JPH03158806A - 微生物による被害を防止する光ファイバー - Google Patents

微生物による被害を防止する光ファイバー

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JPH03158806A
JPH03158806A JP1298679A JP29867989A JPH03158806A JP H03158806 A JPH03158806 A JP H03158806A JP 1298679 A JP1298679 A JP 1298679A JP 29867989 A JP29867989 A JP 29867989A JP H03158806 A JPH03158806 A JP H03158806A
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antibacterial
optical fiber
bactericidal
particles
metal
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Masao Okubo
昌男 大久保
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Japan Electronic Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は微生物による被害を防止するための対策をほど
こした通信用光ファイバー及び光ファイバーケーブルに
関するものである。より詳しくは本発明は細菌や真菌(
カビ類)の微生物の作用にもとづく光ファイバーケーブ
ル構成材料の腐敗や劣化を防止する対策をほどこして伝
送損失を少なくする通信用光ファイバー及び光ファイバ
ーケーブルに関するものである。
従来技術 光信号を伝送し得る光伝導ファイバーは信号を伝える通
信用途、光をコントロールする工業用途、光を導くデイ
スプレーの用途等多岐に亘っている。
光信号を伝送する光伝導ファイバーは高屈折率心線部(
コア部)、それを取り巻く低屈折率部(クラッド部)よ
り成る。これらは、さらに被すされて、単数の光フ゛ア
イパーあるいけ複数本5rまとめて光ファイバーの東と
して使用される。コア部、クラッド部及び被υ材料とし
てはガラスのような無−物質からアクリル樹脂のような
有機物質及び他の神々の有機系の物質が使用されている
。例えばコア部には透明性の高いガラス、メタクリル樹
脂tポリメチルメタアクリレート)等が、クラッド部に
は有機系のポリマー(例:フッ素樹脂)が使用される。
また被噴材としては各種のポリマー(例:ポリエチレン
、ポリ塩化ビニル)が使用されている。さらに光ケーブ
ルへ水分侵入を防止するために防水型光ファイバーケー
ブルに於ては改宵アクリルを始めとして各種の吸水材(
剤)が使用されるう尚、本明細書においては1本の光フ
ァイバー単体を「光ファイバー」、光ファイバーの集合
体を「光フアイバ1束」、又鉄線等の強度メンバーをも
含むものを「介ファイバーケーブル」と呼ぶ。
発明が解決すべき課題 上述のような構成をとふ光ファイバーは、そJ]の使用
条件によっては温度や湿度の影響を受ける。
水分(序気)が侵入すると細菌や真菌(カビ類)のよう
な微生物が発生したり、増殖しやすい状態になる。細菌
やカビ類が繁殖して、これらの微生物がクラッド部やコ
ア部を侵蝕すると光ファイバーの光伝導性は劣化して伝
送損失が増加する。従って微生物の繁殖防止対策は温度
や湿度の高い場所で使用される光ファイバーケーブル、
特に水中等で使用される光ファイバーケーブルにおいて
使用される光ファイバーにあっては重要な問題でおる。
光ファイバーの微生物対策として、有機系や無機系の抗
菌ないし殺菌剤の使用が考えられる。しかしながら有機
