JPH03151370A - 光学活性化合物およびその製法 - Google Patents

光学活性化合物およびその製法

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JPH03151370A
JPH03151370A JP1289749A JP28974989A JPH03151370A JP H03151370 A JPH03151370 A JP H03151370A JP 1289749 A JP1289749 A JP 1289749A JP 28974989 A JP28974989 A JP 28974989A JP H03151370 A JPH03151370 A JP H03151370A
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ethyl
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文夫 森内
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裕史 矢野
Kazunari Kajita
和成 梶田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な光学活性化合物およびその製法に関する
。さらに詳しくは、強誘電性液晶混合物の成分などとし
て有用な新規な光学活性化合物およびその製法に関する
〔従来の技術] 現在、最も広く用いられている液晶表示素子はツイスト
ネマチック(TN)型表示素子であるが、発光型表示素
子(エレクトロルミネッセンスデイスプレィ、プラズマ
デイスプレィなど)と比べて応答が遅いという欠点を有
している。この欠点の改善のため種々の研究が試みられ
ており、TN型表示素子とは別な原理による液晶デイス
プレィとして強誘電性液晶を用いる表示方法が提案され
ている(エヌ・ニー・クラーク(N、^。
C1ark)ら、アプライド・フィジクス・レターズ(
AppHed Physlcs Letters)36
.899(1980)参照)。
この表示方法は強誘電性液晶のカイラルスメクチックC
相またはカイラルスメクチック!相を利用するものであ
り、TN型表示素子に比べて高速応答性などが優れてい
る。さらに、大容量表示素子をつくるばあい、このよう
な強誘電性液晶材料としてコントラストが向上するなど
の利点があるカイラルスメクチック相を有する強誘電性
液晶化合物で自発分極の値(以下、Psという)が大き
い化合物が求められてきている。
しかし、充分満足しうるような性能を有するものはえら
れていないのが現状である。
一方、スメクチック液晶に、それ自体は液晶性を示さな
い光学活性を有するカイラルな化合物を添加することに
よっても強誘電性液晶混合物かえられることが知られて
いる。この混合物は、用いられる液晶モノマーの種類と
それらの組成比または相溶性などによって性能が大きく
異なるため、強誘電性液晶材料の探索の範囲がさらに広
まっている。
しかしながら、一般に微生物による発酵により、または
天然物として比較的容易に入手しうるアミノ酸、有機酸
、糖などを除いて光学活性化合物の入手は困難である。
とくに前記スメクチック液晶に添加して使用される化合
物であって、スメクチック液晶との相溶性の高い光学活
性化合物をうる技術は完成されていない。
すなわち、従来行なわれていた生化学的手段または有機
化学的手法による光学活性化合物の合成法では適用範囲
が狭く、次のような欠点を存している。
たとえば生化学的手法として、パン酵母やデヒドロゲナ
ーゼを利用する不斉合成法があげられるが、この方法で
は用いられる基質の水への溶解性により化学収率や光学
純度が著しく低下する傾向があり、一方、水に溶解しな
い化合物についてはこれらの方法を用いる有意性が認め
られていない。
他の生化学的手法として、有機溶媒中でリパーゼを用い
てトリブチリンと第2級アルコールとを不斉エステル交
換反応させる方法があげられるが、この方法は反応速・
度が非常に遅く、しかもえられる光学活性化合物がブチ
ルエステルに限定されるため、目的化合物をうるにはさ
らに数ステップの合成が必要になるという欠点がある。
一方、有機化学的手法によるばあいには、使用される基
質によって光学純度や化学収率が低く、えられる光学活
性化合物も低分子のものに限定されるばあいが多く、ス
メクチック液晶への利用可能な光学活性化合物の合成は
困難である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的の一つは既存のスメクチック液晶との相溶
性がよく、しかもPs値の大きな液晶混合物を与えうる
光学活性化合物を提供することであり、さらに他の一つ
は前記有用な光学活性化合物を容易に製造しうる方法を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、−数式(■): (式中、R1は炭素数1〜15のアルキル基またはアル
キルオキシ基、R2は炭素数1〜15のア原子またはシ
アノ基)、Cは不斉炭素を表わす)で表わされる光学活
性化合物および 一般式(■): R1−A −C00H (1) (式中、RIAは前記に同じ)で表わされる化合物を、
−数式(IIl): (式中、R2、Cは前記に同じ)で表わされるパラヒド
ロキシフェニルエタノールの脂肪酸エステルによりエス
テル化することを特徴とする一般式(I)で表わされる
光学活性化合物の製法に関する。
[作用および実施例] 本発明の光学活性化合物は、−数式(I):で表わされ
る光学活性化合物である。
−数式(1)で表わされる光学活性化合物において、R
1は炭素数1〜15、好ましくは2〜12のアルキル基
またはアルキルオキシ基であり、R2は炭素数1〜15
、好ましくは2〜12のアル原子またはシアノ基)であ
る。
前記R1の炭素数が15をこえると粘度が高くなり、液
晶混合物として使用したとき混合物の応答速度が遅くな
り、またR1がアルキル基またはアルキルオキシ基のい
ずれでもないばあいには、液晶混合物として使用したと
き、スメクチック相の熱安定性を急激に低下させやすく
なる。
前記炭素数1〜15のアルキル基の具体例としては、た
とえばメチル、エチル、プロピル、1−プロピル、ブチ
ル、l−ブチル、ペンチル、l−または2−メチルブチ
ル、ヘキシル、l−または3−メチルペンチル、ヘプチ
ル、l−または4−メチルヘキシル、オクチル、■−メ
チルへブチル、ノニル、1−または6−メチルオクチル
、デシル、l−メチルノニル、ウンデシル、■−メチル
デシル、ドデシル、1−メチルウンデシルなどの基があ
げられるが、これらに限定されるものではない。これら
のアルキル基中には不斉炭素が含まれていてもよい。
また炭素数1〜15のアルキルオキシ基の具体例として
は、たとえばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、1
−プロピルオキシ、ブチルオキシ、1−ブチルオキシ、
ペンチルオキシ、■−または2−メチルブチルオキシ、
ヘキシルオキシ、1−または3−メチルペンチルオキシ
、ヘプチルオキシ、■−または4−メチルへキシルオキ
シ、オクチルオキシ、l−メチルへブチルオキシ、ノニ
ルオキシ、l−または6−メチルオクチルオキシ、デシ
ルオキシ、■−メチルノニルオキシ、ウンデシルオキシ
、■−メチルデシルオキシ、ドデシルオキシ、■−メチ
ルウンデシルオキシなどの基があげられるが、これらに
限定されるものではない。
これらのアルキルオキシ基中には不斉炭素が含まれてい
てもよい。
前記R2の炭素数が15をこえると、粘度が高くなり、
液晶混合物として使用したとき混合物の応答速度が遅く
なり、またR2がアルキル基でないばあいには液晶混合
物として使用したときスメクチック相の熱安定性を急激
