JPS6286576A - 回転磁気シ−ト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は回転磁気シート装置に係り、特に電子式スチル
カメラ等の磁気記録再生装置として用いられる回転磁気
シート装置に関する。

〔発明の背景〕

最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きな磁気シートを用い
た記録装置とを組合せて被写体を純電子的にスチル撮影
して回転する磁気シートに記録し、画像の再生は別設の
テレビジョンシステムやプリンタなどで行なう電子式ス
チルカメラシステムが開発され、注目されている。

かかるシステムに用いられる磁気シートは通常磁気シー
トパックの形態で用いられる。磁気シートパックはその
内部に静止画像情報等を磁気記録する磁気シートが回転
可能に収納され、この磁気シートパックは電子カメラ内
に組み込まれた回転磁気シート装置に装着して使用され
る。

電子カメラ内の磁気記録装置若しくは再生装置に磁気シ
ートパックを装着する際に、磁気シートバンク内の磁気
シート中心部のセンタコアに設けられた中心孔を磁気記
録若しくは再生装置側の回転駆動軸に直接装着すること
はその装着作業が煩わしく不便であり、磁気シートパッ
クを正確に磁気記録若しくは再生装置に装着できないお
それがある。

このような煩わしさを除去する為に、従来磁気シートパ
ックの着脱装置が提案されており、この磁気シートパッ
クの着脱装置は磁気記録若しくは再生装置の本体に開閉
自在に支持されたパケットから構成され、パケットに磁
気シートパックを挿入し、その後パケットを閉じること
によりパケット内の磁気シートパックの磁気シートを装
置本体の回転駆動軸に装着するようにしている。磁気シ
ートの中心部にはセンタコアが設けられ、回転駆動軸は
、このセンタコアの中心孔に嵌入して磁気シートパック
内の磁気シートを回転する。

このような電子カメラ等で用いられる磁気シートは通常
のフロッピーディスクと異なり高密度に記録され而も高
速回転しているので、ヘッドタッチもパッドで磁気ヘッ
ド側にディスクを押し付ける通常のフロッピィディスク
と異なる。即ち、第７図並びに第８図に示すように電子
カメラ等の場合には、磁気シート１２を挟んで磁気ヘッ
ド４２の反対側には凹部２を持った規整板４を配置し、
規整板４を磁気ヘッド４２に対して所定の位置に位置さ
せることにより磁気シート１２を磁気ヘッド４２に沿わ
せるようにしている。この規整板４の効果により、通常
のフロッピィディスクのパッドで押圧する場合と比べて
回転トルクを軽減することができる。しかしながら、前
記回転磁気記録再生装置では、規整板４の最外周部４Ａ
に磁気シート１２を常に当て、磁気ヘッド４２は規整板
４の凹部２に位置して磁気シート１２に当接しながら移
動する。この時、磁気シート１２の外周側と内周側とに
於いて磁気へラド４２の磁気シート１２に対する押圧力
（ヘッドタッチ）が変化する。

このヘッドタッチの変化により磁気記録再生時の画質に
悪影響を及ぼす。またこのような回転磁気記録再生装置
では磁気ヘッド４２の全移動ストロークに対応する長さ
の規整板４の設置スペースが電子カメラ等の装置内に必
要となるが、これは、電子カメラ等の小型化の障害とな
っている。

〔発明の目的〕

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、磁気
ヘッドの磁気シートに対する押圧力が変化せず、また規
整板のスペースを少なくすることができる回転磁気シー
ト装置を提案することを目的としている。

〔発明の概要〕

本発明は、前記目的を達成する為に、磁気シートパック
内に回転自在に収納された磁気シートに磁気記録若しく
は再生を行う磁気記録再生装置に於いて、磁気ヘッドを
備えると共に磁気シートの半径方向に移動し磁気ヘッド
により磁気シートに磁気記録再生するヘッドキャリッジ
と、前記磁気シートパックを収納すると共に該磁気シー
トバンク内に収納された前記磁気シートの回転中心部に
設けられたセンタコアを本体側の回転駆動軸と嵌合する
位置へ前記磁気シートパックを案内するパケットと、規
整板を備えると共に磁気シートの半径方向に移動自在に
規整板ホルダ取付板に支持された規整板ホルダと、から
成り、磁気記録再生時に規整板を磁気シートに沿わせる
と共に規整板ホルダとヘッドキャリッジとが係合して規
整板を磁気ヘッドに追従させて移動させ、パケット開放
時に規整板ホルダとヘッドキャリッジとの係合を解除し
て規整板を磁気シートから退避させることを特徴とする
回転磁気シート装置ごとを特徴とする〔実施例〕 第５図では電子カメラ等の磁気記録再生装置に使用され
る磁気シートパックの平面図が示され、第６図は第５図
上でＡ−Ａ線に沿う断面図である。第５図に示すように
磁気シートパック１０は略方形状に構成され、その内部
に静止画像情報等が記録される磁気シート１２が回転自
在に収納されている。磁気シート１２の中央部には補強
部材としてのセンタコア１４が設けられており、このセ
ンタコア１４は磁気シートパック１０の円形状の開口部
１６から外部に露出している。このセンタコア１４には
中心孔１５が形成され、この中心孔１５には図示しない
弾性片が形成され、後述する駆動軸３２はこの弾性片の
付勢力に抗してセンタコア１４の中心孔１５に嵌入する
ようになっている。磁気シートパック１０には後述する
磁気へ・ノドが位置する窓部１８が開口し、この磁気ヘ
ッド用窓部１８はスライド可能なシャッター２０により
開閉される。即ちシャッター２０は磁気シートパックｌ
Ｏが後述するパケットに挿入される前には窓部１８を閉
じて磁気シート１２に塵埃が付着するのを防止し、後述
するパケットに挿入されるとシャッター２０は第５図上
で下方向に移動しヘッド用窓部１８を開放させ、磁気シ
ート１２への記録再生が可能となる。磁気シートパック
１０に於いてシャッター２０の反対側側端には係止用の
凹部２２が形成され、この凹部２２はパケットに挿入す
る際に磁気シートパック１０の仮止めに用いられる。

