JPH0123100Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123100Y2 JPH0123100Y2 JP13844283U JP13844283U JPH0123100Y2 JP H0123100 Y2 JPH0123100 Y2 JP H0123100Y2 JP 13844283 U JP13844283 U JP 13844283U JP 13844283 U JP13844283 U JP 13844283U JP H0123100 Y2 JPH0123100 Y2 JP H0123100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dry ice
- chamber
- food
- partition panel
- storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は航空機用飲食物保存庫に関する。
[従来の技術]
航空機内でサービスに供する飲食物は、予め地
上において準備され、車輪の付いた保存庫いわゆ
るカート又はワゴンによつて機内に搬入され、厨
房設備に収納される。
上において準備され、車輪の付いた保存庫いわゆ
るカート又はワゴンによつて機内に搬入され、厨
房設備に収納される。
厨房設備における飲食物の保存は冷蔵庫等によ
るのが理想的であるが、直ぐにサービスに供する
ように準備された飲食物を多人数分収納するには
相当のスペースを要し、冷蔵庫等の収納設備の規
模、重量も大きくなり、さらに保存のための電力
消費も相当のものとなる。そして航空機のよう
に、スペース、電力の余裕が少く、また重量の増
大を極力避けなければならない場合には、通常、
冷蔵庫に代えてドライアイスが利用される。一般
にドライアイスは紙等、通気性のものに包んで、
飲食物を載せたトレイに分散して配置される。し
かし、ドライアイスの冷却力は周囲は極度に強
く、少し離れると非常に弱くなり、飲食物への悪
影響が多い。
るのが理想的であるが、直ぐにサービスに供する
ように準備された飲食物を多人数分収納するには
相当のスペースを要し、冷蔵庫等の収納設備の規
模、重量も大きくなり、さらに保存のための電力
消費も相当のものとなる。そして航空機のよう
に、スペース、電力の余裕が少く、また重量の増
大を極力避けなければならない場合には、通常、
冷蔵庫に代えてドライアイスが利用される。一般
にドライアイスは紙等、通気性のものに包んで、
飲食物を載せたトレイに分散して配置される。し
かし、ドライアイスの冷却力は周囲は極度に強
く、少し離れると非常に弱くなり、飲食物への悪
影響が多い。
[考案が解決しようとする課題]
そのために保存庫の上部にドライアイスをまと
めて収納する部屋を設け、下部に複数段のトレイ
を収納し飲食物を載置して、これにより比重が重
いドライアイスによる冷気は下方に流れてパネル
上の飲食物を冷却する方式のものもあるが、ドラ
イアイスの昇華ガスは極度に温度が低く、そのた
め、冷気の流れにむらを生じ、したがつて均一な
冷却ができないという欠点があつた。
めて収納する部屋を設け、下部に複数段のトレイ
を収納し飲食物を載置して、これにより比重が重
いドライアイスによる冷気は下方に流れてパネル
上の飲食物を冷却する方式のものもあるが、ドラ
イアイスの昇華ガスは極度に温度が低く、そのた
め、冷気の流れにむらを生じ、したがつて均一な
冷却ができないという欠点があつた。
他方、伝熱のためにヒートパイプの利用が盛ん
に行われるようになり、とくに広い区域から熱を
除去するのに適したものとして、熱伝導性のよい
金属板に多数のヒートパイプを接合したヒートパ
イプパネルが提案されている(例えば実開昭56−
61781号公報参照)。
に行われるようになり、とくに広い区域から熱を
除去するのに適したものとして、熱伝導性のよい
金属板に多数のヒートパイプを接合したヒートパ
イプパネルが提案されている(例えば実開昭56−
61781号公報参照)。
本考案は上記のヒートパイプの技術に基づいて
考案されたものであつて、その目的は内部を均一
に冷却することができる航空機用飲食物保存庫を
提供するにある。
考案されたものであつて、その目的は内部を均一
に冷却することができる航空機用飲食物保存庫を
提供するにある。
[課題を解決するための手段]
本考案によれば、区画パネルにより上部室と下
部室とを画成してそれぞれに扉を枢着し、該上部
室の前記扉側端に前記区画パネル、壁体及び隔壁
によりドライアイスを収容するドライアイス室を
画成し、前記下部室に複数のトレイを収容して、
前記区画パネルに前記ドライアイス側を一端とす
る複数本のヒートパイプを形成している。
部室とを画成してそれぞれに扉を枢着し、該上部
室の前記扉側端に前記区画パネル、壁体及び隔壁
によりドライアイスを収容するドライアイス室を
画成し、前記下部室に複数のトレイを収容して、
前記区画パネルに前記ドライアイス側を一端とす
る複数本のヒートパイプを形成している。
[作用]
したがつて、区画パネルのドライアイス室側が
冷却され、ヒートパイプにより区画パネルは均一
に冷却される。この冷却された区画パネルにより
均一に冷却された空気は下部室を冷却する。下部
室に対流等による温度差が生ずると、その温度差
はヒートパイプによつてただちに補正され、した