系の抗菌−殺菌剤は、耐熱性、蒸発損失、構造の安定性
、抗菌−殺菌効果の長期間持続性等より見て難点がある
。長期に亘シ使用される光ファイバーケーブルに使用さ
れる場合には使用される抗菌ないし殺菌剤の物性変化が
起らないこと、また抗菌ないし殺菌効果が半永久的に持
続されることが望ましい。こわらの点より見れば有機系
の抗菌ないし殺菌剤は光ファイバーを構成する材料の微
生物による劣化を防止する目的には不適当である。
課題を解決するための手段 本発明者は抗菌ないし殺菌性のゼオライト粒子又は非晶
質アルミノ珪酸塩粒子の応用研究を推進中のところ、こ
れらの抗菌ないし殺菌性粒子を光ファイバーの被場材部
や吸水材に混合して使用すれば微生物による劣化を防止
出来ることを見出して本発明に到着した。以下に本発明
の細部について記載する。
光ファイバーの被樽部材料に無機系の抗菌ないし殺菌性
の金Ij4を含むアルミノ珪酸塩粒子を混合せしめて成
ることを特徴とする微生物による被害を防止する光ファ
イバーを本発明は提供するものである。なお本Ii発明
で使用される抗菌ないし殺菌性の金Julを含むアルミ
ノ珪酸塩粒子は銀、鋼、亜鉛及び錫よりなる金属群より
選げれた少くとも一種以上の金St含有していることを
特徴とするものである。さらに、錫を含むものは耐候性
・耐光性に優れている。前述の抗菌ないし殺菌性の金属
を含むアルミノ珪酸塩粒子の母体としては結晶質のアル
ミノ珪酸塩即ちゼオライト粒子または非晶質のアルミノ
珪酸塩粒子の両方の使用が可能である。さらに本題発明
においては、好ましい抗菌ないし殺菌効果や防カビ効果
を挙げるために、結晶質のアルミノ珪酸塩粒子(ゼオラ
イト粒子)及び非晶質のアルミノ珪酸塩粒子に含まれる
抗菌ないし殺菌金属の合f)do、1〜15チ(f#水
基準)が好ましい。即ちアルミノ珪酸塩(結晶質及び非
晶質)中に含有される抗菌ないし殺菌金属(銀、鋼、亜
鉛及び錫)の総量tiO,1〜15チ(無水基準)が好
ましい。結晶質及び非晶質のアルミノ珪酸塩粒子中への
抗菌ないし殺菌金属の保持は、多孔質のアルミノ珪酸塩
粒子(無抗菌性)と抗菌ないし殺菌金属を含有する塩類
溶液とのイオン交換反応を実施して、アルミノ珪酸塩の
イオン交換し得る金属の一部を抗菌ないし殺菌金属で置
換して実施される。抗菌ないし殺菌金属イオンはアルミ
ノ珪酸塩とイオン結合しており、母体中で極めて安定に
担持される。
次に本発明は、水分9人防止のために水分吸収材を用い
る光ファイバーにおいて、水分吸収材に銀、銅、亜鉛及
び錫より成る金属群より選ばれた少くとも一種以上の金
属を含有して成る抗菌ないし殺菌性アルミノ珪酸塩粒子
(結晶質又は非晶質)を含有せしめたものを使用するこ
とを特徴とする微生物による被害を防止する光ファイバ
ーを捉供するものである。
水分吸収材は水の浸入を防止するために、光ファイバー
ケーブルのスロット(溝)内に入れられて光ファイバー
ケーブルの心線が税落しないように固定されている。前
記の水分吸収材に抗菌−殺菌性のアルミノ珪醸塩粒子(
結晶質又は非晶質)の所定量を含有保持させれば微生物
による被害防止対策が可能である。
なお前述の抗菌ないし殺菌性アルミノ珪醗塩粒子(結晶
質又は非晶ff)中に含まれる抗菌ないし殺菌金属の合
tFi0.1〜15%(無水基準)が好ましい。
本発明で光ファイバーの被挿部の材料や水分吸収材に混
合して使用される抗菌ないし殺菌性のゼオライト粒子及
び非晶質アルミノ珪酸塩粒子は、銀、銅、亜鉛及び鍋の
抗菌金属イオンをイオン交、檜させて、それぞれの母体
にイオン結合させて構成されるものであるが、これらの
抗菌−殺菌性粒子の毒性は少なく、生体に対する安全性
も、有機系の抗菌剤に比較して、極めて高く、また一般
細菌や真菌(カビ類)に対する抗菌−殺菌効果は有機系
の抗菌剤に比較して、より長斯(半火久的)に持続する
特徴がある。従って前述したような抗菌−殺菌性のゼオ
