JPH03158187A - 洗たく機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、全自動槽と洗い槽とを並設した洗たく機に関
するもので、洗い槽から全自動槽へ移動した衣類を脱水
する際、アンバランスによる脱水起動不良を解消するも
のである。

〔従来の技術〕

全自動槽、すなわち給水−洗い一排水一すすぎ−脱水の
全工程を自動的に行うものと、洗い槽、すなわち脱水工
程を除いた給水−洗い一排水一すすぎまでの工程をそれ
ぞれ単独、あるいは自動的に行うものとを並設した洗た
く機が、例えば特公昭６３−６６２３２号公報で先に提
案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

この全自動槽と洗い槽とを並設した洗たく機は、色物と
白物等の洗たく物を別々に、しかも同時に洗うことので
きる同時分は洗いや、洗たく物を洗い検測で先に洗い、
洗い終わった洗たく物を全自動槽へ移してずすぎ→脱水
を行い、この間に再び洗い検測で次の洗たく物を洗うと
いった、いわゆる送り洗い等ができる利点がある。

ところが従来提案されているこの種の洗たく機では、送
り洗いをする際、洗い槽で洗った衣類のすすぎ→脱水工
程の内容が、（排水）→（脱水）→（給水）→（すすぎ
）→（脱水）となっているため、移動した衣類が全自動
槽内で片寄った場合、脱水起動時に全自動槽の振れが大
きくなって、振れ検出スイッチが作動し、脱水ができな
くなるという基本的な欠点があった。このため、使用者
が衣類のアンバランスをいちいち修正しなければならな
いばかりか、振れ検出スイッチが作動したのを知らずに
洗たく機を離してしまい、洗たく終了時分に戻ると、す
すぎ以降の工程が進んでいないため、再びやり直しとい
う、大変使い勝手の悪い洗たく機であった。

本発明の目的は、前記のような欠点を解消し、使い勝手
の良い洗たく機を提供する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的は、全自動槽に設けたすすぎ−脱水の工程の内
容を、（給水）→（バランス攪拌）→（排水）→（脱水
）→（すすぎ）→（排水）→（脱水）とし、すすぎ工程
の当初に給水して布の片寄りを防止するバランス攪拌を
設けることにより達成される。

〔作用〕

これにより、全自動槽へ移した布が片寄っても、給水し
て、この片寄りをほぐすバランス攪拌を実行することに
より、布の片寄りがほぐれ、次の工程で脱水を行っても
、振れ検出スイッチが作動して脱水不能となることは無
くなる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図に於て、給水→洗い→排水→脱水→給水→すすぎ
→排水→脱水まで、全自動洗たく機の一連の工程を行う
全自動槽１と、給水、洗い、排水。

すすぎの各工程を各々単独又は自動で行う非全自動の洗
い槽２が並設され、ベース３に戟Ｉされ、これら２つの
槽を外包する外枠４及び、外枠４の上方に載置された操
作パネル５等により洗たく機が構成されている。

第２図に於て、全自動検測は、複数のつり捧６により弾
性的に吊下げられており、内部にはその底部にパルセー
タ（１）７が回転自在に軸支され、側壁に多数の透孔を
有する内槽８が設けられ、内槽８を外包する外槽９の底
部に固定されたクラッチ１０により回転自在に軸支され
ている。また内槽８の上方には、脱水時のアンバランス
を抑制するバランサー１１が固定され、その内部に液体
１２が封入されている。一方、クラッチ１０の下方には
、従動プーリ（１）１３が軸支され、同じく外槽９底部
に固定されたモータ（１）１４の下方に軸支された駆動
プーリ（１）１５とベルト（１）１６により連結され、
洗たく、すすぎ、脱水時の駆動を行うよう構成されてい
る。

次に、全自動槽１と並設された洗い槽２には。

その底部に軸受１７が固定され、これにパルセータ（２
）１８が軸支されている。また軸受１７の下方には、従
動プーリ（２）１９が同じく軸支され、前記ベース３上
に防振支持されたモータ（２）２０の上方に軸支された
駆動プーリ（２）２１とベルト（２）２２により連結さ
れ、洗い、すすぎの駆動を行うようになっている。また
洗い槽２のコーナー部には溢水口２３が構成され、注水
すすぎ時の溢水を行うようになっている。

