JPH0315994Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315994Y2 JPH0315994Y2 JP1983015627U JP1562783U JPH0315994Y2 JP H0315994 Y2 JPH0315994 Y2 JP H0315994Y2 JP 1983015627 U JP1983015627 U JP 1983015627U JP 1562783 U JP1562783 U JP 1562783U JP H0315994 Y2 JPH0315994 Y2 JP H0315994Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerator
- cooler
- cold storage
- temperature
- heat
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は冷凍サイクルの冷却器により冷却され
て潜熱を貯える蓄冷剤を設け、この蓄冷剤の潜熱
により庫内温度を低温度に保持する蓄冷式冷蔵庫
に関する。
て潜熱を貯える蓄冷剤を設け、この蓄冷剤の潜熱
により庫内温度を低温度に保持する蓄冷式冷蔵庫
に関する。
この種冷蔵庫の代表的な構造を第1図に示す。
図示されるように、冷蔵庫1は、その前壁がドア
2によつて規定され、その上壁、底壁、後壁およ
び両側壁が内箱3によつて規定される庫内収納空
間5の冷却された温度を維持するために、ドア2
の内部および内箱3との間には断熱材6が配置さ
れる。また庫内収納空間5の密封性をよくするた
めにドア2の取付箇所にはドアパツキン7が配置
される。8は蓄冷剤9と、その表面をカバーする
放冷板10とより成る蓄冷体で、蓄冷剤9の内部
には冷却器11が設けられている。この冷却器1
1は下部に設けた圧縮機12,外箱4の背面外側
に設けた凝縮器13及び第2図に示すキヤピラリ
チユーブ14(第1図では図示せず)と共に冷凍
サイクルを構成する。この冷凍サイクルにおい
て、圧縮機12で圧縮され、高温高圧となつた冷
媒は、矢印Aで示される方向へ送られ凝縮器13
で放熱して液化する。液化した冷媒はキヤピラリ
チユーブ14で減圧され、冷却器11で蓄冷剤9
により、凝固熱を奪われ気化する。そして再び圧
縮機12へ戻る。庫内温度を一定に保持するため
には、上記の冷凍サイクルをオンして蓄冷剤9を
冷却するとともに庫内も冷却しオフ時には蓄冷剤
9の潜熱を利用し庫外からの熱負荷と熱バランス
させ潜熱が完全に奪われ庫内温度が上昇してきた
ら冷凍サイクルをオンして再冷却を行う。
図示されるように、冷蔵庫1は、その前壁がドア
2によつて規定され、その上壁、底壁、後壁およ
び両側壁が内箱3によつて規定される庫内収納空
間5の冷却された温度を維持するために、ドア2
の内部および内箱3との間には断熱材6が配置さ
れる。また庫内収納空間5の密封性をよくするた
めにドア2の取付箇所にはドアパツキン7が配置
される。8は蓄冷剤9と、その表面をカバーする
放冷板10とより成る蓄冷体で、蓄冷剤9の内部
には冷却器11が設けられている。この冷却器1
1は下部に設けた圧縮機12,外箱4の背面外側
に設けた凝縮器13及び第2図に示すキヤピラリ
チユーブ14(第1図では図示せず)と共に冷凍
サイクルを構成する。この冷凍サイクルにおい
て、圧縮機12で圧縮され、高温高圧となつた冷
媒は、矢印Aで示される方向へ送られ凝縮器13
で放熱して液化する。液化した冷媒はキヤピラリ
チユーブ14で減圧され、冷却器11で蓄冷剤9
により、凝固熱を奪われ気化する。そして再び圧
縮機12へ戻る。庫内温度を一定に保持するため
には、上記の冷凍サイクルをオンして蓄冷剤9を
冷却するとともに庫内も冷却しオフ時には蓄冷剤
9の潜熱を利用し庫外からの熱負荷と熱バランス
させ潜熱が完全に奪われ庫内温度が上昇してきた
ら冷凍サイクルをオンして再冷却を行う。
上述された冷蔵庫においては、以下に述べるよ
うな欠点がある。通常冷蔵庫を使用する時外気の
侵入は避けられず、これは水蒸気を含むため、放
冷板10が0℃以下の時は霜を付着させ、0℃以
上の時は露を生成する。一般に庫内を冷却する放
