JPH03158732A - コンプレッサ、エアドライヤ組立体のエア洩れ検査方法およびエアドライヤ - Google Patents

コンプレッサ、エアドライヤ組立体のエア洩れ検査方法およびエアドライヤ

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JPH03158732A
JPH03158732A JP1296969A JP29696989A JPH03158732A JP H03158732 A JPH03158732 A JP H03158732A JP 1296969 A JP1296969 A JP 1296969A JP 29696989 A JP29696989 A JP 29696989A JP H03158732 A JPH03158732 A JP H03158732A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば車高調整装置等に用いられ、エアドラ
イヤをコンプレッサに一体化してなるコンプレッサ、エ
アドライヤ組立体のエア洩れ検査方法およびエアドライ
ヤに関し、特に、エアドライヤに残圧弁等を内蔵させて
なるコンプレッサ、エアドライヤ組立体のエア洩れ検査
方法およびこの検査方法に用いて好適なエアドライヤに
関する。
〔従来の技術1 第8図は車高調整装置に組込んだ第1の従来技術による
エアドライヤlを示し、該エアドライヤ1は圧縮空気源
としてのコンプレッサ90と空圧機器としてのエアレベ
ライザ100との間に設けられ、該エアドライヤ1のコ
ンプレッサ90側には排気弁110が設けられている。
図中、2は前記エアドライヤlのドライヤケース(以下
、ケースという)、3は該ケース2を構成するケース本
体で、該ケース本体3は一側が底。
部3Aになり、他側が開口部になった有底筒体からなり
、該底部3Aにはコンプレッサ90に接続される通気口
4が形成されている。5は前記ケース本体3の開口部に
取着され、該ケース本体3と共にケース2を構成する蓋
体で、該蓋体5は内側中央に凹陥部6が設けられた本体
部5Aと、該本体部5Aの外側に突出形成された突出部
5Bと、本体部5Aの内側に形成され、ケース本体3の
開口部に嵌合するスリーブ5Cとからなっており、該蓋
体5の中央には凹陥部6に臨んで開口し、前記エアレベ
ライザ100に接続される通気ロアが形成されている。
8は前記凹陥部6内に嵌着したオリフィス板で、該オリ
フィス板8にはオリフィス8Aが穿設されており、該オ
リフィス8Aは前記通気ロアを介してエアレベライザ1
00からケース2内に流入する圧縮空気を減圧するよう
になっている。
9は一側通気口4寄りに位置し、ケース3内に2枚の有
孔板10,10によって画成された吸着室で、該吸着室
9内に位置して各有孔板10の対向面には水分付着作用
を有するフィルタニレメン1−11.11が取着されて
いる。また、該吸着室9内には例えばシリカゲル等の吸
湿剤12が充填されている。
13はエアレベライザ100内の残圧を所定圧状態に保
つためにケース本体3の開口部側に内装された残圧弁を
示す。14は該残圧弁13を構成し、蓋体5寄りに位置
してケース本体3内に嵌着された弁座部材で、該弁座部
材14は円筒部14Aと、該円筒部14Aの底部に形成
された弁座部14Bと、該円筒部14Aの外周に形成さ
れたフランジ部14Cとからなっている。15は前記弁
座部材14の弁座部14B中心に形成された通気孔で、
該通気孔15の周囲には複数の小径孔16.1.6.・
・・が設けられている。
また、17は後述するばね受部材18に支持された残圧
弁体で、該残圧弁体17は前記通気孔15の開口端に位
置して弁座部材14に形成されたシート部14Dに離着
圧するようになっている。18は複数の通気孔19,1
9.・・・が形成されだ置皿状のばね受部材で、該ばね
受部材18と弁座部材14の円筒部14Aに設けられた
ばね受20との間に張設されたばね21により、残圧弁
体17はシート部14Dに当接して通気孔15を常時閉
弁し、エアレベライザ100からのエア圧が高いときに
、ばね21に抗して開弁するようになっている。22は
ゴム等の弾性体によって環状平板体に形成された逆止弁
