JPH03153812A - 精錬炉等への粉粒体吹込み量の制御方法 - Google Patents

精錬炉等への粉粒体吹込み量の制御方法

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JPH03153812A
JPH03153812A JP29159989A JP29159989A JPH03153812A JP H03153812 A JPH03153812 A JP H03153812A JP 29159989 A JP29159989 A JP 29159989A JP 29159989 A JP29159989 A JP 29159989A JP H03153812 A JPH03153812 A JP H03153812A
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powder
amount
gas
pipe
transport
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JP29159989A
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Ryoji Nagai
亮次 永井
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、底吹転炉や上底吹転炉等の精錬炉での精錬に
際し、鋼浴中に浸漬した羽口から吹込む精錬ガスや粉粒
体の吹込み量の精度や安定度の向上を考慮した、精錬炉
等への粉粒体吹込み量の制御方法の改良に関する。
【従来の技術】
現在、一般に稼動されている底吹精錬炉、上底吹精錬炉
、R)(式真空脱ガス装置、取鍋精錬などでは炉内に設
けた羽口から精錬ガス及び生石灰等の粉粒体精錬剤を吹
込みながら精錬が行われる。 この精錬ガスや粉粒体は精錬に直接関係し、これらの吹
込み量は製品品質や製造能率に大きい影響力をもってい
るため、これら精錬ガスや粉粒体の吹込み量の制御は極
めて重要である。 従来行われているMta炉等への粉粒体吹込み層の制御
方法には、例えば特開昭59−115981に開示され
ている次のような技術がある。 それは、粉粒体が貯えられている圧送容器内を精錬ガス
で加圧すると共に、送り出す粉粒体輸送管を開閉弁を設
けた複数管とし、この開閉弁による粉粒体輸送管の選択
開閉により、圧送容器から送り出される粉粒体の供給量
を段階的に制御[Iすると共に、この粉粒体輸送管に精
錬ガス供給主管から分岐した2次ガス供給管を合流させ
、この2次ガス供給管中の精錬ガスの供給量を変化させ
ることで前記粉粒体輸送管の粉粒輸送にかかる圧力を変
化させ、粉粒体供給量を無段階に制御するという方法で
ある。
【発明が解決しようとする課題] しかしながら、この特開昭59−115981に開示さ
れた技術は、前記複数の粉粒体輸送管の選択開閉と前記
2次ガス供給管の精錬ガス山の流f!!設定を人手に依
っており、従って設定に際して自由度があり過ぎ、その
結果、キャリアガス流量が大きくばらつくことがあると
いう問題があった。 特に、上記開示技術のようにキャリアガスを精錬ガスの
供給主管から分岐させている装置の場合は、キャリアガ
スの変動があまり大きいと精錬反応全体に及ぶ悪影響が
大きい。更に、前記複数の粉粒体輸送管の管径が互いに
異なっているような場合は、この操作は相当複雑なもの
になるという問題もあった。 (発明の目的] 本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、精錬炉等への粉粒体吹込み量の制御の自動化を可
能とし、精錬ガスや粉粒体の吹込み發の精度や安定度の
