JPH03151109A - 熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法 - Google Patents

熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法

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JPH03151109A
JPH03151109A JP1289169A JP28916989A JPH03151109A JP H03151109 A JPH03151109 A JP H03151109A JP 1289169 A JP1289169 A JP 1289169A JP 28916989 A JP28916989 A JP 28916989A JP H03151109 A JPH03151109 A JP H03151109A
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JP
Japan
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rolling
stand
thickness
deviation
plate thickness
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Pending
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JP1289169A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
博 吉田
Tomohito Koseki
智史 小関
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • B21B37/165Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions responsive mainly to the measured thickness of the product

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、複数のスタンドを有する熱間連続圧延機に被
圧延材を通板する際、該圧延材の板厚を制御する熱間連
続圧延機における通板時の板厚制御方法の改良に関する
【従来の技術】
熱間連続圧延機、例えば熱間速続仕上圧延機の通板時に
おいて、コイルの先端から良好な板厚を得るためには、
予め各スタンドの圧下位置を適正な位置に設定(セット
アツプ)する必要がある。 従来、各スタンドの圧下設定は、過去の圧延データから
の類推、作業者の経験等から行われていたが、最近では
圧延理論式(圧延荷重式、変形抵抗式、被圧延材温度式
等)を駆使して計算機により行われることが多くなって
きている。この計算機による各スタンドの圧下設定は、
計算機に放射温度計等により検出される圧延機入口側の
被圧延材の表面温度データを入力し、このデータを計算
機に予め設定された理論式に基づいて処理を打製圧下設
定値を算出し、この圧下設定値に基づい1各スタンドの
圧下設定を行うというものである。 しかしながら、理論計算により各スタンドの圧下設定を
行ったとしても、実際にそれらが創Iとなっているとは
言い難く、良好な板厚がコイノ!の先端から得られると
は限らなかった。それは、セットアツプ計算に用いる理
論式自体に精度上σ問題が存在するため、及び、計算の
入力条件として必要な、放射温度計等により検出される
仕上B延機入側の被圧延材の表面温度に検出誤差が存檀
するためである。このうち、前者の理論式につへては、
圧延実績データの集積により改善され得石が、後者の仕
上圧延機入側の被圧延材温度に関しては、高精度に測定
することは現状では困難で夕る。即ち、温度測定は、被
圧延材の表面性状、夕るいは水乗り等の問題により、測
定値と実際値力食い違うことが多々あるだけでなく、セ
ットアツプ計算に必要であるのは板厚方向の平均温度で
あり、これは実測表面温度から推定する以外に方性がな
い。 以上の点から、良好な板厚をコイルの先端がち得るため
には、通板中に各スタンドの圧下位置を適正な値に修正
する必要がある。この対策としては、ゲージメータAG