体で、該逆止弁体22はその中心側が弁座部材14に固
着され、周縁部が自由端になって常時は各小径孔16を
閉弁し、コンプレッサ90から各小径孔16を介してエ
ア圧が作用するときのみ開弁するようになっている。か
くして、従来技術による残圧弁13は弁座部材14、該
弁座部材14に設けられた通気孔15及び小径孔16、
該通気孔15を常時は閉弁する残圧弁体17、該残圧弁
体17と弁座部材14との間に張設され、該残圧弁体1
7を通気孔15側に付勢するばね21及び小径孔16を
常時は閉弁し、コンプレッサ90からの圧縮空気によっ
てのみ開弁する逆止弁体22から構成されている。
従来技術によるエアドライヤ1は上述した構成からなる
が、次にその作用について説明する。
まず、車高を上昇させる場合には、排気弁110を閉弁
し、コンプレッサ90からの圧縮空気を通気口4を介し
てケース3内に流入させる。
ケース3内の圧縮空気は吸着室9でフィルタエレメント
11.吸湿剤12によって水分が除去された後、各小径
孔16から逆止弁体22を開弁し、オリフィス8Aを経
てエアレベライザ100に供給され、車高調整を行う。
一方、車高を下降させる場合には、排気弁110を開弁
する。するとエアレベライザ100から通気ロアを介し
てケース3内に環流する圧縮空気はオリフィス8Aによ
って大気圧近くまで減圧された状態で残圧弁13側に放
出される。そして、通気孔15内に流入した圧縮空気は
ばね21のばね力に抗して残圧弁体17を開弁し、吸着
室9、通気口4を順次介して排気弁110から外部に放
出される。
なお、エアレベライザ100から排出される圧縮空気の
流量はオリフィス8A、残圧弁13によって規制される
ので、エアレベライザ100によって支持されている車
体(図示せず)を徐々に下降させることができる。また
、残圧弁体17はばね21によってシート部14D側に
所定のばね力で付勢されているから、排気弁110が開
弁じたままであってもエアレベライザ100内の残圧を
所定値に保つことができる。
次に、第9図ないし第11図は第2の従来技術を示し、
この第2の従来技術では前述した第1の従来技術の構成
要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を
省略する。
而して、図中31はドライヤケース、32はケース本体
3と共に該ドライヤケース31を構成する蓋体で、該蓋
体32は中央が外側に膨出した本体部32Aと、該本体
部32Aの外側面中央に突出形成され、中心には本体部
32Aの内側面に開口する他側通気口33が穿設された
突出部32Bと、本体部32Aの内側面外側寄りに突出
形成され、ケース本体3の開口部に嵌合するスリーブ3
2Cとからなっている。
34は前記蓋体32の内側面中央に突出形成された円筒
状の押挿装部で、該押挿装部34の内周面先端側には段
部34Aが周設されている。35は前記通気口33の外
周側に位置して蓋体32の内側面から前記押挿装部34
内に突出形成された環状シート部で、該環状シート部3
5の先端面には後述する逆止弁40が離着塵するように
なっている。また、36.36.・・・は通気口33の
外周に位置して蓋体32の内側面に対向突設された4個
の突起(但し、1個の突起は図示せず)で、該各突起3
6の先端は前記環状シート部35の先端面よりも内側に
位置しており、後述する逆止弁体40Cが開弁した時に
通気口33を閉塞するのを防止しつるようになっている
37は前記押挿装部34内に摺動可能に挿嵌された有蓋
円筒体からなる筒状弁座部材で、該筒状弁座部材37は
第1O図にも示す如く、軸方向両側が開口した円筒から
なる筒体部37Aと、前記環状シート部35と対向する
ように該筒体部37Aの軸方向他側寄りの端面37Bよ
りも若干奥まった位置に該筒体部37Aを閉塞する如(
形成された円板状の弁座部37Cと、逆止弁40を該弁
座部37Cとの間に挟持するために筒体部37Aの内周
面で他側寄り端面37B近傍に突出形成された複数個の
係止片37D、37D、・・・とかうなっている。そし
て、該筒体部37Aの他端部には弁座部37Cの両面側
に開口するように他側寄り端面37Bから切欠き状の通
気路38゜38が対向して形成され、また、弁座部37
