JPH03158140A - Ｘ線ｃｔ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、Ｘ線管および検出器を備えた回転部材が、
固定された寝台に沿って移動するＸ線ＣＴ装置に関する
。

（従来の技術） 第３図は、従来のＸ線ＣＴ装置の側面図である。

Ｘ線管および検出器を備え、中央に空洞部を有する架台
（ガントリーという）３１が設置されている。また、こ
のガントリー３１の前方（図中左）には、寝台３３が配
置されている。

寝台３３の上面には天板３５が、寝台３３に沿って前後
方向（図中左右方向）に移動可能なように設けられてい
る。さらに、天板３５には、被検体３７が載置されてい
る。

天板３５に載置された被検体３７の腹部などを撮影する
際には、天板３５をガントリー３１の空洞部へ挿入し、
さらに、ガントリー３１の外側へ突き出して撮影してい
る。

しかしながら、天板３５の強度には制限があり、天板３
５の移動範囲に限度がある。このため、図のような被検
体３７の載置状態では下肢などを撮影することができな
い。

そこで、被検体３７の下肢などを撮影する際には、被検
体３７の載置方向を反対にして撮影しなければならない
。

（発明が解決しようとする課題） このように、被検体の載置方向を反対にしなければなら
ないため、反対にするまでの無駄な待ち時間が費やされ
る。これにより、撮影処理速度が向上しない。

また、天板を前後方向に移動させるため、天板が移動可
能な広範囲の設置領域が必要である。

そこでこの発明は、このような従来の事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、撮影処理速
度を向上させ、最小限の設置領域で済むＸ１１ＣＴ装置
を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成させるため、この発明は、固定された寝
台と、Ｘ線管および検出器を備えた、前記寝台を包囲す
るように配置された回転部材とを設け、この回転部材を
前記寝台の前後方向に移動可能に設置している。

（作用） 上記構成において、この発明は、寝台を固定し、寝台を
包囲する回転部材を寝台に沿って移動可能としている。

（実施例〉 以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。

第１図（Ａ）は、この発明のＸ＆ＩＩＣＴ装置に係わる
一実施例を示す側面図、同図（Ｂ）は、その長手方向の
断面図である。

寝台１は固定されており、この寝台１の下部は空洞とな
っている。

寝台１の上部には、被検体３が載置されており、この被
検体３と寝台１を包囲するように、ドーナツ状の回転部
材５が設置されている。さらに、この回転部材５は、可
動台７に連設されている。

回転部材５の上部にはＸ線管９が取り付けられており、
下部には検出器１１が設けられている。

可動台７の側面には、回転部材５を回転させるための回
転用モーター１３が備えられている。そして、この回転
用モーター１３の先端の回転部分と回転部材５との間に
は、回転用ベルト１５が巻架されている。

可動台７には車輪１７が回転可能に取り付けられており
、可動台７および車輪１７は寝台１が固定されている床
に埋設されている。

寝台１の一端の下方には、可動台７を寝台１の前後方向
（図中左右方向）に移動させるための駆動用モーター１
９が設置されている。

駆動用モーター１９の先端には回転プーリ２１が軸止さ
れている。

二の回転プーリ２１と寝台１の一端の床に埋設された滑
車２３ａとの間には、駆動用ベルト２５が巻架されてい
る。

寝台１の他端の床には、滑車２３ｂが埋設されており、
滑１！２３ａと滑車２３ｂとはベルト２７によって連結
されている。

車輪１７は、このベルト２７に歯合されており、ベルト
２７の移動にともなって車輪１７は前後に移動する。

可動台７には、その寝台１の高さの位置に、被検体３の
撮影する位置を設定する位置決め機構２９が設けられて
いる。

第２図は、この位置決め機構２９の要部の説明図である
。

位置決め機構２９は、エンコーダ２９ａおよび駆動用モ
ータードライバ２９ｂから構成されている。

エンコーダ２９ａには、寝台１に設けられた溝と歯合す
る歯車が取り付けられており、この歯車の回転数によっ
て可動台７を移動させるべき移動量を駆動用モータード
ライバ２９ｂに与えている。

駆動用モータードライバ２９ｂは、エンコーダ２９ａよ
り与えられた情報に基づいて駆動用モーター１９を駆動
させる電力を供給する。

このように、この発明の一実施例は構成されており、次
にこの発明の詳細な説明する。

被検体３の特定の箇所を撮影する際には、まずエンコー
ダ２９ａによって現在の可動台７の位置が読み取られ、
この情報が駆動用モータードライバ２９ｂに送出される
。

Ｘ線管９および検出器１１が撮影する箇所に来てないと
きは、駆動用モータードライバ２９ｂから駆動用モータ
ー１つへ電力が供給され、駆動用モーター１９が駆動す
る。

これにより、駆動用モーター１９の先端の回転プーリ２
１が回転し、駆動用ベルト２５を介して滑車２３ａが回
転する。

滑車２３ａの回転に伴ってベルト２７が移動し、車輪１
７が回転する。この結果、可動台７が移動し、エンコー
ダ２９ａの歯車が回転する。

歯車の回転数によって可動台７の移動量が読み取られ、
この移動量に応じた情報が駆動用モータードライバ２９
ｂへ出力される。

Ｘ線管９および検出器１１が撮影する箇所に来ると、エ
ンコーダ２９ａからは電力の供給を停止するよう、駆動
用モータードライバ２９ｂへ指示がなされる。

これにより、駆動用モーター１９の駆動が停止し、可動
台７の移動も停止される。

可動台７が停止した後、Ｘ線管からのＸ線曝射によって
被検体３の断層撮影が行われる。

このように、Ｘ線管９および検出器１１が備えられた回
転部材５が、寝台１に沿って前後移動するＸ線ＣＴ装置
では、寝台１の長さだけの設置領域でＸＩＣＴ装置を設
置することができる。また、被検体３の下肢を撮影する
場合も、被検体３は方向を変える必要がない。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、この発明によるＸ線ＣＴ装置
であれば、被検体の載置方向を変えずに被検体の全身を
撮影できるので撮影処理速度を向上させることができる
。

また、寝台が固定しているため、Ｘ線ＣＴ装置の設置領
域を最小限にすることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）はこの発明のＸＩＩＣＴ装置に係わる一実
施例の側面図、第１図（Ｂ）はその長手方向の断面図、
第２図は第１図における位置決め機構の要部の説明図、
第３図は従来のＸ線ＣＴ装置の側面図である。 １・・・寝台　　　　　　　　３・・・被検体５・・・
回転部材　　　　　　７・・・可動台９・・・Ｘ線管　
　　　　　１１・・・検出器第１図（Ａ） 纂２図 第３Ｂ −喝：；　コ　図（Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　固定された寝台と、 Ｘ線管および検出器を備えた、前記寝台を包囲するよう
   に配置された回転部材とを設け、 この回転部材を前記寝台の長手方向に移動可能に設置し
   たことを特徴とするＸ線ＣＴ装置。