JPH0315546B2 - - Google Patents

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JPH0315546B2
JPH0315546B2 JP6913883A JP6913883A JPH0315546B2 JP H0315546 B2 JPH0315546 B2 JP H0315546B2 JP 6913883 A JP6913883 A JP 6913883A JP 6913883 A JP6913883 A JP 6913883A JP H0315546 B2 JPH0315546 B2 JP H0315546B2
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JP
Japan
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transfer film
mold
molding
transfer
film
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Application number
JP6913883A
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English (en)
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JPS59194846A (ja
Inventor
Koji Oshitani
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP6913883A priority Critical patent/JPS59194846A/ja
Publication of JPS59194846A publication Critical patent/JPS59194846A/ja
Publication of JPH0315546B2 publication Critical patent/JPH0315546B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14008Inserting articles into the mould
    • B29C45/14016Intermittently feeding endless articles, e.g. transfer films, to the mould

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、転写成形装置に関するものである。
転写成形装置は、射出成形機の金型間にプラスチ
ツク製の転写用フイルムをはさみ込み、転写用フ
イルムに前もつて印刷してある図柄を成形と同時
に成形品に転写する装置である。
(ロ) 従来の技術 従来の転写成形装置として例えば第1及び2図
に示すようなものがある。
この転写成形装置は、固定盤11、タイバー1
2、可動盤13、固定盤11に取り付けられた固
定型14、可動盤13に取り付けられた可動型1
5、可動盤13に取り付けられたフイルム供給・
位置決め装置16、射出ノズル17等を有してい
る。なお、固定型14は3つの型14a,14b
及び14cから成つており、これらはピン18に
よつて案内されており、ピン18の軸方向へ移動
可能である。フイルム供給・位置決め装置16
は、モータ19によつて回転されるロール20a
及びこれに押し付けられたロール20bと、モー
タ21によつて回転されるロール22a及びこれ
に押し付けられたロール22bを有しており、こ
れによつてコイル23から転写用フイルム24を
順次送り出していく。転写用フイルム24の送り
出し長さの制御は、モータ19の動作時間をタイ
マによつて制御する方法、転写用フイルム24上
のマークを光学的にセンサによつて読み取つて位
置決めを行なう方法等により行なわれる。第1図
に示すように転写用フイルム24の位置決めがさ
れると、可能盤13が第1図上で左から右へ移動
する。転写用フイルム24は、最初に固定型14
の凸部14a′に接触し、次いで固定型14と可動
型15との合わせ面間にはさまれる。更に、可動
盤13が前進することにより、固定型14の各型
