JPH031527Y2 - - Google Patents

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JPH031527Y2
JPH031527Y2 JP110684U JP110684U JPH031527Y2 JP H031527 Y2 JPH031527 Y2 JP H031527Y2 JP 110684 U JP110684 U JP 110684U JP 110684 U JP110684 U JP 110684U JP H031527 Y2 JPH031527 Y2 JP H031527Y2
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JP
Japan
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hot melt
groove
joined
bonded
melt sealant
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JP110684U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、木質壁体を突き合せた場合の接合
面における防水構造に関する。
たとえば、木質系プレハブ住宅における木質系
壁パネルを突き合せた接合面に、防水処理を施す
場合において、従来は、建築現場で発泡シーリン
グ材やホツトメルトシーラ材などを用い、コーキ
ング材やパテ材等で仕上げて目地処理を行つてい
た。
ところで、この発泡シーリング材は、約1/4程
度に圧縮した場合に防水効果を発揮するが、取扱
いに慎重を欠くと、防水効果が十分でなくなるな
ど、扱いにくいため、目地処理施工の品質が不安
定になるという問題があつた。また、建築現場で
は目地処理をしなければならない場所がたくさん
あり、、施工能率が悪いだけでなく、高所あるい
は狭所での作業など作業位置を自由に選べない場
合がある。したがつて接合部処理施工の品質は、
それぞれの施工箇所によつて非常に不安定にな
り、しかも作業には危険が伴うという問題があつ
た。
一方、ホツトメルトシーラ材の場合には、その
材質、作業の特殊性によるとともに常温付近では
木材質との相性の関係上から簡易的な防水に利用
されることが多く、たとえば第1図に示すよう
に、横目地が形成される外壁サイデイング材1の
接合端部を合決状に切欠いた接合部に用いられて
いるが、従来は、片側の切欠面2aにのみこのホ
ツトメルトシーラ材3を帯状に接着し、このシー
ラ材3を接合部のもう一方の切欠面2bに密接す
るようにして防水処理を行つていた。そして、こ
のホツトメルトシーラ材3は、溶融状態で木質部
とよくなじんで接着するので、あらかじめ工場な
どでホツトメルトシーラ材3を加熱し、溶融した
状態で接着すればよい。ところで、前記外壁サイ
デイング材1どうしを接合する場合には常温下で
行うが、常温下ではホツトメルトシーラ材3と木
質部とのなじみが悪く、接着しないので、他側の
切欠面2bとホツトメルトシーラ材3との間の防
水性が十分ではないという問題があり、したがつ
て縦接合部あるいは突合せによる横接合部等には
利用できないものであつた。
この考案は、木質壁体の突き合せ部の両切欠面
に接着したホツトメルトシーラ材どうしを互いに
接触する如く圧着して壁体どうしを接合し、接合
部に形成された溝に前記ホツトメルトシーラ材の
外方からバツクアツプ材を介してコーンキング材
を水密的に充填することにより前記問題を解消し
たもので、接合部処理施工の品質を安定化すると
ともに、防水処理を完全に行え、かつ作業の安全
な木質壁体の突き合せ部防水構造の提供を目的と
するものである。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図から第4図は、この考案を木質系プレハ
ブ住宅に用いられる木質系壁体4に適用した場合
の一実施例を示すものである。前記壁体4は、た
とえば棧材を縦横に配し、その四周を框4aによ
つて組みつけ、これらの両面に面材4bを貼つて
構成されている。
前記壁体4の接合すべき接合面4cの外方側に
は、たとえば二つの段部4d,4eが切欠かれて
いる。図示例にあつては、内方側の段部4dは、
前記框4aを切欠き、また外方側の段部4eは、
外方側の面材4bと框4aの一部を前記段部4d
よりも深く切欠いて構成されている。なお、前記
の外方側の段部4eは、框4aを切欠かずに面材
4bのみを切欠いて構成してもよいし、また段部
4dのみでもよい。
また、前記内方側の段部4dであつて壁体4の
接合面4cと平行な切欠面4fの中央部には、そ
の切欠面4fの全長にわたつて帯状のホツトメル
トシーラ材6が、前記接合面4cよりも盛り上げ
られて接着されている。このホツトメルトシーラ
材6は、常温下では木質部との接着性が十分では
ないので、加熱して溶融状態で前記切欠面4fに
接着するが、この工程は工場で所要の前記切欠面
4fに効率よく行うことができる。すなわち、ほ
ぼ一定の状態でホツトメルトシーラ材6を接着す
ることができるので、壁体4の設置場所や接合箇
所にとらわれず、一様に高品質の接合部を得るこ
とができる。
また、壁体4の外方側の面材4bの外表面に
は、下地防水層5が被覆され、さらにこの下地防
水層5の上には、下地モルタル層7が、その端部
に内側に傾斜する傾斜部7aを形成して設けられ
ている。
一方、前記壁体4どうしは、その段部4d,4
eを互いに対向させて接合されている。そして、
接合部には、前記段部4d,4eおよび傾斜部7
aによつて外方側に開口する断面略漏斗状の溝9
が形成されている。この溝9は、内方側の段部4
