JPH0316003Y2 - - Google Patents

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JPH0316003Y2
JPH0316003Y2 JP1274884U JP1274884U JPH0316003Y2 JP H0316003 Y2 JPH0316003 Y2 JP H0316003Y2 JP 1274884 U JP1274884 U JP 1274884U JP 1274884 U JP1274884 U JP 1274884U JP H0316003 Y2 JPH0316003 Y2 JP H0316003Y2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、3次元空間内に置かれた物体表面
の位置を接触針により検出する位置検出器に関す
るもので、例えば工作機械の回転工具軸に装着さ
れてワークの加工寸法を測定する際等に使用され
る位置検出器に関するものである。
この種位置検出器は、第1図に示すように、工
作機械の工具ホルダ5等に装着されるハウジング
1と、このハウジングから延びる接触針2とを有
しており、ハウジング1内に装着されたバネによ
り接触針2の先端3が所定の安定位置に弾性的に
保持されており、該先端3がワーク7に接触した
際のハウジング1と接触針2との相対変位を検出
することにより、接触針と被測定物との接触を電
気的に検出する構造を有している。
接触針2の変位を電気的に検出する手段とし
て、ハウジング1に固定された固定極板と接触針
2に固定された可動極板との間の静電容量の変化
を検出するものが知られている(例えば特開昭58
−5601号)。この静電容量による検出手段を採用
した場合には、可動極板、即ち接触針2の1/100
ミクロン程度の変位も検出することが可能で高い
検出精度が得られるが、接触針が被測定物に接触
していない安定位置にあるときの極板間隔のバラ
ツキが検出精度や検出信号レベルを大きく変動さ
せるという問題がある。
即ち、極板間隔と静電容量との間係は第2図に
示す如くであり、極板間隔がAであるときは極板
間隔の変動による静電容量の変位が大きくて検出
精度を高くできるが、極板間隔がBとなると検出
精度は大きく低下し、また、検出信号レベルもa
からbへと大きく変動してしまう。
この種位置検出器を第1図に示すように回転工
具軸6に装着して使用する場合、計測中に回転工
具軸6が回動しても測定に支障を生じないように
するには、接触針2の先端3を回転工具軸6の軸
線上に正確に位置させる必要がある。この先端の
位置精度をハウジング1や接触針2の加工精度で
達成することは極めて困難であり、実際には調整
ネジ等を用いて接触針2の安定位置を調整するこ
とにより、先端3の位置精度を出してやらねばな
らない。ところがこのような調整を行うと、接触
針2側に設けた極板の位置も変動し、前述したよ
うに静電容量による検出精度や検出信号レベルが
変動してしまう結果となる。
この考案は、静電容量の変化により検出針の変
位を検出するようにした位置検出器の上述した問
題点を解決する為になされたものであり、接触針
の安定位置をどのように調整しても静電容量検出
用の極板間隔が一定の最適間隔に保たれる構造の
位置検出器を提供することを目的とするものであ
る。
図示実施例の符号により説明すれば、本考案の
位置検出器は、ハウジング1の底板20の周縁部
に突出する位置調整可能な脚部材19…19に弾
圧されて安定位置に保持された基部17より延び
る接触針2の先端3を被測定物7に当接させて接
触針2の安定位置からの変位を極板間の静電容量
の変化により検出する位置測定用の検出器におい
て、ハウジング1の軸線方向に摺動可能かつ先端
が前記接触針の基部17の裏面側に弾圧されてい
る直動杆16が設けられており、この直動杆には
該直動杆16と固定する為のセツトスクリユ32
を有する可動極板30が摺動可能に装着されると
共にハウジング1には可動極板30と薄い絶縁板
29を介して対向する固定極板28が装着されて
おり、可動極板30を固定極板28に向けて付勢
する位置設定バネ31が設けられているものであ
る。即ち脚部材19…19の位置を調整して接触
針2の安定位置を調整した後セツトスクリユ32
で可動極板30を直動杆16に固定することによ
り、極板28,30の間隔が絶縁板29の厚さに
より決定される所定間隔に設定されるようにした
ものである。
以下、第3図および第4図に示す実施例に基づ
いて詳述する。第3図はハウジング1の断面を示
したもので、ハウジング1は、ヘツド部1a、中
間部1bおよびシヤンク部1cよりなり、これら
はネジ部8,9により相互に締着されて一体化さ
れている。10は中間ハウジング1bに嵌装され
たインナーハウジング、11はインナーハウジン
グ10の外周に嵌装されたスナツプリング、12
はバネ受板、13は中間ハウジング1bの内径に
嵌装されたスナツプリング、14はスナツプリン
グ11とバネ受板12との間に介装された圧縮コ
イルバネであり、該コイルバネ14の付勢力によ
つてインナーハウジング10およびバネ受板12
が中間ハウジング1b内に係着されている。イン
ナーハウジング10には、その中心にハウジング
1の軸線方向の貫通孔15が設けられており、こ
の貫通孔15に直動杆16が摺動自在に挿通され
ている。
17は接触針2の円板状の基部、18は基部1
7の周縁部と中間ハウジング1bとの間に介装さ
れた圧縮コイルバネ、19はヘツド側ハウジング
1aの底板20の周縁部に突出している脚部材で
ある。脚部材19は、第4図に示すように、接触
針2を中心とする正三角形の各頂点位置に設けら
れており、円板状の基部17には、これらの脚部
材19と係合するV溝21が設けられている。接
触針2は、コイルバネ18の付勢力によつて脚部
材19に圧接されて3点支持された状態で安定位
置に保持されている。22はヘツド側ハウジング
1aの底板20に植立されたコイルバネであり、
このコイルバネ22は接触針の基部17に設けた
貫通孔23に嵌挿されて接触針2の回動を弾性的
に抑える作用をなしている。
脚部材19は、それぞれヘツド側ハウジング1
aに螺着して設けられており、これを回動させる
ことによつてその突出高さを調整できるようにな