に低下させやすくなる。
前記R2の具体例としては、たとえば前記R1の具体例
としてあげた炭素数1〜1゛5のアルキル基と同じもの
があげられるが、これら以外にも不斉炭素を有するアル
キルエーテル、ハロゲン化アルキル、乳酸誘導体、アミ
ノ酸誘導体、リンゴ酸誘導体なども使用できる。
ため強誘電性を発現するのに必要なスメクチック相を示
しやすくなっていると考えられる。
前記x里が水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基のい
ずれでもないばあいには、強誘電性液晶材料としての有
意性を認めがたい化合物となる。
前記−数式(1)で表わされる光学活性化合物のうち、
不斉炭素を2個有する化合物は、それぞれについて((
S 、 S)) 、((S 、 R)) 、((R、S
))および((R、R))体がある。
前記のごとき一般式(1)で表わされる光学活性化合物
の光学純度は100%であるのが強誘電性液晶混合物を
うるのに添加量が少量(2〜10重量%)で済み、スメ
クチック相の相転移温度への影響を無視できるなどの点
から好ましいが、光学純度が85%程度以上であれば強
誘電性液晶混合物をうるための添加剤などの用途に使用
するのにとくに問題はない。
一般式(1)で表わされる光学活性化合物は、置換アル
キル基またはアルキルオキシ基の炭素数によっても異な
るが、通常は白色結晶のごとき性状を有する。
とくに−数式(I)で表わされる光学活性化合物は、既
存の多くの液晶性物質と相溶性が高いので液晶材料の成
分として混合使用するのに有用である。とくにスメクチ
ック液晶混合物の成分として用いると、えられるスメク
チック相において大きなPs値を実現できる。
つぎに本発明の一般式(1)で表わされる光学活性化合
物の製法について説明する。
−数式(1)で表わされる光学活性化合物は、−数式(
H): R1−A −C00H (1) (式中、RI  Aは前記に同じ)で表わされる化合物
を、−数式(III): (式中、R2は前記に同じ)で表わされる化合物でエス
テル化することによってうることができる。
すなわち、たとえば−数式(1)におけるR1がまず下
記反応式に示すようにテレフタルアルデヒド酸メチルと
目的物のR1に対応するジオールとからアセタール化に
よってトランス−2−(p−カルボメトキシフェニル)
−5−アルキル−1,3−ジオキサンを合成する。
つぎに下記反応式に示すとおりトランス−2−(p−カ
ルボメトキシフェニル)−5−アルキル−1゜3−ジオ
キサンをKOH/Meo)1 (1当量)で加水分解し
、ついで、バラヒドロキシフェニルエタノールの脂肪酸
エステルと反応させるなどの方法である。
[以下余白] また、 Aが 反応式に示すとおり、バラアルコキシまたはパラアルキ
ルシアノベンゼンを無水エタノールと無水ベンゼン中で
塩化水素ガスを通してイミドエチルエーテルとしたのち
、さらにエタノール中アンモニアガスを通じて反応させ
、p−アルコキシまたはp−アルキルフェニルアミジン
塩酸塩をえ、ついでジエチルエトキシメチレンマロネー
トとナトリウムエチラート溶液(ナトリウム/EtOI
l)中で反応させて、2−(p−アルコキシフェニル)
−4−ヒドロキシピリミジン−5−カルボン酸エチルま
たは2−(p−アルキルフェニル)−4−ヒドロキシピ
リミジン−5−カルボン酸エチルをえる。4位のヒドロ
キシル基をPO(Jsでクロル化したのち、Pd/ B
aSO4で水添することにより、2−(p−アルコキシ
フェニル)ピリミジン−5−カルボン酸エチルまたは2
−(p−アルキルフェニル)ピリミジン−5−カルボン
酸エチルをえることができる。
ついでこれをKOH/EtO1l (IN溶液)中で加
水分解し、えられた2−(p−アルコキシフェニル)ピ
リミジン−5−カルボン酸または2−(p−アルキルフ
ェニル)ピリミジン−5−カルボン酸とp−ヒドロキシ
フェニルエタノールの脂肪酸エステルとのエステル化に
よって目的物かえられる。
r以下余白] COR1 本発明に用いる前記−数式(110で表わされる化合物
(バラヒドロキシフェニルエタノールの脂肪酸エステル
)は、ラセミ体の1−(4−(1−エトキシエトキシ)
フェニル)エタノールと 2.2.2トリクロロエタノ
ールの脂肪酸エステル(脂肪酸の炭素数2〜1[i)ま
たは−数式[fV):)(2C−CR30COR?  
     (IV)(式中、R2は前記に同じ、R3は
水素原子またはメチル基)で表わされるビニルエステル
とを、有機溶剤中エステラーゼ活性を有する酵素を用い
て不斉エステル交換したのち、l−二トキシエチル基を
除去してうろことができる。
前記2.2.2−トリクロロエタノールの脂肪酸エステ
ルまたは一般式(至)で表わされるビニル脂肪酸エステ
ルは、アシル化剤として用いられる。
これら、脂肪酸の炭素数はえられる一般式(1)または
(lf)で表わされる化合物のR2の炭素数に対応して
おり、脂肪酸の炭素数を適宜選択して用いることにより
目的に応じた化合物かえられる。
2.2.2−)リクロロエタノールの脂肪酸エステルの
具体例としては、たとえば2.2.2−トリクロロエチ
ルアセテート、2.2.2−)リクロロエチルブチレー
ト、2.2.21−リクロロエチルヘプタノエートなど
があげられる。ビニル脂肪酸エステルの具体例としては
、たとえば、イソプロペニルアセテート、ビニルアセテ
ート、ビニルバラレート、ビニルオクタノエートなどが
あげられる。
前記エステラーゼ活性を有する酵素とは、アシル化剤を
用いて有機溶媒中で前記ラセミ体アルコールのうちの(
R)体のみを不斉的にエステル化しうるものであれば何
ら制限なく使用することができ、微生物由来のものでも
、動物由来のものでも、また市販のものでもよい。かか
る酵素の具体例としては、たとえば微生物由来の酵素で
あるシュードモナス・アエールギノーサ(Pseudo
monas aeruglnosa)などのシュードモ
ナス属、アクロモバクテリウム・ビスコスム(Aehr
omobacterlum vlscoss)などのア
クロモバクテリウム属、キンディダ・シリンドラセ(C
andlda Cyllndracea)などのキンデ
ィダ属に属する微生物から産生された酵素など、また動
物由来の酵素としては豚の翠臓から産生された酵素など
があげられるが、何らこれらに限定されるものではない
これらの酵素の市販品としては、たとえばリパーゼ「ア
マノJP(大野製薬■製、商品名)、リパーゼ東洋(東
洋醸造■製、商品名)、パンクレアチンリパーゼ(大野
製薬■製、商品名)、パンクレアチンリパーゼ(シグマ
社製、商品名)、リパーゼB(和光純薬工業■製、商品
名)、リパーゼMY (名糖産業■製、商品名)などが
あげられる。
前記不斉エステル交換反応に用いられる有機溶媒は、前
記ラセミ体アルコールおよびアシル化剤を溶解し、エス
テラーゼ活性を有する酵素の酵素活性を阻害しないなど
の要件を満たす限りとくに限定なく使用しうる。このよ
うな有機溶媒の具体例としては、たとえばジエチルエー
テル、メチルエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル
、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−へブタン、トル
エンなどがあげられる。
前記−数式圓で表わされる化合物(光学活性なバラヒド
ロキシフェニルエタノールの脂肪酸エステル)は、たと
えばっぎの合成経路にしたがって製造される。
前記−数式(U)で表わされる化合物と一般式(110
で表わされる化合物とのエステル化は、たとえばDCC
法、酸クロライド法などの公知の方法で行なうことがで
き、−数式(1)で表わされる光学活性化合物を80〜
90%の収率でうろことができる。
以下に、本発明を実施例をあげてさらに詳細に説明する
