JPH0315452Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315452Y2
JPH0315452Y2 JP1985015460U JP1546085U JPH0315452Y2 JP H0315452 Y2 JPH0315452 Y2 JP H0315452Y2 JP 1985015460 U JP1985015460 U JP 1985015460U JP 1546085 U JP1546085 U JP 1546085U JP H0315452 Y2 JPH0315452 Y2 JP H0315452Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flaps
packaging container
pair
sides
flap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985015460U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61132220U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985015460U priority Critical patent/JPH0315452Y2/ja
Publication of JPS61132220U publication Critical patent/JPS61132220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315452Y2 publication Critical patent/JPH0315452Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、幅、奥行き方向に対して高さ方向の
寸法が小さい包装容器、すなわち平べたい包装容
器に関するものであつて、当該形態の包装容器を
開閉する封緘部の構造に係る。
(従来技術) 従来のこの種の包装容器は次のように構成され
ていた。
即ち、第4図の外観斜視図ならびに第5図の台
紙展開平面図に示すように、例えばビデオテープ
デツキを収納するための比較的偏平な方形六面体
を成す箱体から成る包装容器を構成する場合にあ
つては、前記方形六面体形状を成す箱体の6つの
側面部のうち、最も大きな面積の側面部を、前記
封緘および開封自在な天井部aに構成すると共
に、前記天井部aにおける相対向する2つの長辺
b,bから夫々の先端縁同士が互いに突き合わせ
られるような方形を為す一対の内側フラツプc,
cを夫々延設すると共に、該天井部aにおける相
対向する2つの短辺d,dから一対の外側フラツ
プe,eを夫々延設し、前記一対の内側フラツプ
c,cには、夫々、短辺d,dに平行なふたつの
切込みf,fを両短辺d,d側に偏した位置に形
成し、かつ、前記一対の外側フラツプe,eの先
端縁部には、夫々、前記各内側フラツプc,cに
おける切込みf,fに対して差し込み可能な差込
片g,gを設けるという、所謂二の字ロツクと呼
ばれる封緘構造を有するものであつた。なお、他
にハの字ロツクと呼ばれる封緘構造を有する型式
のものもあるが、基本的には上記のものと同じで
ある。また、図中、hは前記天井部aの対向面部
である底面部であり、i,iはその底面部hにお
ける内側フラツプ、j,jはその底面部hにおけ
る外側フラツプである。
しかしながら、上記従来構成のものにおいて
は、第5図に示す台紙の展開平面図からも明らか
なように、前記天井部aならびに底面部hの他の
側面部に対する面積比率が大きくなればなる程、
必要な台紙の展開面積が大きくなつてしまい、多
くの材料を必要とする。それは天井部aおよび底
面部hにおける内側フラツプc,c,i,iと外
側フラツプe,e,j,jとが重なり合う無駄な
面積部分が大きくなるからである。
そこで、前記内側フラツプc,c,i,iと外
側フラツプe,e,j,jとが重なり合う面積部
分が小さくなるように、前記箱体の6つの側面部
のうち比較的小さな面積の側面部を、前記封緘お
よび開封自在な天井部aと底面部hに構成するこ
とが考えられるが、その場合において、上記した
従来構成における二の字ロツクやハの字ロツクの
ような封緘構造をそのまま採用すると、封緘が不
十分で信頼できる強度が確保できず、輸送途上で
不測に開封する虞れがある、という欠点が生じて
しまう。
(考案の目的) 本考案は、幅、奥行き方向に対して高さ方向の
寸法が小さい包装容器、すなわち平べたい包装容
器において、フラツプの重なりを少なくして包装
材料を削減しながらも、堅牢な包装ができるよう
にすることを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するために、 幅、奥行き方向に対して高さ方向の寸法が小さ
い包装容器において、 当該包装容器の側面に開閉自在な封緘部を形成
し、 この封緘部を、高さ方向の辺に折り曲げ可能に