向上を図った制御方法を提供することを目的とする。 (課題を解決するための手段] 本発明は、加圧された粉粒体圧送容器から複数の粉粒体
輸送管を介して、精錬ガス又は不活性ガスをキャリアガ
スとして用いて粉粒体を供給するのに際し、前記複数の
粉粒体輸送管のそれぞれに開閉弁を設け、各粉粒体輸送
管の開閉選択をすることで粉粒体輸送量を段階的に調整
可能にすると共に、前記複数の粉粒体輸送管の前記開閉
弁の下流側に、2次ガス供給管をそれぞれ合流させ、こ
の2次ガス供給管からのキレリアガスの供給量を増減す
ることにより、前記複数のそれぞれの粉粒体輸送管を通
過する粉粒体の遣を無段階に調整するようにした精錬炉
等への粉粒体吹込み量の制御方法において、前記複数の
粉粒体輸送管の開閉選択と前記複数の2次ガス供給管の
それぞれのキャリアガスの供給量の増減の調整を、複数
の粉粒体輸送管出口側のキャリアガス量の総合計が最小
になるように行うことにより上記目的を達成するもので
ある。 (作用] 本発明は、精錬炉等への粉粒体吹込み量の調整を行うた
めの開閉弁や流l調節弁の制御を、自助的に行うための
制御方法についてのものである。 本発明では、粉粒体吹込み要求量に対して複数の操作組
合わせの考えられる開閉弁と流量調節弁の操作の組み合
せを、粉粒体の制御を行うためのキャリアガス量の総合
計が最小になるように自動的に操作する。 このようにすることにより、調整操作によって粉粒体輸
送管25の出口側でのキャリアガス(精錬ガス)の合計
ガス量に多少の変化があっても、もともとこのキャリア
ガス量が精錬ガス供給主管24内に流れる精錬ガス量に
比べ少ないため、羽口23から底吹転炉21内へ吹込む
総精錬ガス量が大きく変化してしまうという不具合が解
消される。 (実施例] 以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は本発明の実施例が適用される粉粒体吹込み装置
の全体構成を示す図である。 底吹転炉21内の溶融金属浴22に対して、羽口23を
通して精錬ガス供給主管24からの精錬ガス(例えば酸
素ガス)が吹込まれる。IIガス供給主管24には圧力
調節弁25及び流通調節弁26が設けられ、精錬ガス発
生器(図示せず)から供給される精錬ガスはこれらの調
節弁によって圧力制御1並びに流量制御され、溶融金属
浴22内へ吹込みされる。符号27は圧送容器を示し、
該圧送容器に対しては粉粒体供給028から粉粒体(例
えば生石灰等の精錬剤)が供給される。 上記圧送容器27の底部には加圧ライン29が接続され
、前記精錬ガス供給主管24の各調節弁25.26より
上流側の精錬ガス圧力が導入される。この加圧ライン2
9には圧力調節弁30が設けられ、前記圧送容器27内
の圧力を粉粒体切出し中一定圧力P1にM持するように
なっている。 なお、この圧力調節弁30は圧送容暮、内圧力検知用の
圧力計31及び圧力調節計32によって11m1されて
いる。 前記粉粒体圧送容器27には複数個(図示の例では3個
)の粉粒体排出ノズル33が設けられ、各排出ノズルは
フレキシブルホース34を介して複数本(同じく3本)
の粉粒体輸送管35のそれぞれに接続されている。各粉
粒体輸送管35には開閉弁36が設けられ、各輸送管の
出口は前記精錬ガス供給主管24の前記各調節弁25.
26の下流側に接続されている。なお、各輸送管35の
出口近傍即ち精錬ガス供給主管24への接続部の近傍に
はそれぞれ絞り部(オリフィス)37が段け゛られてい
る。こうして、前記圧送容器27内に貯えられる粉粒体
は複数本の輸送管35を通してそれぞれ個別に精錬ガス
供給主管24の精錬ガスに合流されるようになっている
。 前記複数本の輸送1!35のそれぞれに対しては、2次
ガス供給管38が接続されている。2次ガス供給管38
の接続位置は前記各開閉弁36の下流側である。又、各