G中央には筒体部37Aの軸方向一側と他側を連通ずる
通気孔39が穿設されている。かくして、筒状弁座部材
37は筒体部37A、弁座部37C1複数個の係止片3
7D、37D、・・・、一対の通気路38.38及び通
気孔39とから構成されている。
次に、40は筒状弁座部材37の内径とほぼ等しい外径
を有する円板状の逆止弁で、該逆止弁40の中央には通
気孔39より大径で環状シート部35より小径の「Ω」
状溝40Aが形成され、該「Ω」状溝40Aより外周部
が環状弁体40Bになり、内側部が通気孔39を開閉弁
する逆止弁体40Cになっている。そして、該逆止弁4
0の周縁は環状シート部35と対面するように筒状弁座
部材37の弁座部37Cと各係止片37Dとの間に係止
されており、後述するばね43のばね力によって環状シ
ート部35に常時は圧接されている。
41は筒状弁座部材37より吸着室9側に位置して押挿
装部34に嵌合され、段部34 Aと止め輪42によっ
て固定されたオリフィス板で、該オリフィス板41には
オリフィス41Aが形成されている。43は前記オリフ
ィス板41と筒状弁座部材37の弁座部37Cとの間に
張設された圧縮ばねで、該ばね43のばね力により筒状
弁座部材37は環状シート部35側に常時付勢され、逆
止弁40は環状シート部35に圧接されている。そして
、該ばね43は筒状弁座部材37.環状シート部35お
よび逆止弁40等と共に、エアドライヤ100側を所定
の残圧状態に保持する残圧弁44を構成している。
第2の従来技術によるエアドライヤは上述の如き構成を
有するもので、次に、その作動について述べる。
まず、車高を上昇させる場合には、排気弁110を閉弁
してコンプレッサ90からの圧縮空気をドライヤケース
31内に導き、吸着室9内で水分の吸収と乾燥を行う。
その後、オリフィス41Aを通って通気孔39内に流入
した圧縮空気は逆止弁40の逆止弁体40Gを開弁じ環
状シート部35側に流入する。なお、開弁した逆止弁体
40Cは各突起36に当接するようにしたから、通気口
33が該逆止弁体40Cによって閉塞されるのを防止で
きる。そして、環状シート部35内に流入した圧縮空気
は、通気口33を介してエアレベライザ100に供給さ
れ、車高を上昇させる。
逆に車高を下降させる場合には、排気弁110を開弁じ
、エアドライヤ100内の圧縮空気を通気口33からド
ライヤケース31内に導く。この場合には、筒状弁座部
材37の通気孔39は逆止弁体40Cによって閉弁され
るから、圧縮空気は所定圧に達するまでばね43のばね
力に抗して筒状弁座部材37をオリフィス板41側に押
動する。この結果、逆止弁40の環状弁体40Bが環状
シート部35から離座し、圧縮空気は環状弁体40Bと
環状シート部35との間から各通気路38を介して筒状
弁座部材37の一側に流入し、オリフィス41Aによっ
て減圧された後、吸着室9内に入る。この時、エアレベ
ライザ100かも吸着室9内に流入する圧縮空気は乾燥
しており、吸着室9内は大気圧近(まで減圧されるから
、吸着剤12、フィルタエレメント11に吸着されてい
た水分は除去され、これら吸着剤12、フィルタエレメ
ント11の再生が行われる。しかる後、圧縮空気は通気
口4を介して排気弁110から外部に放出される。
【発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術のエアドライヤ1をコンプ
レッサ90に一体化してなるコンプレッサ、エアドライ
ヤ組立体120のエア洩れ検査を行う場合、通常、第1
2図に示す如き検査装置が使用されている。
即ち、エアタンク等の圧気源(図示せず)と連通ずるエ
ア導管51の途中には給気バルブ52゜排気バルブ53
が設けられ、エア導管51の先端側には開閉弁54.5
5を介して検査タンク56、基準タンク57が接続され
、該検査タンク56、基準タンク57間には差圧計58
が設けられている。また、検査タンク56はエア導入管
59゜60を介してエアドライヤ1の一側、他側に接続
され、残圧弁13(44)の逆止弁体22(40C)の
前、後からエアドライヤ1内にエアを導入させるように
なっている。
そして、エア洩れ検査時には、まず、給気バルブ52.