つている。更に各脚部材の螺着部分には、これを
横方向から押圧するセツトスクリユ24が設けら
れて所定高さに設定された脚部材19の回動を固
定する構造となつている。第4図に示すように本
実施例では、3個の脚部材19が円板状の基部1
7に三角形状に配置したV溝21にそれぞれ係合
して基部17の位置決めを行うようになつている
ので、脚部材19の位置に誤差が生じても接触針
2のわずかな偏心移動ないし回動によつて当該誤
差が吸収されて脚部材19とV溝21との係合が
確実に行われ、安定位置における接触針2の高精
度の復元性を保障している。
直動杆16の先端は、その基部25とバネ受板
12との間に介装された圧縮コイルバネ26の付
勢力によつて接触針の基部17の裏面側より圧接
されている。前記インナーハウジング10には、
絶縁体27を介して円板状の固定極板28が固着
されており、この固定極板28は、薄い雲母等か
らなる絶縁板29を挟んで可動極板30と対向し
ている。
可動極板30は、直動杆16に摺動自在に嵌装
されており、バネ受板12との間に介装された圧
縮コイルバネ31により固定極板28に向けて付
勢されている。そしてこの可動極板30には、こ
れを直動杆16に固定する為のセツトスクリユ3
2が設けられており、中間ハウジング1bにはこ
のセツトスクリユ32を回動させる為のドライバ
挿通孔33が設けられている。34はドライバ挿
通孔33をふさいでいる着脱自在なゴムキヤツプ
である。
以上の構成において、セツトスクリユ32を緩
めた状態としておけば、可動極板30は絶縁板2
9を挟んで固定極板28と密着された状態となる
から、絶縁板29の厚さを所望の極板間隔となる
ように正確に仕上ておく。この状態で、ハウジン
グ1のシヤンク4を回転軸に装着し、該回転軸を
回転させながら接触針2の先端が正確に回転軸線
上に位置するように脚部材19の高さを調節し、
セツトスクリユ24で脚部材の位置を固定する。
次いでドライバ挿通孔33からドライバを差し込
んでセツトスクリユ32により可動極板30を直
動杆16に固定してやれば、極板28と30の間
隔は絶縁板29の厚さで決定される所望の値に正
確に設定されることとなる。
接触針2の先端3がワーク7と接触すれば、接
触針2はバネ18の付勢力に抗して軸線方向に移
動させられるか、あるいは第3図に想像線で示す
ように傾動させられる。いずれの場合にもこの接
触針2の変位が直動杆16をバネ26の付勢力に
抗して軸線方向に移動させるから、セツトスクリ
ユ32で直動杆16に固定された可動極板30は
固定極板28から離隔し、これが両極板28,3
0間の静電容量の変化として図示しない測定装置
により電気的に検出され、接触針2とワーク7と
の接触が検知される。前述したようにこの静電容
量による検出によれば、直動杆16の1/100ミク
ロン程度の変位をも検出することができるから、
接触針2とワーク7との接触を極めて高い精度で
検出することができる。
以上説明した本考案の構成によれば、接触針2
を調整してその安定位置をどのように設定して
も、当該安定位置における極板間隔を一定に設定
することができるから、静電容量の検出レベルを
所望のレベルに維持することが可能であり、常に
高精度な検出を行うことができるばかりでなく、
装置の加工精度もそれほど高くする必要がなくな
るので、装置をより安価に提供することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は位置検出器の使用状態を例示する側面
図、第2図は静電容量型の検出器における極板間
隔と静電容量の関係を示した図である。第3図お
よび第4図は本考案の一実施例を示した図で、第
3図は要部の断面図、第4図は接触針の正面図で
ある。 図中、1はハウジング、2は接触針、3は接触
針の先端、4はシヤンク、6は回転工具軸、7は
ワーク、10はインナーハウジング、12はバネ
受板、16は直動杆、17は接触針の基部、18
は圧縮コイルバネ、19は脚部材、20はハウジ
ングの底板、21はV溝、26は圧縮コイルバ
ネ、27は絶縁体、28は固定極板、29は絶縁
板、30は可動極板、31は圧縮コイルバネ、3
2はセツトスクリユ、33はドライバ挿通孔であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの底板周縁部に突出する位置調整可
    能な脚部材に弾圧されて安定位置に保持された基
    部より延びる接触針の先端を被測定物に当接させ
    て該接触針の安定位置からの変位を極板間の静電
    容量の変化により検出する位置測定用の検出器に
    おいて、ハウジングの軸線方向に摺動可能かつ先
    端が前記接触針の基部の裏面側に弾圧されている
    直動杆が設けられており、この直動杆には該直動
    杆と固定する為のセツトスクリユを有する可動極
    板が摺動可能に装着されると共にハウジングには
    前記可動極板と薄い絶縁板を介して対向する固定
    極板が装着されており、前記可動極板を固定極板
    に向けて付勢する位置設定バネが設けられてい
    る、位置検出器。
JP1274884U 1984-01-31 1984-01-31 位置検出器 Granted JPS60125505U (ja)

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JP1274884U JPS60125505U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 位置検出器

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JP1274884U JPS60125505U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 位置検出器

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Publication Number Publication Date
JPS60125505U JPS60125505U (ja) 1985-08-23
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