JPH03158866A - 正帯電性トナー - Google Patents

正帯電性トナー

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JPH03158866A
JPH03158866A JP1299426A JP29942689A JPH03158866A JP H03158866 A JPH03158866 A JP H03158866A JP 1299426 A JP1299426 A JP 1299426A JP 29942689 A JP29942689 A JP 29942689A JP H03158866 A JPH03158866 A JP H03158866A
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JP
Japan
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toner
resin
polyester resin
acid
copolymer resin
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Application number
JP1299426A
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English (en)
Inventor
Heihachi Yushina
平八 油科
Yukihiro Sato
幸弘 佐藤
Yasuo Kamoshita
康夫 鴨下
Hirobumi Oda
博文 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真などの分野に用いられる正帯電性ト
ナーに関する。
〔従来の技術〕
従来電子写真法として米国特許第2297691号、特
公昭42−23910号公報および特公昭43−247
48号公報などに種々の方法が記載されているが、一般
には光導電物質を利用し、種々の手段により感光体上に
電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーで現像し必
要に応じて紙などに粉像を転写した後、加熱、加圧ある
いは溶剤蒸気などにより定着するものである。
トナーとしては、各種樹脂中に着色剤としてカーボンブ
ランクなどの染顔料を分散させたものを1〜30μ−程
度に微粉砕した粒子が用いられており、このようなトナ
ーはガラスピーズ、鉄粉またはファーなどのキャリア物
質と混合して用いられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、低温定着性・高機械的耐久性などの観点からトナ
ー用バインダー樹脂としてポリエステル樹脂が使われる
ようになっており、透明性や光沢性などが重要視される
フルカラートナーにおいては、特に多用されている。
しかし、ポリエステル樹脂の場合は、樹脂自体が強い負
帯電性を有するため、正帯電性トナー用に使用し難いと
いう問題がある。これは、ポリエステル樹脂に残存する
カルボキシル基の数、すなわち酸価に起因するものと考
えられ、一般に酸価が高くなれば樹脂の負帯電性は増大
する傾向にある。
従って、正帯電性トナーを得るためには、ポリエステル
樹脂の酸価をできるかぎり低く抑えることが重要である
。ただし、これだけでは限界があり、均一安定な正帯電
性が得られないので、一般には各種公知の正の帯電制j
II剤が配合される。この種のものとしては、たとえば
ニグロシン染料が慣用されるが、分散性などの面から均
一な正帯電性は得難く、また黒色状の色調を有するので
カラートナーには使用できない、一方、カラートナーに
も使用可能な無色の正の帯電制御剤としては、特開昭4
8−102633号公報などに記載のスチレンとジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレートとの共重合樹
脂などに代表される樹脂型帯電制御剤が知られている。
これは、ニグロシンのような色調障害がなく、またポリ
エステル樹脂に配合した場合でもトナーとして強い正帯
電性のものが得られるので有用である。
しかし、この樹脂型帯電制御剤を用いた場合、トナーと
しての帯電性の立ち上がりが遅いという欠点がある。従
って、繰り返し使用中に徐々にチャージアンプして帯電
量が安定しなかったり、あるいは補強されたトナーが速
やかに摩擦帯電されずに飛散するなどの悪影響が見られ
ることがある。
このように、ポリエステルをバインダー樹脂として摩擦
帯電の立ち上がりがシャープでしかも変化の少ない安定
した正帯電性を有するトナーが要求され、検討もなされ
ているが、今のところ必ずしも満足すべき結果は得られ
ていない。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、