開閉弁54.55を開弁じて、圧気源からのエアを検査
タンク56.基準タンク57およびエアドライや1内等
に導入し、これらの圧力を所定圧、例えば8.5kg/
cm”程度に保つようにして、開閉弁54.55等を閉
じ、所定時間(1分)後に検査タンク56.基準タンク
57間の差圧を差圧計58から読取ることによって、エ
ア洩れの有、無を検査する。この場合、例えば排気弁1
10が故障してエア洩れが発生したときには、例えば8
 、36kg/cm”程度までエアドライヤ1.検査タ
ンク56内の圧力が低下し、基準タンク57内は前記8
 、5kg/cm”に保たれるから、差圧計58によっ
てエア洩れを簡単に検出できる。
ところで、上述した従来技術では、エアドライヤ1と検
査タンク56との間をエア導入管59゜60を介して接
続し、エアドライヤl内で残圧弁13(44)の前、後
に圧力差が生じるのを防止するようにしているから、例
えばコンプレッサ90のシリンダヘッド91に第12図
に示す如くエア導入管59の先端を接続する必要があり
、配管作業に手間がかかるばかりでな(、シリンダヘッ
ド91とエア導入管59との間でエア洩れが発生する可
能性があり、エア洩れ検査の信頼性を向上できないとい
う欠点がある。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので
、本発明はエア洩れ検査を簡略化でき、配管作業を大幅
に簡素化できる上に、検査時の信頼性を向上できるよう
にしたコンプレッサ、エアドライヤ組立体のエア洩れ検
査方法およびこの検査方法に用いて好適なエアドライヤ
を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決するために、第1の発明の検査方法
が採用する構成の特徴は、残圧弁をその前、後の差圧が
小さいときにその前、後を連通可能とするように構成し
、エアドライヤの他側を圧気源に検査タンクを介して接
続し、該検査タンク、エアドライヤ内に所定圧のエアを
導入する工程と、コンプレッサを所定時間駆動し、前記
エアドライヤ内の前記残圧弁前、後の圧力を同圧とする
工程と、前記検査タンク内の圧力変化を検出する工程と
からなる。
また、第2の発明のエアドライヤの特徴は、逆止弁体に
弁座部との間に微小隙間を設け、前記逆止弁体の前、後
の差圧が小さいときに、該逆止弁体の前、後を微小隙間
を介して連通させるようにしたことにある。
〔作用〕
上記構成により、まず、エアドライヤの他側からエアを
導入すると、該エアドライヤの一側、他側間には残圧弁
によって比較的大きな圧力差が生じるから、この状態で
コンプレッサを駆動し、エアドライヤの一側の圧力を高
めることによって残圧弁の前、後の圧力差をな(すよう
にする。また、残圧弁の前、後の圧力差がなくなれば、
逆止弁体の前、後が微小隙間を介して連通し続けるよう
になり、エアドライヤの一側、他側間をエア洩れ検査時
に同圧状態に保持できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第7図に基づいて
説明する。なお、実施例では前述した第8図ないし第1
2図に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
而して、第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を
示している。
図中、61は筒状弁座部材37の弁座部37Cと各係止
片37Dとの間に配設され、残圧弁44の一部を構成す
る逆止弁を示し、該逆止弁61は前記第2の実施例で述
べた逆止弁40とほぼ同様に形成され、「Ω」状溝61
Aによって外周部が環状弁体61Bに、内周部が逆止弁
体61Cになっているものの、該逆止弁体61Gは段差
部6LDを介して環状弁体61Bよりも薄肉に形成され
ている。そして、該逆止弁61の逆止弁体61Cは弁座
部37Cとの間に微小隙間tを形成し、該逆止弁体61
Cの前、後の差圧が小さいときに、微小隙間tを介して
通気孔39を通気口33側に連通させるようになってい
る。また、該逆止弁体61Gは前、後の差圧が大きく、
例えば通気口33側の圧力体が高いときに、弁座部37
Cに押付けられるようにして着座し、該逆止弁体61C
の前、後を遮断するようになっている。
次に第3図中、62はエアドライヤ1の他側と検査タン
ク56との間を接続したエア同人管を示し、該導入管6
2は従来技術で述べたエア導入管60とほぼ同様に形成
され、その先端側は第1図中に示す通気口33内に螺着
されるようになっている。63は検査タンク56.基準
タンク57間を接続する接続管、64は該接続管63の
途中に設けられた開閉弁を示し、該開閉弁64は差圧計
58と並列に設けられ、検査タンク56と基準りンク5