が、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
なお、各実施例において不斉炭素を2個有する化合物に
ついては絶対配置を決定したわけではなく、出発原料か
ら当然予想されうる絶対配置として便宜上((S 、 
S)) 、((S 、 R)) 、((R。
S)) 、((R、R))などで表わした。
酵素による光学分割ではアシル化剤(エステル交換剤)
である2、2.2−トリクロロエタノールの脂肪酸エス
テルまたは一般式(財)で表わされるビニルエステルと
エステル交換を受ける鏡像体を、エイ・エムΦクリバッ
フ(A、M、IC1ibanov)の「ジャーナルφオ
ブΦジ・アメリカンeケミカル・ソサイアテ−(J、A
−、Chem、Soc、)107.7072 (198
5) Jの記載にしたがって((R))体とした。
製造例1 l−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノ
ールの合成 (i)4−(1−エトキシエトキシ)アセトフェノンの
合成 100m1のジエチルエーテル溶液にp−ヒドロキシア
セトフェノン13.0g (0,1モル)とエチルビニ
ルエーテルを溶解し、濃塩酸1 mlを加え4時間還流
し、さらに室温で16時間反応させた。反応終了後、反
応混合物を、0.1規定の水酸化ナトリウム溶液50m
1で2回洗浄し、さらに水で3回洗浄した。エーテル層
を硫酸マグネシウムで乾燥し、エーテルを減圧留去後油
状の4−(l−エトキシエトキシ)アセトフェノン20
.5gをえた(収率92%)。
えられた化合物のIH−NMRスペクトル分析の結果は
つぎのとおりであった。
’H−NMR(300MHz、 CDCl 3 、δ値
ppa+) :1.17(t、 311) 、1.51
(d、 3B)、2.52(s、 311) 、3.5
0(a、 III)、3.72(i、 IH) 、5.
48(q、 Ift)、8.95(d、 2H) 、7
.88(d、 2+1)(It−(4−(1−エトキシ
エトキシ)フェニル)エタノールの合成 (+)でえられた4−(1−エトキシエトキシ)アセト
フェノン15.Og (72ミリモル)をエタノール1
00m1に溶解し、NaBII42.2 g (58ミ
リモル)を加えて5時間反応させた。反応終了後、エタ
ノールを減圧留去し、200m1のエーテルを加えて希
塩酸、水、炭酸水素ナトリウム水溶液の順で洗浄した。
エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去し、13.8gの1−(4−(1−エトキシエトキシ
)フェニル)エタノールをえた(収率9096)。
えられた化合物のIH−NMRスペクトル分析の結果は
つぎのとおりであった。
IH−NMR(300MHz、 CDCJ 3 、δ値
ppm) :1.17(t、 311) 、1.44(
d、 311)、1.4t3(d、 3)1) 、1.
93(s、  1)I)、3.52(m、  III)
 、3.78(+a、  IH)、4.82(m、  
l1l) 、5.34(q、  IH)、6.94(d
、 21+) 、7.27(d、 211)製造例2 l−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノ
ールの光学分割 C1)2.2.2−hリクロローエチルブチレートとの
不斉エステル交換法 無水ジエチルエーテル120m1に1−(4−(1−エ
トキシエトキシ)フェニル)エタノール21g(0,1
モル) 、2.2.21−リクロロエチルブチレート2
2.4g(0,1モル)およびリパーゼP(大野製薬■
製) 25.2gを加え、25℃で90時間撹拌した。
反応終了後吸引濾過によりリパーゼを除去し、濾液を濃
縮後シリカゲルクロマトグラフィ(酢酸エチル/n−へ
キサ、ンー1/4(容量比、以下同様)により精製し、
(S)体の1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニ
ル)エタノール9.6g (収率9■%)および(R)
体の1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エ
チルブチレート13.0g(収率93%)をえた。
えられた化合物のIH−NMRおよびIRスペクトル分
析の結果はつぎのとおりであった。
1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノ
ール((S)体) ’H−NMR(300MHz 、 CDCff s 、
δ値ppI!1) :1.17(t、 311) 、1
.44(d、 all)、1.48(d、 311) 
、1.93(s、 IH)、3.52(m、 1ll)
 、3.78(m、 1ll)、4.82(fit、 
111) 、5.34(Q、 111)、6.94(d
、 211) 、7.27(d、 211)FT−IR
(cm−’)  : 3398、2974、2931. 2889、1612
、1512.1446、1381% 1342、123
8、1176、1134.1118、107B、 37 1−(4−(1−エトキシエ ブチレート((R)体) !)1−NMR(300MHz 。
0.90(t、 311)、 1.47(d、 3H)、 1.82(a+、 211)、 3.51(m、  III)、 5.35(q、  l1l)、 6.94(d、 2+1)、 FT−IR(cm−1)  : 2974.2935.2877. 1512.1454.1419、 ll76、ll34.1099. 1003、94L  898、 (n)2,2.2−)リクロロエ よる不斉エステル交換法 2.2.2− トリクロロエチ に2.2.2− トリクロロエチ トキシ) CDCl2. 1.19(t。
1.49(d。
2.27(t。
3.78(a。
5.84(q。
7.28(d。
1049. 1010. 945. 898、 フェニル) エチル δ値ppIIl) : 311) 、 311)  、 211) 、 111)、 111) 、 211) 1735、1612. 1381、1346. 107G、  IOH。
833、551 チルヘプタノエートに 1288. 1585. 1014、 ルブチレートの代わり ルヘブタノエ トを用 いたほかは製造例2(1)と同様の方法で(S)体の1
−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノー
ル9.5g<収率9o%)および(J?)体ノ1−(4
−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エチルヘプタノ
エート14.8g(収率92%)をえた。えられた化合
物のIH−NMRおよびIRスペクトル分析の結果はっ
ぎの通りであった。
1−(4−(1−エトキシエトキシ) −ル IH−NMRおよびFT−I R と同様であった。
1−(4−(1−エトキシエトキシ) ヘプタノエート IH−NMR(300MH2。
(1,84(t、 3+1)、 1.24(+a、 OH)、 1.49(d、 3H)、 2.28(t、 2H)、 3.76(n、  IH)、 5.83(Q、  IH)、 エタノ エチル フェニル) フェニル) δ値ppffl) : 311)、 311)、 2H)  、 IH)  、 IH)  、 2H)  、 分析の結果は製造例2(i) CD(J3 . 1.19(t。
1.47(d。
1.58(m。
3.49(m。
5.35(q。
8.94(d。
7.25(d、  2H) FT−IR(cm−■)  : 2978、2958、2931、28フ0、2858、
1735.1612、1585、1512.1454、
1419.1377.1342.1288.1238、
l188.1134.1118、l099、1076.