その目的は、以下のような性能を有する正帯電性トナー
を提供することにある。
・トナー粒子間、またはトナーとキャリア間に均一かつ
安定な正帯電性を有する。
・帯電の立ち上がりがシャープである。
・色調障害がなく、鮮やかな有彩色を有する。
・温度、湿度の変化に影舌を受けない安定した画像特性
を有する。
そこで、本発明者らはかかる目的を達成すべく鋭意検討
した結果、低酸価のポリエステル樹脂中に特定のアミノ
基台を共重合樹脂とイミダゾール系化合物とを併用添加
することにより、上記目的を満足することを見いだし本
発明に到達した。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明の要旨は、 (A)酸価が5KOHmg/g以下のポリエステル樹脂
、 (B)アミノアクリル単量体から誘導される単位を含有
する共重合体、 および (C)イミダゾール系化合物 を含有することを特徴とする正帯電性トナーに存する。
〔作 用〕
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるポリエステル樹脂(A)は、アルコール
モノマー成分と酸モノマー成分とから合成される。
このうち、アルコールモノマーとしては、例えばエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プ
ロピレングリコール、1゜4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1.4−ブチンジオール、1,5−
ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオールなどのジ
オール類、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノール
A1ポリオキシエチレン化ビスフエノールA1ポリオキ
シプロピレン化ビスフエノールAなどのビスフェノール
Aアルキレンオキシド付加物、その他の二価のアルコー
ルを挙げることができる。
これらのモノマーのうち、特にビスフェノールAアルキ
レンオキシド付加物を主成分子ツマ−として用いるのが
好ましく、中でも1分子当りのアルキレンオキシドの平
均付加数が2〜7の付加物がより好ましい。
一方、酸モノマーとしては、例えばマレイン酸、フマー
ル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セパチン酸、アゼ
ライン酸、マロン酸、またはn−ドデセニルコハク酸、
n−ドデシルコハク酸などのアルケニルコハク酸類もし
くはアルキルコハク酸類、トリメリド酸、ピロメリト酸
、これらの酸の無水物、アルキルエステルを挙げること
ができる。
なお、本発明におけるポリエステル樹脂は、通常の方法
にて合成することができる。具体的には、反応温度(1
70〜250℃)、反応圧力(5n+mt1g〜常圧)
などの条件を千ツマ−の反応性に応して決め、所定の物
性が得られた時点で反応を終了すればよい。
本発明におけるポリエステルは、その性質上、酸価を5
KOHmg/g以下にする必要があり、5KOHmg/
gを超える場合は、樹脂そのものの負の帯電性が強くな
り、正帯電性を持ったトナーへの適用が困難になるので
好ましくない。
酸価を低く調節するための方法としては、たとえばエス
テル交換法により、酸マノマー成分としてあらかじめ低
級アルキルエステル化したものを用いて合成する方法や
アミノ基含有グリコールなどの塩基性成分を組成中に添
加することにより、残存酸基を中和する方法などが挙げ
られるが、これらに限らず公知のあらゆる方法を採用で
きることは言うまでもない。
さらに、これらのポリエステル樹脂においては、その軟
化点が低すぎる場合は、容易にブロッキングを起こすた
め保存安定性に問題が生じやすく、また軟化点が高すぎ
る場合には、定着性が悪化し、透明性や光沢性にも難が
生ずる傾向がある。そのため、軟化点は70〜150℃
の範囲にあるのが望ましい。
本発明においては、以上述べたポリエステル樹脂(A)
中にアミノアクリル単量体から誘導される単位を含有す
る特定の共重合樹脂(B)およびイミダゾール系化合物
(C)が添加される。
共重合樹脂(B)の構成成分としてのアミノアクリル単
量体は、従来知られているものがすべて使用できるが、
一般には次の構造式で示されるものが好ましい。
式中、R′ :水素原子またはメチル基RE 、 R′
3.炭素数1〜4のアルキル基n :1へ4の整数 を表す。
上記の構造式で表されるアミノアクリル単量体の具体例
としては、例えばN、N−ジメチルアミノメチルアクリ
レート、N、N−ジエチルアミノメチルアクリレート、
N、N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N、N−
ジエチルアミノエチルアクリレート、N、N−ジメチル
