JPH03156227A

JPH03156227A - 空気調和機の室外機

Info

Publication number: JPH03156227A
Application number: JP16194790A
Authority: JP
Inventors: Taro Sekimoto; 関本　太郎; Yoshiaki Tanimura; 佳昭谷村
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-08-09
Filing date: 1990-06-20
Publication date: 1991-07-04
Anticipated expiration: 2013-08-06
Also published as: JP2784084B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、空気調和機の室外機に関し、特にファンの
空気吹出側に前面板を設けて空気の流れ方向を変えるよ
うにした室外機に関するものである。

（従来の技術〕第１４図は例えば実開昭６３−１４４５２０号公報に示
された従来のファンの吹出側に前面板を設けた空気調和
機の室外機を上方から見た断面図であり、空気調和機の
室外機の内部構成を示している。図において、１はキャ
ビネット、２は圧縮機、３は圧縮機２より発生した騒音
を遮断するための防音壁、４は圧縮機２等を設置した機
械室、５は熱交換器、６は熱交換器５と対向した位置に
設けられた空気の吸込グリル、７は軸流ファン、８は軸
流ファン７を回転駆動させるファンモータ、９は軸流フ
ァン７を取り囲むように設けられた円環状のベルマウス
、１０は軸流ファン７の空気吹出側に位置し軸流ファン
７の回転軸に沿った空気の流れ方向を変える前面板で、
軸流ファン７以上の面積を有している。！１は熱交換器
５、吸込グリル６、軸流ファン７、ファンそ一タ８．ベ
ルマウス９、前面板１０を有したファン室で、機械室４
はこのファン室１１の側面側に位置している。

次に動作について説明する。第１５図は上記結成の空気
調和機の室外機を地面等の固定台上に設置した状態を示
したものである。ファンモータ８の駆動により軸流ファ
ン７が回転すると、外部の空気がＡ方向から吸込グリル
６を通してキャビネット１内に吸込まれる。この空気は
、熱交換器５で熱交換された後、軸流ファン７の回転軸
に沿って流れ、前面板１０に当る。そして、前面板１０
でＢ方向（軸流ファン７の半径方向）に流れ方向が変え
られ、下側に吹出された空気はさらに地面等の固定台に
当たり、その一部はＣ方向に流れて上記六方向に流れて
いる空気と合流する。このＣ方向の流れはショートサイ
クルと呼ばれ、再び吸込グリル６からキャビネット１内
に吸込まれる。

（発明が解決しようとする３題〕従来の空気調和機の室外機は以上のように構成されてお
り、ファンの回転軸に沿った空気の流れを前面板によっ
てファンの半径方向（回転方向）に変えているので、下
側に向って流れた空気の一部が再び吸込側に向うショー
トサイクルが発生し、性能が低下するという問題点があ
った。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、ショートサイクルの発生を防止し、性能が
低下することなく、また設置スペースの小さな空気調和
機の室外機を得ることを目的としている。

（！１題を解決するための手段）この発明に係る空気調和機の室外機は、ファンモータに
より駆動されるファンと、このファンの空気吹田側に位
置し該ファンの回転軸に沿った空気の流れ方向を変える
前面板を設置したファン室とを備えた空気調和機の室外
機において、前記前面板のファン側の面に周囲部が円錐
状に傾斜した円錐台を設けると共に、前記ファンを取り
囲む円環状のベルマウスの内周面を前記円錐台の傾斜面
と平行に形成し、ファンの回転軸に沿った空気の流ね方
向を外側に向う斜め方向に変えるように構成したもので
ある。

また、この発明に係る空気調和機の室外機は、ファンモ
ータにより駆動されるファンと、このファンの空気吹出
側に位置し該ファンの回転軸に沿った空気の流れ方向を
変える前面板を設置したファン室と、圧縮機等を設置し
た機械室とを備えた空気調和機の室外機において、前記
ファン室の下方に前記機械室を設けると共に、前記ファ
ン室内のファンの空気吸込側後方及び左右両側に熱交換
器を配置し、空気を三方向から吸込むように構成したも
のである。

また、この発明に係る空気調和機の室外機は、ファンモ
ータにより駆動されるファンと、このファンの空気吹出
側に位置し該ファンの回転軸に沿った空気の流れ方向を
変える前面板を有した空気調和機の室外機において、前
記ファンを収納した箱状の室外機本体の底面の下側に空
気の流れを遮蔽する遮風板を設けたものである。