1057、1014、1003、 941.898、 
833、551 (至)ビニルバラレートによる不斉エステル交換法 2.2.2−トリクロロエチルブチレートの代わりにビ
ニルバラレートを用いたほかは製造例2(i)と同様の
方法で(S)体の1−(4−(L−エトキシエトキシ)
フェニル)エタノール9.8g (収率93%)および
(R)体の1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニ
ル)エチルバラレート11.8g(収率94%)をえた
。えられた化合物のIH−NMRおよびIRスペクトル
分析の結果はつぎのとおりであった。
1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノ
ール 1N−NMRおよびI’T−I R分析の結果は製造例
2(1)と同様であった。
1−(4−(1−エトキシ バラレート IH−NMl?(300Mllz 0.80(t、 311) 1.26(m、 2H) t、49(d、 311) 2.28(t、 2H) 3.78(m、  IIり 5.83(q、  IH) 7.25(d、  2H) FT−IR(cm−’)  : エトキシ) CDCa3 . 1.19(t。
1.47(d。
1.59(a+。
3.50(a+。
5.35(q。
8.94(d。
フェニル) δ値ppm) : 3H)  、 311)、 211) 、 IH)  、 11り、 2H)  、 エチル 2974、2935.2877. 1512、1454、1419. 1238、117G、 1134. 1014、1003、 9411 (へ)(R)体の1−(4−(1−エ ニル)エタノールの合成 製造例2の(1)〜(至)でえ −(1−エトキシエトキシ) 1735、1612. 1381、 134B。
1099、107B、 898、 833、 トキシエトキ 1585. 1288. 1060、 51 シ)フ工 られた(R)体の1−(4 フェニル)エタノール の脂肪酸エステル(0,1モル)をIN水酸化カリウム
のエタノール溶液210 mlに溶解させ、室温で一晩
反応させたのち反応混合物を減圧濃縮した。
残渣に200 mlのエーテルを加え、2Nの水酸化ナ
トリウム水溶液50 mlで2回洗浄し、さらに水で3
回洗浄した。エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ
、エーテルを減圧留去させた。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル/n−ヘキサン−17
4)により精製し、(R)体の1−(4−(1−エトキ
シエトキシ)フェニル)エタノール18.9gをえた(
収率90%)。
IH−NMR分析およびFT−IR分析の結果は製造例
2の(1)と同様な結果であった。
製造例3 (i)(S)体の1−(4−(1−エトキシエトキシ)
フェニル)エタノールの脂肪酸エステルの合成製造例2
でえた(S)体のL−(4−(L−エトキシエトキシ)
フェニル)エタノール0.05モルをピリジン50m1
に溶解し、各種脂肪酸の酸クロライド0゜06モルをゆ
っくり滴下した。滴下終了後さらに10時間反応させた
のち、反応混合物を減圧濃縮した。残渣に100 ml
のジエチルエーテルを加え、希塩酸、水、10%炭酸水
素ナトリウム水溶液で洗浄した。エーテル層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥、減圧留去後(S)体の1−(4−(1
−エトキシエトキシ)フェニル)エタノールの、用いた
酸クロライドに対応する脂肪酸エステルをえた。
収率および比旋光度は第1表にまとめて記載した。えら
れた化合物のIH−NMRおよびFT−I R分析の結
果はつぎのとおりであった。
1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)ブチレ
ート IH−NMR(300MIIz 。
0.90(t、 311)、 1.47(d、 311)、 1.62(m、 211)、 3.51(α、 111)、 5.35(Q、 III)、 8.94(d、 211)、 FT−IR(cm−’)  : エチル δ値ppm) : 3!I)、 311) 211)、 111)  、 il+) 2+1) CDC!+3 . 1.19(t。
1.49(d。
2.27(t。
3.76(+n。
5.84(q。
7.26(d。
2974、2935、2877. 1512、1454、1419. 1238、117B、 1134. 1014、1003、 9411 1−(4−(1−エトキシエトキ ヘキサノエート IH−NMR(300MIIz 0.85(1,311) 1.27(n、 411) 1.49(d、 3H) 2.28(t、 2+1) 3.76(m、 IH) 5.83(Q、 1ll) 、CDCl31 .1.19(t。
、1゜47(d。
1.59(+。
、3.50(a+。
、5.35(q。
、8.94(d。
1585、 ■28B、 1060、 51 エチル 1735、1612. 1381、 134B、 1099、107B、 898、 833、 シ)フェニル) δ値ppI11) : 3H)  、 311)  、 2H)  、 III) 111)  、 211) 7.25(d、  211) FT−IR(cm”)  : 2978. 1585. 1242. 898. 1−(4−(1−工 2958、2931,2870、1735.1512、
1454、1377、1342.1172、1122、
1057、 l014.833、 551 トキシエトキシ) フェニル)エチル 1612. 1288. 945、 ヘプタノエート ’H−NMR(300MIIz O,84(t、 311) 1.24(1,all) 1.49(d、 311) 2.28(1,211) 3.76(m、 III) 5.83(q、 111) 7.25(d、  2+1) FT−I R(■−1): CDCj3 . 1.19(t。
1.47(d。
1.58(會。
3.49(01゜ 5.35(q。
(1,94(d。
δ値ppO1) : 3H)  、 311)  、 211)、 l11)  、 2+1)  、 2H)  、 2978.2958.2931,287G、2858、
1735.1612.1585.1512.1454.
1419、1377.1342、1288、1238、
1188.1134、1118.1099.1076.
1057.1014.1003、 94[,898、8
33、551 1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エチル
ブチレ−ト ’H−NMR(300MHz 5CDCI! ! 、δ
値ppm) :0.85(t、 10) 、1.19(
t、 311)、1.23(m、 12H)、1.47
(d、 311)、1.49(d、  3H)  、1
.58(m、  III)  、2.28(t、  2
+1)  、3.54(1,111)  、3.75(
Il、  1tl)  、5.35(q、  111)
  、5.83(Q、  IH)  、13.94(d
、  211)  、7.25(d、  211) FT−1R(cm −1) 二 2978、2954、2927、2854、1735、
1612.1585、1512、1458、1419、
1377、1300.1288、1238、1176、
1118、107B、 1057.1014、1003
、 941.  902、 833.551(ii)(
S)体の1−(4−ヒドロキシフェニル)エタノールの
脂肪酸エステルの合成 製造例3(1)でえた各種(S)体の1−(4−(1−
エトキシエトキシ)フェニル)エタノールの脂肪酸エス
テル(0,1モル)を酢酸、ジオキサン、水(10: 
5 : 5、容量比)の混合溶媒約200 mlに溶解
して室温で2時間攪拌し、溶媒を減圧留去後(S)体の
1−(4−ヒドロキシフェニル)エタノールの脂肪酸エ
ステルをえた。収率および比旋光度は第1表にまとめて
記載した。IH−NMRおよびPT−I R分析の結果
はつぎのとおりであった。
1−(4−ヒドロキシフェニル)エチルブチレート’H
−NMR(300MHz 、 CDCj s 、δ値p
pm) :0.89(1,311) 、1.50(d、
 3+1)、1.81(a+、 2tl) 、2.28
(t、 211)、5.83(Q、 III) 、[i
、14(broad s、 III)、6.77(d、
 211) 、7.20(d、 211)FT−IR(
cm−1)  : 3387.2970.2935.2873、1732、
1705.181B、 1597、151B、  14
50、1373、1265.1199、1172、10
91. 1057、 999、 956.941、  
833、 547 1−(4−ヒドロキシフェニル)エチルヘキサノエート lH−NMR(300MIIz 、 CDIJ s 、
δ値ppm) :0.85(t、  3H) 、1.2
5(m、  4H)、1.49(d、  311) 、
1.59(IIl、  211)、2、H(t、  2
11)  、5.74(broad  s、  111
)  、5J7(q、  III)  、6.77(d
、  211)  、7.20(d、  2)1) FT−IR(cm−1)  : 3371. 3024、2958、2931. 28フ
D、  1732.1705、tete% 1597.