アミノプロピルアクリレート、N、N−ジメチルアミノ
ブチルアクリレートなどのアクリレート類およびこれら
に対応する各種のメタクリレート類を挙げることができ
る。
また、アミノアクリル以外の構成成分としては、従来知
られている単量体がすべて使用できる。その中でもビニ
ル単量体、特にスチレン系単量体やアクリル系単量体が
共重合成分として好適である。
具体的には、スチレン系単量体としては、例えばスチレ
ン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどが、アク
リル系単量体としては、アクリル酸、アクリル酸のメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、2−エチルヘキシル各
々のエステル、メタクリル酸、メタクリル酸のメチル、
エチル、プロピル、ブチル、2−エチルヘキシル各々の
エステルなどがそれぞれ挙げられる。これらを2種以上
組み合わせて用いることもできる。
また、トナーに所望の正帯電性を付与するには、アミノ
アクリル単量体の共重合割合が大きいほど有利となる。
しかし、ポリエステル樹脂(A)と粉砕混合するにあた
っては、粉砕時の作業性、得られるトナーの耐熱性など
を考慮すると、ある程度のガラス転移点(通常50℃以
上)を有することが望ましい、従って、共重合成分とし
てガラス転移点の高いスチレンやメタクリル酸メチルを
用いることが好ましい。いずれにしても共重合樹脂(B
)の組成は、粉砕作業性やポリエステル樹脂の帯電性な
どを考慮して決定すればよいが、通常アミノアクリル単
量体と他の共重合成分との重合割合が2:98〜60:
40(単位モル%)とするのがよい。
共重合樹脂(B)の製造についは、特に制限されること
なく、従来公知の溶液重合法、塊状重合法などのラジカ
ル重合法やアニオン重合法などをそのまま採用すること
ができる。
なお、共重合樹脂(B)の軟化点は、ポリエステル樹脂
(A)と同様に70〜150℃の範囲にあるのが好まし
い。
本発明の正帯電性トナーに含有せしめるイミダゾール系
化合物(C)としては、無置換もしくは各種置換イミダ
ゾール誘導体を使用し得るが、以下に示す(1)〜(4
)の構造を有する化合物群が特に好適に使用できる。
1 2 Rz、水素原子、炭素数1〜20 のアルキル基、または了り −ル基を表す、ここでRI R1,R3は同時に同じで あっても異なっていてもよ い。
化冶41堡 1 2 R3:水素原子、炭素数1〜20 のアルキル基、またはアリ ール基を表す、ここでRI Rt、R2は同時に同じで あっても異なっていてもよ い。
化論J1毛別 R4〜R雫 :水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
、アラルキル基またはアリ ール基を表す。ここでR4−R9 は同時に同じであっても異なって いてもよい。
化1Jυ1世 化合物群(1)のイミダゾール類の金属錯体錯体の金属
原子としては、亜鉛、銅、ニッケル、コバルトなどが挙
げられ、特に亜鉛が好ましい。
これらの化合物群における置換基R1,R1R3の例と
しては、水素原子;メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ヘキシル基、ノニル基、ウンデシル基、ドデ
シル基、ヘプタデシル基などの分岐をしていてもよいア
ルキル基;フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フ
ェナントリル基、ピレニル基などの了り−ル基が挙げら
れる。
また、置換基R4〜R9の例としては、R1と同様な水
素原子;アルキル基;アリール基の他に、ベンジル基、
フェネチル基、メチルベンジル基などのアラルキル基が
挙げられる。
なお、これらのイミダゾール化合物は、いずれも公知の
方法により合成することができる。
以上のイミダゾール化合物群の中から、具体的に望まし
い化合物としては、 [;IIHI3 化j11片旦 匙n汁q 化論」1州且 CH。
C11゜ CI IH23 NH! 化111井ツ などを挙げることができる。
以上述べたように、本発明においては、低酸価ポリエス
テル樹脂中にアミノ基含有共重合樹脂およびイミダゾー
ル系化合物という2種類の正帯電制御剤が添加される。
トナーとしての正帯電性の大きさは、アミノ基含有共重
合樹脂の使用により自由に調節でき、帯電のシャープな
立ち上がりや繰り返し使用時の安定性はイミダゾール系
化合物の併用により達成される。
ポリエステル樹脂(A)に対する共重合樹脂(n)およ
びイミダゾール系化合物の添加量は、これらの材料の帯
電性などを考慮して適宜決められるが、通常好ましくは
ポリエステル樹脂(A)100重量部に対して共重合樹
脂(B)を1〜40重量部、より好ましくは3〜30重
量部、イミダゾール系化合物(C)を0.5〜10重量
部、より好ましくは1〜7重量部配合するのがよい。