2次ガス供給管38にはそれぞれ流lil!i1節弁3
9が設けられている。このようにして、前記各2次ガス
供給管38に対しては前記精錬ガス供給主i!24の上
流側から2次ガスライン40を通して精錬ガスが導入さ
れる。この2次ガスライン40には圧力rliw弁41
が設けられている。 前記各流111節弁39はそれぞれに対応する輸送管3
5の粉粒体輸送量を調節するためのものである。一方前
記圧送容器27にはO−ドセル42が設けられ、圧送容
器からの粉粒体排出型1(dw/d【)をこれに接続さ
れた制!118@50に粉粒吹込み置設定値51の数値
と共に入力し処理を行い、この処理出力をR量調節針4
4に伝達し、該流量調節計44によって前記各流量調節
弁39の開度を制御するようになっている。こうして、
粉粒体排出重量に基づいて各流量調節弁39を制御する
ことにより、前記各輸送管35を通る粉粒体流量が目標
切出し量にalltllされる。 前記粉粒体の切出し量の制御は、各2次ガス供給管36
から供給される精錬ガスの流量により各輸送管35内の
全体の抵抗が変化しようとする性質を利用したものであ
る。即ち、各輸送管35内の全体の抵抗が変化しようと
しても、圧送容器27内の圧力P1・と精錬ガス供給主
管24の合流部属力P2どの差はほぼ一定であるため、
各輸送管35の全体の抵抗が変化する代わりに、各開閉
弁36を通って流れる粉粒体の量が変化することになる
。換言すれば、計置器である各開閉弁36を通る精錬ガ
スと粉粒体との抵抗で消費していた差圧の一部を各流量
調節弁39から供給される精錬ガスで消費するため、各
開閉弁36を通る精錬ガス及び粉粒体が減少するという
現象を利用したものである。 前記加圧ライン29及び2次ガスライン40への流量は
流」計45によって検出されその検知信号を修正器46
へ出力し、精錬ガス供給主管24の流量計47からの信
号に基づきFR最調節計48に修正信号を出力し、合計
流層が溶融金属浴22への目標吹込み農(精錬ガス吹込
み量)になるよう?1!層調節弁26の開度制御を行う
ようになってい、る。 各輸送管35の出口部近傍に設けた前記絞り37は、2
次ガス供給管38の流量変化に、対する輸送管35の流
路抵抗の差を大きくすることにより、圧送容器27から
の粉粒体輸送量の調整を容易且つ正確に行うためのもの
である。 又、複数本の輸送管35としてはそれぞれ径が異なるも
のを使用し、粉粒体切出し輸送量の範囲に応じて使用す
る輸送管即ち開閉弁36を開く輸送管を選択し得るよう
になっている。 以上第1図について説明した装置における粉粒体吹込み
切出し囚の調整操作は次のようにして行う。 圧送容器27内の圧力P1は圧力調節弁30により一定
に保たれている。又、輸送管35と精錬ガス供給主管2
4の合流点における圧力P2は、粉粒体の供給と精錬ガ
スの供給により発生する圧力の合計であるので、底吹転
炉21への精錬ガス及び粉粒体の吹込み量が定まれば、
この圧力P2は定まる。 この条件の基で、精錬ガス供給主管24に精錬ガス(酸
素ガス等)を流し、精錬が開始され、粉粒体吹込み指令
により粉粒体切出し輸送量が目標値となるよう開閉弁3
6が制御される。 今、複数個(3個)の開閉弁36がいずれも開いた状態
で目標値になっていると仮定する。この状態から、精錬
中に粉粒体の母を減少させる場合には、複数本の2次ガ
ス供給管38のいずれか一本(場合によっては2本又は
3本でも可)の流量調節弁39の開度を増大させその流
量を大きくする。すると、この2次ガス供給管に対応し
た輸送管35内の精錬ガス流量が大きくなり、該輸送管
全体の抵抗が大きくなろうとする。しかるに、輸送管3
5の入口及び出口の差圧PI−P2はほぼ一定であるた
め、当該輸送管の開閉弁36を通って流れる粉粒体の口