がつて実質的にほぼ均一な温度を得ることができ
る。
冷却され、ヒートパイプにより区画パネルは均一
に冷却される。この冷却された区画パネルにより
均一に冷却された空気は下部室を冷却する。下部
室に対流等による温度差が生ずると、その温度差
はヒートパイプによつてただちに補正され、した
がつて実質的にほぼ均一な温度を得ることができ
る。
[実施例]
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案を実施した航空機用飲食物保存
庫の斜視図を示し、保存庫1は直方体の箱体であ
つて頂壁4、側壁5,6、底壁7、後壁8および
上下の扉9,10で構成されている。上下の扉を
含む全周壁内部には断熱材12が施され、下端外
側には保存庫1を地上調理場から機内の厨房設備
に輸送するため車輪11が取付けられている。
庫の斜視図を示し、保存庫1は直方体の箱体であ
つて頂壁4、側壁5,6、底壁7、後壁8および
上下の扉9,10で構成されている。上下の扉を
含む全周壁内部には断熱材12が施され、下端外
側には保存庫1を地上調理場から機内の厨房設備
に輸送するため車輪11が取付けられている。
庫内の上部には、第2図および第3図に示すよ
うな区画パネル2が取付けられて上部室Aと下部
室Bとが画成され、その上部室Aの扉9側にはド
ライアイスを収容するドライアイス室13が壁1
4によつて区画されている。そして上方の扉9を
開けることにより、ドライアイスを室13の底板
を形成する区画パネル2の上に載せることができ
るようになつている。そして、室13の壁14に
はガス抜き孔15が設けられている。区画パネル
2の下方の下部室B内には空気が流通しうるよう
にトレイ3が多数段に収納され、扉10を開ける
ことによりトレイ3を取出すことができるように
なつている。
うな区画パネル2が取付けられて上部室Aと下部
室Bとが画成され、その上部室Aの扉9側にはド
ライアイスを収容するドライアイス室13が壁1
4によつて区画されている。そして上方の扉9を
開けることにより、ドライアイスを室13の底板
を形成する区画パネル2の上に載せることができ
るようになつている。そして、室13の壁14に
はガス抜き孔15が設けられている。区画パネル
2の下方の下部室B内には空気が流通しうるよう
にトレイ3が多数段に収納され、扉10を開ける
ことによりトレイ3を取出すことができるように
なつている。
第2図および第3図は、本考案の保存庫に実施
されるパネル2,3の2つの例を示している。
されるパネル2,3の2つの例を示している。
以下パネル3を例として説明する。
まず第2図においてパネル3は、アルミニウム
等の伝熱性の良好な金属板で作られた長方形の導
熱板21の上に、板の長手方向に同じ材料で作ら
れた多数のヒートパイプ22を接合したもので、
ヒートパイプ22の中には、適宜図示しない繊維
製ウイツクが挿入され、適量の熱媒体が注入され
ている。次に第3図においてパネル3aはアルミ
ニウム等の伝熱性良好な材料の押出し成形により
一体に作られたもので、多数の独立した縦孔32
が長方形の本体31の長手方向に形成され、その
孔32にはウイツクが挿入され、熱媒体が注入さ
れる。そしてその開放した両端部は端末シール3
3により密封されている。
等の伝熱性の良好な金属板で作られた長方形の導
熱板21の上に、板の長手方向に同じ材料で作ら
れた多数のヒートパイプ22を接合したもので、
ヒートパイプ22の中には、適宜図示しない繊維
製ウイツクが挿入され、適量の熱媒体が注入され
ている。次に第3図においてパネル3aはアルミ
ニウム等の伝熱性良好な材料の押出し成形により
一体に作られたもので、多数の独立した縦孔32
が長方形の本体31の長手方向に形成され、その
孔32にはウイツクが挿入され、熱媒体が注入さ
れる。そしてその開放した両端部は端末シール3
3により密封されている。
ドライアイスおよび飲食物を所定の場所に収納
すると、ドライアイスは区画パネル2の前端部分
を冷却する。するとその部分に在る熱媒体の蒸気
は冷却され、凝縮し、ウイツクの毛管作用により
後方に伝達される。ヒートパイプの後方部分は前
端部分に比較して温かいため、熱媒体は周囲の空
気から熱吸収して蒸発し、蒸気となつた熱媒体は
内部の圧力差により再びヒートパイプの前端部分
に戻る。このようにしてヒートパイプは全体的に
冷却され、その温度効果は区画パネル2の全体に
均一に伝達され、周囲の空気をほぼ均一に冷却す
る。冷却された空気は、ガイドレールとトレイの
通気路を通り下部のトレイを順次冷却する。な
お、ドライアイス室13の壁14のガス抜き孔1
5から排出した炭酸ガスも区画パネル2を冷却し
て飲食物の冷却に役立つ。
すると、ドライアイスは区画パネル2の前端部分
を冷却する。するとその部分に在る熱媒体の蒸気
は冷却され、凝縮し、ウイツクの毛管作用により
後方に伝達される。ヒートパイプの後方部分は前
端部分に比較して温かいため、熱媒体は周囲の空
気から熱吸収して蒸発し、蒸気となつた熱媒体は
内部の圧力差により再びヒートパイプの前端部分
に戻る。このようにしてヒートパイプは全体的に
冷却され、その温度効果は区画パネル2の全体に
均一に伝達され、周囲の空気をほぼ均一に冷却す
る。冷却された空気は、ガイドレールとトレイの
通気路を通り下部のトレイを順次冷却する。な
お、ドライアイス室13の壁14のガス抜き孔1