dによつて最奥部に形成される凹部9aと、外方
側の段部4eによつて形成されかつ前記凹部9a
と連通する断面矩形の中間部9bと、下地モルタ
ル層7の傾斜部7aによつて形成されかつ前記中
間部9bと連通する断面台形状の開口部9cとか
らなつている。
前記凹部9aには、前記切欠面9fに接着され
たホツトメルトシーラ材6どうしが圧接され、互
いにややつぶれて接着されている。ホツトメルト
シーラ材6どうしの場合には、常温下であつても
木質部への接着と異り、なじみよくその粘着性で
もつて水密的一体に接着し、さらに前記溝9内で
はホツトメルトシーラ材6どうしが互いに圧接さ
れ、隙間などが生じないので、防水性にすぐれて
いる。なお、図示例にあつては、ホツトメルトシ
ーラ材6の外方側には空間が形成されている。し
たがつて、壁体4の縦接合の場合、ホツトメルト
シーラ材6と中間部9bとの間の空隙は、かりに
外方側から水が浸入するような場合であつても、
水を下方向に流すことができる水抜になつてい
る。もちろん、この凹部9a全体が、ホツトメル
トシーラ材6で充満するように、あらかじめ切欠
面4fに所定量のホツトメルトシーラ材6を接着
しておいてもよい。
また、前記中間部9bから前記凹部9aのホツ
トメルトシーラ材6どうしの圧着部にかけては、
現場塗布によつて防水層10が設けられている。
さらに、この中間部9bには、該中間部9bとほ
ぼ同じ断面形状を有するバツクアツプ材11が、
前記中間部9bの全長にわたり、前記防水層10
を介して嵌合されている。
さらに、前記開口部9cには、コーキング材1
3が、下地モルタル層7の外表面と面一に充填さ
れている。
もちろん、この下地モルタル層7およびコーキ
ング材13の外表面には、さらに外壁仕上層が設
けられる。
なお、上記実施例では、框4aの段部4dの切
欠面4fに一本のホツトメルトシーラ材6を帯状
に接着したが、第5図イ,ロに示すように、必要
に応じて適宜数本のホツトメルトシーラ材6を接
着してもよい。この図示例にあつては、壁体4ど
うしを接合した場合、ホツトメルトシーラ材6が
交互に接着されているので、さらに防水性が高め
られる。また上記実施例の防水構造は、壁体4の
縦接合あるいは横接合のいずれでも用いることが
できる。
以上説明したようにこの考案は、木質壁体の段
部の切欠面に接着したホツトメルトシーラ材どう
しを、その粘着性を利用し互いに水密的に接着し
て壁体どうしを接合したので、ホツトメルトシー
ラ材どうしが溝内でよくなじんで接着し、しかも
この溝の外方側には、バツクアツプ材を介してコ
ーキング材を水密的に充填しているので、従来よ
りもはるかに防水性を高めることができる。ま
た、前記ホツトメルトシーラ材を工場であらかじ
め切欠面に接着することができ、施工の合理化と
ともに、現場作業による品質の不安定さをなくし
て一定の高品質が得られ、また高所あるいは狭所
での危険な作業から解放することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す壁体の接合状態を示す断
面図、第2図から第4図は、この考案の一実施例
を示すもので、第2図は壁体の要部断面図、第3
図は壁体どうしを接合した状態の要部断面図、第
4図は壁体どうしを接合し、バツクアツプ材およ
びコーキング材を充填した状態の要部断面図、第
5図イ,ロはホツトメルトシーラ材の接着状態を
示す他の変形例である。 4…壁体、4c…接合面、4d,4e…段部、
4f…切欠面、6…ホツトメルトシーラ材、9…
溝、11…バツクアツプ材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木質壁体の接合すべき接合面の外方側を切欠い
    て段部を形成し、前記段部が互いに対向するよう
    に前記木質壁体を接合し、その接合部に外方側に
    開口する溝を形成して該溝に防水処理を施すよう
    にした木質壁体の突き合せ部防水構造において、
    前記接合面と平行な段部の両切欠面に帯状に接着
    されたホツトメルトシーラ材どうしを前記溝内で
    互いに水密的に接着するとともに、前記溝内であ
    つて前記ホツトメルトシーラ材の外方側にバツク
    アツプ材を介してコーキング材を水密的に充填し
    てなることを特徴とする木質壁体の突き合せ部防
    水構造。
JP110684U 1984-01-09 1984-01-09 木質壁体の突き合せ部防水構造 Granted JPS60112510U (ja)

Priority Applications (1)

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JP110684U JPS60112510U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 木質壁体の突き合せ部防水構造

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JP110684U JPS60112510U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 木質壁体の突き合せ部防水構造

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Publication Number Publication Date
JPS60112510U JPS60112510U (ja) 1985-07-30
JPH031527Y2 true JPH031527Y2 (ja) 1991-01-17

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