第１図では磁気記録再生装置の外観構造が示され、磁気
記録再生装置は本体２４、パケット２６、上蓋２８から
構成されている。先ず装置本体２４の内部構造について
説明すると、装置本体２４内には磁気シート駆動用のモ
ータ３０が配設され、このモータ３０の駆動軸３２は第
５図に示す磁気シートパック１０のセンタコア１４の中
心孔１５に嵌入し、磁気シートバック１０内で磁気シー
ト１２を所定回転数で回転させる。また第１図に於いて
３４は磁気ヘッドの送り用モータ、３６はこのモータ３
４の出力軸に連結されたリードスクリュウ、３８はこの
リードスクリュウ３６に螺合すると共にガイドシャフト
４０によって案内されて移動されるヘッドキャリッジ、
４２はヘッドキャリッジ３８上に設けられた磁気ヘッド
である。従ってモータ３４が所定回転数ごとに回転され
ると、ヘッドキャリフジ３８はワードスクリュウ３６の
回転によってガイドシャフト４０の軸線方向に所定ピッ
チごとに移動され、これにより磁気ヘッド４２は磁気シ
ート１２の半径方向に移動し、磁気シート１２上に静止
画像情報を１トラツクごとに記録あるいは再生すること
ができる。

装置本体２４の端部にはブラケット４４が設けられ、こ
のブラケット４４にはピン４６を介してパケット２６と
上Ｍ２Ｂとが枢支されている。更に上蓋２８の裏面には
保持板４８がピン５０．５０．５０．５０（第１図では
２本のみ図示）を介して取付けられ、この保持板４８に
は第２図に示す規整板５２が取付けられる。規整板５２
は、記録又は再生時磁気シート１２を挟んで磁気ヘッド
と対向し、磁気ヘッド４２に磁気シート１２を沿わせる
機能を有する。上蓋２８は図に示すようにパケット２６
を収納可能な形状に構成されている。上蓋２８は装置本
体２４に対し図示しないスプリングにより開方向に付勢
されており、更に上蓋２８とパケット２６との間には別
のスプリング（不図示）が配設され、このスプリングは
パケット２６を上蓋２８から離す方向に付勢している。

従って第１図に示すように上蓋２８を開放した状態に於
いてはパケット２６は装置本体２４、並びに上蓋２８と
から離れパケット２６の磁気シートパック挿入口２７を
開放する。

パケット２６の本体２４と対向する面には、本体２４に
設けられた回転軸３２、磁気ヘッド４２及び本体２４と
磁気シートパック１０との位置決めの為に本体２４に設
けられた位置決めピン（図示せず）を挿入しうる各開孔
を有している。

パケット２６の側端には図示しない係止部材が配置され
、この係止部材はパケット２６内に挿入された磁気シー
トパック１０の凹部２２に嵌入して磁気シートパック１
０をパケット２６内に仮止めする。

次に第２図並びに第３図を中心に規整板５２の取付構造
について説明する。保持板４８には第３図に示すように
短形状の開口部６０が形成され、この開口部６０の両側
縁には起立片６２Ａ、６２Ｂ、が立設されている。起立
片６２Ａ、６２Ｂには各々Ｕ字状の溝６４．６４が形成
され、この溝６４．６４にはガイド棒６６．６６が支持
されている。ガイド棒６６．６６は、中央部がビス止め
された板ばね６８．６８により保持板４８の上面に取付
けられている。規整板５２がその下面に取付けられた規
整板ホルダ７０は両端が上方に折曲形成されて全体とし
てコ字状に形成され、折曲形成された側板７２Ａ、７２
Ｂにはガイド棒６６．６６が挿通されている。従って、
規整板ホルダ７０は開口部６０内でガイド棒６６．６６
に案内されて左右方向に移動自在となっている。また、
ガイド棒６６．６６には起立片６２Ａと規整板ホルダ７
０の側板７２Ａとの間にスプリング７４．７４が巻装さ
れ、規整板ホルダ７０は第２図並びに第３図上で右方向
に付勢されている。