14a,14b及び14cは互いに密着する。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかし、転写用フイルム24が固定型14の型
14aに接触してから固定型14の各型14a,
14b及び14cが完全に密着するまでの間は、
転写用フイルム24は固定型14と可動盤15と
の間に強固にはさみ付けられているわけでなく、
型14aとピン18との間の摩擦力に相当する力
ではさみ付けられているにすぎない。このため、
可動盤13の移動に伴う振動等によつて転写用フ
イルム24の位置ずれを発生することがあつた。
また、型14aの凸部14a′と可動型15の凹部
15′との間に転写用フイルム24がはさみ込ま
れるとき、転写用フイルム24が変形し転写用フ
イルム24に張力を生じる。このため、ロール2
0a及び20b及びロール22a,22b間で転
写用フイルム24が移動し、位置ずれを発生する
可能性がある。従つて、初期の段階でフイルム供
給・位置決め装置16によつて転写用フイルム2
4の位置決めを正確に行なつたとしても、型閉め
動作の段階において転写用フイルム24の位置ず
れを生じてしまい、成形品の所望の位置に正確に
転写用フイルム24上の図柄を転写することがで
きなかつた。上記のように、従来の転写成形装置
では、1回の成形において1個の成形品に転写用
フイルム上の1個の図柄を精密に転写することも
困難であつたが、多数個の成形品を同時に成形す
る多数個取りの場合には、多数個の成形品に転写
用フイルム上の多数個の図柄を精密に位置合わせ
する必要があり、更に困難なものとなつていた。
すなわち、転写用フイルム上の複数の図柄は印刷
機械によつて印刷されるが、転写用フイルムは温
度変化によつて伸縮したり、印刷時の転写用フイ
ルムに与える張力が変化しても伸縮するので、全
体的に寸法誤差が生じやすい。したがつて、金型
の複数の成形部の位置及び転写用フイルムの複数
の図柄の位置が共にずれやすいことになる。この
ため、金型内の各成形部上に、転写用フイルム上
の各図柄がくるように、フイルム上の複数の図柄
の位置を設定することが非常に困難であつた。本
発明は、上記のような従来の問題点に着目してな
されたものであり、同時に成形される多数個の成
形品上に図柄が精密に位置合わせされた転写を行
なうことができる転写成形装置を得ることを目的
としている。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、転写用フイルムが固定型及び可動型
の成形部間にはさみ込まれる前に、図柄位置を調
整するとともに転写用フイルムを固定することが
可能な、図柄位置調整装置を設けることにより上
記課題を解決する。すなわち、本発明の転写成形
装置は、複数の成形部(凸部36a′及び凹部4
0′、又は101a,101b,101c、又は
111a,111b,111c、又は121a〜
l)が設けられた固定型36及び可動型40間に
転写用フイルム71又は102を長手方向移動装
置73,140,142,146,99及び幅方
向移動装置60,61,62,83,84によつ
てフイルム長手方向及びフイルム幅方向に位置決
めしてはさみ込み、射出成形と同時に転写用フイ
ルム71又は102上の図柄を成形品に転写する
形式のものを対象としており、 フイルム長手方向及びフイルム幅方向に位置決
めされた転写用フイルム71又は102が固定型
36及び可動型40の成形部凸部36a′及び凹部
40′、又は101a,101b,101c、又
は111a,111b,111c、又は121a
〜l間にはさみ込まれる前に図柄位置を調整する
とともに転写用フイルム71又は102を固定す
る図柄位置調整装置(受け台50a,50b,9
1a,91b,91c,91d、及び押し部54
a,54b,92a,92b,92c,92d)
を有しており、 図柄位置調整装置(押し部54a,54b,又
は92a,92b,92c,92d、及び受け台
50a,50b又は91a,91b,91c,9
1d)は、固定型36及び可動型40の対面する
位置に取り付けられた押し部54a,54b又は
92a,92b,92c,92d及び受け台50
a,50b又は91a,91b,91c,91d
からなり、押し部54a,54b又は92a,9
2b,92c,92d側には凹部58a,58b
又は92a′,92b′,92c′,92d′又は段付き
部が形成されており、受け台50a,50b又は
91a,91b,91c,91dが上記押し部5
4a,54b又は92a,92b,92c,92