本発明に使用される着色剤としては、カーボンブラック
、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニ
リンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、バイザイエローG、ローダミン系染顔料、クロ
ムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、ロー
ズベンガル、トリアリルメタン系染料、モノアゾ系、ジ
スアゾ系染顔料など従来公知のいかなる染顔料をも単独
あるいは混合して使用し得る。これらの着色剤は、ポリ
エステル樹脂(A)100重量部に対して好ましくは0
.5〜20重量部、より好ましくは2〜10重量部の範
囲で用いられる。
また、現像機構上または画像を向上せしめる目的のため
、磁性微粉体をトナー中に含有させることができる。該
磁性粉体としてはフェライト、マグネタイトなど強磁性
を示す元素を含む合金あるいは化合物を挙げることがで
き、該磁性体は平均粒径0.05〜1μlの微粉末の形
でポリエステル樹脂中に30〜70重量%の璽を分散さ
せて用いることができる。
本発明のトナーには、さらに必要に応じて以下のような
添加剤を適宜加えてもよい。
・定着特性改良のためのワックス類 ・流動性向上のためのシリカなどの微粒子・クリーニン
グ性向上のためのステアリン酸金属塩など 本発明のトナーの一般的製造法としては、次のように行
われる。
■樹脂、着色剤、帯電制御剤などをヘンシェルミキサー
などで均一に分散する。
■分散物をニーダ−、エクストルーダー、ロールミルな
どで溶融混練する。
■混練物をハンマーミル、カンタ−ミルなどで粗粉砕し
た後、ジェットミル、1式ミルなどで微粉砕する。
■微粉砕物を分散式分級機、ジグザグ分級機などで分級
する。
■場合により、分級物中にシリカなどをヘンシェルミキ
サーなどで分散する。
本発明のトナーをキャリアと混合して二成分系現像剤と
して使用する場合、キャリアとしては粒径30〜200
μ−程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉など従
来から公知のものが使用できる。また、これらの表面に
シリコーン樹脂、アクリル樹脂、フン素糸樹脂などある
いはこれら樹脂の混合物をコーティングしたものも好適
に使用できる。キャリアとトナーの混合重量比は、10
0:I〜10が良好である。
なお、本発明におけるポリエステル樹脂の酸価は、JI
S  KOO70の方法に準じて測定される。ただし、
樹脂が溶媒に溶解し難い場合はジオキサンなどの良溶媒
を用いても差し支えない。
また、樹脂の軟化点は、JIS  K2207に記載さ
れた環球法による測定値である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について述べるが、本発明はこれ
らの例に限定されるものではない、実施例中、「部」は
「重量部」である。
tlL上(ポリエステル樹脂aの製造)ポリオキシプロ
ピレン(2,2)   1070g2.2−ビス(4−
ヒドロキシ フェニル)プロパン(平均分子! 約355、以下同様) フマール酸            240gトリメリ
ド酸             40g以上の物質をガ
ラス製2リツトルの4つロフラスコに入れ、温度計、ス
テンレス製攪拌棒、流下式コンデンサーおよび窒素導入
管を取り付け、電熱マントルヒーター中で窒素気流下、
前半200℃常圧、後半220℃減圧にて攪拌しつつ反
応を進めた。
得られた樹脂の酸価は2.4 K OHtag/g 、
軟化点は132℃であった。
ff1(ポリエステル樹脂すの製造) ポリオキシプロピレン(2,2)    540g2.
2−ビス(4−ヒドロキシ フェニル)プロパン ポリオキシエチレン(2,2)−490g2.2−ビス
(4−ヒドロキシフ ェニル)プロパン(平均分子量 約325、以下同様) テレフタル酸           330g無水トリ
メリド酸          40g以上の物質を用い
る以外は参考例1と同様に反応を行なって樹脂を得た。
得られた樹脂の酸価は3.1 K OHmg/gで、軟
化点は128℃であった。
書」1例」−(ポリエステル樹脂Cの製造)参考例2の
組成から無水トリメリド酸を除く以外は、参考例1と同
様の条件で反応を進めた。
得られた樹脂の酸価は1.1 K OHag/ gで、
軟化点は106℃であった。
1λ■↓(ポリエステル樹脂dの製造)ポリオキシプロ
ピレン(2,2)    720g−2,2−ビス(4
−ヒドロキシ フェニル)プロパン ポリオキシエチレン(2,2)−650g22−ビス(
4−ヒドロキシフ ェニル)プロパン テレフタル酸            170gフマー
ル酸             120g以上の物質を
用いる以外は参考例1と同様の条件で反応を進めた。
