JPH1089831A - 急速冷凍装置およびエバポレータ - Google Patents
急速冷凍装置およびエバポレータInfo
- Publication number
- JPH1089831A JPH1089831A JP26349896A JP26349896A JPH1089831A JP H1089831 A JPH1089831 A JP H1089831A JP 26349896 A JP26349896 A JP 26349896A JP 26349896 A JP26349896 A JP 26349896A JP H1089831 A JPH1089831 A JP H1089831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- heat pipe
- freezing
- evaporating
- unit
- Prior art date
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- Abandoned
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/30—Quick freezing
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷凍室に着霜が生じさせることなく、多量の
食品等であっても急速に冷凍することができる急速冷凍
装置およびエバポレータを提供する。 【解決手段】 エバポレータ６からの冷気の吹出しによ
り冷凍する冷凍室５を有する急速冷凍装置において、エ
バポレータ６のフィン９またはチューブ７にヒートパイ
プ１０の凝縮部１２を接触させると共に、ヒートパイプ
１０の蒸発部１３を冷凍室５内の所定部位に延在させ、
ヒートパイプ１０の作動流体を凝縮部１２でエバポレー
タ６の冷熱により液化させて蒸発部１３に移動させ、蒸
発部１３内で作動流体を蒸発させて蒸発部１３に載置さ
れた食品等を急速冷凍する。
食品等であっても急速に冷凍することができる急速冷凍
装置およびエバポレータを提供する。 【解決手段】 エバポレータ６からの冷気の吹出しによ
り冷凍する冷凍室５を有する急速冷凍装置において、エ
バポレータ６のフィン９またはチューブ７にヒートパイ
プ１０の凝縮部１２を接触させると共に、ヒートパイプ
１０の蒸発部１３を冷凍室５内の所定部位に延在させ、
ヒートパイプ１０の作動流体を凝縮部１２でエバポレー
タ６の冷熱により液化させて蒸発部１３に移動させ、蒸
発部１３内で作動流体を蒸発させて蒸発部１３に載置さ
れた食品等を急速冷凍する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍室に着霜が生
じることなく、食品等を急速冷凍することができる急速
冷凍装置およびエバポレータに関する。
じることなく、食品等を急速冷凍することができる急速
冷凍装置およびエバポレータに関する。
【０００２】
【従来の技術】家庭用冷蔵庫等に備えられた冷凍庫にお
いては、食品の鮮度を保つために、急速冷凍を行えるも
のが要求されている。一般に、冷凍室の背面に配置され
たエバポレータの冷気を送風ファンにより冷凍室内に供
給するタイプの冷凍庫では、送風ファンにより送出され
た冷凍室内の冷気により食品を冷凍しているが、その冷
凍速度は鮮度維持の要求レベルを満足する程には速くな
い。
いては、食品の鮮度を保つために、急速冷凍を行えるも
のが要求されている。一般に、冷凍室の背面に配置され
たエバポレータの冷気を送風ファンにより冷凍室内に供
給するタイプの冷凍庫では、送風ファンにより送出され
た冷凍室内の冷気により食品を冷凍しているが、その冷
凍速度は鮮度維持の要求レベルを満足する程には速くな
い。
【０００３】このような観点から、冷凍室への冷気の吹
出口の前面にアルミニウム製の冷凍ブロックを配置し、
この冷凍ブロックを常時冷却して急速冷凍に供する方法
が一部に採られている。この方法によれば、冷凍ブロッ
クの上に食品を載置した場合、食品等の熱エネルギーが
冷凍ブロックに急速に吸収され、所定温度への急速冷凍
が可能となる。
出口の前面にアルミニウム製の冷凍ブロックを配置し、
この冷凍ブロックを常時冷却して急速冷凍に供する方法
が一部に採られている。この方法によれば、冷凍ブロッ