d側の凹部58a,58b又は92a′,92b′,
92c′,92′又は段付き部に向かつて転写用フ
イルム71又は102を押し込むことによつてこ
れの図柄間を曲面を形成した状態ではさみ込むよ
うに構成されている。
なお、押し部54a,54b又は92a,92
b,92c,92d及び受け台50a,50b又
は91a,91b,91c,91dが形成する曲
面の寸法は、複数の調整ねじ93,94によつて
調節可能とするとよい。なお、かつこ内の符号は
後述する実施例の対応する部材を示す。
(ホ) 作用 長手方向移動装置により、転写用フイルムが所
定量送られて長手方向の位置決めが行なわれる。
また、幅方向移動装置によつて、転写用フイルム
の幅方向の位置決めも行なわれる。こうして転写
用フイルムの位置決めが完了すると、可動型が固
定型方向に移動し、型閉動作が行なわれる。転写
用フイルムが押し部に接触した状態で、更に可動
型が移動すると、受け台及び押し部によつて転写
用フイルムの図柄間の部分が曲面をなしてはさみ
込まれ、転写用フイルム上の図柄が所定量だけ移
動する。図柄位置の調整完了とほぼ同時に可動型
と固定型とは転写用フイルムをはさんで型閉を完
了し、転写用フイルムはクランプされた状態とな
り、射出成形と同時に転写用フイルム上の図柄を
成形品に転写することができる。なお、押し部及
び受け台は、転写用フイルムの幅方向調整装置及
び長手方向調整装置の両方、又はいずれか一方に
設けることによつて、所定の方向の図柄位置の調
整を行うことが可能である。
(ヘ) 実施例 第3〜14図に本発明の実施例を示す。第3〜
5図に示すように、フレーム31上に固定された
固定盤32に取り付けられたタイバー33によつ
て可動盤34が案内されている。可動盤34はフ
レーム31上にローラ35によつて移動可能に支
持されている。固定盤32に固定型36が取り付
けられているが、固定型36は固定型36a、固
定型36b及び固定型36cから構成されてい
る。固定型36cは固定盤32に固定されている
が、固定型36a及び固定型36bには固定盤3
2に固定されたサポートピン37によつて案内さ
れており、サポートピン37の軸方向に移動可能
である。ただし、固定型36aと固定型36bと
はリンク38によつて連結されており、両者間の
距離が所定以上にはならないようにしてある。ま
た、固定型36bと固定型36cとの間の距離も
図示していない機構により所定以上にはならない
ようにしてある。固定型36aはそのパーテイン
グ面側に4個の凸部36a′を有している(第5図
参照)。この固定型36には射出ノズル39から
溶融樹脂を射出可能である(第8図参照)。可動
盤34には可動型40が取り付けられている。可
動型40は固定型36aの各凸部36a′に対応し
た4個の凹部40′を有している(第4図参照)。
各凸部36a′及び凹部40′によつて金型の成形
部が構成されている。すなわち、この金型は4個
の成形部を有している。可動型40と固定型36
aとは図示してないチエーンによつて連結されて
おり、型開動作が行なわれたときこのチエーンに
よつて固定型36aが引張られ、固定型36a、
固定型36b及び固定型36cが互いに引き離さ
れるようにしてある。可動型40には型閉動作時
にサポートピン37を受け入れるための穴85が
設けられている(第4図参照)。また、可動型4
0は型閉時に固定型36aのブツシユ42にはま
り合うガイドピン43を有している(第4及び5
図参照)。また、図示してないが可動型40には
型閉時に固定型36aをばね力を介して押す固定
型押圧装置が設けられている。可動型40の上面
及び下面にはそれぞれクランプ受け49a及び4
9bが取り付けられている。クランプ受け49a
及び49bの前端面は可動型40のパーテイング
面と一致させてある。クランプ受け49a及び4
9bの前端面にはそれぞれ、受け台50a及び5
0bが取り付けられている。受け台50a及び5
0bはねじ式調整機構によつて取付高さを調節可
能である。この受け台50a及び50bと対面す
るように、固定型36aには押し部54a及び5
4bが設けられている。押し部54aは、押し部
支え52のツシユ53によつて案内されており、
また押し部54aはばね55によつて第3図中で
左方向に押されている。また、押し部54aの第
3図中で右端部にはボルト56によつて取り付け
られたストツパ57が設けられている。押し部5
4aは、第5図に示すように、同列に2個配置さ