ライト粒子や非晶質アルミノ珪酸塩粒子を光ファイバー
で使用される被挿部(使用ポリマー例:ポリエチレン、
ポV塩化ビニル)や水分吸収材に例えば改質アクリル系
吸収材添加・混合して使用すれば光ファイバーの脅生物
による繁殖にもとづく腐敗や労作を防止して伝送拶失を
防ぐことが可能でおる。本発明の抗菌性光ファイバーの
構成を第1図に示した。1はコア部、2はクラッド部で
あり、3は被挿部である。3の被挿部に使用する材料を
上述したような抗菌−殺菌性のゼオライト粒子及び/又
は非晶質アルミノ珪酸塩粒子を用いて抗菌ないし殺菌性
にすればよい。
また水分(湿気)侵入防止のために、水分を吸収すると
膨潤して水の流入を田土するような光ファイバーにあっ
ては、水分吸収材(例:高分子水分吸収材)に前記の抗
菌ないし殺菌性粒子を添加・混合して便用すれば満足す
べき微生物対策が行える利点がある。
抗菌−殺菌性のゼオライト粒子としては、前述したよう
に、銀、銅、亜鉛及び錫のいづれか一種又は二種以上を
含む抗菌金属の単独又は複合させたゼオライト粒子が使
用される。(例:Ag−ゼオライト、AgCu−ゼオラ
イト、kg Cu Zn−ゼオライト)。抗菌ないし殺
菌性のゼオライト粒子としては多孔質で比表面積が大き
く、また粒状径が細かいものがより好ましい。例えば平
均粒子径が10μm以下の抗菌ないし殺菌性のゼオライ
ト粒子はもつとも好ましいものである。抗菌ないし殺菌
金属の保持母体として使用されるゼオライトとしては、
それのイオン交換容量や反応速度が大で、且つ耐熱性の
大きいものが望まれる。具体的にはA型ゼオライト、X
型ゼオライト、Y型ゼオライト、モルデナイト、ハイシ
リカゼオライト等が好ましいものとして例示される。
次に本願発明では抗菌ないし殺菌性のゼオライト粒子の
代りに、前述のように、銀、銅、亜鉛及び錫のいづれか
一種又は二種以上を含む抗菌金属の単独又は複合させた
非晶質アルミノ珪酸塩(AMAS)粒子が使用される(
例:Ag−AMAS。
AgCu−AMAS、SnZn−AMAS)。抗菌ない
し殺菌性のAMAS粒子としては多孔質で、比表面積が
大きくまた粒子径の細かいものが好ましい。例えば平均
粒子径が5μm以下の抗菌ないし殺菌性のAMA8粒子
はポリマーに添加・混合時に分散性に富んでおるため容
易に殺菌性ポリマーの均質化が可能である。抗菌ないし
殺菌金属の保持母体として使用されるAMASとしては
、前述のゼオライトと同様に、イオン交換容量や反応速
度が大で且つ耐熱性の大きいものが望まれる。
AMASの耐熱性はゼオライトのそれより優れており、
これを母体として抗菌ないし殺菌化したAMASの耐熱
性も極めて高い利点がある。非晶質アルミノ珪酸塩の一
般式はゼオライトと同様に。
1M20・At203・ySiol−zHlo  で表
わされる。但しnは金gMのp予価、MH通常1〜2価
の無抗菌性の金FM(NH4+も含まれる)を表わして
おり、X及びyh、それぞれ金ホ酸化物及び二酸化珪素
の係数を表わしている。また2は水の分子数を表わして
いる。本願発明で抗菌ないし殺菌金属の母体に使用され
るAMASとしては、x=0.8〜1.6及び)、 =
 1.4〜11の範囲で構成されるAMASが望ましい
本発明に使用される抗菌ないし殺菌性のゼオライト粒子
又は非晶質アルミノ珪酸塩粒子中の抗菌ないし殺菌金属
の含有tVi、それの種類によって異なる。例えばAg
−ゼオライト及びAg−AMAS粒子の場合は、銀含有
tVin。5〜7チ(無水基準)、Cu−ゼオライト及
びCu−AMAS粒子の場合は鋼含有tVi3〜13チ
(無水基準)、またZn−ゼオライト及びZn−AMA
Sの場合は亜鉛含有険は7〜15チ(無水基漁)が好ま
しい範囲である。次に抗菌金属を複合させたゼオライト
又はAMAS使用時1例えばAg Cu−ゼオライト又
1dAgCu−AMASでI/iAg=O15〜7チ、