クの上に食品を載置した場合、食品等の熱エネルギーが
冷凍ブロックに急速に吸収され、所定温度への急速冷凍
が可能となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷凍ブ
ロックを用いる方法では、冷気の吹出口に配置された冷
凍ブロックに着霜する不具合がある。また、冷凍ブロッ
クの熱容量にも限界があるため、多量の食品を急速冷凍
した場合、冷凍ブロックの温度が次第に上昇して急速冷
凍が行えなくなる問題もあった。
ロックを用いる方法では、冷気の吹出口に配置された冷
凍ブロックに着霜する不具合がある。また、冷凍ブロッ
クの熱容量にも限界があるため、多量の食品を急速冷凍
した場合、冷凍ブロックの温度が次第に上昇して急速冷
凍が行えなくなる問題もあった。
【０００５】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、冷凍室内での着霜を防止
しながら、多量の食品を急速冷凍できる急速冷凍装置お
よびエバポレータを提供することにある。
技術が有する問題点を解消し、冷凍室内での着霜を防止
しながら、多量の食品を急速冷凍できる急速冷凍装置お
よびエバポレータを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明では、エバポレータからの冷気の吹
出しにより冷凍する冷凍室を有する急速冷凍装置におい
て、前記エバポレータのフィンまたはチューブにヒート
パイプの凝縮部を接触させると共に、当該ヒートパイプ
の蒸発部を冷凍室内の所定部位に延在させ、当該ヒート
パイプ内の作動流体を凝縮部でエバポレータの冷熱によ
り液化させて蒸発部に移動させ、蒸発部で作動流体を蒸
発させて冷凍室内の所定部位を冷却するものを提案す
る。
に、請求項１の発明では、エバポレータからの冷気の吹
出しにより冷凍する冷凍室を有する急速冷凍装置におい
て、前記エバポレータのフィンまたはチューブにヒート
パイプの凝縮部を接触させると共に、当該ヒートパイプ
の蒸発部を冷凍室内の所定部位に延在させ、当該ヒート
パイプ内の作動流体を凝縮部でエバポレータの冷熱によ
り液化させて蒸発部に移動させ、蒸発部で作動流体を蒸
発させて冷凍室内の所定部位を冷却するものを提案す
る。
【０００７】また、請求項２の発明では、フィンとチュ
ーブとで構成されるエバポレータにおいて、前記フィン
またはチューブに凝縮部が接触し、冷凍室の所定部位に
蒸発部が延在するヒートパイプが付設されたものを提案
する。
ーブとで構成されるエバポレータにおいて、前記フィン
またはチューブに凝縮部が接触し、冷凍室の所定部位に
蒸発部が延在するヒートパイプが付設されたものを提案
する。
【０００８】これらの発明では、ヒートパイプの凝縮部
がエバポレータのフィンまたはチューブに接触すると共
に、ヒートパイプの蒸発部が冷凍室内の所定部位に延在
している。従って、ヒートパイプの凝縮部では、ヒート
パイプ内の作動流体がエバポレータのフィンまたはチュ
ーブに熱エネルギーを放出することにより凝縮・液化し
て蒸発部に移動する。一方、冷凍室内の所定部位に配置
された蒸発部では、作動流体が沸騰蒸発する際の蒸発潜
熱により熱エネルギーを奪われることにより、冷凍室内
の所定部位に接触あるいは載置された食品等が急速冷凍
される。
がエバポレータのフィンまたはチューブに接触すると共
に、ヒートパイプの蒸発部が冷凍室内の所定部位に延在
している。従って、ヒートパイプの凝縮部では、ヒート
パイプ内の作動流体がエバポレータのフィンまたはチュ
ーブに熱エネルギーを放出することにより凝縮・液化し
て蒸発部に移動する。一方、冷凍室内の所定部位に配置
された蒸発部では、作動流体が沸騰蒸発する際の蒸発潜
熱により熱エネルギーを奪われることにより、冷凍室内
の所定部位に接触あるいは載置された食品等が急速冷凍
される。
【０００９】このように、冷凍室内の所定部位がヒート
パイプにより常時冷却されるため、従来の冷凍ブロック
のような熱容量の不足が生じることがなく、多量の食品
等であっても、食品等を冷凍室内の所定部位に載置すれ
ば、急速冷凍することができる。また、エバポレータか
らの冷気の吹出口の前面に冷凍ブロックが常時載置され
ていないため、着霜の問題も生じない。
パイプにより常時冷却されるため、従来の冷凍ブロック
のような熱容量の不足が生じることがなく、多量の食品