れており、両者間にはみぞ部58aが形成されて
いる。このみぞ部58aの幅寸法は、前述の受け
台50aの幅寸法よりもわずかに大きくしてあ
る。このみぞ部58aが押し部54a側の凹部を
形成している。この押し部54aと受け台50a
とによつて図柄位置調整装置が構成される。な
お、押し部54bは、押し部54aと同様の構成
であり、受け台50bと共に図柄位置調整装置を
構成する。可動盤34に対してフレーム60が水
平方向に移動可能に取り付けられている。すなわ
ち、フレーム60は可動盤34に取り付けられた
2本の案内レール61に対して4個のガイド62
によつて案内されている。ガイド62としては直
動型スライドベアリングを使用している。フレー
ム60は図示してないモータ及びボールねじ機構
によつて水平方向に移動させることができる。フ
レーム60には、図示してないコイルから巻き出
された転写用フイルム71を案内する駆動ロール
73及び押しロール72が設けられている。駆動
ロール73はゴム製ロールであり、また押しロー
ル72はクロムメツキされたロールであり、ばね
によつて駆動ロール73に押圧されている。駆動
ロール73はモータ140によつて駆動される。
また、フレーム60の下部には、引張ロール14
2及び押しロール144が設けられている。引張
ロール142はゴム製ロールであり、ヒステリシ
スクラツチを介してモータ146と連結されてい
る。また押しロール144はクロムメツキされた
ロールであり、ばねによつて引張ロール142に
押圧されている。ヒステリシスクラツチは電気的
スリツプクラツチであり、常に一定の回転力を伝
達する。フレーム60には、更にガイドロール7
5及び76、及びガイドバー79,80,81及
び82が設けられており、これによつて転写用フ
イルム71をより安定させるようにしてある。可
動型40には幅方向位置センサ83及び84が設
けられている。幅方向位置センサ83及び84
は、転写用フイルム71にあらかじめ設けたマー
クの位置を検出する光学的センサであり、転写用
フイルム71の幅方向の位置を検出する。また、
転写用フイルム71の長手方向位置は、可動型4
0内に設けられた長手方向位置センサ99によつ
て検出される。結局、駆動ロール73、モータ1
40、引張ロール142、モータ146、長手方
向位置センサ99等によつて長手方向移動装置が
構成されている。また、フレーム60、案内レー
ル61、ガイド62、幅方向位置センサ83,8
4等によつて幅方向移動装置が構成される。長手
方向移動装置及び幅方向移動装置によつてフイル
ム・供給位置決め装置が構成される。可動型40
のパーテイング面側の各凹部40′間には受け台
91a,91b,91c及び91dが設けられて
おり、これに対応して固定型36aのパーテイン
グ面側には押し部92a,92b,92c及び9
2dが設けられており、受け台91a,91b,
91c及び91d、及び押し部92a,92b,
92c及び92dのそれぞれによつて図柄位置調
整装置が構成される。4個の受け台91a,91
b,91c及び91dは第4図に示すように4個
の凹部40′の間に「+」字状に配置されている。
受け台91a,91b,91c及び91dの可動
型40に対する取付高さは調節可能としてある。
すなわち、第6図に示すように、受け台91aに
はねじ穴91a′が設けられ、これに調整ねじ93
がねじ込まれており、調整ねじ93を所定の長さ
だけ突出させた状態でボルト94によつて受け台
91aが可動型40に固定されている。このよう
なねじ式取付高さ調整機構が受け台91a,91
b,91c及び91dの両端に設けてあるため、
受け台91a,91b,91c及び91dの傾斜
も調節することができる。4個の押し部92a,
92b,92c及び92dは、第5図に示すよう
に、4個の凸部36a′間に「+」字状に配置され
ている。押し部92a,92b,92c及び92
dはばね95(第3図参照)によつて第3図中で
左方向に押されている。また、押し部92a,9
2b,92c及び92dと連結された各ロツド9
6にはストツパ97が設けられている。押し部9
2a,99b,92c及び92dの前面には受け
台91a,91b,91c及び91dに対応した
みぞ部92a′,92b′,92c′及び92d′が設け
られている。このみぞ部92a′,92b′,92
c′及び92d′の幅寸法は、前述の受け台91a,
91b,91c及び91dの幅寸法よりもわずか
に大きくしてある。受け台91a,91b,91