151G、 1450、1415.1357.1288
、l285.12・42.1222、 l211゜11
68.1099.1057.10I4、1003、 9
56.833、 729、547 1−(4−ヒドロキシフェニル)エチルヘプタノエート ”H−NMR(300M)Iz 5CDC1t 3 、
δ値ppm) :0.85(t、 311) 、1.2
3(Il、 fill)、1.48(d、 311) 
、1.57(m、 211)、2.28(t、 211
) 、5.83(Q、  il+)、5.91(bro
ad s、  III) 、8.77(d、 2H)、
7.22(d、  2+1) FT−IR(Cm″″l): 3390. 1706. 1289. 949. 1−(4−ヒト 3024、2954、 tete、 1597. 1222、 tteg、 833、 725、 ロキシフエニ 2931、2858. 151B、 1450゜ 1099、1057. 1344.54フ ル)エチルデカノエ− 1377, 1732, 999, 1H−NMR(300MHz 5CDCff s 、δ
値ppm) :0.85(t、   311)  、 
1.23(ffi、   12 夏I)、1.49(d
、  211)  、1.58(m、  21り  、
2.28(t、  211)  、5.51(broa
d  s、  1ll)  、5.82(q、  l1
1)  、8.77(d、  211)  、7.20
(d、  2+1)(至)(R)体の1−(4−(1−
エトキシエトキシ)フェニル)エタノールの脂肪酸エス
テルの合成製造例2(へ)でえた(R)体の1−(4−
(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノールを用い
た他は製造例3(1)と同様に行ない、(R)体の1−
(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エタノール
の、用いた酸クロライドに対応する脂肪酸エステルをえ
た。えられた化合物のIH−NMRおよびFT−IR分
析の結果は製造例3(1)と同様であった。
(へ)(R) 体の1−(4−ヒドロキシフェニル)エ
タノールの脂肪酸エステルの合成 製造例2(i)〜(至)または30if)でえた(R)
体の1−(4−(1−エトキシエトキシ)フェニル)エ
タノールの脂肪酸エステルを用いた他は製造例3(道)
と同様に行ない(R)体の1−(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタノールの脂肪酸エステルをえた。収率および比
旋光度は第1表にまとめて記載した。
えられた化合物のIH−NMRおよびFT−IR分析の
結果は製造例3(わと同様であった。
【以下余白] 実施例1 (S)体の4’−11”−(デカノイルオキシ)エチル
)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピリ
ミジン−5−カルボキシレートの合成0) p−オクチ
ルオキシベンゾニトリルの合成p−ヒドロキシベンゾニ
トリル500g(4,2モル)とオクチルブロマイド9
85g(5,0モル)を4000 mlのアセトンに溶
解し、無水炭酸カリウム828g(6,0モル)を加え
て30時間加熱還流した。反応終了後、無機塩を濾別し
たのち、濾液からアセトンを減圧留去して残渣にエーテ
ル2000 mlを加え、2規定の水酸化ナトリウム水
溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥したのちエーテルを減圧留去してp−オク
チルオキシベンゾニトリル855g (収率88%)を
えた。なお、えられた化合物のIH−NMRの分析結果
はつぎのとおりであった。
IH−NMR(300MHz 、δ値ppm 5CDC
I! s )  :0.80(t、3B)、1.28(
1,1011)、1.42(a、2H)、 1.77(
m、2H)、3.9[f(t、2H)  、  6.9
0(d、2H)  、7.55(d、211) (i)エチル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピ
リミジン−5−カルボキシレートの合成無水エタノール
120 mlおよび無水ベンゼン180 mlの混合溶
媒にp−オクチルオキシベンゾニトリル170g(0,
74モル)を溶解し、0℃に冷却しながら塩化水素ガス
を通して飽和させたのち、さらに15時間、室温で撹拌
、反応させた。反応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣に
ジエチルエーテル300 mlを加え、析出した沈澱を
濾別、乾燥し、粗製のp−オクチルオキシフェニルイミ
ドエチルエーテル塩酸塩150g (収率65%)をえ
た。
えられたイミドエチルエーテル塩酸塩を800m1の無
水エタノールに分散させ、アンモニアガスを通しながら
溶解させ、さらに室温で40時間撹拌、反応させた。反
応終了後、エタノールを減圧留去し、残渣にジエチルエ
ーテル500 mlを加えて、析出した沈澱を濾別乾燥
してp−オクチルオキシフェニルアミジン塩酸塩101
g (収率74%)をえた。
ついで、p−オクチルオキシフェニルアミジン塩酸塩1
00g(0,37モル)とジエチル エトキシエチレン
マロネート14.8g(0,37モル)を無水エタノー
ルに溶解し、ソヂウムエトキサイド7.6g (0,7
4モル)を加え、8時間加熱還流した。
ついでえられた黄色混合物を減圧濃縮し、残渣に冷水5
00 mlを加えたのち酢酸を加えてpH3に調整し、
濾過して、充分に水洗し、TIIPで再結晶してエチル
 2−(p−オクチルオキシフェニル)−4−ヒドロキ
シピリミジン−5−カルボキシレート90g  (収率
85%)をえた。
つぎに、えられたエチル 2−(p−オクチルオキシフ
ェニル)−4−ヒドロキシピリミジン−5−カルホキシ
レー) 5 g(0,013モル)を25m1のオキシ
塩化リンに溶解して3時間加熱還流したのち、過剰のオ
キシ塩化リンを減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(展開溶剤二CIICI)x)で精製する
ことによりエチル 2−(p−オクチルオキシフェニル
)−4−クロロピリミジン5−カルボキシレート4.9
g(収率91%)をえた。
ついでエチル 2−(p−オクチルオキシフェニル)−
4−クロロピリミジン−5−カルボキシレート4.9g
(0,012モル)をエタノール100 mlに溶解し
、酢酸カリウム存在下、Pd/BaSO40,3gで還
元して、エチル 2−(p−オクチルオキシフェニル)
ピリミジン−5−カルボキシレート 4.0g(収率9
3%)をえた。えられた化合物はill−NMRによっ
て確認した。その結果はつぎのとおりであった。