更に、ベース３上には、全自動槽１の外槽９底部に設け
られ、電気的に弁の開閉を行う排水弁（１）２４から配
管された内部排水ホース（１）２５及び、同じように洗
い槽の底部に設けられた排水弁（２）２６から配管され
た内部排水ホース（２）２７の２本のホースを合流させ
るＹ字管２８が固定され、これから機外へ外部排水ホー
ス２９が配管されている。

一方、前記外槽９の外方には、大きなアンバランスで洗
たく機本体が移動したり、脱水時の騒音が太き（なった
りしないよう、外槽９の振れが規定以上になるとこれに
接触して脱水起動用も兼ねたモータ（１）１４への通電
を断つ振れ検出スイッチ３０が設けられている。

以上の構成に於て動作を説明すると、まず全自動槽１に
布を入れて、運転をスタートさせると、第４図に示すよ
うな工程で運転が進行する。この洗たく機は、全自動槽
１と洗い槽２が並設されているため、全自動槽１の運転
中に、洗い槽２内で次の洗たくを行うことができる、い
わゆる同時進行や、洗たく物を洗い槽２側で先に洗い、
洗い終わった洗たく物を、全自動槽１側へ移し、すすぎ
→脱水を行い、この間洗い槽２内で、洗たく液やすすぎ
液を再利用して次の洗たくができる、いわゆる送り洗い
ができる便利な洗たく機である。

しかし従来のこの種の洗たく機では、洗い槽２側で洗い
を行った衣類を全自動槽１ですすぎ−脱水を行う場合、
すすぎの当初の工程が排水、次に脱水となっているため
、内径の大きな全自動槽１内へ片側って投入された衣類
が当初の脱水工程でアンバランスとなって脱水起動が不
能となってしまう。この確率は、洗たく槽と脱水槽を並
設した２槽式洗たく機の脱水槽よりも内径が格段に大き
いため、高くなる。

しかるに本発明では、第４図に示すように、すすぎ−脱
水工程の当初に、給水して衣類の片寄りを修正するバラ
ンス攪拌が第３図に示す操作パネル５の操作部３１の内
部に設けられたマイクロコンピュータにプログラミング
されているため、従来の洗たく機のように、いちいち片
寄りを手で修正したり、また、振れ検出スイッチ３０が
作動する際、外槽９が外枠４にぶつかって大きな音を発
生させたり、はなはだしい場合は洗たく機本体が移動し
たりするという欠点を解消することができる。又、全自
動槽１へ布を移動し、洗たく機から離れても、順次次の
工程へ進行するため、従来の洗たく機のように、戻って
みると脱水不能で洗たくが中断していたというような煩
しさも解消することができる。

尚、バランス撹拌時のパルセータ（１）７の反転時限は
、短サイクルにする程良い結果が実験的に確認されてい
る。又、すすぎ−脱水工程中のすすぎ工程の最後に、バ
ランス撹拌が設けられているのは言うまでも無い。

又、バランス撹拌を行うため、給水の工程が１回追加と
なるが、この工程は本質的にためすすぎの工程を兼ねる
ため、以降のすすぎ工程がその分省略され、実質的な水
の消費量は変わらない。

〔発明の効果〕

以上述べて来たように、本発明によれば、全自動槽と洗
い槽とを並設した洗たく機に於て、洗い槽で洗いのみを
行い、全自動槽ですすぎ→脱水を行う際、移動した衣類
がアンバランスとなって脱水起動不能となる欠点が解消
されるため、使い勝手の良い洗たく機を提供することが
できるゆ

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す洗たく機の斜視図、第
２図は同じく一実施例を示す洗たく機の縦断面図、第３
図は同じく操作パネルの平面図、第４図は全自動槽のす
すぎ一説木工程の内容を示した図である。 １・・・全自動洗たく槽（全自動槽）、２・・非全自動
洗たく槽（洗い槽）、３０・・・振れ検出スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、給水−洗い−排水−すすぎ−脱水の全工程を自動的
   に行う全自動洗たく槽（以下全自動槽と呼ぶ）と、給水
   −洗い−排水−すすぎまでの工程をそれぞれ単独、ある
   いは自動的に行う非全自動洗たく槽（以下洗い槽と呼ぶ
   ）とを並設し、洗い槽で洗った衣類のすすぎから脱水を
   全自動槽で行う「すすぎ−脱水」コースを有する洗たく
   機に於て、すすぎ−脱水の工程のすすぎ工程の当初に、
   全自動槽内に水をためて衣類の片寄りを修正するバラン
   ス攪拌工程を設けたことを特徴とする洗たく機。