等であっても、食品等を冷凍室内の所定部位に載置すれ
ば、急速冷凍することができる。また、エバポレータか
らの冷気の吹出口の前面に冷凍ブロックが常時載置され
ていないため、着霜の問題も生じない。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る急速冷凍装置
の一実施形態を図面に基づき説明する。
の一実施形態を図面に基づき説明する。
【００１１】図１及び図２に示したように、例えば、家
庭用冷蔵庫等に備えられた冷凍庫１は、壁材２ａの間に
断熱材２ｂが挟持された庫壁２からなり、一側（開口
部）に庫壁２と同一構成の扉３が設けられている。冷凍
庫１内には、仕切板４により冷凍室５が画成されてお
り、仕切板４には冷気を冷凍室５内に供給するための開
口４ａが設けられている。仕切板４の背面側には、屈曲
したチューブ７とチューブ７を保持する側板８とからな
るエバポレータ６が配置されている。チューブ７は、そ
の内部で図示しないコンプレッサから供給された冷媒が
蒸発する一方、外部には伝熱のための多数のフィン９が
取り付けられている。従って、図示しないコンプレッサ
から冷媒がエバポレータ６に供給されてチューブ７内で
蒸発すると、エバポレータ６のフィン９の周囲で蒸発潜
熱を奪われて低温となった冷気が、図示しないファンか
らの送風により仕切板４に設けられた開口４ａを介して
冷凍室５内に送出され、冷凍室５内の空気が冷却され
る。
庭用冷蔵庫等に備えられた冷凍庫１は、壁材２ａの間に
断熱材２ｂが挟持された庫壁２からなり、一側（開口
部）に庫壁２と同一構成の扉３が設けられている。冷凍
庫１内には、仕切板４により冷凍室５が画成されてお
り、仕切板４には冷気を冷凍室５内に供給するための開
口４ａが設けられている。仕切板４の背面側には、屈曲
したチューブ７とチューブ７を保持する側板８とからな
るエバポレータ６が配置されている。チューブ７は、そ
の内部で図示しないコンプレッサから供給された冷媒が
蒸発する一方、外部には伝熱のための多数のフィン９が
取り付けられている。従って、図示しないコンプレッサ
から冷媒がエバポレータ６に供給されてチューブ７内で
蒸発すると、エバポレータ６のフィン９の周囲で蒸発潜
熱を奪われて低温となった冷気が、図示しないファンか
らの送風により仕切板４に設けられた開口４ａを介して
冷凍室５内に送出され、冷凍室５内の空気が冷却され
る。
【００１２】さて、本実施形態では、エバポレータ６の
フィン９にヒートパイプ１０が固着されている。ヒート
パイプ１０は、上方の凝縮部１２と下方の蒸発部１３と
を両端の搬送部２０でつないだ略四角形となっており、
搬送部２０がエバポレータ６から仕切板４に形成された
開口４ｂを斜め下方に貫通し、蒸発部１３が冷凍室５内
に延在している。このヒートパイプ１０の内部では、封
入された液化作動流体が高温部で熱エネルギーを吸収す
ることにより沸騰・蒸発し、蒸気の形態で高速に低温部
に移動された後、そこで熱エネルギーを放出することに
より凝縮・液化して再度高温部に環流する。
フィン９にヒートパイプ１０が固着されている。ヒート
パイプ１０は、上方の凝縮部１２と下方の蒸発部１３と
を両端の搬送部２０でつないだ略四角形となっており、
搬送部２０がエバポレータ６から仕切板４に形成された
開口４ｂを斜め下方に貫通し、蒸発部１３が冷凍室５内
に延在している。このヒートパイプ１０の内部では、封
入された液化作動流体が高温部で熱エネルギーを吸収す
ることにより沸騰・蒸発し、蒸気の形態で高速に低温部
に移動された後、そこで熱エネルギーを放出することに
より凝縮・液化して再度高温部に環流する。
【００１３】図２に示すように、エバポレータ６のフィ
ン９には四隅に切欠き１１が形成されており、上端のフ
ィン９の切欠き１１とその直下のフィン９の切欠き１１
とに、ヒートパイプ１０の凝縮部１２が係合・固着触さ
れている。また、冷凍室５内の食品等を載置して急速冷
凍する箇所に、ヒートパイプ１０の蒸発部１３が延在さ
れているが、この蒸発部１３は食品等との接触面積が広
くなるように扁平に形成されている。尚、図２に示すよ
うに、この蒸発部１３の上面には、食品等の載置台１４
が設けてあってもよい。また、この凝縮部１２は、エバ
ポレータ６のチューブ７に直に接触していてもよい。更
に、冷気の温度がエバポレータ６の上段の方が低いこと
と、ヒートパイプ１０に傾斜を設けやすくなることか