一方、規整板ホルダ７０の下面にはピン７６が突設され
、ヘッドキャリッジ３８上にはピン７６に対応した位置
に、ピン７８が植立されている。

これにより蓋２８が閉じられると第４図に示すようにピ
ン７６とピン７８とは当接状態にある。

前記の如く構成された本発明に係る回転磁気シート装置
の実施例の作用は次の通りである。先ず、磁気シートパ
ック１０をローディングするには第１図に示す上蓋２８
の開状態で磁気シートパック１０をパケット２６内に挿
入すると、磁気シートパック１０は図示しない係止部材
よりパケット２６内で仮止めされる。次にこの状態で上
蓋２８を本体２４に向けて押し下げると、パケット２６
が徐々に閉じ、第４図に示すようにセンタコア１４には
駆動軸３２が嵌入する。この状態では、第４図に示すよ
うに規整板５２は磁気シート１２と接触可能な位置にあ
ると共に磁気シート１２を挟んで磁気ヘッド４２と対向
する位置にある。従って、第４図に示す状態では磁気シ
ート１２は規整板５２の作用により磁気ヘッド４２に沿
わせられ、磁気記録再生可能状態にある。

この状態からヘッドキャリッジ３８がリードねじ３６の
回転によってに送られると、規整板ホルダ７０と一体の
ピン７６とヘッドキャリッジ３８と一体的に構成された
ピン７８とは係合しているので、規整板５２はヘッドキ
ャリフジ３８と共に移動する。この結果磁気ヘッド４２
と規整板５２とは対応して左右方向に移動し、磁気シー
ト１２に磁気記録再生を行う。即ち、ヘッドキャリッジ
３８が左方向に移動すると、規整板ホルダ７０はスプリ
ング７４の付勢力に抗してピン７８に押されて左方向に
移動し、またヘッドキャリッジ３８が右方向に移動する
と、規整板ホルダ７０はスプリング７４の付勢力により
右方向に移動する。

前記実施例に於いて、規整板ホルダ７０と一体的に構成
されたピン７６はヘッドキャリッジ３８と一体的に構成
されたピン７８と係合しているので、磁気ヘッド４２と
共に移動し、この為磁気ヘッド４２のヘッドタッチは常
に一定となり、磁気シート１２の外周と内周とで画質が
変化するようなことはない。又、規整板５２は磁気ヘッ
ド４２と共に移動するので、磁気ヘッド４２の移動スト
ロークに対応する長さは必要なく、規整板５２の大きさ
を小さくすることができる。

前記実施例では、上蓋２８、パケット２６が装置本体２
４に回動自在に支持されたヒンジタイプのローディング
方式で説明したが、カム溝等で上蓋、パケットが平行状
態で案内されて上下動するスロットインクイブのフロン
トローディングの方式にも本発明は適用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る回転磁気シート装置に
よれば、規整板を磁気シートの半径方向に移動可能に設
けると共にヘッドキャリッジと連動するように取付けた
ので、規整板は磁気ヘッドと共に移動し、常に均一なヘ
ッドタッチを得ることができる。また、規整板は、磁気
ヘッドの移動ストロークに対応する長さは必要ではなく
、その大きさも小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例の上蓋開状態の全体斜視図
、第２図は本発明に係る実施例の上蓋開状態の部分正断
面図、第３図は本発明に係る実施例の規整板の移動構造
を示す斜視図、第４図は本発明の実施例の上蓋閉状態の
部分正断面図、第５図は磁気シートパックの平面図、第
６図は第５図上でＡ−Ａ線に沿う磁気シートパックの平
面図、第７図並びに第８図は従来の規整板を示す斜視図
と断面図である。 １０・・・磁気シートパック、　　１２・・・磁気シー
ト、　　１４・・・センタコア、　　２４・・・磁気記
録若しくは再生装置の本体、　２６・・・パケット、　
２８・・・上蓋、　３２・・・駆動軸、　３８・・・ヘ
ッドキャリッジ、　　４２・・・磁気ヘッド、　　４８
・・・保持板、　　５２・・・規整板、　７０・・・規
整板ホルダ、　７６．７８・・・ビン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気シートパック内に回転自在に収納された磁気
   シートに磁気記録若しくは再生を行う磁気記録再生装置
   に於いて、磁気ヘッドを備えると共に磁気シートの半径
   方向に移動し磁気ヘッドにより磁気シートに磁気記録再
   生するヘッドキャリッジと、前記磁気シートパックを収
   納すると共に該磁気シートパック内に収納された前記磁
   気シートの回転中心部に設けられたセンタコアを本体側
   の回転駆動軸と嵌合する位置へ前記磁気シートパックを
   案内するバケットと、規整板を備えると共に磁気シート
   の半径方向に移動自在に規整板ホルダ取付板に支持され
   た規整板ホルダと、から成り、磁気記録再生時に規整板
   を磁気シートに沿わせると共に規整板ホルダとヘッドキ
   ャリッジとが係合して規整板を磁気ヘッドに追従させて
   移動させ、バケット開放時に規整板ホルダとヘッドキャ
   リッジとの係合を解除して規整板を磁気シートから退避
   させることを特徴とする回転磁気シート装置。