IH−NMR(300MIlz 、δ値ppm 、 C
DCl 3 )  :0.84(t、311)  、 
 1.28(m、1oll)、1 、47 (t 、 
311)、 1.78(a+、211)、4.00(t
、2H)、4.41(Q、211)、0.90(d、2
1)、8.42(d、211)、9.22(s、211
) 0(S)体の4’−11″−(デカノイルオキシ)エチ
ル)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピ
リミジン−5−カルボキシレートの合成エチル 2−(
p−オクチルオキシフェニル)ピリミジンー5−カルボ
キシレート 4.Og(0,011モル)を1.1当量
の水酸化カリウムを溶解した80%エタノール水溶液中
で5時間加熱還流して加水分解した。
えられた2−(p−オクチルオキシフェニル)ピリミジ
ン−5−カルボン酸2,9g(0,009モル)と製造
例3の(のでえられた(S)体の1−(p−ヒドロキシ
フェニル)エタノールのデカン酸エステル2.6g (
0,009モル)を20m1の塩化メチレンに溶解し、
ついでジシクロへキシルカルボジイミド1.8g(0,
009モル)とトリエチルアミン0.9g(0,009
モル)を加えて40時間反応させた。反応終了後、減圧
濃縮してクロロホルム50m1を加え、0.1規定の希
塩酸、水、0.1規定の水酸化カリウム溶液、水で洗浄
した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮し、シリ
カゲルクロマトグラフィー(展開溶剤:クロロホルム)
で精製して、(S)体の4’ −11”−(デカノイル
オキシ)エチル)フェニル 2−(p−オクチルオキシ
フェニル)ピリミジン−5−カルボキシレート 3.8
g  (収率71%)をえた。
比旋光度:  [ffl ”−−34,5’ (c−1
、CH(J3)透明点: 98.9℃ IH−NMRSFT−IRの結果はつぎのとおりであっ
た ”H−NMR(300MHz 0.88(m、8H) 1.47(m、2H) 1.82(al、2H) 2.31(t、2H) 5.91(Q、1H) 7.21(d、2H) 8.49(d、2H) FT−IR(cm−1)  : 3039. 1697. 1388. 1199. 964. 771゜ 2954. 1589. 1377. 1168. 941. 748、 δ値ppm 、CDCl3 )  : L、25(m、20H)、 1.53(d、3H)  、 1.81(IQ、2H)  、 4.04(t、2H)  、 7.00(d、2H)  、 7.42(d、2H)  、 9.38(d、2H) 2924. 1543. 1334. 1103. 910. 721. 2870. 1508. 1288. 1057. 888. 651゜ 2854. 1485、 ■257. 1oin。
852. 555. 1739. 1438. 1242. 976. 802. 528. 497、 486、 451 実施例2 (’S)体の4’−11”−(ヘプタノイルオキシ)エ
チル)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)
ピリミジン−5−カルボキシレートの合成(S) 体の
1−(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのデカン酸
エステルのかわりに製造例3の0)でえられた(S)体
の1−(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのへブタ
ン酸エステルを用いたほかは、実施例1の0と全く同様
の操作を行ない、(S)体の4’−11”−(ヘプタノ
イルオキシ)エチル)フェニル 2−(p−オクチルオ
キシフェニル)ピリミジン−5−カルボキシレート 3
.4g(収率B8%)をえた。
比旋光度:  [a ]20−−37.0’ (cml
、 CHCf 3)透明点: 103.9℃ IH−NMR,、FT−IHの結果はっぎのとおりであ
った。
lH−NMR(300MHz 、δ値ppm %CDC
# s )  :0.8B(11,6H)、 1.25
(m、14H)、1.47(a+、2H)  、 1.
53(d、311)  、1.62(11,211) 
 、 1.81(+++、2H)  、2.31(t、
2H)  、 4.o4(t、2H)  、5.91(
q、IH)  、 7.00(d、2H)  、7.2
1(d、21()  、 7.42(d、2+1>  
、8.49(d、2+1)  、 9.38(d、2H
)FT−IR(am−1)  : 3039.2954.2927.2873.2854.
1739.1897.1589.1543.1508.
1465.1438.1388.1377.1334.
1288.1257.1238.1199.1188.
1103.1o57.1018、976.937、91
4、883、852、771. 748.725、 (
i51. 555、532実施例3 (S)体の4’−(1″−(ブタノイルオキシ)エチル
)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピリ
ミジン−5−カルボキシレートの合成(S)体の1−(
p−ヒドロキシフェニル)エタノールのデカン酸エステ
ルのがわりに製造例3の(i)でえられた(S)体の1
−(p−ヒドロキシフエニル)エタノールのブタン酸エ
ステルを用いたほかは、実施例1の0と全く同様の操作
を行ない、(S)体の4’−(1″−(ブタノイルオキ
シ)エチル)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェ
ニル)ピリミジン−5−カルボキシレート 3.2g 
 (収率6B%)をえた。
比旋光度:  [a] 20−−40.3°(e−L 
CHC# 3)透明点: 107.8℃ IH−NMR,FT−IHの結果はつ′ぎのとおりであ
った。
’H−NMR(300MHz 、δ値ppIn 、 C
DCl! 3 )  :0.89(m、8H)、 1.
35(m、8H)1.50(m、2H)、 1.55(
d、3H)1.70(m、2H)   1.82(a、
2H)2.32(t、2H)   4.10(t、2H
)、5.91(Q、IH)  、 6.99(d、、2
H)  、y、20(d、2H)    7.42(d
、2H)  、8.49(d、2H)   9.37(
d、2H)FT−IR(c+a−’)  : 3040.2954.2927.2873.285B、
 1739.1697.1589.1543.1508
.148B、1438.1390.1377.1335
.1288.1257.1238.1200、ttaa
、1105.1057.1018、 978.937、
 914、 883、 853、 773、 748.