7との間に温度変化による圧力差が生じるのを防止すべ
く、エア洩れ検査時に開閉されるようになっている。
本実施例によるエアドライヤおよびエア洩れ検査装置は
上述の如き構成を有するもので、次にそのエア洩れ検査
方法について第3図を参照して説明する。
まず、エアドライヤlの他側にエア導入管62の先端を
接続して、エアドライヤl、コンプレッサ90等からな
る組立体120内にエアを導入する工程では、給気バル
ブ52.開閉弁54.5564を開き、圧気源から検査
タンク56.基準タンク57およびエアドライヤ1内等
に、例^ば8 、5kg/cm”程度のエアを導入する
。この場合、エアドライヤ1内には残圧弁44が設けら
れ、該エアドライヤ1の他側、即ちエア導入管62側の
圧力を所定の残圧状態に保持しようとするから、エアド
ライヤ1の吸着室9およびシリンダヘッド91内等の圧
力は例えば7.4kg/cm”程度となり、エアドライ
ヤlの一側、他側間には1.1kg/cが程度の圧力差
が生じる。
そこで、次のコンプレッサ駆動工程では、例久ば4秒程
度の間だけコンプレッサ90を駆動し、シリンダヘッド
91およびエアドライヤ1の吸着室9内の圧力を上昇さ
せ、前記圧力差をなくすようにする。そして、例えばO
11〜0.5kg/cm”程度間でこの圧力差が小さ(
なると、逆止弁体61Cは第1図中に示す如く弁座部3
7Cとの間に微小隙間tを介在させるようになり、該逆
止弁体61Cはこの微小隙間tを介してその前、後を連
通させ、エアドライヤ1の吸着室9およびシリンダヘッ
ド91内等は検査タンク56内と同様に8.5kg/c
が程度の圧力となる。
次に、この状態で開閉弁54.55を閉じ、例えば19
程度の所定時間が経過した後に、開閉弁64を閉じる。
これは検査タンク56.基準タンク57内にエアを導入
する際、これらのタンク56.57内は一時的に温度上
昇し、その後に温度が降下したときにタンク56.57
間に圧力のアンバランスが生じると、エア洩れ検査を正
確に行えない。そこで、例えば19程度の経過時間を待
って開閉弁64を閉じ、タンク56.57間の温度変化
による圧力のアンバランスを防止するようにしている。
そして、開閉弁64を閉じた後に、例えば19程度の所
定時間を待って検出工程を行い、検査タンク56と基準
タンク57との間に差圧が生じたか否かを差圧計58に
より検出し、例久ば排気弁110等からのエア洩れの有
、無を検査する。この場合、エア洩れの発生時には検査
タンク56内が、例えば8 、36kg/cm”程度ま
で圧力が低下し、基準タンク57内は8 、5kg/a
m”程度であるから、両者の差圧を差圧計58によって
確実に読出すことができる。次に、検査を終了した時点
で開閉弁54.55.64を開弁すると共に、排気バル
ブ53を開弁じて、タンク56.57内からエアを排気
し、エア導入管62をエアドライヤ1の他側から取外す
か(して、本実施例によれば、逆止弁61の逆止弁体6
1Cを段差部61Dを介して薄肉に形成し、該逆止弁体
61Cの前、後の圧力差が小さいときに、該逆止弁体6
1Cと弁座部37Cとの間に微小隙間tを介在させるよ
うにしたから、エア洩れ検査時にエアドライヤ1の他側
からエアを導入し、その後コンプレッサ90を所定時間
作動させるだけで、エアドライヤ1の前、後に圧力差が
残圧弁44によって生じるのを防止でき、エア洩れ検査
を簡単に実行ですることができる。
そして、従来技術で用いているエア導入管S9を不要に
でき、この導入管59用の接続部をシリンダヘッド91
等に設ける必要がなくなり、例えばシリンダヘッド91
の気密性を高めることができる上に、配管作業を簡素化
することができ、検査時の信頼性を大幅に向上させるこ
とができる。
また、当該エアドライヤ1をエアドライヤ100等に接
続して、車両に実装した場合には、排気弁110を開い
たときに逆止弁体61Cの前後に大きな圧力差が生じる
から、該逆止弁体61Gを弁座部37Gに確実に着座さ
せることができ、残圧弁44に本来の残圧保持作用を与
えることができる等、種々の効果を奏する。
次に、第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例の特徴は、逆止弁71の逆止弁体71Cに
微小突起71D、71Dを設け、該微小突起71Dによ
って逆止弁体71Cと弁座部37Gとの間に微小隙間t
を介在させるようにしたことにある。ここで、該逆止弁
71は前記第2の従来技術で述べた逆止弁40とほぼ同
様に形成され、「Ω」状溝71Aの外周部は環状弁体7
1Bとなっている。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記第
1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることがでへる。