が減少する。即ち、開閉弁36を通る精錬ガス及び粉粒
体の抵抗で消費していた差圧の一部を2次ガス供給管よ
り供給される量線ガスで消費することになるため、該開
閉弁を通る精錬ガス及び粉粒体の流mが減少しその分だ
け粉粒体の切出し輸送量が減少する。粉粒体の切出し量
を増加させる場合にはこれと逆の制御を行えばよい。こ
うして、精練炉等への粉粒体吹込み量を調整することが
できる。 粉粒体吹込み量を更に減少させるには次のように制卸す
る。即ち、前述の粉粒体流量減少に使用した輸送管の開
閉弁36を通過する粉粒体の量が開閉弁36の領域を下
回る限界値に達する以前にこの開閉弁を閉にし、残りの
2本の輸送管35で粉粒体を輸送するようにする。以下
同様にして粉粒体流iを最小値まで減少させることがで
きる。 従って、第1図の装置における粉粒体供給量のシリ郭下
限値は最後の1本の輸送管35の制御下限・lに等しく
なる。粉粒体流量の下限値を更に一層小さくする必要が
ある場合には、この最後の輸送量35の径及びその開閉
弁36のサイズを他の輸送管のものより小さくすること
により実施することができる。こうして、各輸送管35
及びその開閉弁36のサイズをそれぞれ異ならせること
により、1つのバルブ開閉角調整によって達成できる%
1 a範囲よりはるかに大きい制御範囲を突環すること
ができ、粉粒体の切出し輸送量を極めて広範囲に亘って
自由に制御することができる。従って、複数本の輸送管
35としてそれぞれ径が異なるものを使用することによ
り、粉粒体切出し輸送量の範囲に応じていずれの輸送管
を使用するかを選択!II illすることにより迅速
且つ過圧な粉粒体輸送量の制御を行うことができる。 又、各輸送管35の出口部に設けた前記絞り部37の径
を選択することによっても粉粒体の吹込み母を調整する
ことができる。更に、これらの絞り部37を設けること
により2次ガス供給管38からの精錬ガス供給流量の変
化に対する輸送管35の流路抵抗の差を大きくすること
ができるので、これによって粉粒体輸送量の調整を容易
且つ正確に行い得るという効果も得られる。 以上の本実施例で説明した部分は特開昭59−1159
81で開示された技術と類似しているが、本実施例の特
徴は、制御gi置50を設け、開閉弁36の開閉操作と
流量調節弁39の調整操作を、複数粉粒体輸送管35の
出ロ側キVリアガス船の総合計が最少になるようにしな
がら制御するというところにある。 以下に、前記本実施例での制御方法の特徴部分について
の説明を詳しく行う。 第1図において、粉粒体輸送管35内を通過する粉粒体
量の調整を行うため開閉弁36のr#I閉操作と流量調
節弁39の調整操作を行うと、粉粒体輸送管35の出口
側でのキャリアガスとして用いている精錬ガスの合計量
が変化する。これはキャリアガスを粉粒体の輸送手段と
して用いていることと、粉粒体の供給量の調整に活用し
ているためである。しかしながら、底吹転炉21へ吹込
むキャリアガスを含めた精錬ガスの吹込み量はM11品
質や効率への影響が大きい。そこで、粉粒体輸送管35
の出口側のキャリアガス(精錬ガス)の合計量が変化し
ても、流m計45と修正器46と流m調節計48と流量
調節弁26にてキャリアガス(精錬ガス)量の変化に従
い精錬ガス供給主管24内の精錬ガスの量を調節し、結
果として羽口23から底吹転炉21内へ吹込む総精錬ガ
ス屋は一定になるよう配慮されている。しかしながら、
粉粒体輸送管35の出口側のキャリアガス(N錬ガス)
の合計ガス量に急激な大きな変化があると調節が十分に
追従できず、羽口23から底吹転炉21内へ吹込む総精
錬ガス員が一時的に変化してしまうということになって
しまう。 そこで、粉粒体量調整のために開閉弁36や流1!1節
弁39の制御を行うときは一1粉粒体輸送管35の出口