連接された一対の内側フラツプ6,6と、幅もし
くは奥行き方向の辺に折り曲げ可能に連接された
一対の外側フラツプ3,4と、から構成し、 上記内側フラツプ6,6には、内側フラツプ
6,6を折り曲げた状態で一方の外側フラツプ4
に向かつて開放する凹状の切り抜き部15,15
を設け、 上記一方の外側フラツプ4には、この内側フラ
ツプ6,6の凹状の切り抜き部15,15に差し
込む凸状の差込片8を設け、 他方の外側フラツプ3には、内側フラツプ6,
6に係合した一方の外側フラツプ4の凸状の差込
片8の両脇の下側に差し込む一対の差込片7,7
を設けたことを特徴とする包装容器を構成したも
のである。
(作用) 上記構成によつて、幅、奥行き方向に対して高
さ方向の寸法が小さい包装容器の封緘部が容器の
側面に形成されることにより、封緘のためのフラ
ツプの重なり部分は天面に封緘部を形成する場合
に比べて小さくなる。
この場合、内側フラツプ6,6の切り抜き部1
5,15に一方の外側フラツプ4の凸状の差込片
8を差し込んで結合させ、この状態で他方の外側
フラツプに形成した差込片7,7を一方の外側フ
ラツプ4の差込片8の両脇の下側に差し込んで外
側フラツプ3,4同志を結合することにより、上
記容器側面での小さな面積での封緘ながら結合強
度を十分に維持できるものである。
(実施例) 以下、本考案の具体的実施を図面(第1図乃至
第3図)に基いて説明する。
第1図は、段ボール紙または厚紙製で方形六面
体(直方体)形状を為す箱体の天井部1を封緘お
よび開封自在に構成してある包装容器の組立後の
外観斜視図を、そして、第2図は、上記包装容器
を組み立てるための台紙の展開平面図を示してい
る。
これら第1図および第2図から明らかなよう
に、前記封緘および開封自在な天井部1は、前記
箱体の6つの側面部のうちの、比較的小さな面積
の側面部に構成されており、この天井部1におけ
る相対向する2つの短辺5,5から一対の内側フ
ラツプ6,6が夫々延設されると共に、該天井部
1における相対向する2つの長辺2,2から一対
の外側フラツプ3,4が夫々延設され、前記一対
の内側フラツプ6,6の先端縁部において、一方
の長辺2側に偏した位置には、該長辺2に延設さ
れた外側フラツプ4の凸状の差込片8を一対の内
側フラツプ6,6の下側へ入れ込ませ得るため、
切抜き部15を設けてあり、更に、他方の外側フ
ラツプ3の先端縁部には相対する外側フラツプ4
の両端部の下側へ入れ込ませ得るために、差込片
7,7が設けられて居り、その中央部には上記差
込片8に対向して凹部が形成されている。なお図
中、11は接合代であり、また、13,13は前
記天井部1に対向する底面部12における内側フ
ラツプ、そして14,14に該底面部12におけ
る外側フラツプであり、これらは接着材またはワ
イヤーステツチヤー等により互いに固着されるも
のである。又、9,10は外側フラツプ3,4に
形成された折れ線である。
第3図イ,ロ,ハ,ニは、夫々、前記天井部1
に対する封緘操作の手順を示している。
即ち、先ず第2図に示した展開状態から第3図
イに示す状態にまで組立てて必要な固着工作を行
い、この状態から第3図ロおよび第3図ハに示す
ように、前記一対の内側フラツプ6,6を内側へ
折り込み、次に一方の外側フラツプ4の差込片8
を内側フラツプ6,6の下側へ入れ込ませつつ、
さらに第3図ニおよび前記第1図に示すように、
他方の外側フラツプ4の両端部に設けた差込片
7,7を、前記外側フラツプ4の両端部下側へ入
れ込むのである。
上記のように構成された包装容器は、一対の内
側フラツプ6,6と一方の外側フラツプ4の差込
片8及びその両端部とが互いに係合していると共
に相対する外側フラツプ3と外側フラツプ4との
各差込片が天底方向に互いにおよぼすごとく係合
している構成であるから、封緘強度が極めて強
く、また封緘および開封自在な天井部1を、箱体
6つの側面部のうちの比較的小さな面積の側面部
に構成してあるから、従来のものに比べて台紙の
展開面積をかなり減少させることができ、従つて
材料費の大幅な節約を達成できる。例えば、第6
図イに示すような縦X:横Y:高さZ=4:3:
1の方形六面体形状の箱体から成る包装容器を構
成する場合、従来は概略第6図ロに示すような展
開形状で面積が(2X+2Y)・(Y+Z)の台紙が
必要であつたが、本考案によれば概略第6図ハに
示すような展開形状で面積が(2Y+2Z)(X+
2Z)の台紙でよく、従つて、両者の面積比を計
算すると、(2Y+2Z)(X+2Z)÷(2X+2Y)(Y
+Z)=(6K+2K)(4K+2K)÷(8K+6K)(K+
3K)=48÷56=0.857となり、約14%の材料費の
節約となることが判る。
(考案の構成) 以上本考案によれば、幅、奥行き方向に対して
高さ方向の寸法が小さい包装容器の側面に封緘部
を形成することにより封緘部のフラツプの重なり
部分を小さくして包装容器材料の削減を図ること
ができる。しかも、内側フラツプ6,6の切り抜
き部15,15に一方の外側フラツプ4の凸状の
差込片8を差し込んで結合させ、この状態で他方