C(Autoiatic  GaugeControl
)’を通板時がら採用することが考えられるが、フィー
ドバック制御であるため制御の応答性が問題になること
、ゲージメータ式で必要な実ロール開度が圧延によるロ
ールの熱膨弦及び摩耗等で変化するなめ正確な板厚が算
出されないこと等により、コイルの先端から良好な板厚
を得ることは困難である。 又、その他の方法として、前段スタンドの圧延荷重偏差
のみを、あるいはスタンド間厚み計による板厚と当該厚
み計の上流側の圧延荷重の両者を検出し、これより変形
抵抗偏差を算出し、変形抵抗偏差が後段スタンドにおい
ても同一、あるいは変形抵抗の変化率が各スタンド同一
と仮定して、後段スタンドの圧下位置を短時間内に修正
する方法(特公昭51−2061、特開昭63−220
915)が提案されている。 しかしながら、変形抵抗は、被圧延材温度、圧下率、化
学成分の複雑な関数であり、前段スタンドの変形抵抗か
ら後段スタンドの変形抵抗を予測することは困難である
。 一方、発明者等は、上記の問題点を解決するものとして
、既に、特開昭60−247408において、連続圧延
機に通板する際に、被圧延材の先端が上流からi番目の
スタンドに噛み込まれた時点で、当該第iスタンドの圧
延荷重偏差及び圧下位置偏差を検出し、該圧延荷重偏差
及び圧下位置偏差の検出値により当該第iスタンドでの
被圧延材の温度偏差及び出側板厚偏差を算出し、該温度
偏差及び出側板厚偏差の算出値により次段第i+1スタ
ンドでの被圧延材の温度偏差及び入側板厚偏差を予測し
、該温度偏差及び入側板厚偏差の予測値により第i+1
スタンドの圧下位置の修正量を算出し、被圧延材の先端
が第i+1スタンドに噛み込まれる前に、該第i+1ス
タンドの圧下位置の修正を行うことを特徴とする連続圧
延機における通板時の板厚制御方法を開示している。 この方法によれば、圧下スクリューの回転及び油圧シリ
ンダの動きから検出した圧下位置が、実際のロール開度
(上下ワークロール間の間隙)と一致する場合には、コ
イルの先端から目標の板厚を得ることができるという利
点を有する。
【発明が達成しようとする課I!!】
しかしながら、圧延本数が増えるに連れてロールの熱膨
脹及び摩耗が発生し、検出圧下位置がロール開度と一致
しなくなると、正しい出側板厚偏差を算出することがで
きず、板厚制御が不安定になるという問題点があった。 本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたも
ので、検出した圧下位置がロール開度に一致しない場合
でも、精度良く安定な圧下修正を行うことができ、コイ
ルの先端から目標の板厚を確実に得ることができる熱間
連続圧延機における通板時の板厚制御方法を提供するこ
とを課題とする。
【課題を達成するための手段】
本発明は、複数のスタンドを有する熱間連続圧延機に被
圧延材を通板する際、該圧延材の板厚を制御する熱間連
続圧延機における通板時の板厚制御方法において、スタ
ンド間に少なくとも1台の厚み計を設け、被圧延材の先
端が当該厚み計の上流側の所定のスタンドを通過した時
点で当該スタンドの圧延荷重偏差及び圧下位置偏差を検
出し、次に、先端が当該厚み計を通過した時点で板厚を
検出し、これらの検出値からゲージメータ式の補正量と
、先端が末だ噛み込まれていない後行スタンドでの被圧
延材の圧延温度偏差及び入側板厚偏差とを予測し、これ
らの予測値より後行スタンドの圧下位置を修正すること
により、前記課題を達成したものである。
【作用】
本発明は、熱間連続圧延における板厚変動の主たる原因
が温度変動と入側板厚変動であり、この温度変動と板厚
変動は圧延荷重変動と圧下位置変動として認識できるこ
とに着目してなされたものである。 従来、特開昭60−247408ではこの点、に着目し
、第iスタンドの圧延荷重偏差ΔPiと圧下位置偏差Δ
Siの検出を行い、この第iスタンドにおいて検出され
た圧延荷!(I差ΔPiと圧下位置偏差ΔStから被圧
延材の温度偏差ΔTiと出側板厚偏差Δ旧を計算する処
理を行い、この計算によって求められた第iスタンドに
おいての温度偏差ΔTiと出側板厚偏差Δ旧から第iス
タンド以降にある第jスタンドでの温度偏差ΔTjと入
側板厚偏差ΔHjを計算する換算処理を行い、この換算
処理によって得られた第iスタンド以降の第jスタンド
での温度偏差ΔTjと入側板厚偏差ΔHjから圧下位置
修正量Δs ’ jを求める計算処理を行い、この修正