側でのキャリアガス(精錬ガス)の合計ガス量が#I錬
ガス供給主管24内に流れる精錬ガス看に比べ十分小さ
くなるようにする。即ち、キャリアガスの合計量が最小
となるように、開閉弁36のrR開閉択と流1w4節弁
39の調整を行う。 このようにすることにより、調整操作によって粉粒体輸
送管25の出口側でのキャリアガス(精錬ガス)の合計
ガス量に多少の変化があっても、もともとこのキャリア
ガス量がN錬ガス供給主管24内に流れる精錬ガス量に
比べ少ないため、羽口23から底吹転炉21内へ吹込む
総精錬ガス量が大きく変化してしまうという不具合は解
消される。 以上説明した開閉弁36と流I調節弁39の具体的な制
御について第2図から第4図を用いて説明を行う。 本実施例では、第1凶に示すように、粉粒体輸送管35
と2次ガス供給管38はそれぞれ合計3本であり、第2
図、第3図、第4図ではそれぞれについてA、B、Cと
いうグループ名がつけられている。第2図〜第4図は、
このA、8、Cの粉粒体輸送管35での粉粒体吹込み量
とそれぞれの2次ガス供給管38のキャリアガス量との
関係のグラフである。このグラフにあるキャリアガス量
のF waxは2次ガス供給管38の最大ガス供給の制
限によるものであり、F sinは粉粒体の輸送の安定
と粉粒体量制御の安定のための下限量によるものである
。 このA、B、Cの粉粒体輸送管35で調節できる粉粒体
吹込み量の範囲はこのF waxとl”ainにより定
まるが、第2図のグラフのようにこのA輸送管の粉粒体
吹込み量め範囲をW^■inからW^laXとし、同様
に8輸送管の場合W日1nからWBmax、C管の場合
W CwinからW Q 1laXとする。 ここで、A、B、Cの粉粒体輸送管の太さはAが一番細
く、順にBlCと太くなっているので、第2図の通り、
W^lin <WBmin <W(、min SW^1
11aX <WBlaX <Wcmaxとなっている。 本実施例では、開閉弁36を開閉して粉粒体輸送管35
のr#開閉択を行って選択された輸送管35の選択グル
ープの組合せには、粉粒体輸送管1本だけのもの(A、
81Gの多管)、粉粒体輸送管2本のもの(A−B、A
−01B−Cの組合わせ)、粉粒体輸送管3本のもの(
A−B−Cの組合わせ)と、7グループある。 本実施例では、第2図にあるようなA、81Gの粉粒体
輸送管35それぞれについてのキャリアがスIFと粉粒
体吹込み量Wの関係が制御装置50の中にセットされて
おり、粉粒体吹込み役設定値51が制御装置50へ入力
されると、1ilJ110装置50はその与えられた粉
粒体吹込み置設定値に調整することができる選択グルー
プ全てを前記7グループの中から選び出し、そのうちで
一番キャリアガスの総合量の少ない選択グループを決定
し、これに従って、制御l]装置50は開閉弁36・と
流量調節弁39の制御信号を出力するというものである
。 この選択グループのうちで与えられた粉粒体吹込みMW
を調整することのできるグループのものからキャリアガ
ス量の最も少ないものを選び出す方法について以下の通
り説明する。 第3図のような要求吹込みlWoが与えられた場合、こ
の要求吹込みm W oはA、B、Cの各粉粒体輸送管
の最大粉粒体吹込晴WAmaX 、 WBIIlaX、
Wc1laXよりも大きいので、これらの粉粒体輸送管
1本だけでの粉粒体の吹込みを行うことはできない。こ
のとき、A、B、Cの各粉粒体輸送管で最大粉粒体吹込
み伍WAmax 、 WamaX 、 WCwaxの粉
粒体を吹込んだ場合の不足吹込みmをそれぞれW^1、
WBl、Wc1とすると次のように表わすことができる
。 Wa 1 =Wo−WAIIlax Wb 1−W□−WBmax Wc 1−Wo−Wcmax この不足吹込み量Wa1、Wbl、WClは原点から表