冷板10は0℃以下であるため冷却面への着霜は
避けられず、それにより放冷板10の冷却面の表
面熱伝達率が低下し、庫内の冷却が劣化し温度上
昇となる。したがつて適時除霜をしてやる必要が
ある。そのための一方法が第1図に示すように電
気ヒータ15により放冷板10を加熱し霜を融解
させ蒸発皿16に滴下させる方法である。
うな欠点がある。通常冷蔵庫を使用する時外気の
侵入は避けられず、これは水蒸気を含むため、放
冷板10が0℃以下の時は霜を付着させ、0℃以
上の時は露を生成する。一般に庫内を冷却する放
冷板10は0℃以下であるため冷却面への着霜は
避けられず、それにより放冷板10の冷却面の表
面熱伝達率が低下し、庫内の冷却が劣化し温度上
昇となる。したがつて適時除霜をしてやる必要が
ある。そのための一方法が第1図に示すように電
気ヒータ15により放冷板10を加熱し霜を融解
させ蒸発皿16に滴下させる方法である。
この方法では、電気ヒータ15により庫内温度
が上昇するとともに貯蔵物の温度が上昇する。ま
た霜の生成熱、融解熱はすべて外からの動力によ
り供給されるので消費電力量の増加となる。また
除霜を行なうために電気ヒータ15に通電しなけ
ればならず操作性が悪い等の欠点がある。
が上昇するとともに貯蔵物の温度が上昇する。ま
た霜の生成熱、融解熱はすべて外からの動力によ
り供給されるので消費電力量の増加となる。また
除霜を行なうために電気ヒータ15に通電しなけ
ればならず操作性が悪い等の欠点がある。
本考案はそれを改善するためのもので、冷却器
の一端部のみ庫内へ露出させることにより、冷却
時の着霜をこの部分に集中させて放冷板への着霜
を防止するとともに除霜時の水滴が庫内に落下し
ないようにするものである。
の一端部のみ庫内へ露出させることにより、冷却
時の着霜をこの部分に集中させて放冷板への着霜
を防止するとともに除霜時の水滴が庫内に落下し
ないようにするものである。
第3図において、第1図と異なる点は、冷却器
11の一部11aを庫内5へ露出し、この露出部
分11aの下部に蒸発皿17を設け、且つ電気ヒ
ータをなくしたことにある。
11の一部11aを庫内5へ露出し、この露出部
分11aの下部に蒸発皿17を設け、且つ電気ヒ
ータをなくしたことにある。
この構成によれば冷凍サイクルがオン状態にお
いては、蓄冷体8の放冷板10の冷却面の温度は
冷却器11の温度よりも蓄冷剤9の熱抵抗がある
ので高い状態を保つ。したがつて冷却器11の表
面温度が低いので優先的にその部分に着霜するこ
とになる。次に冷凍サイクルのオフ(off)状態
では、蓄冷剤9のほうの冷却面すなわち放冷板1
0は潜熱等の熱容量が大きいので、庫内空気との
熱バランスがしにくいが冷却器11の露出してい
る部分11aは熱容量が小さいので容易に庫内温
度とバランスする。したがつて0℃以上となり霜
が融解し自然除霜が行なわれ蒸発皿17に滴下す
る。
いては、蓄冷体8の放冷板10の冷却面の温度は
冷却器11の温度よりも蓄冷剤9の熱抵抗がある
ので高い状態を保つ。したがつて冷却器11の表
面温度が低いので優先的にその部分に着霜するこ
とになる。次に冷凍サイクルのオフ(off)状態
では、蓄冷剤9のほうの冷却面すなわち放冷板1
0は潜熱等の熱容量が大きいので、庫内空気との
熱バランスがしにくいが冷却器11の露出してい
る部分11aは熱容量が小さいので容易に庫内温
度とバランスする。したがつて0℃以上となり霜
が融解し自然除霜が行なわれ蒸発皿17に滴下す
る。
以上のように本考案は冷却器の一端部のみ露出
させ、蓄冷剤を用いた放冷板の冷却面と温度差を
設け、冷凍サイクルON時に冷却器の露出部分に
着霜させ、off時に除霜させる自動除霜サイクル
で庫内温度を効率よく維持することができる。ま
た、冷却器の露出部の下だけに除霜時の水滴を受
ける蒸発皿を設ければよいので蒸発皿が小さくて
済む。
させ、蓄冷剤を用いた放冷板の冷却面と温度差を
設け、冷凍サイクルON時に冷却器の露出部分に
着霜させ、off時に除霜させる自動除霜サイクル
で庫内温度を効率よく維持することができる。ま
た、冷却器の露出部の下だけに除霜時の水滴を受
ける蒸発皿を設ければよいので蒸発皿が小さくて
済む。
これにより以下の長所がある。
1 霜の融解熱を庫内冷却に有効に使える。