量計算処理により得られた圧下位置修正量Δs ’ j
により第jスタンドの圧下位置修正を行うという技術を
開示している。 しかしながら、前述の通り、圧延本数が進むに連れてロ
ールの熱膨脹及び摩耗が発生し検出圧下位置がロール開
度と一致しなくなる場合には、板厚制御の精度が悪化す
るという問題点を有していた。 それで本発明では、連続圧延機内に厚み計を配し、この
厚み計によって得られる板厚から検出圧下位置を求める
ことによって、ロールの熱膨脹及び摩耗が発生したとし
てもロール開度と一致した正しい検出圧下位置を求める
ことができるようにして、安定した板厚制御が行えるよ
うにしたものである。
【実施例] 以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。 第2図は、本実施例が適用される熱間連続圧延機であり
、圧延スタンドの段数がif段で構成されている。被圧
延材8は第2図において左方から送り出されるが、被圧
延材先端8Aは厚み計9のやや右方の位置にある。各圧
延スタンドはワークロール10とバックアップロール1
2によって構成され、該圧延スタンドにおいての圧延荷
重偏差ΔPはロードセル14によって検出され、圧下位
置偏差ΔSは圧下位置制御装置16によって検出され、
この圧下位置制御装置16は計算機22から入力される
圧下位置修正量ΔS IIによって指令される位置に圧
延スタンドの圧下位置を修正する。 計算8122にはロードセル14により検出される圧延
荷重偏差ΔPと圧下位置制御装置16によって検出され
る圧下位置偏差ΔSと厚み計によって検出される板厚Δ
hXが計算機22に入力され、計算機22は、この入力
されたデータに基づいて第1図のフローチャートに示さ
れるような処理を内部で行い、この処理結果に基づいて
各圧延スタンドに対して圧下位置修正量ΔS 11を出
力する。 計算機22の内部で行われる処理は第1図のフローチャ
ートに示される通りである。第i−1スタンド検出処理
ステップ40では、被圧延材先端8Aが第i−1スタン
ドに噛み込まれた時点で、この第i−1スタンドに配置
されたロードセル14と圧下位置制御装置16により圧
延荷重偏差ΔP (i−1)と圧下位置偏差Δ5(i−
1)を検出する処理を行う、第iスタンド検出処理ステ
ップ42では、被圧延材先端8Aが第1スタンドに噛み
込まれた時点で、第iスタンドに配置されたロードセル
14と圧下位置制御装置16により圧延荷重偏差ΔPi
ど圧下位置偏差ΔS1を検出する処理を行う、第iスタ
ンド厚み偏差測定ステップ44では、被圧延材先端8A
が厚み計9を通過した時点で、この厚み計9により厚み
偏差測定値Δ旧を検出測定する。各スタンド補正量計算
ステップ46では、前記第iスタンド検出処理ステップ
42で検出した圧延荷重偏差ΔPiと圧下位置偏差ΔS
iと予め定められた計算式に基づいて各スタンドのゲー
ジメータ式の補正量ΔS′を計算する処理を行う、各ス
タンド温度偏差計算ステップ48では、第i−1スタン
ド検出処理ステップ40で検出を行った圧延荷重偏差Δ
P (;−+ )と圧下位置偏差ΔS (H−1)と第
1スタンド検出処理ステツプ42で検出を行った第iス
タンドの圧延荷重偏差ΔPiと圧下位置偏差ΔS1と第
iスタンド厚み偏差測定ステップ44で検出を行った厚
み偏差測定値Δ旧と予め定められた計算式に基づいて、
被圧延材先端8Aが第i+1以降の各スタンドに噛み込
まれた時の被圧延材の圧延温度偏差ΔT 11を予測計
算する処理を行う、各スタンド圧下位置修正量計算ステ
ップ50では、第iスタンド厚み偏差測定ステップ44
で得られた厚み偏差測定値Δ旧と各スタンド補正量計算
ステップ46で得られた補正量ΔS′と各スタンド温度
偏差計算ステップ48で得られた圧延温度偏差ΔT I
Iと予め定められた計算式に基づいて、圧下位置修正量
ΔS IIを計算する処理を行う、各スタンド圧下位置
修正量出力ステップ52では、各スタンド圧下位置修正
量計算ステップ50で得られた圧下位置修正量ΔS I
Iを該当する圧延スタンドの圧下位置制御装置16に出
力し、この出力値に基づいて、該圧下位置制御装置16
は圧延スタンドの圧下位置の調整を行うことによって被
圧延材8の板厚の制御を行う。 以下、実施例の作用を説明する。 第2図において、左方から送り込まれる被圧延材8の先
端8Aは第i−1スタンド、第iスタンド、厚み計9の