727、 651、 555、 534実施例4 (R)体の4’−11”−(デカノイルオキシ)エチル
)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピリ
ミジン−5−カルホキシレー・トの合成(S)体の1−
(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのデカン酸エス
テルのかわりに製造例3の0でえられた(R)体の1−
(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのデカン酸エス
テルを用いたほかは、実施例1の(至)と全く同様の操
作を行ない、(R)体の4’−11”−(デカノイルオ
キシ)エチル)フェニル 2−(p−オクチルオキシフ
ェニル)ピリミジン−5−カルボキシレート 3.7g
  (収率B8%)をえた。
比旋光度:  [a ] 2o−+ a4.5°(c−
1,CHC# 3)透明点: 911.9℃ IH−NMR,FT−IHの値は実施例1の0と同様の
結果となった。
実施例5 (R)体の4’−11”−(ヘプタノイルオキシ)エチ
ル)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピ
リミジン−5−カルボキシレートの合成(S)体の1−
(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのデカン酸エス
テルのかわりに製造例3の(へ)でえられた(R)体の
1−(p−・ヒドロキシフェニル)エタノールのへブタ
ン酸エステルを用いたほかは、実施例1の■と全く同様
の操作を行ない、(R)体の4’−11”−(ヘプタノ
イルオキシ)エチル)フェニル 2−(p−オクチルオ
キシフェニル)ピリミジン−5−カルボキシレート 3
.5g(収率70%)をえた。
比旋光度: [αJ 20− + 37.8°(C−1
、CuCl3)透明点7103.9℃ IH−NMR,FT−IHの値は実施例2と同様の結果
となった。
実施例6 (R)体の4’−(1”−(ブタノイルオキシ)エチル
)フェニル 2−(p−オクチルオキシフェニル)ピリ
ミジン−5−カルボキシレートの合成(S) 体の1−
(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのデカン酸エス
テルのかわりに製造例3の0でえられた(R)体の1−
(p−ヒドロキシフェニル)エタノールのブタン酸エス
テルを用いたほかは、実施例1の■と全く同様の操作を
行ない、(R)体の4’−(1”−(ブタノイルオキシ
)エチル)フェニル 2−(1)−オクチルオキシフェ
ニル)ピリミジン−5−カルボキシレート 3.0g 
 (収率65%)をえた。
比旋光度:  [Cl 20−+41.Lo(c−1、
CuCl2)透明点7107.8℃ IH−NMR,FT−IHの値は実施例3と同様の結果
となった。
実施例7 (S)体の4”l 1”’−(デカノイルオキシ)エチ
ル)フェニル 4−(トランス−2’−(5’  −ヘ
プチル)−1’、3’−ジオキサニル)ベンゾエートの
合成(1)2−へブチル−1,3−プロパンジオールの
合成無水エタノール400 mlに金属ナトリウム18
.4g(0,8モル)を加え、さらにマロン酸ジエチル
lug(0,8モル)および臭化へブタン143.1g
(0,8モル)を加え、8時間加熱還流した。エタノー
ルを減圧留去してジエチルエーテル500m1を加え、
水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した。
えられたヘプチルマロン酸ジエチル100gを無水ジエ
チルエーテルに溶解し、リチウムアルミニウムヒドリド
28.7gを分散させた2 70 mlのジエチルエー
テル溶液に滴下し、15時間撹拌した。ついで、えられ
た反応混合物に3規定の塩酸を少しずつ加えて過剰のリ
チウムアルミニウムヒドリドを不活性化し、10%炭酸
ナトリウム水溶液、水で洗浄したのち、エーテル層を硫
酸マグネシウムで乾燥した。ついで、エーテルを減圧留
去し、シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶剤:ヘキ
サン/酢酸エチル−411)で精製後、減圧蒸留して2
−へブチル−1,3−プロパンジオール41.2g(収
率5B%)をえた。
IH−NMRの結果はつぎのとおりであった。
IH−NMR(300MIIz 、δ値ppm 、 C
DCl3 )  :0、H(t、311)、 1.22
(br、s、1211)、1.73(m、111)、2
.88(br、s、211)、3.80(m、2H)、
3.78(n、211)(ii)トランス−2−(p−
メトキシカルボニルフェニル)−5−ヘプチル−1,3
−ジオキサンの合成(1)でえられた2−へブチル−1
,3−プロパンジオール19g(0,11モル)、テレ
フタルアルデヒド酸メチル18g(0,11モル)およ
びスルホサリチル酸0.07g(0,0003モル)を
100 mlのベンゼンに溶解し、24時間還流脱水し
た。室温に冷却後、0、INの水酸化ナトリウム、水で
洗浄して有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。ついで
有機層を減圧留去し、残渣をメタノールで再結晶、濾過
、乾燥して、トランス−2−(p−メトキシカルボニル
フェニル)−5−ヘプチル−1,3−ジオキサン14.
5g(収率41%)をえた。IH−NMRの結果はつぎ
のとおりであった。
lH−NMR(300Mllz 、δ値ppa+ 、 
CDC#3)  :0.88(t、311)  、  
1.08(m、2H)  、1.28(br、s、10
11)  、  2.11(1,111)  、3.5
2(t、2+1)  、 3.88(s、311)  
、4.23(11,211)  、  5.41(s、
LH)  、7.53(d、2H)    8.02(
d、211)(至)(S)体の4”−(1″’−(デカ
ノイルオキシ)エチル)フェニル 4−(トランス−2
’−(5’  −へブチル)−1’、3’−ジオキサニ
ル)ベンゾエートの合成 (ト)でえられたトランス−2−(p−メトキシカルボ
ニルフェニル)−5−ヘプチル−1,3−ジオキサン5
g(0,018モル)をメタノールに溶解し1.2当量
の水酸化カリウムを加え8時間加熱還流した。
メタノールを減圧留去後、300 mlの酢酸エチルを
加え、−10℃に冷却しながらlO%H(J水溶液で中
和した。ついで有機層を濃縮後、メタノールで再結晶す
ることにより、トランス−2−(p−ヒドロキシカルボ
ニルフェニル)−5−ヘプチル−1゜3−ジオキサン4
.zg(収率8G%)をえた。
ついでえられたトランス−2−(p−ヒドロキシカルボ
ニルフェニル)−5−ヘプチル−1,3−ジオキサン3
 g(0,01モル)、トリエチルアミン 1゜Og 
ピリジン0.8gを塩化メチレン150 mlに溶解し
、クロロギ酸イソブチル1.4g(0,01モル)を加
え5時間撹拌した。さらに製造例3の(B)でえられた
(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エタノール
のデカン酸エステル2.9g(0,01モル)の塩化メ
チレン溶液を加え、室温で20時間撹拌、反応させた。
反応混合物を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィ
ー(展開溶剤:CHCFJ)で精製し、(S)体の4”
 −11”’−(デカノイルオキシ)エチル)フェニル
 4−(トランス−2’−(5’  −へブチル−1’
、3’−ジオキサニル)ベンゾエート3.3g(収率B
2%)をえた。なお、このものは、液晶性を有していた
比旋光度:  [a ] ” −−32,8’ (c=
l、CHCFJ)透明点: H,9℃ IH−NMR,FT−IHの結果はつぎのとおりであっ
た。
’H−NMR(300MHz 、δ値ppm 5CD(
!3)  :0.8ft(Im、611)  、  1
.11(II!、211)  、t、27(+a、22
11)、  1.52(d、311)  、1.60(
m、211)  、 2.12(a+、1II)  、
2.30(t、211)  、 3.51(t、211
)  、4.25(m、2H)  、  5.46(s
、LH)  、5゜90(Q、LH)  、 7.18
(d、2H)  、7.39(d、2H)  、 7.
81(d、2)1)  、8.17(d、2H) FT−IR(ca+−1)  : 2958.2924.2850、1739、1724、
1812.1512.1465.1415.1384.
1342.1334.1288、1269、1238、
1215.1184、1172.1141、 1130
、1084、1057、101B、  995.97B
、  956、 941.  895、 871.  
841.817、 775、 75B、  721. 
 705、 898.655、 590、 551 実施例8 (S)体の4”−(1”’−(ヘプタノイルオキシ)エ
チル)フェニル 4−(トランス−2’−(5’  −
へブチル)−1’ 、 3’−ジオキサニル)ベンゾエ
ートの合(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エ
タノールのデカン酸エステルのかわりに製造例3の(B
)でえられた(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル
)エタノールのへブタン酸エステルを用いたほかは、実
施例7の■と全く同様の操作を行ない、(S)体の4″
−11”’−(ヘプタノイルオキシ)エチル)フェニル
 4−(トランス−2’−(5’  −へブチル)−1
’ 、 3’−ジオキサニル)ベンゾエート3.7g(
収率B8%)をえた。
比旋光度:  [a] 20−−39.5’ (cml
、CIICI)x)透明点771.3℃ IH−NMR,FT−IRの結果はつぎのとおりであっ
た。
IH−NMR(300MHz 、δ値ppa+ 5CD
(J 3 )  :0.86(s、8H)、 1.LL
(m、2H)、1.27(br、s、16H)、 1.