c及び91d、及び押し部92a,92b,92
c及び92dによつて後述のように転写用フイル
ム71をはさみ込み、図柄の位置の調整を行な
う。
次にこの転写成形装置の作用について説明す
る。
第3図には型開状態が示してあり、固定型36
a及び固定型36bは可動盤34側へ移動した状
態となつている。この状態でモータ140によつ
て駆動ロール73が回転し、転写用フイルム71
が送られる。転写用フイルム71が所定量送られ
ると、転写用フイルム71の長手方向位置が長手
方向位置センサ99によつて検出され、図示して
ない制御装置によつてモータ140の作動が停止
する。こうすることによつて、転写用フイルム7
1の長手方向の位置決めが行なわれる。また、フ
レーム60を移動させることによつて、転写用フ
イルム71の幅方向の位置決めも行なわれる。な
お、この位置決め動作の間、引張ロール142は
ヒステリシスクラツチを介してモータ146によ
つて常に一定の回転力を与えており、転写用フイ
ルム71が緩むことはない。こうして転写用フイ
ルム71の位置決めが完了すると、可動盤34が
第3図中で左から右へ移動し、型閉動作が行なわ
れる。
まず、可動型40に設けられた図示してない固
定型押圧装置によつて固定型36aが押され、固
定型36a、固定型36b及び固定型36cから
順次密着していく。固定型36が密着した後、更
に可動盤34が移動すると、転写用フイルム71
が上側の押し部54aに接触する。更に可動盤3
4が移動すると、受け台50aによつて転写用フ
イルム71がみぞ部58aに押し込まれ、転写用
フイルム71は略「く」の字状に曲げられ、転写
用フイルム71上の図柄が所定量だけ幅方向に移
動する。次いで、転写用フイルム71はクランプ
受け49aと押し部54aとの間にはさみ付けら
れる。次いで、押し部92aが転写用フイルム7
1に接触し、更に可動盤34が移動すると転写用
フイルム71は押し部92aと受け台91aとの
間に略「く」の字状にはさみ込まれている。この
状態を第7図に示す。こうすることによつて、転
写用フイルム71上の図柄の位置が移動し、図柄
は所定の位置に設定される。なお、受け台91a
の高さは、後述のように前もつて調節してある。
同様にして、受け台91bと押し部92bとの
間、受け台91cと押し部92cとの間、受け台
91dと押し部92dとの間、及び受け台50b
とみぞ部58bとの間において、この順に図柄位
置の調整を行なう。図柄位置の調整完了とほぼ同
時に転写用フイルム71はばね55及び95の力
によつてクランプされた状態となる。なお、上記
図柄位置の調整から固定までの時間は極めて短い
ものである(すなわち、第3図のA寸法とC寸法
との差は非常に小さい)。また、みぞ部58a及
び58bの幅はみぞ部92a′及び92d′の幅より
も大きくして、転写用フイルム71に不要なしわ
が発生しないようにしてある。また、転写用フイ
ルム71は上部を駆動ロール73によつて固定さ
れ、下部を引張ロール142によつて一定力で引
張られているため、図柄位置調整時には転写用フ
イルム71は下から上へわずかに移動する。こう
して、転写用フイルム71が、クランプ受け49
a及び49bと押し部54a及び54bの前端面
との間、及び可動型40のパーテイング面と押し
部92a,92b,92c及び92dの前端面と
の間に確実に固定された後、転写用フイルム71
が固定型36aの凸部36a′に接触し、転写用フ
イルム71は第8図に示すように、固定型36a
の凸部36a′と可動型40の凹部40′との間に
かみ込まれる。凸部36a′及び凹部40′間に転
写用フイルム71がかみ込まれることによつて転
写用フイルム71が変形し、転写用フイルム71
には張力を生ずる。しかし、転写用フイルム71
は確実に固定されているので、位置ずれを生じる
ことはない。このようにして転写用フイルム71
の位置ずれを防止した状態で型閉動作が完了し、
転写用フイルム71は可動型40と固定型36a
とのパーテイング面間に成形機の型締力によつて
完全に固定される。次いで、射出ノズル39(第
8図参照)から溶融樹脂が射出され、成形と同時
に成形品への図柄の転写が行なわれる。成形品の
冷却後、型開動作を行ない、成形品、スプルー等
を取り出し1成形サイクルを終了し、再び次の成
形サイクルが開始される。
上記のように転写用フイルム71が図柄位置調
整装置によつて順次所定位置が調整された後完全
に固定され、凸部36a′及び凹部40′間にかみ