位置を順に通過していく、これらの圧延スタンドを通過
する時点でそれぞれの圧延スタンドに配置されたロード
セル14と圧下位置制御装置16により圧延荷重偏差Δ
P t r−+ )、ΔPi、圧下位置偏差ΔS (+
−+ ) 、ΔSiが検出される。又厚み計9の配置さ
れている位置を被圧延材先端8Aが通過する時点で、こ
の厚み計9により厚み偏差測定値Δhiが検出される。 これら検出及び測定の処理は第1図のフローチャートに
おいては40.42.44の各ステップに相当する。 計算機22では、前記圧延荷重偏差ΔPiと圧下位置偏
差ΔSiと厚み偏差測定値Δhiとから、まず、第iス
タンドのゲージメータ式の補正量ΔS′iが次式により
計算される。 ΔS’i=Δhi −(ΔSi+ΔPi/Mi)・・・
 (1) このMiは第iスタンドにおいてのミル定数である。 続いて、この第iスタンドのゲージメータ式の補正量Δ
S′iから計算6122により第iスタンド以外の第i
−1から最終(if)スタンドまでのそれぞれのスタン
ドのゲージメータ式の補正量ΔS′jが次式により求め
られる。 ΔS’ j =Cj XΔS’i       ・・・
(2)ここで、Cjは各スタンドのロールの熱膨脹及び
摩耗の経時変化の違いを補正する係数であり、jは(i
−1)と(i+1)から(if)までの整数である。 これら計算式(1)と(2)における計算処理は第1図
のフローチャートにおいては各スタンド補正量計算46
に相当する。 次に、計算8122では、圧延荷重偏差ΔP (1−1
)とΔPiと厚み位置偏差ΔS(ト1)とΔSiと厚み
偏差測定値Δhiとゲージメータ式の補正量ΔS’ に
−+)から被圧延材先端8Aが第iスタンド以降の各ス
タンドに噛み込まれた時の被圧延材の圧延温度偏差ΔT
 IIを予測計算するが、まず次式により第i−1スタ
ンドのゲージメータ板厚Δh9(N→)を計算する。 Δhキ(i() = Δ S (i−目 ) + Δ P  (+−書 
)/M(!−箇 ) 十 Δ S’t  i−言 ) 
  ・・・ (3)続いて、次式により被圧延材先端8
Aが第iスタンドのロール10に噛み込まれた時点での
被圧延材8の圧延温度偏差ΔT°″iを次式仁より計算
する。 ΔT゛″ i=(ΔPi (aP/aH)iX  Δh”tH−1)(aP/ah
)iXΔhf) / (a P/’aT)  i         ・・
・ (4)ここで、(2JP/aH)i、(c)P/c
)h ) t、(aP/aT)iは第iスタンドの圧延
荷重Pに及ぼす入側板厚H1、出側板厚h1、圧延温度
Tiの影響係数である。 第iスタンドにおける被圧延材8の圧延温度偏差ΔTI
I iにより、被圧延材先端8Aが第(1+1)スタン
ド以降の第jスタンドのロール10に噛み込まれた時点
での被圧延材8の圧延温度偏差ΔT°″jを次式で求め
る。 ΔT”j = (aTj /aTi )XΔT°″i(
i+1≦j≦ifl   ・・・(5)ここで、(aT
j/aTi)は第jスタンド圧延温度偏差Tjに及ぼす
第iスタンド圧延温度偏差Tiの影響係数である。 このようにして被圧延材先端8Aが第1スタンド以降の
ロール10に噛み込まれたときの被圧延材の圧延温度偏
差ΔT 11を予測計算することができるが、この予測
計算を行う処理は第1図のフローチャートにおいての各
スタンド温度偏差計算ステップ48に相当する。 続いて、計算機22は厚み偏差測定値Δ旧と各スタンド
のゲージメータ式の補正量ΔS′と被圧延材8の圧延温
度偏差ΔT 11と次式により第i+1スタンド以降に
ある第jスタンドにおける圧下位置修正量Δs ’ j
を求める。 As”J =  (c)P/aT) JxAT”j+ 
(aP/aH)J XΔHj ) / M j+ΔS′j   ・・・(6)ΔHj=(Δ
hi (j=i+1のとき)、 (i+2≦j≦ifのとき)) ・・・ (7) このようにして計算8!22は第i+1スタンド以降に
ある第jスタンドにおける圧下位置修正量Δs ’ j
を算出することができるが、この算出処理は第1図のフ
ローチャートにおける各スタンド圧下位置修正量計算ス
テップ50に相当する。 最終的に計算機22は第jスタンドの圧下位置を修正す
ることによる板厚制御を行うために、前記第Jスタンド
における圧下位置修正量ΔS′°jを該第jスタンドに
配置された圧下位置制御装置16に出力を行い、この第
jスタンドに配置された圧下位置制御装置16は被圧延