わすと、第3図の通り点線76.77.78で表わすこ
とができる。 ここで粉粒体輸送管Aで粉粒体最大吹込みff1Wa 
1laXだけ粉粒体を吹込んだ場合の不足吹込み量Wa
 1を原点からとった点線76と、輸送管Bのグラフと
の交点80におけるキャリアガスI F ba。 及び、前記点線76と、輸送管Cのグラフとの交点81
におけるキャリアガスIFcaをそれぞれ求める。この
キャリアガスfi F baは輸送管Aの不足吹込みi
Wa 1を輸送管Bで輸送した場合のキャリアガス吹込
み量となる。又、キャリアガスmFCaは輸送管Aでの
不足吹込み量Wa 1を輸送管Cで吹込んだ場合のキャ
リアがス通となる。 同様に、輸送管Bの不足吹込み量wb iを原点からと
った点線77と輸送管Aのグラフとの交点82からl”
abを求めることができる。このキャリアガスM F 
abは輸送管Bで粉粒体を吹込んだ場合の不足吹込みl
Wb 1を輸送管Aで吹込んだ場合のキャリアガス量と
なる。 全く同様に、輸送管Cで吹込んだ場合の、不足吹込みa
iwclを原点からとった点線78と輸送管Aのグラフ
との交点83から輸送管Aで吹込んだ場合の不足吹込み
量を輸送管Cで吹込むためのキャリアガスMFacを求
めることができる。 以上のようにして求めることができたキャリアガス量を
F ba、 F ca、 F ablF acとすると
、輸送管Aを主管とし輸送管Aと8により粉粒体を吹込
んだ場合のキャリアガス量は(Fmin +Fba)、
輸送管へを主管とし輸送管AとCにより粉粒体を吹込ん
だ場合のキャリアガス量は():min + Fca)
、輸送管Bを主管とし輸送管AとBにより粉粒体を吹込
んだ場合のキャリアガス量は(1:min+l”ba)
、輸送管Cを主管とし輸送管AとCにより粉粒体を吹込
んだ場合のキャリアガス量は(1” win+l”ac
)と表わすことができる。このトータルガス屋の大小関
係は次の通りである。 (Fmin +Fba) < (Fln +Fab)<
 (Fm1n + i”ac) < (Fm1n + 
l”ca)これより輸送管Aを主管とし不足吹込みmW
b]を輸送管Bで吹込む方法が最もキャリアガス量の少
ない方法であることがわかる。 前記と同様に、要求吹込み量WOが第4図のような場合
、輸送管Aを主管として吹込んだ場合不足吹込み量はW
a 1となり、輸送管Bを主管として吹込んだ場合不足
吹込み量はなく第4図のグラフの交点86から輸送管B
のキャリアガス1はFbOであり、輸送管Cを主、管と
して粉粒体を吹込んだ場合不足吹込み量はなく第4図の
グラフの交点87から輸送管Cのキャリアガス量はl”
、coであることがわかる。輸送管Aを主管として粉粒
体を吹込んだ場合の不足吹込み量Wa 1は第4図で8
8の位置であるが、輸送管BとCではこの不足吹込みI
Wa 1を吹込むことができないことがわかる。 それで、輸送管Aを用いた吹込みは行うことができない
ことがわかる。この場合のトータルガスmの大小関係は
次の通りである。 FbO<FCO この結果、この場合、輸送管Bを1本で粉粒体を吹込む
方法がキャリアガス量の最も少ない方法であることがわ
かる。 以上のような処理を制御装置50で行うことによってキ
ャリアガス量を最小にしながら、自動的に粉粒体の制御
を行うことができることがわかる。 なお、キャリアガス量を最小にすることが精錬品質の改
善になることは前述の通りである。制御袋M 50の中
には第2図に表わされるような輸送管A、B、Cの各々
のキャリアガスIFと粉粒体吹込み量Wの関係がマツプ
として記憶されている。 【発明の効果】 以上説明した通り、キャリアガス量を最小にするように
しながら、複数管の粉粒体輸送管に関する開閉弁のl;
fl閉操作や調節弁の調整操作を制御装置により自動的
に行うことで、精錬ガス供給量の精度や安定度を高めら