2 庫内温度上昇を避けられる。
3 構造が簡単である。
4 製氷した氷が保存できる。
5 消費電力の低減が図れる。
6 庫内を広く有効に使用できる。
7 除霜時の水滴が庫内に滴下する不都合がな
い。
い。
第1図は蓄冷式冷蔵庫の断面図である。第2図
はその冷凍サイクルでもあり本考案の冷凍サイク
ルの構成図である。第3図は本考案の冷蔵庫の断
面図である。 以下に各番号の名称を記す。1……冷蔵庫、2
……ドア、3……内箱、4……外箱、5……冷蔵
室、6……断熱材、7……ドアパツキン、9……
蓄冷剤、10……放冷板、11……冷却器、12
……圧縮機、13……凝縮器、17……蒸発皿。
はその冷凍サイクルでもあり本考案の冷凍サイク
ルの構成図である。第3図は本考案の冷蔵庫の断
面図である。 以下に各番号の名称を記す。1……冷蔵庫、2
……ドア、3……内箱、4……外箱、5……冷蔵
室、6……断熱材、7……ドアパツキン、9……
蓄冷剤、10……放冷板、11……冷却器、12
……圧縮機、13……凝縮器、17……蒸発皿。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 放冷面を庫内に臨設した蓄冷体を設け、この蓄
冷体内に収容した蓄冷剤を冷凍サイクルの冷却器
により冷却して潜熱を蓄熱し、この潜熱により庫
内を持続的に冷却してなる蓄冷式冷蔵庫におい
て、 上記冷却器の一端部のみ蓄冷体外に露出すると
ともに、上記露出した冷却器の下方だけに除霜時
に当該冷却器から落下する水滴を受ける蒸発皿を
配設したことを特徴とする蓄冷式冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562783U JPS59120884U (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | 蓄冷式冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562783U JPS59120884U (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | 蓄冷式冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59120884U JPS59120884U (ja) | 1984-08-15 |
JPH0315994Y2 true JPH0315994Y2 (ja) | 1991-04-05 |
Family
ID=30146951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1562783U Granted JPS59120884U (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | 蓄冷式冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59120884U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573972B2 (ja) * | 1975-12-25 | 1982-01-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60615Y2 (ja) * | 1980-06-06 | 1985-01-09 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫の蓄冷器 |
-
1983
- 1983-02-04 JP JP1562783U patent/JPS59120884U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573972B2 (ja) * | 1975-12-25 | 1982-01-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59120884U (ja) | 1984-08-15 |
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