の外側フラツプに形成した差込片7,7を一方の
外側フラツプ4の差込片8の両脇の下側に差し込
んで外側フラツプ3,4同志を結合することによ
り封緘強度を十分維持できるので、小さい面積で
の封緘ながら堅牢な封緘を行うことができ、保管
時や輸送時に不意に開封することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案包装容器の外観斜視図、第2図
は同上包装容器の展開図、第3図イ,ロ,ハ,ニ
は同上包装容器の封緘部の操作手順を説明するた
めの説明図、第4図は従来包装容器の外観斜視
図、第5図は同上包装容器の展開図、第6図イ乃
至ハは同じ大きさの包装容器を形成する時の従来
と本考案との比較図で、イは外観斜視図、ロは従
来包装容器の展開図、ハは本考案包装容器の展開
図を示す。 1:天井部、2:長辺、3,4:外側フラツ
プ、5:短辺、6:内側フラツプ、7,8:差込
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 幅、奥行き方向に対して高さ方向の寸法が小さ
    い包装容器において、 当該包装容器の側面に開閉自在な封緘部を形成
    し、 この封緘部を、高さ方向の辺に折り曲げ可能に
    連接された一対の内側フラツプ6,6と、幅もし
    くは奥行き方向の辺に折り曲げ可能に連接された
    一対の外側フラツプ3,4と、から構成し、 上記内側フラツプ6,6には、内側フラツプ
    6,6を折り曲げた状態で一方の外側フラツプ4
    に向かつて開放する凹状の切り抜き部15,15
    を設け、 上記一方の外側フラツプ4には、この内側フラ
    ツプ6,6の凹状の切り抜き部15,15に差し
    込む凸状の差込片8を設け、 他方の外側フラツプ3には、内側フラツプ6,
    6に係合した一方の外側フラツプ4の凸状の差込
    片8の両脇の下側に差し込む一対の差込片7,7
    を設けたことを特徴とする包装容器。
JP1985015460U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH0315452Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015460U JPH0315452Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015460U JPH0315452Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61132220U JPS61132220U (ja) 1986-08-18
JPH0315452Y2 true JPH0315452Y2 (ja) 1991-04-04

Family

ID=30501323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985015460U Expired JPH0315452Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0315452Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6935275B2 (ja) * 2017-09-01 2021-09-15 朝日印刷株式会社 包装用箱

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5461830U (ja) * 1977-10-11 1979-04-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61132220U (ja) 1986-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001206358A (ja) 紙製外装ケース
JPH0315452Y2 (ja)
JPH0327945Y2 (ja)
JPH0315453Y2 (ja)
JPS59147018U (ja) 紙箱
JPS6143695Y2 (ja)
JPS5922009Y2 (ja) 箱の封緘装置
JPH0511143Y2 (ja)
JPS6038491Y2 (ja) 蓋付包装箱
JPH0748502Y2 (ja) 包装箱
JPH0235612Y2 (ja)
JPH057141Y2 (ja)
JP2001097358A (ja) 包装用箱体
JPS633957Y2 (ja)
JPH0312651Y2 (ja)
JPS6134254Y2 (ja)
JPH0627536Y2 (ja) 包装箱
JPH0113061Y2 (ja)
JP3648208B2 (ja) 包装用箱
JPH0242578Y2 (ja)
JPS6242891Y2 (ja)
JPH0414343Y2 (ja)
JPH0311142Y2 (ja)
JPH035548Y2 (ja)
JPS6335941Y2 (ja)