 Cu=3〜10チ(無水基準)の範囲が望ましく、ま
たAg Cu Zn−ゼオライト又FiAgcuZn−
AMAS使用時はAg=0.5〜7%、Cu及びZnF
i、3〜10%の範囲が好ましい。なお本発明で使用す
る抗菌−殺菌性のゼオライト粒子ならびに非晶質アルミ
ノ珪酸塩粒子中に占める抗菌ないし殺菌性の金属の含量
は、何れの粒子使用時も、0.1〜15チ(無水基準)
の範囲が好ましく、0,5〜15チ(無水基準)の範囲
はもつとも好ましいものでめる。さらに水分吸収材を用
いる光ファイバーにおいて、これの添加・混合に使用さ
れる抗菌ないし殺菌性のゼオライト粒子または非晶質ア
ルミノ珪酸塩粒子中の抗菌−殺菌金属の合量は、前記に
同様に、0,5〜15チ(無水基準)の範囲が好ましく
、0.5〜15チ(p水基準)の範囲はもつとも望まし
いものである。
光ファイバーの被覆部の素材や吸水材に使用される高分
子体の抗菌ないし殺菌化や防カビのために使用される抗
菌ないし殺菌性のゼオライト粒子または非晶質アルミノ
珪醒塩粒子の添加量は通常0.2〜15チ(無水基準)
が好ましい範囲であり、もつとも好ましい範囲は0,5
〜10チ(無水基準)である。上記の抗菌−殺菌性の粒
子の添加量が0.2%より少ない添加では細菌やカビに
対する効果、特にカビに対する効果が不充分である。一
方添加量が15チより多い領域では効果は飽和してしま
い不変となる。高分子体の物性変化を極力防止し、且つ
充分な殺菌又は防カビ効果を挙げるためには、既述のよ
うに、抗菌ないし殺菌性の粒子の添加f#は0.5〜1
0%(無水基準)がもつとも好ましい範囲である。
本発明にがかる被害材料は、単独の光ファイバーを被挿
するために用いられるのはもちろん、光ファイバーを複
数本−緒にして束にした後、この束全体を本発明にがか
る被I材料によって被害しても良い。この際、各光ファ
イバζ−については被害されていてもよいし、被害され
ていなくてもよい。各党ファイバーが被害されていない
場合の光ファイバー束の構成を第2図に、被害されてい
る場合の光ファイノ2−束の構成を第3図に示した。
上記のうちのどのような態様においても、本発明にかか
る被覆材料を使用すれば、微生物による被害を防止でき
る。
尚、本明細書においては、主として通信用光ファイバー
への適用に関して述べてきたが、例えば装飾用に用いら
れるような単に光を誘導するために用いられる光ファイ
バーにも当然に適用可能である。
実施例 次に光ファイバーの被害部の素材に使用される有機物′
J!!(ポリマー)の抗菌ないし殺菌什および防カビの
方法と、得られたポリマーの抗菌力試験について述べる
。抗菌力試験に際しては噴霧法(スプレー法)とカビ抵
抗性試験が実施されて抗菌力が評価された。
噴霧法による抗菌力の試験法 菌液の調製・・・・・・W通寒天培地で37℃、18時
間培養した試験菌をリン酸緩衝液(六M、pH=7.2
)に浮遊させ細菌(黄色ブドウ球菌5taphylo−
eOeeull aureua又は大腸菌escher
ichia colt)の胞子数約10’個/−の懸濁
液を調製し、これを適時希釈して試験に供した。
噴霧法による試験法・・・・・・アルコール綿で洗浄し
た試験片(50X 50 ws )の表面に菌液を一定
量噴霧してから35℃で保存した。試験片上の菌液を洗
い出して、この洗い出し液について菌数測定を行った。
なお培地としてij Muel ler )Iinto
n 2 (B B L )が使用された。
カビ抵抗性評価試験はASTM G−21の試験法に準
じて実施された。培地の組成としてはKH,PO,(0
,7f)、K2HPO4(0,7f )、Mg5On”
7)(,0(0,7F )、N H4N O3(1,O
f )、NaC1(0,005F)、FeSO4’7H
20(0,002f)、znSO4・7H1O(0,0
02F )、 MnSO4” 7H10(0,001?