ら、凝縮部１２をエバポレータ６の上段に接触させるこ
とが好ましい。更にまた、冷凍効率を上げるためには、
図２に仮想線で示すように、凝縮部１２の位置が異なる
複数のヒートパイプ１０を設けてもよい。
ン９には四隅に切欠き１１が形成されており、上端のフ
ィン９の切欠き１１とその直下のフィン９の切欠き１１
とに、ヒートパイプ１０の凝縮部１２が係合・固着触さ
れている。また、冷凍室５内の食品等を載置して急速冷
凍する箇所に、ヒートパイプ１０の蒸発部１３が延在さ
れているが、この蒸発部１３は食品等との接触面積が広
くなるように扁平に形成されている。尚、図２に示すよ
うに、この蒸発部１３の上面には、食品等の載置台１４
が設けてあってもよい。また、この凝縮部１２は、エバ
ポレータ６のチューブ７に直に接触していてもよい。更
に、冷気の温度がエバポレータ６の上段の方が低いこと
と、ヒートパイプ１０に傾斜を設けやすくなることか
ら、凝縮部１２をエバポレータ６の上段に接触させるこ
とが好ましい。更にまた、冷凍効率を上げるためには、
図２に仮想線で示すように、凝縮部１２の位置が異なる
複数のヒートパイプ１０を設けてもよい。
【００１４】次に、本実施形態の作用を説明する。
【００１５】上述したように、ヒートパイプ１０は、そ
の凝縮部１２がエバポレータ４のフィン９に接触する一
方、蒸発部１３が冷凍室５の下部に延在している。この
構成により、エバポレータ４の上部では、凝縮部１２内
の作動流体が、エバポレータ４のフィン９に熱エネルギ
ーを放出して凝縮・液化した後、蒸発部１３側に移動す
る。また、冷凍室５内では、蒸発部１３内の作動流体
が、蒸発部１３の周囲から熱エネルギーを奪って沸騰・
気化した後、凝縮部１２側に環流する。
の凝縮部１２がエバポレータ４のフィン９に接触する一
方、蒸発部１３が冷凍室５の下部に延在している。この
構成により、エバポレータ４の上部では、凝縮部１２内
の作動流体が、エバポレータ４のフィン９に熱エネルギ
ーを放出して凝縮・液化した後、蒸発部１３側に移動す
る。また、冷凍室５内では、蒸発部１３内の作動流体
が、蒸発部１３の周囲から熱エネルギーを奪って沸騰・
気化した後、凝縮部１２側に環流する。
【００１６】したがって、食品等を冷凍室５内の蒸発部
１３に載置すれば、急速に熱エネルギーを奪われること
になり、急速冷凍が実現される。そして、蒸発部１３か
ら凝縮部１２への熱エネルギーの移動は非常に早く行わ
れるため、多量の食品等を急速冷凍しても、蒸発部１３
の温度上昇が起こるようなことがない。また、冷凍ブロ
ックを用いたものと異なり、エバポレータ４からの冷気
の吹出による着霜の問題も生じない。
１３に載置すれば、急速に熱エネルギーを奪われること
になり、急速冷凍が実現される。そして、蒸発部１３か
ら凝縮部１２への熱エネルギーの移動は非常に早く行わ
れるため、多量の食品等を急速冷凍しても、蒸発部１３
の温度上昇が起こるようなことがない。また、冷凍ブロ
ックを用いたものと異なり、エバポレータ４からの冷気
の吹出による着霜の問題も生じない。
【００１７】次に、図３に、本実施形態の変形例を示
す。この変形例では、ヒートパイプ１０の蒸発部１３
（下部）がロールボンドパネルから構成されている。こ
のロールボンドパネルは、二枚のアルミニウムまたはア
ルミニウム合金の板を圧着防止剤を介在させた状態で重
ね合わせて圧延・圧着し、圧着防止剤を介在した部分に
高圧流体を導入してその部分を膨出させ、図３に示すよ
うに、上側を平板状のままとし、下側に膨管部１５を形
成させたものである。これにより、ヒートパイプ１０の
作動流体は、膨管部１５内を流れると共に、上側は平板
状のままであるため、広い面積で食品を接触させること
ができ、冷凍性能を向上することができる。但し、上下
両面に膨管部を有するロールボンドパネルを用いてもよ
い。
す。この変形例では、ヒートパイプ１０の蒸発部１３
（下部）がロールボンドパネルから構成されている。こ
のロールボンドパネルは、二枚のアルミニウムまたはア
ルミニウム合金の板を圧着防止剤を介在させた状態で重
ね合わせて圧延・圧着し、圧着防止剤を介在した部分に
高圧流体を導入してその部分を膨出させ、図３に示すよ
うに、上側を平板状のままとし、下側に膨管部１５を形
成させたものである。これにより、ヒートパイプ１０の
作動流体は、膨管部１５内を流れると共に、上側は平板