（作　用）この発明の空気調和機の室外機においては、ファンを通
過した空気が円錐台の周囲部の傾斜面とこれと平行に形
成したベルマウスの内周面との間から斜め外側に向って
流れ、吹出された空気が反射して吸込側に戻ることはな
い。

また、この発明の他の空気調和機の室外機においては、
ファンを通過した空気が前面仮によりファンの半径方向
釘流れを変えられ、この空気の流れはファン室下方に配
置された機械室により遮られるので、吸込側に戻ること
はない。

また、この発明の他の空気調和機の室外機においては、
ファンを通過して前面板によりファンの半径方向に変化
した空気の流れは、室外機本体の下側に設けられたＩ！
！風板により遮られ、吹出された空気が再び吸込側に戻
ることはない。

〔実施例〕

第１図はこの発明の第１実施例を示す断面図であり、第
１４図と同一符号は同一構成部分を示している。図にお
いて、ｌは空気調和機の室外機全体のキャビネット、２
は圧縮機、３は圧縮機２の騒音を遮断する防ｆｆ壁、４
は圧縮機２等を設置した機械室、５は熱交換器、６は空
気の吸込グリル、７はファンモータ８により駆動される
軸流ファン、９は軸流ファン７を取り囲む円環状のベル
マウス、１０は軸流ファン７の空気吹出側に位置し軸流
ファン７の回転軸に沿った空気の流れ方向を変える前面
板て、細流ファン７以上の面積を有している。１１は軸
流ファン７と前面板１ｏを設置したファン室、１２は前
面板１ｏのファン側の面に設けられた円錐台で、周囲部
が円錐状に傾斜した傾斜面１２ａとなっており、上記ベ
ルマウス９の内周面９ａはこの傾斜面１２ａと平行に形
成されている。そして、この円錐台１２とベルマウス９
の間から空気を吹出すことにより、上記軸流ファン７の
回転軸に沿った空気の流れ方向を外側に向う斜め方向に
変えるようになっている。

次に動作について説明する。第２図は第１図の室外機を
地面等の固定台上に設置した状態を示したものである。

軸流ファン７が回転すると、Ａ方向から吸込グリル６を
通してキャビネット１内に空気が吸込まれる。この空気
は、熱交換器５を通過した後、軸流ファン７の回転軸に
沿フて流れ、前面板１０に設けられた円錐台１２に当た
る。そして、軸流ファン７の半径方向に向って流れるが
、円錐台１２の傾斜面１２ａとベルマウス９の内周面９
ａとの間から斜め前方のＢ方向に向って吹出される。こ
のため、吹出された空気が反射して再び吸込まれること
はなく、ショートサイクルの発生が防止される。また、
空気調和機としての性能も低下することはなく、設置ス
ペースも小さなものとなる。

一般に、吹田側に前面板ｌＯを設けてファンの半径方向
に空気を吹出し、設置スペースの低減を図ると共に、熱
交換を伴う空気の流れを持つ送風機においては、熱交換
された空気が再び吸込まれるショートサイクルにより熱
交換効率が悪くなり、空気調和機の性能低下につながる
が、本実施例では上述のように、六方向から吸込まれた
空気は吹出側の前面板１０のファン側に設けられた円錐
台１２とこれに平行な吹出側形状を持つベルマウス９に
よってＢ方向の斜め前方へ吹出されるために、ショート
サイクルを起こさないので空気調和機の性能を低下させ
ることがないと共に、設置スペースの低減を実現できる
。

第３図はこの発明の第２実施例を示す断面図である。」
ユニ実施例では軸流ファン７を使用したが、この実施例
では斜流ファン１３を使用している。この斜流ファン１
３を使用することにより、更に斜め前方への吹出しを促
進させることができる。

第４図はこの発明の第３実施例を示す断面図である。こ
の実施例は、前面板１０の斜流ファン１３側の面に多孔
質層を有する多孔質構造体にて形成した円錐台１４を設
けたもので、周囲部には傾斜面１４ａが形成されている
。この円錐台１４は、層の厚さ方向あるいは層の面方向
に連続的に比重が変化した多孔質層を有しており、この
多孔′Ｒ構造体の円錐台１４を使用することにより、吸
込側及び吹出側の騒音を低減することができる。