 )、寒天(15?)および純水1000−よりなる培
地が使用された。試験菌としてFiAspergill
us niger(ATCC9642)、Penici
llium funiculosum(ATCC964
4)、Chaetomium globosum(AT
CC6205)、Trichoderma T−1(A
TCC9645)およびAureobasidium 
pullulana(ATCC9348)の5種を用い
、これらの菌を混合接種した。培養は相対3度85〜9
5チで30日間実施して、試験結果の評価を下記の5段
階に別けて行った。
次に本発明の実施例について述べるが、本発明はその要
旨を越えぬ限り、本実施例に限定されるものではない。
実施例−1 本例は光ファイバーの被榎部(第1図の0部)の素材に
使用される抗菌ないし殺函化したポリ塩化ビニル(pv
c)ポリマーの試作とそれの抗菌力試験例に関するもの
である。
ポリ塩化ビニル(pvc)loo部に対してDOP50
部が加えられた。得られた混合物に対して加熱活性化し
た抗菌ないし殺鴎性のA型ゼオライト粒子(NaAgC
uA粒子;AはA型ゼオライトの母体;モル比SiO2
/ AtzOs = 2.01 : Ag =3J32
%;Cu=8.1’J%(無水基準):Dav(平均粒
子径) :3.8μm : H20< 3 To )が
添加され、後者の含量が5eIbになるように調整され
た。次いで前記の混合物は1400〜150℃付近に保
持されミキシングロールを用いて錬り込み(Knead
ing)が行われて均實化されてから、厚さ約6闘のシ
ート状に成型された。上記のPvCシートは切断されて
小試験片(50x50w:厚さ6闘)とされ、これを用
いて抗菌力の試験が行われた。
抗閑力の試験結果を表−1に示した。pvc−BL−1
及びPVC−BL−2は全試験用のNC検体であり、こ
れらは抗菌剤無添加のものである。
PVC−1及びPVC−2はNaAgCuA 5 %を
含有するpvc4g(体である。PVC−19体はEs
cherichia coti に対して優れた殺菌力
を示しており、6時間経過では菌数は0即ち死滅率は1
00%に達している。またPVC−2検体も、5tap
hylococcus aureusに対しても優れた
殺菌力を示しており、6時間の経過時点で菌数はOKな
っている。次にpvc−c 及びPVC−2検体は、何
れもNaAgCuA 5%を含有する検体であり、これ
らは成型後2年間保存したものである。これらの保存品
を使用してEscherichia coti及び5t
aphlococcus aureus @菌に対する
抗菌力を噴霧法により試験したが、表−1記載のように
、両細隋に対して、依然として優れた抗菌力を発揮して
いる。上記の試験結果は本発明で使用する抗菌ないし投
函性のポリマーの抗菌ないし殺菌力が長期間に亘って好
ましい状態で発揮することを示しているにほかならない
実施例−2 本例は光ファイバーの被覆部(第1図の0部)の素材に
使用されるポリマーの典型例として、低密度ポリエチレ
ン(LDPE)を選び、これを用いた抗菌ないし殺菌性
LDPE成型体の試作例と試作品の抗菌力試験に関する
ものである。
粒状のLDPEに対して加熱活性化した抗菌ないし殺d
性のA型ゼオライト粒子CNaAgZnA粒子;モル比
5i02/AtzOsr−2,01:Ag==4.02
%:Zn=7.63%C無水基準):Dav:3.6μ
m ; HzO< 39k )が添加され、後者の含有
量が41になるように調整された。次いで混合物は加熱
して熔融状態に保持されて均質化された後成型されて1
00X20011j(厚さ1.5 ag )のプレート
状の成型体にされた。これは切断されて50X50闘(
厚さ1.5 as )の小試験片とされ、これを使用し
て抗菌力が評価された。
LDPE検体の噴霧法による抗菌力の試験結果を表−2
に記載した。LDPE−BLは空試験用の検体で、抗菌
剤は無添加のものである。一方LDPE−IN体はNa
AgZnA 4 Toを含有する試験片であり、これは
5taphylococcus aureusに対して
優れた効果を発揮しており、48時間経過では菌数(胞
子数)は完全に0になっている。次KLDPE−1は検
体を試作vk2年間に亘り保存したものである。保存品
も、表−2より明かに細菌に対して優れた効果を発揮し
ている。
実施例−1及び2の結果よりも、本発明で使用する抗菌
ないし殺菌性ポリマーは長期間に亘って抗菌効果が安定
に持続されることは疑いもない。
表−3カビ抵抗性試験 pvC−BL−2無添加        3PVC−2
NaAgCuA 、 5%       0LDPE−