次に、第6図および第7図は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例の特徴は、逆止弁体81の薄肉弁部81A
TO弁座部14Bとの間に微小隙間tを介在させるよう
にしたことにある。ここで、該逆止弁体81は前記第1
の従来技術で述べた逆止弁体22とほぼ同様に形成され
るものの、該逆止弁体81の中央部側は環状段部81B
となり、該環状段部81Bの外周側に薄肉弁部81Aが
環状に形成されている。
か(して、このように構成される本実施例でも、前記各
実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記第3の実施例では、逆止弁体81に中央部側
の環状段部81Bよりも薄肉の薄肉弁部81Aを形成し
、該薄肉弁部81Aと弁座部14Bとの間に微小隙間t
を介在させるものとして述べたが、これに替えて、逆止
弁体81を前記第1の従来技術で述べた逆止弁体22と
同様に環状平板状に形成し、その外周端側に前記第2の
実施例で述べた各微小突起71Dと同様の微小突起を形
成するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したとおり本発明によれば、エアドライヤの他
側からエアを導入し、コンプレッサを所定時間駆動して
、エア洩れ検査を行うようにしたから、従来技術の如く
エアドライヤの一側、他側に外部からエアを導入する必
要がなくなり、配管作業を簡素化でき、信頼性の高い検
査を行うことができる。また、逆止弁体と弁座部との間
に微小隙間を介在させるから、検査時には逆止弁体の前
、後の差圧をな(すことができ、エア洩れ検査の精度を
高めることができる上に、実装時には逆止弁体を閉弁さ
せて、残圧弁に残圧保持作用を確実に与えることができ
る等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は残圧弁の縦断面図、第2図は逆止弁を示す斜視図
、第3図はエア洩れ検査装置の全体図、第4図および第
5図は第2の実施例を示し、第4図は逆止弁等の縦断面
図、第5図は逆止弁の正面図、第6図および第7図は第
3の実施例を示し、第6図は残圧弁の縦断面図、第7図
は逆止弁体の斜視図、第8図は第1の従来技術を示すエ
アドライヤの縦断面図、第9図ないし第11図は第2の
従来技術を示し、第9図はエアドライヤの縦断面図、第
10図は筒状弁座部材の斜視図、第11図は逆止弁の正
面図、第12図は従来技術のエア洩れ検査装置を示す全
体図である。 1・・・エアドライヤ、2.31・・・ドライヤケース
、9・・・吸着室、13.44・・・残圧弁、14B。 37C・・・弁座部、51・・・エア導管、52・・・
給気バルブ、56・・・検査タンク、57・・・基準タ
ンク、58・・・差圧計、61.71・・・逆止弁、6
1c。 71C,81・・・逆止弁体、62・・・エア導入管、
90・・・コンプレッサ、100・・・エアドライヤ、
110・・・排気弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コンプレッサの吐出側にエアドライヤの一側を接
    続し、該エアドライヤ内にその他側の圧力を所定の残圧
    状態に保持する残圧弁を設けてなるコンプレッサ、エア
    ドライヤ組立体のエア洩れ検査方法であって、前記残圧
    弁はその前、後の差圧が小さいときにその前、後を連通
    可能とするように構成し、前記エアドライヤの他側を圧
    気源に検査タンクを介して接続し、該検査タンク、エア
    ドライヤ内に所定圧のエアを導入する工程と、前記コン
    プレッサを所定時間駆動し、前記エアドライヤ内の前記
    残圧弁前、後の圧力を同圧とする工程と、前記検査タン
    ク内の圧力変化を検出する工程とからなることを特徴と
    するコンプレッサ、エアドライヤ組立体のエア洩れ検査
    方法。
  2. (2)一側がコンプレッサに接続され、他側が空圧機器
    に接続されるドライヤケースと、該ドライヤケース内に
    形成された水分の吸着室と、前記ドライヤケース内に設
    けられ、前記空圧機器側の圧力を所定の残圧状態に保持
    する残圧弁と、該残圧弁に設けられ、前記一側から空圧
    機器に向かってエアが流通するのを許し、常時は弁座部
    に着座する逆止弁体とからなるエアドライヤにおいて、
    前記逆止弁体には弁座部との間に微小隙間を設け、前記
    逆止弁体の前、後の差圧が小さいときに、該逆止弁体の
    前、後を微小隙間を介して連通させる構成としたことを
    特徴とするエアドライヤ。
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