状のままであるため、広い面積で食品を接触させること
ができ、冷凍性能を向上することができる。但し、上下
両面に膨管部を有するロールボンドパネルを用いてもよ
い。
【００１８】次に、図４および図５に、エバポレータ６
の側板８の実施形態を示す。エバポレータ６の側板８
は、除霜用のヒーターパイプ１６に固着・支持されてい
るが、チューブ７と側板８に形成された孔２１または長
孔２２とは遊嵌されていおり、しかも、孔２１または長
孔２２の周りはエッジとなっている。そのため、製品の
輸送中の振動や運転中のコンプレッサの振動等によりチ
ューブ７の表面が孔２１または長孔２２の周りのエッジ
と接触して傷が付くことがある。そこで、本実施形態で
は、側板８の孔２１または長孔２２の周りに、バーリン
グ加工等によりフランジ２３を形成した。これにより、
製品の輸送中の振動や運転中のコンプレッサの振動等が
あったとしても、チューブ７はフランジ２３の比較的広
い表面と接触することになり、チューブ７の表面が損傷
されることがなくなった。
の側板８の実施形態を示す。エバポレータ６の側板８
は、除霜用のヒーターパイプ１６に固着・支持されてい
るが、チューブ７と側板８に形成された孔２１または長
孔２２とは遊嵌されていおり、しかも、孔２１または長
孔２２の周りはエッジとなっている。そのため、製品の
輸送中の振動や運転中のコンプレッサの振動等によりチ
ューブ７の表面が孔２１または長孔２２の周りのエッジ
と接触して傷が付くことがある。そこで、本実施形態で
は、側板８の孔２１または長孔２２の周りに、バーリン
グ加工等によりフランジ２３を形成した。これにより、
製品の輸送中の振動や運転中のコンプレッサの振動等が
あったとしても、チューブ７はフランジ２３の比較的広
い表面と接触することになり、チューブ７の表面が損傷
されることがなくなった。
【００１９】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されず、種々変形可能である。例えば、ヒートパイプと
して、密封された管の内周壁に、繊維状や多孔質の物質
あるいは隙間の小さいフィン状の溝（すなわち、ウィッ
ク）を設け、毛管現象を利用して作動流体を移動させる
ようにしてもよい。また、上記実施形態は家庭用冷蔵庫
に本発明の急速冷凍装置を適用したものであるが、これ
に限らず種々のものに適用することができる。例えば、
カーエアコンのエバポレータにヒートパイプを付設する
ことにより、自動車の車室内に急速冷凍装置を設けるこ
とができる。
されず、種々変形可能である。例えば、ヒートパイプと
して、密封された管の内周壁に、繊維状や多孔質の物質
あるいは隙間の小さいフィン状の溝（すなわち、ウィッ
ク）を設け、毛管現象を利用して作動流体を移動させる
ようにしてもよい。また、上記実施形態は家庭用冷蔵庫
に本発明の急速冷凍装置を適用したものであるが、これ
に限らず種々のものに適用することができる。例えば、
カーエアコンのエバポレータにヒートパイプを付設する
ことにより、自動車の車室内に急速冷凍装置を設けるこ
とができる。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、冷凍室
内の所定部位がヒートパイプにより常時冷凍されている
ため、従来のように蓄熱量が不足するといったことがな
く、多量の食品等であっても、食品等を冷凍室内の所定
部位に載置すれば、急速冷凍することができる。また、
従来のように、エバポレータからの冷気の吹出口の前面
に冷凍ブロックが常時載置されているといったことがな
いため、着霜の問題も生じない。
内の所定部位がヒートパイプにより常時冷凍されている
ため、従来のように蓄熱量が不足するといったことがな
く、多量の食品等であっても、食品等を冷凍室内の所定
部位に載置すれば、急速冷凍することができる。また、
従来のように、エバポレータからの冷気の吹出口の前面
に冷凍ブロックが常時載置されているといったことがな
いため、着霜の問題も生じない。
【図１】本発明の急速冷凍装置の一実施形態を示す一部
切欠斜視図。
切欠斜視図。
【図２】図１に示す急速冷凍装置の断面図。
【図３】本発明の急速冷凍装置の一実施形態の変形例を
示す一部切欠斜視図。
示す一部切欠斜視図。
【図４】エバポレータの側板の一実施形態を示す正面
図。
図。
【図５】エバポレータの側板の一実施形態を示す要部断