BL    無添加        1LDPE−I 
   NaAgZnA、4%        0次に実
施例−1(PVC−2)及びl1例−2(LDPE−1
)で試作された抗菌ないし殺菌ポリマーの試験片を用い
て前述した方法に従って、カビ抵抗性試験が行われた。
得られた結果を表−3に示した。NaAgCuA 5 
%を含有する抗菌ないし殺菌性のpvcポリマー(PV
C−2)では試験片の表面全域に亘りカどの発生は認め
られず、評価値は0であった。一方空試戚用のP V 
C−BL−2(抗凶剤無添加)検体では評価値は3であ
り、表面積の30〜60%に亘ってカビの発育が認めら
れた。次に本発明のNaAgZnA 4%を含有するL
DPE−1検体の表面にはカビの発育は認められず、そ
れの評価値は0であり、一方無機系の抗園剤無添加のL
DPE−1検体ではカビの抵抗性の評価値はlであり、
試験片の表面積10%以下に亘ってカビの発育が確認さ
れた。
実施例−3 本例は光ファイバーの被覆部(第1図の0部)の素材忙
使用されるポリマーとして低密匿ポリエチレン(LDP
E)を選び、これに抗菌ないし殺菌性の非晶質アルミノ
珪酸塩粒子(NaAgCu −AMAS)を加えて抗菌
ないし殺菌性のポリマー成型体の試作を実施した例と、
抗g力試験に関するものである。
非晶質アルミノ珪酸塩(ナトリウム型Na −AMAS
 : 1.08 NazOHA40g ・2.46 S
 i02 ・xHlo)粉末を用いて、これと硝酸銀−
硝酸第2銅混合水泪液のイオデ交換を実施してNaAg
Cu−AMAS微粉末が調製された。調製された抗菌な
いし殺菌性のAMAS粉末CA g = 4.54 T
o ; Cu = 6.1896(無水基準) : D
av = 1.511m : 5i01/A40sモル
比=2.5〕は350℃付近に加熱して活性化され、水
分は2%以下に保持された。次に上記の加熱活性化した
微粉末は粒状のLDPEに添加されて、前者の含有量が
5%になるように調整された。混合物は加熱して熔融状
態に保持されて均質化されてから、実施例−2と同様に
、100X200 m (厚さ1.5 am )のプレ
ート状に成型された。成型体は切断されて50x50m
(厚さ1.5M)の小試験片とされ、カビ抵抗性試験が
既述の方法により実施された。NaAgCu −AMA
S  5%を含有するLDPE被検体のカビ抵抗性の評
価記号はOであり、カビの発生は完全に抑制されること
が確認された。
作用 以上に説明したように光7アイパーで防菌・防カビ対策
を必要とする材料に無機系の抗菌ないし殺菌性のゼオラ
イト粒子又は非晶質アルミノ珪酸塩粒子な一混合して使
用すれば、材料を抗鮒ないし殺菌化して光ファイバーの
微生物にもとづく腐敗や劣化を防止して、それの寿命を
恒久化し伝送損失を防止することが出来る。
本発明は実施態様として下記各項に記載された態様のも
のを含む。
1、光ファイバーの被覆部材料に無機系の抗菌ないし殺
菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒子を含むことを特徴
とする微生物による被害を防止する光ファイバー 2、抗菌ないし殺菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒子
が銀、銅、亜鉛及び錫より成る金属群より選ばれた少く
とも一種以上の金属を含有して成る前記第1項記載の微
生物による被害を防止する光ファイバー 3、抗菌な(・し殺菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒
子の母体がゼオライト粒子より成ることを特徴とする前
記第1項または第2項記載の微生物による被害を防止す
る光ファイバー 4 抗菌な(・し殺菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒
子の母体が非晶質のアルミノ珪酸塩粒子より成ることを
特徴とする前記第1項または第2項記載の微生物による
被害を防止する光ファイ5、 アルミノ珪酸塩粒子中に
含まれる抗菌な(・し殺菌金属の合量が0.1〜15%
(無水基準)である前、′iピ第1項から第4項記載の
微生物による被害を防止する光ファイバー 6 水分侵入防止のために水分吸収材を用いる光ケーブ
ルにおいて、水分吸収材に銀、銅、亜鉛及び錫より成る
金属群より選ばれた少くとも一種以上の金属を含有して
成る抗菌ないし殺菌性アルミノ珪酸塩粒子(結晶質又は
非晶質)を含有せしめたものを使用することを特徴とす
る微生物による被害を防止する光ファイバー7 アルミ
ノ珪酸塩粒子中に含まれる抗菌ないし殺菌金属の合量が