込まれるようにするために、第3図に示すA〜E
寸法は次のような関係としてある。
E>A>A′>B>C′>C>D このような寸法関係とすることによつて、転写
用フイルム71上の図柄位置が順次調整された後
で固定され、次いでかみ込まれ、成形が行なわれ
ることとなり、転写用フイルム71の位置ずれが
発生することはない。
次に、図柄位置調整装置を前もつて調節する方
法について説明する。前述のように、転写用フイ
ルム71を図柄位置調整装置の押し部及び受け台
の間にはさみ込むことにより転写用フイルム71
を移動させて図柄を所定の位置に設定するのであ
るが、図柄の移動距離は転写用フイルム71をは
さみ込む深さ、すなわち受け台の高さ、によつて
決定される。従つて、受け台の高さは、転写用フ
イルム71上に印刷された図柄を金型の成形位置
に移動させるように調節される。金型上に3つの
成形部を有し、転写用フイルム上に3つの図柄を
有する場合について、第9図に基いて図柄位置の
調整方法を説明する(なお、前述の第3〜8図に
示した実施例では、金型には4つの成形部が設け
られていたが、説明を簡単にするためにここでは
成形部を3つとしてある)。金型には3つの成形
部101a,101b及び101cが設けられて
おり、転写用フイルム102には図柄102a,
102b及び102cが設けられている。成形部
101aと図柄102aとは一致しているが、図
柄102b及び102cのピツチL1及びL2は成
形部101b及び101cのピツチl1及びl2とは
一致しておらず、しかも図柄102b及び図柄1
02cは成形部101b及び101cに対して傾
いているとする。まず、成形部101a及び10
1b間の図柄位置調整装置の受け台の高さを調節
して、転写用フイルム102の左端部において寸
法E1及び右端部において寸法E2だけ図柄位置調
整装置にはさみ込むように受け台の高さを設定す
る。試行して調節し直すことにより、図柄102
bが成形部101bに正確に一致するようにな
る。次いで、同様にして成形部101b及び10
1c間の図柄位置調整装置を調節して、転写用フ
イルム102の左端部において寸法E3及び転写
用フイルム102の右端部において寸法E4だけ
図柄位置調整装置にはさみ込むようにする。こう
することによつて、図柄102cも成形部101
cに正確に一致する。新しい転写用フイルム10
2の使用を開始するときに、上記のようにして成
形部と図柄位置とを一致させると、あとは繰り返
正確に転写成形を行なうことができる。なお、受
け台のパーテイング面からの突出高さは通常1mm
以内であり、転写用フイルム102にしわを生じ
たり、転写用フイルム102が横ずれしたりする
不具合は生じない。
上記は、金型が縦に3個の成形部を有する場合
であつたが、第3〜8図に示した実施例のように
成形部が横にも配列されている場合であつても、
同様の原理により、成形部と図柄位置とを一致さ
せることができる。
なお、第10図に示すように、3個の成形部1
11a,111b及び111cに対して4個の図
柄位置調整装置112a,112b,112c及
び112dを金型113内に配置するようにして
もよい。また、第11図に示すように、金型12
3が12個の成形部121a〜lを有する場合等に
は、例えば成形部121a〜lを3つのブロツク
に分割し、各ブロツク間に図柄位置調整装置12
2a及び122bを配置してもよい。
なお、上述の実施例では図柄位置調整装置によ
る転写用フイルム71の移動は、第12図に原理
的に示すように、転写用フイルム71を略「く」
字状にはさみ込むことによつて行なつていたが、
第13図に示すように段差部分にはさみ込むよう
にすることもできる。また、第14図に示すよう
に転写用フイルム71の固定位置を金型のパーテ
イング面130とずらすこともできる。この場
合、転写用フイルム71をパーテイング面130
の両側に対して均等に変形させることができるた
め、しわの発生を防止することができる。なお、
上記説明では、押し部54aを固定型36に設け
るとともに受け台50aを可動型40に設けるよ
うにしたが、押し部54aを可動型40に設ける
とともに受け台50aを固定型36に設けるよう
にしてもよい。
また、前述の実施例では、ばねの力を利用して
図柄位置の調整及び転写用フイルム71の固定を
行なつているが、油圧シリンダ、カム、リンク等
の機構を用いても差し支えない。更に、図柄位置
調整装置を全部一体に構成してもよい。