第５図は上記円錐台１４の構造を模式的に示す断面図で
ある。図中、１５は比重の大きい融合層、１６は比重の
小さい多孔質層、１７はそれらの中間の比重を持つスキ
ン層で、スキン層１７は例えば厚さ１００ミクロン以下
の融合層となっている。

第６図はこの発明の第４実施例を示す断面図で、室外機
を側面から見た断面を示し、第１図と同一符号は同一構
成部分を示している。この実施例では、ファン室１１の
下方に圧縮機２等を設置した機械室４を設けており、フ
ァン室１１の底面１１ａは圧縮機２の騒音を遮断する防
音壁を兼ねた構成となっている。また、ファン室１１の
軸流ファン７の空気吸込側後方及び左右両側にコ字状に
形成した熱変換器１８を配置し、空気を三方向から吸込
むように構成している。

次に第６図の実施例の動作について説明する。

第７図は第６図の空気調和機の室外機を上方から見た断
面図である。軸流ファン７が回転すると、Ａ、、Ａ２．
Ａ、の三方向から吸込グリル６を通してファン室１１内
に空気が吸込まれる。このため、空気の吸込状態はほぼ
均一となり、吸込側の騒音は低減される。第８図に、第
６図の空気調和機の室外機を地面等の固定台上に設置し
た状態を示す。空気の吸込みは上記のように三方向から
なされ、ファン室ｌｌ内に吸込まれた空気は熱交換器１
８を通過した後、軸流ファン７の回転軸に沿フて流れ、
吹出側にある前面板１０に当たる。

そして、軸流ファン７の半径方向に向って流れるが、Ｊ
ＩＩＩＭ室４を覆うキャビネット１の部分があるため、
ショートサイクルの発生が防止される。

従って、空気調和機としての性能も低下することはなく
、設置スペースも小さなものになると共に、吹出側の騒
音が前面板１０によって遮蔽されるので、吸込側の騒音
が吹出側より大きくなるのが防止される。

第９図はこの発明の第５実施例を示す断面図である。上
記第６図の実施例では軸流ファン７を使用したが、この
実施例ては第３図と同様斜流ファン１３を使用している
。この斜流ファン１３を使用することにより、更に吸込
み状態が良くなると共に、斜め前方への吹出しを促進す
ることができ、ショートサイクルを確実に防止すること
ができる。

また、第１０図はこの発明の第６実施例を示す断面図で
ある。この実施例は、第９図の前面板１０に代えて、斜
流ファン１３側の面に多孔質層をイｆする多孔質構造体
にて形成した前面板１９を設けたものである。この前面
板１９は、層の厚さ方向あるいは層の面方向に連続的に
比重が変化した多孔質層を有しており、この多孔質構造
体の前面板１９を使用することにより、吸込側及び吹出
側の騒音を更に低減することができる。第１１図は」二
足前面板１９の構造を模式的に示したものであり、第５
図の円錐台１４と同一の内部構成となっている。図中、
１５は比重の大きい融合層、１６は比重の小さい多孔質
層、１７はそれらの中間の比重を持つスキン層で、スキ
ン層１７は例えば厚さ１００ミリ以下の融合層となって
いる。

また、第１２図はこの発明の第７実施例を示す断面図で
あり、第２図と同一符号は同一構成部分を示している。

この実施例は、軸流ファン７を収納した箱状の室外機本
体であるキャビネット１の底面！ａの下側に空気の流れ
を遮蔽する遮風板２０を設けたものである。そして、こ
の遮風板２０は、キャビネットｌの底面１ａに蝶番等を
介して取付けられ、キャビネット１の固定位置に応じて
高さが可変となっている。

上記のように構成された室外機においては、軸流ファン
７の半径方向に向って流れる空気の一部がキャビネット
１の設置面に当って室外機前方側と室外機側とに分かれ
るが、室外ａｍに向う空気の流れはキャビネットｌの下
方の遮風板２０によフて遮られ、熱交換した空気の流れ
が再び吸込側に戻ることはなく、ショートサイクルの発
生が防止される。従って、空気調和機としての性能が低
下することはなく、設置スペースも小さなものとなる。

また、遮風板２０は、図示のように吹出側端部を蝶番等
で支持し、吸込側端部を自由端としている。このため、
輸送、運搬時には自由端をテープ等で固定することがで
きると共に、据付時にテープ等の固定具を取外せば設置
条件に合わせて高さが決定し、任意の高さに対応するこ
とができる。

