JPH031561Y2 - - Google Patents

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JPH031561Y2
JPH031561Y2 JP18721285U JP18721285U JPH031561Y2 JP H031561 Y2 JPH031561 Y2 JP H031561Y2 JP 18721285 U JP18721285 U JP 18721285U JP 18721285 U JP18721285 U JP 18721285U JP H031561 Y2 JPH031561 Y2 JP H031561Y2
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reinforcing bars
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jig plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は鉄筋コンクリート建築物の柱・梁用の
鉄筋を組立てて建込むための治具に関するもので
ある。
従来の技術 一般に、高層の鉄筋コンクリート建築物の躯体
では、太径の鉄筋や高強度の鉄筋を使用して鉄筋
本数を少なくし、コンクリートの充填性を良くし
て施工性を改良している。
これらの太径鉄筋や高強度鉄筋の加工・組立て
は従来の人力による施工法では無理であつて、プ
レハブ化する必要があり、このため高精度の加
工・組立工法が要求される。また、鉄筋は最終的
にはコンクリート中に打込まれてしまうので、加
工・組立段階で精度や品質の管理を十分に行つて
おく必要がある。
従来、プレハブ鉄筋構法として、第11図に示
すように枠組した型鋼10の内側に柱主筋11の
端部を番線12で結束して取付けるものがあつ
た。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の構法では、籠鉄筋の
組立て精度が不十分であつたり、取付け作業に手
間取るばかりでなく、特に芯籠鉄筋の建込みに際
しては、外周部の籠鉄筋と一体化することが困難
である等の問題点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、高精度
で高能率に組立てることのできる鉄筋建込用治具
プレートを提供することにある。
〔考案の構成〕
問題点を解決するための手段 本考案の鉄筋建込用治具は、治具本体の中央部
にコンクリート打設用の穴を形成し、該穴を囲む
ように外方に開いた溝状の主筋保持部を複数個所
に形成すると共に、該主筋保持部にセツトする主
鉄筋を固定する手段を設けたこと特微とするもの
である。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は、柱籠鉄筋の地組み作業状態を示すも
のである。
まず、建築現場のストツクヤード付近に地組み
空間を挟むように枠組足場1を組立てる。両側の
枠組足場1の間の上下位置にパイプ又は棒材2,
3を水平に差し渡しておく。
上方の棒材2は地組みする柱籠鉄筋の頭部に位
置し、第2図に示すような柱頭部治具プレート4
を取り付ける。また、下方の棒材3は柱籠鉄筋の
脚部に位置し、第3A図に示すような柱脚部上側
治具プレート5を取り付けると共に、該柱脚部上
側治具プレート5の下方の地面には柱脚部下側治
具プレート6を設置する。
上記柱頭部治具プレート4は、第2図に示すよ
うな形状をした鉄板から構成されている。即ち、
プレート本体の中央部にはコンクリート打込用の
穴4aが形成されており、該穴4aを囲むように
主筋保持部4bが形成されている。該主筋保持部
4bは四隅に4箇所と、その内側に円周状に8箇
所配置されており、いずれも外方に開いた溝状に
形成されている。
本実施例では主筋保持部4bに弧状フランジ受
片4b′が取付けられているが、必ずしも必要でな
い。
また、全部又は一部の主筋保持部4bの上記弧
状フランジ受片4b′にほぼ対向する位置にナツト
4cが固着されていて、該ナツト4cに螺着した
ボルト4dにより、セツトした主鉄筋S1を緊定す
るようになつている。
4eは吊上げフツク用穴である。
また、上記柱脚部上側治具プレート5は、第3
A図に示すように柱主筋S1(第4図参照)のうち、
円周方向に一本置きの主筋S1が通り抜けるような
穴5aを配置してあると共に、上記柱脚部下側治
具プレート5に対して圧接継手の位置を上下千鳥
状にずらせるに必要な高さ位置にセツトされてい
る。尚、第3A図及び第3B図に示す仮想円は手
筋S1の下端面が突当る位置を示している。
従つて、以上のように構成配置された各治具プ
レート4,5,6に柱主筋S1をセツトすると、円
周方向に隣接する主筋S1が柱脚部上側治具プレー
ト5と下側治具プレート6により上下千鳥状に正
確に位置決めされると共に、柱頭部治具プレート
4により確実に固定され、これにフープS2を配筋
して柱籠鉄筋を構成する。
続いて、柱頭部治具プレート4の吊上げフツク