5から排出した炭酸ガスも区画パネル2を冷却し
て飲食物の冷却に役立つ。
[考案の効果]
上記のように、本考案によるパネルを利用した
航空機用飲食物保存庫は、保存庫の内にトレイを
収納し、その上にドライアイス室を形成するとい
うきわめて簡単な構造により、外部から動力の供
給を受けることなく、また重量およびスペースを
増大せずに、相当の期間に渡つて航空機内でサー
ビスに供される飲食物を、食品の品質を低下する
ことなく冷蔵することができる。またドライアイ
スを独立したドライアイス室に密閉することによ
り、食品から発生する水蒸気によりドライアイス
の表面に着霜を生ずることがなく、ドライアイス
の昇華効率を改善し、従つて冷却効率を良くする
ことができる。
航空機用飲食物保存庫は、保存庫の内にトレイを
収納し、その上にドライアイス室を形成するとい
うきわめて簡単な構造により、外部から動力の供
給を受けることなく、また重量およびスペースを
増大せずに、相当の期間に渡つて航空機内でサー
ビスに供される飲食物を、食品の品質を低下する
ことなく冷蔵することができる。またドライアイ
スを独立したドライアイス室に密閉することによ
り、食品から発生する水蒸気によりドライアイス
の表面に着霜を生ずることがなく、ドライアイス
の昇華効率を改善し、従つて冷却効率を良くする
ことができる。
第1図は本考案を実施した航空機用飲食物保存
庫斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第1図
の保存庫に実施される区画パネルの例を示す部分
斜視図である。 1……保存庫、2……区画パネル、3……トレ
イ、13……ドライアイス室、14……壁、21
……導熱板、22……ヒートパイプ、31……パ
ネル本体、32……縦孔、33……端末シール。
庫斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第1図
の保存庫に実施される区画パネルの例を示す部分
斜視図である。 1……保存庫、2……区画パネル、3……トレ
イ、13……ドライアイス室、14……壁、21
……導熱板、22……ヒートパイプ、31……パ
ネル本体、32……縦孔、33……端末シール。
Claims (1)
- 区画パネルにより上部室と下部室とを画成して
それぞれに扉を枢着し、該上部室の前記扉側端に
前記区画パネル、壁体及び隔壁によりドライアイ
スを収容するドライアイス室を画成し、前記下部
室に複数のトレイを収容して、前記区画パネルに
前記ドライアイス側を一端とする複数本のヒート
パイプを形成したことを特徴とする航空機用飲食
物保存庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13844283U JPS6048072U (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | 航空機用飲食物保存庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13844283U JPS6048072U (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | 航空機用飲食物保存庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6048072U JPS6048072U (ja) | 1985-04-04 |
JPH0123100Y2 true JPH0123100Y2 (ja) | 1989-07-14 |
Family
ID=30310628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13844283U Granted JPS6048072U (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | 航空機用飲食物保存庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6048072U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729955Y2 (ja) * | 1988-01-14 | 1995-07-12 | 株式会社ジャムコ | 食膳運搬車 |
US9340288B2 (en) | 2014-03-10 | 2016-05-17 | The Boeing Company | Controlling flow of dry ice sublimation inside a galley cart |
US10407173B2 (en) | 2014-03-10 | 2019-09-10 | The Boeing Company | Dry ice draw through galley cooling |
-
1983
- 1983-09-08 JP JP13844283U patent/JPS6048072U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6048072U (ja) | 1985-04-04 |
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