(ト) 発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、固
定金型及び可動金型の各成形部位置と転写フイル
ム上の各図柄の位置とに誤差がある場合及び傾き
がある場合にも、両者の位置及び傾きを調整して
一致させることが可能であり、精密な転写成形品
を多数個同時に生産することができる。また、金
型の各成形部位置を正確に工作する必要がなくな
るので金型の製造が容易となる。また、各成形部
の周辺において転写用フイルムが確実に固定され
るため、ある程度立体的な成形品であつても精密
に転写成形をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の転写成形装置を示す図、第2図
は第1図に示す転写成形装置の−線に沿う断
面図、第3図は本発明による転写成形装置を示す
図、第4図は第3図に示す転写成形装置の−
線に沿う断面図、第5図は第3図に示す転写成形
装置−線に沿う断面図、第6図は第4図の
−線に沿う断面図、第7図は図柄位置調整装置
を拡大して示す図、第8図は型閉状態の転写成形
装置を示す図、第9図は図柄位置調整方法を示す
ための図、第10図は図柄位置調整装置の別の配
置を示す図、第11図は図柄位置調整装置の更に
別の配置を示す図、第12〜14図は図柄位置調
整装置の原理を示す図である。 36…固定型、40…可動型、50a,50b
…受け台(図柄位置調整装置の構成部材)、54
a,54b…押し部(図柄位置調整装置の構成部
材)、58a,58b…みぞ部(凹部)、60…フ
レーム、61…案内レール、62…ガイド、71
…転写用フイルム、73…駆動ロール、83,8
4…幅方向位置センサ、91a,91b,91
c,91d…受け台(図柄位置調整装置の構成部
材)、92a,92b,92c,92d…押し部
(図柄位置調整装置の構成部材)、92a′,92
b′,92c′,92d′…みぞ部(凹部)、99…長手
方向位置センサ、102…転写用フイルム、14
0…モータ、142…引張ロール、146…モー
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の成形部が設けられた固定型及び可動型
    間に転写用フイルムを長手方向移動装置及び幅方
    向移動装置によつてフイルム送り方向及びフイル
    ム幅方向に位置決めしてはさみ込み、射出成形と
    同時に転写用フイルム上の図柄を成形品に転写す
    る転写成形装置において、 フイルム送り方向及びフイルム幅方向に位置決
    めされた転写用フイルムが固定型及び可動型の成
    形部間にはさみ込まれる前に図柄位置を調整する
    とともに転写用フイルムを固定する図柄位置調整
    装置を有しており、 図柄位置調整装置は、固定型及び可動型の対面
    する位置に取り付けられた押し部及び受け台から
    なり、 押し部側には凹部又は段付き部が形成されてお
    り、受け台が上記押し部側の凹部又は段付き部に
    向かつて転写用フイルムを押し込むことによつて
    これの図柄間を曲面を形成した状態ではさみ込む
    ことを特徴とする転写成形装置。 2 押し部及び受け台が形成する曲面の寸法は、
    複数の調整ねじによつて調節可能である特許請求
    の範囲第1項記載の転写成形装置。
JP6913883A 1983-04-21 1983-04-21 転写成形装置 Granted JPS59194846A (ja)

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JPS59194846A JPS59194846A (ja) 1984-11-05
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JPS6221546A (ja) * 1985-07-20 1987-01-29 Nissha Printing Co Ltd 射出成形同時転写装置
CH675097A5 (ja) * 1988-03-28 1990-08-31 De La Rue Giori Sa
CN110154514B (zh) * 2019-05-16 2021-07-20 福建新永发塑胶模具有限公司 一种imd高保真复合装置及其复合方法

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