隔で設けられ、この板
ばね58,58には規制板ホルダ60が取付けら
れる。規制板ホルダ60は本体24の略全幅に相
当する長さを有し、更に規制板ホルダ60には上
蓋28の閉時に磁気ヘツド42と対向する位置に
規制板62が設けられている。規制板62は、磁
気ヘツド42の移動方向に溝64が形成され、磁
気シート12を磁気ヘツド42に沿わせる。規制
板ホルダ60には、PGセンサ66が設けられ、
このPGセンサ66は第4図に示すように検出コ
イル68が巻回された鉄心70から形成される。
鉄心70の一端面は磁気シートパツク10の装着
時微小間隔を保つてセンタコア14に臨み、他端
面にはマグネツト72が設けられる。マグネツト
72は、例えば表面の磁束600ガウス程度のもの
をリングマグネツト33の着磁方向と同一方向に
して配設する。即ち、第4図に図示する如くS→
N→S→Nと磁束方向を一致させるのが、よりコ
イルの起電力を大きく出来る故に望ましい。ま
た、マグネツト72は鉄心70に所定の磁力を付
与することができさえすれば、形状及び大きさは
種々のものが考えられる。
前記の如く構成された本考案に係る回転磁気シ
ート装置の実施例の作用は次の通りである。先
ず、磁気シートパツク10をローデイングするに
は第3図に示す上蓋28の開状態で磁気シートパ
ツク10をインナバケツト26内に挿入すると、
磁気シートパツク10は係止爪54によりインナ
バケツト26内で仮止めされる。次に、この状態
で上蓋28を本体24に向けて押し下げていく
と、センタコア14が駆動軸32に装着される。
上蓋28を閉じた状態では第4図に示すようにリ
ングマグネツト33の磁力によつてヨーク14A
が吸引され、磁気シート12はガタ等を生じるこ
となく安定に保持される。モータ30が回転する
と、駆動軸32及び該駆動軸32が嵌着されてい
るセンターコア14が両者一体となつて回転す
る。このとき、リングマグネツト33は、その磁
気吸引力により、上記駆動軸32とセンタコア1
4の固定を補助している。リングマグネツト33
とヨーク14Aは近接配置されているため、ヨー
ク14Aに及ぼすリングマグネツト33の磁束の
一部が磁性ピン14Bの先端から漏洩する。磁性
ピン14Bが回転して鉄心70の近くにくると、
磁性ピン14Bを介してリングマグネツト33の
漏洩磁束が鉄心70に作用して、磁気回路が形成
された状態となる。この結果、鉄心70には、ピ
ン14Bからの磁束のほかマグネツト72からの
磁束が通り、この磁束密度の変化によりコイル6
8に第5図の実線で示すように正弦波状の起電力
が生じる。このようにして駆動軸32が一回転さ
せる毎に検出コイル68には正弦波状の信号が周
期的に発生されることになる。この周期的な信号
を基準として磁気シート12の回転位相を検出す
ることができる。
第5図に示すように、点線図示の従来のPGセ
ンサの出力特性に比べ、本考案による出力特性は
実線図示のように3〜4倍程度に高められること
が確認された。
また、マグネツト72の取付精度、着磁のバラ
ツキ等によりヨーク14Aの吸着力が変化し、磁
性ピン14Bからの漏れ磁束がばらついても本考
案の磁気回路によりPG信号は増加しているため
漏れ磁束のバラツキの割合が小さくなり、PG検
出度に与える影響が少ないことが確認された。
尚、マグネツト72を鉄心70の上端に設けるも
のとしたが、鉄心70の上端部の形状を変えるこ
とによつて、マグネツト72の取付位置を変える
こともできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る回転磁気シー
トによれば、位相検出用コイルにバイアス用マグ
ネツトを設け、位相検知信号出力を増大させるこ
とができると共に、吸引用マグネツトの取付け位
置のばらつき及び吸着用マグネツトの磁力ばらつ
き等に起因する回転位相検出誤差を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気シートパツクの平面図、第2図は
第1図で−線に沿う磁気シートパツクの断面
図、第3図は磁気シート装置の斜視図、第4図は
本考案の要部を示す断面図、第5図は従来のPG
センサと本考案のPGセンサの出力特性比較図で
ある。 10……磁気シートパツク、12……磁気シー
ト、14……センタコア、14A……ヨーク、1
4B……磁性ピン、24……装置本体、28……
上蓋、30……モータ、32……駆動軸、33…
…マグネツト、66……PGセンサ、68……コ
イル、70……鉄心、72……バイアス用マグネ
ツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気シートのセンタコアに磁性体が配設される
    と共に、該磁性体と一体に形成されてセンタコア
    の表面に露出した磁性ピンを備え、駆動軸側のマ
    グネツトで前記磁性体を吸引して駆動軸に磁気シ
    ートのセンタコアを連結して磁気シートを回転さ
    せる回転磁気シート装置に於いて、前記磁性ピン
    に所定の間隙をもつて一端が対向配置される棒状
    磁性体と、棒状磁性体に巻回された検出コイル
    と、棒状磁性体の他端に前記駆動軸側のマグネツ
    トと着磁方向が一致するように設けられたバイア
    ス用マグネツトとを具備することを特徴とする回
    転磁気シート装置。
JP7140884U 1984-05-16 1984-05-16 回転磁気シ−ト装置 Granted JPS60183956U (ja)

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JP7140884U JPS60183956U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 回転磁気シ−ト装置

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JP7140884U JPS60183956U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 回転磁気シ−ト装置

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JPS60183956U JPS60183956U (ja) 1985-12-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6180560A (ja) * 1984-09-27 1986-04-24 Canon Electronics Inc 磁気デイスク装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886609A (ja) * 1981-11-19 1983-05-24 Shinano Totsuki Kk 回転位置信号発生装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634285Y2 (ja) * 1981-06-08 1988-02-03

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JPS5886609A (ja) * 1981-11-19 1983-05-24 Shinano Totsuki Kk 回転位置信号発生装置

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JPS60183956U (ja) 1985-12-06

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