第１３図はこの発明の第８実施例を示す断面図である。

この実施例は、第１２図の軸流ファン７に代えて斜流フ
ァン１３を使用したものである。

この斜流ファン１３を用いることにより、第３図の実施
例と同様、斜め前方への空気の吹出しを更に促進させる
ことができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、前面板のファン側の
面に周囲部が円錐状に傾斜した円錐台を設けると共に、
円環状のベルマウスの内周面をその傾斜面と平行に形成
したため、空気が斜め前方に吹出され、ショートサイク
ルの発生が防止され、また性能が低下することなく、設
置スペースも小さいという効果がある。また、ファン室
下方に機械室を配置すると共に、熱交換器をコの字形に
して三方向から空気を吸込むようにしたため。

吸込み流れ状態が改善され、低騒音化すると共に、ファ
ン室下方への流れが機械室のキャビネット部分によって
遮へいされるので、ショートサイクルの発生が防止され
、性能が低下することなく、設置スペースも小さいとい
う効果がある。また、ファンを収納した箱状の室外機本
体の底面の下側に遮風板を設けたため、前面板によりフ
ァンの半径方向に変化した空気の流れはこの遮風板によ
フて遮られ、同じくショートサイクルの発生が防止され
、性能が低下することなく、設置スペースも小さいとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例を示す断面図、第２図は
第１図の空気調和機の室外機の動作を示す断面図、第３
図はこの発明の第２実施例を示す断面図、第４図はこの
発明の第３実施例を示す断面図、第５図は第４図の円錐
台の構造を示す断面図、第６図はこの発明の第４実施例
を示す断面図、第７図及び第８図は第６図の空気調和機
の室外機の動作を示す断面図、第９図はこの発明の第５
実施例を示す断面図、第１０図はこの発明の第６実施例
を示す断面図、第１１図は第１０図の前面板の構造を示
す断面図、第１２図はこの発明の第７実施例を示す断面
図、第１３図はこの発明の第８実施例を示す断面図、第
１４図は従来例を示す断面図、第１５図は第１４図の空
気調和機の室外機の動作を示す断面図である。 ■・・・・・・キャビネット（室外機本体）１ａ・・・
・・・底面２・・・・・・圧縮機３・・・・・・防音壁４・・・・・・＃１誠室５・・・・・・熱交換器６・・・・・−吸込グリル７・・・・・・軸流ファン８・・・・・・ファンモータ９・・・・・・ベルマウスａ・・・・・・円周面０−−−−−・Ｉｔ仔而面１・・・・・・ファン室２・・・・・・円錐台ａ・・・・・・傾斜面３・・・・−斜流ファン４−−−−−−円錐台ａ　−”　”・傾斜面５・・・・・・融合層６−−−−−−多孔質層１７・・・・・・スキン層１８・・・・・・熱交換器１９−・・・・・前面板２０−−−−−・遮風板なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ファンモータにより駆動されるファンと、このフ
ァンの空気吹出側に位置し該ファンの回転軸に沿った空
気の流れ方向を変える前面板を設置したファン室とを備
えた空気調和機の室外機において、前記前面板のファン
側の面に周囲部が円錐状に傾斜した円錐台を設けると共
に、前記ファンを取り囲む円環状のベルマウスの内周面
を前記円錐台の傾斜面と平行に形成し、ファンの回転軸
に沿った空気の流れ方向を外側に向う斜め方向に変える
ようにしたことを特徴とする空気調和機の室外機。
（２）ファンモータにより駆動されるファンと、このフ
ァンの空気吹出側に位置し該ファンの回転軸に沿った空
気の流れ方向を変える前面板を設置したファン室と、圧
縮機等を設置した機械室とを備えた空気調和機の室外機
において、前記ファン室の下方に前記機械室を設けると
共に、前記ファン室内のファンの空気吸込側後方及び左
右両側に熱交換器を配置し、空気を三方向から吸込むよ
うにしたことを特徴とする空気調和機の室外機。
（３）ファンモータにより駆動されるファンと、このフ
ァンの空気吹出側に位置し該ファンの回転軸に沿った空
気の流れ方向を変える前面板を有した空気調和機の室外
機において、前記ファンを収納した箱状の室外機本体の
底面の下側に空気の流れを遮蔽する遮風板を設けたこと
を特徴とする空気調和機の室外機。