面図。
面図。
１ 冷凍庫 ５ 冷凍室 ６ エバポレータ ７ チューブ ８ 側板 ９ フィン １０ ヒートパイプ １２ 凝縮部 １３ 蒸発部
Claims (2)
- 【請求項１】 エバポレータからの冷気の吹出しにより
冷凍する冷凍室を有する急速冷凍装置において、 前記エバポレータのフィンまたはチューブにヒートパイ
プの凝縮部を接触させると共に、当該ヒートパイプの蒸
発部を冷凍室内の所定部位に延在させ、当該ヒートパイ
プ内の作動流体を凝縮部でエバポレータの冷熱により液
化させて蒸発部に移動させ、蒸発部で作動流体を蒸発さ
せて冷凍室内の所定部位を冷却することを特徴とする急
速冷凍装置。 - 【請求項２】 フィンとチューブとで構成されるエバポ
レータにおいて、 前記フィンまたはチューブに凝縮部が接触し、冷凍室の
所定部位に蒸発部が延在するヒートパイプが付設された
ことを特徴とするエバポレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26349896A JPH1089831A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 急速冷凍装置およびエバポレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26349896A JPH1089831A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 急速冷凍装置およびエバポレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089831A true JPH1089831A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17390369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26349896A Abandoned JPH1089831A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 急速冷凍装置およびエバポレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1089831A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110864483A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-06 | 珠海格力电器股份有限公司 | 冷却速度快、无霜无风的热交换箱体结构及冰箱 |
| CN114017965A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-02-08 | 徐州医科大学 | 热管悬吊式快速低温恒温箱 |
| JP2022102397A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社レーベン | 冷凍庫 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP26349896A patent/JPH1089831A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110864483A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-06 | 珠海格力电器股份有限公司 | 冷却速度快、无霜无风的热交换箱体结构及冰箱 |
| JP2022102397A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社レーベン | 冷凍庫 |
| CN114017965A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-02-08 | 徐州医科大学 | 热管悬吊式快速低温恒温箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051025 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20051221 |