材先端8Aが第jスタンドのワークロール10に噛み込
まれるよりも前にこの圧下位置修正量Δs ’ jを元
にして圧延ロールの圧下位置の修正を行い正しい板厚を
得ることができるように制御を行う。 以上のように、本実施例では、被圧延材の先端8Aが上
流から第1番目のスタンドに噛み込まれた時点で当該第
iスタンド及びその近傍における圧延荷重偏差と圧下位
置偏差と厚み偏差測定値の検出を行い、この検出データ
に基づいてこの第1スタンド以降にある第jスタンドの
圧下位置の修正を行うことにより、通板時においての被
圧延材の先端から良好な板厚を得ることができるが、特
に、本実施例では前記の通り厚み計を配置することによ
り、圧延本数が進むに連れてロールの熱膨張及び阜耗が
発生し検出圧下位置がロール開度と一致しなくなる場合
においても正しい板厚制御を行うことができる。 なお、下記第1表に、7スタンド熱間連続仕上圧延機に
おける本発明法と、特開昭60−247408で提案し
た方法(以下比較法と称する)と、無制御の従来法のコ
イルの先端の板厚精度(最終出側板厚偏差の標準偏差)
を比較した結果を示す。 ここで、この第1表の比較法及び従来法のデータが特開
昭60−247408の明細書に記されたデータと異な
るのは、測定条件の相異によるものである。 第1表から明らかなように、本発明法は従来法だけでな
く、比較法に比べてもコイル先端の圧延不良が大幅に改
善され、歩留りの良好な圧延を実施することが可能とな
った。 なお、上記実施例は厚み計が1台の場合を示したが、厚
み計を2台設置することによって板厚制御を行うことも
できる0例えば、第i−1スタンドと第iスタンド間に
もう1台厚み計を設置可能の場合は、被圧延材先端8A
が当該厚み計を通過した直後に厚み偏差Δh (;−1
)を検出し、これを上記実施例のΔh (i−1)の代
わりに使用すればよい。 【発明の効果】 Δ旧・・・厚み偏差測定値。 以上説明した通り、本発明によれば、圧延本数が進むに
連れてロールの熱膨脹及び摩耗が発生し検出圧下位置が
ロール開度と一致しなくなった場合等においても、圧下
修正を確実に行うことができ、通板時においてもコイル
の先端がち良好な板厚を得ることができるという優れた
効果を優する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る熱間連続圧延機における通板時
の板厚制御方法の実施例を示すフローチャート、 第2図は、本発明が適用された、熱間連続仕上圧延機の
板厚制御装置の構成を示すブロック線図である。 8・・・被圧延材、    8A・・・被圧延材先端、
9・・・厚み計、      10・・・ワークロール
、12・・・バックアップロール、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のスタンドを有する熱間連続圧延機に被圧延
    材を通板する際、該圧延材の板厚を制御する熱間連続圧
    延機における通板時の板厚制御方法において、 スタンド間に少なくとも1台の厚み計を設け、被圧延材
    の先端が当該厚み計の上流側の所定のスタンドを通過し
    た時点で当該スタンドの圧延荷重偏差及び圧下位置偏差
    を検出し、次に、先端が当該厚み計を通過した時点で板
    厚を検出し、 これらの検出値からゲージメータ式の補正量と、先端が
    末だ噛み込まれていない後行スタンドでの被圧延材の圧
    延温度偏差及び入側板厚偏差とを予測し、 これらの予測値より後行スタンドの圧下位置を修正する
    ことを特徴とする熱間連続圧延機における通板時の板厚
    制御方法。
JP1289169A 1989-11-07 1989-11-07 熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法 Pending JPH03151109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06114424A (ja) * 1992-10-06 1994-04-26 Kawasaki Steel Corp ホットストリップ仕上圧延機における圧延制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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