れると共に人手によるミスを防止し、それにより底吹転
炉での精錬品質や効率の向上を図ることができる。この
ような、粉粒体制御方法の改良による精錬品質や効率の
向上を行った産業上の意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例が適用される底吹転炉への粉
粒体吹込み量制m+装置の慨略説明図、第2図、第3図
、第4図は、A、B、C8粉粒体輸送管と2次ガス輸送
管におけるキャリアガス量と粉粒体吹込み量の関係につ
いてのグラフである。 21・・・精錬炉(底吹転炉)、 22・・・溶融金属浴、  23・・・羽口、24・・
・精錬ガス供給主管、 25.30.41・・・圧力調節弁、 26・・・流IWA節弁、 27・・・粉粒体圧送容器、 29・・・加圧ライン、  33・・・粉粒体排出ノズ
ル、35・・・粉粒体輸送管、 36・・・開閉弁、 38・・・2次ガス供給管、 39・・・流量調節弁(2次ガス供給管)、40・・・
2次ガスライン、 42・・・ロードセル、 44・・・流量調節計(2次ガス供給管)、。 45.47・−1量計、 48・・・流量調節計、 50・・・制1111装置、 51・・・粉粒体吹込みl設定値、 Fwax・・・キャリアガス最大吹込み量、1” si
n・・・キャリアガス最小吹込み量、W amax・・
・粉粒体輸送管Aの最大粉粒体吹込み量、w biax
・・・粉粒体輸送管Bの最大粉粒体吹込み量、w cm
ax・・・粉粒体輸送管Cの最大粉粒体吹込み量、Wa
 1・・・要求吹込み量Woを粉粒体輸送管Aで吹込ん
だときの不足吹込み量、 Wbl・・・要求吹込みlWoを粉粒体輸送管Bで吹込
んだときの不足吹込み量、 Wc 1・・・要求吹込みI W oを粉粒体輸送管C
で吹込んだときの不足吹込み量。 Fba・・・要求吹込み1iWoを粉粒体輸送管Aで吹
込んだときの不足吹込み員Wa 1を粉粒体輸送管Bで
吹込んだときの粉粒体輸送管Bのキャリアガス量、 Fca・・・要求吹込みI W oを粉粒体輸送管Aで
吹込んだときの不足吹込みIWa 1を粉粒体輸送管C
で吹込んだときの粉粒体輸送管Cのキャリアガス量、 Fab・・・要求吹込みIWoを粉粒体輸送管Bで吹込
んだときの不足吹込み量Wa 1を粉粒体輸送管Aで吹
込んだときの粉粒体輸送管Aのキャリアガス量、 1”ac・・・要求吹込み量Woを粉粒体輸送管Cで吹
込んだときの不足吹込み量Wa 1を粉粒体輸送管Aで
吹込んだときの粉粒体輸送管Aのキャリアガス」。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加圧された粉粒体圧送容器から複数の粉粒体輸送
    管を介して、精錬ガス又は不活性ガスをキャリアガスと
    して用いて粉粒体を供給するのに際し、前記複数の粉粒
    体輸送管のそれぞれに開閉弁を設け、各粉粒体輸送管の
    開閉選択をすることで粉粒体輸送量を段階的に調整可能
    にすると共に、前記複数の粉粒体輸送管の前記開閉弁の
    下流側に、2次ガス供給管をそれぞれ合流させ、この2
    次ガス供給管からのキャリアガスの供給量を増減するこ
    とにより、前記複数のそれぞれの粉粒体輸送管を通過す
    る粉粒体の量を無段階に調整するようにした精錬炉等へ
    の粉粒体吹込み量の制御方法において、 前記複数の粉粒体輸送管の開閉選択と前記複数の2次ガ
    ス供給管のそれぞれのキャリアガスの供給量の増減の調
    整を、複数の粉粒体輸送管出口側のキャリアガス量の総
    合計が最小になるように行うことを特徴とする精錬炉等
    への粉粒体吹込み量の制御方法。
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