得られた樹脂の酸価は0.7 K OHII1g/gで
、軟化点は100℃であった。
m<比較用、ポリエステル樹脂eの製造)参考例1と同
様の組成にて、酸価を追跡しながら合成を行った。酸価
が15 K OHIl1g/g以下になった時点で反応
を終了した。
得られた樹脂の酸価は12.0 K OHt*g/gで
、軟化点は120℃であった。
1λl−(アミノ基含有共重合樹脂aの製造)スチレン
             470gN、N−ジメチル
アミノエチルメ   80g0gタフリレ ートの物質を温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コン
デンサーおよび窒素導入管を付したガラス製2リツトル
の4つロフラスコに入れ、さらにベンゼン470gおよ
びアブビスイソブチロニトリル(以下、AIBNと略す
)11.0gを加え、攪拌して溶解させた。
次いで、窒素気流下に80℃で8時間反応を行って重合
を完結させた後、さらに昇温を行い、ベンゼンを除去し
、減圧下で揮発分を完全に除いた。
得られた重合物は無色透明の固体状を呈し、その軟化点
は130℃であった。
1(桝1cアミノ基台有共重合樹脂すの製造)スチレン
             365gアクリル酸n−ブ
チル       130gN、 N−ジエチルアミノ
エチルメ   95g5gタフリレ ートの物質を参考例6と同様の装置に入れ、さらにトル
エン365gおよびAIBN17.7gを加えて、参考
例6と同じ条件で重合を完結させ、揮発分の除去を行っ
た。
得られた重合物は無色透明の固体状を呈し、その軟化点
は110℃であった。
W<アミノ基含有共重合樹脂Cの製造)メタクリル酸メ
チル        350gN、N−ジエチルアミノ
エチルメ  235g35gタフリ レート物質を参考例6と同様の装置に入れ、さらにベン
ゼン350gおよびAIBNll、7gを加えて、参考
例6と同じ条件で重合を完結させ、揮発分の除去を行っ
た。
得られた重合物は無色透明の固体状を呈し、その軟化点
は125℃であった。
〈実施例1〉 ポリエステル樹脂a (参考例1)    100部ア
ミノ基含有共重合樹脂a       10部(参考例
6) イミダゾール系化合物例8      3部カーボンブ
ラック#40       5部(三菱化成製) ポリプロピレンワックス550P     2部(三洋
化成製) 上記の材料を熱ロールミルで熔融混練し、冷却後ハンマ
ーミルを用いて粗粉砕し、次いでエアージェット方式に
よる微粉砕機で微粉砕した。得られた微粉末を分級して
粒径5〜20μmを選別してトナーとした。
このトナー3部に対して、キャリア(フッ素系樹脂でコ
ートした粒径約100μmのフェライト粉)97部をV
ブレンダーで混合して現像剤とした。ブローオフ法によ
るこの現像剤の荷電量は20μC/gであった。
この現像剤を用いて市販の有機光導電体を感光体とする
乾式複写機による連続実写テストを行ったところ、30
000枚後においても鮮明な画質のコピーが得られた。
その時の現像剤の荷電量は21μC/gとほとんど変化
しておらず、優れた耐久性を有することが判明した。
一方、このトナーと前記フェライトキャリアを用いて、
35℃、85%RHの高温高湿下で現像剤の混合を行っ
た。その時の帯1を量は18μC/gであり、湿度変化
に対する摩擦帯電特性の変化が少ないことがわかった。
〈実施例2〉 実施例1のトナー組成のうち、イミダゾール系化合物例
Bをイミダゾール系化合物例Fに変更する以外は、実施
例1と同様にしてトナーを作製した。
以下、実施例1と同様な操作により帯電量が18μC/
gの現像剤を得た。また、30000枚の連続実写ステ
ト後も鮮明なコピーが得られ、その時の現像剤の帯電量
も20μC/gと安定していた。
さらに、実施例1と同様、高温高温環境での現像剤混合
を行ったが、その時の帯電量は17μC/gであり、湿
度変化に対する摩擦帯電特性の変化が少ないこともわか
った。
〈実施例3〉 ポリエステル樹脂b(参考例2)    100部アミ
ノ基含有共重合樹脂b       15部(参考例7
) イミダゾール系化合物例6      2部ローダミン
染料            3部(C,1,5olv
ent  Red  49)上記の組成とする以外は、
実施例1と全く同様にしてマゼンタトナーを作製した。
以下、実施例1と同様な操作により、帯電量が16μC
/gの現像剤を得た。
この現像剤を用いてセレンを感光体とする乾式複写機の
反転現像改造機による連続実写テストを行ったところ、
30000枚後においても鮮明な画質のマゼンタ色コピ
ーが得られた。その時の現像剤の帯電量は17μC/g
と安定しており、優れた耐久性を有することが判明した
さらに、実施例1と同様、高温高温環境での現像剤混合
を行ったが、その時の帯電量は15μC/gであり、湿
度変化に対する摩擦帯電特性の変化が少ないこともわか
った。