52(d、3H)、1.61(1,2H)   2.1
2(1,IH)、2.31(t、2H)、 a、54(
t、2H)、4.24(m、2H)、 5.48(S、
LH)、5 、90 (q、 ilり  、 7.18
(d、211)  、7.39(d、211)  、 
7.61(d、2H)  、8.17(d、211) FT−IR(co+−’)  : 2958、2924、2854、1739、1724、
1812.1512、1465、1415、1384、
134B、 1334.1292、1273、1238
、1219、1208、1188.1172、1130
、1084、1080、101B、  995.97B
、  956、 895、 871.  841、 7
5B1725、 705、 690、 855、 59
0、 547実施例9 (S)体の4”11“′−(ブタノイルオキシ)エチル
)フェニル 4−(トランス−2’−(5’ −へブチ
ル)−1’、3’−ジオキサニル)ベンゾエートの合成
(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エタノール
のデカン酸エステルのかわりに製造例3の(i)でえら
れた(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エタノ
ールのブタン酸エステルを用いたほかは、実施例7の0
と全く同様の操作を行ない、(S)体の4” −11”
’−(ブタノイルオキシ)エチル)フェニル 4−(ト
ランス−2’−(5’ −へブチル)−1’、3’−ジ
オキサニル)ベンゾエート 3.4g(収率69%)を
えた。
比旋光度: [α] ” = −48,5” (c−1
、CICI)3)透明点780.9℃ IH−NMRSFT−IRの結果はつぎのとおりであっ
た。
’)I−NMR(300MHz 、δ値ppffl、 
CD(J 3 )  :0.91(m、6H)、 1.
13(ffl、2H)1.29(1,l0H)、 1.
53(d、3H)、1.85(s、2H)   2.2
1(m、1tl)、2、a4(t、2H)、 3.70
(t、2H)、4.23(m、2H)、 5.48(s
、IH)、5.90(Q、lH)、 7.18(d、2
H)、7.39(d、2H)   7.81(d、28
)、8.17(d、2H) FT−IR(cm−1)  : 2960.292B、2856.1739.1724.
1B12.1512、1465、1415.1384、
1346.1334.1292、1273、1240、
1219、1208、1190、1172.1130.
108B、1060.1018、 995.976、 
956、 895、 871、 843、 75B、7
25、 708、 690、 657、 590、 5
48実施例l0 (R)体の4”−11”’ −(デカノイルオキシ)エ
チル)フェニル 4−(トランス−2’−(5’ −へ
ブチル)−1/ 、 3/−ジオキサニル)ベンゾエー
トの合成(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エ
タノールのデカン酸エステルのかわりに製造例3の(へ
)でえられた(R)体のL−(p−ヒドロキシフェニル
)エタノールのデカン酸エステルを用いたほかは、実施
例7の面と全く同様の操作を行ない、(R)体の4”−
11”’−(デカノイルオキシ)エチル)フェニル 4
−(トランス−2’−(5’ −へブチル)−1’ 、
 3’−ジオキサニル)ベンゾエート3.9g(収率B
7%)をえた。
相転移温度: なお、相転移温度は、ホットステージ付偏光顕微鏡を用
いて測定した。
比旋光度:  [αl 2o−+33.7’ (c=l
、 CHCl3)透明点: 80.9℃ IH−NMRSFT−IRの値は実施例7の0と同様の
結果となった。
実施例11 (R)体の4”−11”’ −(ヘプタノイルオキシ)
エチル)フェニル 4−(トランス−2’−(5’  
−へブチル)−17、3/−ジオキサニル)ベンゾエー
トの合成 (S) 体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エタノー
ルのデカン酸エステルのかわりに製造例3の(へ)でえ
られた(R)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エタ
ノールのへブタン酸エステルを用いたほかは、実施例7
の■と全く同様の操作を行ない、(R)体の4” −1
1”’−(ヘプタノイルオキシ)エチル)フェニル 4
−(トランス−2’−(5’  −へブチル)−1’ 
、 3’−ジオキサニル)ベンゾエート3.8g(収率
70%)をえた。
比旋光度:  [12] 20−+40.4°(c−1
、ClClり透明点771.3℃ IH−NMR,FT−IHの値は実施例8と同様の結果
となった。
実施例12 (R)体の4”−11”’−(ブタノイルオキシ)エチ
ル)フェニル 4−(トランス−2’−(5’  −へ
ブチル)−1’ 、 3’−ジオキサニル)ベンゾエー
トの合成(S)体の1−(p−ヒドロキシフェニル)エ
タノールのデカン酸エステルのかわりに製造例3の(へ
)でえられた(1?)体の1−(p−ヒドロキシフェニ
ル)エタノールのブタン酸エステルを用いたほかは、実
施例7の■と全く同様の操作を行ない、(R)体の4”
−11”’−(ブタノイルオキシ)エチル)フェニル 
4−1トランス−2’−(5’  −へブチル)−1’
、3’−ジオキサニル)ベンゾエート 3.3g(収率
66%)をえた。
比旋光度:  [a ] 20= + 47.5” (
c−L CH(J 3)透明点: 80.9℃ IH−NMRSFT−II?の値は実施例9と同様の結
果となった。
[発明の効果] 本発明の光学活性化合物は、強誘電性液晶混合物の成分
などとして有用な化合物であり、また本発明の製法によ
れば、該光学活性化合物を容易に製造することができる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は炭素数1〜15のアルキル基またはア
    ルキルオキシ基、R^2は炭素数1〜15のアルキル基
    、Aは▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼(X^1は水素原子
    、ハロゲ ン原子またはシアノ基)、Cは不斉炭素を表わす)で表
    わされる光学活性化合物。 2 一般式( I ): R^1−A−COOH(II) (式中、R^1は炭素数1〜15のアルキル基またはア
    ルキルオキシ基、Aは▲数式、化学式、表等があります
    ▼ または▲数式、化学式、表等があります▼(X^1は水
    素原子、 ハロゲン原子またはシアノ基)を表わす)で表わされる
    化合物を、一般式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^2は炭素数1〜15のアルキル基、■は不
    斉炭素を表わす)で表わされるパラヒドロキシフェニル
    エタノールの脂肪酸エステルによりエステル化すること
    を特徴とする請求項1記載の光学活性化合物の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02174765A (ja) * 1988-09-22 1990-07-06 Sumitomo Chem Co Ltd 光学活性な複素環化合物、その製造法、それを有効成分とする液晶組成物およびこれを用いてなる液晶素子

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JPH02174765A (ja) * 1988-09-22 1990-07-06 Sumitomo Chem Co Ltd 光学活性な複素環化合物、その製造法、それを有効成分とする液晶組成物およびこれを用いてなる液晶素子

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