用穴4eを介して柱籠鉄筋を吊り上げ、第5図に
示すように建物の下層階の柱籠鉄筋上に建込ん
で、その千鳥状の継手部分を自動ガス圧接機等に
より圧接する。
尚、下層階の外柱等で柱中央部に芯籠鉄筋を配
筋する場合がある。第6図は芯鉄筋用頭部治具プ
レート7を示すもので、基本的には第2図に示す
頭部治具プレート4等と同様の構成を有する。こ
の芯籠鉄筋は上記外周部籠鉄筋とは独立して同様
の方法で地組される。
地組みされた芯籠鉄筋は第7図に示すように下
層階の芯籠鉄筋上側に圧接して建込まれる。
続いて、別に地組みされた外周部籠鉄筋を上記
建込み済みの芯籠鉄筋の外側に吊り降ろし、第8
図に示すように圧接すると共に、両頭部治具プレ
ート7,8を組付けて、一体的に建込む。尚、芯
籠鉄筋の頭部治具プレート7は外周部籠鉄筋を建
込む際に、一旦取外して、外周部籠鉄筋の建込後
にその治具プレート8の上側に組付けるようにし
ても良い。
以上のようにして建込んだ柱籠鉄筋に梁鉄筋を
組み付けると共に型枠をセツトして、上記柱頭部
治具プレート4の穴4a内にコンクリート打込用
のホースを挿入して低に位置からコンクリートを
打ち込む。コンクリートが硬化したら、上記柱頭
部治具プレート4を取り外す。
第10図は、本考案の鉄筋建込用治具の別の実
施例を示すもので、治具本体8を44枚のプレート
8aと隣合うプレート8aを相互に連結するアン
グル8bとで一体的に構成している。該治具本体
8の中央部には穴8cが形成されていて、コンク
リート打設したり芯籠鉄筋用の治具をセツトし得
るようになつている。
上記プレート8aには前記柱頭部治具プレート
4と同様に外方に開いた溝状の主筋保持部8dが
形成されている。該主筋保持部8dには固定具8
eが設けられている。9は地組時に上記治具本体
8を枠組足場等に取付けるための取付杆である。
10は吊下げ用のフツクである。
〔考案の効果〕
(1) 主筋保持部を外方に開いた溝状に形成したの
で、主鉄筋を迅速且つ正確にセツトすることが
でき、籠鉄筋の組立て精度や作業能率が向上
し、コストダウンとなる。
(2) 主筋保持部にセツトする主鉄筋を固定する手
段を設けてあるので、地組み状態でそのまま吊
り上げて建込むことが出来、建込み精度並びに
作業能率が向上する。
(3) 治具本体の中央部にコンクリート打設用の穴
を形成してありので、治具を取付けた状態でコ
ンクリートを打設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は柱籠鉄筋の地組み作業状態を示す図、
第2図は柱頭部治具プレートの平面図、第3A図
は柱脚部上側治具プレートの平面図、第3B図は
柱脚部下側治具プレートの平面図、第4図は第1
図−線に沿つた端面図、第5図は柱鉄筋の建
込状態の説明図、第6図は芯鉄筋用の柱頭部治具
プレートの平面図、第7図は芯鉄筋の建込説明
図、第8図は外周鉄筋の建込説明図、第9図は第
8図−に沿つた端面図、第10図は本考案治
具の別の実施例を示す平面図、第11図は従来の
プレハブ鉄筋構法の説明図である。 1……枠組足場、2,3……棒材、4……柱頭
部治具プレート、4a……穴、4b……主筋保持
部、4b′……弧状フランジ受片、4c……ナツ
ト、4d……ボルト、4e……吊上げフツク用
穴、5……柱脚部上側治具プレート、6……柱脚
部下側治具プレート、7……芯鉄筋用頭部治具プ
レート、8……治具本体、8a……プレート、8
b……アングル、8c……穴、8d……主筋保持
部、8e……固定具、9……取付杆、10……フ
ツク、S1……主鉄筋、S2……フープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 治具本体の中央部にコンクリート打設用の穴を
    形成し、該穴を囲むように外方に開いた溝状の主
    筋保持部を複数個所に形成すると共に、該主筋保
    持部にセツトする主鉄筋を固定する手段を設けた
    ことを特微とする鉄筋建込用治具。
JP18721285U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH031561Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18721285U JPH031561Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18721285U JPH031561Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6296440U JPS6296440U (ja) 1987-06-19
JPH031561Y2 true JPH031561Y2 (ja) 1991-01-17

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ID=31137483

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