6.1〜15チ(無水基準)である前記第6項記載の微
生物による被害を防止する光7アイパー 8、光ファイバーの被検部材料に無機系の抗菌ないし殺
菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒子を含む被覆材料に
より被覆されており、個々の光ファイバーが被覆され、
または被覆さhでいない微生物による被害を防止する光
ファイバー束。
9、抗菌ないし殺−性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒子
が銀、銅、亜鉛及び錫より成る金属群より選ばれた少く
とも一種以上の金属を含有して成る前記第8項記載の微
生物による被害を防止する光ファイバー束。
10、抗菌ないし殺菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒
子の母体がゼオライト粒子より成ることを特徴とする前
記第8項または第9項記載の微生物による被害を防止す
る光ファイバー束。
11、抗菌ないし殺菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒
子の母体が非晶質のアルミノ珪酸塩粒子より成ることを
%徴とする前記第8項または第9項記載の微生物による
被害を防止する光ファイバー束。
12、アルミノ注ホ塩粒子中に含まれる抗菌ないし殺菌
金属の合量が0.1〜15%(無水基準)である前記第
8項から第11項記載の微生物による被害を防止する光
ファイバー束。
13、水分侵入防止のために水分吸収材を用いる光ケー
ブルにおいて、水分吸収材に鋼、銅、亜鉛及び錫より成
る金属群より選ばれた少くとも一種以上の金属を含有し
て成る抗菌ないし殺菌性アルミノ珪酸塩粒子(M晶質又
は非晶質)を含有せしめたものを使用することを特徴と
する微生物による被害を防止する光ファイバー束。
14、アルミノ珪酸塩粒子中に含まれる抗゛醒ないし殺
菌金属の含量が6.1〜15チ(無水基準)である前記
第13項記載の微生物による被害な防止する光ファイバ
ー束。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる光ファイバーの構成を示す図、 第2図は、被覆していない光ファイバーを束にし、被覆
した本発明にかかる光ファイバー束の構成を示す図、 第3図は、被覆した光ファイバーを束にし、さらに被覆
した本発明にかかる光ファイバー束の構成を示す図であ
る。 符号の説明 1・・・コア部、2・・・クラッド部、3・・・被覆部
、4・・・光ファイバー 5・・・被覆部、6・・・光
ファイバー、7.8・・・被覆部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)光ファイバーの被覆部材料に無機系の抗菌性ないし
    殺菌性の金属を含むアルミノ珪酸塩粒子を含むことを特
    徴とする微生物による被害を防止する光ファイバー。 2)前記抗菌性ないし殺菌性の金属が銀、銅、亜鉛およ
    び錫より成る群より選ばれる少なくとも一種以上の金属
    である請求項1記載の光ファイバー。 3)前記抗菌性ないし殺菌性の金属が銀、銅、および亜
    鉛より成る群より選ばれる少なくとも一種以上の金属と
    錫とを含む請求項1記載の光ファイバー。 4)無機系の抗菌性ないし殺菌性の金属を含むアルミノ
    珪酸塩粒子を含む被覆材料により被覆されており、個々
    の光ファイバーが被覆され、または被覆されていない微
    生物による被害を防止する光ファイバー束。 5)前記抗菌性ないし殺菌性の金属が銀、銅、亜鉛およ
    び錫より成る群より選ばれる少なくとも一種以上の金属
    である請求項4記載の光ファイバー束。 6)前記抗菌性ないし殺菌性の金属が銀、銅、および亜
    鉛より成る群より選ばれる少なくとも一種以上の金属と
    錫とを含む請求項4記載の光ファイバー束。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3230389A4 (en) * 2014-12-08 2018-08-08 General Cable Technologies Corporation Cables having an antimicrobial coating
US11011283B2 (en) 2013-03-15 2021-05-18 General Cable Technologies Corporation Easy clean cable

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