〈実施例4〉 ポリエステル樹脂C(参考例3)    100部アミ
ノ基含有共重合樹脂b       20部イミダゾー
ル系化合物例J       5部銅フタロシアニン顔
料         5部(C,1,Pigment 
 Blue  15)上記の組成とする以外は、実施例
1と全(同様にしてシアントナーを作製した。
以下、実施例1と同様な操作により、帯電量が15μC
/gの現像剤を得た。
また、実施例3と全く同様にして連続実写テストを行っ
たが、30000枚後においても鮮明なシアン色のコピ
ーが得られた。その時の現像剤の帯電量は17μC/g
と安定しており、優れた耐久性を有することが判明した
続いて実施例1と同様、高温高温環境での現像剤混合を
行ったが、その時の帯電量は14μC/gであり、湿度
変化にたいする摩擦帯電特性の変化が少ないこともわか
った。
〈実施例5〉 ポリエステル樹脂d(参考例4)    100部アミ
ノ基含有共重合樹脂c       10部(参考例8
) イミダゾール系化合物例K       2部ベンジジ
ンイエロー          5部(C,1,Pig
ment  Yellow  16)上記の組成とする
以外は、実施例1と全く同様にしてイエロートナーを作
製した。
以下、実施例1と同様な操作により、帯電量が17μC
/gの現像剤を得た。
また、実施例3と全く同様にして連続実写テストを行っ
たが、30000枚後においても鮮明なイエロー色のコ
ピーが得られた。その時の現像剤の帯電量は19μC/
gと安定しており、優れた耐久性を有することが判明し
た。
さらに、実施例1と同様、高温高温環境での現像剤混合
を行ったが、その時の帯電量は15μC/gであり、湿
度変化に対する摩擦帯電特性の変化が少ないこともわか
った。
〈比較例1〉 実施例1のトナー組成のうち、ポリエステル樹脂aをポ
リエステル樹脂e(参考例5)に変更する以外は、実施
例1と同様にしてトナーを作製した。
次いで、実施例1と同様な操作により現像剤を作製した
ところ、その帯電量は8μC/gと低いものであった。
また、実施例1と同様の連続実写テストを行ったが、途
中からトナー飛散やコピー画像のカブリがひどくなり、
5000枚で中止した。
さらに、実施例1と同様、高温高温環境での現像剤混合
を行ったが、その時の帯電量は2μC/Bと低下した。
〈比較例2〉 実施例1のトナー組成からイミダゾール系化合物例Bを
除く他は、実施例1と全く同様にしてトナーを得た。
次に、実施例1と同様な操作により現像剤を作製したと
ころ、その帯電量は22μC/gであったが、連続実写
テストにより徐々に上昇する1頃向を示し、それととも
に画像濃度の低下が顕著となった。5000枚後の帯電
量は30μC/gと大きな変化が認められた。
〔発明の効果〕
本発明によって得られる効果は以下の通りである。
本発明の正帯電性トナーの使用により、(l)トナー粒
子間、またはトナーとキャリア間の摩擦帯電特性が安定
し、かつ摩擦帯電量分布がシャープで均一になり、使用
する現像システムに適した帯電量にコントロールできる
(2)潜像に忠実な現像および転写ができ、しかも長期
にわたり連続使用した際も、初期の特性を維持し、トナ
ーの凝集、帯電特性の変化を起こさない。
(3)温度、湿度の変化に影響を受けない安定した画像
を再現でき、しかも鮮やかな有彩色の画像が得られる。
以上のように、本発明によればトナー用樹脂として数々
の優れた特性を有しながら、従来正帯電性トナー用とし
ては使用が困難であったポリエステル樹脂を用いて、容
易に安定な正帯電性を有するトナーが得られるので、本
発明は工業的にきわめて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)酸価が5KOHmg/g以下のポリエステ
    ル樹脂、 (B)アミノアクリル単量体から誘導される単位を含有
    する共重合体、および (C)イミダゾール系化合物 を含有することを特徴とする正帯電性トナー。
JP1299426A 1989-11-17 1989-11-17 正帯電性トナー Pending JPH03158866A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03202856A (ja) * 1989-12-29 1991-09-04 Minolta Camera Co Ltd 静電荷像現像用トナー
JPH09138524A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Sanyo Chem Ind Ltd 正帯電性トナー
JPH11218964A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Canon Inc 画像形成方法

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